けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

友人たちとの再会

2005-03-31 00:17:48 | football
リバプールのエース、フェルナンド・モリエンテスは今週末のボルトン戦に出場することを望んでいる。

SKYSPORTSのこの記事によると、モリエンテスがエバートン戦で負った怪我の回復は予想よりも早く、すでにトレーニングに合流しているとのこと。そして今は、週末のボルトン戦でマドリー時代の友人たち、すなわちイバン・カンポちゃんとフェルナンド・イエロと対戦することを望んでいる、のだそうです。

怪我は良くなっているよ。土曜日に出られる状態になるかどうかは確信がもてないけど、でもそれは可能だ。
トレーニングでランニングを始めているし、痛みはない。怪我は思っていたほど悪くはない、だから僕は指を組んでボルトン戦でプレイできるように祈っているんだ。
出たいんだ。だって友人のイバン・カンポとフェルナンド・イエロと対戦したいんだから。


・・・って一生懸命訳したら、リバポのオフィシャルにも同様の記事がありました。

まさかイングランドの地でこの3人が同じピッチの上に立つ(可能性がある)なんて、数年前は誰も思わなかったでしょうね。悲しいことに放送はないようですが、試合を心待ちにしたいと思います。モリエンテス、はやく完全に治してちゃんと試合に出られるように。




懐かしい顔

2005-03-29 21:38:06 | football
W杯予選でヨーロッパの各国は全部で8つのグループに分かれています(各グループ6、7カ国)。各グループで首位になった国と2位になった中で成績の良い2カ国は本大会にストレートインです。2位になった残りの6カ国は抽選の後ホーム&アウェイでプレーオフを戦い、勝ちあがった3カ国が本大会出場権を手に入れます。これに大会開催国のドイツが加わりヨーロッパは全部で14カ国が出場できることになります。

・・・合ってます?

さて、気になるスペイン代表は水曜日にとても大切な試合を控えています。W杯予選、対セルビア・モンテネグロ戦。相変わらずイマイチっぷりを発揮しているスペイン代表は勝つべきところで引分けたりしてきた結果、現在グループ2位です。勝ち点差は現在2ポイントですので、ここで勝てばグループ首位になることができます。
代表は既にベオグラードに入って調整をしています・・・が。やはり良い環境とはいえないようで、練習場のピッチはドロドロだったし横殴りの雨は降ってるし・・・


TVEを見ていましたら、ぐっちゃぐっちゃと練習するスペイン代表を訪ねてきた見覚えのある顔が映りました。それはプレドラグ・”ページャ”・ミヤトヴィッチ。1996~1999までレアル・マドリーに所属し、97/98のCLファイナルではユベントス相手に決勝ゴールを決めた選手です。スペイン代表でミヤトヴィッチを知ってるのはラウルとカニサレスくらいかもしれませんが(イケルも知ってるかな)、「アミーゴ」がどうのこうの(それしか聞き取れなかった)とスペイン語でインタビューに答えていました。
そしてそのミヤトヴィッチつながりで見つけたASの記事には、もっともっと懐かしい顔が。

左がミヤテ、右がちょっとふっくらした気がするピクシー

ピクシー!現セルビア・モンテネグロサッカー協会会長さん、ドラガン・ストイコヴィッチです。一時会長をやめたなんて話を聞いた気もしますが、3年間やってるんだそうです。で、なぜピクシーがクローズアップされているかといいますと…
1990年6月26日、イタリアはヴェローナのスタディオ・ベンテゴーディでのこと。”ユーゴスラヴィア”とスペインは試合をし、ユーゴはピクシーが決めた2ゴールでスペイン代表に2-1と勝利しました。この試合の結果、スペイン代表はW杯イタリア大会でグループリーグ敗退の憂き目に…そういうことなわけですね。そんなピクシー曰く
「僕にとってはあの頃のスペインは今のスペイン代表より良いと思うよ」
だそうです。


追加:こちら
マッカ、まだ早い!早すぎる!お願いだからまだやめないで!マッカの優雅なドリブルが、大好きです。

いつもとユニフォームが違う

2005-03-26 23:54:53 | football
各所で話題になっておりますが、こちらリバプールが日本にやってくるかもしれません。
一昨シーズンでしたか、リバプールは確か東南アジアツアーを敢行していましたっけ。やっと日本にも目を向けてくれるんですね。行きますよ。来てくれるのなら、きっと見に行きます。もちろんチケット確保できれば、ですが。
おそらく今年の夏も、昨年と同様に、他のクラブも日本に来るんでしょうね。楽しみにしています。あ、マドリーはもう来なくていいですよ。だいたい日本ツアーをした年からタイトル1個も取れてませんからね(バレンシアでナランハ・カップか何かはもらった気もする…)。タイトルが取れるようになったら来ればいいんです。それまでは、来るな。
…と言ってもまた来るんでしょうけれど。でもって見に行っちゃうんだろうなあ…。

日本代表戦の話題はさらっとなかったことにしてこちら。健太さん、初勝利おめでとう!でも未だに健太が監督って慣れません。慣れなきゃ。


インターナショナル・ウィークですから、今夜は各地でW杯予選や親善試合があります。
気になる試合をいくつか。まずは
フランス vs. スイス(27日21時~、JSPORTS1)
疲労などの体調不良を訴えていたジベが心配だったのですがレキップの予想ではCBとして先発出場の予定。前回の親善試合、対スウェーデン戦でトト・スキラッチが負傷してしまったので、しかもそれが長引いてモナコはDFクライシス状態なので、ともかく無事でお勤めを果たしてほしいと思います。攻撃陣は、ヴィルトールにドラソー、そしてアンリ&トレゼゲ。放送が楽しみです。

フランス代表2トップ。

出番はあるのかプラシル…これ本当にプラシル?

