けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

噛み締めて

2016-05-31 20:05:51 | football
PK戦の表情




プレッシャー、期待、不安の中、進むPK戦。試合直後の記事にも書きましたが、PKを蹴ると決めて出てきた5人の勇気、気持ちの強さに改めて心を揺さぶられます。ナバスもなかなか止められないでいましたが、動くぞとアピールしていたせいか、順番が進むにつれてアトレチコのセンスたちが狙うコースがギリギリになっていくんですね。それがファンフランの失敗にも繋がったのかもしれない(しかもナバスが飛んだ方向は合っていて、枠内であっても止められた可能性がある)。きちんと準備したんだなと思います。
動画では、クリスチアーノが蹴る瞬間の選手たちは映っていませんが、完全に後ろを向いて直視できなかったカゼミロ、後ろを向いてしまったけど蹴る瞬間だけ振り向いたマルセロ、逆に、蹴り始めるのと同時に走り出しているラモス…等、選手たちの様々な表情がありました。


ベルナベウでの祝勝会をフルで。花火の瞬間がすごい!!


水のカーテン、光の演出、「We are the Champions」が流れている間に上がり続ける花火。実に派手なお祝いになりました。選手たちのすっきりと、楽しんでいる表情、小さな家族たちと誇らしげにピッチを回る様子。こういうのは何度見ても良いですね。
チェリシェフのユニフォームを着て出てきたアルベロア。シーズンの半分は一緒だったわけですから…さすが、アルベロアでした。

Hala Madrid Y Nada Masの新バージョン with プラシド・ドミンゴ


戦い終えて

2016-05-31 06:27:15 | football
戦いの代償
・カルバハル、メディカルレポート:サニータス・ラ・モラレハ大学病院で行われわたダニエル・カルバハル選手の検査の結果、右の腸腰筋にレベル2の負傷が確認された。今後の回復具合を見守ることになる。
・ケイロル・ナバス、メディカルレポート:サニータス・ラ・モラレハ大学病院でのケイラー・ナバスの診断の結果、左足のアキレス腱炎と診断。回復を見守ることに。

残念ながら、筋肉の負傷によりカルバハルはEUROへの参加が不可能になってしまいました。ファイナル後半の早い時間に負傷してしまい、涙にくれていたのは、戦い続けられないことが自分でわかってしまった無念さ、悔しさからでしょうか。EUROで見られないのも本当に残念です。腸腰筋負傷とはあまりサッカー周りでは聞かない感じですが(グローイン・ペインとはまた違いますよね)、とにかく完治させて、また来シーズン、気持ちの強い元気なカルバハルで戻ってきてほしいです。
そして、ナバスにもメディカルレポートが出ました。どうもCLセミファイナルのシティ戦での怪我(その後、バレンシア戦を休養していました)が、後を引いていたようです。それでもあれだけ守ってくれていたのはすごいことですが……。ナバスのコパ・アメリカへの参加も難しい可能性があるようです。国のことを大事にしているナバス、出られないとしたらこちらも辛い、悔しいだろうと思います。
すでにEUROからの離脱が決まったヴァラン、ダニーロも長く違和感を引きずっていた足首の手術をこのシーズンオフに行う予定との報道がありました。クリスチアーノの脚も万全ではなかった様子。皆、満身創痍というか、ギリギリのところでファイナルに臨んでいたんだなと、改めて感じました。



カルバハル
EURO出場できず
「直近の代表召集には漏れていた。EUROのプレ召集リストに入れるよう、僕は一生懸命やってきた。それなのにこれだ……ものすごく腹立たしく感じている。2年間、代表の座を得るために戦ってきたのに。この自分の不運に、自分自身にがっかりしている。」

ファイナルでの負傷
「少し違和感があるまま、2週間、ファイナルに向けて準備をしていた。試合開始15分で、僕は痛みに気づいた。できるだけがんばってハーフタイムまで持ちこたえた。後半が始まって、もうだめだとわかった。ハーフタイムに、フィジオに痛みがあることを伝え、ダニーロに準備するように言ってもらった。90分は我慢できないだろうと思ったから。それで、僕が交代することになるだろうからと、ダニーロは準備ができた状態だった。その時フィジオが僕に言ったのは、何かを感じたら交代するんだと。でも彼らは、プレイできないと僕が本当に最悪だとわかっているんだ。」
「もしもっとひどくなったら、とそれが怖かった。もうだめだ、と言わなければならなくなるまで、できるだけ耐えた。僕は痛みに十分耐えられる選手だし、ちょっと辛いだけだとも思っていた。でも時間がたつにつれて、インサイドのパスの1つ1つが、僕のキャリアに危険を及ぼしていく。交代しなければならないだろうということ、そして確実にEUROの出場を失うということがわかった。」

ミラノでの涙
「いろいろな思いが一緒になっていた。すごく感情的になっていた。すべてを出し尽くしてきたのだし、チームを助けるためにすべてを行ってきたのだから誇らしくもあった。でも自己中心的になってはいけないし、カードも既にもらっていた。もう100%にはなれないだろうと、交代を申し出ることを決めた。がっかりはしている。でも、少なくともチームは勝利した。それが重要だ。個人としては、ほろ苦いものだけど」

