けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

uno a uno

2009-11-30 22:42:48 | football
余韻
負けたのに余韻も何もないのですが、RTVEで選手採点を見つけたのでマドリーのぶんだけ。人のせいにするわけではありませんが、このRTVEの記事、誤字がやたらに多く、意味を成さない箇所がいくつかありまして……。変なところは何となく単語を補って読んでみましたが、いい加減そうなところはいい加減に流してあります。ベンゼマの評とか、後半部分は実はぜんぜん意味が違うかも。

あと、アルビオルは褒めすぎでは。

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カシージャス(7):マドリーのGKは再び決定的な仕事をした。おかげで彼のチームは、それ以上のゴールを受けることなくカンプノウを後にした。イブラヒモビッチについては、カシージャスができることは何も無かった。ラモスが、スウェーデン人のシュートの前に彼を一人残してしまったためだ。他にもバルサには明らかなチャンスがあったが、白のゴールのボスはそれらをセーブし、またメッシのほぼ決まりかけたゴールもパラドン(ビッグセーブ)で防いだ。

セルヒオ・ラモス(5.5):セビージャ出身の選手については、バッテリーが切れてしまい、カンプノウでの切れの良いスタートも、イブラヒモビッチのゴールの場面でマークをはずすというミスにより霞んでしまった。ラモスは再び、ディフェンスにおける自身のいるべきポジションを見失い、ゴールにつながる場面でイブラヒモビッチにボールを持たせ、チームの敗戦につなげてしまった。マドリーのこのラテラルが見せるサイドでの無秩序ぶりが、再び明らかになった。

ペペ(6.5):ポルトガル人DFはきわめて正確な試合を実行、前半名hカタルーニャの中盤の攻撃をすべて抑えることを理解していた。ラモスのオーバーラップをカバーすることで、右サイドの危険を消し去っていた。最終的に、後半にメッシに対するファウルで警告を受ける。左から攻撃してくるアンリに対するバトルには、ペペは勝利していた。

アルビオル(7):バレンシア出身DFは、レアル・マドリーのディフェンスラインにおける、疑問の余地の無いリーダーとなっていた。また警告を受けたが、アルビオルはパーフェクトなボールカットを見せており、イエロなき後のマドリーにおいて難しいポジションとなっているセントラル・ディフェンスの未来があることを示した。また、空中戦の守備でも見事なものを見せた。

アルベロア(7):ラテラル・イスキエルドはディフェンスに目覚しいものを見せ、素晴らしいポジショニングにより、右サイドを上がるアウベスの突破を避けていた。警告を受け途中交代したにもかかわらず全般的に目立ったプレイをしたマドリーの最終ラインにおける、目覚しい成果の1つだった。

シャビ・アロンソ(7):トロサ出身のアロンソはパーフェクトだった。彼の仕事は人目を引くようなものではないが、彼抜きではマドリーはより多くの問題を抱えることになっただろう。シャビは、配線はしたものの良い試合を見せたマドリーにおいて、素晴らしい存在だった。元リバプール所属のアロンソは、中央におけるマドリーのプレッシングを統率する責を負い、できの良くなかったラスに良く代わるものとなった。

ラス(4):このフランス人はよくわからない試合をしていた。彼の意欲は理解する必要があるが、しかし簡単にあまりにも多くのイージーなボールを、ピッチの中央で失っていた。ラスは、ブスケツと同様、試合の最終段階で「マゴ(魔術師)」チャビへのチャージで2枚目のタルヘタアマリージャを受け、試合をコンプリートできなかった。

マルセロ(5.5):いつもと同様に、このブラジル人選手は無分別なプレイをしていた。そしてピッチにおける彼の仕事は、十分に突出したものを見せることもできなかった。前半のチャンスでは彼は決定的な仕事をすることを知らず、セルヒオ・ラモスに加えて、彼の目立つキャラクターは試合を混沌させた。マルセロは、アルベロアが交代した後、左のラテラルで試合を終了。ペジェグリーニはクリスチアーノではなくマルセロを代えるべきだった。

カカ(7.5):「エル・クラック」のブラジル人選手が、大いなる改善の前触れを示した。カカはセントロ・デル・カンポというよりはメディアプンタ(攻撃的中盤よりはトップ下、くらいの感じか)でより優れて成長している。マドリーのすべての絶対的なチャンスは、彼のスパイクから放たれた。最も顕著なのが、クリスチアーノがバルデスに対してシュートを打った場面だ。しかしクリスチアーノは狙いを誤った。カカは、他の2つの明らかなゴールチャンスも演出したが、マルセロもイグアインも、元ロッソネロの素晴らしい仕事を結実させられなかった。カタランのラインにおけるカカの戦いは、バルサディフェンス陣の大いなる問題の原因となった。

クリスチアーノ・ロナウド(6.5):「望まれた人」は、彼の最初のデルビーで十分な勢いを見せた。全般的にピッチにおける動きとしては正確なものであったが、試合勘の欠如が請求書となった。クリスチアーノは、レアル・マドリーの中で最もチャンスを手にしたが、不可解にもミスとなった。試合を変えることができた、決定的な瞬間のひとつを彼は手にしていた。後半、クリスチアーノはペジェグリーニの決定によりベンゼマと交代、クラシコをコンプリートすることなく終わった。

イグアイン(5.5):カンプノウで影のようだったアルゼンチン人のパフォーマンスについて多くのことを言うことは出来ない。イグアインの最も顕著なプレイは、バルデスをヘルプにいった偉大なプジョルによってクリアされ決められなかった、あの明らかなチャンスだった。イグアインは、カタランのバックラインの脅威にはほとんどなりえなかった。

ベンゼマ(5.5):このフランス人FWはクリスチアーノに代わって入った。ベンゼマは、チームの誘導約として、より変化をつけるために入ったが、エル・ブランコの敗戦を変化させる助けにはならなかった。

ラウル(6.5):クラシコについて話をすることは出来ないが、ラウルについて語る。エル・ブランコのカピタンは試合の終盤に出場時間を得て、低い位置で白のディフェンス陣を助ける能力を再び示した。シュートも試みていたが、高い位置からは離れていた。
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休養
月曜日はトレーニングはお休みです。

本番

2009-11-30 06:53:35 | football
09/10 Liga Espanola 1a division Jornada 12
FC Barcelona 1-0 Real Madrid C.F.

バルサの得点:イブラヒモビッチ(57)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、アルベロア(75、ラウル)
MF:シャビ・アロンソ、ラス(ドブレアマリージャにて最後に退場)、マルセロ、カカ、クリスチアーノ・ロナウド(67、ベンゼマ)
FW:イグアイン
(ペペアルビオルアルベロアマルセロラスとカードをもらってる中で、セルヒオ・ラモスがもらってないのは奇跡的なことだと思う)

短く感想。
思った以上にやれたなー、というのが素直なところ。特に前半は、守備もよく粘っていたし、攻撃でもリズムを作れて、だいぶバルサをイラつかせたのではないかと思います。とはいえ、チャンスを決めなかったのが決定的な問題に。クラシコでそんなに何度も何度も決定機があるわけもなく、前半のクリスチアーノやイグアインのチャンス、流れとしても押していただけに、どれか決めなければ逆にやられるのは当然の流れかと思います。そこが発展途上のチームであるから……で、言い訳になるのかな。あとは基礎的な技術に微妙にマドリーが劣る感じ。簡単なトラップ、プレッシャーを受けたところでのパス。これも流れ的に余裕が出てくれば、ちょっとは違ってくるかもしれませんが。

