けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

3~4週間…

2007-03-29 11:08:23 | football
今のところ、モリエンテスは3~4週間の離脱と診断されているようです。そこまで酷いとは…ちょっと言葉がありません。

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MARCA試合後の様子が動画で見られます
フェルナンド・モリエンテスはアイスランド戦の前半42分に肩の亜脱臼で交代した。このため来月4月4日のCLチェルシー戦への出場の可能性は低いだろう。スペイン代表のボラス医師は、試合終了後モリエンテスについて次のように述べた。「モリエンテスの肩は外れていて15日間は固定しなければならないだろう。そして3週間から4週間は無理だろう」「モリエンテスの肩に問題が起きたのはこれが初めてではない。不確かな状態で離脱期間もその箇所しだいだ」
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脚の筋肉ばかり心配していましたが、肩でしかもかなり酷い結果になるとは…。1日でも全治期間が短くなれば、と思います。

ちなみに4月のバレンシアの試合予定。

4月1日:第28節 エスパニョール(C)
4月4日:CL-QF 1st-leg チェルシー(F)
4月8日:第29節 アスレチック・ビルバオ(F)
4月11日:CL-QF 2nd-leg チェルシー(C)
4月15日:第30節 セビージャ(C)
4月22日:第31節 レアル・マドリー(F)
4月24-25日:CL-SF 1st-leg 対戦相手未定(C)
4月29日:第32節 レクレアティーボ・ウエルバ(C)

4月は試合がいっぱいですねえ…しかもチェルシー戦2試合にセビージャ、マドリーと上位対決か。

後から追加:何か情報が出たら追加したいと思います。
スーペルより。幸いなことに手術の必要はないが、2週間はプレイできない。少なくともエスパニョール、チェルシー(1stレグ)、ビルバオとの試合には出場不可。(ぴったり2週間なら)チェルシーとの2nd-legでの復帰の可能性はあるが、ちょっと厳しいだろう。

●いつもは午前中にトレーニングがあるバレンシアですが、代表組が合流するためか木曜のトレーニングは17時から行われました。その後発表されたparte medicoから。
フェルナンド・モリエンテス:スペイン代表に参加中に右肩を脱臼した。明日9時30分よりERESA(バレンシアにある医療用画像検査施設)にて、MRIを用いた精密検査を行う予定。

●一夜明けてパテルナに帰ってきたモリエンテス。笑顔も戻り、楽観的な気持ちでいるとのこと。


ASから。最終的な全治期間などは、今日の検査しだいのようです。
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フェルナンド・モリエンテスはタオルを投げたりはしない。モリエンテスは、4月10日に行われるCLチェルシー戦の2nd legでプレイする準備をしていくことを考えている。原則として、水曜日に行われたスペイン対アイスランド戦で負った肩の脱臼は非常に厳しいものだと感じている。それにもかかわらず、バレンシアのメディカル部門もモリエンテス同様に、記録的に間に合って復帰するというオプションを放棄しようとはしない。理論的には、2週間から3週間は離脱しなければならないのだが。
しかしながら、すべては今日(30日)9時30分から行われるMRI検査の結果次第となるだろう。そこでモリエンテスの負傷の程度がはっきりする。モリエンテスは昨日シウダ・デポルティーバに肩を固定した姿で現れた。そしてチェルシー戦の第2戦でプレイできるだろうというオプションにとても楽観的な気持ちを持っていた。
モリエンテスの離脱は、キケにとって厳しい不運だろう。チーム1のゴレアドール(リーガ11点、CL5点)なしでいかなければならない。さらにモリエンテスは03/04のCLでチェルシーに引導を渡した選手でもある。モナコに所属していたモリエンテスは、チェルシーに対して2つのゴールを決めた。1つは公国で、もう1つはロンドンで。
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●現地も日が変わっているのに続けて書いてしまうのもなんですが、同じ話題なので。3月30日分のparte medicoより。今週末はダメですが、まだまだ希望は捨てません。
フェルナンド・モリエンテス:本日、MRI検査を実施した。今週中は安静にして肩を固定する。来週初めからは肩にプロテクションをつけてトレーニングを再開し、その時点で試合に出場できるかどうかの可能性を査定することになるだろう。外科的処置、完全な治療はシーズン終了後に考慮する。

水際

2007-03-29 07:18:17 | football
UEFA EURO2008 Qualifying Round Group F
España 1-0 Islandia

スペインの得点:アンドレス・イニエスタ(80)

