けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

本音?

2007-08-31 16:58:33 | football
CLと言えば、ということなのか昨夜のバレンシアの会見当番はモリエンテスでした。Las Provinciasに載っていた記事が面白かったので、ちょっと訳。

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「僕たちが望んでいた対戦相手ではないけれど、でもリベンジの精神は試合をするには良いものだ」。フェルナンド・モリエンテスははっきり真実を口にした。モリエンテスは組み合わせが見たところ厳しいものであることを認め、勝ち抜きのために大切なのはグループリーグの最初の2試合の結果であると付け加えた。
「皆、最初からはっきりした目標を持っている。昨日(水曜日)、僕たちは昨シーズンから続いていた仕事を終えた。チャンピオンズリーグに出場するということだ。ポット1でないのだから、強豪チームと当たることはわかっていた。シャルケ04はこのグループの中でストッパー(妨害?)になるチームだ。強くてチャンピオンズでの経験は新しい。目標を持って、グループリーグを突破しようとしてくるだろう。チェルシーのクオリティも忘れないが、シャルケ04には敬意を持っている。だけどそれは僕たちの脚を引っ張るものだということも理解している」。
モリエンテスはロンドンのチームが2シーズン前ほどの怖さを持っていないと保証する。「チェルシーには疑問が生じ始めている。チェルシーが弱くなっているということではないけれど、いくつかのピースが変化してきているし全てがうまく折り合いがついてはいない」。
ローゼンボリについては、ノルウェイに10月の終わりに行かなければいけないという気候上の不利さについて不安を感じていることを述べた。

さらにモリエンテスは、バレンシアのほかの選手たちもまたドローの結果を待っていたことを付け加えた。カニサレスとマルチェナを除いた選手たちはトレーニンググラウンドの傍で、トレーニングの開始を20分以上遅らせていた。トレーニングは18時半に始まる予定だったが、モンテカルロからのラジオ中継で抽選結果を知るまでその場を離れられなかった。
手ごろな可能性としてリバプール(これはモリエンテスの希望)がジョークで上げられるのが聞こえた後、チェルシーとアナウンスされ、選手たちには驚きとため息をつく様子が見られた。実際、望ましい結果ではなかったようだ。「また~? 神様、他のはなかったの?」という声が聞こえた。
選手たちはなおもシウダ・デポルティーバのホールでラジオを聞いていた。「シャルケ04」。皆がヒルデブラントを見る。彼はシュトゥットガルトが来るとかけていたのだ。「かなり大変なグループだね」と後にヒルデブラントはコメントした。他のリーガ・エスパニョーラのクラブの運の違いについてお互いにあれこれコメントをしている間、何人かの選手たちは渋い表情をしていた。後でモリエンテスは、グループ内の対戦相手をレアル・マドリーのグループのと取り替えたかったと述べた。
最後の対戦相手ローゼンボリについてはほとんど注意は払われず、選手たちはトレーニングを始めるためグラウンドに向かっていった。
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選手たちもやっぱりチェルシーは嫌だったんだなとか、シャルケが決まった時のヒルデブラントへの反応とか、マドリーと交換したいと言うモリエンテスとか、バレンシアの選手の正直な反応が垣間見えてちょっと面白い記事でした。


EURO2008予選アイスランド戦、リトアニア戦向けスペイン代表
(ほとんど)変わりなし。守備が非常に心配です。

Atlético: Pablo y Pernía
Arsenal: Cesc
Barcelona: Iniesta y Xavi
Betis: Juanito
Espanyol: Luis García
Liverpool: Xabi Alonso, Fernando Torres y Reina
Real Madrid: Casillas y Sergio Ramos
Valencia: Albelda, Angulo, Joaquín, Marchena, Silva y Villa
Villarreal: Ángel y Capdevila

欧州

2007-08-31 01:33:19 | football
プエルタへの追悼の言葉と黙祷が行われた、CLグループリーグの抽選会。


グループA リバプール:FCポルト:マルセイユ:ベシクタシュ
グループB チェルシー:バレンシア:シャルケ:ロゼンボリ
グループC レアル・マドリー:ブレーメン:ラツィオ:オリンピアコス
グループD ACミラン:ベンフィカ:セルティック:シャクタール・ドネツク
グループE FCバルセロナ:リヨン:シュトゥットガルト:レンジャース
グループF マンチェスターUtd:ローマ:スポルティング:ディナモ・キエフ
グループG インテル:PSV:CSKAモスクワ:フェネルバフチェ
グループH アーセナル:セビージャ/AEK:ステアウア・ブカレスト:スラヴィア・プラハ


バレンシアは厳しいグループに入ってしまいました。チェルシーとシャルケ…厳しいなー。
マドリーは…ブレーメンはあまり良いシーズンの出だしではなかったようですが、対戦する頃にはどうなっているかわかりませんしね。ラツィオは、知っていた頃から様変わりしてしまってよくわかりません…。オリンピアコスからはラウル・ブラボが早くも里帰り。

バレンシア
第1節  9月18日 シャルケ vs バレンシア
第2節 10月 3日 バレンシア vs チェルシー
第3節 10月24日 ローゼンボリ vs バレンシア
第4節 11月 6日 バレンシア vs ローゼンボリ
第5節 11月28日 バレンシア vs シャルケ
第6節 12月11日 チェルシー vs バレンシア

やっぱり厳しいグループですね…。最後がフエラでチェルシー戦というのも好きじゃないなあ。とにかく第5節までで突破が決まるような展開になれば良いと思います。そのためには、第1戦が重要。こっちもいきなりフエラなんだ…。良い点は、寒そうなローゼンボリ(ノルウェイ)が10月中にクリアできることくらいでしょうか。

マドリー
第1節  9月18日 マドリー vs ブレーメン
第2節 10月 3日 ラツィオ vs マドリー
第3節 10月24日 マドリー vs オリンピアコス
第4節 11月 6日 オリンピアコス vs マドリー
第5節 11月28日 ブレーメン vs マドリー
第6節 12月11日 マドリー vs ラツィオ