守備は、アルビオルが当初固かったのが(堅実という意味ではなくて緊張しているかのような)怖かったですが、総じてよくやっていたと思います。特にアルベロアが粘り強くやってたのが印象的。前線も、よく動き、よくプレスしていたと思います。前半は。カカも(普段のどっしりしたカカは何なんだ?と思わないでもありませんが)、左にも右にも動いて、攻撃のリズムの中心にいたと思う。クリスチアーノも、ドリブルも良かったしチャンスにもしっかり絡んだ。長期離脱の影響はほとんどないな、と感じました。
後半。前半加速しすぎて動きが落ちたのと、バルサが修正してきたのと、イブラヒモビッチの投入とで、マドリーはリズムをつかめないまま失点。ブスケツの退場後は、ギチギチやってた中盤にもスペースができ、マドリーにとってはチャンスだったと思うのですが、ここで残念だったのはクリスチアーノ・ロナウドがフルで出られなかったこと。代わって入ったベンゼマが、やっぱり何をしているのかわからない、ちょっとイマイチというかなんというか……。左に開くのが好きなのはわかりますが、そこに出てもあまり怖くないんですよね。中でがんばってほしかったなあ。イグアインも右寄りだったし、FWが中で身体を張る責任を放棄しているように見えてしまう(もちろん、身体を張ってたシーンもあったけど)。ラウルも、結局右ラテラルとしてメッシからボールを奪い取ったあたりがハイライトのような……。おそらくベンゼマもラウルも(そしてたぶんイグアインも)先発で出てリズムに乗っていくほうがやりやすいタイプなんだと思います。というか、どんなFWも、そういう使われ方が良いに決まっているだろうけど。あとはマルセロ、もっと丁寧にやってくれませんか。やたらとミドルレンジで枠に行かないシュートを打つよりは、もう少し中に折り返すなり手があったのでは。これも少ないチャンスを無駄にするように見えたので。
最後退場してしまったラスは、果敢にやってましたが、少し手に余るというか焦っている感じがしました。でも良くがんばってたと思う。













選手のコメントを読んでいる時間はありませんが、悲観する必要も下を向く必要もなかったかなと思います。でも、勝てなかったのも足りないところがあったのも事実。セビージャ、バルサとリーガの上位チームに敗れたのも事実。次はカーサのアルメリア戦、その後にCLのマルセイユ戦とフエラでバレンシア戦。成長&修正していってほしいものです。

5時間前

2009-11-29 22:13:06 | football
二転三転
クラシコでは誰が先発するか、ということについては、何日も前からあちこちのニュースサイトでいろいろと予想が出されていました。ベンゼマ1トップで、クリスチアーノ・ロナウドとカカ、マルセロというのもあったし(左が大渋滞)、ベンゼマとイグアインの2トップでクリスチアーノ・ロナウドはベンチスタートだろう、というのもありました。トレーニングで試行錯誤した部分や、例えばアルビオルの回復状態にも依存するので、時間を追うごとに、先発11人のフォーメーションは最新の状況を反映して変化するわけです。そして、現在最新の、そしておそらく最終の予想は以下の通り。

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、アルベロア
MF:ラス、シャビ・アロンソ、マルセロ、クリスチアーノ、カカ
FW:イグアイン

予想としていますが、これはMARCAとASとで、ほぼ時を同じくして出てきたニュース。現地では13時半頃で、試合まであと5時間ほど。チーム内の誰かが漏らしたのか、ペジェグリーニから聞き出したのか……。

MARCA
「レアル・マドリーは既に、カンプ・ノウでクラシコを攻略するための先発11人を手にしている。ペジェグリーニは、イケルをGKに、セルヒオ・ラモスとアルベロアをラテラルに、ペペを回復したアルビオルと共にセントラル・ディフェンスに置くだろう。中盤は、ラスとシャビ・アロンソ、さらにビクトル・バルデスのゴールを破るために、カカ、クリスチアーノ・ロナウド、マルセロ、イグアインを起用するだろう。
クリスチアーノ・ロナウドが、チャンピオンズ・リーグで復帰して後、この試合で先発を取り戻すのは確定している。そしてイグアインは攻撃のトップを占め、CR9の復帰に伴いポジションを失ったカリム・ベンゼマを退ける。」

AS
「ペジェグリーニはリスクを犯すことを決めた、チューリッヒ戦では20分しかプレイしておらず2ヶ月間負傷で離脱していたクリスチアーノ・ロナウドを先発させるだろう。攻撃は、クリスチアーノがイグアインとコンビを組む。イグアインはより前に位置する。このイレブン決定の犠牲になるのはカリム・ベンゼマ、クラシコはベンチからスタートするだろう。」


父です
ASから、こんな短いコラム
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バルサvsレアル・マドリーは、いつでも特別な試合になる。私の最初のクラシコのことは良く覚えていないが、カンプノウの試合で、私が勝利につながるゴールを決めたのは覚えているよ。マラドーナが先制点を上げ、ファニートが同点にした。しかしクラシコは、個人のことに惹きつけられるものではない。チームに、なのだ。つまりチャビとシャビの争いではないのだ。
私の息子については、よく白のチームに同化していると思う。しかしシャビは、スペイン代表でもレアル・マドリーでも同じ選手だ。両者は異なるチームなのだが。一方は非常に滑らかであり、一方は成長途上だ。今夜に関しては、バルサにとって少し好ましい状況だろう。ただ、クラシコは予測がつかないものだ。
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以上、ペリコ・アロンソ(シャビ・アロンソの父親、1982-1985年にバルサでプレイ)によるミニコラムでした。記事内で「チャビとシャビの争いではない」と言及されているのは、ASに「チャビvsシャビ・アロンソ、最高のパサドーレス(パサー)の戦い」という記事があったからかと思われます。中身は読んでませんが。



ランスvsマルセイユ
あんまり触れたくないのですが、昨夜行われたランスvsマルセイユの試合では、モリエンテスが先発しました。60分間くらいプレイしたかな。シェルーとのコンビで良いパス交換があったり、ヘディングシュートとか、チャンスもなかったわけではありませんが、必要なだけの仕事ができたか、存在感があったかというと……うーん。妙に、下がって守備したりしているのが目に付きましたが。
で、何より悪いのは、後半ロスタイムに失点して敗戦したということであります、マルセイユ。マンダンダのPKスーパーセーブとかあったのになあ…もったいない。
フランス各紙の採点は、見る気が起きないので見ていません。

クラシコ1日前

2009-11-29 07:12:39 | football
召集選手
GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、ガライ、アルベロア、マルセロ
MF:ラス、シャビ・アロンソ、ディアラ、ドレンテ、グラネロ、カカ、クリスチアーノ・ロナウド、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、イグアイン、ベンゼマ

負傷欠場:ルート、グティ、メツェルダー
監督判断による欠場:ガゴ

19人召集。アルビオルも入っていますが、これはぎりぎりまで、起用できるかどうかを見ていくことになると思います。

最近起用されていないガゴについては、先週ボカへの復帰の噂や代理人のコメントなど(きちんと読んでないが、今のガゴは幸せではないとかいった内容)出ていましたが、今節またも非召集となりました。もしかしたらこの1月のマーケットで、という可能性も否定できない感じです。今のままでは。
1月になったらカップオブネイションズでディアラがいなくなると思いますが、その補填のために残留を、という理屈にガゴが納得するとも思えない。


バルセロナ着





役得。


恒例のサイン会担当はこの2人。



クラシコ2日前

2009-11-28 00:53:13 | football
カピタンの子たるもの
ASからこんな話
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ラウル・ゴンサレス・ブランコとマメン・サンスは、今週に、5番目の子の親となるだろう。そして再び、マドリーvsバルサ戦前の父親である日々を楽しむことだろう。これまでの3回の子供たちの誕生は、白のカピタンに特別な栄誉を与えてきた。
ラウルとマメンは、長男を2000年の2月25日に授かった。長男ホルヘが生まれた、そのほぼ24時間後には、マドリディスタの7番は永遠のライバルを前にした偉大な勝利を楽しむことができた。これはサンチアゴ・ベルナベウでの試合で、マドリーはバルサに3-0で勝利した。ラウルはゴールはできなかったが、彼は最初の子供を、何よりも重要な勝ち点3と共に祝った。
その2年後、次男ウーゴがこの世に生を受けた。彼が生まれたのは2002年11月20日で、その3日後にはカピタンはカンプ・ノウに遠征しなければならなかった。当時のマドリーは、現在の代表監督ビセンテ・デル・ボスケが率いていたが、0-0の結果を残してライバルから勝ち点1をもぎ取り、そしてラウルにはゴールはなかった。
さらに3年後、ラウルとマメンには双子が生まれた。2005年11月17日のことで、それぞれエクトルとマテオと名づけられた。そして再び、マドリーはバルサと対戦する。今回はマドリーの地での争いとなった。これは双子が生まれた2日後のことだったが、マドリーは、チャマルティンにおいて忘れがたい屈辱を受けた。ロナウジーニョが、ブラウグラナを勝利に導いたのだ(0-3)。
日曜日、ラウルは伝統を継続するだろう。もし、すべてが予定通りならば、カンプノウに到着するときには、5回目の父親となっているはずだ。今回は女の子で、マリアと名づけられる予定だ。これまで、7番は子供ができ父親になった次の試合では、ゴールを決められないできた。しかし、これまでは女の子ではなかったのだから……。
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褒めるべきは、クラシコを狙って生まれてくるゴンサレス家の子供たち、でしょうか。

