けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アウディの日

2013-11-30 19:11:20 | football






アウディの日
28日木曜日、毎年恒例アウディから全選手+監督への車プレゼントの会が開かれました。サルスエラ地域にある競馬場が会場で(屋外なのでちょっと寒そう)、競馬を観戦したりジョッキーたちと歓談したり、難コースでのテスト走行をしたり、写真撮影をしたり、1人1人名前を呼ばれて車を頂いたり……という内容。全員が揃うイベントはそう多くないですから、毎年のこととはいえなかなか貴重な機会。
イベントのほぼ全体を網羅した46分にもなる映像がありまして(Youtube)、30分過ぎくらいから、各選手に車が渡されていきます。選手たちはキーを受け取って、準備された車に乗り、その場をハケていく…という進行なのですが、中に数名、助手席に乗り込む選手が。ヘセはまだ免許を取っておらず、マルセロとコエントランは……昨年、交通違反問題が相次いだことを覚えているでしょうか。要するに免停中。競馬場内だからたぶん乗っても問題ないんだと思いますが、まあ自動車会社の公式イベントですから、余計なことはしない方が良いと。あと、ベンゼマは免停が解けたようです。

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Audi Espanaの動画

バジャドリ戦、召集選手

2013-11-29 22:45:43 | football

バジャドリ戦、召集選手
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カルバハル、マルセロ、ナチョ、ジョレンテ
MF:ベイル、シャビ・アロンソ、カゼミロ、モドリッチ、ディ・マリア、イスコ、イジャラ
FW:ベンゼマ、ヘセ、モラタ

負傷欠場:ケディラ、コエントラン
回復中欠場:クリスチアーノ・ロナウド、バラン
サスペンション:アルベロア

ガラタ戦のヒーロー、アルベロアがなぜいない!と思ったら、サスペンションだそうです。もうそんなに溜めてたっけ…? (でもLFPのサイトで確認したら、確かに5枚になってました)。クリスチアーノ・ロナウドは、今日から全体練習に復帰。ただ、まだ100%の状態とは感じられないそうで、召集外に。
その他、こまごましたところを、アンチェロッティのプレスカンファレンスから。

バジャドリ戦
中盤はフレッシュなシャビ・アロンソとモドリッチ。ディ・マリアがクリスチアーノの代わりにプレイする、とのこと。
イジャラカゼミロはお休みで、引き続きイスコがトップ下で出るってことですかね。ディ・マリア左、ベイル右で、トップがベンゼマ。で、ラテラルはカルバハルとマルセロで…それ以外にあり得ないか。

コエントランのこと
この冬にチェルシーへという噂があるそうですが、アンチェロッティはこれを否定。ただしコエントランの負傷は軽くなかったようで、年内復帰の可能性は薄いそうです。コエントラン…。

ラモスのこと
補足。ラモスとフロレンティーノ・ペレスが不仲で、昨日のアウディイベントでも視線を合わせなかったとか、ペレスはラモスの移籍にGoサインを出して移籍金を6500万ユーロに設定したとか、というネタで昨日今日スペイン各紙が盛り上がってる件。
アンチェロッティによると、「会長といろいろ話をしているが、ラモスを外へ出すという話をしたことがない。テクニカルな面、パーソナリティの面、クラブにおける意味からも、ラモスの重要性を誰もが理解している。彼らの関係については知らないが、会長は選手の誰とも非常に良い関係を築いている。
6500万ユーロの移籍金なら、ラモスを放出するか? ノー、ノー、ノー。世界でも最強のセントラルで、彼が我々には必要だ。他のセントラルたちも非常に素晴らしい、ぺぺは経験があり、他の選手たちは若い。若い選手たちには、ラモスやぺぺのような経験が必要だ。」

ちなみにラモスは、各種報道に応えるべく、Twitterにて、昨日のイベントでフロレンティーノ・ペレスとがっつり握手している画像をUp。


イスコに引き続きチャンス?
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ケディラが長期離脱の負傷を負ってから15日、イスコには新しい展望が開けている。ケディラ不在が、今シーズン当初の飛躍を取り戻しつつあるイスコに、先発11人の中の空席を示している。先週土曜日のアルメリア戦、水曜日のガラタサライ戦でも、輝きを見せた。さらに、そのどちらの試合でも、ゴールを挙げているのだ。
23番のマドリディスタは、10月19日のマラガ戦からポジションも先発の座も失っていたが、再びアンチェロッティの戦力に戻っている。この試合からリーガ5試合が経過しているが、カンプノウでの試合とバジェカスでの試合は不出場、5-1で勝利したレアル・ソシエダ戦では13分間の出場、先発したのは7-3のセビージャ戦のみ(70分間出場)。2-2に終わったユベントスとの試合でも、トリノのピッチに立つことはなかった。
イジャラメンディの出場も、またイスコに影響を与えている。上記の5試合で、イスコの出場時間はトータルで83分間。一方でイジャラは、フィジカルの問題から回復し、164分間に出場した。週末のバジャドリ戦では、シャビが再び先発に戻り(ガラタサライ戦では途中出場)、モドリッチも起用可能だ(水曜はサスペンションだった)。しかしイスコは、イジャラとシャビの前方の位置で、先発として新たに表れつつある。

ガラタサライ戦でのゴールで、イスコは再び、チャンピオンズリーグでのうまさを示した。このゴールは、21歳のイスコが、バレンシア、マラガ、そしてマドリーの選手として戦ってきた欧州の舞台での、5ゴール目となる。昨シーズン、マラガの選手として3ゴール。ゼニトとのグループリーグで2ゴールし、ポルトとの第2戦でもゴールした。そして今シーズン、イスコはチャンピオンズリーグでマドリーのユニフォームを着ての最初のゴールを、ガラタサライホームで決めている(1-6)。トータルで、958分で5ゴール。131分ごとにゴールしていることになる。
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試合の後で

2013-11-28 20:01:21 | football

ヒーロー、アルベロア
「後半はとても良かったね。監督が戦術変更を成功させたんだ。僕たちは、素晴らしい後半の戦いを見せた。」
「セビージャ戦で、観客は僕にブーイングをした。その時、そうしてサポートしてくれたこと、僕が悪いプレイをしたからそうしたんだということに感謝した。観客はよくわかっている。良いプレイをすれば、それにもまた報いてくれる。」
(ゴールについて)「会長に、クリスチアーノがいない時は、僕がゴールするって伝えていたんだよ。だからってご褒美があるわけじゃないけど、でも満足している。」
(クリスチアーノ)「ベルナベウが、クリスチアーノに対する愛情を示したのは重要なことだ。バロンドールを獲ろうと獲らなかろうと、彼が僕たちの重要選手だということが誇らしいね。」
(PKを得るに相当したプレイでの問題)「あれはPKだ。イエローじゃないよ。確実だ。審判にそう言ったんだ。ホイッスルを吹きたいか吹きたくないかじゃなくて、見ただろうって。でもイエローを出された。違うのに…。」
(ピッチ脇でゴールを大喜びしてくれたシャビ・アロンソへの賛辞)「前にも、僕のゴールをああやって喜んでくれたのを見たことがあるよ。僕たちは良い友人だ。7年間一緒にやっているけど、これからもさらに続いていってほしいね。彼がやることは、なんであれサポートするつもりだ……でも、もう彼にも言ったけど、どこへ行ってもここより良い場所なんてないだろう。彼のような人は、世界のどこにもいない。彼が契約延長を確実にしたら、一緒にお祝いするつもりだ。僕たちがシャビに依存している、とよく言われる。それは、僕たちのせいじゃなく、彼のせいだ。チームの基本となる選手、チームの要石だ。彼のポジションで、あれほどの選手は他にいない。攻撃でも守備でもリズムを作り出せる、彼のような選手は他にいない、彼は絶対に欠くことができない存在なんだ。」
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誰もが待ち望んでいる(はず)のシャビ・アロンソの契約延長交渉。今シーズンで契約が切れるので、今年中にどうにか始末をつけないと、1月からは自由交渉できる状態になります。なんとなく誰も口に出さないできたのが、アルベロアがはっきりとこのタイミングで「ここよりいい場所はないだろ、お前は最高だ、残ってほしい」というメッセージを出してくれたのが心強い。既に交渉は始めているようなので、上手くまとまってくれればいいなと思います。
CRが出られなかったら、俺がゴール決めてくるよ!という下り、冗談なんだろけど、アルベロアらしい頼もしさです。