MARCAは、セビージャ以外は(まだGL進出が決まっていませんが)難しいドローになったと報じています。でもマドリーは、バレンシアに比べればまだやりやすい気がします。バルサの対戦相手も確かに骨のあるチームばかりですが、バルサ補強豪華でしたしね…。ま、何にしても始まってみなければわかりません。ただ極めて個人的な要望を言わせていただくと、バレンシアとマドリー、別の日だと良かったんですが。同日ということは、またザッピング。


UEFAスーパーカップ前夜
本日20時45分より、UEFAスーパーカップが行われます。ACミランvsセビージャFC。場所はもちろん、スタッド・ルイII。


前日練習。「ボールが彼らに笑顔を取り戻させる」とMARCAのキャプション

ホセ・マリア・デル・ニド会長(モナコに出発する前)
これからは、我々は12人で戦っていくのだ。アントニオ・プエルタの想い出と共に、我々は再び戦いを始めた。彼の想い出に捧げるスーパーカップを獲得するという目標を持って。我々はミランに勝つつもりであり、その勝利はプエルタに捧げる。我々は気を落としている。しかしアントニオは既に逝き、そして人生は続いていく。セビージャは無敵になる。アントニオの魂と共に戦っていくからだ。

義務を果たす

2007-08-30 14:27:18 | football

祈る


UEFA Champions League 3rd Qualifying 2nd-leg
Elfsborg 1-2 Valencia C.F.

エルフスボリの得点:アレクスアンデション(30)
バレンシアの得点:イバン・エルゲラ(3)、ダビド・ビジャ(90)

GK:ヒルデブラント
DF:カネイラ、アルビオル、エルゲラ、モレッティ(84、アレクシス)
MF:マルチェナ、サニー、ホアキン、ガビラン、シルバ(61、ビジャ)
FW:モリエンテス(55、アリスメンディ)


エルゲラのゴール、プエルタに捧げる


お世辞にも良い試合と言えるような展開ではありませんでしたが、かなり強い降雨、人工芝、メンタル面のことなどを考えれば、致し方ない点もあるかとは思います。
先発は予想とはだいぶ違っていました。今週末ビジャが出られないことを考えるとモリエンテスは温存されるかもしれない、などと思っていましたが先発。その代わり交代は早めでした。スペイン代表、バレンシアの試合、とフル出場が続いていたシルバも早めの交代。ベンチでしょんぼりしていたビジャは途中出場。

3点差をひっくり返されるようなことにはならないだろうとは思っていましたが、余裕を持って試合を進めるためには得点がほしい…ところにエルゲラの先制ゴール。やはり攻撃の面で(も)頼りになる選手です。中盤からあまり良い攻撃の組み立てがなく、ホアキンもちょっと元気がない感じ、モリエンテスはほぼ行方不明…の中でよく動いて前後をつなげようとするシルバは目立ちました。今一番欠けてはいけない選手かもしれません。
相手の攻撃を受けてたつ場面では、だいぶもたつく様子が目に付きました。今日のディフェンスが酷かったというよりは、慣れない人工芝に雨という環境の中でボール際と足元に注意を払いすぎていた、ということのように思います。

実況&解説(倉敷さん&金子氏)にカニサレス(軽い負傷で本日欠場)がだいぶ腐されていまして、金子氏曰く「ヒルデブラントはカニサレスより技術ははるかに上、フィード(パントキック)はヒルデブラントが下」……昨シーズンまでブンデス担当だったらしいコメントでした。
確かに昨シーズンカニサレスのパフォーマンスが落ちたことはあったけれど、そこまで言われるほどヘタなわけではないだろうし、逆にカニサレスのパントキックはあまり良い方ではない印象が。もっとも試合を見ていると、ヒルデブラントのパントキックも確かにあまり頂けるものではありませんでした…2人とも練習してください。

最後にビジャがゴール。ビジャレアル戦の翌日、公式に「皆、迷惑かけてごめんなさい」というコメントを発表したホアキンに対して、口を開かなかったビジャ。どうにも性格的に不器用なところがあって、退場のもやもやもまた自分の中に押し込めてしまったのではと気になっていたのですが、これが転換点になればと思います。

特に怪我人もなく勝利。なによりも重要なCL出場権を手に入れるという義務はきちんと果たしました。


ビジャのゴールも


ドロー
9月3日に延期されたAEKアテネ-セビージャの試合を除き、予備予選が終了。本日18時(日本時間25時)よりモナコにてグループリーグの組み合わせ抽選が行われます。


ポット1:ACミラン(ITA)、バルセロナ(ESP)、リバプール(ENG)、インテル(ITA)、アーセナル(ENG)、レアル・マドリー(ESP)、チェルシー(ENG)、マンチェスターUtd(ENG)

ポット2:バレンシア(ESP)、リヨン(FRA)、ポルト(POR)、セビージャ(ESP)/AEKアテネ(GRE)、PSV(NED)、ローマ(ITA)、ベンフィカ(POR)、ブレーメン(GER)

ポット3:セルティック(SCO)、シャルケ04(GER)、シュトゥットガルト(GER)、ステアウア・ブカレスト(ROU)、CSKAモスクワ(RUS)、スポルティング・リスボン(POR)、ラツィオ(ITA)、マルセイユ(FRA)

ポット4:レンジャース(SCO)、シャクタール・ドネツク(UKR)、ベシクタシュ(TUR)、オリンピアコス(GRE)、ディナモ・キエフ(UKR)、フェネルバフチェ(TUR)、スラヴィア・プラハ(CZE)、ローゼンボリ(NOR)


同国が同じグループに入ることはありません。セビージャ/AEKの扱いがどうなるかわかりませんが、スペインおよびギリシャのクラブは同グループにならないようにするのかもしれません。
アヤックス上がってこれなかったんですね…。ラツィオは久しぶり。国内で現在低調のマルセイユが心配です。リヨンも今シーズンは苦しい。ポット4が曲者ばかりで怖いです。寒いところは避けたいです。もちろん強いところも避けたいです…。

