けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

寒そう

2012-11-30 05:44:57 | football



寒波
火曜、水曜頃からヨーロッパ南部は大寒波まっただ中だそうで、バルデベバスでトレーニングする選手たちの正体が、日々怪しいものとなっております。
土曜日のアトレチコ戦を控えてのトレーニング、木曜は、水曜に引き続いて、国王杯で先発した選手たち、GK、それ以外のグループに分かれて調整中。ホセ・ロドリゲスは、モウリーニョに気に入られたのか、水曜木曜も引き続きトップチームとのトレーニングを続けています。マドリーCのノブレハスも2日間一緒。
カスティージャは金曜にムルシア戦がありますが、ホセはそっちには呼ばれてないですね。トップの召集に入るのか…一方でナチョとモラタは、今週末はカスティージャに入るようです。カスティージャはここしばらく勝ててなかったと思うので、良いサポートになればいいなと思います。


負傷者関係情報
カランカ曰く「アレルギー反応が」のエッシェンですが、ここ1週間ほどはロンドンに滞在、チェルシーの理学療法士のケアを受けているのだそうです。やっぱり何が悪いのかよくわからないのか。
アルビオルについては、特に公式は医療情報を出していませんが、MARCA等では「足首の強度の捻挫、全治3週間から4週間」とのことで、復帰はクリスマス明けでしょうか。


バロンドール最終候補
今年の最優秀選手最終候補にクリスチアーノ・ロナウド、最優秀監督候補にモウリーニョが選ばれました。


次の国王杯
セルタとの対戦が決定。1stレグはバライードスで、12月12日。ベルナベウでの2ndレグは、まだ日が決まってないようです。


マドリーダービー前ですが、ちょっとバタバタで、事前のいろいろな情報を読めないのが残念です。ま、マドリー関係は全体にネガティブな雰囲気が漂いがちではありますが…。

騒音の中

2012-11-28 19:57:43 | football
12/13 Copa del Rey 1/16 vuelta
Real Madrid C.F. 3-0 Alcoyano

マドリーのゴール:ディ・マリア、カジェホン×2

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先発は、
GK:アダン
DF:アルビオル(コエントラン)、バラン、カルバーリョ、ナチョ
MF:モドリッチ、ホセ・ロドリゲス、エジル、チェリシェフ(ディ・マリア)、カジェホン
FW:モラタ(ベンゼマ)

だったのが、開始直後にアルビオルが相手のタックルを受けて負傷し、コエントランと交代。コエントランが左ラテラルに、ナチョが右ラテラルに。
というところから見はじめました。開始時間を間違えてたので…気づいて見始めたのが前半15分頃。その頃には、せっかくカピタンで先発したアルビオルは、いなくなってました。ASからは、左足首の強度の捻挫で、全治1ヶ月という情報まで。負傷者がまた出てしまった…。

試合内容はというと、正直なところ、初めの頃はかなり微妙な感じがしてました。出場チャンスの少ない選手達がほとんどで、うまく噛み合わないというか、パスミスも多かったし、なかなかまともにシュートまでもっていけなかった。それでも前半の中盤以降くらいからは、良くなってたかな。後半、ディ・マリアやベンゼマが交代で出てきてからゴールが決まっていったのは、まあこれはさすがと言うべきなのかもしれません。
ディ・マリアはゴール後、いつもの「ラブ」サインではなくて「赤ちゃんができた」サインで、ゴールを祝ってました。このゴール、オフサイドだとクレームを受けてましたが、ぜんぜんオンサイド。余談ですが、「オフサイドだった!」と主張するディフェンダーが、実際はラインコントロールを崩してオンサイドの原因になってた、という例がよくある気がするんですが、ラインを崩している人は自覚がないもんなんですかね…。
オフサイドの抗議後に相手が1人少なくなり、終了間際にカジェホンが縦抜けして2ゴール。カジェホンはフル出場で、実はけっこうトラップミスやシュートミスでチャンスをつぶしたりもしてたんですが、ベルナベウはいつも「しょうがねえな、つぎがんばれよ」ってな感じで優しかったです……他の選手でコントロールミスの時とかはぜんぜん反応が違います。おお怖い。

チェリシェフが、レアル・マドリー史上初めてのロシア人選手公式戦出場、となりました。先週のシティ戦にも召集されていたし、デビュー戦でどこまでやってくれるかなという期待もありましたが、この試合では、最高のパフォーマンスというわけにはいかなかったかな。チーム全体に連携が良くないところがあったので、個人の責任というのではないですが、何かもうちょっとあったらよかったかなあ。次またチャンスがあったら、もっと存在感出してほしいと思います。
カンテラーノで良かったなあと思えたのは、ホセ・ロドリゲス。何ていうのかな、ボールの扱いがうまい。足元にボールを納めてヌルヌル運んで、なかなかボールを取られない。たまにファールになったりもしてましたが、相手ボールを奪うのもうまい。
ピボーテで先発のモドリッチは、今日の試合は少しは楽しめたんじゃないかと思います。存在が薄くなることもあったけど、中盤にあるスペースをわりと思うように使えてる感じでした。スペインのサッカーに慣れるとか、うまくやれる感覚を得るとか、そういう意味では良い試合だったんじゃないかと思います。カジェホンの1点目は、モドリッチのアシストかな。
やっぱり心配なのはエジル。最後にアシストもしたから、そういう意味では仕事をしたとは言えますが、とにかく全体にミスが多くて目立つ。そんなにプレッシャーがなくても、パスが弱くて届かなかったりコントロールミスしたり。思い切りの良さとか、キレのようなものも感じなくて……自信もやる気も失い気味なんだろうか。ペナルティぽいタックルもまったく取ってもらえず、ちょっと残念でした。

ところで、今日はアルビオルがゲームキャプテンだったわけですが、早々に交代した際に、キャプテンマークを誰かに渡すのを忘れたらしく、私が見始めたときはゲームキャプテン不在でした。いったいこの中だと誰がカピタン様になるんだろう…?と疑問のまま過ぎた前半。後半からアダンが白いブラサレッタを付けて出場、疑問が解消されました。