たぶん怒ってます:アンチェロッティ
試合後記者会見のコメントは、日本語公式でも見られるんですが、あそこは少しソフトにまとめる傾向があるので、もう少し生っぽいASの記事から
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10人での試合
「選手を1人欠いた状態で戦わなければいけなくなり、我々は勇気とパーソナリティをもって戦った。後半は良く戦った。10人で試合をするのは簡単なことではないが、全選手がともに働き、良いプレイをしてくれた。この試合は、セルヒオ・ラモスの退場で難しいものとなった。彼が決勝トーナメントに出場できるよう願っている。前半は良いものではなく、試合のスピードがなかった。我々は試合をコントロールし、10人になった後、試合は変わった。前半、我々はスローなスタートを切り、ポゼッションに困難を抱えていた。それからチームは良くなって、試合をうまくコントロールできた。10人で、我々は非常に良い試合ができた。」

退場とヘセの交代
「悲しかった。ヘセを代えなければいけなかったからね。ヘセは非常に良い時間を過ごしていたのに、私は彼を代えなければいけなくなった。ディフェンダーを入れなければならなかった。チームは良く反応したと思うし、チームのクオリティは非常に良いものだ。」

ラモスのミス
「私は、ディフェンダーはリスクを犯す必要がない、ただ背後をケアするもの、と考えている。我々の背後は十分にカバーできていなかった。リスクを犯す必要はないということだ。このことは彼に何回も伝えている。(ディフェンダーたちには)背後をケアしなければいけないと伝えている。何回も言う必要がないことだ。我々の背後は、うまくカバーされていなかった。危険は背後にある、前にではない。」

グループ2位
「わからない、どこが2位になるか私にはわからないことだ。ユベントスには可能性が高いだろうが、でも容易なことではないだろう。ユーベには、さらにオプションがある。」

マドリーの戦い
「今は良い時期にいる、我々は多くのゴールを挙げている。我々が見せているレベルに満足できている時期だ。後半にあったような深さが必要だった。3人を中盤に置いて(イジャラ、カゼミロ、ディ・マリア)、ベイルとイスコがその前だ。シャビ・アロンソが入り、チームはより快適な状態になった。」

カゼミロ
「守備面ではアグレッシブで、多くのボールを回収していた。他の選手と同様のチャンスが彼にはある。イジャラメンディとシャビは良いプレイをしていたし、カゼミロも今日は良かった。モドリッチも戻ってくる。ケディラが離脱していても、我々はうまくやれる。」

ガラタサライの出来が良くなかったこと
「私がここにいるのは、ガラタサライについて話すためではなく、レアル・マドリーについて話すためだ。それはガラタサライの監督に聞くことだ。」

ベイル
「彼は、右でプレイしている時により危険だと考えている。他の位置でもよくやっていたが、右でやっている時が一番快適だろうと考えている。」
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ラモスのミスについてのコメントが怖いですね。あのアンチェロッティにここまで言わせるとは。プレカンの映像を見ていないので、苦笑いなのか冗談ぽく言った可能性もあるかもわかりませんが、退場直後の様子を見ると…怒ってるだろうな。でもラモスだからなあ…カペッロが監督をしようと、モウリーニョが3年間仕込もうと、こういう……治らないだろうなあ。


おまけ:さすがイケル

今日はアルベロア

2013-11-28 07:10:15 | football
13/14 UEFA Champions League 5
Real Madrid C.F. 4-1 Galatasaray

マドリーのゴール:ベイル、アルバロ・アルベロア様、ディ・マリア、イスコ
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MVPアルベロア(のはず)
1ゴール1アシスト、10人少ない中で右サイドからも左サイドからも果敢な攻撃参加、獅子奮迅の活躍。最高です。





短い感想。
ヘセが先発!と喜んだのと、イジャラ、カゼミロ、イスコの若い中盤に一抹の不安を感じつつの試合。不安の方が当たってしまい、ブチブチとつながらない、何かがまとわりついているようなサッカー。ディ・マリアが左、ベイル右が基本でしたが、ディ・マリアなんてどこへ行ってしまったのか…というくらい目立たない。
そんな流れがそのまま出てしまったのか、セルヒオ・ラモスが30分もたずに退場。1発赤に相当するようなファウル、行為だったとは思いませんが、反応がゆるかったのも確かで。これでヘセが下がりナチョがイン。ラモス、前も早々に退場して、モラタを交代させてなかったっけか。交代枠も1つ使ってしまい、これがなければ後半にモラタも出したりできたかもしれないのに……。とはいえ、ナチョがよくやっていて、これが頼もしかったです。ずっと使われていなくて、この試合も出場の可能性は薄かったと思いますが、急な出場でも落ち着いてドログバやらなんやら相手にして。良かったです。
で、10人になったわけですが、まさかここから4点取るとは…さすがというか何というか。ベイルのFKの落ち方もすごかったですが、その直後に失点。それでも後半からだいぶ気持ちも持ち直したのか、前線のちぐはぐ感は残しつつも、両ラテラルが積極的に攻撃にくっついていったり、イスコもよくつないだり、ディ・マリアも生きてきて、ゴールゴールゴール。アルベロアが一番前にいるシーンも何度もあったし、マルセロ、ディ・マリアの左サイドもえぐかった。ディ・マリアのゴール(アルベロアのアシスト)も、それからイスコのゴールも、落ち着いていて上手かったです。
あとはもう、毎試合のように書いてる気がするけど、アロンソ。本当に替えの効かない存在。カゼミロもがんばっていたとは思うけど、もうやっぱり存在感も、チームの落ち着きも全然違う。後半から最後まで、落ち着いて試合が運べたのも、アロンソがいたからこそだと思います。アルベロアのゴールの喜びっぷりには笑いました。

クリスチアーノ不在&お面祭りとか、試合外で盛り上がってましたが、後半から持ち直して無事勝利。これでようやく勝ち抜け&首位が決定です。

第5戦の前

2013-11-27 18:54:10 | football

マルセロだって怒る
試合前日会見、担当選手はマルセロでした。昨シーズン、バロンドールに関する発言から、クリスチアーノ・ロナウドとの不仲をメディアに創作された件を、この場で再び持ち出され、イラついた場面もあったようです。
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深まる自信
「監督が誰であるかに関わらず、マドリーで僕はいつでも自信を持っている。昨シーズンは怪我をしていた。今は良い状態で、昨シーズンよりも自信を深めている。でもそれは、僕が怪我していないからというだけのことだ。」

カルバハルについて
「もちろん、僕たちは同時に出てもうまくやれると考えている。彼はレアル・マドリーの素晴らしい未来だ。若く、知性があるし、僕たちは一緒にうまくプレイできると思う。」

システム、戦術
「僕がより快適に感じるシステムというのは、僕が出場している試合だね(笑)。僕たちにはクオリティがあり、システムを変化させることができる。問題はない。」

ロナウドのお面(ロナウドへのサポート・気持ちを示すため、ガラタ戦では、ベルナベウの観客たちがロナウドのお面を付けるらしい……)
「クリスチアーノにはバロン・ドールを獲ってほしい。観客がクリスチアーノのお面をつけるというのは良い話だね。今年だけのことじゃなく、素晴らしい人物、アスリートとしての彼に、ここ何年にも渡って彼がしてきた仕事に対する意味がある。

ゴール
「シーズン当初と比べてチームが良くなっているというのを見るのは良いものだね。僕たちは攻撃面では良くやっていて、守備面では変化を加えてきた。それが僕たちの目標、可能な限り多くのゴールをあげることだ。」