まだ先発予想について語る時間ではないかもしれませんが、今回のクラシコでは、おそらくラウルの先発はない。しかもイグアインもサブになる、つまりベンゼマ1トップだろう、というニュースを見かけます(これについては言いたいことはいろいろありますが)。まともにラウルが出場できるかどうかすら怪しい状況、子供の誕生ジンクスとの兼ね合いは別にしても……やっぱり、それでいいのか? という思いがあります。


間に合うか間に合わないか

金曜日も10時30分からトレーニングが行われました。新たなニュースとしては、前日は室内調整だったセルヒオ・ラモスが通常どおり、全体練習を実施できたこと。その一方で、アルビオル、ファン・ニステルローイ、グティ、メツェルダーは、それぞれの負傷からの回復のため、室内調整を継続しています。
右膝の内側側副靭帯を伸張させてしまったアルビオルの回復状況が、注目されています。今のところ、クラシコへの出場は微妙、という状況は変わっていませんが。アルビオルが出場できない場合には、選択肢として、ガライがアルビオルに代わって出場する可能性と、セルヒオ・ラモスがセントラルに、アルベロアが右に、マルセロまたはドレンテが左ラテラルになる可能性が……後者は、やめよう。
土曜日、最後のトレーニングを行った後、チームはバルセロナに向かいます。


おまけ
マルセイユは、ミラン戦の後はそのままル・トゥケ(Le Touquet)という街で、週末のリーグ戦(アウェイのランス戦)に備えているそうです。
そしてその頃、ベロドロームではオールブラックス(NZ)が調整中。


木曜は雨だったらしい

即、次

2009-11-27 03:18:06 | football

09/10 UEFA Champions League Group C Matchday-5
Real Madrid C.F. 1-0 FC Zurich

マドリーのゴール:ゴンサロ・イグアイン(21)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、アルベロア(58、ファン・デル・ファールト)
MF:シャビ・アロンソ、ラス、マルセロ、カカ(90、グラネロ)
FW:ラウル、イグアイン

前半20分近辺の男、イグアイン(ここ2戦の話ですが)。
小気味よくパスをつなぎにつないで試合を支配……ですけど、最終的にシュートに至るチャンスは、試合の圧倒ぶりから言えば十分な感じはしないんですよね。ゴールになったところは、カカからイグアインへ好タイミングでパスが出て、もちろんあれは良かったと思う。けど、それ以外で「おお!」という惜しいチャンスは、特に前半ではシャビ・アロンソのミドルレンジとか、マルセロのセットプレーからのボレーとか、FWまで含めて崩せたわけではなかった。FWの動き出しの問題もあるけれど、今のところカカからのパスやシャビ・アロンソの配球、両サイドからのクロスが素直すぎる気がして、それで崩しきれないのかなと思う。マルセロ、それから今後はクリスチアーノ・ロナウドがアクセントにはなると思いますが、最後に至るパスにもっとアレンジが入るのには、まだ時間がかかるのかなと思います。カカが、パスを出す先の選手たちの動きのクセとか特性とかに、慣れていくまで。
そのカカ、当然のことながらトップ下にずっしり居るため、右サイドは、セルヒオ・ラモス+ラスの担当。底にシャビ・アロンソを残しているし、相手がそれほどきつく攻めてこないのでこれでも良いのかもしれませんが、やっぱり変なバランス。左がマルセロ+アルベロアで、こちらは非常に生きた展開があるのと対象的。マルセロは、あくまでも「俺はラテラル」と主張したいかもしれませんが、前でいい働きができるんだからあきらめて。アルベロアは、攻撃に関しては今のところ無難過ぎてなかなか決定的なチャンスにはならなさそうですが、そこにマルセロの破天荒さが混じって、左は見ていて面白い。でも、やっぱりバランス悪い。
ラウルは、前線からプレッシャーをかけたり、タイミングを見計らってはゴールに近づこうという、らしさが出ていたと思う。でも、下がってラスを助けてディフェンスしたりするところもあり、そうすると攻撃の最前線に出遅れてしまうし、カカとかぶったり、アロンソのボールの出し所が減る。イグアインにループなパスを出してチャンスになったのとか見ると、縦の関係でうまくいくだろうと思うし、ラウルが少し下がってイグアインとカカが前目に、という展開もあり、そういうシーンをもっと作れたら良かったのかなあ。前日の記事で書いた、ラウルにとっての大きなテストという観点から行くと、ラウルが、種々の「No」意見を沈黙させられるほどの活躍であった、とは言えず(だからなぜそんなにもラウルが存在証明をしなければならないのだ、という疑問はあるけれど)、やはりまだ厳しい状況が続くのではないか、という感じを受けました。
で、勝ってるのに、試合も支配してるのに、後半に入るとドタバタするのは何故。あと、ラフィ、どこかで決めよう。決めてくれ……。

クリスチアーノ、復帰おめでとう。






09/10 UEFA Champions League Group C Matchday-5
AC Milan 1-1 Olympique de Marseilles

ミランの得点:ボリエッロ(10)
マルセイユの得点:ルーチョ(16)

GK:マンダンダ
DF:タイウォ、エインセ、ディアワラ、ボナール
MF:シセ、シェルー(85、モリエンテス)、ルーチョ(66、コネ)、アブリエル、ニアン(73、ベナルファ)
FW:ブランドン

マルセイユはミランに引き分け、最終戦まで突破の望みをつなぎました。モリエンテスは5+3分出場。


計算
マドリーが勝ち点10で1位、ミランが勝ち点8、マルセイユが7。
最終節は、マルセイユvsマドリー、チューリッヒvsミラン。

マドリーがマルセイユに勝てば首位通過。2位にミラン。
マドリーがマルセイユと引き分けた場合、ミランが勝てば首位がミランでマドリーは2位通過、ミランが引き分け以下ならばマドリーが首位通過で2位にミラン。
マドリーがマルセイユに2点差以内もしくは得点を挙げた上で3点差で敗れた場合、ミランが勝てば首位がミランでマドリーは2位通過、ミランが引き分け以下ならばマドリーが首位通過で2位にマルセイユ。
マドリーがマルセイユに0-3もしくはそれ以上の点差で敗れた場合、ミランが勝てばミランが首位通過でマルセイユが2位通過、マドリーは敗退。ミランが引き分け以下ならば、マルセイユが首位通過、マドリーは2位通過。

文字で書くとなんだかよくわからないかもしれませんので、スペイン語であることを除けばわかりやすいマドリー公式。マドリーは大負けしなければ抜けられます。ただ、マルセイユもせっかくここまで来たのだから……。