チェコ vs. フィンランド(27日17時~、JSPORTS2)
リバポのバロシュ対リバポのヒーピア。それから一応プラシルも…って、出ないだろうな多分。読めないチェコのスポーツサイトから必死に拾ってきたチェコ代表の予想先発は「 Čech - Jiránek, Bolf, Ujfaluši Jankulovski - Poborský, Rosický, Polák, Sionko - Baroš, Lokvenc」。
GK:チェヒ
DF:イラネク、ボルフ、ウィファルシ、ヤンクロフスキ
MF:ポボルスキ、ロシツキ、ポラク、シオンコ
FW:バロシュ、ロクベンツ
意外に読めるものですね。ちなみに日本代表の試合も紹介されてました。「Japonska」やぽんすか?

ボリビア vs. アルゼンチン (26日28:40~、JSPORTS 2) LIVE
ボリビアと試合です。世界一高いところにある首都、ラパス(標高3600m)で試合です。そうだった、これキツイんだった…。
ボリビア相手なら楽だよねなんて思ってたんですが、ラパスとかキト(エクアドルの首都、標高2800m)での試合ってそう簡単にはいかないんでした。サビオラはサスペンションで留守番のようですが、モナコのベルナルディはボリビア行きメンバーに入ってるようです。無事に帰ってこいよ…。この試合はがんばって起きて見ようかと思います。今日はお昼寝もいっぱいしたので。

スペイン vs. 中国(親善試合)
重要なセルビア・モンテネグロ戦を前に、スペイン代表はサラマンカで中国代表と親善試合です。マルチェナやサルガドの怪我でDFラインはこんな感じに。センターを守ることが多いプジョルが右SB、ラテラル・デレーチョに(ちょっと言ってみたかった)。ベティスのフアニートとアトレチコのパブロ・イバニェスがCBです。左SBは前回のサンマリノ戦でも好調だった、アスレチック・ビルバオのデル・オルノ。いい選手です。
ピボーテはアルベルダとバルサのチャビ。アルベルダが入ると中盤は安定します。両サイドはホアキンとルケになってますね。左はレジェスでも良いと思うんですが。あ、もちろん途中からルイス・ガルシアでもOK。
ラウルは全体練習に合流し皆と同じメニューをこなしているようですが、チャイナ戦の出場はないと予想されています。相変わらず髪型が面白いF・トーレスはバレロンとの相性が良いことを以前発言していたようにも思いますので、この前線にも期待。

と、これだけ書いて何なのですが、日本版TVEでの放送がないのですよ。今やってるテレダイアリオ(ニュース)のスポーツコーナーでは「ライブで放送するよ~」って言ってましたけどね。TVE、やめちゃうぞ…。

追加:マルカによると、バレロンではなくデ・ラ・ペニャが先発の様子。

中華人民共和国的楽楽国際足球

2005-03-24 01:01:33 | football
CLで負けたの勝ったの、マドリーはクライシスだの、モナコはマルセイユとの2位攻防戦だの、リバポはダービーで健康な人よりけが人が多いんじゃないかって状態だの…そんなこんなの大混乱な日々がすぎ、各国代表の合宿がスタートした今…

平和。ニュースがない。

ま、もちろんさっぱりないわけではございません。例えばスペイン代表。26日には中国をバレンシアに迎えて親善試合を行い、30日にはW杯予選の大一番、アウェイでのセルビア・モンテネグロ戦に臨む予定。現在のチーム状況はというと…少々微妙。マルチェナが代表合宿を離脱したり、怪我を抱えて合流したラウルは親善試合の中国戦は無理らしかったり、逆にエバートン戦で後半動けなかったルイス・ガルシアはけっこう楽しそうにボールを蹴ってたり。ルイス・ガルシア、何とも無さそうで良かったけど、気をつけてねー。

でもやはりニュースが少ない。特に数週間前からLibredirectoが一切見れなくなってしまったのが残念です。スペインニュースサイトの中ではわりと綺麗な画像を使い、代表のニュースも充実。EURO2004のころは本当にお世話になりました。それがずっと見れなくなっているのです。
今回はお馴染みのgetty imagesでもなかなか練習風景画像もなく、つまらない~と思っていたときに、ふと気づいたこと。

親善試合の対戦相手は、中国。対戦相手のお国のサイトを探せば何か情報があるかもしれない!



国際足球(海外サッカー)、西甲(たぶんリーガのプリメーラ・ディビシオン)、利物浦(リバプール)。めくるめく難解な漢字と音読みの世界へようこそ!結局、目的の情報はさっぱり探せなかったんですけどね。

もっとディープに浸りたい方は、こちらのページで「欧洲巨星」たちを確認してみてはいかがでしょう。ちなみにモリエンテスは「莫○特斯」。2文字目の漢字、私のフォントの中にはありませんでした…

ケガと緊張と心臓

2005-03-21 20:31:27 | football
今日がお休みでよかった、そんな立て続け3試合でした。

F.A. Barclays Premiership Week20
Liverpool 2-1 Everton

リバプールの得点:ジェラード(27)、ルイス・ガルシア(32)
エバートン:ケイヒル(82)
試合開始からガンガン攻めていくリバプール。あの絶望的にパスの繋がらないリバプールではなく、素早くパスを回して攻め立てるリバプール。1点目はジェラードのFK、2点目は少し下がり目の位置からのモリエンテスのボレーシュート、のはじかれたところをルイス・ガルシアが頭で。あの瞬間バロシュが前でモリエンテスが後ろで、ちょっとモナコ時代のジュリとの関係を思い出しました。リバプールは本当にいい感じで、こういうリバプールなら大好き、と思っていましたら……


