「隠れるな、乗り越えられる」
ASに突然デュデクの記事が登場。マドリーのロッカールームの情報なんてなかなか出てきませんが、デュデクが自著の中でそれを暴露(いい意味で)。懐かしいですね、あの絶望の試合。
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デュデクは、自身のキャリアについて記した著書「プレッシャーの下で」の中で、カンプ・ノウで5-0で敗れた試合後、モウリーニョがロッカールームに対してどのように対処し、何を語ったかについて、明らかにしている。
(以下、イェルジ・デュデク署名)
2010年11月29日、バルセロナは我々に5-0で勝利した。あれは悲惨なものだった。試合後、ロッカールームはまったくのカオスだった。何人かの選手は泣いていたし、他の選手達は言い争っているか、床を見つめていた。そこへ、モウリーニョが入ってきた。彼は、何が起きたかということ、それがチームにとって最悪なことだと理解していた。
彼は俺達を見て、そして言った。「これが君達にとって大きな痛手だということはわかっている。おそらく、君達のほとんどにとって、キャリア史上最悪の敗戦だろう。彼らは今、喜んでいる。リーガを勝ち取ったようにも思っているだろう。でも1つの試合に勝っただけだ。これは始まりに過ぎない。タイトルを手にするまでには、まだ長い道のりがある。明日はオフにしよう。でも家の中にこもっているんじゃない。家族と、子供達や友人達と街中を散歩したり、外へ出るんだ。人々は、君達がこれを克服できているのを見る。人々はおそらく、この敗戦の重要性について話したりするだろう。でも君達は隠れるな。君達は、君達の男らしさを示さなければいけない。この負けを経て、私達はタイトルのために戦わねばならない。」
俺が思ったのは、ちきしょう、彼がなんとも納得のいくことを言った、ということだ。俺達皆が、監督が俺達に言ったことがどう働くか、考えた。俺達はあの悲惨な事態を、思っていたよりも早く克服できた。その時以来、俺はスポーツにおける心理学の重要さと、それによって勝ち負けがどれだけ左右され得るか、ということを理解した。それから俺は、ジョゼ・モウリーニョが、すごいエキスパートで、すごい心理学者だということも理解した。
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ディ・マリア、バラン
L.A.時間で30日のトレーニングについての記事だと思いますが、ディ・マリアとバランに少しフィジカルの問題があるようです。2人は午前のトレーニングに姿を見せず。ディ・マリアは、軽い負荷があったそうですが、午後からは全体のトレーニングに合流できたようです。バランは引き続き、ランニングやストレッチなどをしているようで、ま、動けているなら大きな問題じゃないんでしょう。2人とも最初からプレシーズントレーニングをこなしていて、少し疲労が出てきてたりするのかもしれません。
野球、おまけ
ひとつ前の記事の、野球をするマドリーの人々(ごく一部)ですが、MARCAにもう少し詳しいニュースが出てました。UCLAを訪問したアリゾナ・ダイヤモンドバックスのモンテーロによると、野球に挑戦した選手たちの中では、シャビ・アロンソだけは素晴らしかった、んだそうです。どうもアロンソは、バッティングマシーンで練習したり、野球をやってみたりしたことがあるらしい。ちなみにイグアインは、画像を見て予想できるとおり、空振り連発だったそうで……。
アレックス・フェルナンデス、「2番目の」右ラテラル
マドリーには、右ラテラルがアルバロ・アルベロア1人しかいない。カンテラーノのナチョもこのポジションでプレイできるが、その多才さ(ポリバレント)から、UCLAでのトレーニングでは、セントラルや左ラテラルでプレイしている。このため、もしアルベロアが起用できない場合に、モウリーニョが右ラテラルに置く可能性があるのは、唯一ラスだけだ(彼は右サイドバックでもプレイできる、とカシージャスは前日のインタビューで答えている)。しかし、モウリーニョはこの考えを、トレーニング初日から否定した。ラスは通常、シャビ・アロンソと並んで、中盤に展開している。「俺は監督が命じるどこでもプレイする。俺は、チームのためにすべてを尽くす、疲れを知らない労働者だ」と、ラスは昨日、チームの公式ページで語った。こうした経緯が、モウリーニョに右ラテラルとしてアレックス・フェルナンデスを使わせるようになっている。彼の本来のポジションはメディオセントロであり、オビエド戦では、通常カスティージャでよりも少し上がった位置でプレイしすらした。しかし、モウリーニョには、彼はそう思うところでプレイさせる。アレックスが呼ばれている理由のひとつは、(他のカンテラーノと同様に)、その多才さがある。ミステルはチームの選手達に、複数のポジションでプレイできることを望んでいる。
シャヒンが左ラテラル?
