けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

CL順調なスタート

2018-09-20 06:48:44 | football









2018/2019 UEFA Champions League
Real Madrid 3-0 AS Roma

マドリーのゴール:イスコのFKゴラッソ、ベイルのカウンターからのゴラッソ、マリアーノの初ゴラッソ

新たなCLのシーズンが始まりました。昨シーズンの決勝トーナメントではバルサを破って勝ち上がったローマが初戦の相手…ではありましたが、先日のリーガ、ビルバオのソリッドな試合運びに90分苦しめられたことを思うと、選手たちも戸惑っているのでは?と思うくらいふわふわとした手応えに感じてしまう、ローマの緩さでした。もっともその割にはなかなかゴールは決まらず。左からマルセロとイスコ、クロースやモドリッチも絡め、結構人数かけて攻撃していたんですけどね。やっぱりゴール前の一仕事が物足りないってマスコミに言われそう。ベイル、もう少し精度上げてくれないかなあ。
というところで、前半終了間際に、イスコのふわっと意表をつくFKで先制。後半には、モドリッチのスルーパスからベイルが独走気味に持ち出して絵に描いたようなカウンターゴール。そして、ついにデビューとなったマリアーノが、エリアギリギリの角から丁寧かつ力強いシュートを決めて、3-0。イスコがマルセロやクロースと絡みながら攻撃の多彩さを広げようと色々試みているのも良かったし、モドリッチもだいぶ調子が戻ってきた感じで(ビルバオ戦は疲労感が…)積極的にシュートにも行ってたのが良かったです。ローマにも何度かチャンスを作られましたが、カルバハル、ヴァランの対応も良かったし、何よりナバスが常に集中力をMAXにしてパラドンを見せていたのが嬉しい。とても気持ちの良い、CLのスタートになったと思います。

しかしロペテギは頭痛いだろうなあ。やっとマリアーノは出せたけどその代わりバスケスが使えなかったし、ヴィニシウスなんで使わんのかとあちこちで言われてるし。もうちょっとマリアーノが慣れてきたら、ベンゼマベイルを先発固定にしなくてもいいと思うけど、それはそれでまた色々言われるんだろうなあ。大変だ、ロペテギ。

マリアーノのインタビュー

2018-09-14 10:14:26 | football
インターナショナルウィークが終了、最後にチームに戻って来たのはカゼミロでした。怪我人も出ていないようで良かったです。留守番組も元気そうで(バジェホも回復済み)。週末はフエラのビルバオ戦です。土曜日です。


マリアーノのインタビュー
(COPE)
日本語にするところもないと思うので、マリアーノのインタビューを。記事はASから。

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素晴らしい契約:「知っての通り、すべてがあっという間だった。マドリーから戻ってくるようにという連絡があって、すごくうれしかった。それこそが僕が望んだことで、今僕はここにいる。ジューレンから電話をもらって、とっても嬉しかった。そして今僕はここにいる。彼のことは知らなくて、その時はそんな電話がかかって来るとは思っていなかった。彼は、僕がマドリーに戻ったらうれしいと言ってくれて、僕は、僕もそうだと答えた。彼はすべてを説明してくれた。」
 
移籍金の合意とセビージャ:「この話題は、僕の代理人がクラブと話し合うものだ。セビージャは僕に興味をもってくれて、それには本当に感謝している。そこでマドリーが現れた。僕の夢のクラブだ。そして今僕はここにいる。僕が愛するチームはマドリーだ。彼らも理解してくれるはずだ。」
 
7番を選んだこと:「重責かと言われたら? イエス、とても重いものだ。7番が空いていて、僕が好きな番号だし、個人的なチャレンジでもある。多くのスターたちの番号を身に着けることができてうれしい。アマンシオ、ファニート、ブトラゲーニョ、ラウル…子供のころから、彼らが7番を付けてプレイするのを見たんだ。
(そしてクリスティアーノも?)そしてクリスティアーノ・ロナウド、もちろんそうだ。その番号が空いていた、すべてのマドリディスタがそれを知っている。そして僕に、何番を付けたいかと聞いてくる。誰が聞いてきたかって? たとえば、道具係だね。それで僕は、チケット売り場では7番だろうと答えた。誰でも選べたのだろうと思うが、だれも望まなかったのかどうかはわからない。皆あえて選ぼうとはしなかったのかもわからない。ただ、その番号を付けることができるだけの強い力をもつ選手たちがいるのも確かだけど。
 
