けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アルベロア、引退を発表

2017-06-24 20:09:43 | football
アルバロ・アルベロア
「さようならを言う時だ。スパイクを脱ぎ、フットボールから離れることを決めた。たくさんの人たちが続けるようにと勇気付けてくれた。フィジカル面では続けられる。でもこれは気持ちの問題だった。僕にとってフットボールは、毎日戦うものだった。中国やアメリカでプレイし続ける選択肢もある。でも考えてみると、そういう気にならなかった。僕にとってフットボールは毎日戦い続けるものだった。トレーニングでは全てを出し尽くし、オフの日も行って、仲間たちに声をかけて一緒にワークアウトをしようとするものだった。でも、もう十分と言う時だ。なぜなら、今自分の目の前に示されているものは、自分にとって好きなフットボールではないからだ。」


選手とほぼ同時にオフに入った(=サボり中)の当ブログ、U-21欧州選手権もコンフェデも、新ユニフォームのお披露目すらもスルーしてましたが、こんな話題が出て来るからには…。
アルベロアが、MARCAの独占インタビューを通じて引退を発表しました。ウエスト・ハムで出ている様子があまりなく、どうなるのかと思っていましたが…。他の選手の誰よりも気持ちで戦っていた(と思う)アルベロアが、気持ちの問題で引退を決めたのだと言うからには、もうそういうことなんだなと思います。お互い図ったわけではないでしょうが、親友のシャビ・アロンソと同じタイミングでの引退ということになりました。
現在34歳、次の予定はまだ決まっていないでしょうが、MARCAのインタビューでは今後はマドリーに住むだろうと言っていますし、また何かの形でチームに貢献してくれるはずです。今はとにかく、お疲れ様でした、と。ありがとうアルベロア。


コラソン・クラシックマッチ

2017-06-13 06:55:21 | football
日曜日、サンチアゴ・ベルナベウにてコラソン・クラシックマッチが行われました。マドリー・レジェンズが他クラブのOBチームをご招待する(そしてほぼ間違いなくマドリーが勝つ)チャリティマッチ。今年はローマ・レジェンズとの対戦です。ジダン監督は休養中で出場しませんでしたが、例年通り豪華なOBの顔が並びました。今年の目玉は、マドリー・レジェンズ初参戦のロニーこと大きなロナウド。
シーズン中の緊張感が抜けてしまっているので、まだフルマッチは見れていませんが…。フルマッチへのリンクはこちら(前半後半)。

モリエンテスのらしいヘディング2発も良いのですが、フィーゴすごい。ゴールも決めていてそれもすごいのですが、動きというかキレというか、足元、コントロールされるボールの質が変わっていないというか。監督・コーチ業といったサッカー関係の仕事はしていないはずなのに、これだけできるのはすごいなと思いました。


こちらはハイライト

1ヶ月ちょっとしかない

2017-06-08 06:53:50 | football
こうして無事に2016/2017シーズンが終わりました…厳密に言うと終わってません。まだ各国代表が合宿を組んでインターナショナルマッチ、フレンドリーマッチなどの予定を消化中で、代表選手にとってははまだシーズン中ということになります。

スペイン代表:セルヒオ・ラモス、カルバハル、ナチョ、イスコ、モラタ、アセンシオ
・6月7日 コロンビア(H、フレンドリーマッチ)
・6月11日 マケドニア(A、W杯欧州予選)
アセンシオはU21かと思ったら、フル代表でした。モラタとナチョ、アセンシオは月曜には代表チームに合流し、先ほど終わったばかりのコロンビア戦に出場。ナチョは先発フル、アセンシオは後半から、モラタも後半の早めの時間から出てヘディング1ゴールを決めました。CLファイナルで出場時間の長かったラモス、カルバハル、イスコは、木曜に合流の予定。

フランス代表:ヴァラン
・6月9日 スウェーデン(A、W杯欧州予選)
・6月13日 イングランド(H、フレンドリーマッチ)

コスタ・リカ:ケイロル・ナバス
・6月9日 パナマ(H、W杯北中米カリブ海予選)
・6月14日 トリニダード・トバゴ(H、W杯北中米カリブ海予選)

クロアチア代表:モドリッチ、コヴァチッチ
・6月11日 アイスランド(A、W杯欧州予選)

コロンビア代表:ハメス・ロドリゲス
・6月7日 スペイン(A、フレンドリーマッチ)
・6月13日 カメルーン(A、フレンドリーマッチ)

