「おっぱい ぽよん歯科」をめぐる冒険 その1 恐怖の報酬

2023年11月06日 | 日記

 「 "tits" or "bazonga" ,that is the question 」
 ーーーGuillermo Chashapia
 
 
 この世界にはニ派に分裂して起る争いというのがある。
 
 トーリー党ホイッグ党ヨーク家ランカスター家ジロンドジャコバンNSDAPドイツ共産党
 
 派と派、きのこ派とたけのこ派、ドラクエFFこしあんつぶあん居飛車党振り飛車党

 といった面々が、今でも各地で血で血を洗う抗争をくり広げているのだ。

 かくして今回、私もこの党派争いに奇しくも巻きこまれることになるのだが、事の発端は歯医者であった。
 
 先日お伝えしたように、歯に違和感を感じた私は歯医者へと出向き、あれこれと治療をしてもらった。
 
 その様は、実に勇敢な戦いぶりであったというのはこちらに書いた通り。
 
 あんなものは「八紘一宇」「本土決戦」の精神で戦えばなんのことはないのであり、歯医者が怖いというキッズたちは見習うようにしてほしい(大本営発表)。
 
 でだ、そんな歯医者戦記の中で、ふと思い出したのが、もう今から20年近く前に行ったモウル歯科(仮名)。
 
 当時、モロッコを旅行中、歯痛に襲われた私は帰国後さっそく歯医者に飛び込んだ。
 
 親知らずが虫歯になっただけでなく、ボロボロになって中央部からパッキーンと割れる大惨事であり、このときばかりは手の施しようもなく抜歯することに。
 
 その際、ついでに歯のクリーニングもしていただいたのだが、その歯科衛生士さんが問題であった。
 
 いや、仕事自体は悪いところはないのだが、気になったのが、衛生士さんの体形
 
 彼女は非常にふくよかというか、グラマラスであった。
 
 具体的にはグラビアで活躍されている篠崎愛さんのようであり、その包容力のある感じがインパクト大だ。
 
 というと、もうカンの良い方はおわかりであろう。
 
 そう、「当たる」のだ。
 
 なにが、「おっぱい」がである。
 
 彼女がぐっと身を乗り出したり、奥の歯をこそげるために体をひねったりしたとき、ムギュっとくるのだ。
 
 マンガ家の桜玉吉先生言うところの「ぽよん歯科」というやつである。

 

 


 
 
 
 


 これには深い感動をおぼえた。
 
 もちろん、男子として単純に「ぽよん」が心地いいというのもあるが、それ以上に、
 
 「ホンマにあるもんやな」
 
 という発見のおどろきというか。
 
 世には様々な「聞いたことはある」というがあって、
 
 
 「イギリスのメシは毛が抜けるくらいマズイ」
 
 「東大生は学校を訊かれると《一応、東大です》と言う」
 
 
 などなどは私も実際体験して「ホンマなんやなー」と思ったものだが、これもそのひとつである。 
 
 まさに「地動説の証明」「進化論の出現」「トロイア遺跡出土」に匹敵する発見であり、私はこの
 
 
 「おっぱい【ぽよん】歯科は都市伝説ではなかった」
 
 
 という事実に感無量であった。ラピュタは本当にあったのだ。
 
 このことはぜひ後世に書き残さねばらないと、今回こうして筆を執っているところだが、ここで少々横やりが入ることとなった。
 
 それを聞きつけた友人ヒゴバシ君による、ある別の仮説が忽然と現れたからだ。
 
 (続く

 

 

 


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