ファイナルの結果
「ベンチでは、プレイしている時よりも心拍数が上がっていた。特に追いつかれた時には。仲間たちの脚が攣っているのを目にした。アトレチコの方がフレッシュに見えた。それでも僕たちは逃げ切れるだろうと考えていた。試合の動き1つ1つを、まるでそれが最後の1つであるかのように感じていた。僕たちはミラノに魂を刻んだ。そして誰も責めることはできない。」

ラ・デシマ
「また繰り返すなんてできないような感情だ。ファンの皆はスペクタクルだった。ファンの皆は、あらゆるすべてに値する。シベーレスに着いたのはかなり遅れて、しかも雨が降っていたのに。待っていて僕たちと一緒に祝ってくれたファンに感謝せずにいられない。」

将来について
「これまでもそうだったし、今またはっきりさせる。レアル・マドリーは僕の命のクラブだ。だから、僕がここを出て行くのは、とても多くの時間が過ぎた時、それか、クラブが僕をいらないと決めた時だ。」

ダニーロ
「レアル・マドリーは世界最高のチーム。それが、もしこのポジションを強化すると決めるなら、その必要性が理解できる。競争は良いことだし、必要とされる仲間が増えるのは良いことだ。」


La Undecima, CAMPEONES!!!

2016-05-29 06:49:55 | football




選手たちの疲労度も凄かったと思いますが、見ているこちらの疲労具合も同様で。正直、マドリーの良いところ、魅力に溢れる試合、というのではなかったと思います。ポゼッションも大きくリードされ、守備に走る時間が長くなり苦しかった。実際追いつかれてしまった。でもまあ、みんなよく守った。ベイルやクリスチアーノも、「そんなところに?」という位置で体を張っていた。その分ゴールチャンスは少なかったけど、追いつかれた後も崩れなかったところが、最後の最後までがんばり切るところにつながったのかと思います。PK戦、一番手がルカス・バスケスだというのに驚き、その度胸に感心しました。足を引きずったり攣ったりしていたのに、それでもPKを蹴りにいく選手たちに心を打たれた。最後は、2年前と同じ、クリスチアーノのPKで締めくくり。



前夜、そして

2016-05-28 12:36:57 | football


公式練習
セルヒオ・ラモス、マルセロ、ジダン監督の試合前日プレスカンファレンスに続き、サン・シーロでの試合前日公式練習。これを、Real Madrid TVがずっとLIVEで流していました。日本時間では深夜(3時頃)でしたが……。

公式練習が始まる前、ピッチにはパコ・ヘント、アマンシオ、ミヤトビッチ、ロベルト・カルロス、そしてラウールの姿が。選手たちと握手してまわるラウールやロベルト・カルロス、ミヤトビッチ。ロベルト・カルロスの周りには、ブラジル人選手たちが引き寄せられてる。モドリッチとラウールがけっこう長く話し込んでいたのですが、何が話題だったのか気になりました。
プレスカンファレンスからジダンが戻ってきて、選手たちも(ヴァラン以外)ピッチに揃い、トレーニングスタート。冒頭に円陣になってジダンの短い話を聞いている真剣で生き生きした雰囲気が良かったです。その後、2組に分かれてのロンド、ミニゲーム、シュート練。
カゼミロが、終盤のシュート練習の途中からずっとフィジオにストレッチしてもらっていたところだけ、少し気になりました。少し筋肉に不安があったりするのかな。ただ、怪我をしないための予防的ケア、とかそういうことなのかもしれません。実際終わりの頃には、シュートを打ち続ける選手がいる一方で、早めに切り上げたり、ストレッチしてもらったりする選手たちも他にいましたから。現地紙も特に誰かのフィジカルに不安とか書いてないので、よくあることなのかも。
トレーニング全体は、思ったよりも短かったですが、普段はハイライトでしか見られないトレーニングを長く見られて(最初から最後まで公開でした)、良い緊張感と、緊張しすぎない良い空気感とが感じられたように思います。

あとは、トロフィーのために戦うだけ。皆で。










Sigue el minuto a minuto de los nuestros en Milan
チェック済みの方も多いかと思いますが、Real Madrid TVがCLファイナルを前に、特集番組、過去の試合をひたすら流し続けてくれています。今朝方は、デシマのBihind the Scenes(マドリードからの移動、試合前日から直前のロッカールーム、試合、試合後、シベーレスのパレードやベルナベウでの祝勝会)を流していました。その後はla Octava(バレンシア戦)フルマッチ、先ほどla Novena(レバークーゼン戦)が始まったところ。ジダンのアレが見られる! 試合まで間がもたない、試合まで気分を高めたい、そんな方に。
ちなみに、画面右上に、試合までのカウントダウンが出ています。


ミラノへ

2016-05-27 23:07:41 | football
2015/2016 UEFA Champions League Final 召集選手
GK:ナバス、カシージャ、ジャネス
DF:ヴァラン、ぺぺ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ダニーロ
MF:クロース、ハメス、ベイル、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルカス・バスケス、ヘセ

Zidane se lleva a toda la plantilla a la final de la Champions. ジダンは、チーム全選手をチャンピオンズのファイナルに召集しました。

選手たちは、今日の午前中のうちに集合してミラノへ移動。マドリーからミラノですから、そう時間のかかる移動でもなく、選手たちは既に到着しホテルで休養しているようです。この後、夜に前日練習と、その前にジダン、ラモス、マルセロが出席する公式プレスカンファレンスが行われる予定です。