やれやれ…見てて疲れました。とにかく勝ちを積み上げられたことが良かった。イニエスタよくやった。


前半は、ウォーターポロかウォーターフットボールか、というくらい水との戦いでした。こんな状況になると、やっぱりスペインすごいですね。足元の技術が活きてくるようです。丁寧に足元でボールをキープできるし、パスは思ったように走りませんが、ボールスピードが遅いのでボールロストしにくい。ディフェンスラインも慎重にボールを扱っていますが、気を抜いた横パス以外はそれほどヒヤリとするところはありませんでした。もっとも丁寧さ慎重さがいつもの感覚を失わせたのか(それともいつもと同じなのかわかりませんが)、得点は入らず。相手GKが当たっていることもあって、微妙に嫌な雰囲気。

後半頭からカプデビラが下がってアングロが入りました。どうなったんでしょう、これ。バックラインが3枚、アルベルダは守れ、その前にイニエスタチャビ、その前にサイドに開いてシルバアングロ、一番前にトーレスビジャ?このあたりはよくわかりませんでした。
雨が小止みになり、かなり水はけが良いピッチのようでボールがいつもと同じ程度に走るようになります。相変わらずトラップとシュートの精度が気になって仕方がないトーレスですが、ディフェンスラインを破って裏へ抜けようとしたり左右サイドに出たり、動きは良かったですね。点入らないけど。ビジャは相変わらず、下がったりサイドに出たりパス裁いたりとよくやってました。シルバは雨が苦手なのか、よく動いてボールに触るけどいつもほどの精度がない。
あまりレフェリーが、とか言いたくないですが、今日のレフェリーはかなり嫌な感じでした。公平さを保とうと意図することで判定が歪んだんじゃないか…。トーレスが脚狙われたのはペナルティかと思いましたし、前半のプジョルへの後ろから蟹バサミに紙も出さない。GKのこぼしたボールをつついてシュートを決めたシルバのプレイはファウル取られる。なかなか点が入らないのとあいまって、苛立ちと焦りが…。
それでも何とか決められたのは良かった。真ん中でボールをキープしたビジャ、相手守備がセンターにぎゅっと集まったところで左寄りに上がってきたイニエスタにパス。イニエスタは落ち着いてよく決めました。
最後は危なげのないオーレオーレで無事勝ち点3を獲得。圧倒できないのは相変わらずですが、とにかく勝てたのが一番です。


前半終了間際、モリエンテスが負傷で交代を余儀なくされました。転倒する際の腕の突き方が悪く(現地紙はゴールポストへの激突だとしています)、右肩を痛めたようです。1月13日のビジャレアル戦でも同じ箇所を痛めていますが(右肩亜脱臼)、この時は4日後の国王杯には出てます。ただ、その時よりも痛がり方が酷かったのが心配です。週末のエスパニョール戦はどうなるんでしょう。アングロとビジャのセットか、ビセンテが戻って来れるならシルバとビジャのセットか。

バレンシアは8人の選手を代表に出し、今日の試合でマルチェナ、ビジャ、シルバがフル出場、アルベルダが80分、アングロが47分、モリエンテスが42分+怪我つき。ポルトガルではミゲルが72分(フル出場ではありませんでした)、ビアナは出場しないで済んだようです。あんまり言いたくありませんが、週末の試合の展開が想像できてしまいそうでして…。

減刑

2007-03-29 00:59:12 | football
代表話から少し外れて。今日、スイスのニヨンでUEFAの聴聞会がありました。CLのバレンシア-インテルの試合後に起きた、大乱闘事件の件です。
3月14日に最初の裁定が下っていました。ダビド・ナバーロが7ヶ月あらゆる試合への出場停止、カルロス・マルチェナが4試合のUEFA開催試合(クラブレベル)への出場停止(あとクラブに罰金)。バレンシアはこの裁定に控訴をしていまして、本日当事者を集めて聴聞会を行い、改めて制裁措置が決定されました。

カルロス・マルチェナ
UEFA開催試合2試合の出場停止に減刑
。ただし条件付きで、今後2年のうちに同様の暴力事件を起こした場合には、さらに2試合の出場停止措置が科されます。

ダビド・ナバーロ
6試合の出場停止に減刑
。こちらも条件付きで、今後2年のうちに同様の暴力事件を起こした場合にはさらに2ヶ月の出場停止が科されます。ナバーロの出場停止措置は最初の裁定が下った2007年3月14日を基点とし、2007年9月14日までの出場停止ということになります(17日にリーガの試合に出ちゃったのは大丈夫なんだろうか…)。

チームの弁護士としてはまだ言いたいことがあるようですが、2人共に減刑を勝ち取れたことにはそれなりに満足しているようです。マルチェナの停止期間が短くなったことは、バレンシアにとって大きいと思いますし、実際ニヨンに赴いたナバーロも。

ダビド・ナバーロ
この状況で減刑を勝ち取れたことに満足している。この制裁措置は厳しいものだ。でも起きた事件のことを考えると、もっとも適切な措置だろう。バレンシアで僕がプレイできるようになるのは9月だ。そのときにはできるだけ最高の準備をして戻って来るよ。この件では一番最初からあらゆるサポートをしてくれたクラブに感謝したい。

一方のマルチェナは、代表の合宿先であるマジョルカからビデオ会議で聴聞会に参加しました。代表の試合直前にこんなストレスフルな目に合わなければいけなかったのが心配です。全体で4時間ほどかかったそうなので…。減刑されたことがメンタル面で良い方に働けば良いと思いますが。



ということで、あと4時間です。

猫は7回?