アセンシオは背番号を20番から変えたがっている:「彼は僕に何も言ってきていないよ。彼とは話しているし、(クロアチア戦の)2つのゴラッソを祝福した。僕たちはとても仲が良いし、彼は素晴らしい友人だ。もし彼が7番を付けたいと僕に言ってきたら? そうだな…「欲しいの?」って言うだろうな。というか、ばかげているよ。たくさんの人たちが僕に言ってきた、たくさんの人たちが嫌なことを言ってきた。7番はプレッシャーだろうとか、選ぶべきじゃないとか…いろいろ。そういうことは考えない、ただ毎日のトレーニングで最大の力を出すだけ。出場時間を楽しめるようにね。」
 
両親のこと:「父の名はマリアーノ、母はマリアーナ(!!)。父はジムを経営して、母は今は働いていない。母はエアロビのインストラクターだったんだ。全員がマドリディスタ一家だ。初めてもらったユニフォームもマドリーのものだったよ。」
 
今シーズンのデビューは:「いつになるか、僕にはわからない。できるだけ早くデビューできるようトレーニングしている。トレーニングをし、ファイトし続けるつもりだ。ロペテギは僕に、トレーニングでやるようにやり続けろと言ってくれる。止まらないで、やり続ける。」
 
ゴール:「数字の目標はない。こうしてうまくやっている。できるだけ多くのゴールとできるだけ多くのアシストを挙げていくつもりでいる。チームを助けるために。

 
クリスティアーノの“代役“として見くびられていること:「気にしていない。何かあるとしたら、モチベーションになるということ。毎日ここにいるということがモチベーションだ。The Best? 今の時点では、ルカ・モドリッチにあげたい。真剣にそう考えているし、ロッカールームで僕たち皆も同じだ。」
 
アルコールを飲まないこと:「飲まない。まったく。ビールもワインも好きじゃない。飲んでみたこともあるけど、好きじゃないんだ。ジンもトニックも。ファンタとかネスティの方がはるかにいい。自分を大切にするようにしている。」
 
リーガの優勝候補は:「わからないな。でも僕たちは、今シーズンのすべてのタイトルを狙っていくよ。」
 
クリスティアーノが出て行ったこととマドリーのレベルについてのシメオネの言葉(クリスティアーノがいなくなったのでアトレチコとマドリーの距離が縮まった的な内容):「プレシーズンとリーガの最初の頃のマドリーを見たけど、僕が前にいた時と同じようなスーパーな力を持つチームだと感じた。」
 
スペイン代表の試合を見たか:「見たよ。好きかって? とてもね。ルイス・エンリケに召集されたらと願っているよ。そのためには、もちろん、マドリーでプレイしなければ。」
 
フロレンティーノにどちらを勧める? ネイマールかエムバペか:「どちらも非常に優れている。わからないな。フロレンティーノに聞くべきだよ。彼らは違うんだ。」
 
マドリーから出て寒かったかどうか(寒い=辛かったとか冷たい世界とかそういう比喩的な意味だと思いますが):「そうだね、マドリーはとても温かい。外はもっと寒いようだ。」
 
出場時間が得られなければ:「シーズンのことは考えていない。次のトレーニングのことを考える。すべてを尽くして、そしてまた次の日も同じ。それから週末(試合)がやってきて、監督が決める。」
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Real Madrid España

2018-09-12 06:50:33 | football








UEFA Nations League
España 6-0 Croacia

スペインのゴール:サウール(カルバハルのアシスト)、アセンシオ、OG(ほぼ、ラモスのアシストからのアセンシオのゴール)、ロドリゴ(アセンシオのアシスト)、セルヒオ・ラモス(アセンシオのアシスト)、イスコ(アセンシオのアシスト)

想定外の結果…でしょうか。試合開始から20分くらいはどちらにもチャンスがあって、どっちにも点が入りそうだなあ…なんて思ってたんですが。結果の通り、クロアチアは守備が甘かったなという印象。攻撃も凄みがないし、モドリッチも守備の補填に回ってるようで目立つこともほとんどなく。クロアチアはW杯を制したところで多少選手も入れ替わって、準優勝の勢いを維持していくという点では苦しいところなのかもしれません。

