少し涼しくなり、これなら歩ける!と、上野公園まで来たのが9/7夕刻。
そういえば、、、
お客様をご案内する時、上野公園入口から入ることが多いのですが、
ここでひとつ「今どき!上野公園注目の植物は」、やっぱり「これでしょ!」。
ということで朝ドラ「らんまん」の主人公(万太郎⇒モデル:牧野富太郎)にご縁のある話を…

上野公園入口に生えているこの「ササ」はちょっとしたエピソード持ちで、
名前は『イガザサ(伊賀笹)』と言います。
2023/1/22にご紹介済みですが、クマザサに似て非なることがわかっています。
少し伊賀上野がらみの視点から…
郷土の歴史夜咄会で「伊賀の牧野富太郎『黒川喬雄』(クロカワタカオ)と門下生」というお話があり、
その資料をもう一度じっくりと読み返したことと、
上野高校「(創立)70年のあゆみ」(全264頁)がたまたま手元にあったことで
二つの資料をめくるめく見ておりました。

昭和44年(1696)発行ということは、ワタシ高校一年生です。
当時そんな本をいただいたことさえ忘れていましたが、
多分実家から持ってきたのかもしれません(記憶が定かでない、けど手元にあることがラッキー)。
「70年のあゆみ」というのは、明治32年以降の学制の歴史本みたいなもので、
その中に「黒川喬雄先生」なる人物が幾度となく出てきます。
こちらは「夜咄会資料」

今でいう「生物」という教科は、植物学・動物学に分かれていたようで、
その植物学担当が黒川先生だった。
「剣道」の指導をされ、生徒指導もされ大変厳しい方だったようですが、
余暇には山野を歩き厖大な植物を蒐集されていた、とか。
そんな様子のイラスト画が掲載されているのです。
214,216頁
そして、上野公園を歩いていた時に「ササ」を見つけた、
それがなんと「新種」だったということで、それ以後も
伊賀地域でいくつもの新種植物を見つけられていたとのこと。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴≫です。
採ってはいけませんが、触ることはOKです、
ふつうのササ、葉っぱの裏側は細かい毛があるのでザラザラ感があります、
その違いを感じてもらえればいいかな、と思います。
その『イガザサ』はこんなところにもあって
俳聖殿敷地内
伊賀流忍者博物館敷地内のイガザサ。
ご案内する折があれば、こういうエピソードをお話しすると大変喜ばれる…気がします。
では、後編はまた…
そういえば、、、
お客様をご案内する時、上野公園入口から入ることが多いのですが、
ここでひとつ「今どき!上野公園注目の植物は」、やっぱり「これでしょ!」。
ということで朝ドラ「らんまん」の主人公(万太郎⇒モデル:牧野富太郎)にご縁のある話を…


上野公園入口に生えているこの「ササ」はちょっとしたエピソード持ちで、
名前は『イガザサ(伊賀笹)』と言います。
2023/1/22にご紹介済みですが、クマザサに似て非なることがわかっています。
少し伊賀上野がらみの視点から…
郷土の歴史夜咄会で「伊賀の牧野富太郎『黒川喬雄』(クロカワタカオ)と門下生」というお話があり、
その資料をもう一度じっくりと読み返したことと、
上野高校「(創立)70年のあゆみ」(全264頁)がたまたま手元にあったことで
二つの資料をめくるめく見ておりました。


昭和44年(1696)発行ということは、ワタシ高校一年生です。
当時そんな本をいただいたことさえ忘れていましたが、
多分実家から持ってきたのかもしれません(記憶が定かでない、けど手元にあることがラッキー)。
「70年のあゆみ」というのは、明治32年以降の学制の歴史本みたいなもので、
その中に「黒川喬雄先生」なる人物が幾度となく出てきます。
こちらは「夜咄会資料」

今でいう「生物」という教科は、植物学・動物学に分かれていたようで、
その植物学担当が黒川先生だった。
「剣道」の指導をされ、生徒指導もされ大変厳しい方だったようですが、
余暇には山野を歩き厖大な植物を蒐集されていた、とか。
そんな様子のイラスト画が掲載されているのです。


そして、上野公園を歩いていた時に「ササ」を見つけた、
それがなんと「新種」だったということで、それ以後も
伊賀地域でいくつもの新種植物を見つけられていたとのこと。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴≫です。
採ってはいけませんが、触ることはOKです、
ふつうのササ、葉っぱの裏側は細かい毛があるのでザラザラ感があります、
その違いを感じてもらえればいいかな、と思います。
その『イガザサ』はこんなところにもあって


伊賀流忍者博物館敷地内のイガザサ。
ご案内する折があれば、こういうエピソードをお話しすると大変喜ばれる…気がします。
では、後編はまた…