悲しみ

2007-08-29 22:27:15 | football
それでもフットボールは続くのだから、とニュースをチェックしようと思っても、プエルタの記事が目に入り、失ったものの大きさを感じてしまいます。
MARCA特集ページ


プエルタは28日夜、サンチェス・ピスファンに帰ってきました。柩で運ばれる彼を迎えたのは多くのセビジスタたちとベティコたち。赤白も緑白も関係なく涙し、悲しみを分かち合い、必死で戦ったプエルタに拍手を送り、セビージャとプエルタを讃える歌を歌う。29日午前2時過ぎ、アテネから急遽帰国したセビージャの選手たちがようやくサンチェス・ピスファンに着きました。最期の時に近くにいてあげられなかったチームメイトたちの心情を思うと、いたたまれない気持ちになります。セルヒオ・ラモスなどゆかりの選手たち、関係者たちも弔問に訪れていました。

スペインの各クラブは公式サイトに弔文を掲示し、会長や監督、選手たちからも悲しみの声が寄せられています。スペイン国内だけではなく、UEFAスーパー杯を戦うACミランや、過去にプエルタが印象的なゴールを決めたシャルケ04など、海外のクラブからも。ヘタフェは新加入選手のお披露目を延期、マドリーは今夜行う予定だったトロフェオ・サンティアゴ・ベルナベウ(対スポルティング・リスボン)を延期しました。同じく今夜バルサが予定していたジョアン・ガンペール杯は、試合自体は行うもののそれ以外のイベントは中止とのこと。


29日になって現地では葬儀が行われ、関係者が最後のお別れをしています。犬猿の仲のはずのデル・ニド会長をベティスのデ・ロペラがハグし慰めている。セビージャ、ベティスはもちろん、リーガの各クラブからも葬儀に参列する人たちが集まっています。アトレチコからセレーゾ会長(チームはUEFA杯のためセルビアへ)、バルサからプジョルとチキ、ラポルタ会長、前ゼビージャ監督のホアキン・カパロス、マドリーからはカルデロン会長とラウル、グティ、それから元セビジスタのセルヒオ・ラモス、バチスタ、サビオラ。他クラブからも、監督や選手たちが最後のお別れに集まっています。


バレンシアは、今夜CL予備予選2nd-legエルフスボリ戦が行われるためスウェーデンにいます。昨夜の前日公式会見に出たのはキケとバラハ。2人とも沈痛な表情で、プエルタの死を悼むコメントを出していました。アンダルシア出身のためかホアキンもインタビューに答えていましたが、いつもの明るさなどどこにも見られない。代表やユース代表で一緒だったり、アンダルシア代表で顔を合わせていたり、そうでなくてもリーガで何回も対戦したり。ライバルチームであっても、多くの場合選手同士は仲が良かったりするものです。フットボール・ファミリーの大切な仲間を失った直後。それでも今夜は戦わないといけません。
予想先発は、GK:ヒルデブラント、DF:カネイラ、エルゲラ、アルビオル、モレッティ、MF:ホアキン、サニー、バラハ、ガビラン、シルバ、FW:ビジャ。
ホアキンとビジャのリーガ次節の出場停止は1試合になったようですが、その分この試合でしっかり仕事を。


最後に
スペイン語ではこう言うのだそうです。Descanse en Paz 安らかな眠りを。


Adios, Gran Antonio Puerta

待たされたニュースは

2007-08-28 20:21:29 | football
昨日は現地時間12時頃に発表があった、セビージャのアントニオ・プエルタの病状。今日もそれくらいの時間に何か情報があるだろうかとMARCAを気にしていたのですが、約1時間遅れて届いた情報は、かなり厳しいものです。(日本語記事追加


病院の発表によると、アントニオ・プエルタはなおもICU内にいて非常に厳しい状態にある。
「脳の後遺症の兆候が進んでいること、心停止が長引くことによる多臓器機能不全などから、患者の病状の変化は芳しくない」


望みは捨てられない。絶対に戻って来い、と願うだけです。



現地時間16時過ぎ:亡くなりました日本語記事
アントニオ・プエルタ、享年22歳。たった22歳。奥様ともうすぐ生まれてくる赤ちゃんを残して。たくさんの仲間たちとファンを残して。際限なく輝かしい未来があったはずなのに。こんなことは絶対起きてはいけないはずだったのに。ひどく悲しい。本当に悲しいです。


どうぞ安らかに…



※今夜行われる予定だったCL予備予選2nd-leg AEKアテネvsセビージャ、およびリーガ・エスパニョーラ第2節 オサスナvsセビージャの2試合は、延期が決まりました。



こんな選手でした(MARCAelmundo.es

はい、次

2007-08-27 16:06:43 | football




こうなるまでは先制されただけの試合だったのに。ここですべての決着がついてしまいました。ビジャには猛省を促したい。良い意味でも悪い意味でもビジャはチームの試合の勢いを作る選手なんですから。
それでもまだ始まったばかり。元気出して次行きましょう。

ちなみに開幕戦で昇格した3チームはすべて勝利を収めました。ムルシア2-1サラゴサ、デポル0-3アルメリア、エスパニョール0-1バジャドリ。アルメリアとバジャドリはフエラでの勝ちです。怖いなあ…バレンシアは次、アルメリアだった気がする(ただしその前にスウェーデン遠征です)。