昨年、彼はスターとして契約した。プレシーズンの2回目のトレーニングで負傷し、彼の苦難の道のりは始まった。1年がたち、レアル・マドリーのチームにおけるシャヒンの状況は、極端に変わってきている。カカがチームの一員としてトレーニングしている一方で、トレーニングにおけるシャヒンの役割は、より補助的なものとなっている。
ヌリは、ボルシア・ドルトムントに所属して2010/2011シーズンのブンデスリーガーベストプレイヤーとなった。しかしモウリーニョは、未だ彼をチームの一員とは見ていない。UCLAでトレーニングするマドリーのチーム内にはいるが、モウリーニョの日々のトレーニングを見ると、彼の心はその内部よりも外へと向いている。モウリーニョは、シャビ-ラス、グラネロ-ケディラのメディオセントロ2組を使っている。トレーニングの大部分で彼らは共にプレイし、これがシャヒンがそれぞれのトレーニングで、まるでカンテラーノの1人であるかのように、補助的な役割とさせてしまっているのだ。月曜日午前のトレーニングでは、モウリーニョはシャヒンを、左ラテラルとして起用した。
アーセナルが、レアル・マドリーと2017年までの契約を持つシャヒンの獲得に、最も興味を持っているチームだ。これまで選手との間に合意はないし、またミランが同選手の獲得を求めて割り込んできている。一方でシャヒンは、快適とはいえない状況で耐えて、ニュースを待っている。例えば昨年、UCLAでのトレーニングで左ラテラルがいない時、モウリーニョは穴埋めにアイトール・カランカを使っていた。この数日、ヌリは、自分の役割がまさにそういうものになっていると見ている。
7月15日にトレーニングが開始するまで、シャヒンは、自分がレアル・マドリーで続けていくであろうということを確信していた。彼は、ブンデスリーガで王者になった自身の家、ボルシア・ドルトムントを離れ、勝利するために白のチームにやって来た。しかし、これまでトレーニングに合流していなかった代表選手たちが復帰してトレーニングを始めたこの数日は、シーズンが始まる前に決断を下さねばならないことを心に止めておくよう彼に強いている。彼はプレミアを好んでいるが、しかし出場時間があるチームを望んでもいる。昨シーズンは、マドリーでは公式戦15試合に出場しただけだった。
ASに突然デュデクの記事が登場。マドリーのロッカールームの情報なんてなかなか出てきませんが、デュデクが自著の中でそれを暴露(いい意味で)。懐かしいですね、あの絶望の試合。
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デュデクは、自身のキャリアについて記した著書「プレッシャーの下で」の中で、カンプ・ノウで5-0で敗れた試合後、モウリーニョがロッカールームに対してどのように対処し、何を語ったかについて、明らかにしている。
(以下、イェルジ・デュデク署名)
2010年11月29日、バルセロナは我々に5-0で勝利した。あれは悲惨なものだった。試合後、ロッカールームはまったくのカオスだった。何人かの選手は泣いていたし、他の選手達は言い争っているか、床を見つめていた。そこへ、モウリーニョが入ってきた。彼は、何が起きたかということ、それがチームにとって最悪なことだと理解していた。
彼は俺達を見て、そして言った。「これが君達にとって大きな痛手だということはわかっている。おそらく、君達のほとんどにとって、キャリア史上最悪の敗戦だろう。彼らは今、喜んでいる。リーガを勝ち取ったようにも思っているだろう。でも1つの試合に勝っただけだ。これは始まりに過ぎない。タイトルを手にするまでには、まだ長い道のりがある。明日はオフにしよう。でも家の中にこもっているんじゃない。家族と、子供達や友人達と街中を散歩したり、外へ出るんだ。人々は、君達がこれを克服できているのを見る。人々はおそらく、この敗戦の重要性について話したりするだろう。でも君達は隠れるな。君達は、君達の男らしさを示さなければいけない。この負けを経て、私達はタイトルのために戦わねばならない。」
俺が思ったのは、ちきしょう、彼がなんとも納得のいくことを言った、ということだ。俺達皆が、監督が俺達に言ったことがどう働くか、考えた。俺達はあの悲惨な事態を、思っていたよりも早く克服できた。その時以来、俺はスポーツにおける心理学の重要さと、それによって勝ち負けがどれだけ左右され得るか、ということを理解した。それから俺は、ジョゼ・モウリーニョが、すごいエキスパートで、すごい心理学者だということも理解した。
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ディ・マリア、バラン