万全を期しまして
マルセイユとの最終戦は、12月8日。フランスのプロフットボールリーグ協会は、12月2日に予定されているマルセイユvsソショーの試合の延期を決めました。マルセイユが、この重要な試合に、十分な準備を持って臨めるようにという、優しいご配慮。
そもそもこのソショー戦は、本来11月21日に行われるはずだった試合。インフルエンザでPSG戦が延期された煽りを食らって(延期試合は11月20日に行われた)、12月2日に開催されることになっていました。ですが、マルセイユはスケジュールが恐ろしくタイトになるので(10試合を3~4日ごとに戦っていく計算)、当初からマドリー戦が決定的なものになるようであればソショー戦の延期を求めることを明らかにしていました。それが通ったというか、リーグ側も了承してくれた、ということ。でも、延期試合をどこへ入れるかで、またスケジュールが厳しくなると思いますが……。


あっという間に
CLの感想を書くのにもたついていたら、MARCAもASもスペイン各紙も、あっという間にクラシコモードに切り替わっていました。とりあえず、マドリーの情報をいくつか。

○アルビオル
チューリッヒ戦での接触プレーで(あの派手に転がっていたやつだと思う)、右膝内側側副靭帯を伸張させてしまい、一部ではクラシコは微妙報道も出ています。今日(26日)のトレーニングではもちろん別メ、ASに言わせると「クラシコを目指して綿にくるまれている」ような状況。

○その他負傷中
セルヒオ・ラモス:ペジェグリーニと話し合った後、室内調整へ。左脚の筋肉に違和感があるとのこと。
グティ:公式発表では、左大腿四頭筋の血腫+インフルエンザの兆候、の発表を崩していませんが、MARCAでは筋繊維の微細損傷でもう少し時間がかかるのでは、という報道もありました。室内調整をしているとのことですが、バルデベバスに出てこれているということは、インフルエンザは問題ではなかったんだろうか。
メツェ:いつの間にどこをどうしたのか、左脚に問題を抱えているとのこと。
ルート:腓腹三頭筋の過負荷からの回復を目指している。

ある種のテスト

2009-11-25 21:30:57 | football
わだかまりのあるプレビア
今夜のチャンピオンズ・リーグ、マドリーvsチューリッヒのプレビアを、MARCAやAS、el mundoなどで見ていくと、どこも同じ様子。GKはイケル、DFにはセルヒオ・ラモスとアルビオルが復帰し、そのためアルベロアは左に回り、マルセロが1枚前、ラスとシャビ・アロンソ(本日28歳の生誕記念日)のドブレピボーテ、中盤には他にカカ……と来て、トップはイグアインとラウル。


各紙、特に注記されているのが「ラウルがスタメンになるだろう」ということです。アルコルコン戦以来、あるいはその前も、ひたすらスタメンから外されてきたラウルが、ベンゼマに代わって先発出場するだろう、と見られています。
久しぶりのラウルスタメンですが、さすがに喜べませんね。おそらく、週末のクラシコのためにベンゼマを温存したいがためであり、従ってクラシコではラウルはベンチスタートにさせられるんだろう、と予想できるからです。今から嫌な気分だ。
たとえば、グティには悪いけど、グティがはずされていたのは国王杯第1戦の出来の悪さ+監督への反抗、と理由がわかるけど、ラウルがここまでホされる理由は、なかなか論理的なものが見つけられないように思うのです。あるとすれば、国王杯敗退の責を負わされている可能性、世代交代の邪魔、フロレンティーノ・ペレスの優先リストにないから、というくらいでしょうか。出している成果、試合中の動きから言うなら、ベンゼマがラウルに優先する理由は見当たらない。
これまで何度も「ラウルはスタメンになりうる」と言ってはベンチに座らせ続けていたペジェグリーニのことなので、いくら報道がスタメンだと騒いでも、実際に先発が発表されるまでどうなるかわかりません。ただ、もし今夜ラウルがスタメンになるとしたら、それはラウル自身にとって大きな意味を持つテストになるのではないかと思います。
ラウルが先発して好結果を出せなかった国王杯では、GKやバックライン、ピボーテがベストの構成ではなかった。しかしチューリッヒ戦は、いくら相手が格下的存在だといっても、マドリーにとってはグループリーグ突破をかけて勝つことが絶対に必要。ミランvsマルセイユの展開によっては、最終戦、フエラのベロドロームに勝ち抜けをかけなければいけなくなります。従って上記の通り、最終ライン、中盤には、ペジェグリーニが最善と信じる選手を並べると予想されます。その、最善の構成の中で結果を出さなければ、ラウルには「今作っているチームにはフィットしない、セカンドチョイス」のラベルががっちり貼られてしまいかねない。正々堂々と外される理由を与える可能性がある。
一方で、もしラウルが結果を出せても、正当な評価がされるかというと諾とは言えないところが、公正なテストではない(ペレスのマドリーである以上)わけですが。


物事の背景にはいろいろあるのだろうとあれこれ推測はできますし、その後の展開を予想してもすっきりしたものは見えないようにも思う。それでも、ラウルが先発するかもと言われると、期待してしまう。中盤左にマルセロがいるのとか、いいですね。マルセロのクロスとラウルは、不思議と合うので。

ちなみに、ゴンサレス家では5人目の子が、まさに今日か明日かくらいの勢いで生まれる予定であるとのこと。今度こそ女の子である、とはAS情報

第5戦を前に

2009-11-24 21:55:29 | football
チューリッヒ戦に向けたマドリーの召集リスト
GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ドレンテ、アルビオル、ガライ
MF:ディアラ、カカ、クリスチアーノ・ロナウド、ラス、シャビ・アロンソ、グラネロ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

フィジカルの問題による欠場:ファン・ニステルローイ、グティ
監督判断による欠場:ガゴ、メツェルダー

遂に皆さん待望のクリスチアーノ・ロナウドが召集リスト入り。試合展開にもよるでしょうが、余裕があれば出場するかもしれません。


まさか
グティが外れたのは、先週木曜から引きずっている筋肉の血腫からの回復中だから……と思いきや、非常に気になるフレーズがマドリー公式に。

Guti, que sigue lesionado, no se ejercitó en el día de hoy al sufrir un proceso gripal.
グティは、負傷中だが、今日はインフルエンザ/風邪の経過を示しており本日はトレーニングしなかった。

gripalは風邪とも読めますが、現在の状況が状況だけに、まさかマドリーにも新型インフルエンザが……。

※追加:ペジェグリーニのプレスカンファレンスより抜粋。
Q:グティを除いて、ほぼ全部の選手が起用できる状況で嬉しいのではないでしょうか?
P:そう、幸運なことに、グティを除いたほぼ全選手に問題がない状態だ。これで、この重要な2試合に向けて、私は選択肢を探すことができる。

Q:なぜグティはトレーニング冒頭の訓話にも姿を見せなかったのでしょうか?
P:グティはインフルエンザで、発熱による問題が生じている。

Q:通常のインフルエンザか、新型インフルエンザか、わかりますか?
P:それはドクターに聞くべきだ。


ミラン戦に向けたオリンピック・マルセイユの召集選手
GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、ディアワラ、エインセ、タイウォ、エムボウ、ロール、イウトン
MF:シェルー、エンビア、アブリエル、シセ、ベナルファ、ルーチョ、カボレ、ヴァルビュエナ
FW:コネ、ニアン、ブランドン、モリエンテス


モリエンテス
旅行の移動中にでも読もうかと思って、ミニノートに突っ込んであった19日付のモリエンテスインタビューですが、結局ほとんどPCなど触っている暇もなく(そもそも画面が小さいので文字を打つ気がなくなる)、記事が出てからだいぶ日がたってしまいました。
最近ほとんど出場していないモリエンテス(2部チームとのフレンドリーマッチくらい)のインタビューを載せるのも何か変な気もするのですが……ま、ライフワークなのでその辺りはお許しを。導入部分は、文章が難しくて、一部適当なところもあります。また、このインタビュアーとモリエンテスの関係もイマイチよくわからず、いつもどおりの「ですます質問」対「フランクな回答」の日本語構成で良いのか悩みますが、悩んでもよくわからないので、そんな感じで。