プエルタのその後
予断を許さない状況が続いていたセビージャのアントニオ・プエルタですが、次第に病状は好転しているようです。今しがたMARCAのトップに出たULTIMA HORAには、現地時間27日朝9時過ぎのデル・ニド会長のコメントで「プエルタは良い夜を過ごした」とのこと。前日昼の記事では「人工呼吸器につながれ容態は不安定」、夜になって「良い方に向かう」でしたから、少しずつ安定した容態になってきているのだと思います。
彼の病状を伝えるMARCAの記事には、スペイン中からプリメーラセグンダを問わずフットボールファンのお見舞いと激励のメッセージが寄せられています。セビージャのライバルチームであるベティスの選手たちも病院を訪れ、マドリーの元セビジスタ、セルヒオ・ラモス、バチスタ、サビオラもプエルタに向けたコメントを出しています。誰もが思っていることだと思います。とにかく元気になって戻ってきてほしい。

後刻(現地時間27日12時過ぎ):医師団の発表
デル・ニド会長のコメントは良い兆候を示しているように聞こえましたが、医師団の見方ではまだ厳しい状況に変りはないようです。

「心停止の症状がなくならず続いているいるため、プエルタにはなおも人工呼吸器および鎮静剤が必要となっている。心停止は、深刻な心室不整脈が繰り返し生じていることによって起きている。現時点で心室不整脈は一定の治療法でコントロールされている。
36時間が経過し、患者の状態は、脳の問題を含む心停止による症状から、依然厳しいものである。
(予後を予測するには時期尚早で状態を見極めるには最低でも48時間が必要であるが、)36時間が経過したに過ぎない。今日のうちは、今後の変化を待って将来的な経過がどうなるかという予測を確立するための、他の検査をすることになるだろう。
心停止が非常に長引くと、大脳の問題を伴うのは避けられない。今後の経過の可能性としては、最高のもので原状回復が期待される。
(良い面は)それほど重大な病状の悪化がない。だが今後を予測することは、現時点では「冒険」である。。」

医療用語が難しくてうまく意味がつかめないのが、もどかしいです。プエルタ、とにかくがんばれ。


いろいろなことがあり過ぎて

2007-08-26 14:16:23 | football
この週末は少し遅れた夏休みで帰省していまして、リーガ開幕は録画で見ようブログを書くのもそれからにしようと思っていたのですが……土曜日のたった3試合、それだけであまりにも色々なことが起こってしまいました。

放送なし

実家で放送は見られませんが、せめて経過くらいはチェックしたいなあと思ってインターネットに接続し、この度の大惨事を知りました。実家から戻っても、楽しみにしていた開幕デルビーの放送は見られないわけですね。Youtubeなどでハイライトは確認しまして、ずいぶんエキサイティングな試合だったようですが…。他の試合、今後の試合はどうなるのか、この試合の再放送はあるのか、いったいどうなるんでしょうか。毎シーズン大騒ぎで始まるリーガ・エスパニョーラであります。

勝ちました
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 1
Real Madrid C.F. 2-1 Atletico Madrid
マドリーの得点:ラウル(15)、スネイデル(79)
アトレチコの得点:アグエロ(1)

アグエロ(1)って……。不安定なプレシーズンの勢いそのままに試合に入ってしまった感じですが、デルビーといえばこの人、ラウルの同点ゴールに、後半にはFKのチャンスにサインプレイでスネイデルのゴール。終わってみればこの上ないスタートの切り方となりました。試合内容を詳しく書くことはできませんが、スネイデルが良さそうだったのと、ラウルがかなり元気になっていたことと、グティのFKが上手になっていたこと辺りが印象的。


チェコからモナコへ、そしてスペインへ

昨夜、ASモナコFC所属のMFヤロスラフ・プラシルの移籍が決まりました。移籍先はオサスナ。契約は4年間で、移籍金はたったの225万ユーロ。まだ25歳の現役チェコ代表選手。安過ぎる…。
モナコは今シーズンからブラジル人のリカルドを新監督に迎えまして、おそらくリカルドの希望でだと思いますが、先日ブラジル国籍の中盤の選手をセルタから獲得しました。ネネです。中盤左の攻撃を担当する希望の選手が獲れたということで、ポジションがかぶるプラシルの立場は危うくなる。結局プラシルは、17歳で下部組織に加入して以来長い時を過ごしてきたモナコを出ることになりました。
実はオサスナは、6月くらいからプラシルに声をかけてくれていまして、元々プラシルもスペインサッカーが好きだ、ということですから、結果的には悪くない移籍だとは思います。が、このプレシーズンには昨シーズンまでキャプテンで生え抜きだったDFのジヴェをマルセイユに売ったり、それ以前のシーズンでもジュリやロテン、エヴラ、スキラッチなど中心だった選手を惜しみなく売りに出していたモナコ。プラシルの移籍にも、チームの中心だったからとかそういった躊躇がほとんど感じられない。もちろん無理に売りに出したりはしませんが、選手が「移籍の可能性もありかなあ」なんて考えを持つと「どうぞどうぞ」とか「そろそろ空気を換えるのもいいんじゃない?」といった感じで、選手ひとりひとりに執着しない淡白さ。そんなモナコのクラブとしての立場には時々少し悲しい矛盾を感じたりもします。名門であり常に欧州の舞台にも顔を出すべきクラブであるという自覚がありながら、結局は「育てて売るクラブ」なんですよね。「バンディエラ」は残らない。03/04シーズンの、あのスーパーモナコから今残るのは、GKのフラヴィオ・ローマとMFルーカス・ベルナルディのみになりました。

そんなプラシルのコメントをMARCAオサスナ公式から。
「昨シーズンのUEFA杯でのオサスナの試合は見ていたけれど、その戦い方は好きだ。以前からスペインリーグは好きだったし、オサスナでは僕の力を生かせると思う。スペインリーグは強く、多くのチームが常に全力で勝利のために戦う。その攻撃的な戦い方は僕は好きだ。
フランスのほかのクラブからもいくつかオファーはもらっていたのは確かだけれど、僕のプライオリティはオサスナにあった。とても嬉しいよ。そして今僕に求められているのは、その信頼に応えること。先発イレブン入りを目指して、オサスナで最高の結果を得たい。
ポジションは、サイドまたは中盤の底が好き。でも結局は、どのポジションでも同じこと。大切なのはチームと結果だからね。
フランスリーグで既に4試合戦っているし、代表でも1試合に出場した。プレイする準備はできているよ。」