2007-03-27 23:02:34 | football
いつもの通りそのうちどこかに出るかもしれませんが、Las Provinciasよりモリエンテスのインタビュー。いつもより少しはっきりした言い方をしている気がします。



Q:猫みたいに7回生きるんじゃない?(不死身だね、という意味らしい)
M:いや、1回だけだよ。でもトレーニングをすることで道が開けることを知るように、フットボールで積んだ十分な経験があるんだ。

Q:W杯で落選した時に話してくれたことを覚えている?
M:うん。思っていたことをすべて話したと思う。本当にひどくがっかりしたんだ。リバプールで悪いシーズンを過ごしたからああなったんだろう。でもいつでも望みはあるんだ。あの時自分が言ったことを後悔しているよ。

Q:悪いことは何も言ってなかったね。ルイス・アラゴネスはいつも君の馴染む能力を評価していた。
M:今こうして彼と色々話すことができて嬉しいよ。彼は、すべてを話すことができる人間だ。僕たちの関係は緩やかに穏やかになっている。彼は考えたことをしゃべる人だ。そして僕も自分が考えたことを彼に話す。僕たちは共通の友人、フットボール、人生について話し合っているよ。

Q:ラウルについても…
M:そう(笑)。ルイス・アラゴネスは、僕たちが友人同士であることも僕が考えていることも知っている。何も問題はないよ。友人関係は何にも勝るから。僕は何でも彼の気に入るようにする必要はないし、彼は僕の考えを知っている。ルイスは僕のことを理解していると思うよ。

Q:誰があなたが代表に復帰しスタメンになると言っただろうね?
M:それこそがこの世界だよ。フットボールは常にリベンジする。

Q:そしてバレンシアに現れた。
M:そう、こうして話すことができる。そして僕は彼らにとても感謝している。キケかカルボーニかわからないけど。カルボーニは僕と交渉してくれたし、キケは僕に全幅の信頼を寄せてくれてそれを示してくれる。バレンシアが僕の人生に登場してくれたことに感謝しなければ。僕の人生はそれで急速に変化したんだ。

Q:リバプールでのことを説明できる?
M:いや、そう上手くは。はっきり説明できるのは、僕がリバプールを離れなければいけなかったことだ。力強さが失われて、僕はその道から外れなければならなかった。僕はリバプールにたくさんの夢とともに到着した。特別なクラブだよ。彼らがCLで優勝するのを僕は観客席から見ていた。その前にもうマドリーでプレイしていたからね。彼らと共に戦うことはできなかった。大切なのは、彼らにどのような扱いを受けるかということ、それでどんな気分になるかということなんだ。彼らは僕をスターとして扱ってくれた。そして僕は自分が価値があると感じたし、そうなりたかった…

Q:でも馴染むことができなかった。
M:そう、ダメだった。怪我をしていた時のこと、得意じゃないポジションでプレイしていた時のこと、良いものではなかった…

Q:ベニテスは君を理解しなかった…
M:違う、全く逆だよ。チームには必要なことがある。ゴールから遠く離れたところでプレイしなければならなかった。ディフェンスに対してよりも、自陣の真ん中に近い位置だった。バレンシアでは、エリアにより近い位置でやっている。その方が良い。モナコではセカンドトップでも上手くやれたけど、でもフランスサッカーはイングランドともスペインとも違うからね。


Q:代表について話しましょう。
M:今僕たちがいるからね。ここにいられてとても誇らしく感じている。わかるよね。僕にとって代表は、いつでも特別なものだ。僕は微妙な時に代表に復帰した。どの試合もファイナルだ。僕たちは勝ちに勝ちを重ねなければならない。でもかかるプレッシャーはありがたいよ。ここにいられることの重要さが増すし、皆が僕たちを信じてくれる。