ジエゴ・コスタ(おそらく、ブラジル代表ではなくスペイン代表を選択したこと)
「僕が言うことは何もない。彼の決断で、僕が何か言うことはない。」

クリスチアーノ・ロナウド、昨シーズンの発言以降の、あなたと彼との関係……
「君は間違っている、それは実際に起こらなかったことだ。あるジャーナリストが僕に、クリスチアーノがそうであるように、イケルもバロン・ドールにふさわしいと思うか尋ねてきた。そうしたら、信じられないようなゴタゴタが創りだされた。そんなことじゃない。説明してあげようか。それが質問されたのは僕が代表に行っていたときのことだ。僕は、彼は他の選手たちがそうであるように、バロン・ドールに値すると答えたんだよ。僕の関係はとても良好だ。実際にはなかったことを創り出したい人たちがいるようだけど。時には僕だって怒る、そうでなければ、僕は木でできているようなものだ。」
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バランについて
アンチェロッティのコメントなど、一部、下の記事とかぶりますが。
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マドリーでは、バランの右ひざの状態が心配されている。バランは5月13日に右膝半月板の損傷と診断され、それ以来問題が続いている。メディカルスタッフは、控えめな解決方法に賭けることに決めた。つまり休養すること。バランは、およそ10日~12日間にわたって休養期間を獲ることになり、少なくとも12月7日の国王杯、オリンピック・シャティバ戦まで欠場することになるだろう。今日のCLガラタサライ戦にも、土曜のリーガの試合にも出場はしない見込みだ。
火曜日のプレスカンファレンスで、バランについて尋ねられたアンチェロッティは次のように話している。「我々はドクターたちや選手と話し合った。膝のために、彼には休養が必要だ。10日間か12日間、プレイすることはないだろう。」
試合後に、バランは膝をアイシングしなければいけない。問題の箇所が炎症を起こして腫れるからだ。プレシーズンから繰り返される問題は、再発にまでは至っていないが、しかし選手自身には不便を強いている。そして、それはクラブにとっても同じだ。こうした状態ではあるが、アンチェロッティは、手術の必要はないとしている。「意図しているのは、この回復期間の結果、問題の膝が腫れることはないだろう、ということだ。手術の可能性は除外している、ただ休養が必要だ。」
いずれにせよ、バランが144日間の離脱期間を経て、10月2日のコペンハーゲン戦で再登場して以来、マドリーも、またフランス代表も、膝の腫れが再離脱に至らないよう、短い休養期間を入れてこの状態を緩和している。
最初はフランス代表で、10月中旬のインターナショナルウィーク中のこと、そして去る11月2日のアンチェロッティの対応だ。アンチェロッティは、バランがセビージャ、バルセロナとの試合に続けて出た後の、ラージョ戦で彼を起用しなかった。「彼の膝については、我々は注意深くなければいけないからだ。」
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ガラタサライ戦、召集選手

2013-11-26 22:26:17 | football
CL第5戦、ガラタサライ戦召集選手
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:ベイル、シャビ・アロンソ、カゼミロ、ディ・マリア、イスコ、イジャラメンディ、ホセ・ロドリゲス
FW:ベンゼマ、ヘセ、モラタ

負傷欠場:ケディラ、コエントラン、バラン、クリスチアーノ・ロナウド
サスペンション:モドリッチ

負傷者がゼロになった、と喜んだのもつかの間、また次々と負傷者が出てきてます。予想されていたことではありますが、クリスチアーノ・ロナウドの欠場が決まりました。軽傷であることに変わりはないと思うんですが、このガラタサライ戦、さらには次のリーガの試合も欠場するのでは、という見方も出ているようです。プレーオフも大変だったし、ここまでフル稼働できたので、この欠場を休養と見ればいいのかな。あとは最初から最後までクリスチアーノがいない試合でも、チームが強くいられるかどうか。もっともこの間のアルメリア戦、クリスチアーノ交代後でもゴールが決まっていきましたので、まあ大丈夫じゃないかと思います。たぶん。
バランに関して、一部では再手術かという憶測も出いてるそうですが、会見に臨んだアンチェロッティはこれを否定。
「ドクターたちと話をして、我々はバランに休養を取らせることを決めた。10日間プレイしないこと、それで炎症が治まるかどうか見る。さらに手術が必要だということはない、ただ休養するだけだ。」

一方で、良いニュースとして、マルセロの復帰&ディ・マリアの復帰。最終ラインに少し余裕ができましたし、クリスチアーノ欠場のところを埋めるのは、ヘセにも期待したいですが、ディ・マリアでもいける。またアンチェロッティは、シャビ・アロンソについて、召集には入れているものの休養させ、カゼミロを先発させるつもりでいるようです。
「私は、イジャラとシャビのペアを気に入った。だが、この点については注意しないといけない。大きな負傷から復帰して、3日間のうちに2試合に出場するというのは、良いことではないだろう。カゼミロが先発することになるだろう。」


ディエゴ・ロペスと銀のホタテ賞
レアル・マドリーのGKディエゴ・ロペスは、銀のホタテ賞(活躍したガリシア出身の個人や団体を評価する賞 from マドリー公式)を受け、マスコミに対し、現在のレアル・マドリーについて話をした。
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Q:あなたは第21回「銀のホタテ賞」の受賞者の1人となりました。あなたにとってどんな意味があるでしょうか?
A:賞を受けるのはとても嬉しいし、この土地の人たちから認められたということ。僕の地元から、大きな愛情のある何かを受け取れるというのは、いつでも素晴らしいことだよ。

Q:この賞を受けたことあるいはマドリーのスタメン、どちらが良い?
A:どんな賞も素晴らしいものだし、スタメンで出るのも同じ。マドリーでプレイするのは本当に難しいものだし、これまで僕はそれを掴んできている。

Q:しかしチャンピオンズリーグでは……。
A:すべての試合において、先発を決める人がいる、それが監督だ。プレイすることになったら、最大の力を出してプレイすることになるだろう。それ以外の選手はサポートに回り、何かあった時のために準備をする。

Q:しかしあなたほどのプロフェッショナルであれば、すべてでプレイしたいものでしょう。違いますか?
A:自分のキャリアの中で、プレイできない時期も過ごしてきたし、どの試合でもプレイしたいと願ってきた。日曜日(週末の試合)、火曜日(ミッドウィークの試合)、トレーニングでも。僕たち全員がプレイしたいと願っている。でも監督の判断に敬意を払わねばならない。

Q:クリスチアーノのフィジカルの状態はどうなっていますか?
A:彼は自分の身体のことを良くわかっている。何かが見つかって、ストップしなければならないとすぐに理解した。深刻なものでないことを、できる限りすぐに復帰してくれることを願っているよ。

Q:クリスチアーノは欠場ということですか?
A:僕はドクターではないから。ニュースを出してくれる人たちがいるよ。彼はとても活力にあふれているように見える。本当にプロフェッショナルだ。いつでもプレイ試合と臨んでいる。でも少し休養を取るのも、また役に立つかもしれない。

Q:クリスチアーノの欠場はチームに影響するでしょうか?
A:彼が最も決定的な選手だというのは、否定の使用がない。彼はキーになる存在だ。でも土曜の試合では、彼が後退した後でも相手を圧倒できた。彼がいないのをさみしく感じることになるだろうけど、チームには他にも力のある選手たちがいる。

Q:バロンドール、あなたなら誰に投票しますか?
A:何千回でもクリスチアーノに投票するよ。これまでは彼は対戦相手で、ゴールも決められていた。今は、彼はチームメイトだし、マドリディスタとして毎週末の彼を楽しんでいるよ。

Q:タイムズ(アンチェロッティがインタビューを受けていた)が明らかにしていましたが、インターナショナル期間中に、コーチ陣にガリシア料理を作ってあげたそうですね。
A:僕の地元のちょっとしたものを、スタッフたち、コーチ陣や道具係、メディカルスタッフたちにね。その週に残っていたのは僕たちだけだったから。

Q:何を料理したんですか?
A:ガリシア料理だよ(笑)。
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思った以上にホタテだった。