ムルシア
昇格組、ムルシアが初戦でサラゴサを下しました。ちなみにムルシアの先制点はマドリーから出向したメヒアです。


実は一番気になっているニュース
セビージャvsヘタフェの試合中に、セビージャのDFアントニオ・プエルタが心疾患で昏倒。病院に搬送されICUで治療を受けているようですが、非常に厳しい予断を許さない状況にある、とのことです。現地時間では朝を向かえ、新たなニュースが入ってくるかもしれません。それが、回復を知らせる良いニュースであるように、と心から願っています。がんばれプエルタ、戻って来い。

それでも開幕する

2007-08-24 12:41:52 | football
なんかこう、スペイン紙お得意のコラージュなんじゃないかって感じがしますが、きちんとベルナベウのお披露目も会見もしましたので正真正銘マドリーの選手です。


ロッベンが笑っている


TVEのニュースのスポーツコーナーでお披露目の様子を見ました。
Ivan Gabriel Heinze。TVEのアナウンサーによると、エインセは「ヘインセ」と発音されてました。母音の前のHは発音しないんだと思っていた。Hala Madridは「あら、マドリー」ですから。名前の時は違うんでしょうか。
アルゼンチン人選手が来ると、その選手のルーツが個人的には気になります。イタリア系とかドイツ系とかそういうのではなく、大きく分けて「ボカ派」と「リーベル派」。サビオラはリーベル派、ガゴはボカ派でイグアインはリーベル派。もっともリーベル派、ボカ派といっても、選手同士の仲が悪いわけではないと思いますが。若年世代の代表が充実しているせいか、アルゼンチン人選手たちはクラブを超えて仲が良いようです。リケルメはアイマールと親友(というかアイマールが舎弟っぽい)ですし、マドリーのトレーニングでもサビオラとガゴはよく一緒に話しているようですし。さて、ではエインセ(世間一般に倣いエインセで行きます)のルーツは……ニュウェルスでした。うち(=モナコ)のベルナルディと一緒か~。
ところでこのエインセ、私が知っているのはパリ・サンジェルマン時代からですが、ネットで経歴を調べてみてちょっとびっくり。97/98シーズンからヨーロッパに来ているんですね。バジャドリ、スポルティング・リスボン、バジャドリ、そして01/02シーズンからPSGへ、04/05シーズンからManUへ。長いなあ。いずれにしてもアルゼンチン人ですから、リーガに馴染むのにそう問題はないと勝手に思っています。

で、ロッベン。
リバプール対チェルシーの試合結果をこのブログで書いた時、スコアの下に「主演男優賞:ロッベン」と書き添えてあるのを見つけました。リーガではプレミアよりお芝居はしやすいかもしれません…よそのクラブの皆さん、お気をつけて。
そのロッベンは、昨日のお披露目でスペイン語でスピーチをしました。もちろんカンニングペーパーありですけど、Jugadorがジュガドールになっていたくらいでなかなか良い出来。ひょっとしたら既に勉強してたのかもしれません。この後はファン・ニステルローイがいざと言う時に役立つスペイン語を教えます。例えばHijo de p***とか。
傍から見ていると無節操な補強にしか見えないのですが、ベルナベウに集まったマドリディスタはロッベンのパフォーマンスに大歓声を送っていました。お約束のビッグネームの獲得がないと物足りない体質になっているのかもしれません。


こんなままでリーガの開幕を迎えます。土曜日はデルビ・マドリー。誰が出るんでしょうか。試みにこんなものを作ってみました。



左ばっかり…。ロビーニョが右に回ったりするんでしょうね。

散財

2007-08-23 08:55:05 | football
昨夜はMARCAしか「決定」と出してなかったので、また勇み足を…と思って寝たのですが、目が覚めてみると、


エインセ。エインセ? リバプールに行きたくて仕方なかったはずでは…。エブラとポジション争いをしていた気がするので左ラテラルですよね? ミゲル・トーレスはどうなるんですか? マルセロは?
そして少し遅れて、


本当にロッベンも取ってしまいました。右のエストレーモですか? (訂正:画像の中に左サイド、て書いてありますね。左だらけではないか…)
Oranjeに染まるEl Blanco。ロッベンはお騒がせ系選手の印象がありますんで、暴れないように祈りたいと思います。ニステルロイが班長です。



シシーニョのローマへの移籍が決定。この現状では出たほうが良いです。がんばれシシーニョ。


しかし相変わらずわけのわからないクラブだ…。ラウルやグティは今シーズンどのくらい見られるのか。ソルダードを目撃することはできるのか。シュスターがどのくらいもつのか。気になるところです。


希臘戦結果
Amistoso internacional
Grecia 2-3 Valencia Espana

スペインの得点:マルチェナ(37)、シルバ(66,93)
ギリシャの得点:ゲカス(18)、カツラニス(43)

GK:レイナ
DF:アンヘル、マルチェナ、ファニート、ペルニア
MF:ホアキン(82、セスク)、アルベルダ(66、シャビ・アロンソ)、チャビ(70、ルイス・ガルシア)、シルバ
FW:トーレス(46、イニエスタ)、ビジャ(76、アングロ)

バレンシアの選手が使いまくられ、しかも活躍した試合。現時点では負傷者は出ていないようなので、それだけは良かった。
この日、EURO予選のグループFでは北アイルランドがリヒテンシュタインにホームで勝ち、グループFの2位に浮上。スペインは3位に後退。やっぱりもう負けられません…。

希臘戦前日

2007-08-22 16:40:46 | football
セルヒオ・ラモスが脚の怪我で出場が難しい状態だったり(セルタのアンヘル追加召集、ラモスは遠征には帯同)、イケルは練習中にセスクに突っ込まれて膝を打撲して離脱したり(パロップ追加召集)、怪しい雰囲気この上ないスペイン代表ですが、本日ギリシャ代表と親善試合を行います@サロニカ。