エルゲラとモリエンテス

2012-11-27 22:29:37 | football

スペインサッカー協会の動画。監督ライセンス講習に参加中のモリエンテスとエルゲラ


24日付のASにも記事がありましたが、UEFAプロ監督ライセンスの講習が、スペインサッカー協会で行われているようです。「生徒数」は43人(全員が元選手で、2人は元レフェリー)。記事によれば、生徒の中には、セルヒオ(元デポル、エスパニョールの)、ジェラール・ロペス、ディエゴ・トリスタン、モリエンテス、イバン・エルゲラ、アングロ、バラハ、ソラーリ、セラーデス、ハビ・モレノ、サルバ・バジェスタ、ホセバ・エチェベリア……と、リーガファンには懐かしくもお馴染みの名前がずらり。
参加資格は、スペインのパスポートがあって、リーガのプリメーラで8シーズン以上プレー経験があること、代表5キャップ以上であること、EURO、W杯、オリンピックのいずれかで優勝したチームで選手またはアシスタントコーチの経験があること、の3条件のうちいずれかを満たすこと。
ライセンストレーニングのコースはトータルで800時間、27日間のコースの中には、朝9時から14時、16時から20時の1日9時間の集中授業日もあるとのこと。

エルゲラがしゃべっているのを見るのは久しぶりですが…何かとても懐かしい。インタビュー中にちょっとソワソワするのも、またエルゲラらしい(よく回転イスをぐりぐり左右に振りながらプレスカンファレンスやってました、エルゲラ)。

明日は国王杯

2012-11-26 21:57:30 | football
国王杯、アルコジャーノ戦召集選手
GK:アダン、ヘスス
DF:バラン、コエントラン、カルバーリョ、アルビオル、ナチョ
MF:エジル、モドリッチ、カジェホン、ディ・マリア、ホセ・ロドリゲス、チェリシェフ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、モラタ

GK、ディフェンス陣のレギュラー組はお休みをいただくことになりました…コエントランは入ってるか。この間、額だったか目の上だったか切ってたのに(クリスチアーノとお揃い)、けっこう使われますね。
中盤から前は、そんなに人が潤沢でないせいもあってか、もしくはベルナベウに来てくれるファンのために攻撃は良いとこ見せなきゃいけないと思ってか、ほぼ普段通り。ちなみにモウリーニョは、プレスカンファレンスで、モラタ、ナチョ、チェリシェフ、ホセ・ロドリゲスの4人の先発を明言したそうです。楽しみではありますが、チェリシェフとホセは、日曜の夜にセグンダの試合したばかり…両者とも途中出場でしたが。ま、若いから大丈夫かな。

カタールのラウル

2012-11-25 23:05:32 | football
MARCAの記事。ちょっと長めなのと、ちょっと読みづらい書き方されてるので(一文が長い)いいかげんに訳しているところもありますが。
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「身体が要求しているんだ。これが、新しい経験をする最後のチャンスだと。家族のことが第一で、ここ何年もそうできなかったけれど、時間を家族に捧げたいんだ。」
4月18日、混雑したフェルティンス・アレナのプレスルームで、ラウルは、わずか2シーズンで神話となる地位を築いたシャルケとの契約を延長しない理由を、そう説明した。
10日後、スタジアム中を「Gracias, senor Raul」と書いた何千ものTシャツを着た人たちが埋め尽くし、彼に声援を送っていた。感動的なセレモニーだった。ラウルは、そこで永久欠番となる7番のユニフォームを着た息子たちと共に、ピッチの上で泣いていた。レアル・マドリーが知ることのなかった、しようとしなかった、相応しい称賛の印だった。
しかし、その日ラウルは真実を語ったのだが、それはすべての真実ではなかった。身体が要求している、それは本当だろう。しかし一番に彼が自身に求めていたのは、恵まれた頭脳を持つことだ。物事とはどう変わっていくものかを知っている冷静な頭脳は、1月には、シャルケでも同様で、最高の状態である時が辞める時だと考えていた。
35歳、彼の身体は、ブンデスリーガが要求する最高レベルのフィジカルの要求に、耐えることが厳しくなっていた。98試合で40ゴール、20アシスト、ドイツ杯とドイツのスーパーカップを、高く積み上げたリストに付け加えた。

漸進的な転換
こうした理由で、ゲルゼンキルヒェンの首脳陣がさらに1シーズンの契約延長をオファーした時、ラウルはそのオファーを辞退した。同様に、スペインの2つのクラブ、MLS、ロシアのクラブからのオファーも断った。(会見をした4月から)3か月前のこと、1月にシャルケがドーハのAspires Academyを訪問したのが、ラウルと、カタールとカタールのフットボールとの初めての出会いだった。それから、様々なものが適合するのを理解し、彼はそのプロジェクトに引き付けられ始めていった。
ラウルは、徐々に現役のフットボールでの活動から、新たなステージへのステップに向けた転換を行うことができる場所を求めていた。そこでは、フットボールの世界でのマネジメントや、子供たちとの仕事をする方法の重要なものを学ぶことを望んでいる。ドイツや他の欧州のリーグでは、コンスタントなペースでのトレーニング、遠征、試合があり、不可能なことだった。
カタールは、FIFAランク104位、GDP世界第2位。カタール・スターズ・リーグには12チームしかなく、小さな大会がまったくの発達段階にある。そしてこれが、彼の2つの優先事項である家族とフットボール、そして3つ目には引退後の日々に向けた漸進的なステップを、同等に扱っていくことができる場所だ。
再びラウルは、正しい決断をしたことを静かに示した。もちろん、妻と共に決断をする前に、彼は親友のうちの2人に相談した。フェルナンド・イエロとペップ・グアルディオラ、すでに2003年と2005年に、カタールでそれぞれのスポーツキャリアを過ごしている。