スペイン人がたくさん

2013-11-25 20:49:27 | football
検査の結果:クリスチアーノ・ロナウド
本日午前中に、マドリーの病院で検査を受けた結果、右大腿部後部に負傷が見つかりました、回復を待つ、と公式。やっぱり怪我してたのか…というのと、ちゃんと怪我だとわからないと、次の試合に普通に出場してしまいそうな気もするので、少し休みが取れそうで良かった、くらいに思っておきます。
代りはヘセかな。先発からガンガンいかせたら面白そうなんですが。



カルロ・アンチェロッティ、システム変更に伴い、「メイド・イン・スペイン」に賭ける
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レアル・マドリーは、アルメリアを0-5のスコアで破り、最終的に落ち着いた勝利を収めた。この土曜日まで、マドリーはフエラの試合で、5勝1敗だった。しかしフエラの勝利はいずれも最低限のもので、苦しみ、さらには議論を引き起こすものですらあった。しかしこの土曜日、カルロ・アンチェロッティは秩序を取り戻し、この重荷を取り去った。さらに彼は、システム変更に伴い、ここ何年にないほどの「スペイン化」したマドリーを見せた。
アンチェロッティは、先発11人に7人のスペイン人選手を起用した(ディエゴ・ロペス、カルバハル、ラモス、アルベロア、シャビ、イジャラメンディ、イスコ)。試合開始から、チームの大勢を占めるスペイン人選手たちと共に、マドリーのコンビネーションは躍動した。時間が過ぎるにつれ、これは増加し続けた。つまり、11分間だが、レアル・マドリーは9人のスペイン人選手たちが同時にプレイすることになったのだ。これは2005/2006シーズン以来なかったことだ。
サミ・ケディラの負傷によって、アンチェロッティはチームのシステムを再構築しなければならず、そして4-2-3-1の導入を決めた。ディフェンスラインで唯一のスペイン外選手としてペペを起用、中央のコントロールはシャビ・アロンソとアシエル・イジャラメンディに任された。その前にクリスチアーノ・ロナウドとイスコ、ベイルがいて、トップにカリム・ベンゼマ。はっきりとスペインの香りが漂う中で、アンチェロッティのやり方が美しくも機能したことは真実だ。
クリスチアーノの筋肉の負傷によりヘセが同ポジションに入り、さらにアンチェロッティは、ベンゼマに代えてモラタの起用を決めた。この交代によって、62分から、9人のスペイン人選手が、レアル・マドリーで、同時にプレイすることになった。ディエゴ・ロペス、カルバハル、ラモス、アルベロア、シャビ、イジャラメンディ、イスコ、ヘセ、モラタ。この状況はわずか11分しか続かなかったが(イジャラ→カゼミロ)、この白のチームにとっては非常にまれな出来事を引き起こした。
同じような状況を見出そうとすると、8シーズン前まで振り返らなければならない。2005/2006シーズン、リーガ第11節、レアル・マドリーは9人のスペイン人選手でプレイした。当時のメンバーは、イケル・カシージャス、サルガド、パボン、メヒア、ソルダード、グティ、ラウル、ラウル・ブラボ。この日以来、マドリーが9人のスペイン人選手が同時に出場することがなかったのだ。

6試合を経て失点ゼロ
最近のマドリーの深刻な問題の1つが、ディフェンスにある。レアル・マドリーは失点を止めることができず、この6試合で連続失点を許していた。しかしこの土曜日は、このネガティブな流れが止まった。ディエゴ・ロペスがゴールを許さなかったということも、アンチェロッティにとってはグッドニュースだった。
「ドブレ・ピボーテ」の一体性が、これまでの試合では苦しんでいたマドリーの、ディフェンス面の安定感を向上させることに貢献した。最終ラインにカギをかけることができ、レアル・マドリーは、失点数リーガ6位となった(ひどい…)。アルメリアでバランスが手に入り、失点を止められない試合が続いていたディエゴ・ロペスは、笑顔を取り戻した。
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ANIMO SAMI

2013-11-24 06:09:53 | football

13/14 Liga Espanola 1a division Jornada 14
Almeria 0-5 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベイル、イスコ、モラタ

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クリスチアーノ・ロナウドの負傷
違和感を訴えて後半7分に交代したクリスチアーノ・ロナウドについて、メディコの初見は、左脚ハムストリングの張り?打撲?痙攣……のようで、ということは要するに軽傷のようです、幸いなことに。水曜にCLガラタサライ戦がありますが、まだ勝ち抜けが決まったわけではないですが、休養した方が良いんじゃないかと思います、さすがに。

試合後のロナウドのコメント
「交代したのは用心からで、特別な事ではない。前半から削られていて、筋肉が少しく固くなっていたのを感じた」

ただの打撲で特別なことは何もない、だそうです。CL、出る気かもしれない……。

アルメリア戦、召集選手

2013-11-23 15:31:14 | football
改めて、召集選手
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:ベイル、シャビ・アロンソ、カゼミロ、モドリッチ、イスコ、イジャラ、ホセ・ロドリゲス
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ヘセ、モラタ

負傷欠場:ケディラ、バラン、コエントラン、マルセロ、ディ・マリア

人数が足りなくなってきて、カスティージャからホセ・ロドリゲスが召集リストに入りました。19人なので、ベンチ入りまで行くはず。一方で、代表戦で負傷したケディラとコエントラン、全体練習に合流しているもののまだ完治とはならなかったマルセロ、に加えて、バランとディ・マリアが負傷離脱。ディ・マリアは前日まで普通にトレーニングしていたので、突然の離脱には驚きましたが、脹脛の筋肉の打撲とのこと。打撲なら、長期の離脱ということにはならないかと思います。バランは、やはりまた膝の腫れがあるそうです。今はセントラルも足りているので良いですが、いつになったら完治になるんだろうなあ。出られるのなら、試合勘を失わないように出場しているのは良いかもしれませんが、いつまでもこのままではいられないだろうし……。

バランについてのアンチェロッティのコメント
「バランは膝の問題がある。明日はプレイできない。フランス代表に出ていたし、膝が腫れている。この種の負傷をした選手にしてみれば、通常のことだ。だが我々には治す必要がある。100%の彼が必要だからだ。
正しい言葉は、心配はしていない、ということ。バランがどういう状態にあるのか、執刀した外科医と共に、我々は経過を観察している。
この負傷を負った選手は、同様の問題を抱えるし、数年にわたってこのような状況になる。ドログバにも同じことがあって、膝に炎症を抱えていた。何が起こるか、執刀医と共に何を確認しているか、知っている必要がある。」

試合は11月23日(土)20時、エスタディオ・デ・ロス・フエゴス・メディテラネオス。代表選手たちの移動などもあったせいか、試合当日の集合・移動を予定しているようです。


おまけ:グティの思い出
グティさんがTwitterで、「これだけのクラックたちの傍にいたことが誇らしい、大好きな写真だ」とフィーゴ、ベッカム、ロナウド、ジダン、エルゲラ…と並んだ画像を載せた後に、「ラウルもだ、こっちがオリジナル。誰よりも一番のクラック、偉大なルロが欠けてた。」と追加された完全版。確かに、よくもまあ揃えたよなあ……。
(これで、グティとベッカムのドブレピボーテとか、ある意味気が遠くなるような…)


マドリーでの進化

2013-11-22 21:35:06 | football
アルメリア戦、召集選手
○ディ・マリア、ケディラ、マルセロ、コエントラン、バランは起用できない(フィジカルの問題のため)



クリスチアーノ・ロナウド、インタビュー
インターナショナルウィークから選手たちが帰ってきて、リーガの試合までのごくわずかな一息。その合間を縫って、木曜は、それぞれメディアや広告活動で忙しかったようです。クリスチアーノ・ロナウドは、骨髄腫(白血病?)と戦っている子供たちとバルデベバスで会い、カデナ・コペの番組で支援、ドナーを呼びかけ、インタビューに答えました。ここ数年マドリーの管理が厳しくなって、選手個人のインタビューの機会が激減しているので、クリスチアーノのこれだけ長いインタビューというのも、貴重な気がします。
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Q:この上なく素晴らしい時を過ごしているのでは?
A:そうだね、個人としても、クラブと、それから代表の点でも素晴らしい時を過ごしている、すべてが素晴らしいよ。

