抑え気味に再開
マドリーの皆さんは、火曜日のお休みを経て、水曜日よりトレーニング再開。なんですが、負傷者がなかなか戻ってこられない状態が続いています。。
まず、ベンゼマ、ラス、ドレンテは、ランニング中心のメニューで、まだ全体トレーニングに加わることはできていないようです。また今日は、アルビオルがこのグループに加わっての別メ調整となりました。一方で、カカとガライは、室内での調整。
ラシン戦は日曜19時からで、試合日までは3日トレーニングできるわけですから、まだ焦る必要はないとは思います。でもセントラル2名が別メ、ガライは未だ室内調整、とか言われるとドキドキするなあ……。
AS記事からの補足:
アルビオルは軽い違和感がある程度で、ラシン戦への出場を妨げるようなものではないとのこと。ベンゼマ、ラスは、室内調整からランニングに出てきて、10分間ほど走った後、また室内に戻った模様。また、カカ、ガライ、ドレンテは、冒頭の訓話に顔を出した後は、終始室内調整だったとのことで、微妙に公式と違う点もあります。
ちなみにトレーニング開始時には、24歳になったばかりのセルヒオ・ラモス、2人目の子供が生まれたシャビ・アロンソの、奇しくもサスペンションコンビが、チームの皆から祝福されたそうです。
慎重に
本日のAS辺りでは、マドリーの来期の最優先ターゲットはシルバだ、ペジェグリーニもとっても気に入ってるし、という感じの記事が出ておりました。本日のマドリーのプレスカンファレンスで、このことについて質問されたらしい担当者アルビオルは、盛大にシルバを褒め称えたようです。
「彼は違いを作れる選手で、本当に素晴らしい。それに僕は、皆が知らない、1人の人間としての彼にもハイライトを当てたい。彼は最高に優れた人間で、素晴らしいチームメイトだ。トップレベルにあるどんなチームでも、彼が戦力として入ることは大きなものになるだろう。」
これでも、いろいろ気を遣ってるんだと思います、アルビオル。
主役はセルヒオ・ラモス
で、トレーニング終了後ですが、選手たちは「エル・テレグラフォ」というレストランに集合しまして、クラシコを控えた決起集会みたいな、セルヒオ・ラモスの24回目の誕生祝みたいな、とにかくそんな感じの食事会を開催したそうです。フロント関係者やコーチ陣などは呼ばない、選手だけの会。 すみません、思い切り訳し間違い。フロント関係者はいないが、コーチ陣は一緒だった、が正解。
MARCAによれば、欠席したのは、マルセロとラス、シャビ・アロンソ(2回目の父親になったばかりだそう)、アダン。
ちゃんとペジェグリーニもいますね(おみや持ってるし)。ペペかっこいいな。
2人のマドリー産監督
El Confidencialに、カマーチョとミチェルが参加しているインタビューがありました。内容は真面目そうなんですが、わりとどちらも本音が出ていてちょっと面白そうな感じがするので、ぼちぼち読み勧めてみようかと思います。けっこう長くて、まだこれでも2/5くらい。ですので、とにかくまあぼちぼちと。
------------------
カマーチョからミチェルへ:「歴史は、君がマドリーの監督になるべきだと言っている」
ただ純粋にフットボール。これが、マドリーのトロサにあるレストラン、フリアンで開かれた「ラ・リーガBBVAの秘密」の第3回から、我々が得たことだ。そしてこれは、古くからの知己であるカマーチョとミチェルが顔を合わせ、2時間に渡って楽しく話をしたものだ。友人であり、マドリディスタであり、何よりもフットボールの人間。2人はロッカールームを分け合い、それぞれの人生に何かが印された。レアル・マドリーのユニフォームとエンブレムだ。「もちろん、我々はレアル・マドリーにリーガを獲ってほしいと願っているよ。」 彼らはそう話す。
Q:時々顔を合わせたり、90分間の敵になったりすることを、どう受け止めていますか?
カマーチョ:友人はイエス、ライバルというのはノーだ。状況によっては、彼は自分の、私は私のチームを守らねばらない。でもそれ以上のものはない。
ミチェル:結局最後には、フットボール選手というのはそのチームカラーによらず、選手として友人になれるのだから、良いことだよ。試合が終わると、友人たちの結果がいつも気になる。この場合はホセ(カマーチョ)のことだね。そして彼が勝っていれば嬉しいものだ。とてもシンプルなことだよ。
Q:なるほど、仲の良い友人ですね。しかしカマーチョは、あなた方が顔を合わせる2試合は、もっと大きなものに値すると言っていました。
ミチェル:そのとおりだよ。我々のカーサでは、勝つか負けるかだ。だけどパンプローナではもっとイーブンになりやすい。
カマーチョ:それがフットボールだ。もっと多く対戦して、もっとバランスの取れた結果になると良いと思うよ。
ミチェル:このままにしておくのが一番(笑)。ホセはもう、ある試合で私にそう言ったんだよ。「皆が我々をもっと批判したり、我々についてもっと話したりしてほしいものだ」ってね。
Q:今シーズンも残り9試合まできましたが、今シーズンの目標は達成できたでしょうか?
