けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

滑り込み2018

2018-12-31 23:44:07 | football




2018年は、何と言ってもデシモテルセーラ。史上初のチャンピオンズ・リーグ三連覇。ちょっと余裕と見るや気を抜いているのかなんなのか、自らピンチを招く試合運びを繰り返しファンをやきもきさせつつも、ファイナルは数多の経験が生きたかのような落ち着きで、再び栄冠を手に。

という喜びも冷めやらぬうちに、ジダンが退団。クリスチアーノもすっぱりとチームを去るという青天の霹靂。心機一転と期待したロペテギは(私は最後まで惜しいことをしたと思ってますが)運の無さ・持って無さ故か、早々に監督交代。調子の上がらぬW杯組、若手が少しずつ台頭し、どうにか手にしたクラブワールドカップ。金色の大きなバッヂはあと一年は胸元に。

勝てるようになってきましたが、まだまだ安定には程遠い。とはいえ、山も谷も茨の道もあったとしても、1つずつの勝利を、そしてタイトルを目指す強いチームであり続けて欲しい。
2018年お疲れ様でした、そして2019年もどうぞよろしくお願いいたします。


そうだった、

FIFA Club World Cup 2018 Final
Real Madrid C.F. 4-1 Al Ain

マドリーのゴール:ルカ・モドリッチひさしぶり、マルコス・ジョレンテお初、セルヒオ・ラモスヘディングはひさしぶり、ヴィニシウスJr.と見せかけてOG




まず1勝

2018-12-20 09:32:49 | football




FIFA Club World Cup SF
Real Madrid C.F. 3-1 Kashima Antlers

マドリーのゴール:ガレス・ベイル、ガレス・ベイル、ガレス・ベイル

日本の試合記事を読んだら、マドリーは低調な試合運びと書かれてましたが、今シーズンはこんなもの…慣れてしまったところもありますね。まあ、低調でも舐めた感じは受けなかったので、選手たちもやはり真剣にこの大会に臨んでいるのではないかと思います。
ベイル、怪我明けでもあり、先発とは思っていませんでした。試合後インタビューでも、痛みがあるままプレイしてたと答えてますし。とはいえ、一発勝負に強いというかやはり何か持ってるのか。前半からわりと良い感じでボール持てていたのでちょっと期待してましたが、ハットトリックとは! 見事でした。
ファイナルは土曜日、タイトなスケジュールですが、これが終われば短い休暇。2019年に向けて、希望が持てる締めくくりにしてほしいです。


ベイル、アセンシオ、ナチョはOK

2018-12-19 08:04:32 | football
試合前日。昨日まで別メニューだったベイルとナチョ、トレーニングを途中離脱したアセンシオですが、それぞれ通常どおりのトレーニング、紅白戦までできたようです。ナチョやアセンシオの脚にはテーピングが見えるし、無理をさせることはないと思いますが、どうにか戦力は揃ったと言えるのではないでしょうか。唯一間に合わなかったのがマリアーノ。今大会の選手リストからも外れることになり、代わってバジェホが登録されました。







リーベルはアル・アインに敗れましたね…怖いなあ…。これで選手たちがいっそう気を引き締めてくれれば、唯一の試合として力を出し尽くしてくれれば、欧州王者の誇りを持って戦ってくれれば、と願っています。

CWCを控えて

2018-12-18 01:37:07 | football
Champions League Round of 16 draw
CL決勝トーナメントの抽選会が行われまして、マドリーの対戦相手はアヤックスに決定しました。抽選が進んでいって、リバプールとアヤックスが残った時点で、リバプールですか…と思いましたが、結果アヤックスに。ちょっとホッとしたのは事実ですが、ただアヤックスがここまで勝ち上がっているということは当然侮れないチームということ。多少でも与しやすいと思われる相手にはいきなり気が抜けてピンチに陥る癖があるマドリーだけに(しかも今シーズンのこの出来では…)、アヤックスだろうがどこだろうが怖いことに変わりはありません。対戦するのは2月、それまでに、もう少しなんとかチームが立て直せていたら…攻撃がもう少しスムーズに形ができてゴールが決まるようになったら…。

1st leg:2月13日(水)
2nd leg:3月5日(火曜)


アブダビにて
クラブワールドカップを控えたマドリーは、日曜のうちにアブダビに移動し、本日最初のトレーニングを終えました。スタジアムに子供達も入れて約1時間ほど公開という珍しいサービスも。Real Madrid TVで紅白戦の様子も見ることができました。実際の試合の参考にはならないかもしれませんが、確かこんな感じだった。数え逃した選手もいるかも。

ビブスあり:カルバハル、ヴァラン、バジェホ、レギロン、バルベルデ、ジョレンテ、モドリッチ、イスコ、バスケス
ビブス無し:ラモス、マルセロ、ハビサンチェス、オドリオソラ、カゼミーロ、クロース、セバージョス、ヴィニシウス、ベンゼマ

ピッチ上でランニング程度は全体と一緒にできていましたが、別メニュー調整だったのは、ナチョ、マリアーノ、ベイル。
そして残念ながらアセンシオがトレーニングを途中で離脱し、詳細は不明ながら、CWCでの出場は危ういという見方が出ています。もう、ベンゼマが頼り。ベンゼマ…。
あとポジティブな情報を付け加えるなら、カゼミロが現時点では問題ないようで、復帰の目処が立っているところでしょうか。







途切れない怪我人

2018-12-08 20:33:20 | football
試合振り返りはなかなか書けませんが、リーガの試合を控えて選手の状況をおさらい。怪我人がなかなか止まりません。
先週のリーガをコンディション不良で回避したマルセロは、国王杯もお休みしましたが、幸いなことに今は問題ないようです。バレンシア戦で途中交代しアイシングをしていたベイルも元気な様子。怪我が代名詞みたいになってしまっているベイルですが、今シーズンは負傷離脱がほとんどないですよね。「怪我したらしい!」というニュースは出るのですが、なんだかんだでうまく調節しているようです。慣れてきたか。