シャイフの夢
シャイフのモハメド・ビン・ハマド・ビン・カリファ・アル・タニは、現カタールの王族の6番目の息子で、世界長者番付第18位、アル・ジャジーラのオーナーでありカタール・フットボール協会の会長、スポーツ全般やフットボールの大きな後援者で、様々な支援をしている。中でも特に、カタールが2022年ワールドカップのホスト国を務めることなどもそうだ。彼はラウルに2シーズンの契約と約500万ユーロの年俸をオファーしたが、さらに1つのプロジェクトも託していた。
つまり、ラウルはアル・サッド1つだけと契約したわけではないのだ。カタールは、国のフットボールを内部から動かしていく手助けのために、ラウルと契約したのだ。彼らの最大の挑戦である2022年ワールドカップまでの残された10年間、トップスピードでそのフットボールのレベルを上げていくこと。ラウルは、自国のリーグの国際イメージを高めるためのプロジェクト、フットボールを成長させるための象徴であり、このため彼の責任は、ピッチの中にとどまらないものとなっている。彼はスターであり、教師であり、生徒であり、そして大使でもあるのだ。
「3か月でフットボールのレベルには到達しているし、すでに彼はチームリーダーだ。そのゴール、ファンの間に大きな熱狂を生み出し、チームメイトたちだけでなく対戦相手にも戦うことを教えている。トップレベルのプロフェッショナルフットボール選手となるための、それもピッチ内だけでなくピッチの外でも、というガイドラインも作り始めるだろう。そしてそれ以上に、我々は彼に、これからの世代にそういうことを教え込んでほしいと望んでいるんだ。こうした理想的な人物を選んだことに、我々は満足している。メンタルの変化をもたらし、我々のフットボールに必要な努力という、文化の点で改革をもたらしている。だから、ラウルがカタールへ来たのは、黄金の引退生活を求めてなのだと考えるのは間違いだ。我々が彼を選んだのは、フットボール選手としてもだが、彼が示す仕事の価値、忍耐、スポーツマンシップを備えた、模範的なスポーツマンであるということからだ。」 と、同国に浸透している思慮分別に準じて匿名を求めた、カタールのフットボールの役員はそう答えている。

監督
ラウルはすでに、引退したら監督になろうと決めている。アル・サッドでの彼の役割は、この道からは外れているようだとしても。彼は、我々の国にタイトルをもたらすことだろう。国際ライセンスを取って、スペインで規定で必要とされる少なくとも3シーズンはトップカテゴリーで監督をしてから。「賭けても良い。いつか彼はベンチに座る。隣にはモリエンテスを置いてね。」と、彼を良く知る人物は静かにそう言う。
だから、彼が毎日朝9時には、ドーハの郊外にある先進的なスポーツアカデミーであるAspires Academyのオフィスに行って、カタールで最も才能を約束された200人の選抜された子供たち(12歳~18歳)と共にトレーニングをしているのは驚くにはあたらない。
そこでは、スペイン人でフットボール育成の責任者であり、レアル・ソシエダからきたロベルト・オラベ、フットボール・コーディネーターのミケル・アンティア、育成責任者のワルテル・ディ・サルボ、ゼネラル・ディレクターのイバン・ブラボと共に、習慣的にミーティングを行っている。ラウルは、Aspiresのこのプロジェクトのあらゆる面にかかわっている。その核心的な部分まで。大会の裏方のことや育成プロセスの重要事項といった、マネジメントの仕事におけるあらゆる面を知ろうとする彼の姿勢は、彼を知らなかった人々を驚かせている。

アル・サッドの魂
午後には、アル・サッドでのトレーニング。チームはすでにカタール・スターズ・リーグの首位で、7戦7勝を挙げている(23日には第8戦があり、勝利)。ラウルは4ゴールを挙げており、もっとも最近決めたのは、アル・ラヤン戦のFK。このダービー戦の前には勝ち点で並んでいて、シャイフはこの試合の前に、もし彼がゴールを決めて勝利をしたら50万ユーロの価値がある競争ラクダ(?)を与えると約束していた。実際に彼はゴールを決め、いつでもラクダで移動してもいいのだが、実際に彼がそうするかは不確かではある。この7戦は、彼が既にこのチームの魂であるというだけではなく、リーグの魂にもなるのに十分なものだった。モロッコ人監督のフセイン・アモッタは、フットボールのリズムの点としては、常に要求が高い欧州の、そしてラウルのスタンダードとは異なっているとしても、どのトレーニングでも、どんなボールを競りにいく時でも、彼が見せる力強さに酔いしれている。
またアモッタは、現代的なJassim Bin Hamadスタジアム(収容人員18,000人、2022年W杯に向けて建てられたスタジアムで、気温が50℃にもなる気候下でも大丈夫なようにエアコン設備が整っている)に、彼のプレイを見ようと集まる観客にも幻惑されている。ラウルは、シャイフがカタール・スターズ・リーグからラウルが将来を築いているAspire Academyに至るまで、カタールにもたらそうと努力している文化の面での、大使としての役割も少しずつ見せている。

フットボールと家族
彼のドーハでの生活は静かで穏やかなもの。彼そのものの家族を見ているようだ。これ見よがしな特別なマンションではなく、Aspires Academyに近い都会的な場所で隣人たちに囲まれて過ごしている。
毎朝、マリア(5人いる子供たちの一番下)を学校(幼稚園?)に預けた後、彼はAspiresのオフィスに行き、自宅で昼食を取った後はアル・サッドのトレーニングに行き、自宅に戻ってからは我々のプリメーラ、セグンダのあらゆるニュースを、アル・ジャジーラの放送とスペイン語のWEBを通じてフォローする。マドリーの試合は決して見逃さず、バルセロナの試合も、シャルケの試合も、スペインサッカーのビッグゲームも見逃さない。日曜日のカスティージャの試合まで見ている。
先週は、Aspires4Sportsのシンポジウムがあったため、フェルナンド・イエロやミヤトビッチ、ミチェル・サルガドといった親しい友人たちと楽しく過ごすことができた。レアル・マドリーについての興味深いワークショップ、ランチやディナー、冗談が飛び交い、シウダ・デポルティーバでの昔のこと、愛すべきファビオ・カペッロや思い出に残る監督との逸話、トップチームに上がったばかりの日々のことを思い出したりもした。
カタールでのラウルは幸せそうに見える。家族と楽しく過ごして、現役のフットボール選手としての最後の時間を使い尽くし、将来のプロジェクトを思い描く。彼自身が関わる、カタールでの計画も。彼の昔からのインタビューアレルギーは、距離感を縮めるものでもなく、また彼の心のクラブ、レアル・マドリーについて話すことも望んでいない。このため、誰も彼の言葉を誤解することはない。しかしこのことは、ラウルがいつか監督になるということでもあるだろう。では、彼がアル・サッドでお披露目をした日に、アル・ジャジーラで話したものを引いて、締めくくりとしよう。「僕のレアル・マドリーからの出発は、少し急がされた。でも、帰るよ。」
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まだシャルケでいけるのに、欧州の他クラブでもいけるのに、何でカタールなんだろう……。と、何か消化しきれない思いも残しつつ、でもラウルが自分で決断して選んだことだから、とどうにか納得して数か月。この記事を書いた人が、ラウルにどういう取材をしたのか、周囲の情報から書いているだけなのかはわかりませんが、でも、何でカタールだったのかの理由は、やっぱりラウル自身きちんと考えていたんだな、と思います。
以前は、スペイン人選手はリーガでプレイしてほしいと思ってました。でも、プレミアあたりに行く選手が少しずつ出てきて、モリエンテスもプレミアやフランスでやったし、ラウルはブンデスに行ったし。最近はカスティージャ産の選手や若いスペイン人選手たちも、ブンデスリーガに増えたりしている。この辺りはスペインの経済問題も大きいかとは思いますが、でも若い選手たちがスペイン外のフットボールを経験して成長していくとか、それでいつかまたスペインに戻ってくるのかなとか、こういうのもありだな、とちょっと考え方が変わってきてます。日本人選手も、だいぶ欧州でやる選手が増えてきてますからね。で、同じような理由で、このラウルのように、将来の監督とか育成とかにかかわる人たちが、いろいろな経験を積んでいるのは意味があることなんだろうなとも、思えるようになってきた。ような気がします。