クリスチアーノ、問題なし

2016-05-26 06:55:43 | football
火曜のトレーニングで、カシージャと接触し打撲を負ったクリスチアーノ、経過が心配でしたが、水曜のトレーニングではまったく問題なく通常通りのメニューがこなせたようです。一安心。


ここの記事も日が開きがちでコメントへのお返事もなかなかできていないですが(申し訳ありません…)、今週に入ってから、自分の中でも緊張感が高まってきました。今シーズン苦手にしていたアトレチコ、いただいたコメントにもありましたが、世間一般はアトレチコ応援が多いんだろうな…とかちょっと気弱にもなりつつ、トレーニングやメディア対応での大一番に向かう選手たちの真剣な表情、その合間に見られる普段通りのリラックスした表情に、大丈夫、自分たちの試合をやってくれるはず、と……。

72時間を切りました。




カウントダウン

2016-05-24 08:21:11 | football
負傷者2名
リーガを終え、全員が揃った状態。から1週間。残念ながら負傷者が2名出てしまいました。
アルベロアは、膝の捻挫と診断され、CLファイナルまでの回復はおそらく不可能に……正真正銘、バレンシア戦がラストマッチだったということなんですね。
またヴァランも、ハムストリングを負傷。公式のメディカル情報によれば「グレード2」ということで、回復には2、3週間程度はかかると思われます。ということで、ヴァランもCLファイナルの出場はかなわなくなってしまいました。ジダンのCBの選択はラモスとぺぺにプライオリティがあり、CLファイナルで先発の可能性があったかというと難しいところですが、何度か守って締める場面で起用されたこともあったり、重要な存在なのに…。また最終的にどれくらいで回復するかわかりませんが、EUROの初戦にも間に合うかどうか。ヴァランには厳しいシーズンの終わりかたになってしまいました。


カウントダウン
先週トレーニングを続けた選手たちは、土曜は練習後に全員(+家族など)でバーベキューを楽しんだらしいという噂が(というのは、選手たち自身のSNS等でもまったく情報が出てこないほどのシークレットイベントだったようで)。日曜、月曜と休養を取った後、本日火曜から、ファイナルに向けた最後のトレーニング期間になります。今日は、メディアにトレーニングが公開されるとのこと。いよいよです。


2年前の今日
「ラ・デシマ」を手にした日。

Good News

2016-05-18 07:01:03 | football



2015/2016 Liga Española 1a división Jornada 38
Deportivo 0-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド

最後の大逆転はかなわなかったものの、「ここは勝たねばならない」試合できちんと結果を出すことができ、ファイナルに向けたミッションをまた達成できたように思います。前半立ち上がりからの勢いと緊張感は良かったし、ジダンが試合前に言っていたこと(良い試合への入り方をすること、早い時間帯にゴールを取れるといい等)が実行できたと思います。試合を決めたのは、またもクリスチアーノ。ですが、特に1点目、ベイルが左サイドを切り崩し、ベンゼマがつなぎ(シュート崩れ? あれは狙ったパスかな?)、最後はクリスチアーノ!というBBCの流れは、このシーズンの最後に揃ったなあ…と、ちょっと感慨深い気も。ベイルは怪我がち、シーズン終盤にベンゼマもクリスチアーノもちょっとずつフィジカルに問題を抱えてなかなか揃わなかったりしたので、これは嬉しい点です。クリスチアーノは、足を痛めたのか前半で交代してしまいましたが、前半分だけでも素晴らしい働きっぷりでした。2点決めてなお、次々やってくる惜しいチャンス。決められず咆哮。チームの緊張感、まだ戦い続けるという姿勢を一番体現していたように思います。
とはいえ後半は、実況でも指摘されていましたが、さすがにバルサの状況も入ったのか少しペースが落ちた感じはしました。とはいえ、守るべきところは守り、クリーンシートでリーガをフィニッシュ。

結局勝ち点差1かと思うと、思いどおりにいかない試合で勝ち点を落としてしまったいくつかの試合が惜しい気もしますが、一旦は、選手も監督もほぼリーガを諦めかけていた時期もあったのに、最後の最後まで可能性がある!という展開まで持ってこられた。他者の要因もありましたが、リーガ12連勝でしたっけ。その間には、クラシコの実質3-1勝利もあり。選手たちのがんばりや成長、途中から引き継いだジダン監督やスタッフの試行錯誤や工夫もあったかと思います。上向きでリーガを締めくくれたのは、来シーズンに向けて良いものだと思います。
そしてその前に。CLファイナルがある。選手たちのコンディションも良さそう、準備期間もまだあります。気分を高めつつ、その日を楽しみにしていきたいです。


カスティージャ、セグンダBのチャンピオン
日曜の試合で、レアル・マドリー・カスティージャは、セグンダBのグループラストマッチを大勝で終了し、他チームの結果も相まって、グループ優勝を決めました。ただし、セグンダへの昇格にはまだプレーオフを戦うことが必要です。がんばれ!