以下、怪我人リスト。
・カゼミロ:ボールを蹴っている様子が昨日の公式の練習記事に出ていました。来週末くらいから戻ってこられそうでしょうか。
・ナチョ:国王杯の試合前に「私服で」ベンチに座っているのを目撃…まだかかりそうですが、クラブワールドカップのメンバーには入っています。
・クロース。ちょっと様子がわからなくて心配な存在。ローマ戦で膝を痛めた、とSNSに本人が書いていましたが、公式の情報には何も出ていないし、トレーニングもピッチの上ではまだ実施できていないようです。
・レギロン:バレンシア戦でフル出場はしましたが、まだ若手だし国王杯で起用されるかと思いきや、メンバーから外れていましたね。負傷なのか風邪でも引いたのか、理由は不明。国王杯でカルバハルが左ラテラルというレアな布陣を見られたのは、元から使ってみようというソラーリの意図があったのか、レギロンが出てこられないための急遽の対応だったのか(結論としては、カルバハルは右でお願いしたい)。ちなみに今日の全体練習にも参加できていないようです。
・マリアーノ:国王杯の後半、ひっそりと大腿部を痛めていつの間にかベンチに下がっていて、なんとも複雑な表情をしていました。大腿部をアイシングしていたので、肉離れに近い何かがあったのかな。幸いなことに、今日のトレーニングではコーチと一緒にランニングしてい他ので、軽傷で済んだ…のではないかと思います。ソラーリ下でベンゼマの稼働率がかなり高くて、それは良いことなのですが、やはり怪我や何かがあったときのことを考えると、マリアーノには万全の状態でいてほしい。クラブワールドカップまでには戻ってこられればと思います。


日程
リーガでは、翌週にCLの試合を控えているチームは、土曜に試合が組まれるのが通例ですが、国王杯が木曜日に組まれたからか、今節のマドリーの試合は日曜日(ウエスカ戦)。CLの試合自体は水曜だから中2日は空くし、ホームだし、すでに1位抜けも決まっているしで良いのかもしれませんが。
ちなみにウエスカ戦は、現地時間で12月9日(日)の16時15分キックオフ、アウェイ。同日20時30分キックオフで、スーペルクラシコ@コパ・リベルタドーレス・ファイナルというビッグマッチをベルナベウでやるのですが、流石にマドリーの選手たち、ウエスカのスタジアムの試合終了から2時間半で帰ってきて観戦というのは難しいでしょうね。ちなみにメッシは見にくるという噂です。

Lukita, Balon de Oro!!

2018-12-04 19:15:40 | football


モドリッチ、バロンドール!
栄誉は無事にモドリッチの手元に届きました。タイトルで言えばW杯優勝を手にした人もいるし、個人成績としてゴール数を誇れる選手もいて、何が決め手なのかというと曖昧なところもあるかもしれません。正直なところワールドカップを終えて新シーズンに入ってからはなかなかコンディションが上がらず、チーム状態も相まって相応しいのかどうか等言われていて、心配でもありました。純粋に結果だけ言えば、疑義を挟む人が出てくるのもわかります。
でも、やはりモドリッチは相応しいと思う。これまで積み重ねてきた努力とファンからの愛情を引き出すプレースタイル、CL3連覇という結果、仲間を巻き込み自らの体と精神を全霊で捧げたワールドカップでの戦いぶり。さらに、心身の疲労を残し、コンディションが悪くてもクラブでも試合に出て、そしてナショナルチームでも燃え尽きることなく現在進行形で戦い続ける姿。それらが、ファンやサッカーの専門家の心を掴み、栄誉へと導かれたのだと思います。純粋に結果だけではなく、モドリッチの価値というものが評価されたのだと思っています。

そして、それがとても誇らしいです。おめでとうモドリッチ!!


2018年獲得個人タイトル
* UEFAチャンピオンズリーグ シーズンベストイレブン
* FIFA/FIFProワールドイレブン
* UEFAチャンピオンズリーグ最優秀MF
* FIFAワールドカップMVP
* FIFAワールドカップ ベストイレブン
* UEFA欧州最優秀選手賞
* FIFA最優秀選手賞
* バロンドール

※33歳での受賞は近年では最年長(カンナバーロより10日ほど上になるらしい)
※もちろんクロアチア人として初のバロンドール
※クリスチアーノ&メッシ以外の受賞は、2007年のカカー以来







ディ・ステファノ (1957, 1959)
レイモン・コパ (1958)
ロナウド・ナザリオ (1997, 2002)
ジネディーヌ・ジダン (1998)
ルイス・フィーゴ (2000)
マイケル・オーウェン (2001)
ファビオ・カンナバーロ (2006)
カカー (2007)
クリスチアーノ・ロナウド (2008, 2013, 2014, 2016 y 2017)
モドリッチ (2018)

式典では、最後にフロレンティーノ・ペレスが舞台に招かれ、マドリーでプレー経験のある歴代バロンドール受賞者の画像が背景にずらっと。残念ながら、モドリッチのサポートのために式典に帯同すると言われていたラモスは、バレンシア戦で痛めた肩の治療と安静のため出席できませんでしたが、ブトラゲーニョにロベルト・カルロス、ラウールと現在チームのために働いているOBたちが別席で見守り、クラブとしてのサポートと祝福の姿勢があったように思います。
式典をほぼ通して見ていましたが、どうしてもフランスアウェイ感があってモドリッチがいづらそうに見えてたので、最後のこのマドリースペシャルはちょっと嬉しかったです。

モドリッチの忙しい1日