スタジアム、こんなですけど。
昨日、前日練習をしようと試合会場であるPAOKサロニカのスタジアムに行ったスペイン代表を迎えたのは、穴だらけのでこぼこはげちょろけピッチでありました。ギリシャの夏は殊更暑く芝の生育状態が良くなかったのかもしれませんが、それにしても…。
アラゴネスは前日練習をキャンセル、選手たちはホテルに戻りジムでトレーニングを行ったそうであります。RFEFはギリシャ側に対しできるだけピッチを補修してくれと依頼、つまりできるだけ芝をカットしたり、ローラーをかけたり、できるだけならしたり……したところで、まともなピッチになりそうもないですね。
以前にも東欧方面で試合をした時に酷いピッチだったことがありましたが…さすがに練習をキャンセルしてしまうほどの状態では選手たちの怪我が心配です。だからといって試合をキャンセルして帰ってくるわけにもいかないだろうし…。気をつけて、としか言いようがないですね。

ただ負傷しない程度に気をつけてとは言っても、9月にはいるとすぐにEURO2008の予選があるのでなかなか手を抜くわけにいかないところ。今回の試合に出場する選手たちがベースになるんでしょうが、なにしろいない選手がけっこういますから…。とりあえずMARCAの予想

GK:レイナ
DF:セルヒオ・ラモスかアンヘル、マルチェナ、ファニート、ペルニア
MF:アルベルダ、チャビ;ホアキンかイニエスタ、シルバ
FW:ビジャ、フェルナンド・トーレス

CBの中心プジョルはいずれにしても9月の代表戦はムリ、前回召集されていたハビ・ナバーロも負傷。なので、今回で9月の代表戦で使える確実なCB2人を固めてしまわないといけないわけですね。
今回の代表召集では目新しいところはほとんどありませんでした(追加召集のパロップくらいでしょうか)。常連か以前呼ばれたことがある選手ばかり。アラゴネスが監督に就任してから4年目に入るわけですが、その間どんどん新しい良い若手選手が出てきています。CBのラウル・アルビオルとか、呼んで良いだろうという選手は何人もいます。それでもアラゴネスが召集するのは「将来のスペイン代表」ではなく「EURO2008にたどり着くためのスペイン代表」。
実質もう1敗もできないEURO予選を前にして、アラゴネスには新しい選手を呼んでテストなどしている余裕はないんでしょう。長期合宿でも組めればまた話は別ですが、召集して一緒に身体を動かして紅白戦を1、2回やったら即試合、というスケジュールでは新しい選手に戦術だの守備の決まりごとだの仕込んでいる時間はない、ということなのだと思います。だいたい攻撃からして既製品のバレンシアセットをほぼそのまま流用しようとしてるし。
などと、スペイン代表召集への疑問ついて考えてみました。

試合は本日20時30分より。放送はなんとありがたいことに、

8月28日(火) 1:10~3:00 サッカー ワールドサッカー国際親善試合
「ギリシャ 対 スペイン」  BS1
解説・ゲスト 宮澤ミシェル
アナウンサー 一橋忠之


今回は「カシーリャス」があんまり聞けなさそうですね。ちなみに本国ではTVE1で放送があるそうですが、マドリーとバルサのプレシーズンのようにTVEインテルナシオナルで放送があるかどうかはわかりません。

ちなみに前回スペインがギリシャとやったときは、こんなことがありました。



うーん、懐かしい~。映像ではこちらの後半に。

蜜柑杯

2007-08-19 14:39:05 | football
選手登場から試合まで、TVViで見ました。選手が登場したのが現地時間21時30分、日本時間では早朝4時30分。20分間ほどで全選手が出てきて、5時ごろには一旦番組は終了。その後10分間くらいCMをやっていまして、おそらく録画だと思いますがテノール歌手によるイムノ独唱&花火大会。試合開始予定だった22時30分(日本時間5時30分)にはカメラは試合前の風景に切り替わりましたが、そこから試合開始までさらにだらだらと時間が過ぎていき…結局試合開始は23時くらいだったわけですね。終わるとほぼ午前1時。お疲れ様です。
余談ですが、先日のエルフスボリ戦もミッドウィークだったこともありキックオフは22時でした。リーガでは珍しくない時間だし暑さもあって遅い時間に開始したのでしょうが、スウェーデンの選手たちには慣れない時間で厳しかったのではないかと思います。というかバレンシアはそれが狙い目だったりして…。

さて、肝心の試合。昨シーズンまでのホタテ貝型トロフィーに代わり、今シーズンからはコウモリ型トロフィーが登場したトロフェオ・ナランハです。
 
ニュータイプトロフィーと待機中の選手


TROFEO NARANJA
Valencia C.F. 0-2 Parma F.C.


GK:ヒルデブラント
DF:ミゲル、エルゲラ(76、アレクシス)、アルビオル、モレッティ(46、カネイラ)
MF:バラハ、マルチェナ(66、サニー)、アングロ(66、ホアキン)、ガビラン(38、マタ)
FW:ビジャ(46、シルバ)、モリエンテス