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フェルナンド・モリエンテ:すぐにマドリーは偉大なチームになるだろう
夏が巡ってくるたびに、プレシーズンの最初の日から、フェルナンド・モリエンテスはトレーニングに戻ってきた仲間たちに注意を払っていた。しかし彼は「まだいるの? もう行ってしまったのかと思ってた。」とチームメイトたちに言うのだった。心では、そういった選手たちの将来への賭け方を気にかけていた。行き先を定めず移籍を繰り返すこと、クラブを移るのに気まぐれとエゴイズムの犠牲になること。常にモリエンテスは、勝利するためにはレアル・マドリーに留まらなければならないと考えていた。そして勝利してきた。ただ、すべてははっきりとしていない。白のクラブで、彼は1998年から2002年の黄金期間に、3度のヨーロッパタイトルを手にした。それ以降、5シーズン連続のベスト8敗退を含めて、このクラブは希薄になっている。モリエンテスはリバプールとバレンシアに行き、また1シーズンをモナコで過ごした。モナコでは彼は、4度目のヨーロッパのカップに手が届くところだった。そしていま、彼はオリンピック・マルセイユにいる。なぜなら、「33歳になって僕は若いと感じる、とプレゼンテーションのときに言った」からだ。長く、そして多くの瞬間で辛いものがあった彼の来た道には痛みが残されているにも関わらず、彼には若さと希望がある。

Q:オリンピックでのこの最初の数ヶ月、どのような感じを受けていますか?
M:とても良いよ。監督のディディエ・デシャンは、多くのところで僕を助けてくれているし、このクラブはあらゆる面でビッグクラブの位置づけだ。

Q:マルセイユでのプレゼンテーションで、あなたは33歳は若い選手だと考えていると言いました。今も同じ考えですか?
M:あらゆる面でね。そう考え続けているし、その点では僕はすごいよ。

Q:ゴールがないことを気にしていますか?
M:試合に出ていないからゴール数が増えないんだ。何ゴールかはもう決めているし、確実に、もっと取れるよ。

Q:もっとプレイしたいと思っていますか? デシャンは何か説明をしましたか?
M:僕がマルセイユにやってきたとき、僕は彼と話し合った。そして彼は僕に、僕が完璧になったら戦力に入ると言ってくれた。僕が8月にやって来たこと、プレシーズンがなかったこと、チームメイトたちがとてもうまくやってくれていることを考慮しないといけない。

Q:チャンピオンズ・リーグのグループ最終戦、ベロドロームでレアル・マドリーとの対戦になります。この試合について、もう話し合ったりしましたか?
M:そうだね。その1つ前の試合(第5戦)の結果によって、この試合は僕たちにとって、それから彼らにとっても非常に重要な試合になるだろうし、だから僕たちは勝ちにいくよ。

Q:エインセは、最近何年かののマドリーで何か驚いたことをあなたに話したりしましたか?
M:いや、僕はスペインで起きていることは平衡して追いかけているから……。報道のことは読んでいるし、エインセは、彼がマドリーに魅了されたということ以外は、特別なことは何も話していないよ。

Q:マルセイユから、あなたは現在のレアル・マドリーを追いかけている、それともバレンシアを…。
M:その両方、そして他もすべてね。でも当然、この2つのクラブには僕が所属していたし、その動向を追いかけるのが好きだよ。

Q:バレンシアでプレイした後、別のスペインのクラブに行く機会はあったのでは?
M:そうだよ、プリメーラの2つのクラブで。でも僕の希望は、外でまた別の経験をするということだった。

Q:バレンシアに至った道筋をどう評価していますか?
M:僕はあのクラブ、街に魅せられた。バレンシアは、僕にスペインのフットボールに戻るチャンスを、リーガでも最高のクラブのうちの1つに加わるチャンスを与えてくれたんだ。

Q:ところで、マドリーがアルコルコンに敗れてコパから敗退したのは見ましたか?
M:いや、見なかった。結果を知って驚かされたよ。でもこうしたことは、コパの歴史を振り返れば、他のビッグクラブでも生じてきたことだ。

Q:フロレンティーノのモデル(やり方)は好きですか?
M:うん、好きだ。マドリーは、世界のサッカーファンの話題の中心になる。いまは、最高のチームを構成しなければならない。でもすぐにそれを手にできるだろう。確実にね。

Q:あなたは5シーズンの間に3つのヨーロッパのカップを手にしました。マドリーは、再び同じようなことができるでしょうか?
M:簡単なことじゃない。でも、いま現在チームにいる選手たちであれば確実にできる。多くの可能性があるよ。

Q:あらゆることを見て、マドリーがバルサと同等になると見ていますか?
M:誰もが、バルサを完璧なチーム、素晴らしい仕事をするチームと見ている。それこそが、マドリーが手にしなければならないものだ。選手たちはいる、今は、あと少しの忍耐が必要だね。

Q:いつか、あなたがバルサに移籍間近だったことを教えてもらえるでしょうか?(ちょっとカマかけるみたいな言い方?)
M:そう、そうだね。移籍間近までいったんだよ。

Q:マドリーで経験したチャンピオンズの記憶と、モナコで経験したファイナルの記憶とは比べられるものですか?
M:何も比べたくはないよ。レアル・マドリーで過ごした僕の年月は素晴らしいものだった。そして、モナコでのファイナルは本当にスペシャルなものだった。なぜなら、あのときのシーズン当初での、クラブの可能性や目標の中に、ファイナルに出場するようなことは入っていなかったんだから。

Q:マドリーでは、あなたが十分に生かされなかったと思いませんか?
M:僕は、自分が公正な時間、公正なシーズンを過ごしたのだと信じている。自分が役に立たないと感じ、自分が移籍する時だと考え、僕たちはそうすることに決めた。僕はリバプールに行った。それは、リバプールの組織、チームが高いレベルにあると思っていたからだ。そのシーズン、僕たちはチャンピオンズ・リーグのファイナルに到達した。僕は参加できなかったけれど(マドリーでCLに出ていたので登録されなかった)、何か心に触れるものがあった。

Q:「ラウルはイエスか、ノーか」という問題について、あなたが最初に思うことは?
M:その問題にはうんざりさせられる。僕にとっては、いつでもラウルだ。

Q:スペイン代表に何か求めるものは?
M:代表の試合はセンセーショナルに素晴らしいし、それに結果が伴っている。これ以上何を望める? もう僕たちには、世界中のチームを誘惑するような選手たちがいるんだ。

Q:スペイン代表でベストの選手は誰ですか?
M:素晴らしい選手はたくさんいるよ。僕はチャビとイニエスタが好きだ。

Q:ではベスト・フォワードは……
M:これもたくさんいるけど、1人に絞らなければならないとしたら、ビジャだね。彼は本当に素晴らしいし、それにバレンシアで僕が完璧に知っている最高の仲間でもあった。

Q:はっきりさせてほしいのだけれど。あなたはエストゥレマドゥーラで生まれ、ソンセカで育ちました。あなたは、エストゥレメニョ(エストゥレマドゥーラの人)と感じるか、それともマンチェゴ(ラ・マンチャの人)と感じるか?
M:エストゥレメニョともマンチェゴとも感じる。どちらもだよ。

ありがとうフェルナンド、幸運を。
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モリエンテスは、自分が嫌な思いをさせられたフロレンティーノ・ペレスのやり方を否定しない。むしろ、マドリーならばそうでなければならない、と受け入れているところがある。いちマドリディスタとしての見方なのかもしれないし、どこかでギャラクティコではなかった自分の力・境遇を達観しているのかもしれない。
でも、そのフロレンティーノの政策の中で、はっきりとそうしているようには見えないけど、徐々にラウルが居場所を追われている。「自分にとっては、いつであれラウルはラウル」と言うモリエンテスは、どう見ているんだろう、と考えてしまう。

次の1週間

2009-11-24 06:40:22 | football
旅に出てました。
西の方へと。


結果だけ
09/10 Liga Espanola 1a division Jornada 11
Real Madrid C.F. 1-0 Racing Santander

マドリーのゴール:イグアイン(22)