Q:チームではハビ・ナバーロの次に年長だから、あなたはそうなんでしょうね。
M:ベテランだね。皆がそう見ているのがわかるよ。そう思ったのはこれが初めてだ。でも自分では年寄りだと思ってないよ。代表には何歳になっても来れると思っている。76年生まれはいない。そして僕は、皆が期待する以上のことをしたと思う。僕自身にとっては驚くことじゃないよ。何より、「終わった」と予言していたたくさんの人たちが僕がここにいるのを見ていることが僕は嬉しい。復讐じゃないよ。彼らが僕の不幸を喜んだことと、僕が自分が上手くいってることを喜ぶのは同じことだ。恨んではいないよ。

Q:「大人」の怪我をするまでは…
M:あははは、腱膜瘤の話だね。ノーマルなことだよ。僕は脚で人生を手にしてきた。手の怪我ではなんともないだろうけどね。

Q:代表でベテランであることは怖くない? 知っていると思うけど君の友人のラウルやカマーチョは先頭に立たなければならなかった。
M:それは怖くはないよ。僕は自分の責任には立ち向かう。でもここには、僕ほどの年齢ではなくベテランではなくても、国際試合で経歴を重ねた選手が何人かいる。彼らにもチームを引っ張るように求める必要があるだろう。

Q:先週の土曜日の試合、後半は見ていられない出来でした。ルイスは基本的なフィジカルコンディションについて話していましたが、でも同じように問題なのは…
M:そう、フィジカルよりもはるかにメンタルの問題だ。それが僕たちにのしかかる。この間の土曜日だけの問題じゃない、歴史的に伝統的にそうなんだ。僕たちは強豪チームのメンタリティに到達していない。だから僕たちはすべての試合を勝つことが出来ない。最近だってそうだよ。あんな形で土曜日の試合を終えることになったのは残念だ。こういう事態が起こるのは初めてじゃないんだよ。
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色々な人の目

2007-03-25 19:53:22 | football
選手のコメント:AS (追加しました)
ビジャ
勝利が絶対に必要だった。彼らは空中戦に優れ、僕たちにとって非常に危険だった。勝ち点3を取れたことに自信を持たなければ。僕たちは階段を1段上がった。水曜日にさらに1段上がらなければならない。

イニエスタ
前半は悪くないプレイだった。良かったとさえ思ったよ。問題は、非常に早い時間にゴールを入れられてしまったことだ。確かにそれが問題だったけれど、最後には僕たちはこの試合を手にした。

シャビ・アロンソ
落ち着いてプレイしたかったけれど、失点が相手に生気を与えてしまった。そこからはリズムをつかむのが難しくなり、最後の時間は自分たちのエリアに押し込められてしまった。良かったのは結果が出せたこと、そして勝ち点3を積み上げられたことだ。

シルバ
今日勝つことが重要だと皆理解していた。そして今は、水曜日の試合について考える必要がある。これもまた厳しいものになるだろう。試合の後半は、スコアを維持しようとしていたということだと思う。この結果が僕たちの水曜日に向けた気持ちを高めてくれる。

カシージャス
デンマークが上がって来たときはとても危険だった。だから最後少し怖い時間帯を過ごすことになった。この試合で僕たちは自分らしさを出した。そしてそれこそが価値のある勝ち点3を得たこと、これがEUROの予選ではとても重要なことだ。フエラでも同じように勝ち点をとることが必要だ。そして最後には僕たちはもっとステップを上がっていく。もちろん勝ちを得ることは少し大変なことだけど。

モリエンテス&チャビ(livedoor MARCA


寸評:el mundo deportes
イケル・カシージャス
デンマークが数的劣勢になったことで仕事が減った。グラフガールドのゴールを防ぐことはできなかったが、目立つようなチャンスが多くはなかったのも確かである。

アンヘル
初めての公式戦。攻撃にそれほど多くは貢献しなかったが、相手の攻撃選手に隙を見せることもなかった。

マルチェナ
この試合、ベストプレイヤー。チームメイトのアルベルダが空ける穴をカバーし、バック来の中心選手が欠場している中で要となって働いた。ボールを奪ってコントロールし、ディフェンスに良い貢献をした。

ハビ・ナバーロ
デンマークのゴールシーン、グラフガールドのカバーリングで重大なエラーを犯した。ルイス・アラゴネスは、デンマークの空中の強さを恐れてハビ・ナバーロをディフェンスラインに置いたが、多くの効果はなかった。

カプデビラ
攻撃面での勢いはデンマークにゴールを決められたところで終わった。その時点までは、左サイドを最大限に使い、左ウィングのシルバとパーフェクトのコンビネーションを築いていた。ナショナルチームへの復帰は不調和ではない。

アルベルダ
気持ちが入っておらず、力強さを欠き、ベルナベウから遠く離れていた。チームメイトのマルチェナの存在だけが、大きな誤りの原因だった(この一文が不明)。機能せず、パスミスはベルナベウを混乱させた。おそらくアルベルダにとっては、代表では最も悪い試合だろう。