一方のスペイン。あのW杯の時のつまらないスペインはどこへ行ってしまったんだろう…。もったりとパスを回し続けるのではなく、テンポの良いパス回しで前を目指してスピードアップする意識がある、キリキリしたえげつないチームになってる感じがしました。
そしてマドリーの面々。右ラテラルにカルバハル、セントラルにナチョとラモス、中盤にセバージョス、アセンシオ、イスコと、マドリーから召集された6人が全員先発。マドリーの選手は使い倒そう的なルイス・エンリケの思惑があるのかないのか…まあそれはいいとして、こちらとしては見ていて楽しかったです。
MOMがあるなら間違いなくアセンシオ。チーム2点目となった、相手の低い位置での半端なパスを奪取してからのミドルレンジからの突き刺すゴラッソ。3点目、右サイド寄りでパスを受けてから中へ切り込み、これもまたエリア外からのシュート。最終的にクロスバーからGKに当たってOG扱いになってしまいましたが、実質的には2ゴールとして記録してほしい。また、この後もスルーパスにCKにと3つのアシストを記録。マドリーでは最近PK奪取マシーンになってますが、ゴールもそろそろ決めていきたいところですね。今のままなら自然に付いてきそうな気もしますが。
他のマドリディスタもとてもよかったです。セバージョスは、代表初先発かな。精力的に走り回っているしチームにも馴染んでいて、このまま伸びていけば代表でもマドリーでも出場機会がさらに増えていくと思います(そうあってほしい)。今シーズン、まだ調子が上がっていない感じもするイスコは、ゴールも決まり、時間が経過するにつれて良くなっていった感じ。イングランド戦と今日の試合の途中までは、妙に左に固定されていて(あるいは固執していて)、攻撃のバリエーションもチャンスも乏しい印象でしたが、今日は随分広く自由に動くようになっていた感じが良かったです。カルバハルは右サイドを制圧、ナチョの安定感、ラモスはCKから得意のヘディングでゴールも決めて、疲労感の懸念を除けば、それだけ除けば、マドリーファンにはとても楽しい試合でした(モドリッチ&コバチッチ、ごめんね)。



International week の谷間

2018-09-11 07:04:46 | football
試合の感想も書かずひっそりと、リーガの再開を待ちつつInternational weekを過ごしております。


FIFA Fifpro 2018 World Best 11 Nominees
FIFA/Fifpro 2018のワールドベストイレブン候補が発表されました。2018年の、なのか、2017/2018シーズンのなのかは…どっちだろう。微妙に毎年ルールとか表彰時期が変わるんですよね。各国代表の監督や選手、記者、ファンなどの投票により、今年は9月24日にThe Best(最終候補:モドリッチ、クリスチアーノ、サラー)と共に発表される予定です。
で、ベストイレブン候補にはマドリーから11名。最終には誰が残るでしょうか。

GK:ケイロル・ナバス、クルトワ
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:カゼミロ、クロース、モドリッチ、イスコ
FW:ベンゼマ


デビュー13周年
セルヒオ・ラモスは9月10日でデビューから13年となりました。長髪がトレードマークのつるっとした若造DFも、今や頼もしい我らがキャプテン、我らがキング。まだまだその無尽蔵のパワーをチームのために出していってほしい、ラモスです。


ケイロル・ナバスは…
クラブに居残り組は、週末3日間の休暇を経て10日午後からトレーニングを再開しました。コスタリカ代表召集を免除されていたケイロル・ナバスは、この日ベビーピンクのグローブとシューズをお披露目…これによりチーム内でのニックネーム「パンサー(黒豹)」が「ピンクパンサー」になったとかいうどうでも良いお話。

8月31日

2018-09-01 18:45:51 | football




マリアーノのプレゼンテーション
マリアーノのお披露目が行われました。背負う番号は「7」。気に食わない人もいるのかもしれませんが、下部組織でプレイし、一旦チームを離れて成長し、求められて帰って来た、そういう状況にあるマリアーノ自身が背負う覚悟を決めて選んだということが嬉しいです。
ということでプレスカンファレンスの内容を。公式のものはちゃんと日本語になる(多分?)と思うので、MARCA(Es)から。

現在の気持ち
「今日は本当に素晴らしい日、僕の人生で最も幸せな日だ。夢を叶えるために家に帰ってきた。そしてここにいる。」

7番の責任
「僕にとって重要なのは番号ではない。レジェンドたちが身にまとってきたこの番号を背負うこと、これはチャレンジであり誇りなんだ。」

チャレンジ
「僕の家に帰ってこられてとても嬉しい。自分のできる限りでチームに貢献したい。」

代表リスト
「さっきも言ったように、僕にとって今日は本当にスペシャルな日、世界最高のクラブと契約したんだ。今はトレーニングすること、試合で戦うことを考えている。もし召集されたら、それは名誉なことだ。」