Q:今あなたがポルトガルに行ったとして、街中で食事ができますか?
A:ポルトガル人はとても静かだからね。何か問題があるとは思わないよ。皆、大きな満足は感じているだろう。ポルトガルの現状はスペインと同様厳しいものだけれど、でもポルトガルはもうちょっとだけ上、僕たちは(代表の試合の)2日間の2時間ずつでみんなを幸せにできたんだ。

Q:ゴールした時に、「落ち着け、落ち着け…」と(ジェスチャーを?)しましたね…なぜでしょう?
A:何も考えてなかったよ。何も計画しないんだ。あれは、すべてバルセロナとの試合で始まった。観客が喜んでいて、僕はゴールを決め、そこで、落ち着かなければいけないと観客に言うためだったんだ。まだ試合は終わってないし、僕はピッチにいて、さらにまだ何かできるんだとね。

Q:ゴールを決めると、「俺はここにいる」と言うというのは、本当ですか?
A:ポルトガル語で、「俺はここにいる」と言っているよ。クラブでも、この間のように代表でも、僕は幸せだ。そして僕が何よりも望むのは、シーズンの終わりまで良い状態を続けていくということだ。

Q:レアル・マドリーのファンに愛されていると感じますか?
A:すごくね。今シーズンは、マドリーでの5シーズン目だ。最初の頃は、どうやってベルナベウの人々とつながればよいのかわからなかった。ベルナベウの観客は特別で、他の国と文化が違う。でもこの土地の人々を、マドリディスタたちを克服すると、街の人たちがとても楽しんでくれるようになった。それは、すべてをこのユニフォームに捧げるということ。正直なところ、最初の何年かは、ピッチの中で自分が見つけられなかった。でもそれから、自分が悪くなるのは自分がそうだからなんだと気づいた。3年め、4年目は、マドリーを理解し始めた。ピッチの上でも外でもね。そして今の自分は、100%ハッピーな人間だ。マドリーの人々、マドリーに住む人々、マドリディスタたちが大好きだ。ベルナベウのスタジアムに歩いて入っていく時が、僕には夢の中にいるようだ。観客が僕を本当に愛してくれて、とても素晴らしい気持ちになれるから。これから何年も長い間ここにいたいと、自分の契約を全うしたいと願っている。マドリーを出た後で、こんなクラブはもうないからね。

Q:今のあなたは、マドリディスモのアイドルです。
A:そうだね、ファンの大きな喜びを感じている。特にスタジアムの外でね。街中で、年を取った人たち、子供たち、彼らが僕をすごく愛してくれるし、僕も普通の人のように話をする。年を取った人たちは、一日中フットボールを見るわけではなくて、僕のことも違うように見てくれる。それが僕をすごく楽しませる、幸せにするんだ。

Q:何か大きく変わったこと、変わらないことはありますか?
A:イングランドでは、ここよりもはるかに大きなリスペクトが存在すると言われる。それは違う種類のリスペクトだ。スペインではメンタリティが違う。人々は違っていて、僕たちはそれに慣れる必要がある。人々の心をつかんで、つなぎとめる必要がある。でも、プロフェッショナリズムのレベルを保って人々の心を掴んだら、彼らはそれを忘れない。これは自分のことだけを話しているわけじゃない。僕は、人々が親しみの気持ちを持つようになったチームメイトたちのことを見て、そして彼らが同じように素晴らしいプロフェッショナルであるのを見ている。同時に、人々には、僕をプロフェッショナルとして、すべてをチームのために尽くす1人の選手として見てほしいと思っている。クラブでも代表でも、僕はプロフェッショナルでいるし、何よりもフットボールをすること、自分のベストを常につくしたいと思っているから。

Q:マドリーで引退したいと思っていますか?
A:将来のことはあまり考えない。今のことを考える方が好きだ。今が良ければ、快適でいられて、良いことをするためのモチベーションが上がる。将来は、わからないものだから。でも正直に、今現在僕が思っているのは、自分のキャリアをここで終えたいということ。僕はとても幸せでいるし、マドリーで暮らすのも、世界最高のクラブでプレイすることも大好きだし、これ以上のものは望めないからね。
Q:フットボールの最高レベルに到達したと思いますか?
A:僕の頭の中には、常に成長できるという考えがある。僕の大志は、常により良くありたいということ。たぶん、到達するのが難しいレベルにいるのかもしれない。でもすべてにおいてまだ成長できるだろうと考えている。たぶん今の僕は、より良好なコンディションで、僕自身のキャリアの最高の瞬間の一つに到達できているのかもしれない。僕は非常に高いレベル、非常に良いものを示してきた。そしてそれを、僕のキャリアが終わるまでキープしたい。

Q:今現在、世界最高の選手だと感じますか?
A:僕は、今シーズンだけのことじゃないと考えている。この何年かで、非常に高いレベルを示してきた。偶然じゃないんだ。マドリーに加入して以来、今現在の僕を人々に示さなければならなかった。人々は喜んでくれるけど、僕が何度も言ってきたように、すべての人々を喜ばすことはできない。

Q:自身のイメージが変わってきた、今は中傷がより減ったと思いませんか?
A:そういう面については触れないようにしている。ピッチの上が、僕にとっては何より重要だ。でも、強くあり続けて成長するかどうか、それもまたとても重要なことだ。今の年齢と経験が、物事を違うように見せてくれるようになったと思う。たぶん今は、4年前とは違う風に物事を考えているし、もう何か過ちを犯すこともないだろう。それもまた、僕の進化の一部分だ。良くなったと自分でも気づく、だから僕はすごく幸せなんだ。

Q:その素晴らしい体型を保つために、1日にどれくらいの時間を使いますか?
A:いつでも良いトレーニングをしようと試みていて、1日の中で過ちはほとんど犯さない。当然、最大限にプロフェッショナルでいようとしている。良い状態でいられない時もある。でもシーズンを通じて、自分の生活をいつも同じように保とうとしている。誰がプレイするかとは関係なくね。いつでも同じように良い準備をしている。相手がオサスナでもバルセロナでも。バルデベバスにトレーニングに行くと、自分のメニューをこなす。スパ、プール、ストレッチ……。

Q:息子さんにはフットボール選手になってほしいですか?
A:もちろん、心からイエスだ。息子が2歳の時は、いつも車が好きだったんだよ。それが今はボールにべったり、いつもだよ。「パパ、パパ、サッカーしよう」って。それに対して、僕もノーなんて言えない。息子がプレイしているのを見るのが僕の夢だからね。それに彼の様子には驚いているよ。もうポイント付きのスパイクをねだるし。ボールへのインパクトなんて、本当に素晴らしいね。驚かされるし、とてもわくわくしているよ。ただ、まだとても小さいけどね。

Q:負傷や、違和感がほとんどないですね。どうやってそうなるのでしょう?
A:神様のおかげで、負傷はそれほどない。でも僕が思うのは、こういうのは偶然ではないと言うこと。良いトレーニングをすれば、負傷の可能性は減る。僕はフットボールに100%をささげている。それでもたぶん、神様の寛大さのおかげで、負傷をしないでいられるんだ。

Q:バロンドールを獲るとしたら、授賞式に行きますか?
A:バロンドールのことはあまり考えていない。授賞式が1月だというのは知っている。でも、行かないだろうとも言えない。何も話したくないよ、それは僕だけで動向なる話じゃないから。僕はバロンドールに取りつかれたりしない。

Q:あなたは骨髄ドナーになっていますか?
A:イエス、ここ何年かそうだよ。

Q:そのことは、カルロス・マルティンスが、子供のためにドナーが必要になったと話したことで知られるようになりましたね。
A:そう、あれはカルロスが僕たちと一緒に代表にいた時のことだった。彼が話した問題というのが彼の息子のことで、代表の選手たちは、彼と彼の息子を助けるために大きな一体感を示した。難しい状況だと僕たちは理解していたから。多くの人たちが、何かをするにはとても難しいことだと考える状況だけど、ただ採血するだけ、コストはかからない。僕は何年も前にやったけれど、もしまたしなければならないとしたらやるよ。痛みはないし、何も問題はない、それでいて多くの人々、多くの子供たち、多くのお年寄りを助けることができる。こういうことができる、他の人たちを助けることができる状況、自分自身に負担はない、とみんなに伝えるのにちょうど良い機会だ。もし今同じことをしなければいけないのなら、する。特に子供たちのために。これは本当に深刻な病気だから。僕たちは助けの手を必要としているし、僕はいつでも可能だ。

