10/11 Liga Espanola 1a divicion Jornad 9
Hercules 1-3 Real Madrid C.F.
エルクレスの得点:ダビド・トレセゲ(3)
マドリーの得点:アンヘル・ディ・マリア(51)、クリスチアーノ・ロナウド(81、85)
GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ(77、ベンゼマ)、カルバーリョ、マルセロ
MF:ケディラ、シャビ・アロンソ、ディ・マリア、エジル(85、アルベロア)
FW:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン(85、アルビオル)
ベンゼマ、がんばったなあ。
ベンゼマ、試合後のコメント
レアル・マドリーでのパフォーマンスについて非常に疑問視されていたベンゼマだったが、1-3でエルクレスに勝利した試合後、良い感触があることをコメントした。「試合前に、ミステルと話し合った。彼は、僕がピッチいの中でたくさん貢献できると言ってくれたし、今僕は、理性的な(分別がある)状態だ。」
試合については、「僕たちは3ゴール決めた、これは首位でいるためにとても重要なことだ。難しいピッチだったし、相手は素晴らしいチームだった。」とコメントしている。
最後にベンゼマは、このピッチでの自身のパフォーマンスについて、とても満足していることを保証した。「僕はクリスチアーノのゴールをアシストできた、これが嬉しいよ。」 そして、今は最高のベンゼマが見られるのかと聞かれ、ベンゼマは、「そうだ、今そうなんだよ。」と躊躇せずに答えた。
ながい覚書・感想
試合、面白かったです。勝てたから言えるのかもしれませんが、でもここしばらくリーガでは大量点で圧勝していたマドリーが、この試合では先制点を許し、ハイテンションな相手に手こずる展開。前半はそのハイテンションに付き合って、攻撃のペースが握れず、守備は左右に振られてバタバタでしたが、ハーフタイムで無事に修正が効いたようで、後半はマドリーの時間。追いつき、膠着した状況を覆すべく、やや意表をついた交代、目論見どおり勝ち越して守備固め…と、いろいろな思惑がはまって勝利まで持っていけたのは面白かった。
エルクレスは、ここまでバルサもセビージャも食ってきて、マドリーをカーサに迎えて、と最初からモチベーションが最高潮。先制された場面は、クロス上げられるところについていたマルセロより、トレセゲをフリーにしてウォッチしてしまったペペの責任かなあ。ペペは連戦の疲労なのか、ちょっと集中を欠いている感じが目に付いた。
今期初めて先制される展開で、ここからどう跳ね返すか、でしたが、なかなかマドリーは自分たちのペースに持ち込めず。試合が落ち着いているときや、ある程度チャンスが作れているときには、クリスチアーノが攻撃のリーダーだな、と思うようにもなってきたのですが、今日はガンガン来るエルクレスのペースに飲み込まれてしまった感じ。ここで自分も回りも落ち着かせられるような人が、攻撃の中心にいるといいんだけどなあ(というかクリスチアーノがそうなるべきなのか)。
1-0のままでハーフタイムでしたが、ここでモウリーニョがしかるべき修正とモチベーションアップを図ったらしく(イケルはそこを褒めていたが、どうやったのかは教えてくれなかった)、後半はマドリーが試合を手にできました。
前半のハイテンションがたたったのか、エルクレスは負傷者を出し、動きもすっかり落ちて、引き気味に。早い時間にクリスチアーノのミドルレンジのシュートから、跳ね返りをディ・マリアが蹴りこんで同点。その後、ペースは握ったもののスコアが動かない中で、モウリーニョはペペに替えてベンゼマ投入。モウリーニョは、守備の確実さは揺るがさない人だと思っていたので、最終ライン崩してまで前を厚くするとは思ってなかった、意外な交代でした。
で、ベンゼマさんがここでお仕事。ムルシア戦の前後から、これまで以上にベンゼマの態度・成績への疑問がマスコミで大きく取り上げられ、モウリーニョやチームメイトたちが口々にかばう中で、自分の得点にはならないまでも、2点目と3点目(アシスト)に絡む活躍。この試合でイグアインが、調子悪い・・・というほどでもないかもしれませんが、ちょっと動きが重く感じたので、ここでベンゼマがチームのリズムに乗ってくれるなら何より。というか、ゴールの輪の中でちゃんと笑ってるだけで、ほっとするよ。
勝ち越したところで、イグアインとエジルを下げ、今度はアルビオルとアルベロア、と守備固めを宣言するような2枚換え。どちらもベンチにいさせ続けるのはもったいない2人だけに、こんな展開で重要な出番が回ってくるのは嬉しい。2人が入ったとたん、若いのに後ろを任せて・・・とでもいうように、カルバーリョがボールを持ってぐいぐい上がっていくのには笑ってしまった。
守備固めのあとに3点目が入って、これで後は試合のクローズを待つだけ。最後の辺りは、マルセロまで含めて最終ライン5枚、シャビ・アロンソがその前に・・・と、がっちり守って終了。
ハードな展開でしたが、しっかり結果につながってよかった。この勢いのまま、水曜日はミラノ遠征です。
○マルセロ、あの、2点目の左からのドリブル!
○クリスチアーノ、ピチチまっしぐら。
○なぜか突然ボールが雪中仕様のようなまっきいろになってました。不思議。
○ベンチのカナレス、アルビオルにおしゃべりの相手をしてもらって楽しそう。
○おしゃべりには見向きもしないらしいアルベロア。
○ゴールをベンチで喜んでくれるのはデュデク。