こんなに怪我人がバタバタと出る試合、初めてかもしれません。ウォーノック(足首、2週間)、ハマン(膝、3週間)、モリエンテス(太腿の肉離れ、3週間)、ルイス・ガルシア(足首、2週間)。前半だけで4人も。試合後にはリーセまで(足首、2週間)。ウォーノックとルイス・ガルシアは接触プレイが原因、ハマンとモリエンテスはいわゆる自爆のようです。モリエンテスにバツが出た直後に痛んだルイス・ガルシアを交代してやることはもうできず、ルイス・ガルシアは残り45分以上をピッチ上で過ごす羽目になりました。
解説の粕谷氏も言っていましたが、確かにここまでの怪我人の多さ、しかも筋肉系の大怪我が多いのは、やはりメディコの問題なんでしょう。おかしいもの。例えばマドリーでは?って考えると、試合中に筋肉を痛めたのはロナウドくらいしか思いつかない(それも昨シーズン)。オフィシャルの今日の練習記事に、例えば「ラウルは軽い筋肉のひきつり、ジムでフィジコと別メニュー」なんてのがときどき載りますが、「軽いひきつり」に気がついて選手の運動をセーブできていれば、大怪我は防げる。それを見つけられないでいると…。リバプール、お願いだからちょっとメディカルスタッフの質を見直してください。本当におかしいって。

それから…相手を壊す目的のタックルは最低。格闘技のよう、なんていったら格闘技に失礼なくらいルールも何もない暴れっぷりだったエバートンの選手たちもだし、ミラン・バロシュ、もちろん君も。報復だろうとなんだろうとチームの仲間がやられてようと、同じプロフェッショナルの選手を意図的に傷つけようとする行為は嫌い。それはいわゆるプレミアの激しさとは違う。
だいたいねえ、もうルイス・ガルシアがほとんど動けなくてチームとしては実質1人少ない状況で、しかも2つも1対1のチャンスを大ハズシしといて、そのうえ退場しますかミラン・バロシュ。もう、本当に若い、ワカゾーすぎるぞミラン・バロシュ。リーグ戦では3試合の有給休暇が見込まれているそうですが、その分、というかその倍分くらいCLで働きなさい。望みどおりユーベと当たれたんだし。

でもこの試合でリバプール、かなり好き度が増しました。最後なんてちょっと泣きそうになった。若いところもあるけどいいチームだ。ヌニェスもこんな良い選手だったかなあ。マドリーのカンテラからまがりなりにもトップチームデビューまで持っていっただけあって、力はあるのかな。ちょっと感心した。移籍当初はヘロヘロだったペジェも、昨夜は頼もしかった。キャラガー大好き(気に入ったらしい)。それからジェラードは絶対に渡さない。

Liga Espanola 1a DIVISION Jornada 29
Real Madrid C.F. 1-0 Malaga Club de Futbol S.A.D.

マドリーの得点:ロベルト・カルロス(60)
ロベルト・カルロスのミドルレンジからのズドン!が決勝点になりました。
予想した通り、ベルナベウは拍手とブーイングの嵐で選手たちを迎えました。一挙手一投足が批判の対象になり、ミスは即座に360度からのブーイングを受ける。選手、緊張してましたね。変なパスミスが出たり、普段ならチャレンジする場面やスルーパスを出すような場面でも、腰が引けているかのように慎重に慎重に。なかなか点が決まらなかったのはそのせいかもしれない。ラウルのスルーパスに合わせて上手く飛び出したのに、結局決められなかったロナウド。夢中でシュートを打ち、力が入りすぎたのか足を滑らせて宇宙開発になってしまったベッカムも。とにかくみんな必死で勝ち点3だけを求めにいった試合、そんな印象でした。
でも必死なマドリーってのも好きです。たまにはこんな姿勢を見せられるのも悪くはない…けどスペクタクルには欠けるのね~。ジダンはクラシコ直前試合で有給休暇を消化、クラシコには綺麗な身体で(しかも休養充分で)臨めます。あと、途中交代で入ってきたセラーデス、良かった。

Ligue 1 30eme journee
AS MONACO F.C. 2-1 OLYMPIQUE MARSEILLE

モニャコの得点:マイコン(24)、アデバイヨル(42)
マルセイェの得点:メイテ(55)
勝ったー、勝ちました。久しぶりに勝ちました。いつぶりだろう、覚えてないけど久しぶりなのは間違いない。得点はプラシルのFKから最後マイコンが頭で、2点目はベルナルディからのパスをマルセイユのいい加減なラインを破って飛び出したアデバイヨルが長~い脚をたたんで至近距離から叩き込み。
前半は良かったです。左サイドの攻撃がいい。エブラも良かったし、プラシルとチェバントンのコンビネーションがけっこう合っていたのがちょっと嬉しい。チェバにもゴール決めさせてやりたかった。でもいい表情をしていたのでそのうち決まるでしょう。前線も中盤も守備も、プレスしまくりでがんばってました。ジコスとベルナルディ、確かにチームの心臓ですがこの2人キレやすい。頼むから2人揃ってキレないでください。心臓がキレてたらチームが死んじゃいます。
後半は疲れたのもあり、またマルセイユが選手交代をしてきたこともあってやや守勢に。前半飛ばしまくったプラシルは本当に飛ばしすぎたらしくおとなしくなってしまいました(ダバディさん、「若いネドベド」はちょっと褒めすぎ…)。苦しい時間帯もあったけれど、上手く守りきった印象があります。これで、今節引き分けたリールを抜き、3位に浮上。2位のマルセイユとは1ポイント差。