ところで、この記事を読み始めたときは、記事内にモリエンテスの名前が出てくるとは思ってませんでした。いつの日か、ラウル監督の隣に座るモリエンテス副監督、って実現するのかな。いつになるのかな。(ディフェンスコーチにカランカもどうだろう)。



でも同じ白でも、やっぱりこっちだな……。

無得点

2012-11-25 09:48:26 | football
12/13 Liga Espanola 1a division Jornada 13
Real Betis 1-0 Real Madrid C.F.


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イケル・カシージャス
「モウリーニョには活力があるが、時には彼は選手たちからもっと守られているんだと感じるべきだ。オフサイドが1回、ハンドが1回あったのは重大なことだ。時には僕たちは黙っているべきだが、時にはピッチの中で、自分たちが怒っていることを示すべきでもある。」
「この敗戦は痛手だ。タイトル争いから2歩後退してしまった。疲労や、ベティスがセビージャにゴールラッシュで負けたこと、すべてが影響した。それに加えて、いくつかの場面では、レフェリーが良い仕事をしなかった。でも僕たちがしっかりしていなかった。僕たちは戦い続け、トレーニングを続け、これまでにないほど団結していないといけない。今はコパ・デル・レイ、そしてアトレチコ戦だ。」
「疲労があった、というのはおそらく言い訳になるんだろう。でも、様々な場面で僕たちに悪影響があったのも確かだ。すべてが影響を及ぼしたのだし、1つのことに固執したくはない。僕はマドリディスタを理解している。このイメージが良いものではないだろうから。だけれども、僕たちは前を見て行かなければいけない。」

イケルの、カピタンらしいコメント。
言い訳のしようがない敗戦の翌日に(アルコルコンされた後とか)、ラウルがプレスカンファレンスに出てくるのが恒例になってたのを、思い出しました。







感想……ぐだぐだというか、ヨロヨロというか。泥沼な地面を走ってるような。何かまずいなあこれ…というまま、最後までいっちゃいました。
言い訳しても仕方ないけど、疲労はやっぱりあったんだろうと思います。なにしろシティ戦から、モドリッチがエジルになっただけの先発だから。ターンオーバーの可能性も試合前には言われてましたが、まったくなかったですね。とはいっても、じゃあどこをどうターンオーバーするのか、というと、せいぜいディマリアがカジェホンだったら、とかそれくらいか。せめて、リーガでは結果を出してたイグアインが戻ってきてたら。モラタ使ってたら。でも、少ないなりに、ベンゼマもチャンスには絡んでたな。そもそも、オフサイドじゃなかったから、本当なら1点決まっていたのに。
前半だけでケディラとエジルが替えられて…ケディラはミス多かったなあ。エジルは、なんで替えられたんだろう。数少ないフレッシュな選手だったはずなのに。後半頭からカカになるとは思いませんでした。カカはけっこうチャンスに絡んでたとも思うので、一概にダメな采配とは思わないし、モドリッチもこの間のシティ戦よりは良い感じはして…でもまだ合わないんだな。選手を変えても、何かが大きく変わる感じでもなく。
前半は、ベティスの速い勢いのある試合運びに合わせてしまい、点を取られてからは守りを固められて焦りが出てしまい。自分たちらしい試合をしようとか、落ち着いて切り替えて行こうとか、なかなかできないですね。焦れば焦るほど攻め急ぎ、雑になり、可能性の少ない攻撃にボールロスト…このクセは取れないままです。

あと、クリスチアーノが元気なさすぎる。(アロンソのインタビューにショック受けて悲しい、とかないよな…)

ベティス戦前

2012-11-24 10:35:58 | football
ベティス戦、召集選手
GK:イケル、アダン、ヘスス
DF:バラン、アルベロア、アルビオル、コエントラン、セルヒオ・ラモス、ペペ、ナチョ
MF:ケディラ、カカ、シャビ・アロンソ、モドリッチ、ディ・マリア、カジェホン、エジル
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、モラタ





エッシェンのコンディション
エッシェンの別メニュー、欠場が続いていることについて、前日プレスカンファレンスだったカランカは、「医薬品へのアレルギーであって、筋肉の問題ではない」ということを言ったそうです。ASでは、今シーズンマドリーが、選手たちについての毎週のメディカル情報を出さなくなっていることに触れつつ、カランカがエッシェンのアレルギーということを伝えた、という報じ方ですが、MARCAはこのカランカの発言は「冗談」で、実際にはフィジカルに問題があると捉えているようです。
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エッシェンはそのフィジカルの問題により、ピッチに復帰する時期は不明で、年内の復帰はない可能性もある。カランカは「アレルギー」のせいだと伝えてはいるが。
エッシェンの負っている違和感は、はっきりメディカルの問題に表れるものではないが、ピッチで全体と一緒のトレーニングを妨げ、モウリーニョの召集に入れないでいる。
現在の優先事項は、良い状態に回復し、またプレイできると感じられることだ。最大限のところで戻ってくるだろう。ケディラが復帰したことも、エッシェンが復帰を急がなくて済む助けになってはいるが、モウリーニョは最も信頼を寄せsる選手の1人を恋しく思っている。モウリーニョは、アスレチック戦やマンチェスターシティ戦などでもあったように、チームに強さが失われている試合で、何度か彼について言及している。
しかしエッシェンの負傷は謎で、それが彼の離脱を不明瞭なものにしている。診断の結果ははっきりしていない。2008年に彼が代表で右膝の前十字靭帯を断裂し、2011年に再発させたことにも触れておくべきだろう。彼はタフな選手で非常に献身的だが、十分にケアをしてうまくやっていかなければいけない。彼の状況はデリケートで、それで今はストップすることになっている。最も障害のないカレンダーで、彼は休みを取れる。