カマーチョ:私はノーだ。目標は34ポイント、それを早くクリアしたい。今シーズンは、両極の流れがある。まずは責任を果たさなければならない。その後で何が起こるか見てみよう。
ミチェル:私たちの第一の目標は、まずは残留だったが、これはもう達成した。なぜなら、昨シーズンの困難な状態を乗り越えられたのだから。そのシーズンを通じて、他の期待が開かれてきた。だから、我々は何にもギブアップしないよ。
Q:ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、チャンピオンズについても話をしていますが・・・
ミチェル:それは良いことだし、私もそう言っている。私たち皆が、ポジティブなこと、できるだけ高い目標について考えるのは当然だ。チームのメンタリティが小さく控えめであれば、自分たちを低いものとして見て、甘えてしまう。残りのスケジュールは、対戦相手よりも我々にとって好ましいものになっているしね。ただ、シンプルな試合を心がけること、失敗すればすぐに逆の展開になることを頭においておかなければ。これは獲らぬ狸の皮算用というのではなくて、そういうものなんだ。
カマーチョ:こういうことは、会長が新しい監督を雇って、我々はチャンピオンズを、UEFA杯を、あるいは残留を目指すと宣言するように、シーズン当初に大いにあることだ。そこから始まって、自分たちの望むものを手に入れたり、目標を達成できないこともある。多くの要因に影響を受けるのが試合というものだからね。経営が許せば多くのことができるし、選手獲得があるかないかは異なる状況を生み出すだろう。ヘタフェは何試合かの勝利でプラスになるものを手にした。もし我々が勝てなかった7試合のうち2試合でも勝てていれば、我々もヘタフェと同じようになっているだろう。何についてもあきらめるべきではない、しかしオサスナの第一の目標は残留だ。
ミチェル:忘れてはいけないのは、オサスナもヘタフェも最後の瞬間まで、降格を避けるために戦っているということだ。
Q:リーガが、レアル・マドリーとバルセロナの2つの上位クラブで決まっていることは良いと思いますか?
カマーチョ:これはサイクルだ。多かれ少なかれ、どこにでもこういうことはある。いつでも顔を出すのはバレンシアやアトレチコ、時にはラ・レアルやアスレチックだった・・・今では、3ポイントとエコノミックパワーがすべてを変えてしまった。私がレアル・マドリーでプレイしていた間中、今のように、世界中の最高の選手たちすべてを獲得できるようなチャンスはなかったね。リーガでは、相手の領域を疑うのはとても難しい。試合ごとに、注意しろ!どこでも彼らを破る可能性はあるんだから、って。でも今は、その差は広がってしまった。
ミチェル:私は、その影響でヨーロッパの大会に出るのが簡単になったとも思っている。今は、各チームが、よりシンプルなやり方で、それぞれの目標により到達しやすくなっている。以前は、チャンピオンズリーグを戦えるのは優勝チームだけだったが、今は4位まで。UEFAは7位まで可能だ。
Q:今は、マドリーとバルサ、それ以外との差が広がってしまっていると思っていないですか?
ミチェル:そのとおりだよ。今彼らは、1試合でも負けたり引き分けたりということは考えてないようだ。大きな差があるよ。そう、そして3位から16位まではほとんどどこも同じレベルで、気を抜くと落ちてしまう。
カマーチョ:その証拠が、レアル・マドリーが、すべてのチームを束にしたよりも多くの金を、1人の選手の獲得に使ってしまうところにあるね。
Q:この2チームと対戦する際には、あなた方の選手たちにどんな準備をさせますか?
カマーチョ:簡単だよ。このレベルの選手たちは、インパクトの大きな試合でするべきことはすべて理解している。我々のころにはそんな大きな差はなかったけどね。
ミチェル:場合によっては、何かそれ以上のことができるように、選手を説得する必要もある。その試合に向けて1週間、どうやってダメージを与えるか準備する。でも、最後には、越えがたい距離がもっと広がっていると信じる選手が出てくる。
Q:では、あなた方が選手だった頃は?