ということでもしかしたらモリエンテスがリバプールに移籍してから3戦全勝は初めて?かもしれない幸せな休日でした。調子にのって書きすぎましたが。

3試合立て続けです

2005-03-20 21:31:00 | football
TVEの値段が高すぎる、と文句を言う前にもっと楽しんでみようと、闘牛を見てみました。闘牛士のクラスとかルールとかよくわかりませんが(馬に乗った人がピカドールで、剣とムレータを持っているのがマタドールですか?)、けっこうおもしろいですね。しかも闘牛士、かっこいい。

全員が全員そうだというわけではありませんが、スペインのサッカー選手の中にも闘牛好きはいっぱいいるようです。優勝した時にラウルがムレータを翻すのはお約束のようになってましたし(いろいろあって02/03のときはナシでした)、そんなラウルを闘牛に連れて行ったのはバレンシアのGKカニサレス(当時レアル・マドリー所属)だったらしいし、ベティスのホアキンも闘牛大好きだそうですし、デポルのルケの(微妙な)ゴールパフォーマンスも闘牛士の真似。いろいろとコネを持っているらしいサルガドが、ロベルト・カルロスとジダンを闘牛見物に連れて行ったなんて話も聞いたことがあります。(ちなみにジダンにはちょっとショックが強すぎたんだそうです)。

左はたぶん99年か01年のリーガ制覇、右は02年のCL制覇のときのラウルさん


さて、そろそろ現実逃避は止めて週末のサッカーの話題に目を向けることにします。

Liga Espanola 1a DIVISION Jornada 29
Real Madrid C.F. - Malaga Club de Futbol S.A.D.

マドリーは未だベルナベウでマラガに負けたことがありません。ただ、ありとあらゆるタイトルに「アディオース」してしまったグダグダのチームをベルナベウの観客がどう迎えるか、それが心配なこの試合です。

こんな状態になったから言うのではないのですが、今シーズンのベルナベウの雰囲気、何か変な気がしています。前もこんなだったかなあ?試合が始まっても妙にザワザワした雰囲気で集中できていないような。もちろんスーパーなプレイやゴールが決まったりピンチになったりすれば湧きますが、その光景は日本のスタジアムで見たマドリーの試合にどこか似ている気がします。チームが観客を魅きつけ乗せるようなサッカーができていないからか、それとも別の理由が。ま、私の気のせいかもしれません。

この試合、5枚1休制度によりグラベセンがサスペンション、久しぶりにグティがベッカムとドブレ・ピボーテを組むようです。そして右SBには待ちかねたサルガドが復帰。やや遅きに失した感がありますが。ユーベ戦にサルガドがいたら…ま、サルガドがいて仮に勝ったにしても、このままではダメチーム、ということに変わりはないのですけどね。
試合は本日19時キックオフ、日本時間では21日の午前3時、録画放送は4時55分から某W局のアナログの方で。


この試合に先立つこと2時間、イングランドではマージーサイド・ダービーです。
F.A. Barclays Premiership
Liverpool - Everton

CL出場枠を確保できるか否か(=4位になれるか)、とっても大切な試合です。勝ちましょう。勝て。勝たないと許しません。モリエンテスもしっかり働いてください。
こちらはLiveで放送があります。本日16時キックオフ、日本時間では21日の午前1時より。


マドリーの試合に遅れること2時間、フランス、厳密に言うとモナコ公国ではASモナコがオリンピック・マルセイユをルイⅡに迎えます。
Ligue 1 30eme journee
AS MONACO F.C. - OLYMPIQUE MARSEILLE

モナコはケガ人が多い上にここ6試合だったか勝っていないという、こちらもクライシスな状況です。それでも来期のCL出場権を確保するために、ひとつでも上の順位で終えるために、絶対に負けられない試合です。とにかくがんばれ、ALLEZ MONACO!!
試合は本日21時キックオフ、放送はショート・ディレイという、要するに某W局と同じことでしょ?ってな感じで21日の午前9時よりスカパーch300で。でも腹が立たないのはナゼ。
その他の直前情報はASM JAPONで。ちなみにKナカタはl'equipeでは先発予想に入っています。

また落ちた

2005-03-18 21:32:16 | football
本日、3月26日に行われる親善試合の対中国代表戦、30日に行われるW杯欧州予選の対セルビア・モンテネグロ戦に臨むスペイン代表が発表されました。MARCA, AS
もうタイトルでお分かりかとは思いますが

レジェス(アーセナル)
デル・オルノ、オルバイス(ビルバオ)
アントニオ・ロペス、パブロ・イバニェス、フェルナンド・トーレス(アトレチコ)
プジョル、チャビ(バルサ)
フアニート、ホアキン(ベティス)
バレロン、ルケ(デポル)
デ・ラ・ペニャ(エスパニョール)
ルイス・ガルシア(リバプール)
ガシージャス、ラウル(マドリー)
セルヒオ・ラモス(セビージャ)
カニサレス、マルチェナ、ダビ・ナバーロ、アルベルダ、ミスタ(バレンシア)

モリエンテス、入りませんでした…
水曜のブラックバーン戦でそれなりの仕事をしたら可能性はあるかな、と思ってました。それが文字実況を見ただけでも,どうもパッとしない様子。発表の数日前に記事になっていたマルカやASの予想では、メンバー入りしてました。なぜかスペイン紙の代表予想は正解に近いことが多いのでかなり期待していたのですが…
おそらくはラウルとFトーレスに続く3番目のFWがミスタかモリエンテスのどちらか、その答えがミスタだった、と。

