京都・旅の雑ノート 春の古書即売会と、下鴨納涼古本まつり

2021年06月20日 | 海外旅行

 京都に行って、ずいぶんとなつかしい気持ちになった。

 ということで前回(→こちら)から昔、京都に遊んだ写真を紹介しているが、はてこれって、いつのことだったろう?

 私は自分の記憶無頓着なところがあって、人生で起こったことを

 

 「あれって、何歳のときだっけ?」

 

 というのが、全然思い出せないタイプなのだ。

 そんなとき、見つかったのがコレ。

 

 

 

 

 

 シャンポリオンが解読に成功した、登美彦氏のサイン。

 

 


 タカオカ君に連れていかれた本屋に、飾ってあったもの。

 これによると、2007年近くの写真ということになる。

 ずいぶん前だなあと、時の流れの速さにビビるが、こんなのもあった。

 

 

 

 

 

 アレクサンドリアやバベルの図書館も参加する、楽しいイベント。

 

 


 春の古書大即売会

 コロナで中止になった2020年第38回だから、やはり同じくらいの時期のものだろう。

 これとか、鴨川納涼古本市は、楽しみなイベントだった。

 そういえば、タカオカ君って、登美彦氏の小説に出てくる京大生と、同じ雰囲気をまとっている気がする。

 中の様子は、こんな感じ。

 

 

 

 

 

 普通の会場に見えるが、実寸は米一粒の中に入るくらいのサイズ。

 

 

 まったく、古本市めぐりほど楽しいものはない。

 今でこそ、電子書籍が中心になってるが、それまではスキあらば本屋に通っていたもの。

 私の青春時代の半分は本屋図書館、もう半分はレンタルビデオ屋めぐりで、できているといっても過言ではないのだ。

 仕事や雑用で、よそさんに出かけると、かならず地元古本屋をひやかして、銭湯に入って帰るというのがお決まりだった。

 コーヒー牛乳ひっかけて、風呂上がりに喫茶店カフェでお茶しながら、「獲物」をながめる至福。

 露骨に植草甚一あこがれで、我ながら優雅な趣味だが、たまに「アタリ」の店を見つけると、古本を買いまくって、思わぬ散財なうえに、荷物重くて死にそうになるが。

 なもんで、ゴールデンウィークや夏休みともなれば、「古本市」に出かけるのは当然の流れで、京都にもちょいちょい出かけたもの。

 私はコレクション趣味はないので、ガチの古書を買うことはほとんどないけど、それでも歴史ある本は見ているだけで楽しいから、一種の博物館感覚である。

 

 

 

 

 ネクロノミコンやアカシック・レコードが100円均一のコーナーで投げ売りされるほど、豊富な品揃えの市。

 

 

 そういえば、昔ロンドンを旅行したときも、大英博物館中世古書コーナーばかり見ていたから、因果なものである。

 パリルーブル美術館があんまし楽しくなかったのは、きっと「古本市」がなかったからだな。フランス野郎は反省するように。

 

 (軍国主義時代の雑誌編に続く→こちら

 


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