カマーチョ:そんなに大きな差はなかったと思うが、でも私はリーガを9回取ったんだよ。レアル・マドリーは、常にすべてで勝利しようとしていた。今は、例えばパンプローナやマラガでプレイするのはより楽になっているだろうな。
ミチェル:一番わかりやすい例があるよ。当時は、フエラでエンパテというのは悪くなかった。でも今だったら、完全な失敗になるだろう。(意味わかんない一文カット)。
後半はこちら。
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マドリーの皆さんは、火曜日のお休みを経て、水曜日よりトレーニング再開。なんですが、負傷者がなかなか戻ってこられない状態が続いています。。
まず、ベンゼマ、ラス、ドレンテは、ランニング中心のメニューで、まだ全体トレーニングに加わることはできていないようです。また今日は、アルビオルがこのグループに加わっての別メ調整となりました。一方で、カカとガライは、室内での調整。
ラシン戦は日曜19時からで、試合日までは3日トレーニングできるわけですから、まだ焦る必要はないとは思います。でもセントラル2名が別メ、ガライは未だ室内調整、とか言われるとドキドキするなあ……。
AS記事からの補足:
アルビオルは軽い違和感がある程度で、ラシン戦への出場を妨げるようなものではないとのこと。ベンゼマ、ラスは、室内調整からランニングに出てきて、10分間ほど走った後、また室内に戻った模様。また、カカ、ガライ、ドレンテは、冒頭の訓話に顔を出した後は、終始室内調整だったとのことで、微妙に公式と違う点もあります。
ちなみにトレーニング開始時には、24歳になったばかりのセルヒオ・ラモス、2人目の子供が生まれたシャビ・アロンソの、奇しくもサスペンションコンビが、チームの皆から祝福されたそうです。
慎重に
本日のAS辺りでは、マドリーの来期の最優先ターゲットはシルバだ、ペジェグリーニもとっても気に入ってるし、という感じの記事が出ておりました。本日のマドリーのプレスカンファレンスで、このことについて質問されたらしい担当者アルビオルは、盛大にシルバを褒め称えたようです。
「彼は違いを作れる選手で、本当に素晴らしい。それに僕は、皆が知らない、1人の人間としての彼にもハイライトを当てたい。彼は最高に優れた人間で、素晴らしいチームメイトだ。トップレベルにあるどんなチームでも、彼が戦力として入ることは大きなものになるだろう。」
これでも、いろいろ気を遣ってるんだと思います、アルビオル。
主役はセルヒオ・ラモス
で、トレーニング終了後ですが、選手たちは「エル・テレグラフォ」というレストランに集合しまして、クラシコを控えた決起集会みたいな、セルヒオ・ラモスの24回目の誕生祝みたいな、とにかくそんな感じの食事会を開催したそうです。
MARCAによれば、欠席したのは、マルセロとラス、シャビ・アロンソ(2回目の父親になったばかりだそう)、アダン。
ちゃんとペジェグリーニもいますね(おみや持ってるし)。ペペかっこいいな。
2人のマドリー産監督
El Confidencialに、カマーチョとミチェルが参加しているインタビューがありました。内容は真面目そうなんですが、わりとどちらも本音が出ていてちょっと面白そうな感じがするので、ぼちぼち読み勧めてみようかと思います。けっこう長くて、まだこれでも2/5くらい。ですので、とにかくまあぼちぼちと。
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カマーチョからミチェルへ:「歴史は、君がマドリーの監督になるべきだと言っている」
ただ純粋にフットボール。これが、マドリーのトロサにあるレストラン、フリアンで開かれた「ラ・リーガBBVAの秘密」の第3回から、我々が得たことだ。そしてこれは、古くからの知己であるカマーチョとミチェルが顔を合わせ、2時間に渡って楽しく話をしたものだ。友人であり、マドリディスタであり、何よりもフットボールの人間。2人はロッカールームを分け合い、それぞれの人生に何かが印された。レアル・マドリーのユニフォームとエンブレムだ。「もちろん、我々はレアル・マドリーにリーガを獲ってほしいと願っているよ。」 彼らはそう話す。
Q:時々顔を合わせたり、90分間の敵になったりすることを、どう受け止めていますか?
カマーチョ:友人はイエス、ライバルというのはノーだ。状況によっては、彼は自分の、私は私のチームを守らねばらない。でもそれ以上のものはない。
ミチェル:結局最後には、フットボール選手というのはそのチームカラーによらず、選手として友人になれるのだから、良いことだよ。試合が終わると、友人たちの結果がいつも気になる。この場合はホセ(カマーチョ)のことだね。そして彼が勝っていれば嬉しいものだ。とてもシンプルなことだよ。
Q:なるほど、仲の良い友人ですね。しかしカマーチョは、あなた方が顔を合わせる2試合は、もっと大きなものに値すると言っていました。
ミチェル:そのとおりだよ。我々のカーサでは、勝つか負けるかだ。だけどパンプローナではもっとイーブンになりやすい。
カマーチョ:それがフットボールだ。もっと多く対戦して、もっとバランスの取れた結果になると良いと思うよ。
ミチェル:このままにしておくのが一番(笑)。ホセはもう、ある試合で私にそう言ったんだよ。「皆が我々をもっと批判したり、我々についてもっと話したりしてほしいものだ」ってね。
Q:今シーズンも残り9試合まできましたが、今シーズンの目標は達成できたでしょうか?