やっぱりTVEの料金、高すぎる気がしてきました…

ちょっと早めの

2005-03-18 20:22:04 | 
「論文出したー!」のが火曜日。しかしのんびりする暇もなく、木曜日の研究会の準備を始めました。研究に関連した論文を紹介する担当になっていたのです。しかし自分の論文を終えた脱力感もあってかなかなか読み進まず、水曜の夜はストラスブール-モナコの実況をモナジャポでしながらレジュメを作る始末に。リバプール-ブラックバーン戦のライブを追っている途中で力尽き、家に帰りましたが。
まあそれでも研究会は無事に終わりました。今日は企業から依頼のあった文献検索を、お師匠様のAYBさんとまとめ上げる作業。すると15時ごろ、ご近所の研究室のRたんがホールサイズのチョコレートケーキを持ってやってきました。

「白の日です」

ありがとう、ホワイトデーですね。しかも親切なことに、ケーキの上にはバースデイプレートまで乗せてくれてありました。

「何かメッセージ書きますか?って言われたのでお願いしますって言いました」

そういう時は「けっこうです」って断っていいんですよ、Rたん。
ともあれホワイトデーのついでに少し早めのバースデイを研究室の皆様に祝っていただきました。ありがとうございまーす。
そして数時間後、さらにバースデイプレゼントが届きました。


03/04シーズンのモナコ2ndユニ!


とにかく03/04シーズンのが欲しかったんです。チャイナ風のネックも袖のカットも大好きなので。でも今までユニを集める趣味がなかったこともあって、いまいち踏み切れないでいました。時々ネットで調べてみたりもしたんですがサイズがLとかXLばっかりだったり、なんとなーくデザインが違っていたり(?)で買いそびれていたのです。ところが数日前にMサイズを置いているネットショップが!「今買わないともう出てこないかも」と思い切って注文しました。

要するにプレゼントって言っても、自分で買ったんですけどね。あー、でも嬉しい~。

ついに、やっと

2005-03-15 18:32:47 | 研究
論文出しました。


送っちゃったー。もう送っちゃったもんねー。今頃郵便局のお兄ちゃんが仕分けしてる頃だもんねー。もう向こう何ヶ月かくらいはこれ以上何をしようもないもんねー。

・・・・・・長かった。

初稿の初稿が生まれたのは2年半以上前。本文の一行目にいきなり文法間違いがあったりしました。それを考えたら・・・・・・いやー、長かった。

あとはリジェクトにならないように祈り続けたいと思います。それからいろいろな人に感謝。

アディオス、リーガ

2005-03-14 07:15:17 | football


LIGA ESPANOLA 1a DIVISION - Jornada 28
GETAFE C.F.S.A.D. 2-1 REAL MADRID CF

ヘタフェの得点:アルビオル(36)、リキ(47)
マドリーの得点:サンチアゴ・エルナン・ソラリ(90)
オフィシャル

はい、バルサとの勝ち点差は11です(昨日のブログでは間違えてました。お詫びして訂正)。アディオース、ですね。
ということで次の目標はCL出場権確保になりました。できればストレートインがいいですが、こんな状態では贅沢は申しませんよー。

追加
敗戦後のコメント、オフィシャルでは
「今はこの白いユニフォームを着るというプライドを搾り出して前を向かないといけない…(略)…こういったときにファンにメッセージを送るのは難しい。リーガでは10試合が残っている。我々は皆団結して、できる限りのことをしないといけない。サッカーをして、試合に勝つ必要がある」
としたグティさんですが、これがMARCAになると
「リーガを獲るのは不可能だ」
という敗北宣言もしていたことが明らかに。確かにオフィシャルは載せたくないコメントですね。気持ちは痛いほどわかりますが。


ライブドア・マルカより。
レアル・マドリー会長のフロレンティーノ・ペレスが進めるプロジェクトはまたしても失敗に終わった。これでレアル・マドリー首脳陣が推し進めてきた政策は2年連続して無冠という偽りの結果しかもたらさないものだったことを証明した瞬間だった。
ペレス……やめてしまええええええ。


ところで少し前にマドリーオフィシャルがリニューアルした、ってなことを書きましたが…元に戻してお願い。
画像が増えたのも大きくなったのも嬉しいのですが、AltaVistaでページ丸ごと翻訳ができなくなったし、何が原因かわかりませんがリンクが開けないことがあったりするし、それに第一重い。何にも増して、過去のブログに貼った画像やニュースへのリンクが全部切れてしまったのが痛いのです。最近、マドリーには痛い思いばかりさせられている気がします。

ええもう忘れちゃいましたとも

2005-03-13 20:52:56 | football
マドリーでは、ギャラクティコ粛清だの、3人のex galacticos(もとギャラクティコ)はシーズン終えたらチームを出て行くだろうだの、じゃあその代わりはホアキン(ベティス)、ランパード(チェルシー)、アドリアーノ(インテル)、レジェス(アーセナル)のどれにしましょうだの、ってな感じになっているようです。ま、真っ先に粛清されちゃえってのはペレス会長に他ならないんですけどね。っていうかペレス会長、いつか政界に出るつもりだって話を聞いたことがありますけど、さっさとお出になったらいかがです?全身全霊を持って応援させていただきますよ、あなたがマドリーというクラブからさっくり手を引いてくださるのなら。

と、まあペレスを責めたてるのはこの辺にしておきましょう。

LIGA ESPANOLA 1ª DIVISIÓN - Jornada 28
GETAFE C.F.S.A.D. - REAL MADRID CF

招集選手
Porteros: Casillas y César
Defensas: Samuel, Palencia, Roberto Carlos, Pavón, Helguera y Raúl Bravo
Centrocampistas: Figo, Solari, Borja, Celades, Zidane, Gravesen y Guti
Delanteros: Raúl, Portillo, Owen y Ronaldo.