スペイン代表、予備候補
17日、EUROに向けたスペイン代表候補25人が発表されました。マドリーからリスト入りしたのは、4人。セルヒオ・ラモス、ダニ・カルバハル、イスコ、そしてルカス・バスケスが初召集! 今シーズンの活躍をみれば、今後のことを考えても呼ばれるべき選手だと思います。嬉しいですね。マドリーの公式に、代表召集が決まったことを教えられたバスケス(教えてる声は、たぶんアルベロア)の表情が出てます。
今後は、合宿、トレーニングマッチ等を経て、最終登録の23人が決められることになります。

この夏は、EURO、コパ・アメリカ、オリンピックとインターナショナルの大きな大会がいろいろありますね。マドリーの選手たちの代表情報は、また出揃ったらまとめようかと思います。


クリスチアーノもバスケスも元気
2日間の休養を経て、17日からトレーニングが再開されています。デポル戦で途中交代したクリスチアーノは問題なく全体練習に参加しています。ひと安心。膝を痛めていたバスケスも、ボールを使ってピッチでトレーニングを実施中。あとはトレーニング中の怪我などないように。




リーガ最終節、デポルティーボ戦、召集選手

2016-05-14 13:21:50 | football
リーガ最終節、デポルティーボ戦、召集選手
GK:ナバス、カシージャ、ジャネス
DF:ヴァラン、ぺぺ、ラモス、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ダニーロ
MF:クロース、ハメス、ベイル、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルカス・バスケス、ヘセ

負傷欠場:なし
サスペンション:なし

前節欠場したナバスやベイル、カルバハル、メディカル情報が出ていたバスケス、すべてこのリーガ最後の試合に間に合い、召集リストに入りました。リーガ最終節で、弱いながらも優勝の希望も残っていて、しかもその先にまだ大きな目標が残っていて、そしてすべての選手が戦える状態。何か嬉しいですね。
リーガの方は厳しいには違いないですが、とにかくまずは目の前の試合に勝つこと。それが、CLファイナルに向けた、良い準備のひとつになるだろうと思います。




アルベロアの惜別

2016-05-10 06:17:25 | football




2015/2016 Liga Espanola 1a division Jornada 37
Real Madrid C.F. 3-2 Valencia

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド

久しぶりにクリスチアーノとベンゼマのゴールが見られて良かったです。
前半は、まあマドリーもとても良いとは言えなかったと思いますが、怖い存在のバレンシアがそんなに怖くないというか厳しくなくて、比較的優位に試合を進められたと思います。後のことを考えたら、前半で2点取れたのは良かった。マルセロ、ハメス、バスケスと共に、クリスチアーノもベンゼマも、自分の仕事をしてくれたと思います。
後半は、バレンシアが立て直したのかマドリーが疲れが出たのか集中力を欠いたのか、攻められる場面が増えました。そんな中で、カシージャ大活躍。失点場面は致し方なかったと思いますが、それ以外にいくつ防いでくれたか。ナバスの活躍のおかげでカシージャの出場機会はわずかですが、出てきた時にこんなにも働いてくれるのは、本当にありがたいし、嬉しいことです。

そして、アルベロア登場。ピッチに入った後、セルヒオ・ラモスはキャプテンマークを譲ったんですね。あの場面、ベルナベウのファンたちが温かく迎えるだろうとは思っていましたが、あの大きなユニ型の弾幕まで用意されたいたことに驚きましたし、改めて、熱狂的なマドリディスタたちに不覚愛されていたのだと感じました。試合自体は、余裕を持ってアルベロアを送り出すという状況ではなく、最後までリードを守りきることに必死な展開となりましたが、そういう貢献をしてベルナベウでの最後の試合を締めくくれたことも、アルベロアらしいのかもしれません。

試合後も良かったですね。仲間たちとピッチの中央でベルナベウの四方に挨拶し喝采を浴び、胴上げがあり、花道を作ってもらって。いったんロッカールームに戻った後、再びピッチに出て、熱狂的なファンが残る一角で再び交流。選手なら、こんなお別れの仕方をしてみたいと願う理想の形だったんじゃないかと思いますし、アルベロアだからこそこんなお別れの仕方ができたのではないかとも思います。最高の技術を持った選手でなくても、プロフェッショナルに徹し、仲間たちをサポートし、チームのために貢献すること。スマートなやり方ではないとしても、ストレートに、マドリーを守るということを体現してきたこと。それを、仲間たちもファンも、よく理解し評価していたというのは、本当に素晴らしいことだと思います。……寂しくなりますね。






バレンシア戦、召集選手

2016-05-08 19:15:32 | football
バレンシア戦、召集選手
GK:カシージャ、ルベン・ジャネス、アレックス・クラニンクス
DF:ヴァラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、アルベロア、ダニーロ
MF:クロース、ハメス、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルカス・バスケス、ヘセ

負傷欠場:ナバス、カルバハル、ベイル

残り2節、今日は全試合一斉開催です。そしてアルベロアの記事でも書きましたが、今シーズン最後のベルナベウでの試合。他力本願ながら絶対に勝たなければいけない試合。バレンシアとは近年カーサでの相性が悪く、とても厳しい試合になると思われます。
シティ戦後、ナバス、ベイルにフィジカルの問題が見つかり、またカルバハルも全体練習に合流できていないようで、この3名が欠場決定。一方で、カゼミロ、ベンゼマが復帰。クリスチアーノもシティ戦後も特に問題はないようで、こちらは一安心。
最近ゴールを続けて決めているベイルや、守備に重要なナバス、カルバハルが欠場というのは不安点んではありますが、チーム全体のモチベーションは高いだろうと期待しています。CLのファイナルに良い状態で向かうためにも、連勝のチームの流れは崩したくないですしね。一斉開催、他の状況も気になりますが、まずは目の前の試合に集中して結果を出してほしいと思います。