カマーチョ:私はノーだ。目標は34ポイント、それを早くクリアしたい。今シーズンは、両極の流れがある。まずは責任を果たさなければならない。その後で何が起こるか見てみよう。
ミチェル:私たちの第一の目標は、まずは残留だったが、これはもう達成した。なぜなら、昨シーズンの困難な状態を乗り越えられたのだから。そのシーズンを通じて、他の期待が開かれてきた。だから、我々は何にもギブアップしないよ。
Q:ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、チャンピオンズについても話をしていますが・・・
ミチェル:それは良いことだし、私もそう言っている。私たち皆が、ポジティブなこと、できるだけ高い目標について考えるのは当然だ。チームのメンタリティが小さく控えめであれば、自分たちを低いものとして見て、甘えてしまう。残りのスケジュールは、対戦相手よりも我々にとって好ましいものになっているしね。ただ、シンプルな試合を心がけること、失敗すればすぐに逆の展開になることを頭においておかなければ。これは獲らぬ狸の皮算用というのではなくて、そういうものなんだ。
カマーチョ:こういうことは、会長が新しい監督を雇って、我々はチャンピオンズを、UEFA杯を、あるいは残留を目指すと宣言するように、シーズン当初に大いにあることだ。そこから始まって、自分たちの望むものを手に入れたり、目標を達成できないこともある。多くの要因に影響を受けるのが試合というものだからね。経営が許せば多くのことができるし、選手獲得があるかないかは異なる状況を生み出すだろう。ヘタフェは何試合かの勝利でプラスになるものを手にした。もし我々が勝てなかった7試合のうち2試合でも勝てていれば、我々もヘタフェと同じようになっているだろう。何についてもあきらめるべきではない、しかしオサスナの第一の目標は残留だ。
ミチェル:忘れてはいけないのは、オサスナもヘタフェも最後の瞬間まで、降格を避けるために戦っているということだ。
Q:リーガが、レアル・マドリーとバルセロナの2つの上位クラブで決まっていることは良いと思いますか?
カマーチョ:これはサイクルだ。多かれ少なかれ、どこにでもこういうことはある。いつでも顔を出すのはバレンシアやアトレチコ、時にはラ・レアルやアスレチックだった・・・今では、3ポイントとエコノミックパワーがすべてを変えてしまった。私がレアル・マドリーでプレイしていた間中、今のように、世界中の最高の選手たちすべてを獲得できるようなチャンスはなかったね。リーガでは、相手の領域を疑うのはとても難しい。試合ごとに、注意しろ!どこでも彼らを破る可能性はあるんだから、って。でも今は、その差は広がってしまった。
ミチェル:私は、その影響でヨーロッパの大会に出るのが簡単になったとも思っている。今は、各チームが、よりシンプルなやり方で、それぞれの目標により到達しやすくなっている。以前は、チャンピオンズリーグを戦えるのは優勝チームだけだったが、今は4位まで。UEFAは7位まで可能だ。
Q:今は、マドリーとバルサ、それ以外との差が広がってしまっていると思っていないですか?
ミチェル:そのとおりだよ。今彼らは、1試合でも負けたり引き分けたりということは考えてないようだ。大きな差があるよ。そう、そして3位から16位まではほとんどどこも同じレベルで、気を抜くと落ちてしまう。
カマーチョ:その証拠が、レアル・マドリーが、すべてのチームを束にしたよりも多くの金を、1人の選手の獲得に使ってしまうところにあるね。
Q:この2チームと対戦する際には、あなた方の選手たちにどんな準備をさせますか?
カマーチョ:簡単だよ。このレベルの選手たちは、インパクトの大きな試合でするべきことはすべて理解している。我々のころにはそんな大きな差はなかったけどね。
ミチェル:場合によっては、何かそれ以上のことができるように、選手を説得する必要もある。その試合に向けて1週間、どうやってダメージを与えるか準備する。でも、最後には、越えがたい距離がもっと広がっていると信じる選手が出てくる。
Q:では、あなた方が選手だった頃は?
カマーチョ:そんなに大きな差はなかったと思うが、でも私はリーガを9回取ったんだよ。レアル・マドリーは、常にすべてで勝利しようとしていた。今は、例えばパンプローナやマラガでプレイするのはより楽になっているだろうな。
ミチェル:一番わかりやすい例があるよ。当時は、フエラでエンパテというのは悪くなかった。でも今だったら、完全な失敗になるだろう。(意味わかんない一文カット)。
後半はこちら。
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