イニエスタ
スタートは困難であった。チャビが苦労する前で、試合の舵を取りスペインの先制点となるモリエンテスのゴールのアシストをした。他のチームメイトと同様に、後半になるとプレイは希薄に淡白になった。

チャビ
まあまあ。特にハッピーなこともなかった。ピッチにいる時間帯で前を向ける回数が少なかった。成果を挙げないまま、シャビ・アロンソとポジションを代わった。

シルバ
シルバが先発で出る価値を示し続けている。試合のおもしろみに欠けるトーンに、ぴりっとしたアクセントをつけようとしていた。左サイドのカプデビラと共に、深い位置まで攻めていた。何回かチャンスを作りソーレンセンを難しい状況に追い込んだ。代表で成長し続けていくことだろう。

モリエンテス
「ロハ(赤、スペイン代表)」での彼の有効性と協力の姿勢は幅を広げながら続いている。ヘディングでのミスを、ゴールで修正した。アッゲルを見事なキレのステップで交わし、低いシュートでソーレンセンを破った。代表での27ゴールはブトラゲーニョを抜いた。コンディションを欠いていたが、決定的なところは合わせてきた。

ビジャ
ゴールが決まるまでは沈滞していた。ハーフタイム直前で光を与えた動きは、彼が先発11人にいる正当性の証明だ。グラフガールドをひらりと交わし、非の打ち所のない決定弾がソーレンセンの手をはじいた。

シャビ・アロンソ
中央に交代で入ったが、何の効果もなかった。ボールをコントロールできず、ルイス・アラゴネスが想定していた守備的プランを妨げてしまった。リズムに欠けた。

フェルナンド・トーレス
トーレスがピッチに入ったのと、スペインの一番悪い時間が同時に起こってしまった。ピッチにいた時間の大半を、敵陣近くで守備のカバーリングに使うことになった。忘れるべき試合。

アングロ
エンガンチェの2枚のうちの1枚で入った。イエローカードが、アングロのプレイの総括となってしまった。ピッチをオープンにするために入ったが、時間が少なすぎた。

まずは1勝

2007-03-25 08:16:06 | football
UEFA EURO2008 Qualifying Round Group F
España 2-1 Dinamarca

バレンシア スペインの得点:フェルナンド・モリエンテス(34)、ダビド・ビジャ(45+1)


最後はなんだかもう何なの?って感じの試合になってしまいましたが、ま、勝てただけ良かったです。勝てなかったらほぼ終わってましたからね。

試合開始直後のあたりは、いかにも急造ディフェンスという危うさが出てまして、ひやひやしました。時間がたつにつれて中盤との間に空いていたスペースも埋まり、ニクラス・イェンセンの退場もあってスペインは落ち着いたようでした。前半はシルバとイニエスタが良かったですね。サイドを忠実に使ってチャンスメイクするシルバと、中まで入って攻撃に絡むイニエスタ。サイドだけで見ればやや左偏重になっていましたが、その分、右に傾いた瞬間が活きたんじゃないかなあ。
ということで、中央やや右よりイニエスタが裏に出した優しいパスを、モリエンテスがアッゲルの背後に抜け出て落ち着いて交わし、左足でゴールに流し込み先制点。ベルナベウにただいまゴールを決めました。これで46キャップ27得点、1試合あたりの得点率は0.59です。すごいすごい。出場時間のことを考えたらもっとすごいんでしょう。すごいすごい。
この試合、とにかく相手ディフェンスラインの裏を取ろうと飛び出す動きを、ビジャもモリエンテスも何度もトライしていました。だいぶオフサイドを取られ、かなり早い時間からビジャがイライラしていたようでしたが、前半ロスタイム。左サイドのカプデビラのパスを受けたビジャが、相手DFを交わして左足でゴール!リーガでもここしばらく点が入っていなくて、少しあせってる感じのあるビジャでしたが、これで吹っ切れてくれると良いなあと思います。
これで前半で2-0、しかも相手にダメージの大きい時間帯に追加点まで決めて、後半へ。

……後半。何だったんでしょうね。リードして後半に入れたことで多少気の緩みがあったのか、やはり急造だから仕方ないのか、後半開始後3分で失点してしまいました。この後は再び試合を支配することもままならず、1人多いのに攻撃を受ける時間がどんどん増えていきました。

