【(大和街道)奈良道の三地蔵】①「見とどけ地蔵」(長田三軒家)

2022-08-15 17:22:23 | 神社仏閣など
google mapで何気なく「宮崎農園」を探していたら、
裏手に(この風景の左手辺りになりますか)
 (再掲)
見とどけ地蔵」という名前を地図上に見つけました。
手持の冊子など調べていると、長田には名前のつく「お地蔵様」が多く、
しかも伊賀市の文化財になっていたりします。
過去、長田地区では「橋本地蔵」(blog投稿失念していたので後日改めて …)や
お紋地蔵」(傍には「勧請縄」もある)を訪ねています。
これは「ぶどう購入」の折には訪問しなければ、、、と思い、
今回、良い機会に恵まれたので早速お伺いしたわけです。
孫たちのために「ぶどう」を買ったので、自動車はここの駐車場をお借りしてテクテクと。
土手を上り、北へ進めばきっとあるはず…

田んぼの中を少し進むと「赤い鳥居」、
鳥居の奥には小さな祠、お参りしてわかりました「お稲荷さん」でした。
  

見とどけ地蔵(長田三軒家)
 
左側「お地蔵さま」、右に「三体地蔵」様。
やさしい顔をされていますが、説明文を読むと「天正の伊賀の乱」の折、
火の玉(心霊)を見たとか見ないとか…
   
では説明文より
≪三軒家の集落の西に射手神社旧社地があります。
 旧社地のある旧街道(加太越え奈良道)沿いに、花崗岩を舟形に彫り、
 三体の地蔵立像が表現された南北朝期の石仏がありました。
 右手に錫(シャク)、左手に宝珠(ホウジュ)をもった地蔵(像高64cm) を中央に、
 その左に宝珠をもった地蔵、右には合掌(与願印)する地蔵(像高32㎝)が
 それぞれ蓮華座上に配置されています。
 天正の伊賀乱に射手神社が焼かれたとき心霊が火だるまとなって
 東の仏性寺の方向へ飛んでいった
のをこの地蔵が見とどけた
 という伝説があります。
 旧街道を旅する人々の心を休める信仰の対象であったことでしょう。
 見とどけ地蔵と呼ばれ、現在は稲荷社の前でまつられています。
 なお、国道163号線の南にある川の対岸の山裾には、
 東へ1300m進んだところに笠地蔵
 さらに800m先にはおもん地蔵がまつられていて、
 三つの地蔵は奈良道の三地蔵として市の有形文化財(彫刻)に指定されています。≫

参考①「大和街道/島ヶ原・1(三軒家)」㊟三軒家(サンゲンヤ)は伊賀市長田地区

三重県発行の街道図ですが、このページでは
「見とどけ地蔵」は左側のお地蔵様!の写真になっています、さて?

その②「伊賀市の文化財」冊子より

伊賀市発行の冊子では「三体地蔵」さまです、さて?
これ以上突っ込むのはやめておきます
 
さぁ気になるその②『笠地蔵』会いに行きたい…
けどね、ちょっと多難でした

余談、帰り道少し遠回りをして「やぶっちゃ」から「西山棚田」へ抜けました。
 

その先の山裾で「白い花!」、立ち止まり撮る。
 
とても良い香りに惹かれましたが、後で調べると「葉っぱ」はちぎると
カメムシのような匂いらしい、
でも花の匂いは百合のように香しかったのです、でも名前は「臭木(クサギ)」(クマツヅラ科)です。
なんだか損な名前だなぁと、、、

では、また

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