追加:モドリッチについて
試合当日というかコンセントレーション直前で、モドリッチがリストから外れました。フィジカルに軽い負荷があり、用心のためとのこと。

アルベロア:別れの日に向けて

2016-05-08 17:31:53 | football
8日に行われるバレンシア戦は、今季ベルナベウで行われる最後の試合。この試合で、アルベロアがマドリディスタたちに別れを告げる、とMARCAが報道しました。またアルベロア自身のインタビューも掲載されています。以下、試合までに終わるかわかりませんが、できるところまでアルベロアのインタビューを。

その前に、所感。
昨シーズン末でも退団?といった空気が報道にはありましたし、今季は右ラテラルに1人補強があって、アルベロアの出場機会はかなり減っていました。また出場機会があっても、少々危なっかしいところも……その時が来たのだなと思います。以下インタビューを読んでいくとわかりますが、過去に実績があったからといって残ることができるクラブではないということ、アルベロア自身よくわかっているだろうと思います。
その時が来たか…と冷静に思う一方で、マドリーに再加入して以来のアルベロアにまつわる諸々は、おそらく近年最強のマドリディスタと言って良いほどのエピソードに溢れている気がして、やっぱり寂しい、惜しい気持ちです。パッと思い出せるエピソードというと最近のことばかりですが、ベンゼマが例の恐喝問題で全世界から叩かれている時に真っ先に「お前の側にいるよ」ってインスタを掲載したり、最終的にはマドリディスタたちに徹底的に嫌われたモウリーニョにも、世話になった・敬意を抱いていると親交は変わることがなかったり。2年前に国王杯を取った時、負傷とリハビリで現地に行けなかったヘセのユニフォームを表彰式に持ち込んでいたり、優勝パレードでラウールの応援マフラーを掲げていたり…仲間への忠誠心、愛情も人一倍。マドリディスモを馬鹿にされ傷つけられれば、これでもかとピケとTwitterで嫌味合戦。みっともない・子供っぽいと言われても、許せない一線を越えられたら率先して声を上げる。あと、ロッカールームで声を出すのも。ロッカールームの映像はなかなか見られませんが、最近だとクラシコの後とか、あと以前デシマの試合前の準備をしている間(この映像は必見)、仲間を鼓舞する声出しをずっとしていたアルベロア。それが、いなくなってしまう……。



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Q:ベルナベウで、レアル・マドリーとしてのラストゲームを迎えますね。
A:そうだな、正直にいえば、そのことについては考えたくなかった。でも実際、昨日の朝目が覚めて、僕がベルナベウでお別れをするというMARCAの記事を見て、それからSNSのメッセージを見て、髪が逆立つようだった。スペシャルな日がやってきたとわかった。でもそれまでは、考えたくなかったんだ。

Q:寂しさと喜びとが混ざったような気分か、それとも別れを辛く感じているか。
A:人生の最良のものを後に残していくということでは、寂しくて憂鬱な気持ちだよ。たとえどこへ行ったとしても、僕がここで得てきたような幸福を見つけることはできないだろうとわかっている。でも、来るべき時が来たということ。喜びをもって、ファンとクラブにさようならを言うことができる。それは最高なことだよ。

Q:チームを離れることについては、じっくり考えたことでしょうか。
A:そうしないで来たんだ。今こういうことになって、受け入れようとしているところ。でも、ちょっとナーバスになっているよ。

Q:ベルナベウでのお別れでどのようにしたいか、考えたことはありますか。
A:第一に望むのは、試合に勝利してリーガのタイトルを戦い続けるということ。それで、試合が終わったら、ピッチの中央に出て行ってファンにお別れを言う。こんなにも愛してくれたことに感謝したい。それで僕は幸せだろう。

Q:泣いてしまう準備は。
A:そんな準備はできてないし、泣かずにいたいよ。でももし泣いてしまっても、それは幸せだからだ。間違いなく。僕はいつも落ち着いて自分の感情を隠す人間だから、その場でどうなるかわかるだろう。

Q:「エスパルターノ」の最もか弱いところを見るわけですね。
A:(笑って)そうだね、いろいろな感情が集まる瞬間になるだろうし、それをどうしたらいいか難しいだろうな。でも、すべてナチュラルな状態でいたいよ。

Q:アルベロアのマドリーでの冒険を終わりにさせるものは何でしょうか。あなたのキャリアにおいて最も難しい時というこでしょうか。
A:7年間もいられたことは嬉しいし、こんなにも長くこのクラブにいられるとは、その時には全く思っていなかった。振り返ってみても、感じられるのは誇り、プライドだけだ。マドリーを離れるのは決して容易なものではないから、僕にとっては寂しい瞬間だ。でも振り返ってみれば、満足と誇りを感じられる。これまでの僕の人生で本当に幸せな時間だった。