Q:怖がる人々もいるでしょう、どうしたら骨髄ドナーになれるか、言ってください。
A:それは当然のこと。それで、僕はそうしてほしいとアピールしているんだ。特にここスペインの人たち。多くの人が住んでいるのだから、その分多くの命を救えるはずだ。何かコストはかからない、シンプルなプロセスだ。そしてその人は幸福でいられる。それで、誰かを救えるだろうとわかっているんだからね。
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マドリーもいろいろあった

2013-11-21 20:43:11 | football
コエントランは2週間アウト
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FIFAウィルスが、再びレアル・マドリーに犠牲者をもたらした。サイドバックのファビオ・コエントランは、スウェーデン対ポルトガルの試合中に負傷、週末のアルメリア戦は欠場となる。コエントランは、この試合の52分、右脚のハムストリングに鋭い痛みを感じて交代。クリスチアーノ・ロナウドの先制点の直後、担架に乗ってピッチを後にした。
試合後には、右大腿部に重症度1(比較的軽度)の筋繊維損傷と診断された。およそ2週間の離脱とみられている。クリスチアーノ・ロナウドとペペが直接マドリーに戻る一方で、コエントランはいったんポルトガルに向かい、検査を受ける。
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マルセロ復帰!
21日木曜のトレーニング、マルセロが全体練習に復帰しました。左ラテラルが足りるかもしれない。
代表から(無事に)帰ってこれた選手たちは、水曜は室内の調整のみだったようですが、木曜は大部分が全体練習に合流。クリスチアーノは、ピッチ上でランニングなどの別メ。そしてバランは室内調整…バラン、大切にしないと。


このもじゃもじゃ。


アダン、カリアリのGKに
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アダンは既にカリアリの新選手だ。元レアル・マドリー所属のアダンは、このイタリアクラブの新GKとしてお披露目を済ませた。それは20日の朝のこと、カリアリのプレスルームで、背番号26のついたユニフォームと共に、ポーズをとった。
今年の9月から所属クラブのなかったアダンは、19日、新しい契約にサインした。そして20日、プレスカンファレンスで次のように話した。「マドリーから出た時、2か月前のことだけれど、僕の元にはたくさんのオファーが届いていた。でもカリアリが、最も信頼を寄せてくれた。すぐにイエスと答えた。僕のキャリアを続けていくうえで理想的だと考えたからだ。このクラブで、共に成長していきたい。」
アダンはまた、モウリーニョと共に戦った経験についても語った。「彼と共に過ごすのは、上級フットボールの師匠と共にいるようなものだ。」そして自身のお手本として「ファン・デル・サール、ブッフォン、そしてカシージャス。カシージャスとは、光栄なことにロッカールームを共にし、友人になることができた。彼はこの5年間でも世界最高のGKだと思う。」と話している。
アダンは、セリエAについて次のように評価している。「世界でも最もメジャーなリーグの1つだ。」 カリアリについては、「良い印象を受けている。素晴らしい闘争心があり、勝利するためのピッチがある。素晴らしいシーズンを送ることができる。さらに、ここカリアリでの生活は素晴らしい。静かな街と、海がある。僕には、これ以上のものは望めない。」
自身のフィジカルの状態については次のように話している。「監督が、僕がフィットしていると思ったなら、プレイできる準備ができている。監督のためにプレイできる状態だ。」
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※現在カリアリはセリエAで13位、降格ラインまで13ポイントの差をつけている。カリアリのGKは他に3人いて、アガシ29歳、アブラモフ34歳、下部組織のカルボーニ17歳。監督は、イタリア人のイボ・プルガ。


アルベルト・トリル、カスティージャの監督を解任
今期は選手が大きく入れ替わり、苦戦が続くカスティージャ。ここまでセグンダで14試合を終えて2勝1分11敗、勝ち点7で順位は22チーム中22位。
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アルベルト・トリルは、19日、突然マドリーから解任を通告され、カスティージャの監督を離れることになった。日曜日のセグンダの試合でエイバールに6-0で敗戦。クラブは、カスティージャをリーグ・アデランテ(=セグンダ)の下位に落とすこととなった、ラモン・マルティネス(カンテラの最高責任者)のプランにおけるいくつもの過ちを見過ごすことはできなかった。そして、この10年間のカスティージャで最も成功を収めた監督を解任することを決定した。
トリルの解任は、火曜日午前に定例で行われる、ラモン・マルティネスが主導する、マドリーカンテラの運営に関する会議での承認を受けた。クラブのスポーツディレクターであるミゲル・パルデサは、トリルとスタッフを同日の午後にバルデベバスに呼んだ。そこでラモン・マルティネスとパルデサは、カスティージャの監督の解任を告げ、また代わりに、下部カテゴリーのコーディネーターとしてのポストを継続するオファーを行った。このポストは、アルベルト・ヒラルデスが2012年の夏にクラブを離れて以来、トリルがカバーしてきた、実権のないポジションだ。トリルは解任の決定に驚いた。最悪でも、最後通告であると予想していたためだ。そして(オファーを?)完全に拒否し、チャマルティンの組織を去った。
今日(20日?)の午前、トリルは契約破棄(本来の契約は2015年まで)にサインするためにどこに行くべきか(バルデベバスかベルナベウのオフィスか)の知らせを受け取るだろう。トリルは、数日中に解任についてプレスカンファレンスを行うだろう。
一方でクラブは、オフィシャルサイトでこの解任について公式発表を行い、レアル・マドリーCの監督であるマノロ・ディアスを、カスティージャの新監督に任命した。この状況は、カンテラ組織内に混乱を生み出している。モリエンテス(フベニールB)が、マドリーCの次期監督と目されている(※1)。マドリーCの下に位置するフベニールAを率いるラミではないが、現在フベニールAは、UEFAのユースリーグを史上初めて戦っているところだ(※2)。デラレとソラリは、フベニールBのベンチに座ることになるかもしれない。
※1 マドリーCの新監督には、ホセ・アウレリオ・ガイ(マドリーカスティージャ出身、サラゴサやラシンなど、スペイン1部、2部の監督経験あり)が決まったとのこと
※2 今シーズンから、チャンピオンズリーグの対戦の際に、それぞれのクラブの下部組織チーム同士も対戦を行う欧州クラブユース選手権が試験的な形で始まった。マドリーのフベニールAはここまで、2勝2分でグループ首位