GK:イケル
DF:アルベロア、ペペ、ガライ、マルセロ
MF:シャビ・アロンソ、ドレンテ、グラネロ(86、ディアラ)、カカ(89、ファン・デル・ファールト)
FW:イグアイン、ベンゼマ(62、ラウル)


09/10 Ligue 10eme Journee(延期分)
OM 1-0 PSG


どうも感覚が
3日程あけると、ブログ書く感覚も変な鈍り方をするなあ、と思いました。何書いたら良いのかよくわかんない感じ。

マドリーはラシン戦に勝ちました。まだ見てないけど。バルサがビルバオと引き分けたため、期せずして(?)マドリーは首位のポジションをゲット。今週末はクラシコですので、一応優位に立って大一番を迎えることとなりました。週末は出かけないでちゃんと試合見よう。
その前に水曜日にはCLチューリッヒ戦、。ベルナベウで試合をするせいか、召集の選手はまだ発表されてません。皆さん懸案のクリスチアーノ・ロナウドは、ここで召集リスト入りするのではないかと見られています。

土曜日にリーガの試合があって、その後休みなく日曜、月曜とトレーニング。フィジカルの問題でラシン戦を欠場した中では、グティ以外(ラス、ルート)は回復し、全体トレーニングを行っています。グティは、先週木曜のトレーニングで痛めた左脚大腿四頭筋の血腫からの回復を続けています。先週の代表戦で膝を痛めた、と思われていたアルビオルですが、ラシン戦の出場はなかったものの、特にコンディションに問題はない様子。

やっぱり調子が出ません。CLまでにはリハビリしよう(私が)。


不幸

2009-11-20 19:00:06 | football
クラシコは11月29日(日)19時キックオフです。アルビトロはウンディアノ・マジェンコ。


不幸・不運
すったもんだのあげく、ようやくペジェグリーニに許されて今週末のラシン戦で召集リスト復帰、とみられていたグティですが、今日の木曜のトレーニングで筋肉を痛めてしまった模様。トレーニング終盤にイグアインと接触、グティは松葉杖でバルデベバスを後にした、とマルカ。何とも言いようがない……不幸っていうか、不運っていうか。

※ちょっと追加
今のところ(日本時間20時30分過ぎ)、グティ負傷のニュースはMARCAとテレマドリーくらいしか出していません。公式もまだ。なので、確定したニュースではない、とご承知置きください。

訂正・追加
最初は記事をざっと斜め読みだったので、よく見なおしたらいろいろ勘違いがありました。記事の文章自体も追加されたりしていますので、訂正・追加の意味も含めてMARCAの記事訳
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他に先駆けてデイリー・マルカは、グティが、木曜日のトレーニング中に負った負傷により、ラシン戦の召集から再び外れることをお知らせする。レアル・マドリーの監督マヌエル・ペジェグリーニは、グティに対する懲罰を止め、土曜日の試合に向けた召集に含めるつもりであったのだが。
ペジェグリーニがグティに許しを与えた同じ日、14番はバルデベバスを、松葉杖で離れることになった。わが社のパブロ・ポロとウリセス・サンチェス・フローがMARCAにレポートしたところによれば、マヌエル・ペジェグリーニはグティに対し「君は非常によくトレーニングをし、このプロジェクトへの責任を示してきた。」と伝えたそうだ。
ペジェグリーニは、グティを土曜日のラシン戦の召集に加えるつもりでいた。しかしすべては、バルデベバスでのトレーニングの終盤に悩ましいものになってしまった。イグアインとの衝突でグティは負傷、筋肉に打撲を負った。グティは約1週間の離脱となるだろう。
ラスとファン・ニステルローイもまた負傷で離脱となる。グティに加え、ラス・ディアラは左内転筋の過負荷、ルート・ファン・ニステルローイは左大腿部三頭筋の過負荷で離脱となるだろう。さらに、セルヒオ・ラモスがサスペンションでリストから外れる。
クリスチアーノ・ロナウドは、水曜日の復帰となるだろう。ペジェグリーニは、回復したクリスチアーノ・ロナウドを次週水曜日のチャンピオンズリーグ、チューリッヒ戦まで置いておきたい考えである。クリスチアーノはこの金曜日、全体と共にトレーニングを実施した。
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ラシン戦に向けた召集選手リスト
もたもたしていたら、召集選手リストが発表されていました。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、ペペ、ガライ、メツェルダー、マルセロ、アルビオル
MF:ガゴ、ディアラ、カカ、シャビ・アロンソ、ドレンテ、ファン・デル・ファールト、グラネロ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

負傷による離脱
 クリスチアーノ・ロナウド:右足首の関節炎。チームと共にトレーニングを実施した。
 グティ:左大腿四頭筋の打撲による血腫。医学的治療、休養。テーピングでの加圧。
 ファン・ニステルローイ:左大腿三等筋の過負荷。医学的治療、理学療法。室内で調整。
 ラス・ディアラ:右内転筋の過負荷。医学的治療および理学療法。室内で調整。
セルヒオ・ラモス:サスペンション


感染
アトレチコではキケが、オサスナではオーイェルとかセルヒオとかファンフランも罹患したグリッペAこと新型インフルエンザですが、遂にバルサでもアビダルが罹患し、ヤヤ・トゥレがインフルエンザ様の症状を見せているとのこと。
・・・一応、お大事に。


延期分
明日早朝、現地時間で金曜夜21時、延期になったマルセイユvsパリ・サンジェルマンのフランスダービーが行われます。モリエンテス、召集に入っています。


デザイン
本日ラス・ロサスにて、2010年5月22日にサンチアゴ・ベルナベウにて行われます、本年度のチャンピオンズリーグ・ファイナルのロゴ、ポスターデザインが発表されました。ちょっとパンズ・ラビリンスを思い出した。いえ、きれいだし、らしい感じもして良いな、と思ってるんですが。


回復待ち

2009-11-20 07:11:07 | football
アルビオルの負傷
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医学的検査、磁気共鳴検査を行った結果、ラウル・アルビオルは、左膝関節の外傷と診断された。今後24~48時間の回復に十分な注意が払われる。
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おかえりー
各国代表選手が揃いまして、マドリーは木曜は夕方からトレーニングでした。マドリー公式のトレーニングのレポートに倣いまして、ざっと。
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代表選手の中では、シャビ・アロンソとイケル・カシージャスのみが、全体と一緒にトレーニングを行った。一方で、アルビオル、アルベロア、ラモス、ペペ、ファン・デル・ファールトは、ピッチ上に出て、軽い回復トレーニングを実施するベツメニュー調整となった。
フランス代表ラサナ・ディアラは、クラブの許可を得て、チームメイトたちがトレーニングを終了した後、トレーニングを行った。ラスは、W杯南アフリカ大会の出場権をかけたプレーオフで、延長戦を含む120分間に出場していた。
クリスチアーノ・ロナウドは、ピッチ上で別メニュー。クリスチアーノは、火曜日に行われた検査の結果を受けてメディカルチームが決めたやり方に従って、トレーニングを行っている。金曜日には、全体のトレーニングに合流できると予想される。
ファン・ニステルローイは、唯一、マヌエル・ペジェグリーニの冒頭訓話の後、室内施設に移動した選手となった。ルートは、ラシン・サンタンデールの試合を心に止めながら、ジムでのトレーニングを行った。
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アルビオル、ランニングくらいはできたみたいなので、膝の靭帯が…とか、そういったことではなさそうです。たぶん。でもラシン戦はお休みになるかもしれませんね。左手親指捻挫のシャビ・アロンソは、ぐるぐるテーピングしてしまえば、とりあえずプレイする分には問題ないようです。これは良かった。
疲労困憊らしいラスは、今後の予定を考えると、休ませるならラシン戦だろうと思うのですが……ペジェグリーニが最善の固定メンバーを崩すかどうか。妙な拘りや協定がないのなら、自然とローテーション的な選手起用になると思うのですが、どうだろう。
ちらほらと移籍の可能性、という噂があがっているルート、別メ調整だったということが心配です。