Q:すべてを勝ち取ってきました。名誉に感じているのでは?
A:もちろん。マドリーでプレイすること、それが名誉なことだ。おそらく、1人のフットボール選手として得られる最高のこと。僕にとっては、最上のことだった。マドリーでプレイし、毎日バルデベバスでトレーニングすること。このユニフォームを身につけることが、毎日の喜びの源だったし、おまけにタイトルを得る幸運にも恵まれた。それにすべての監督たちからのサポートも得てきた。ペジェグリーニ、僕が敬愛するモウ、カルロ、ラファ、そして子供の頃のアイドルだったジダンも。もちろん、世界最高の選手たちと毎日トレーニングできたことも。名誉であり、チャレンジだった。僕は多くのものを勝ち得てきたけど、レアル・マドリーでの毎日ほど幸せに感じられるものはないよ。

Q:私たちは、あなたがマドリーを離れることについて話していますが、契約の更新や、最後に状況が変わる可能性は。
A:そう、役立つ存在だと感じていたいし、今シーズン多くの時間ではピッチの中で主役になりたかったのにできなかったから、辛いことだ。過去の経歴によってマドリーにいるわけにはいかない。未来に貢献できるだけが、いることができる。さようならを言う時だし、僕がそれを言うのに正しい時だと思っている。

Q:エスパルターノのいないレアル・マドリーは、何かを失っているようなものだと信じているマドリディスタが多くいます。ロッカールームでのあなたの姿は大切なものでした。
A:僕は大きな遺産をチームの仲間たちに残していくよ。マドリディスモの素晴らしい守り手たちがいるんだから。ラモスやカゼミロ、カルバハル、ナチョのように…それに外部から来た選手たちも、まさにマドリディスタだ。モドリッチのように、ここへきた最初の日から彼はそうありたいと望み、このクラブを守ってきた。僕がそうしてきたように、マドリーを守って欲しい。

Q:マドリディスタについて言いたいことは。
A:この年月で、僕、そして僕の家族が受けた愛情に対しては、ただ感謝するだけだ。彼らには、永遠の恩義を感じている。そしてこのエンブレムを何があっても守っていく、常に白の人々に拍手喝采を送る。

Q:あなたのことを、どのように、どうやって覚えていてほしいと思いますか。
A:何年も前に1人のファンとしてここへやってきて、4階席から試合を見ていた。幸運なことにピッチを歩くことができ、やがてピッチの中でレアル・マドリーを守る者となった。僕は、君たちの中の1人だよ。

Q:あなたがマドリーをより守っていたのが、ピッチの中でのことか、ピッチの外でかわかりません。プレイすることを決してやめないことが、常にクラブを守るための手段とも言える。
A:ピッチの中での方が僕はより幸せだった。自分がプレイしてきたすべての試合、多くのビッグゲームで重要な存在を担えた。ピッチの外では、僕はレアル・マドリーの選手なら誰でもそうすることを果たしてきた。

Q:あなたはマドリディスモのシンボルになりました。今現在、誰がチームの中で「ニュー・アルベロア」になり得るでしょうか。ロッカールームで重要であり、カンテラを代表できるのは。
A:わからないよ。確実なのは、多くのファンが僕の気持ちを反映してくれてきたこと。彼らは僕がすることをしていた、つまりこのクラブを守るということを。彼らはそれを自分たちなりのやり方でやっているし、僕自身もそうだ。僕がよりそこに集中していたというのは本当だけれど、彼らも彼ら自身でマドリディスモを守っていたと感じているだろう。

Q:このクラブには、より情熱的にクラブを守る人物が必要だと思いますか。
A:ブトラゲーニョがその仕事を十分に果たしているし、彼はそれを見事に現している。でも、マドリーでは情熱的にやるということが、特に大変というのも確かだ。マドリーのための物差しと、それ以外の世界のための物差しがあるから。それこそが、ファンに辛い思いをさせているものだと僕は思っている。だから確かに、時には、不公正なことから守ったり、このクラブに対してどういう扱いをするか世界に示すために、声を上げる人がいなかったりする。イエスだと思う、これがマドリディスモが持っていないことだ。

Q:レアル・マドリーのカピタンになるということが、心残りのトゲになっていますか。
A:ノー。そうなれば名誉なことだっただろうが、キャプテンマークにふさわしい仲間がたくさんいる。

Q:マドリーのロッカールームをリードしていくのに、ラウールがお手本になっていたでしょうか。
A:ラウールからは、僕はいつもお手本になることでカピタンでありたいと思い続けていた。彼は常に最初にウォームアップを始めていた。より熱心で、誰よりも真面目で、最初にやってきて最後に帰っていく…それがラウールのやり方だ。言葉や何かよりもね。今シーズンは僕にとって難しい年だったけれど、ベストのプロフェッショナルでいるよう努力してきたし、決して諦めなかった。

Q:マドリーでの年月で思い出すことは。
A:たくさんあるから…でも、楽しむことよりも、勝利を求められるが故に厳しい日々を過ごした。そういうのは、常に行うには不可能なものだけれど。

Q:何か後悔していることは。
A:どちらとも言えない。わからないけど、でもはっきりと、誠実な思いがある。僕は、みんなと同じようにやってきたと考えている。

Q:「ともに行こう、ともに死のう」、レアル・マドリーでのあなたのモットーです。
A:そう、僕たちみんなが一緒であれば僕たちはもっと強くなれる、これがファンに向けて表明するやり方だ。成功は皆のものだからね。