ポルトガル代表:クリスチアーノ・ロナウド、ぺぺ
・6月9日 ラトビア(A、W杯欧州予選)
・6月17日〜 FIFAコンフェデレーションズカップ
一番大変なのが、EURO2016制覇のご褒美(罰ゲーム)として、17日からロシアで始まるコンフェデに出場するポルトガル代表。クリスチアーノとぺぺが召集される予定です(ぺぺも少なくとも6月30日までレアル・マドリーの選手です)。ドイツもコンフェデに出場するのですが、Bチーム的な感じでクロースはお役御免になっているのでいいのですが、いくら休養をうまく取り入れながらシーズンを戦って来たとはいえ、ここでまた約2週間の大会が差し込まれるとは…(ファイナルは7月2日)


2017/2018 プレシーズンの予定

マドリーの2017/2018シーズンスタートは、7月10日だそうです。メディカルチェックやフィジカルトレーニングなどを行った後、アメリカでプレシーズンの本格的なトレーニングがスタート。と同時に、現地では今年もインターナショナルチャンピオンズカップへの出場が決まっています。スケジュールは以下の通り(日時は現地時間)。

7月23日14時 レアル・マドリー vs マンチェスター・ユナイテッド(サンタクララ, CA)
7月26日20時 レアル・マドリー vs マンチェスター・シティ(ロサンゼルス, CA)
7月29日19時30分 レアル・マドリー vs バルセロナ(マイアミ, FL)

だいたい例年、これ以外にも欧州で1,2試合のフレンドリーマッチが組まれると思うのですが、現時点での予定はわかりません。そしてやがて公式戦が……。

8月8日 2017 UEFA スーパーカップ レアル・マドリー vs マンチェスター・ユナイテッド(スコピエ、マケドニア)
8月12日 スーペルコパ第1戦 バルセロナ vs レアル・マドリー
8月15日 スーペルコパ第2戦 レアル・マドリー vs バルセロナ

プラスアルファの代表戦があった選手たち、そして特にクリスチアーノがいつチームに合流できるのか。これもまた現時点ではわかりません。


ハーフタイムに何があった?

CLファイナル、1-1となった前半の試合を見ている最中に頭にあったのは「このままだと危ない、次の点がユーベに入る可能性の方が高そうだ」という後ろ向きな気持ちでした。もちろん、HTにどうにか立て直してほしい、それで持ち直せたら流れも変わるだろうという期待も持っていましたが。
結果、その通りになりました。慎重になり過ぎていた感じが一転、思い切りの良い長めのボールが相手の背後に蹴り込まれるようになり、サイドチェンジも増え、モドリッチ、クロース、マルセロが縦横無尽に動き始め、イスコやクリスチアーノが合わせる形、ミドルレンジからのシュートも出てきた。すぐに、「これは行けそう、早いうちにゴールを」という気持ちになりました。カゼミロのゴールは、確かに相手(ケディラ…)に当たりブッフォンの手が絶対に届かないところへ転がるというラッキーさもあったかと思いますが、点が入るのは時間の問題でもあったように思います。ではいったいハーフタイムに何があったんだろうか…以下、マルカの記事
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デシマのハイライトは93分。ウンデシマはペナルティ戦。そしてドゥオデシマは、特にチームが後半に見せた戦いによって、思い出されることだろう。しかしジダンは、ユベントスに主権を握られて前半を過ごしたチームに、何を伝えたのだろうか? 試合後選手たちはそれを明らかにしていった。監督の話は、彼らの目を見開かせ、アッレグリのチームを意のままに操るカギになったのだと。この試合の主人公たちの印象から見ると、監督はいくつかの戦術的な約束事を与え、また他の誰もできないような、エモーショナルな面でもそうした。「君たちはここまでやって来た。楽しむんだ。なぜなら君たちは最高なのだし、勝たねばならないのだから。」
真実は、彼らの優位性に選手たち自身が自信を持つという結果になって現れた。モドリッチは、監督の修正した点を説明している。「僕たちはとても素晴らしい後半を戦った。誇りに感じるべきだ。監督は僕たちに、良い試合をしているがもっと改善できる、もっとアグレッシブに、高い位置からプレッシャーをかけて、前半のようにユーベに楽にやらせるな、個々のデュエルの場面でもっと力強く、と言ったんだ。そして、うまくいった。」
最後のゴールを決めたアセンシオは、メッセージを伝えるジダンの才能を称賛した。「彼は、僕たちをどう扱うか、何を言わなければいけないか、よく理解している。ハーフタイムに、ミスを修正し、いくつかの点を改善させた。ボールを再度からサイドに動かすようにとかね。」
イスコは、事態が悪い方向に進んでいる時に、そのベストを尽くせるチームの能力について語った。ユーベが同点にしてきて、疑問を一掃するべき時だった。そしてハーフタイムにそれが起こった。「大変な状況になればなるほど、このチームの反応はより素晴らしいものになる。実際のところ、僕たち皆が後半のサッカーを楽しんでいたよ。」
ナチョは、チームが示した戦いが、おそらく驚きももたらしたことを認めた。「僕たちが変化したのは確かだ。こんなにうまくいくとは思っていなかったけど。僕たちが試合を支配した。ミステルはいつも、ハーフタイムに話をするんだ。」
一方で、子のファイナルで出場時間を得たモラタは、ユーベを圧倒したマドリーの長所について焦点を当てた。「ミステルは僕たちに、最も重要なことはここまでやって来たことだと言った。だから今は楽しむこと、そして僕たちの方が優れているのだから勝たねばらなないのだと言った。ユーベが良くなかったと言うのは簡単だ。でも、後半は僕たちがとても素晴らしかったということだ。」
後半が始まって以来、ピッチには1つしかチームがいなかった。マドリーはユーベに立ち向かい、プレッシャーをかけ、イタリアチームのプレイを断ち切った。結果は既にすべて見えていたのだった。
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ぺぺからの別れの手紙

