16/17 Liga Española 1a division Jornada 23
Real Madrid C.F. 2-0 Espanyol
マドリーのゴール:モラタ、ベイル
いろいろアクシデントや出来事もありましたが、取るべき人が取り、ローテーションの結果出場機会を得た選手たちが中心的に活躍し、ほぼ危なげなく試合を進められたと思います。相手次第なところもありますが、ローテーションしてもそれなりにやれて結果も手にできているのは、シーズン当初から代わる代わる選手が欠ける中でも、ジダンのやりくりに選手たちが応えてきたからだろうと思います。先発が変わっても、試合中に多少イレギュラーなことが起きても、動じないというか(見ている方も)。ただ、逆に選手が揃ってくればくるほど思ったように出場できなくなるケースも増えて、それが将来に向けた悩みどころではありますが。
試合後に「ここでとても幸せだし何年も続けていきたい、でもシーズン後に将来を検討するつもり」という発言で騒がしい状態になってしまったイスコですが、やはりどこへも出したくないと思えるほどのプレイクオリティ、活躍ぶりでした。この試合のパス成功率は90%、走行距離はチーム3番目(バスケスとクロースに次いで)、そして何よりも技ありの2つのアシスト。常時プレイできるという状況ではないのは事実ですが、必要とされる存在であることは間違い無いと思うのですが…。
出場機会という点では同様にフラストレーションを抱えているであろうモラタ、この試合でしっかりゴールという結果に繋げられて良かったです。守備にも走る、一生懸命さも良い。CFWらしく粘る場面は、もうちょっと頑張って欲しいところ。
取るべき人のもう1人は、約3ヶ月ぶりの復帰を果たしたベイル! 「トップスピード出せるのかな?」とか「接触プレイは怖いな…」とかちょっと冷や冷やしてみていたのですが、いざとなるとスピードもシュートのパワーも、余裕でしたね。リーガもCLもこれから佳境という時、まさに良い時に帰ってきたと言えると思います。
良かった選手は片端から挙げていくような感じになってしまいますが、久々の先発がカピタンとしてのお勤めも兼ねたぺぺの相変わらずの安定感、カルバハルとナチョのラテラルも、いつもよりは少し控えめな感じもしましたが、前目の選手との連携を繰り返して攻撃に繋げられていたと思います。あと、ここ2試合でサポート役に徹している感のあるロナウド。相手を引きつけてチャンスを作り、ラストパスを供給する、サポート役をうまくこなしているところが少し新鮮で良い感じです。ベルナベウを沸かせる股抜きもありましたし、試合によってよりゴールに積極的に、ある時はサポートに回り…なんてやっていると、相手もマークがしづらくて良いのではないかと思います。
大丈夫?
出場に問題のある怪我にはならないだろうと思いますが、左目のあたりから出血したコバチッチ。結局早めの交代になりましたし、交代の時点でぶつけたあたりが変色していて…お大事に。
また怪我をしないことが取り柄のナチョが交代を申し出た点も大いに気になるところ。MARCAによればナチョは横隔膜に痛みがあり呼吸がしづらくなっていたんだそうで、これは怪我?体調の問題? 次の試合の出場を妨げるものでは無いだろうとのことですが、安心できる続報が待たれます。