施川ユウキ『ベルナール嬢曰く』に出てきた本、何冊読んだ? 2巻目 その2

2022年07月18日 | 

 施川ユウキ『バーナード嬢曰く』が好きである。

 ということで、

 「このマンガに出てきた本を何冊読んだか数えてみよう」
 
 との企画。1回目の前回に続いて今回も2巻の第2回

 


 ■少女地獄』夢野久作(未読)

 

 『ドグラ・マグラ』と同じ理由で手が出ず。タイトルは素晴らしい。



 ■黙示録3174年』ウォルター・M・ミラー・ジュニア(未読)


 未読です。


 

 ■銀河ヒッチハイク・ガイド』ダグラス・アダムス(読了


 「地上げで地球滅亡」というオープニングにシビれる。


 

 ■松岡正剛千夜千冊』松岡正剛(未読)


 すいません。著者のこと知りませんでした。


 

 ■星の王子さま』サン・テグジュペリ(読了


 語るのが少々めんどくさい作品。なぜなら、この小説を愛する人は「全員神林しおり」だから。

 ちなみに、リリカルなイメージのあるサン・テグジュペリだが、『人間の土地』とか読むと、この人の本質はそこではなく

 「硬質な文体で説教くさい人」。

 宮崎駿が好きというのも理解できる。同じタイプだから。


 

 ■シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル(読了


 ホームズはバカミスだよね。大好き。


 

 ■注釈版 シャーロック・ホームズ全集』小池滋(未読)


 小池滋さんは『ロンドン』など、イギリス歴史ものもおすすめ。

 チャールズ・ディケンズの子ども時代の苦労と、その復讐方法に文豪には悪いけど笑っちゃったよ。


 

 ■オシムの言葉』木村元彦(読了


 ユーゴ紛争については、ややこしいところも多いけど、これと高木徹戦争広告代理店』から入るといいと思う。


 

 ■屍者の帝国』伊藤計劃&円城塔(未読)


 伊藤計劃はいいけど、円城塔は苦手。『ゴジラSP』は大傑作。


 


 ■深夜特急』沢木耕太郎(読了


 読書人生オールタイムベスト候補。

 沢木さんって、「カッコイイ」と「痛い」の境界線上に立っていて、「カッコイイ」側に振れている人という印象。

 多くの「沢木耕太郎」あこがれな作家やライターは「痛い」に振れている人が散見されて、読んでてトホホな気分になることも。

 あと学生のころ宴会芸で


 
 「深夜特急を桂ざこば風に朗読する」

 

 というのをやったら、沢木ファンであろう女学生に、

 

 「アナタが沢木耕太郎を嫌いなことがよくわかりました。才能に嫉妬してるんですか?」

 

 とか言われて、

 

 「ドアホ! んなわけないやろ! オレは沢木作品全部読んでるどころか、『深夜特急』は50回以上読み直してるんや! この芸も暗唱できるくらい読んでるからできるわけで、オドレみたいな文学かぶれの小娘に、そんなん言われとうないわ!」

 

 ……とは、もちろん言いませんでした。エライぞ、男の子。


 

 ■失われた時を求めて』マルセル・プルースト(未読)

 

 読んでるわけがない。



 ■さまぁ~ずの悲しいダジャレ』さまぁ~ず(未読)


 この回のオチはまったく感動的だ。神林の言う通り!


 

 ■華氏451度』レイ・ブラッドベリ(読了)


 おもしろいけど、「本ってステキ!」系作品は苦手です。


 

 ■WORLD WAR Z』マックス・ブルックス(未読)

 映画はバカバカしくて好き。



 ■高い城の男』フィリップ・K・ディック(読了


 ディックは得意な方ではないけど、これはおもしろかった。


 

 ■ヴァリス』フィリップ・K・ディック(読了


 ディックがラリラリで書いたそうだけど、「気ちがいなのにおもしろい」という不思議な小説。


 

 ■虐殺機関』伊藤計劃(読了


 もっと生きていてほしかった……。



 ■WATCHMEN』アラン・ムーア(未読)


 アメコミは全然知らないなあ。



 ■ノーストリリア』コードウェイナー・スミス(未読)


 『新世紀エヴァンゲリオン』がブームのとき有名になった作家。読んでないけど。


 

 ■オルタード・カーボン』リチャード・モーガン(未読)


 全然知らない作家。不勉強ですね。


 


 ■冷血』トルーマン・カポーティ(未読)


 50ページくらいで挫折。評価の高い作品を読み切れなかったって、ものすごく言うのが恥ずかしいねえ。


 

 ■69 sixty nine』村上龍(未読)


 村上龍ファンの友人が多いんだけど、自分はそうでない。



 ■伝奇集』ボルヘス(読了


 ラテンアメリカ文学は大好きだけど、なぜかボルヘスだけはダメ



 ■容疑者Xの献身』東野圭吾(読了


 傑作だけど、ただでさえ根性の悪かった著者の性格が、直木賞受賞で拍車がかかった。



 ■モルグ街の殺人事件』ポー(読了


 ポーはミステリの祖であり、バカミスの祖でもあるという偉大な人。


 

 ■アクロイド殺し』アガサ・クリスティー(読了


 途中で犯人がわかって、すごくガッカリした作品。

 ミステリを読んで「犯人当て」をする人の気持ちがわからない。ビックリしたいじゃん。


 

 ■ラヴクラフト全集』ラヴクラフト(未読)


 学生のとき手に取って読みにくかったので、「いつか読まないとなー」と言ってるうちに今に至る。


 

 ■真昼の暗黒』アーサー・ケストラー(未読)

 未読。なんか、日本と因縁がある人らしい。 



 ■ムーン・パレス』ポール・オースター(未読)


 柴田元幸先生のファンだけど、意外と訳書は読んでない。

 アメリカ文学が苦手なのかな? ミステリは死ぬほど読んでるのにねえ。


 

 ■第四解剖室』スティーブン・キング(未読)


 キングは意外とハマらなかったが、『キャリー』読んで目覚めた。現在、読み直し中。


 

 ■ザ・ロード』コーマック・マッカーシー(読了


 世界の終りはやはり、悪いモヒカン改造バイクが出ないとねえ。小説自体はさすがの名作


 

 ■嫌われる勇気 自己啓発の源流〈アドラー〉の教え』(未読)


 アイリーンの教えだったら読みたいかも。


 

 (続く


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 施川ユウキ『ベルナール嬢曰... | トップ | 施川ユウキ『ベルナール嬢曰... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。