過度の努力
エッシェンの問題は、マジョルカ戦で始まった。彼は3試合続けて、左ラテラルとして90分間出場していた(セルタ戦、ドルトムント戦、マジョルカ戦)。エスタディオ・イベロスターでは、脚を引き摺っていた。翌日には、非常にわずらわしい腱膜瘤ができて、シューズが履けなくなった。
さらに彼は、ゴールも決めたサラゴサ戦、アルコジャーノ戦、ドルトムント戦、レバンテ戦でも努力をしていた。そのうち何試合かではわずかな出場時間だったが。
しかし11月11日からは、ストップすると決めた。それ以上、全体トレーニングはしない。別の違和感は起きていないし、ケディラの復帰は、必要な休みを取る助けになった。
モウリーニョは、ここ2試合で彼を召集できなかった。アスレチック戦、マンチェスター・シティ戦だ。後の試合では、彼が恋しかったことだろう。
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おまけ
先日のAudiのプレゼンテーションで、サーキットを走る選手たち。

ケディラ、(また)口あいてるよ。

遠征続き

2012-11-23 13:59:11 | football
ベティス戦まであと2日
水曜にCLがあったのに、しかも遠征だったのに、週末のリーガは土曜なんですね。しかも行先はセビージャ。ベティス戦。なので、マンチェスターから戻ってきたばかりの木曜でも、トレーニングが行われました。小さな良いニュースとしては、モラタが通常トレーニングに復帰したこと。小さな不安ニュースは、セルヒオ・ラモスとぺぺが、ピッチでのリカバリーメニューではなく、エッシェンと一緒に室内メニューだったということ。それぞれに合ったやり方で、コンディション整えているんだと思いますし、たぶん何だかんだでまた間に合わせてくるとは思いますが。


シャビ・アロンソ
ETBというバスクのテレビのインタビューに答えたもの、からの記事。元の映像を見つけましたが、バスク語だった…。スペイン語なら単語のいくつかはわかったりなんとなく内容も推測できるんですが、バスク語は固有名詞以外はさっぱり。内容はASの記事から。

クリスチアーノ・ロナウドについて
「クリスチアーノ・ロナウドとは、ピッチの外では交流はないんだ。彼は非常に野心があって、とても強い個性と大きな自尊心がある。それに、彼は彼が感じたとおりに話をしているだけ、何か物事を起こそうとしてやっているんじゃない。いずれにしても、彼はチームにとってこのロッカールームでとても重要な選手だし、彼との関係は良いものだ。彼と僕の間には、お互いに真価を認めたプロフェッショナルとしての敬意がある。もちろん、ロッカールームにいる全員が僕の友達ということはなくて、ロッカールームの外では、彼と僕ではほとんど交流はない。でもここ、中では僕たちは良い関係だよ。クリスチアーノは、僕たちの中ではスターとかいうのではないからね。」
(インタビューは、バルデベバスで実施)

モウリーニョについて
「監督として、プロフェッショナルとして、モウリーニョからは多くのことを学んでいる。彼はすごく要求の高い人で、あらゆるディテールに注意を払う。でもそれに加えて、個人としても、多くのことを伝える人だ。人々が知っているのは、外へ向けて与えたイメージだ。僕は内側から、彼の別の面も知っているけれど、そういう面について僕が話したら、皆は驚くよ。」

バルサと父について(アロンソの父親はバルセロナで3シーズンプレイ、アロンソ自身7歳までカタルーニャで過ごした)
「いつでもバルサは好きだったけど、今はね(笑)。今はいろいろ混ざっているから(笑)。」
(バルサでプレイする可能性があったのか?と尋ねられて否定して)
「父はいつも僕に言っていた。シャビ、私は自分のキャリアを歩いたし、今はお前は自分のキャリアを作らないといけない、と。でも実際のところ、僕はいつでも、バルサよりも、レアル・マドリーでプレイする方にすごく近づいていたんだ。リバプールに行く前も、マドリーへの移籍にとても近づいていた。逆に、バルセロナへの移籍のオファーは受けたことがない。」


本日のASのトップ記事
あくまでも「ASの言うところによると」。

モウリーニョは、クラブのスポークスマンとしてフェルナンド・イエロの招へいを求めていた。FIFAやUEFA、RFEF、LFPといった組織でのマドリーの影響力が失われ、バルセロナに恩恵があるようになっている中で(先日のイタリア人レフェリーの件もその一例だとか)、それら組織に影響力がある人材として、モウリーニョはイエロが必要と考えたため。
しかし、フロレンティーノ・ペレスは、これを却下。ペレスとイエロの関係は良いものではないことが、その理由。02/03シーズンにリーガのタイトルを取った後、ペレスはデル・ボスケ監督との契約を延長しないことを決定。これに抗議したイエロの影響で、選手たちは最終戦後にベルナベウのウィニングランを拒否し、ペレスとイエロの間の争いが表面化。翌日ペレスは、デル・ボスケと共にイエロとの契約延長も行わないことを決定。2か月前に、口頭では延長することで合意するに至っていたにもかかわらず。

と、最後は懐かしい話まで出てきました。
要するに(ものすごくかいつまんでますが)、こうしてモウリーニョには全権を手にできていないという不満があり(先日のナチョ問題なども)、一方ペレスにしてみればクラブの行事でのモウリーニョの消極的態度もあり、2016年までの契約をまっとうしないんじゃないかという……最後はやっぱりそういうところへ話を持っていきたいわけか、という内容でした。


おまけ

CLシティ戦後のプレスカンファレンスのモウリーニョ。ペットボトルのキャップを落としてしまい、もそもそと探すモウリーニョ。結局見つからなかったらしく、ボトルを持ったままプレスルームを引き上げようとして、通訳に水をかけてしまうモウリーニョ。

2位抜け

2012-11-22 07:10:33 | football



UEFA Champions League Group D
Mancherster City 1-1 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ

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決勝トーナメント進出が決まりました。敵地だったし、引き分けでもまあ仕方ないとは思う。けど、すぜんぜんスッキリしない試合でした。いろいろな方面で。
時間ないのであまり感想を書けないのですが。