後半の交代は、チャビ→シャビ・アロンソ、モリエンテス→F・トーレス、ビジャ→アングロ。正直いって、どの交代もプラス方向の効果はなかったと思います。チャビを代えたことで中盤でボールをキープする時間が減り、ボール回しが滞るようになってしまった。モリエンテス→トーレスは計算の範囲内の交代だったと思いますが、トーレスもボールをキープするような動きがあまりできない(それからトラップがんばれ)。前のほうでトーレスと共にボールをキープする必要があるのだったら、ビジャは代えるべきではなかった。水曜日にもう1試合ありますからそれに向けた温存を考えたのかもしれませんが、人数が有利なのに劣勢になってしまったのは、交代という要因が大きかったのではと思います。
あとはディフェンスも気になりました。マルチェナは相手をさりげなく踏んでみたりする凶悪さがありつつ、よくがんばって動いている印象でした。ハビ・ナバーロは疲労が残っているのか足を滑らせたり遅れたりする場面があったり、左SBのカプデビラは最後に疲れが出て後手後手の感じもありました。アンヘルは攻撃が物足りない。水曜日のアイスランド戦にはプジョルとセルヒオ・ラモスが戻ってくることになるでしょう。

ま、それでもMARCAに「Misión cumplida(任務完遂)」と書かれたようにミッションは果たしたということで、とりあえずお疲れ様でありました。


あと2日

2007-03-23 01:50:52 | football
スペイン代表でインタビュー当番にあたったモリエンテスのインタビューをMARCAから(映像あり)。中身はいつもどおり適当なところがあります。


フェルナンド・モリエンテスは、デンマーク戦でのダビド・ビジャのパートナーとなるのが彼自身であるのかフェルナンド・トーレスであるのかについての「選択の責務」をルイス・アラゴネスに一任した。水曜日の午後の全体練習を阻んだ筋肉の問題の感触は良好で、木曜日のトレーニングでは他の仲間たちと同じメニューをこなした。モリエンテスは、チームは敗れることなど望んでいないこと、最終的な決断はルイス・アラゴネスにあることを理解している。

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僕たちのどちらも貢献することができる。監督が決断しなければならないね、その責務があるのだから。彼は召集した3人のFWについて考え、そして今はそのうち2人を選択しなければならない。ビジャとトーレスはいろいろなことができるし、それは僕もだ。責任は監督の元にある。それぞれが自身のプレイスタイルを持っているが、誰と組んでもお互いにうまくやっていけると確信している(この部分ちょっと不明)。今回のような試合では、すべての選手が奮い立っている。僕たち全員が、デンマーク戦にコンディションが最高になるようにと望んでいる。昨日(水曜日)は、僕は違和感があってトレーニングは一部だけ参加した。でも重要なのは土曜日だ。その時点で100%の状態でいられるように願っている。
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モリエンテスのフィジカル上の問題が起こる前の最初のルイス・アラゴネスのアイディアは、バレンシアの攻撃陣、つまりビジャノ隣にモリエンテスを置く布陣にかけることだった。「エル・モロ」は、誰がスタメンになるのかまだわからないのだとしているが。モリエンテスは、この2試合に勝つことが重要なのだと強調した。

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ベテランも若手も同じように、この試合の重要性を意識している。スペインは、W杯やEUROのような重要な大会の場に居なければならない。だからこそ、この2試合は各選手たちのモチベーションをかきたてるんだ。
この試合が重要であるからこそ、こういう試合は戦いやすい。重要性が高いほどより戦いやすくなる。毎日一緒にトレーニングしている人たちが周囲にいたら助けになるだろうが、この代表には違うチームから集まったクオリティの高い選手たちがいる。

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モリエンテスは、デンマーク代表はサンティアゴ・ベルナベウで鍵をかけるのではなく、彼ら自身のサッカーを見せようとするだろうと考えている。

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デンマークは守りに来るのではないだろうと思う。デンマークの歴史には、重要な選手たちがいる。ピッチの中央で素晴らしい攻撃を見せるような。デンマークの選手たちにとって、ベルナベウは彼らのサッカーをデモンストレーションするショーケースだ。僕たちは、最初の20分間でゴールを奪えるようにハードにトライしていかないといけない。
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最後に、友人のラウル・ゴンサレスが不在の中で、モリエンテスはイケル・カシージャスとダビド・アルベルダを、ピッチ内におけるチームリーダーとして称賛した。

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今リーダーはイケルだと僕は思う。彼は若いけれど、この代表では一番のキャップを数えている。彼がキャプテンマークを付け、その責任を担うことだろう。フィールドプレイヤーでは、疑いなくアルベルダがその責を負ってくれるはずだ。
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悩みの種

2007-03-22 09:22:58 | football
MARCAのトップに名前がどーんと出ていると、「何が起きたんだ!」とつい焦ってしまいます。


ルイス・アラゴネスは、デンマーク戦のために初めてやるタイプのチームをテストした。モリエンテスの回復を待ちながら。モリエンテスは筋肉に問題があり、トレーニングで負荷をかけるのを望まなかった。ルイス・アラゴネスの別の悩みはディフェンスゾーンにある。