「ラ・ファブリカ」の最も成功した監督
マドリーは、カンテラにおけるトリルの日々に、1051日で終止符を打った。ラ・ファブリカにおけるトリルの経歴は輝かしいものだ。2008/2009シーズンは、Carlavillaの解任後のレアル・マドリーCを救うことに成功した。翌年はフベニールで、コパ・デ・カンペオネスを勝ち取り、コパ・デル・レイ(ユース世代の)ファイナルにまで到達した。2011年1月3日には、セグンダBで死にかけていたカスティージャの監督に就任、(昇格の)プレイオフにまで到達した。翌2011/2012シーズンは軽やかにリーガ・アデランテに昇格、そして昨シーズンは、史上最高位、8位でセグンダでのシーズンを終えた。
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カスティージャまでちゃんとフォローできてませんので、思い込みとか誤解とかあるかもしれませんが、こんな風に思っています、ということを。
確かにトリルは、ここ何年かのマドリーの下部組織で最も成功した監督だと思います。またなによりも、若い選手たちにその人柄がよく親しまれ、慕われていたんだな、というのを感じます。たとえば、このニュースが出た直後の、カンテラ出身の若い選手たちのTwitterでの反応からも。
今期ここまでの結果では、確かに何かを変えないといけなかったんだろうと思います。解任のうわさは、報道だけですが、10月頃にもありました。ただ、監督を変えたからといって劇的に良くなるってものでもないだろうなあ…というのが心配な点。問題なのは、監督どうこうではなく、カスティージャならではのことだと思うので(お定まりの人間関係、力関係も何だかあるようですが)。
カスティージャは、今シーズン開始前にかなり選手の入れ替えがあって、昨シーズントップチームと二束の草鞋状態だったモラタとナチョ、それからヘセやカゼミロ、ヘススが完全にトップチーム所属になり、いくら出場機会が少なくてもカスティージャでは出場できない。また、モスケラ(ヘタフェ)、ファンフラン(ベティス)、アレックス(エスパニョール)、チェリシェフ(セビージャ)等が、プリメーラの各チームへ。これだけ中心選手が抜けた後で、新しく若い選手を何人か昇格させてチームを作り直す、というのは大変だろうと思います。あくまでもマドリーの下部組織、ユースチームなので、一番年齢が上の選手でもたぶん25歳くらい。少しずつ補強もしているようですが、カスティージャの位置づけを考えると、補強というのも何か本末転倒というところもあるだろうし。チーム作りにいろいろと制約があるんだろうと思います。
トップチームのために存在するチーム、力が付いた選手は出場機会のある上のレベルのチームへ出していく。毎週末セグンダで試合をするのとセグンダBで試合をするのとでは、若い選手たちの成長に与える影響も、選手たちのその後の身の振り方にも大きく影響するだろうから、リーガでも勝って、少なくともセグンダは維持したい……チームを維持するためには有力な選手が必要、だけど有力な選手をセグンダの下部組織チームに留めたままにしておくわけにもいかない……難しい。
残留ラインまで9ポイント…まだ1/3終わったところで先は長いし、若い選手たちばかりなだけに、どこかで大化けして一気に上がっていくかもしれない、のを期待しています。あと、若さが出てるのかもしれないけど、ファウルトラブルが多すぎる気がする。気を付けてほしいです…。


MARCAから、トリルのインタビューをざっくり。
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Q:予想はありましたか?
A:こういう状況は、監督の生活には常にあるものだ。論理的に言って、こういうことが起こってくれない方が嬉しい。また我々の経験、我々の仕事に関して、我々はもっと信頼や信用があるはずだと考えていた。しかしそうはならず、我々は前に進み続けなければならない。

Q:クラブからのサポートが欠けていると感じていますか?
A:そう、我々がこれまで過ごしてきた道や年月を思うと、常にここではサポートや支援が得られていた。でもこの時に、この家で6年間に渡って我々が行ってきた仕事や成し遂げたものを思うと、もう少し忍耐があってほしかったと望んでいるのも本当だ。終わりにあたって、これが下部組織のことであるとか結果であるとかいったことは、重要ではない。

Q:これが傷つけるものとなるでしょうか?
A:いや、今は感情が混在しているところ、考えがクリアになるまではね。一方で、続けていきたかったというのは本当だ。その一方で、今が難しい状況だというのもわかっている。将来について考えるために少し休養を取ることになるだろう。何年も過ごして、人生の多くの時間をささげてきたことを考えると悲しいし、少しさみしいよ。でも、ポジティブになり、前を向こうとしている。

Q:レアル・マドリーにおけるあなたの第二のステージは、何をもたらしたでしょうか?
A:特に子供たちの喜び、サポートを示してくれるメッセージ、何年にもわたって私たちが分かち合ってきたことすべてだ。これは、監督としてはこの上ない満足だと思うよ。自分の仕事に彼らが感謝してくれるのを見ることなど、格別なものだ。

Q:マドリーで続けて、チームを降格から救おうと考えていますか?
A:我々皆が、難しい状況だと理解している。すべてはプレシーズンから起きていたことだ。でも、時間の経過に応じて向上してきたと思っている。12月までには、パーフェクトな状態に到達し、可能性を得られるだろう。そしてそこから、少しのことで上がっていけるだろう。彼らは若い子供たちでもあるが、同時にシーズンを通じて成長していくはずだ。

Q:チャンピオンズカップ1回、セグンダへの昇格、セグンダでの素晴らしいシーズン、マドリーやラ・リーガのチームへの選手たちの昇格……顔を高く上げていられるのでは?
A:間違いなくそうだね。自分のしてきた仕事、プロフェッショナリズム、このクラブに捧げてきた献身、そういったものが嬉しいよ。これからも続けていきたいことだ。

Q:別の形での去り方がふさわしかったのだと思いませんか?
A:最終的にはいつでも、望んだものは異なる形で訪れるものだ。監督になり、夢を追いかけ、子供たちやこのクラブの人々と関わる、そうであれば別の扱われ方を望むだろう。でもこのクラブはとても大きく、そういった物事は小さくて独自の重要さがあるものだが、それだけで修復できるというものではない。
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W杯出場権は誰の手に

2013-11-20 07:01:42 | football
日本戦も入れたら4元中継状態で見ていたので細かいことはナシで。


クロアチア 2-0 (agg 2-0) アイスランド
おめでとうモドリッチ! 先制後、前半から1人ビハインドだったけど、無事に勝ち抜けました。おめでとう、良い画像だ。


フランス 3-0 ウクライナ
バラン&ベンゼマおめでとう! いやあ、まさかひっくり返せるとは。でも試合開始から気合入ってましたね。なかなかゴール決まらないから大丈夫かと思ったけど、前半のうちに2-0とイーブンまで持っていって、後半で試合を決めて、失点もしなかった。
ベンゼマ、大事な試合でゴールおめでとう。オフサイドがだいぶ怪しかったですが、その前にゴールになるはずがならないのもあったし、イーブンで。ゴール以外も、良い動きだったと思います。


スウェーデン 2-3 (agg 2-4) ポルトガル
ペペ、コエントラン、そしてクリスチアーノ、おめでとう。
プレーオフ2戦通じて、ポルトガルの4ゴールは全部クリスチアーノ・ロナウド。今日も後半開始早々に1点取って、スウェーデンが3点必要な状態に。ズラが立て続けに2点入れて、スウェーデンがスタジアムごと盛り上がり、一気に3点目まで行くのでは、という空気の中で、チャンスが来れば落ち着いて2点目、3点目と……こんなプレッシャーのかかる試合でハットトリック決められるとか、何なんだこの人。

で、残念なお知らせ。コエントラン負傷で途中交代。ハムストリングのようで、負傷の程度はまだ不明ですが、たぶん今週末の試合は無理だと思われます。筋肉なら、数週間で済むから、まだ良かったかな…。


マドリーからプレイオフを戦いにいった選手たち、全員がW杯出場権を持って帰ってきました。厳しい組み合わせもあったし、まさか全員行けるとは…本当に良かった。あとはマドリーで良いシーズンを送って、負傷しないようにして、ケディラも膝を治して間に合って、皆でW杯に出られるように。

しかし皆、どれだけ心身ともに疲労して帰ってくるんだろう…。


ベルギー2-3日本
勝った!