今夜はリーガ・エスパニョーラ第28節、フエラでのヘタフェ戦があります。前回の対戦はこれの下のほうに。勝ってます。
バレンシア戦、ユベントス戦、それからこのヘタフェ戦と、3戦続いてのフエラの試合、移動に次ぐ移動で本当に大変です。でもこのヘタフェがマドリーにあるクラブだってことは救いかもしれませんね。一応、デルビー・マドリーです。当日に昼食食べてお昼寝してからバスで移動すればいいわけですから、楽なことこの上ありません。これがサン・セバスチャンだとかセビージャあたりだったら大変です。でもラス・パルマス(カナリア諸島)がプリメーラにいたころよりは今はまだラクかもしれませんけどね。

ジュリ、ゴール!
さて、今や唯一の目標となったリーガ・エスパニョーラのタイトル。一足先に、土曜日に試合を行ったバルサは、アスレチック・ビルバオをカンプ・ノウに迎えて2-0と勝利。暫定ながら2位のマドリーとは9ポイント差がついています。当たり前ですが、マドリーは勝ち以外は必要ではありません。てかとにかく勝たないと。

バルサの今後の対戦相手は
ビルバオ(C:2-0)→デポルティボ(F)→ベティス(C)
一方のマドリーは
ヘタフェ(F)→マラガ(C)→アルバセテ(F)
リーガのクラブはどこも侮りがたいとはいえ、マドリーの方が組みやすい相手です。この3試合で、ちょっとずつでもいいから差を詰めていけばいいのです。なぜならその後に控えているのは…ベルナベウでのクラシコ!クラシコに勝てば勢いも出るでしょうし、実質ポイントも詰められるわけですし。ということでここから4月10日のクラシコまではとりあえず勝ち続けないといけないのです。


なーんて勢いの良いこと言ってみましたけど、でもね~……
ベッカムはサスペンションですし、ソラリはユベントス戦で軽度だけれど怪我したらしいし、ジダンも疲労がたまってるみたいだし、ロナウドはミラノが懐かしくなりかけてるみたいだし、おまけにトミーさん(グラベセンのこと)が出場微妙らしいし。

思いっきり信用がガタ落ちの時期だけに、非常に非常に不安であります。そんな心臓に(よりは胃だな…)悪そうな試合は、本日19時(日本時間翌27時)キックオフ。放送は当然ライブなわけもなく、某有料放送局Wにて28時55分より。ま、放送が月曜に回されなかっただけ良かったのかもしれませんが。

今日のお写真

慈愛の微笑みをたたえてオーウェンさんに語りかけるトミーさん。
スペ語はなかなかの上達ぶりなんだそうです。
でもきっとオーウェンに話しかけるときは英語。


最後にこちら
ここ最近、家族も含めて脅迫を受けていたことを理由に、スウェーデン人の国際主審、アンデルス・フリスクさんが引退を発表。好きな審判のひとりであったこともあり、またその理由から考えても非常に残念です。いつでも撤回していただきたい、と思います。

忘れること、忘れてはいけないこと

2005-03-12 00:28:11 | football
CL?そんな昔の話は忘れました(オワリ)。

忘れてはいけないのは、こちら。マドリードは今日で無差別列車爆破テロから一年を迎えました。

2004年3月11日朝8時すぎ。マドリーの中心に向かう通勤・通学列車を狙った複数の爆弾が192名の命を奪った。当初はETAが疑われたが、すぐにアルカイダの犯行と判明した。
(この結果、親米路線をとり国民の多数の声を無視してイラク攻撃に荷担していた当時のアスナール首相率いるPP(民衆党)は、数日後に行われた総選挙で野党第一党だったPSOE(社会労働党)に敗北。鮮やかなまでに与党と野党が入れ替わり、新しく就任したサパテーロは数ヵ月後にイラク国内に駐留していたスペイン軍を引き上げた……)

TVEの夜のニュース(現地だと昼)を見ましたが、ひたすら一周年の追悼と祈りの風景が続いていました。
それはレアル・マドリーの練習場でも同じことでした。


練習に先立って、犠牲者に対し5分間の黙祷が捧げられました。
マドリードで生まれた、あるいはマドリード暮らしが長いカンテラ(下部組織)出身選手、他の地域出身のスペイン人選手、他国出身選手。その誰もが「忘れらることのできない記憶であり、我々は犠牲者とその家族の傍にあって彼らを助けたい」という主旨のコメントを出しています。

マドリードで起きた出来事ということもあって、私の中でそれはサッカーと絡んだ記憶で残っています。
テロの翌日に行われた政府主導の市民デモ。ペレス会長やバルダーノと共にクラブを代表して参加した、マドリー生まれのラウルとグティ。ラウルは泣いていた。
テロのあった前日は、ベルナベウでCLマドリー対バイエルン・ミュンヒェンの試合が行われていました。テロのニュースを聞いたバイエルンの選手たちは、確かスペインを発つ前に献血を申し出てくれた。
テロに対抗しよう、という空気はマドリードだけではなくて、普段なら「マドリードなんて」という空気もあるカタルーニャでも他の地域でも見られた。テロ後のリーグ戦では、どの試合会場でも皆が黙祷する姿とテロへの対抗を示す横断幕があった。