代表選手、別メの選手、クリスチアーノ・ロナウド…それ以外の選手たちは、なんにも言及されてませんけど、たぶん元気です。



ポルトガル
マンディア前監督解任後、空席となっていたラシン・サンタンデールの監督には、ミゲル・アンヘル・ポルトガルが着任。


快気
新型インフルエンザに倒れたアトレチコ・マドリー監督、キケ・サンチェス・フローレスは、クラブのメディカル部門から全快証明を受け、明日からトレーニングに復帰する模様。懸念されていた土曜のデポルティーボ戦でも指揮を取ると見込まれている。


不当だ
ちょっと久しぶりのlas provinciasによると、バレンシアでは、アトレチコへの罰則に対し怒りのコメントが出ている模様。これもものすごくざっくりと。
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先日のデルビー・マドリーで、マヌエル・ペジェグリーニに対し、アトレチコのファンが投石を行った。これを受け、リーガの規律委員会はアトレチコに対し、150ユーロ(だいたい2まんえん)の罰金を科した。
しかしバレンシアは、かつてコパ・デル・レイでデポルティーボと対戦した際、スタンドから投げ込まれた物が副審であったメヒア・ダビラに当たってしまった事件の際には、試合は中断、延期され、再試合は無観客試合、デポルにはPKが与えられたことから、今回の不当に軽すぎる判断に怒りを示している。さらに最近では、メスタージャでビール缶が投げ込まれたことで、3000ユーロの罰金を受けている。
今回の判断の不当さは、クラブ間で対応に差があることや、対象がレフェリーでない、監督であることが軽く扱われていることからも示される。
この不当な判断への怒りはスペインの他地域からも起こっており、アンダルシアの協会長は、「私は怒っている。冗談のようだ。バレンシアなら罰金が6000ユーロにはなっていただろう。同じようなことがあれば、典型的な罰則として、アンダルシアでは無観客試合になっていただろう。アトレチコに対して含むところはないが、この罰金は典型的なものではない。信頼性を失わせるもので、フットボールを愛する人々に嫌悪感を与え、さらに暴力に拍車をかける。フェアプレイに拮抗するものだ。各クラブが好都合なものを得るのはけっこうだが、しかし、アンダルシアのフットボールとフェアプレイを守ることに責任がある私は、ビジャール(スペインサッカー協会会長)に対し、一連の決定は、あらゆるフェアプレイのキャンペーンに偏見を持たせるものになると言うつもりだ。
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石投げて、監督に当たって、テレビでそれが放映されて……2万円です。

嵐の水曜が過ぎ

2009-11-19 21:12:48 | football
おめでとう:1
ポルトガル代表おめでとう、ペペおめでとう、マドリーで気を揉んでいたであろうクリスチアーノ・ロナウドもおめでとう。



おめでとう:2
ラスもベンゼマもおめでとう。あんまりな展開でしたが、おめでとう。



2002年にW杯のボランティアやったんですが、その時、担当したvenueで意気軒昂なアイルランドを見まして、ファンも素朴で人懐こくて、それが好印象でしてね。残念です。
(ドメネクは、何か魔術でもやってるのか?)


負傷者:1人目
オーストリア戦を前にしたトレーニングで、シャビ・アロンソが手を負傷した。代表の医師によれば、シャビ・アロンソは左手親指の2度または3度の捻挫で、プロテクターを当てる処置をしたとのこと。マドリーに戻った際には、更なる検査を行い、靭帯への影響について評価を行い、適切な治療を行う予定。



負傷者:2人目
マドリー公式より。
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ラウル・アルビオル、膝を負傷
今日は、ラウル・アルビオルにとって特別な試合であった。この試合、オーストリアに勝利したことにより、ラ・ロハにおいて21試合連続勝利を達成した最初の選手となったのだ。しかし、試合の終盤に不幸な事態が生じた。マドリディスタのセントラルは、不運な負傷に見舞われた。初見の後、スペイン代表医師オスカル・セラーダは、アルビオルについて「左ひざの過伸展または強制伸展(?)」と診断。木曜日、アルビオルはチームに戻り、レアル・マドリーのメディカルチームは、負傷の正確な程度を決定するために、適切な検査を行うだろう。

スペイン代表はオーストリアに1-5で勝利。試合が行われたエルンスト・ハッペル・シュタディオンは、まさに2008年EUROで優勝を収めたその場所であった。あの夜に栄光を手にした選手の1人であるラウル・アルビオルは、この水曜日にはマルチェナと共に、セントラルでスタメン出場した。あれからおよそ1年半、アルビオルは再び国の代表の歴史となった。代表史上、21試合連勝した最初の選手となったためだ。
しかしこの特別な夜も、最後の瞬間に沈み込んでしまった。ラウル・アルビオルは、Hofferがレイナに対して打ったシュートをカットしようとした際に、左ひざを負傷、ピッチで膝を動かせなくなってしまった。
代表の医師オスカル・セラーダは、試合終了後に、アルビオルの負傷について「左ひざの過伸展または強制伸展。アルビオル自身の感触は良いものだが、我々は慎重であらねばならない。なぜなら、この種の負傷は不安定なものであり、深刻なものにもなり得るからだ。レアル・マドリーで検査を行い、最善の堅実さをもって新たな評価をしなければならない。」と述べている。
この試合に勝利したことで、アルビオルは、これまでのシャビ・アロンソの20戦連続勝利の記録(2008年2月6日~2009年6月24日)を抜いた。アルビオルは既に、代表デビューからの最多勝利(20戦)という記録を持っていた。これに続くのは、アルベロア(11勝)、セルヒオ・ブスケ(9勝)、フェルナンド・ジョレンテ(5勝)だ。
つまり、ラウル・アルビオルは出場したすべての試合に勝利していることになる。デビュー以降、スペイン代表は2度試合を落としているが、アルビオルはそのどちらにも出場していない。
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連勝記録については、この間のアルゼンチン戦のやっちゃったのとか見てると、「さすがアルビオル!」とかとてもじゃないけど言えませんが、何だろう、ま、がんばってますよね。

マドリーの今日のトレーニングは夕方16時30分からで、アルビオルもシャビ・アロンソも、負傷続報はまだ出ていません。MARCAの記事では、アルビオル自身は「なんてことないと思ってる」と楽観的ではあるものの、代表のドクターは既にマドリーにアルビオルの負傷について連絡をし、マドリー側は、場所が場所だけに(膝の靭帯等)慎重を期していることなどが伝えられています。この先に重要な試合が控えているし(CL、クラシコ)、週末のラシン戦は既にセルヒオ・ラモスの欠場(アトレチコ戦でロハ食らったから)も決まっているし、ペペは疲れきって帰ってくるだろうし。
メツェもガライもいるからセントラルは大丈夫でしょう、と思ってるんですが、ペジェグリーニにとっては、ローテーションを止めてメンバー固定していこうと思った矢先にディフェンス大混乱、という問題になりそうです。

重要なお知らせ

2009-11-18 02:25:04 | football
重要なお知らせ?
今週のチャンピオンズリーグマガジンは、ぜひご覧ください(やっと見れた)。ぜーんぶラウル。30分間ラウル特集です。
バルダーノ、ブトラゲーニョ、ディ・ステファノなど、お馴染みの方々からのラウル評の他に、南フランスからは旧友M氏も登場。これまでM氏の移籍先でしばしば目撃されているラウルですが(少なくともモナコとリバプールには行った)、M氏によると、まだラウルはマルセイユに遊びに行っていないようです。
モリエンテス、ほとんど出てないからな…。

残りの放送予定 。
11月18日 (水) 再放送 前05:30 Ch.181 スカチャン181
11月18日 (水) 再放送 前06:00 Ch.182 スカチャン182
11月18日 (水) 再放送 前07:30 Ch.186 スカチャン186
11月19日 (木) 再放送 前07:30 Ch.186 スカチャン186
11月19日 (木) 再放送 後11:15 Ch.180 スカチャン180
11月19日 (木) 再放送 深01:00 Ch.185 スカチャン185
11月20日 (金) 再放送 深00:00 Ch.180 スカチャン180
11月20日 (金) 再放送 深01:00 Ch.185 スカチャン185
11月22日 (日) 再放送 前11:00 Ch.181 スカチャン181
11月22日 (日) 再放送 後09:00 Ch.180 スカチャン180