1.レフェリー
インテル時代のモウリーニョと因縁のある審判だから、かどうか知りませんが、ちょっとひどい。ホームにやさしいのか、判定が偶然にも偏ってブレる審判なのか。
セルヒオ・ラモスのハンドを取って黄色出してましたが、あれハンドじゃないし。胸だよ、あれ。
シティのボディコンタクト、特にクリスチアーノへのアタックはぜんぜんファウルを取らないのに、なんでアルベロアのあれがPKに値するファウルで、しかも黄色になるんだろう。ていうか、同じようなファウルくさいプレイ、シティもしてなかったっけ。笛も何にもなかったけど。

2.ケーディーラー
決めろ。決めてください。あそこまで行くなら、決めてください。

3.モドリッチ
うーん…良くないなあ。プレッシャーのきついポジションとはいえ、あんなにボールロストされたり、パスカットされたりすると、前も後ろも辛い。エジル、今日は出てこれない理由でもあったんだろうか。

4.クリスチアーノ
もうちょっとだけ、サイドで守備を…。あと、最近ゴールが決まらないからか、ファウルとってもらえなくてフテたのか、後になって集中力欠いていた感じだったのがいただけない。

最終節に勝ってもドルトムントを超えることはできないため(直接対決成績で負ける)、2位も確定です。お相手はどこになるやら。







ベンゼマのゴールは良かったなあ。クロス(ディ・マリア?)も良かったし、あそこでボール勢いのままズドンじゃなくて、コントロールしてゴールに納める感じなのがうまい。良かったなあ。

マンチェスター行20人

2012-11-20 22:43:45 | football
CLマンチェスター・シティ戦、召集選手
GK:イケル、アダン、ヘスス
DF:バラン、アルベロア、アルビオル、コエントラン、セルヒオ・ラモス、ペペ、ナチョ
MF:ケディラ、カカ、シャビ・アロンソ、モドリッチ、ディ・マリア、カジェホン、エジル、チェリシェフ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ

New!! は、先日ロシアフル代表デビュー(byカペッロ)を果たしたばかりの、デニス・チェリシェフの召集。今日のバルデベバスでの出発前のトレーニングも、トップチームと一緒にこなしました。一方で、「FW」の箇所を見てわかるように……モラタ、回復しませんでした。筋肉に問題を抱えているようで、仕方ないんですが……イグアインのいないこのチャンスに、もったいないというか残念というか。
他に、マルセロとイグアインが負傷欠場、エッシェンもジムでの調整からまだ外に出てこられないようでこちらも召集外。プレミア相手なので、エッシェンがベンチでもいてくれたらちょっと心強かった気はします。残念。あとは、カルバーリョは監督判断になるでしょうか。

ちなみにイグアインですが、月曜日のトレーニングの際には、ピッチに出てきて軽いランニングくらいはできていたんだそうで、予定よりも前倒しで復帰できるかもしれません。



監督&選手代表の前日会見は、現地へ赴いてからのようです。

水曜日に向けて

2012-11-20 07:02:03 | football
水曜日に向けて
今週はCLがあるため、試合翌日だった日曜から、休みなくトレーニングが続けられています。全体に大きな変化はないですが、気になっているのは、この2日間モラタの姿が見えないこと。と思っていたら、公式のトレーニング映像で「エッシェンとモラタはジムにいます」的なことを言ってましたので、どこか違和感があるようです。逆に言えば、ジム調整で済んでいるなら大きな怪我ではないのかもしれません…だといいんですが。月曜のトレーニングには、カスティージャのFWオスカル・プラーノが呼ばれていました。仮にモラタがCL召集に間に合わない場合、オスカル・プラーノが召集される可能性もあるのか…CL登録メンバーになってなかった気もしますが。






フベニールB、アトレチコBに5-2で勝利
モリエンテス監督のフベニールBが、土曜日にアトレチコとのダービーを制しました。と、唐突ですが。試合ではエンソ・ジダンのミドルレンジからのパワフルなゴールもあり、キックオフから1本でのゴールもあり。公式のビデオはリンクの張り方がわからないので、ASのこちらで。内容は公式と同じです。

休養の効果

2012-11-18 14:41:20 | football
2012/2013 Liga Espanola 1a divicion Jornada 12
Real Madrid C.F. 5-1 Athletic Bilbao

マドリーのゴール:ベンゼマ(12、32)、セルヒオ・ラモス(30)、エジル(56)、ケディラ(67)

画像

久しぶりに、全体に良い試合ができたなー、というのが感想。選手みんな、体がキレてましたね。ミッドウィークの代表戦が回避できるだけで、こんなにも違うんだなあ…FIFAウィルスなんて呼ばれるわけだ。今日の先発で、水曜に代表仕事をしてたのはイケルとセルヒオ・ラモス、ペペだけでした(しかも、3人とも移動距離はけっこうあったけれど、出場時間はそう多くなかった)。

ビルバオの守り方、戦い方が、マドリー側にしてみればうまくはまった感じで、縦に速いシンプルな攻撃が効いて、何度も何度もチャンスを作りだせていたし、それぞれの選手の良いところがうまく撚り合わされていたなと思います。ゴールを決めた選手もいろいろで、それぞれの形で攻撃に参加できて、それが点につながってチームの勝ちにつながる、というのがいい。
CLドルトムント戦の直前に負傷して以来の出場のベンゼマでしたが、いきなり完調、というすごい働き。1点目はアウレチェのOGという記載も見かけたし、本人も喜びきらない感じでしたが、3-0にしたあのゆるい弧を描いたゴールはすごい。他にも惜しいチャンスあり、エジルのゴールもアシストし
、エース離脱の不安はかなり短期間で解消されたことになりますね。