2017-06-06 21:12:21 | football
その日が来た…。2007年7月12日、子供の頃に毎日夢見ていた場所に到達した少年の夢とともに、私はレアル・マドリーにやって来た。今日、10年が過ぎ、このクラブを離れ、このエンブレムを身につけるのをやめる時がきた。このユニフォームを身につけるその度に、私は常に同じ情熱を持ってそうしていた。今の私は、私をサポートしてくれたあなた達全てに、この美しいストーリーを描かせてくれたあなた達に感謝するだけだ。私とともにいてくれた、あなた方一人一人に感謝している。私がどこへ行こうと思いはともにあるであろう、全ての友人達、仲間達に感謝している。また私は、私の娘達が生まれ、育ったこの街にさようならを言うことになる。私が成し遂げて来たことをとても幸せに感じているし、あなた方の愛情はこれからも私の心の中にあるだろう! そして私は…この10年間で最高の思い出はなんだろう??? 毎日のトレーニング、このクラブで働く皆と毎日を過ごせたこと…。サンチアゴ・ベルナベウに足を踏み入れ、あなた方のサポートを感じることは、常に魔法だった! 私の心の中に、あなた方の愛情を保ち続けていく。そしてこの、責務を全うしたという思い…。レアル・マドリーそしてあなた方の愛情は、常に私の歴史、私の人生の一部であり続ける! ありがとう、永遠に!!
ぺぺ、2017年6月6日


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仕方ないことだったかもしれないけど、やっぱりちゃんとお別れをする、そういう場があったらよかった…。悲しいし、すごく寂しくなります…。






もう少し喜びます

2017-06-06 06:55:30 | football






セレブレーション!
カーディフから深夜のうちにマドリーまで戻って来た選手達は、それぞれの家で休んだ後、日曜の午後から今シーズン2度目の優勝報告会を行いました。関係各所の訪問、パレード、シベーレスでのカップリフト…そしてベルナベウでの派手なセレブレーションで終了。選手達の表情の晴れやかさ、やりきったという溌剌さ感は、喜びつつもまだシーズンは終わっていないというリーガ制覇後の優勝報告会をはるかに上回るものがあったように感じました(そもそもリーガを制覇した時は、パレードからシベーレス広場でのお披露目までが、試合日の夜というか深夜というか明け方?までかけて行われ、翌日の州、市庁舎訪問は皆眠そうだった…というせいかもしれませんが)。

州庁舎訪問の時のこと。州知事のクリスティーナ・シフエンテスがフロレンティーノ・ペレスと挨拶のキスを交わす場面で囃し立てる選手達。は、リーガ制覇後と同じでした。州知事、美人ですから…いや、他に何か理由があるんだろうか、政治的な何か…とか。

市庁舎訪問の時のこと。チームから記念にと、レプリカカップと名前入りのユニフォームをプレゼントされたカルメナ市長は、返礼に「チョコレートのメダルをプレゼントします」と発言。これに大喜びする選手達(クリスチアーノの、Siuuuuuuも聞こえる)。チョコレートメダルは、リーガ制覇後の訪問の際にももらったもので、これがCL制覇にもつながったラッキーアイテムということでした。これを報じた記事には、「孫にお菓子をあげるおばあちゃんと、それを大喜びする孫の図だ」という読者のコメントが。まさに。





今回はスケジュールが詰まっているせいか、シベーレス広場はあっさり目に終了。でもラモスとマルセロ2人で、女神像にマフラーを巻き、カップをお披露目するところはもちろんしっかりと。



ベルナベウでのセレモニー、昨年よりは少し短めに感じましたが、豪華な演出、選手達の登場の仕方、王冠ラモス、ジダンのスピーチですっと静かになるベルナベウ、再び盛り上がり、「クリスチアーノにバロンドールを!」の歌を一緒に歌い出すクリスチアーノ、家族や友人も混じえたピッチ上の和やかなお祝い風景は、やはり見ていて楽しかったです。



※優勝決定直後のピッチ上でのセレブレーション、表彰式にも姿がなく、このマドリーでの優勝報告会にも姿がなかったコエントランですが、発熱など体調を崩して参加できる状態でなかった、との報道が。最後になるかもしれなかったのに…本当に運の悪い…。

歴史の1ページ……Duodécima!!!!!!!!!!!!