というのがアラゴネスの現在の悩みの種2題であります。ひとつ目が、モリエンテスの筋肉。
水曜日、スペイン代表はマドリードで2部練習でした。モリエンテスは、大腿後部の筋肉に軽い痛みを感じており、トレーニングを抑えて軽い負荷にとどめ、理学療法士によるマッサージを受け回復に努めたそうです。今週に入ってマドリードは寒さが戻ってきているというニュースもありましたから、しばらく暖かい気候に慣れた身体にはきついところもあるのかもしれません。
代表のトレーニング中に筋肉の違和感、というのは前にもありましたね。そのときは全体練習を続け、結果としてかなりひどい肉離れを負うことになりました。復帰まで1ヶ月以上かかっていたと思います。それもあってか、今回はきちんとトレーニングをセーブしているようです。
が、重要な試合は土曜日に迫っています。モリエンテス自身も出たいでしょうし、何よりバレンシアセットを目論んでいたアラゴネス爺には痛手でしょう。アラゴネスは水曜日のトレーニングではビジャ&トーレスをテストしたとのこと。他の選択肢はないですからね。今からでも誰か召集したらどうでしょうか。ラウルが嫌ならもう一人のラウル(=タムード)でも、グイサとかサルバでも。


そしてもうひとつの悩みの種が、ディフェンス。ディフェンスに関しては、以前にも書いたとおりプジョルとセルヒオ・ラモス、CBと右SBのレギュラーが同時に欠けることになります。右SBには、アングロかセルタのアンヘル、CBはファニートかハビ・ナバーロがマルチェナとコンビを組むのではないか、というのが水曜日夜時点での予測です。


どうか三度目の正直を

2007-03-21 03:10:42 | football

デポルティーボ・ラ・コルーニャのメディカルチームの発表
およそ14ヶ月に渡る医学的治療、物理療法、リハビリテーション、2度の復帰(2006年7月11日と2007年1月7日)を経て、バレロンの左膝は高いレベルでのフットボールができない状態に至っている。


バレロンは2006年1月22日に左膝前十字靭帯を断裂。7月に復帰したが、ベンフィカとの親善試合で左膝の靭帯を部分断裂し半月板を損傷した。今年1月7日にリーガの試合に復帰したものの、その後数ヶ月に渡って同箇所に違和感を抱えていた。医師の診断とアドバイスを受け、バレロンは再びひざにメスを入れることを決断した。手術は今週土曜日に予定されている。手術の目的は、彼の膝が「サッカーができるようにすること」。


ファン・カルロス・バレロン
非常にはっきりと理解している。戦い続ける可能性がなくなるときがやってきたら、幸せな気持ちで家に帰ることにするよ。サッカーは人生のすべてではないのだから。すべてがうまくいくよう努力するし、もしうまくいかないとしても、少なくとも落ち着いてやっていくようにする。
現実的にならないといけない。高いプレイレベルで戻ってこれない可能性があることを僕は理解している。でもトライすることが必要だ。その後でわかるだろう。
まれなケースを求める必要はない。ことはとても単純だ。戦えるようになるためには、最初からこうなるようになっていたのだから。でも時々、物事は望んだようには行かない。例えばそれは僕の膝のような問題だったり。戦えるようになるための解決法、それが手術だ。
今年の1月に復帰したことを後悔してはいない。今となっては、いろいろなことを言われるだろう。でも、可能なことがベストなことだった。完璧な人間などいない。もし誰かがミスを犯したら、彼はそれが最も良いと思ってしたんだ。
可能性のある限り、良くなることができるという望みを持つ必要がある。たとえ現実的になり、戦えるレベルで復帰できない可能性があるとわかっていても。僕たちはトライしていくつもりだ。
嬉しいものではない。厳しい状況だと思う。復帰には長期間かかるだろうし、これが3回目の手術だ。でも僕はトライしたい。そしてこの状況を抜け出せるのかどうかを知りたい。
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遂に引退の覚悟まで口にし、しかし希望を捨てずに三度目の手術に挑むバレロン。どうか、来シーズンには青と白のユニフォームを着てリアソールを走るバレロンが見られますように。

禁止事項

2007-03-19 19:03:48 | football
グティの契約書類には「ペナルティエリア近辺からのミドルシュートは絶対に打ってはいけません」という条項があるに違いない。


06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 27
Real Madrid C.F. 2-0 Nastic de Tarragona

マドリーの得点:ロビーニョ(56)、ダビド・ガルシア(P.P.=85)