やっぱりラウルには、1人の選手、ということ以上の価値、存在意義があるのだと思う。

42年の溝

2009-11-17 19:46:52 | football

火曜日午前のトレーニング
元気な人:ガゴ、ラウル、グティ、メツェルダー、ガライ、グラネロ、ファン・ニステルローイ、ドレンテ、マルセロ、ディアラ
元気なGK:デュデク、アダン
別メ:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン

クリスチアーノ・ロナウドは、今日もボールを使った、ベーシックなトレーニングを実施。クリスチアーノ・ロナウドの回復状況を事細かに追い続けているASによれば、今日、オランダの外科医、ファン・ダイク医師がマドリードを訪れ、Cロナウドの足首の診察をすること、経過が順調であれば、木曜から全体トレーニングに合流できる見込みがあり、場合によってはペジェグリーニはラシン戦に向けてクリスチアーノを召集できるのではないか、とのことです。
イグアインは、どこを傷めているのかはわかりませんが、別メといってもピッチ上でのトレーニングはできているので、そんなに問題になるものではないだろう、と思います。


最近気になること
ここしばらく、マドリーのトレーニングの様子を見ていると、グティだけがロングのトレーニングパンツを履いていることに気づきます。他の選手たちは、半パンなのに。
……今度は脚全面に墨入れてしまったんではないかと、うっすら疑ってみたりみなかったり。



El Paisから
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昨日、国会は、PSEバスク社会党、PP国民党、UPyD団結・前進・民主党の賛成投票と共に文化委員会(Comisión de Cultura)で承認されている、古い問題を再燃させた。この決議は、ブエルタ・シクリスタ・ア・エスパーニャおよびサッカースペイン代表に対し、エウスカディ(バスク)に戻ってくるよう圧力をかけるものである。PNVバスク国民党とアララール党のみ、この提案がEBバスク左派やEAバスク連帯など他の政党からの批判を呼び起こすものであるにもかかわらず、彼らの表明を組織内で文書を拒否するようだ。

フットボールの場合、この決議はスペインサッカー協会に対し、代表(フル代表、女子代表、ユースカテゴリー)の「次の試合のアポイントメント」のシナリオの可能性として、パイス・バスコがあることを心に留めるよう求めるものだ。これは、1967年5月31日にサン・マメスにトルコ代表を迎えた公式戦以来、なかったことだ。
協会自体は、複数の機会に、スペインがバスクで試合をするという希望を示してきた。前世紀中には7試合が行われ、うち6試合がエル・カテドラル(サン・マメス)で、1試合が旧Estadio de Atotxaで行われた。結果は4勝3分。しかしながら、議会主導であることは、象徴的な表現を減少させる。そのため、最終的な決断は、試合を招致しスタジアムを提供するクラブ自身に合わせられる。
同様に、文化委員会はウニプブリク(Unipublic、ブエルタ・ア・エスパーニャの主催会社)に対し、いくつかのステージで、エウスカディを出発点またはゴール地点とすることを求める。バスク自治州では、ロードレースファンが非常に多いにもかかわらず、1979年以来こうしたことは行われていない。歴史をたどると、パイス・バスコでは95のステージのスタート地点となり、112のステージのゴール地点となった。最後の機会では、ドゥランゴ(Durango)におけるETAの妨害工作により、選手たちはサラウツ(Zarautz)まで車移動を強いられた。それ以来、ブエルタは同自治州を避けている。
承認された決議は、文化省を、他の省庁やエウスカディの自転車協会と協同して、ブエルタが戻ってくることをサポートすることに直接的に駆り立てている。これはまた、他のバスクの機関やクラブの関わりも「可能にするために」と求めている。
敵対から休戦の年月の後、新たなマジョリティは国会の社会党員や国民党員たちと意見を同じくするようになり、状況の転換を許すようになってきている。前回、ブエルタがバスクの道々に戻ってくる可能性が動議されたのは去る12月11日のことであったが、この時には提案がPP国民党から出され、「エウスカディはスペインではない」という主張の下に、PNVバスク国民党、EHAK、EBバスク左派、EAバスク連帯によって否決されている。
(あとはいいや)
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スペイン代表の試合を、バスク地方でやらないのは当たり前だと思ってました。でも、こういう動きもあるんですね。スペイン代表が強くなり、広く人気を集めていて、バスク出身選手もいる(シャビ・アロンソ)今は、実現するチャンスなのかもしれません。
でもやっぱり、ETAが何をするかわからないのが嫌だ。停戦協定を結んでも、すぐにそれを破り、脅迫、爆殺を止めない。そういえばマドリーの試合も、爆弾予告か何かで中断、避難になったことがあったし(2003年くらい?)。ブエルタがバスク地方を通っていない、のは知りませんでした。ツール・ド・フランスはバスク地方を通過してたように思いますが、でもあれもETAの妨害を受けてますよね。
どこまでいっても安心しきれない、選手(観客も)の安全が保障されるのかわからない、政治的思惑が背景にある。日本にいる日本人が言うのも変かもしれないけど、やっぱり抵抗感を感じてしまいます。国会、各政党を巻き込んでの話なわけだから、スペインという国全体としては、そういう機運になっていて、代表はちょうど良い象徴なんだろうなー……。

着々と前進

2009-11-17 06:50:48 | football

もうすぐ
「クリスチアーノ・ロナウドがボールを使ったトレーニングを始めました!」が、この日のマドリーのトレーニングのメインニュース。クリスチアーノ・ロナウドは、ピッチに入り、ランニングやボールを使ったサーキット(画像の通り、コーンを並べた間を抜けていくような基礎メニュー)を実施。画像もたっぷりで、公式のトレーニング記事に付されている画像8枚(これも普段より多い)のうち、6枚にクリスチアーノ・ロナウドが写り、そのうち5枚はピンで。
その他の選手たちについては、まずガゴとイグアインは代表から帰ってきまして、この2人は他のチームメイトと同じペースでのトレーニング(この日はフィジカル中心)に参加。またカスティージャからMFのコルデーロが、トップチームのトレーニングに参加したそうです。
ペペ、ラス、ベンゼマ、イケル、セルヒオ・ラモス、シャビ・アロンソ、アルベロア、アルビオル、カカ、ファン・デル・ファールトは、それぞれの代表で火曜日(ブラジル)または水曜日(それ以外)に試合が予定されています。

MARCAの、この日のマドリーのトレーニングに関する記事、というかクリスチアーノ・ロナウドの状態に関する記事では、週末のラシン戦への出場はないが、来週水曜日のチャンピオンズ・リーグ第5戦、チューリッヒ戦(ベルナベウ)には出場できるのではないか、ASの方も、ラシン戦で最後の15分か20分プレイし、チューリッヒ戦でスタメン出場を……と書いてまして、かなり明るい兆し、と言えそうです。
ファン・ダイク医師の診察を再び受けるかどうかについてはまだ決まっていないようですが、このまま回復が良好ならば、診察を受ける必要はないかもしれない、という論調も。




キケ・サンチェス・フローレス
アトレチコ・マドリーの監督、キケ・サンチェス・フローレスがインフルエンザに感染した模様。アトレチコは週末のトレーニングが休みだったため、キケは金曜日からバレンシアに向かい休暇を過ごしていたが、土曜日に具合が悪くなり、マドリーに戻って月曜日、クラブのメディカルチームによって検査を受けた。新型かどうかはまだ決定してないが、少なくとも3日間は自宅待機になるだろうとのこと。

フランスダービーがPSGの選手の新型インフルエンザ感染で延期になり、その後リーガでもベティスの選手が集団感染して試合が延期になったり、オサスナでも数人感染者が出たというニュースがありました。もうどこで誰が感染してもおかしくない状況です。キケ、お大事に。