Q:モウはあなたにとって特別な存在でしょうか。モウリーニョが就任した前と後のアルベロアに違いは。
A:マスコミ的にはそうだろうね。確実に、僕に対するマスコミの対応は、その意味では大きく変わったから。でもモウは、フットボールの側面だけではなく、人間としても僕をサポートしてくれた。自分の考えを口にするのを恐れるな、自分のクラブを守ることを恐れるな。それが、ジョゼが僕に残してくれた遺産であり、常に感謝を感じることだ。周囲からの尊敬を失ったということについては、彼にも悪い部分があったのは本当だ。でも良い点は、自分が正しいことをしているとわかって、誠実な気持ちで日々休むことができるということだ。

Q:モウリーニョの言葉で覚えているのは。
A:彼が言っていたのは「”紳士たること”とは、ピッチの中で死ぬということであり、安っぽい哲学ではない」と。これこそ、彼のパーソナリティと、マドリーとは、そのフットボールとはをはっきり表している。

Q:SNSでの今の状態はどう説明できますか。
A:思うのは、人々が、アルベロアとはこうやってクラブを守ろうとしている、と見ていること。結果として僕自身にいろいろな因果が起きたとしてもね。でも、僕は自分がしなければならないことをした、何よりもクラブを守るということを。

Q:あらゆるギャラクティコとプレイしてきました。最も印象深かったのは。
A:夢のようだったね。ラウール、ジダン、ロナウド、ロベルト・カルロス、フィーゴ……まだ20歳で、テレビで見ていたよ。それからフロレンティーノの2度目の就任があって、クリスチアーノ、カリム、カカがいて…世界最高峰の選手たちだ。こうした最高の選手たちとトレーニングできるのは、幸運でありチャレンジでもあった。僕にしてみれば、これも1つのタイトルだったよ。彼らを見て言うんだ、「どうやってそんなに上手にフットボールができるの?」と。口をぽかんと空けてしまうよ。

Q:すぐ近い将来はどうしますか。もっとプレイするつもりですか。
A:プレイし続けるよ、それははっきりしている。トレーニングもプレイすることも好きだし、身体が無理になるまでは続けたい。僕が成し遂げたいことの1つに、マドリーの指導者になってファイナルまで行き成功をおさめるというのがある。でもまだ何もない、来シーズンどこにいるかはわからないよ。

Q:あなたのマドリーとのお別れは、リーガとCLのダブルという大きなものになる可能性があります。
A:夢に見るようなお別れだね。アトレチコと戦ってウンデシマを勝ち取る…それ以上は望めないエンディングだ。でも、僕たちの前に立ちはだかっているのはとても大きなチャレンジだ。僕たちは、ベストな時代にあるライバル、おそらく今現在ヨーロッパで最強であろうチームについて話しているんだ。アトレチコに勝ちたいのなら、パーフェクトな試合をするだけではなく、僕たちの命を懸ける試合になる。

Q:ロッカールームの仲間は、ダブルの可能性を考えていますか。それとも皆、ミラノでのファイナルに集中しているか。
A:僕たちは、リーガで残っている2つの試合に勝つことに集中することの重要性について話し合っている。それ以上のことはない。僕たちが自分たちの仕事をすれば、結果が見えてくるだろう。物事は起こるものだし、リーガでも何事も起こり得る。

Q:アトレチコとの新たなファイナルを、チームはどのように受け入れていますか。
A:自分たちの目の前に、壁、障害となるもの、大きな石が立ちふさがっていることを理解している。僕たちのベストを尽くさねばならない。彼らは大きな自信を付けている。リーガでは僕たちの上位にいて、しかも今シーズンは僕たちよりも多くの補強資金を使ったほどだ。彼らが自分たちが優位だと感じる理由はたくさんあるし、僕たちにしてみれば彼らを倒すためにはすべてを尽くさねばならないと理解するだけの理由がたくさんある。

Q:リスボンで勝利した経験はアドバンテージなのでは。
A:そうであればと願っているよ。彼らには、マドリーに再びファイナルで敗れたらどんなに辛いかという不安があるかもしれない。それに確実に、試合の最後の瞬間まで僕たちが息をしている、ということを考えるだろう。彼らにとっても大変な試合になるだろうし、僕たちがファイナルに来ることを望んでなかったはずだ。

Q:アトレチコは、カップを取れなかったとしても、上昇し続けているという感触を与えています。
A:リスボン以来、彼らは多くの試合を勝っている。でも何よりも重要なのは、僕たちが勝つこと。チチャリートのゴール(昨シーズンのCL)が思い出されるよ。でも僕たちは、彼らが非常に強いチームであり、大きな自信を得ているということを理解している。僕の考えでは、ファイナルはイーブンだ。彼らは、何年も一緒にやって来た仲間で一体になっていて、一方で僕たちのジダンは、就任してまだ数か月だ。彼らには多くのアドバンテージがある。でも良いこともある、それは僕たちがマドリーだということだ。

Q:対戦相手がアトレチコであり、彼らに敗れる可能性があるということが、さらなるプレッシャーとなっているでしょうか。
A:ノー。チャンピオンズ・リーグのファイナルだ。幸運なことに僕たちはデシマを手にしたけれど、手にできなかった彼らが再び僕らと対戦するというのは、よりプレッシャーだろう。僕たちは既に1度勝っているのだから。おそらく彼らの方がよりプレッシャーを感じるだろう。でも試合の中では、何事も起こり得るんだ。

(了)

A Por La UNDECIMA!!