中盤パズル

2013-11-18 21:50:14 | football
幸か不幸か
先日の赤道ギニア戦で負傷交代したシャビ・アロンソでしたが、打撲のみで特に問題もなかったらしく、スペイン代表が南アフリカへ移動した後のトレーニングでは通常通りに全体練習。良いニュースと言えば良いニュースですが、南アフリカとの親善試合に先発する可能性まであるとのことで…親善試合なんだし、もう返却して。


解決策は?
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時には、監督たちとファンたちのフットボールの視野がほとんど一致しないことがある。たとえばケディラの場合がそうで、彼はベルナベウとの関係に苦闘してきた選手だ。スペクタクルではなく、彼のゴールやドリブルは目を見張るほどでもない。マドリーの観客との間に距離を感じる、と彼が言っていたこともある。しかしながら、彼はアンチェロッティにとって基本のピースであり、モウリーニョの時もそうだった。今シーズン、出場しなかったのは2試合。グラナダ戦とラージョ戦だ。どちらの試合も勝利したが、チームは大いに苦しんだ。
モウリーニョの下では、ケディラはまさに必須の存在だった。過去4シーズン、ケディラがないチームというのは想像できないものだった。メディオセントロ、通常はシャビ・アロンソのわずかに前に位置する、あるいは現在そうだったように、より右サイドに寄って、動きに自由を与えられ、エリアに容易に到達する。

しかしこうしたことがすべて、現実に、過去のものになってしまった。望まれようとそうでなかろうと、基本のピースであろうとなかろうと、土曜日の彼の負傷による「ショック」を経て、アンチェロッティとレアル・マドリーは、彼のいない、異なる将来に向けて、動き始めた。

彼が出場しなかった2試合のうち、最初の1試合は役立つ例とはならないだろう。リーガ第2節、グラナダでの試合。マドリーは0-1で勝利したが、移籍マーケットの終了前のことであり、ベイルはまだ加入しておらず、エジルはまだ移籍していなかった。チームは、現在とは大きく異なっていた。結論は、ラージョ戦から導くことができるだろう。バジェカスでの試合、マドリーは3人を前線に、3人を中盤に置いていた。シャビ・アロンソが先発し、隣にモドリッチを置いた、これは通常どおりだった。しかし一方で、ケディラの代わりにディ・マリアが出ていた。この日はディ・マリアにとってベストの日というのではなく、相手に対し、ピッチでは何かが失われていた。
ディ・マリアは、そのポジションで求められる仕事をこなしているが、戦術的なポジションは保てていない。この位置でアンチェロッティが求める選手というのははっきりしている。それが、ケディラが示していたものだ。「彼には多くの経験がある。戦術的にも優れている。素晴らしい技術的なクオリティがあるというのではないが、シンプルにプレイする、特徴があり仕事をする。」とケディラについて話している。そして今アンチェロッティは、こうした要求に合致する選手をチームの中から探さなければいけないのだ―イスコは対照的な存在であることから、イジャラメンディをためることになるだろう。しかしこれまで、他の中盤の選手たちがポジションを変えたりしている中で、イジャラメンディは一貫してメディオセントロでやってきている。
別のオプションとしてはカゼミロがいる。昨シーズンはカスティージャでプレイして、プレシーズンのビッグサプライズの1人であったが、初期に少しチャンスを与えられた後は、アンチェロッティに忘れ去られている。クラブは、レンタルで出す可能性を否定している。「彼は非常に若く、だからこそ我々は、彼に過剰な責任が及ばないよう注意深くしなければいけない。」と監督は話している。マドリディスタのファンたちは、プレシーズンのアメリカでの彼のプレイに熱狂していた。アンチェロッティは、そうはっきりとは見ていない。時には、ある選手に対する監督とファンの見方が一致しないことがある。時には、一致させるしかならないこともある。
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FIFAの規定で、FIFA主催試合(国際試合)の負傷が重篤(全治28日以上)であった場合、28日経過以降の給与が支払われるそうです。ケディラの日給は16,400ユーロ、これが約5か月分で、総計2,500,000ユーロに……給与保証なんかよりも、選手が元気な方がはるかにいいですよね……。

またウィルス

2013-11-17 09:56:53 | football
シャビ・アロンソ、打撲で途中交代
赤道ギニアとの親善試合、スペイン代表の中でも比較的出場機会の少ない選手、新顔の選手たち中心で構成されたラインナップの中で、シャビ・アロンソはキャプテンとして先発。前半40分過ぎ、ギニアの選手のラフなタックルを左足首に受け、交代。当初はあまりの痛がりように、捻挫か…とぞっとしましたが、後半開始頃に続報が届き、幸いなことに捻挫や骨折などはなく、強い打撲と診断されたとのこと。

親善試合なので、FIFAウィルスというよりはRFEFウィルスと言った方が良いかも。この赤道ギニアの選手たち、親善試合のわりにハードで無茶なコンタクトが散見され、その一方でレフェリーは、親善試合だからなのかカードの判断が緩めで。アロンソの負傷の原因になった選手も、それまでの間に何人もの選手を削ってたし。もちろんどことやっても怪我の危険性は常にあるものですが(ケディラはイタリアとでしたし)、ワールドチャンピオン相手に一泡吹かせてやろうとか良いところを見せてやろうみたいな気持ちが、ハードなプレイに出てくるような対戦はなあ……。
なんか、スペイン代表が組む親善試合って、国とか政治とかお偉いさんのしがらみみたいな対戦ばっかりなんですよね。移動距離が多くて選手には負担大なのに、スペイン語圏の中南米への遠征とか。今回の赤道ギニアも、人権問題政治問題などで「親善」というには微妙な感じですが、赤道ギニアの監督がアンドニ・ゴイコイチェア、スペインにゆかりが深い人間関係が理由なんだろうと思われます。

何にせよアロンソは重傷ではないようで、それだけは良かったです。この後の南アフリカにも帯同するのかはわかりませんが、可能なら早めにマドリーに帰ってきてリハビリ、調整してくれたらと思います。




ケディラ、手術成功:マドリー公式より
右膝の前十字靭帯、側副靭帯を断裂したケディラは、ドイツのアウグスブルグで16日のうちに手術を受け、無事成功。今後、3週間はアウグスブルグに滞在して、レアル・マドリーの医療チームの管理の下、術後の処置、特別のリハビリプランを実施するとのこと。

当分マドリーにも戻ってこれないんですね……がんばれ、ケディラ。


ケディラ、右膝前十字靭帯の断裂

2013-11-16 19:16:43 | football

ケディラ、右膝前十字靭帯の断裂
ドイツサッカー協会から発表があり、ケディラの負傷は、右膝前十字靭帯の断裂、と診断が決まったようです。発表の中で、「サミは外科手術を受ける必要がある、ワールドカップのスタートに間に合うことを祈っている」とコメントされていることからもわかるとおり、今シーズンほぼ絶望ということです。膝の靱帯断裂といったら、たいてい半年コースですよね……先週までの、やっとバランスが取れた中盤のトリボーテ、とかいう記事群が悲しすぎます。きついなあ…ケディラこれ辛いなあ…。


チームメイトたちからの「Animo Sami」の励ましメッセージが続々と。
アルベロア
「がんばれ、サミ! 絶対に今シーズン中にまた俺たちと一緒にプレイできる…ブラジルがお前を待っているよ、アミーゴ!」


イケル
「がんばれ、アミーゴ。お前にはみんながついているよ。早く復帰できますように。」

マルセロ
「サミ、がんばれ。みんなお前が大好きだよ、兄弟! ブラジルがお前を待ってるよ。」

シャビ・アロンソ
「がんばれケディラ、速い復帰を願ってるよ、”ドイツの戦車”。」

モラタ
「世界中のすべての気持ちをサミに。きっとすぐにかえって来れるよ、いつものようにね。」

カルバハル
「僕のチームメイトケディラに、大きな励ましを。今日は、君がピッチにまた戻ってくるまでのカウントダウンだ。」

ナチョ
「僕たちのチームメイト、友達のケディラに大きな励ましを。君が僕たちのところに戻って来てくれる以上のことはないよ!ハグを、クラック!」

クリスチアーノ・ロナウド
「ケディラ、回復がすべてうまくいくよう願っている。お前はファイターだ。早い復帰を待っているよ。W杯がお前を待っている。」

エステバン・グラネロ

「60日目。がんばれサミ、早く復帰できますように、アミーゴ。」
グラネロが同じようなケガをしてから、ちょうど2か月。

グティ
「サミ・ケディラに大きな励ましを。」

ペペ
「ケディラ、今この時に俺たちみんなが一緒にいるよ。がんばれ、そして早い復帰を、チャンピオン。」

セルヒオ・ラモス
「仲間のサミ・ケディラに大きなが励ましを、すべてがうまくいくよ、アミーゴ。早く復帰できるさ、がんばれ!」


Parte Medico:マドリーの公式発表
サミ・ケディラは、右膝の内側側副靭帯および前十字靭帯の断裂という初期の診断を経て、今日手術を受ける。手術はアウグスブルグのHessingparkクリニックにて、Ulrich Boenisch医師が執刀する。レアル・マドリーのメディカルチームから、Jesus OlmoとFrancisco Morateが立ち会う。

痛めた個所が増えてる…。