何事もなく負けてしまいました。ミッドウィークに真剣勝負をした後でのプレシーズンマッチ、だいぶ選手の気持ちがゆるやかな感じでした。そのせいか、時々とんでもないパスミスがあったり意思の疎通が図れてなかったり。ズレができて前線はグタグタな印象でした。モリエンテスも空気のようで…たまにあったチャンスも、微妙なラインからの飛び出しをオフサイドと判断されてイライラしているようでした。最後の方では、オフサイドのホイッスル後もそのままゴールにボールを蹴りこんだり。
パルマは速攻カウンターがよく効いてまして、バレンシアの守備陣は度々混乱。1失点目はこの展開だったと思います。バレンシアの両サイドバックが上がりすぎるせいか、パルマが攻撃に転じると守備にすぐに回れるのがが2、3人しかいなくて、簡単にゴール前まで持っていかれてました。2失点目はFKを直接。ヒルデブラントが壁に一生懸命指示を出していて、指示は通じてるのかなあと思って見ていたら、ずどんと。もっともスローで見ると、壁のアルビオルに当たっていたのでヒルデブラントには不幸な出来事でありました。
気になったのがガビラン。先発で出ていましたが、接触プレイで負傷。膝の辺りか膝の裏辺りを押さえていたような…。負傷後も15分間ほどはプレイしていたのですが、結局交代となりました。ミゲルも何度か痛んでいましたが、試合はコンプリートできたので大丈夫でしょう。前日に違和感があったといわれているモリエンテスは先発フル出場。できれば代えてほしいなあと思ったのですが、アリスメンディは風邪、ジギッチは負傷…補強したのに交代要員がいないなんて。
あとこの日一番の拍手は、ホアキンが交代で出てきたとき。もう大人気です。ちなみにエルフスボリ戦でのトリック・トラップには「ホアキニーニャ」と名前がついた模様。

お披露目で敗戦、と少々情けないことになってしまいましたが、開幕まであと1週間。代表選手にだいぶ持っていかれるのが嫌な感じですが、残った選手は時間がたっぷりあるので気持ちを切り替えていっていただきたいと思います。

試合前のお披露目
スタジアムDJが選手の紹介文と名前を呼び、選手がピッチに出てきて壇上に上がる、プレゼンテーション。バレンシアの公式サイトに画像つきでいろいろ出ていますし(Maltimedia)、映像もそのうち公式なりYoutubeなりに出てくることでしょう。各選手紹介文も載ってまして、面白いなあと思いながら見ています。清水エスパルスで言うところの「世界に向かって駆け上がれ(市川大祐)」とか「清水が生んだサッカーの申し子(伊東輝悦)」とか「清水のワイルドプリンス(平松康平)」とか、そういう感じでしょうか。ちょっと違うか。
ちなみにモリエンテスの紹介文は「この1年間で、彼はバレンシアと恋に落ちた。今は常にこの土地で生きることを夢見ている。彼は新たな欧州杯を自分の経歴に加えることを望んでいる…今度は我々のチームで。フェルナンド・モリエンテス」。


イムノ独唱中の花火。キケ、アルベルダ、バラハは真面目に前を向いていたけれど
他の選手たちの関心事は花火の方…

シーズンが始まるということは

2007-08-17 19:51:18 | football
怪我のニュースも増える、ということです。
昨日はオサスナのMFネコウナムが膝の十字靭帯を断裂したことがわかり、最も悲観的な見方では今シーズンが終わる、全治6ヶ月、とのこと。イラン代表としてアジア大会に出場していたネコウナムは遅れてチームに合流、14日にビジャレアルと戦った親善試合が今シーズン最初の試合でした。そこでたった4分間プレイしただけで負傷。まだリーグ戦も始まっていないのに…。
昨シーズン何人も膝の靭帯で長期離脱する選手がいて、今シーズンはもうないように、と思っていたのに、こんな早くから離脱者を出してしまいました。


大きな負傷ではありませんが、気になる名前がバレンシアのメディカルリストに。ビセンテです。今朝のトレーニング、ストレッチの段階で筋肉に違和感を感じ、予防措置のため全体トレーニングはストップ。エルフスボリ戦で先発、チームの今期公式戦初ゴールを上げたビセンテ。あくまでも軽いものであればいいのですが。
そしてバレンシアのメディカルリストに載っていないからと安心していたら、MARCAの記事には「一方でフェルナンド・モリエンテスも筋肉のオーバーロードによりトレーニングセッションをコンプリートできなかった」とのこと。全体練習の大部分はこなしたようですが、最後の試合形式の練習は回避、ピッチ脇でストレッチをしたようです。Parte medicoに載らなかったのは、まだ症状がはっきりしていないのかそれほど酷いものではないからなのか。どの程度の問題なのかはちょっとわかりません。
あとはアリスメンディがお熱、エドゥが回復中、ジギッチが足首の捻挫を悪化させてしまったところ。

バレンシアは明日の夜、メスタージャでシーズン・プレゼンテーション&トロフェオ・ナランハ(パルマ戦)を行います。今日の時点で医療リストに載った選手たちは、お披露目には出られても試合出場は難しいでしょう。


ギリシャ戦
GK:イケル (マドリー)、レイナ(リバプール)
DF:ペルニア (アトレチコ)、セルヒオ・ラモス(マドリー)、パブロ(アトレチコ)、ファニート(ベティス)、マルチェナ(バレンシア)
MF:アルベルダ(バレンシア)、シャビ・アロンソ(リバプール)、チャビ(バルサ)、アングロ(バレンシア)、ホアキン(バレンシア)、セスク(アーセナル)、イニエスタ(バルサ)、シルバ(バレンシア)
FW:ビジャ(バレンシア)、ルイス・ガルシア(エスパニョール)、フェルナンド・トーレス(リバプール)

マルカの予想という名のフライングリストとほぼ同様ですが、セルタのアンヘルとアトレチコのアントニオ・ロペスが召集されず、エスパニョールのルイス・ガルシアが入りました。最初はアトレチコのルイス・ガルシアが復帰したのかと思いました。ややこしい。

バレンシアからは6人です。

ラモン・デ・カランサ2

2007-08-17 13:59:14 | football
連日の試合。前夜ベティスに負けたので少し早い時間に3位決定戦。ホストチーム、カディスです。ちなみにカディスの会長はバルダサーノ(マドリーの会長選に立候補してたひと)、スポーツダイレクターはビセンテ・デル・ボスケ、監督がガルシア・レモン。いつか誰かが夢見たマドリー。

Trofeo Ramón de Carranza
Cadiz C.F. 1-3 Real Madrid C.F.