2017-06-04 06:52:44 | football
やった!デュオデシマ!! 史上初のCL連覇達成です!!!







2016/2017 UEFA Champions League FINAL
Juventus 1-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、カゼミロ、クリスチアーノ・ロナウド、マルコ・アセンシオ

やった! けど、本当に大変で苦しい、苦しんだ試合だったと思います。思い通りにいかない、マドリーらしさがほとんど出せな勝った苦しい前半。どうやってこのユベントスの守備を崩せるんだろうと思ったり、失点せずに抑えることができるのか?なんて思ったり。苦しい中、ようやくカウンター気味にボールを繋いでいったところからカルバハルのマイナス気味のクロス、そしてクリスチアーノが! 先制点取れた!! と思ったら、マンジュキッチのなかなか決まらないほどのゴラッソチレーナですぐに追いつかれてしまって…。前半はマルセロが慎重に試合に入ったのかほとんど攻撃に動かず、イスコも動きが少ない上に、狙われてボールロストする場面も。守備にも無理がかかっているのか、ラモス、カルバハルと警告を受けて、本当に苦しかった。

……ハーフタイムにジダンはどんな魔法をかけたんだろう。後半頭から、生き返ったかのように躍動し始めたチーム。思い切った長短のパスを含め、攻撃にどんどん関わるようになったマルセロ、ユベントスの守備が捕まえられないところに顔を出しボールを縦に横にと動かしていくイスコ。シュートも増えていき…カゼミロで追加点になるとは思いませんでしたが、攻勢にかかっていた、欲しいところで貴重な勝ち越し点。畳み掛けるように、なかなか使えていなかったサイドの深い位置をモドリッチががっつりえぐり、クリスチアーノの2点目が決まって…やった! ここまで来てようやく少し息をつくことができました。ウェールズの地でベイルにも出場チャンスが回り、最後は途中出場のアセンシオがダメ押し。今シーズン「初」の機械でことごとくゴールを決めて来たアセンシオ、「初CLファイナル」でも決めてくるという…もう、お祭りです。

思い返せば、苦しい展開でもゴールを奪い勝ちにつなげるというのは、まさに今シーズンのマドリー。シーズン最後の、こんなに大きな試合でも、苦境をしのぎ切り替え攻勢に転じ畳み掛け突き放す…まさにシーズンの集大成だったのかもしれません。


やったー!



un corazón

2017-06-03 20:56:11 | football
あと数時間のカウントダウン、そろそろ仮眠に入る方もいらっしゃるでしょうか。

CLファイナル、ユベントス戦、召集選手

GK:ナバス、カシージャ、ジャニェス
DF:カルバハル、ダニーロ、ぺぺ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、ヴァラン、マルセロ、コエントラン
MF:カゼミロ、クロース、モドリッチ、コバチッチ、ハメス、アセンシオ、イスコ、エンソ
FW:ベンゼマ、ベイル、クリスチアーノ・ロナウド、ルーカス・バスケス、モラタ、マリアーノ

最終的にベンチに入れる人数は限られてしまいますが、トップチームの全選手(+エンソ)がプレイできる状態で召集されました。リーガ制覇の時と同様、皆で、全員でカーディフ入り。昨夜というか今朝方、ちょうど試合のほぼ24時間前頃に、現地で前日トレーニングが行われました。スタジアムには、今シーズンRealMadridTVの解説を務めているロベルト・カルロスの他に、ミヤトビッチ、セードルフ、カランブー、フィーゴ、サルガド、ラウールとOBたちが勢揃い。OBの人数、去年より多いかも…。
トレーニングはフルに公開され、たっぷり時間をかけたロンドにミニゲーム、シュート練習などが行われていました。従来のピッチより狭いフィールドでのミニゲームでも、ボール奪取に配球にと凄みが感じられるモドリッチが個人的には気になって、キーになってくれるのではなんて期待しています。もちろん、試合に出るどの選手にも活躍して欲しいですし、試合に出られない選手たちにも強気持ちを持っていて欲しいと思っています。チームの雰囲気は変わらず良い。気負い過ぎず、しかし過度に抑えることもなく、自分たちの力を出し切って欲しいです。さあ、行こう。