2016-05-05 06:36:20 | football





2015/2016 UEFA Champions League Semi-Final 2nd-leg
Real Madrid C.F. 1-0 Manchester City

マドリーのゴール:ギャレス・ベイル(OGではない断じて)

1stレグに続いてカップ戦的「つまらない試合」だったとは思いますが、目標にさらに近づいたという意味を考えれば十分です。いまいち乗ってこないシティのリズムに合わせてしまったのもあるだろうし、1点取れたなら後は慎重に行けば良いという…この辺りがジダンらしさの現れかもしれません。前の試合に比べたらディフェンスも確かにゆるいところもあったと思いますが、カゼミロが欠場している中、クロース、モドリッチの中盤、左サイドの守備に走るイスコ、確実に相手を跳ね返していたカルバハル、ラモス、ぺぺ……守備は確実にという意識は常にあったのではないかと思います。まとめていえば、みんなよくがんばった。
ゴール欄にも書きましたが、ベイルのゴールで良いじゃんあれ…という、値千金のゴール。良い時間に決まったと思います。まあ2点目、3点目が決まっててくれたら言うことなかったですが。クリスチアーノもいろいろ工夫した動きをしているとは思いましたが、ヘセやベイル、他の選手ともなかなかうまく合わなかったですね…。ベイルが妙にロストが多くて、足を少し痛そうにしてましたが、そんな影響もあったんでしょうか。痛そうといえば、試合終盤のナバスが足を引きずっていたのもちょっと心配…。

リーガもまだ2試合残っていますが、この先は週1ペース、ファイナルまでも3週間あります。できる限り全員、コンディションを完全な状態に整えてその日を迎えてほしいと思います。

ファイナルだ!






フェリペ国王とソフィア王女と一緒に。

マンチェスター・シティ戦 2nd-leg、召集選手

2016-05-04 18:21:07 | football
マンチェスター・シティ戦、召集選手
GK:ケイロル・ナバス、カシージャ、ジャネス
DF:ヴァラン、ぺぺ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ダニーロ
MF:クロース、ハメス、ベイル、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ルカス・バスケス、ヘセ、マジョラル

負傷欠場:カゼミロ、ベンゼマ

いよいよCLセミファイナルの第2戦。召集選手は上の通りで、残念ながらベンゼマは間に合いませんでした。また予想していなかったのが、カゼミロも腰部の違和感で欠場が決まったこと。ジダンが監督に就任し、浮き沈みのある時期を経て安定して行ったのはカゼミロが中盤底のレギュラーとして出るようになってからだと感じていますので、ベンゼマ欠場も相まって不安な点です…。パスの精度が多少物足りないところはあっても、それを上回る中盤の守備、サイドバックのフォローをしてくれていたので…。
でもまあ、出られないものは仕方ない。シーズン頭から紆余曲折があって、相変わらず波風だらけのマドリーらしいシーズンでもありましたが、シーズン終盤に向けてジダン監督とともに良い形でチームがまとまり盛り上がってきた。この大切な試合、出られる選手がフォローしあってしっかりした試合を見せてほしいです。次の試合につなげるために、それから前回のヴォルフスブルク戦以上に応援してくれるはずのベルナベウ、マドリディスタたちのためにも。

またもベイル!

2016-05-02 08:28:28 | football


2015/2016 Liga Española 1a division Joranada 36
Real Sociedad 0-1 Real Madrid

マドリーのゴール:ギャレス・ベイル

前節ラージョ戦に続いてまた苦しい展開の中、ベイルのゴールで勝ち点3をキープ、という結果でした。クリスチアーノもベンゼマもいない中、マジョラルがトップで、ベイルが右、バスケスが左とあまり組んだことのない前線。やはり合わないところはあるものの、けっこうゴールチャンスは作れていた方だと思います。が、何より最後を決めきれない…。ベイルを中心に、頑張っていたとは思いますが。それでも諦めたり気持ちを切らせたりせずに、守備の意識もしっかりもったまま。最後はイスコから、右サイドに回っていたバスケスにパスが出て、バスケスからクロス、これをベイルが豪快にヘディングでゴール! リハビリ中にお世話になったのかフィジコのところへまっしぐらのベイルと、今日は完全に出番なしという感じでベンチからやきもきした表情で試合を見守っていた(応援団長)マルセロやぺぺ、カルバハルなど控え選手、出場していた選手達がこの貴重なゴールを喜んでいるシーン、良かったです。
上の2チームが勝ち点を落とさない、リーガは苦しく感じますが、もう1つのタイトルのためにも、ローテーションの目的も達成し、出られる選手で勝ち点3を重ねられているのは、これもチームの力が付いてきているということ。良い形で、水曜の決戦に臨めるのだと思っています。


5月1日のトレーニング
日曜日のトレーニング、クリスチアーノが全体練習に一部復帰。ランニングと軽くボールに触るところまでで、まだ完全な状態ではなさそうです。というか、完全な状態じゃなくても試合には出てくるつもりのようで、それが心強くもあり、心配でもあり…。水曜まで、できるだけ良い状態に戻って欲しいです。