”マドリーにはノーとは言えない”(昨シーズン、マドリーへの復帰の可能性を聞かれた時にマリアーノが答えた)
「ここは僕の夢のクラブ。もしマドリーが僕に興味を持ってくれるなら、僕はそれに応える。マドリーは僕を育ててくれたし、とても光栄だ。」

成長したこと
「あらゆる面で成長した。実際、成長したことがチームの助けになればと願っている。」

背番号
「それが一番重要なことではない。空いていたし、この番号を背負うことにとてもワクワクしたよ。」

セビージャ
「セビージャについては興味を持ってくれたことに感謝の言葉しかない。ただ言えるのは、今日は僕の人生で最も幸せな日だということ。」

決断
「ジューレン(ロペテギ)が電話をくれた。それが決断の大きな部分を占めたよ。彼が電話をくれて、僕を戦力としたいこと、僕が戻ったら嬉しいと言ってくれた。」

リヨン
「今後常に心にあるだろう。リヨンで過ごした時間は、僕が人間として、選手として成長すること、僕の家に帰るために、とても重要なものだった。」

目標
「チームとチームメイトのために最大限を尽くすこと、可能なタイトルを全て手にできたらいいね。」

チームでの役割
「トレーニングすること、さらに僕たちは家族であり、それが重要だ。」

これほど早く戻ってこれたこと
「家を離れることは本当に寂しいものだ。だけど、1年後に戻ってくるとは想像し難かった。ジューレンから電話をもらった時、すごくナーバスになってしまって、そして嬉しかった。彼らも僕を求めてくれたということがね。」

プレッシャー
「ここには、トレーニングし自分のベストを尽くすために来た。全ての素晴らしいチームメイトたちとプレイし、日々のトレーニングでファイトし、このユニフォームのために全てを尽くすために。」

明日の試合
「招集された(実はまだ発表されてないけど)。再びここベルナベウに居られるなんて、本当に楽しみだよ。」


31日のトレーニング
プレゼンテーションに先駆けてマリアーノもトレーニングに合流。そして、UEFAベストGK、ベストDF、ベストMF、Player of the Yearを受賞した選手たちが、チームの仲間たちと記念撮影を。


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23人(+2人)
GK:ケイロル・ナバス (1)、キコ・カシージャ (13)、クルトワ (25)、ルカ・ジダン (30)*
DF:ダニ・カルバハル (2)、ヘスス・バジェホ (3)、セルヒオ・ラモス (4)、ラファエル・ヴァラン (5)、ナチョ・フェルナンデス (6)、マルセロ (12)、オドリオソラ (19)、レギロン (23)
MF:トニ・クロース (8)、ルカ・モドリッチ (10)、カゼミロ (14)、フェデリコ・バルベルデ (15)、マルコス・ジョレンテ (18)、マルコ・アセンシオ (20)、イスコ (22)、ダニ・セバージョス (24)
FW:マリアーノ (7)、ベンゼマ (9)、ベイル (11)、ルーカス・バスケス (17)、ヴィニシウス・ジュニオール (28)*

マーケットも閉まり、背番号が全て確定しました。リーガの規定では、登録選手は1〜25の番号を付けなければいけないので、トップチームは23人ということになりますね(16と21が欠番)。プレシーズンからトップチームに帯同し好パフォーマンスだった左ラテラルのレギロンと、デポルからのレンタルバックでやはりプレシーズンに帯同していたバルベルデがトップチームに登録されました。ルカ・ジダンとヴィニシウスは、基本はカスティージャ登録ということになります。


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チームを離れる選手
ひとまとまりにしてしまって申し訳ないですが…

ラウール・デ・トマス
ラージョからレンタルで戻って来ましたが、結局またラージョへとレンタルされて行きました。でも今季はプリメーラ。

ウーデゴール
オランダのヘーレンフェーンからレンタルバックしたウーデゴールでしたが、今度は同じオランダのフィテッセへとレンタルされて行きました。

アンドリー・ルニン
プリメーラ、しかもご近所のレガネスにレンタルされて行きました。ちなみに今夜はレガネス戦。

ボルハ・マジョラル
今シーズンこそ…の気持ちはあったと思いますが、マリアーノが到着し…最終日にレバンテへのレンタルが決まりました。買い戻しOpは付帯せず。

ファビオ・コエントラン
マドリーに籍があるはずなのに見つからないとか言われてましたが、バルデベバスでトレーニングしつつ、クラブを出る道を探し続け……結局マドリーは契約解除をすることに(少なくとも移籍金が不要になる)。コエントランとマドリーのご縁はここで終了。ポルトガルで自身が育ったクラブ、リオ・アヴェに加入。