他のゴールについて。セルヒオ・ラモスは、代表で2試合連続ゴールの後、やっとマドリーでの今シーズンお初。無事にゴールをエジルに捧げられました。そのエジルも、クリスチアーノ→ベンゼマとつないだ速攻にちゃんと絡んでゴール前に突っ込んでいたからこそのチーム4点目。リーガでは今シーズン初ですかね。アルベロアのノールックパス(!)からのケディラの今シーズン初ゴールも決まり…。余談ですが、前々節のサラゴサ戦以来、「今シーズン、リーガでの初ゴール」が立て続けですね。エッシェン、モドリッチ、モラタ、ラモス、エジル、ケディラと。何かおもしろい。
そのほかに。クリスチアーノは再三惜しいチャンスを作り続けながら、結局ノーゴールで、これはちょっと残念でした。でもエジルのゴールの時のように、うまく他の選手と絡んで結果が出れば、それで良いんじゃないかと。最終的にゴールするのが誰であれ、クリスチアーノがいるからこそ速攻が生きてるんだろうな、なんて思います。モドリッチは、怠慢な動きでマークにつき損ねてイケルに怒鳴り飛ばされてましたが(右サイドがら空のまま歩いてたから…)、後半にエジルが下がってケディラが入ってきた後は、前に行くことができ、その華麗な動きというか攻撃のパスのセンスが生きて、「ああこういうところがもっと出せたらいいんだな」っていうのが改めてわかったり。モラタは、ピッチに入ったところでベルナベウの大喝采を受け、「モラータモラータ」のコールも受け(WOWOWさん、モラタのアクセントは1個目じゃなくて2個目だと思います)、前節の大活躍を改めて祝ってもらってる感じでした。試合の中でもポスト役、裏への走り抜け、エリア外から振り向いての鋭いシュート、短い時間なりにうまくなじんで良いところが出せてるなと思います。

楽しめた試合でした。水曜はイングランドにて、CLシティ戦です。






ビルバオ戦前

2012-11-17 16:07:41 | football
試合前日ですが
ビルバオとの試合は今日(17日土曜日22時…日本時間では明日朝ですが)なのに、前日の召集リストは出てないようです。監督の前日会見には、カランカが出てきましたが(ビルバオとだからですね)。
金曜のトレーニングは、公式の記事では「カカとナチョが合流」と書かれてました。カカが召集されていたブラジル代表vsコロンビア代表の試合は、アメリカで行われたんだそうで、帰って来るのに時間がかかったんだと思います。ナチョは、代表の試合は火曜だったんですが、なんでだろう。コンディションの問題でもあったのかな。
他には、エッシェンが室内調整だったそうです。ちょうどケディラが復帰しますし、モドリッチもいるし、エッシェンはもしかしたらビルバオ戦は欠場かもしれません。
クリスチアーノは、目の傷は残ってるとは思いますが、おそらく問題なく出てくるでしょう。負傷者は、あとはマルセロとイグアインの2人だけ。






マルセロとイグアイン
その2人は、金曜日、レアル・マドリー財団とHSBCホールディングスが、スペインに5つのスポーツスクールを建設するための協力関係にサインする式典に参加。怪我してますけど、2人とも「カピタネス」ですし。
怪我してからもう1か月近くになると思いますが、マルセロはまだ松葉杖が外せないんですね……まだあと2か月か。
でもこうしてたまに顔が見れるのは嬉しい。






2か月後のマルセロは
マルセロは時間を無駄にしない。彼は、10月21日に右足中足骨の手術を受けた後は、脚にギプスをしている。そして、可能なフィジカルトレーニングは制限されている。実際、すべてはジムでのトレーニングに減らされている。そしてそここそが戦いの場だ。目標は、マルセロがリハビリをするこの期間を、彼の上半身の筋力強化に向けること。
彼の復帰時期はまだわからないが、1日2回のウェイトトレーニングで、確実により強化されるだろう。
骨折部位が結合しギプスを外せるまで、マルセロはリハビリの過程を前に進めることができない。そのため、最近はジムこそが彼の唯一のトレーニング場所になっている。朝も夕方もだ。
マルセロは、昨日(木曜)の夕方にバルデベバスで行われたトレーニングではスターだった。松葉杖の助けを借りながらも、彼はピッチに出て仲間たちの愛情を受けていた。
また木曜は、彼のスポーツキャリアと人間的な側面に対して贈られた、2012年のグレドス賞を受けた。過去には、ジダン、フィーゴ、イケル・カシージャス、シャビ・アロンソといった選手が同賞を受けている。

レジェンドたちが振り返る

2012-11-16 07:11:10 | football
クリスチアーノ、エジルも
代表戦が終わった木曜のトレーニング、スペイン代表たちもパナマから帰ってきて間に合ったようです。代表戦に出場したイケル、アルビオル、セルヒオ・ラモス、ペペ、ディ・マリア、バランは、別メニューで調整。左目強打のクリスチアーノ、足首の負傷により代表を回避した(ことになっている)エジルは、今週のピッチ上でのトレーニングに姿を表すのは初めて。普通に他の選手たちと同じに走っているようなので、たぶん問題ないんだろうと思われます。


マドリディスモ
14日かな。カタールにて、Futbol 7(フットサル)のレアル・マドリーvsバルサの試合があり、OBが集合。試合はペナルティでマドリーが勝ったそうですが、サルガドさんやイエロも元気そうで何よりです。そしてカタールということで、ラウルも登場。MARCAに、フットサルとは別に行われたシンポジウムでの様子が出てました。

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ラウル・ゴンサレスは、今も白いマドリディスタのことを考えている。現所属のアルサッドでの色がレアル・マドリーと偶然にも一致しているが、伝説の7番は、チャマルティンのクラブのDNAを、絶対の身の証として保ち続けている。

カタールで開かれたAspire4Sportsの会議への出席者たちは、Aspires Academy のバルテル・ディ・サルボが司会を務めた、レアル・マドリーのレジェンドたちというテーマのシンポジウムで、招待されたフェルナンド・イエロ、ペジャ・ミヤトビッチ、ゲオルゲ・ハジ、そしてラウルたちを目にすることができた。
そのシンポジウムは、フットボールの世界において最も敬意を払われているレアル・マドリーが、どのようにして作られたかを理解する助けになる、多くの逸話に満ちていた。フェルナンド・イエロが、自身のレアル・マドリーでのデビュー戦がどのようなものだったかを思い出して語り始めた。「プレシーズンのことだった。ヒホンのロッカールームで、カピタンが我々を集めて、すごく真剣にこう指摘したんだ。『諸君、我々はレアル・マドリーだ。我々はどんな試合であれ負けることはできない。それが公式戦であれ親善試合であれ。今日も同じだ』と。」
イベントの前も後も、ファンや参加者との写真撮影がひっきりなしだったラウルは、自身の最初の日から植えつけられてきた価値観を伝えた。「幸運なことに、僕はロッカールームのたくさんの父親たちに伴われてデビューしたんだ。僕の面倒をよくみてくれて、僕を甘やかしてくれた。イエロ、サンチス、ブージョ、レドンド、アルコルタ……。レアル・マドリーには親善試合は存在しない。常に勝つこと、しかし良いイメージを与えること、対戦相手に敬意を払うこと、価値観に従うこと……。そうした価値観は、ディ・ステファノや、他にも往時のファンタスティックなチームの彼の仲間たちから、繰り返し教えられてきたことだ。こうした価値観は、レアル・マドリーのユニフォームを着てプレイしていればいつでも、ライバルたちからの賞賛や敬意を感じさせるものだ。」