そんなことを、覚えています。


久しぶりのオフィシャルインタビューが敗戦後第一番となったカピタン・ラウル


最後にもう少しサッカーらしいニュースを。こちら
セルタを辞めた後、どこで何をしているのか良くわからなかったロシアの皇帝、アレクサンダー・モストボイ様がセグンダのアラベスと契約を結ぶのだとか!!恐るべし、ピーテルマン。ピーテルマンは問題行動の多いオモシロ会長で、02/03シーズンにラシン・サンタンデールを引っ掻き回して話題になりました。ベンチに入りたくてデルガード(用具係みたいなもの)に化けたり、それで連盟から怒られたりね…。
アラベスは現在セグンダの8位。プリメーラに上がれるのは3チーム。モストボイ、アラベスの救世主となりますかどうか…

トリノの決戦

2005-03-09 21:55:38 | football

バルサが敗れ、リヨンが羨ましいことこの上ない勝ち方をした1日目が終わり、遂に決戦の日。いよいよトリノでのユベントス戦2nd legです。マドリーのオフィシャル、AS、MARCA…あちこちに選手たちのインタビューやコメントが載っていますが、当然ながらすべてを読んでいる暇などないので、オフィシャルを中心にざっと拾ってきました。

ルシェンブルゴ:「我々は全力を出していく。我々はユベントスを恐れない」
ロナウド:「僕たちは、リーグ戦で3ポイントを取りにいくときのようにプレイしないといけない」「新しい歴史を作る時だ…僕たちは、やるよ」
リーガ制覇どころか世界制覇も成し遂げ、バロン・デ・オロにも輝いたロナウドが獲ったことのないタイトル、それがビッグ・イヤーです。
グラベセン:「トリノでの自分たちの状況を、我々は心配してはいない。これは楽しむべき試合だ」
頼もしい…
フィーゴ:「マドリーはこういう重要な試合のやり方を知っている」「なぜPKを蹴らないなんてことがある?もし俺が信用されていないのなら蹴らないだろうけれど、でもそんなことはないと信じている」
2年前、トリノでPKをブッフォンにストップされたフィーゴ。熱くて冷静な男、フィーゴがリベンジを狙っています。
ジダン:「我々は再びチャンピオンズ・リーグで優勝したいと思っている」「もうサッカーをしたくてたまらないんだ」
再び「古巣対決」になるジダン、休養も十分です。良くも悪くもジダン次第なところもあるマドリー、ジダンが好調であれば先が見えてくるはず。
ラウル:「100%、レアル・マドリーはユベントスより優れている」
久しぶりのロングインタビュー、ちゃんと読みたかったのですが長すぎた。インフルエンザからようやく回復、サッカーに飢えた状況のカピテン・ラウルです。90分フル出場は無理かもしれない、なんて言われていますが、ラウルのことですから全部出たがるのでは。
カシージャス:「重要なのはゴールを決めること。僕たちは敏感な状態になっている。ラウルがいて、ロナウドがいて、ジダンがいて、フィーゴがいて…何も難しいことはない」
イケルに言われるとなんだか安心します。ちなみにこのAS紙のインタビューがなかなか面白くて、「2年前のトリノで着たユニフォームは黄色いジャージに白いパンツっていうレアな組み合わせだったけれど?」と聞かれて「いつものグレイのでいくよ」なんて言っていたり、「ラウルの息子のホルヘ(今たぶん5歳くらい)はイケルのユニを持っていて、一番好きな選手はイケルだって言っているそうだけれど?」と聞かれて「いいことだね。僕のキャプテンの息子さんはサッカーをよく知ってるわけだ!」なんて答えていたり。それから間もなく1年が巡ってくる、3-11のマドリーでのテロの件にも触れていました。

デッレ・アルピでの直前練習では、ジダンもラウルも完全な状態に。グティがちょっと左足首を痛めたようですが、すぐに練習に復帰。サルガドがいない以外はほぼ完全な状態で試合に臨めそうです。
日本語での直前情報はlivedoor MARCAを参考に。試合は今夜28時45分キックオフ。

リバプールはきっと大丈夫。信じています。

それからあとはいつもの

ALLEZ MONACO!

思い出したのはあの日。

2005-03-08 02:06:47 | football
最近、その気がなくとも明け方5時、6時ごろに目が覚めてしまいます。すべてはリーガのせい(某W局時間だとどんな試合も5時25分か5時55分に始まる)、CLのせい(基本的にどこも定刻、4時45分キックオフ)。要するに欧州サッカーのせいですね。今朝方も目が覚めてしまいましたのでテレビをつけたら(この辺りが間違ってる気もする)、そこに映っていたのは真っ白な世界、11人の緑色と11人の黄色と黒、審判団、蛍光オレンジのボール、でした。

左の27番は、中田浩二。ごちゃごちゃと揉めつつもマルセイユに移籍したK中田、ワークパーミットも降りてこのアウェイのサンテチエンヌ戦がリーグ・アンのデビュー戦となったのでした。気温マイナス5℃、ラインなんかさっぱり見えない雪の中で。
この真っ白な光景と中田浩二の取り合わせを見ていてふっと思い出したのが…98年でしたか、高校選手権の決勝。真っ白な国立競技場で、帝京対東福岡。中田浩二は当時帝京のキャプテンでした。ちなみに東福岡(勝ったのはこっち、強かった)の司令塔だったのが元チームメイト、鹿島の本山。

結局今朝の試合は2-0でホームのサンテチエンヌが勝利。左ウィング(でいいのかな?)で出たK中田の出来は…良くありませんでした。レキップFootball365ともに採点は最低。もっともマルセイユのほかの選手たちだってひどい採点でしたが。
ピッチコンディション&気象条件の問題もあり、試合に出るのが久しぶりなこともあり、チームメイトの信頼もまだもらえていないこともあり…。しかも表情も硬かった。この先またチャンスをもらうこともできるでしょう。そのときに何ができるか、です。