カディスの得点:エンリケ(60)
マドリーの得点:ソルダード(PK=14)、ファン・ニステルローイ(74)、バルボア(90+2)

GK:デュデク
DF:シシーニョ、セルヒオ・ラモス(57、ペペ)、メツェルダー、マルセロ
MF:ディアラ、バチスタ(64、デラレー)、ロビーニョ(79、グラネロ)、グティ(72、スネイデル)
FW:サビオラ(72、ファン・ニステルロイ)、ソルダード(64、バルボア)

昨日の今日、ということでスタメンは総入れ替えです。試合開始が現地18時30分、気づくのが遅れて最初の10分ほどは見逃してしまいました。わりと早い時間に、ドリブルで突っかけていったサビオラがペナルティをゲットして、それをソルダードが決めて先制です。
グティが相変わらず好調。中盤で少しためて狙って出すパスが効いて、チャンスを生んでいます。前夜の試合の様子では、新加入のスネイデルは競合するのがグティになるのかもしれませんが、よく動いて働き者という印象のスネイデルと天才肌の冴えたパス出しをするグティと。シュスターはどちらを中心にするつもりなのか。そんなグティは、カディスのファンに「マリ○ンマリ○ン」と散々ヤジを浴びまして、前半終了間際には観客席とケンカしてました。また行き辛いスタジアムを作ってしまった…。

メツェルダーがこの試合で先発フル出場。ケガが多そうなのが心配ですが、正直なところペペより良い気がします。相手がセグンダのクラブなのでまだ正確に判断はできませんが。というかこの試合はペペがまったく試合になじまなくて、失点の場面では最後のところでかわされているし、相手の選手といざこざを起こし最後にディアラが退場する原因を作ってしまったり。

テレサ・エレーラのデポル戦の時も思ったのですが、どうも主力組よりもやや控え組の方がチーム内の流暢さが高い気がします。動きも良いし、惜しいチャンスの回数も増えている。でもフィニッシュが雑なんですよね…。それでもファン・ニステルローイが途中出場後2分でゴールを上げ、後半ロスタイムにバルボアのシュートが相手DFの足に当たりつつゴールに入り、ともかく勝利となりました。
日曜日にはスーペル・コパ第2戦がベルナベウで行われます。このままでは、やはり良い内容でというのは望めないだろうなあと思います。とはいえ、毎シーズン最初から好調ですっ飛ばしていく、なんてことがないチームですからそれは仕方がない。スーペルコパでは、まずは結果だけ求めていってほしいと思います。


ところでこの試合で気になったこと
試合開始からキャプテンマークをつけていたのは、


もちろんグティ。ではグティが72分に下がった後は、



なんとロビーニョ。ではロビーニョが79分に下がった後は、



ファン・ニステルローイがキャプテンマーク!


マドリーのカピタンはトップチーム在籍年数で決まりますから、ラウル→グティ→イケル、サルガド→かなり間が開いて→ロビーニョとセルヒオ・ラモス、ソルダードも?→シシーニョ→ファン・ニステルローイ、カンナバーロ、ディアラ、エメルソン→マルセロ、ガゴ、イグアイン→新人さん

いかにマドリーが中堅選手を置かないクラブであるか、ということが如実に表れてますね…。


本日発表
現地時間12時30分より、8月22日に行われるギリシャとの親善試合に向けたスペイン代表選手が発表されます。

ちなみに現地時間8時くらいに出たMARCAの「たぶんこうなるはずフライングリスト」だと、

Porteros: Casillas y Reina
defensas: Angel, Sergio Ramos, Pablo, Juanito, Marchena y Antonio Lopez
medios: Albelda, Xabi Alonso, Xavi, Angulo, Joaquin, Cesc, Iniesta y Silva
delanteros: Villa y Torres.

モリエンテスにはお休みが与えられるだろう、とのこと。それでもバレンシアからはこれでもかとばかりに召集されていきそうです。

ラモン・デ・カランサ

2007-08-16 07:00:43 | football
気がついたらスーペルコパで負けていたり、カッサーノがイタリアに旅立っていったり、オランダ人が3人に増えていたりするマドリーは、カディス主催のラモン・デ・カランサ杯に出場。まずはベティスと対戦です。

Trofeo Ramón de Carranza
Real Madrid C.F. 0-1 Real Betis Balompie


負けました。とても間抜けな負け方…。エンパテの場合は即PK戦になるので、おそらくそれを見越して、シュスターは90分になったところでイケルに代えてデュデクを投入。その後フリーキックを取られ、カファにダイレクトで決められてしまいました。デュデク、一歩も動けず…。


試合内容は…たぶんよくなってきてるんだと思います、これでも。そう思いたい…。
前線にやっとファン・ニステルロイが復活しまして、ラウルと2トップ。スーペルコパはラウルが1トップでどうしようもなかったのですが、さすがに2人で前にいると良い形でシュートに持っていける回数が増えたような…ま、点が入ってないことには変わりないんですが。
獲得したばかりのスネイデルとドレンテがともに先発。スネイデルは攻撃担当ピボーテ、ドレンテは左MF。2人ともリーガは初めてですし、いきなり使うのはどうかと思っていたのですが、予想外に良いフィット感でした。スネイデル、やっぱりお金を積んで取っただけあっていいですね。よく動くし、積極的に前線へのパスを供給してました。ドレンテは守備の意識があるのかあまり高い位置まで上がってこない感じです。左ラテラウのトーレスの方ががオーバーラップして高い位置からクロスを入れていたような。トーレスのクロスの質はもっとがんばりましょう。
とにかく点が入りません。後半30分頃にグティとロビーニョが交代出場した後はかなり長い時間マドリーがボールを支配して、右から左から真ん中から、繰り返しペナルティエリア内にボールを供給するんですが、がっちり守られていて中の選手がうまくボールを受けられず、シュートまでいけない。シュートできなければ点も入らない。

開幕まであと10日ほど。大丈夫かな、これ…。