最大限の要求
ペジャ・ミヤトビッチは、選手として、またゼネラル・ディレクターとしての2つの経験から感じた、白のクラブの絶対的な要求について触れた。「莫大な予算があるとか、マドリーでプレイしたり管理したりするのは簡単などと考えるのは間違いだ。このクラブは唯一の存在だ。なぜなら、そこで受けるプレッシャーは独特のものであり、他の何とも比べようがないのだから。マドリーでは勝たねばならない、しかしその勝つ方法もだ。それは、ファンが重要視するものなんだ。」
イエロが、実例を挙げた。「想い出すのは、カーサでスポルティングと対戦した時のこと。チャンピオンズリーグを獲得した翌シーズンの、最初の試合だった。我々は2-0で勝ったが、試合は素晴らしいというものではなく、観客は我々にブーイングをしたんだよ!」
そしてラウルは、正確にその意味するところを指摘した。「レアル・マドリーはとても偉大な存在だ。非常に大きな要求が常に選手達を取り巻いているから。もしプレシーズンを中国で過ごしそこで良いイメージを残さないといけないのであれば、それはクラブにとって、また選手にとっても良いこと、ということなんだ。」

クラブのアイデンティティを伝えるものとしてのカピタンの役割は、議論の中心となったトピックのひとつだ。イエロがラウルについて冗談を言い出した。「私には彼が第2カピタンだったけれど、あれは第2カピタンでいるよりも最悪だったね。彼はいつも、僕に不満を言い、僕を締め上げてきたんだ。もっともっとできるって。」 これは観衆の笑いを誘った。
そこでイエロは、今度はより真剣に、リーダーシップを分け合う重要さについても強調している。「それはある種のグループであって、唯一のリーダーがいるとは思っていない。もし自分自身でわかったことがあれば、それは他の人たちにも伝えなければならないということなんだ。」 ミヤトビッチは、ラウルとロッカールームを共にした最初の日から、ラウルはレアル・マドリーのカピタンとなるよう運命付けられていたのだ、ということを明らかにした。「明白なことだった。ラウルは、私のこれまでの人生で出会った中でも、最高のパーソナリティを持つ若い選手だ。」 そして彼はまた、自身の意見では、この点についての後退が、フットボールに与えるものについて不満を述べた。「チームのために利益となるであろうものが、少し失われつつある。それが時には、そのものを損なうものだとしても。我々はそこに戻らねばならない。」
(ここもう少し何かうまく訳せると良かったんですが…)

仲間
そしてイエロは、新しいテクノロジーが手助けになるのではないということを伝えた。「現在、インターネットやソーシャルネットワークが、1日中手の中や部屋の中にある。でもそれが、グループの団結を実現するのをより難しくする。だから私は、チャビやイニエスタのようなベテランが、彼らのクラブの地域的な特性をどう伝達するかを素晴らしいと感じている。」 ラウルは、カペッロが監督であった頃、選手達がチャンピオンズの試合の前夜に一緒に集まったことを思い出していた。「それで僕たちは話をして、あらゆることを伝えあった。何を正さなければいけないか、戦術、対戦相手…特別な雰囲気があったよ。」
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フェルナンド・サンス、相変わらず顔が長い。



追加:
「ふえルンルンあるばむ」さんから色々な情報を頂きました。フットサルの試合のハイライトもあります。

ベンゼマも合流

2012-11-15 07:05:30 | football
ベンゼマも
水曜日のニュースは、ベンゼマが全体練習に合流したこと。次々と負傷者も出ましたが、無事に少しずつ復帰も果たしています。週末はいけるかな。


セルヒオ・ラモス@El Larguero
ラモスがCadena SERのラジオ番組El Largueroで質問に答えた、という話。先日のレバンテの騒動についても…何か試合直後とかなりニュアンス違くないか?という感じもしますが。
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エジルユニフォーム事件
前にももう説明したよ。彼はチームの中でも違った友達で、友情の表れなんだ。監督にユニフォームを見せつけたりもしてない。エジルはおかしな、すばらしい男で、俺たちは英語で理解し合うんだ。俺は彼がこの街に慣れるように一生懸命やったんだよ、彼はシャイだからね。

モウリーニョ
俺たちには違ったところがあり、それを俺たちはすっきりさせてきた。関係はすごく良いものだよ。

シウダ・デ・バレンシアの騒ぎ
マドリーの前ではすべてが変わる。なぜなら、俺たちに勝つことは何よりも影響が大きいからだ。だから騒ぎが起きたことは理解できるけど、もう他の日には起きない。今はすべて水に流している。俺たちにはすっきりとした気持ちがある。

バジェステロスへの批判
彼とはいつも良い関係を持っているし、試合の前にも話をしていたくらいだ。マドリーや代表での成功を祝ってくれたくらいだよ。でも、ロッカールームへ向かうトンネルの中で起きたことは共有できない。彼は、クリスチアーノとペペがいる部屋に入っていったんだ。でも、俺の仲間たちは襲いに行ったりしていない。パンチもなかった。ただ言葉の応酬と押し合いがあっただけだ。俺たちは、彼らを分けに行くのに間に合ったよ。俺にしてみればすべては終わったことで、バジェステロスには上手くいくことを願っているよ。

代表
代表の遠征(複数形なので今回に限らず?)は、俺にとって、プロフェッショナルの面でも個人の面でも、良い逃げ道になってるね。今回で98キャップになるし、とても満足しているよ。
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バジェステロスがクリスチアーノとぺぺのいるメディカルルームに突入した、のはどうやら本当らしいですが、バジェステロスによると、クリスチアーノを気遣いに行ったんだということで、まあでも試合直後なんで誤解もありヒートアップもしやすかったんでしょう。中には、バジェステロスがぺぺの首を締め上げていたなんて話もありましたが。
クアトロの映像にもありますが、騒動の後、ミックスゾーンでインタビューを受けるバジェステロスの後ろを、バスへと引き上げていくシャビ・アロンソが、バジェステロスに投げかけた視線の鋭さが恐ろしかったです。さすがデクスター。


フランス代表早押しクイズ

映像へのリンク。ちなみに画像に映っているのは、少年時代のベンゼマ。