L.A.時間で30日のトレーニングについての記事だと思いますが、ディ・マリアとバランに少しフィジカルの問題があるようです。2人は午前のトレーニングに姿を見せず。ディ・マリアは、軽い負荷があったそうですが、午後からは全体のトレーニングに合流できたようです。バランは引き続き、ランニングやストレッチなどをしているようで、ま、動けているなら大きな問題じゃないんでしょう。2人とも最初からプレシーズントレーニングをこなしていて、少し疲労が出てきてたりするのかもしれません。
野球、おまけ
ひとつ前の記事の、野球をするマドリーの人々(ごく一部)ですが、MARCAにもう少し詳しいニュースが出てました。UCLAを訪問したアリゾナ・ダイヤモンドバックスのモンテーロによると、野球に挑戦した選手たちの中では、シャビ・アロンソだけは素晴らしかった、んだそうです。どうもアロンソは、バッティングマシーンで練習したり、野球をやってみたりしたことがあるらしい。ちなみにイグアインは、画像を見て予想できるとおり、空振り連発だったそうで……。
アレックス・フェルナンデス、「2番目の」右ラテラル
マドリーには、右ラテラルがアルバロ・アルベロア1人しかいない。カンテラーノのナチョもこのポジションでプレイできるが、その多才さ(ポリバレント)から、UCLAでのトレーニングでは、セントラルや左ラテラルでプレイしている。このため、もしアルベロアが起用できない場合に、モウリーニョが右ラテラルに置く可能性があるのは、唯一ラスだけだ(彼は右サイドバックでもプレイできる、とカシージャスは前日のインタビューで答えている)。しかし、モウリーニョはこの考えを、トレーニング初日から否定した。ラスは通常、シャビ・アロンソと並んで、中盤に展開している。「俺は監督が命じるどこでもプレイする。俺は、チームのためにすべてを尽くす、疲れを知らない労働者だ」と、ラスは昨日、チームの公式ページで語った。こうした経緯が、モウリーニョに右ラテラルとしてアレックス・フェルナンデスを使わせるようになっている。彼の本来のポジションはメディオセントロであり、オビエド戦では、通常カスティージャでよりも少し上がった位置でプレイしすらした。しかし、モウリーニョには、彼はそう思うところでプレイさせる。アレックスが呼ばれている理由のひとつは、(他のカンテラーノと同様に)、その多才さがある。ミステルはチームの選手達に、複数のポジションでプレイできることを望んでいる。
シャヒンが左ラテラル?
昨年、彼はスターとして契約した。プレシーズンの2回目のトレーニングで負傷し、彼の苦難の道のりは始まった。1年がたち、レアル・マドリーのチームにおけるシャヒンの状況は、極端に変わってきている。カカがチームの一員としてトレーニングしている一方で、トレーニングにおけるシャヒンの役割は、より補助的なものとなっている。
ヌリは、ボルシア・ドルトムントに所属して2010/2011シーズンのブンデスリーガーベストプレイヤーとなった。しかしモウリーニョは、未だ彼をチームの一員とは見ていない。UCLAでトレーニングするマドリーのチーム内にはいるが、モウリーニョの日々のトレーニングを見ると、彼の心はその内部よりも外へと向いている。モウリーニョは、シャビ-ラス、グラネロ-ケディラのメディオセントロ2組を使っている。トレーニングの大部分で彼らは共にプレイし、これがシャヒンがそれぞれのトレーニングで、まるでカンテラーノの1人であるかのように、補助的な役割とさせてしまっているのだ。月曜日午前のトレーニングでは、モウリーニョはシャヒンを、左ラテラルとして起用した。
アーセナルが、レアル・マドリーと2017年までの契約を持つシャヒンの獲得に、最も興味を持っているチームだ。これまで選手との間に合意はないし、またミランが同選手の獲得を求めて割り込んできている。一方でシャヒンは、快適とはいえない状況で耐えて、ニュースを待っている。例えば昨年、UCLAでのトレーニングで左ラテラルがいない時、モウリーニョは穴埋めにアイトール・カランカを使っていた。この数日、ヌリは、自分の役割がまさにそういうものになっていると見ている。
7月15日にトレーニングが開始するまで、シャヒンは、自分がレアル・マドリーで続けていくであろうということを確信していた。彼は、ブンデスリーガで王者になった自身の家、ボルシア・ドルトムントを離れ、勝利するために白のチームにやって来た。しかし、これまでトレーニングに合流していなかった代表選手たちが復帰してトレーニングを始めたこの数日は、シーズンが始まる前に決断を下さねばならないことを心に止めておくよう彼に強いている。彼はプレミアを好んでいるが、しかし出場時間があるチームを望んでもいる。昨シーズンは、マドリーでは公式戦15試合に出場しただけだった。