ところでK中田がマルセイユにいる間は、たった2枠しかないリーグ・アンの放送のうち、1試合分はマルセイユに持っていかれることになりそうです。残りをリヨンとリールとモナコとオセールと、時々PSGあたりで分け合うことになるのか……ま、元から放送が少ないのには慣れているのでいいんですけど。来る3月20日にはルイ・ドゥにマルセイユがやってきます。ということで放送枠確保~(しかもライブの可能性も高い)。


さて、刻一刻と勝負の時が迫るCL。本日のマドリーオフィシャルの情報によると、ジダンとラウル、そしてオーウェンも通常練習に復帰。いつものように紅白戦をこなしたようです。ジダンとラウルはレギュラー組でプレイ、無事にトリノ行きメンバーに入りました。

Porteros:Casillas, Cesar y Diego Lopez.
Defensas:Raul Bravo, Roberto Carlos, Samuel, Helguera, Pavon, Mejia y Palencia.
Centrocampistas:Celades, Gravesen, Borja, Beckham, Figo, Zidane, Guti y Solari.
Delanteros:Raul, Ronaldo, Owen y Portillo.

デランテーロがちゃんと4人いる安心感……。

ラウルとルシェ監督。よく話し合っているらしい。


それから主審はドイツのマルクス・メルクさん、確か職業は歯医者、に決定。

鼠径部とアニマルと天敵

2005-03-06 21:53:40 | football
Barclays Premiership Week25
ニューカッスル 1-0 リバプール

ニューカッスルの得点:ロラン・ロベール(70)

試合が始まって15分ほど過ぎたころ、そうだ試合があったんだと気づいて急ぎ文字実況ページ(BBCにした)を開きました。ニューカッスル対リバプールという、一見おいしそうなカードながら放送はございません。クライフェルトが出ていたらモリエンテスと局地的クラシコだなあ、なんて思っていました。
さて、文字実況を眺めてみますと、なかなかモリエンテスの名前が登場しません。そんな簡単に試合から消えてしまうなんて、流れに乗れていないのかやはりまだコンビネーションが上手くいってないところがあるのか…なーんて思っていたら。スタメン&ベンチメンバー表からすら消えているじゃありませんか。鼠径部を痛めていたらしいモリエンテス、こんな時にしかお役に立てないのに、きっちりとお休みを頂いてしまったのでした。そしてリバプールは……がんばれリバプール!

Ligue 1 / 28eme journee
ASモナコ 0-0 FCメス

ルイ・ドゥで0-0です。点が入りません。どうにも点が入りません。
ここ最近の、リヨンに引き分け、ニースに敗れ、そんな中でのデシャンや選手たちのコメントを見ていて思ったこと。あまりにも現実的。
例えばマドリーの監督なら、トップと引き離されている状況でも「まだあきらめていない。チャンスがある限りリーガの優勝を狙う」ってなコメントをするんですが…どうもモナコの皆さんはリーグ優勝はあきらめているように聞こえるんですよね。ある意味潔いのですが。とりあえずはCL圏確保が目標になっている様子。
この試合も0-0の状況ながら、デシャンは後半15分過ぎにはベルナルディとカロンをさっさと交代させ、ここのところ出っ放しのジヴェも後半30分ごろに交代。もはや視線の先はPSV戦、ってところでしょうか。ま、それはそれでいいのですけどね。
ちなみにこの試合で、ようやく、ようやくチェバが復帰。水曜のPSV戦を前に心強いゴール・アニマウが帰ってきました。
ASM JAPON


Liga Espanola 1a DIVISION Jornada 27
Valencia C.F. 1-1 Real Madrid C.F.

バレンシアの得点:パブロ・セサル・アイマール(13)
レアル・マドリーの得点:ロナウド・ルイス・ナザリオ・ダ・リマ(27)

勝つのが一番ではありますが、絶好調のアイマールを初めラニエリマジックから解き放たれてしまったバレンシアを相手にエンパテで終われたのは良い結果であったと思います。いや、正直負けないでよかった。
ロナウドはようやく得点こそしましたが、やはりちょっと様子がおかしい。ルシェ監督は身体が軽くなっているようだ、なんて言ったようですが、まだ苦しそうだし、リズムも良くない。もっともジダンやラウルといったいつもの相棒がいないのも問題なのかもしれません。そうでなければさりげなく、かつ露骨に、アジャラさんに腿を蹴っ飛ばされていたのも原因の一つかも。さすがアジャラさん、えげつなさのスケールが違います。少しは見習えサムエル(いや、見習わなくていい…)。

この試合はフィーゴがことさらおとなしかった。某Wの実況&解説にも「良くないですねえ」と言われていましたが、実はそれも仕方なし。というのも、バレンシアの15番、カルボーニ爺ちゃん(次の4月で40歳になる)が以前からフィーゴの天敵であるためです。普段ならゴリゴリとドリブルで仕掛けまくるフィーゴですが、カルボーニにはがっちり押さえ込まれてしまいました。恐るべし天敵。

ともあれイケルがとりあえずおかしいところ無しに90分試合に出られたのは良かった。復帰組のジダン、ラウル、オーウェンが最終的にどこまでフィットできるか不安ですが、ここ一番の彼らの集中力は疑いようがありません。トリノでの試合を緊張しつつ待ちたいと思います。
う~、がんばれ。

着ぶくれてますがラウルさんです。ボールを使ったトレーニングに復帰、トリノ行きは問題ない…らしい。