最近の試合で良くあるように、前半か後半か、ある一定時間は良いんだけれども試合を通して圧倒したり試合を支配したりできない。そんなマドリーでした。
攻撃陣に関してはファン・ニステルロイ、イグアイン、カッサーノ、ラウルを先発させ、そこにグティが絡む。だったわけですが、開始早々に相手が1人少なくなったのに試合を支配できない、点が入らない。後半頭からカッサーノにロビーニョを代えると、そのロビーニョが大活躍。ポジションを変えながら前線に動きをもたらし、自分でゴールも決め、マドリーはリーガでは久しぶりにベルナベウで勝利を収めました。

てことになるんですが、じゃあ次からロビーニョを先発させれば良いんだ、とはいかない気もします。これまでを見ていると、ロビーニョが次も良いパフォーマンスを見せる保証はどこにもない。ロビーニョだけの問題ではなく、今シーズンのマドリーは「このパターンで行けば一定のレベルの試合ができる」という組み合わせがないように思うのです。フィジカルにもメンタルにも波があり、怪我人が多く、サスペンションも多く、一定のレベルが保てない。今シーズンはいったい何パターンの先発があったことか…。

以下、箇条書き風に思いついたこと。
1)突如として最前線まで上がり、豪快なクロス兼シュートを見せたエルゲラ。セルヒオ・ラモスと組んでいるときは、ラモスの方が上がりたがりのようで自重していますが、カンナバーロだと自分が上がる元気が出てくるようです。さすがエルゲラ。
2)バックラインが攻撃参加すると、ちょっと懐かしいマドリーな感じになりますね。カシージャスとマケレレを残して皆で上がってしまうマドリー。
3)エリア内ではわりと良い仕事をするサルガド。2点目はエリア内に入ったサルガドのクロスにラウルが触ったような相手オウンゴールになったような。エリアに入ったサルガドで思い出すのは、99/00のCLファイナルでモリエンテスの先制点。アネルカ→サルガド→モリエンテス。
4)本日2点目、上にはP.P.と書きましたけど、ラウルのゴールとしているところもあるようです。武士の情けなのかそういう決まりなのかわかりませんが、最後に触ったのが守備側の選手で一見オウンゴールでも、攻撃側の選手のゴールで記録してしまうことは往々にしてあるように思います。だからもしかしたらラウルのゴールかもしれません。
5)前半最初のCKを蹴ったのはラウル。珍しい。
6)ラインを気にしなさ過ぎるファン・ニステルローイ、トラップを焦りがちなイグアイン。
7)だからグティ、自分でシュートしろ~!

そういえばマドリーが勝った事で、バレンシアと順位入れ替えです。さあ大変だ。


第4回
今年もやるようです。国連親善大使の2人がキャプテンを務めるチャリティマッチ、ジダンフレンズvsロナウドフレンズ(貧困に対抗するキャンペーン)。会場はスタッド・ベロドローム(マルセイユ)。こういう親善試合のメンバーなんてものは直前まで誰が出場するかわからないものですが、主宰の2人の仲の良い選手を中心に(だからフランス人選手、元フランス代表、ブラジル人選手が多いのですが)、なかなか華やかなチャリティマッチになりそうです。監督にデル・ボスケとイダルゴ、レフェリーがコッリーナさん。懐かしい名前(ストイコビッチとか大砲ソニーとか、ロラン・ブランとか)、お馴染みの名前。ご近所のよしみでモナコからも3人お呼ばれしています。全員の名前を書くのが面倒だったので、リンク先でご確認ください。

土曜日は1勝2敗

2007-03-18 18:35:06 | football
1敗目、バレンシア


パエーリャ画像を探す気すら起きません。スコアを書く気も起きません。選手たちの画像でお察しください。



試合はまだ見れてませんけど、どの選手もしばらく休ませてやりたいです。8人もドナドナされていく代表戦が恨めしい。


2敗目、エスパルス
開幕3節目にして、もう日本平で負けてしまいました。柏強いんだなあ…。ちなみに水曜日には、ナビスコの予選で柏と再び試合です@日立台。行きたいけど、行ける場所だけど、木曜にある研究発表会の準備が…。


1勝、モナコ!
リーグ・アンは29節目、今節を含めて残り10試合。モナコはルイIIにナントを迎え、2-1で勝利しました。得点は最近絶好調の守備的中盤ペレス(見た目が怖いウルグアイ人)とキャプテン・ガエル・ジヴェ(見た目が怖いフランス人)。これでなんと10位に!

10位ごときで喜んでるの?と思われるかもしれませんが、前半戦中には降格圏にどっぷり浸かったことを考えると長足の進歩です。しかも現在のリーグ・アンは、リヨンが少々すっ飛ばしているものの、その下は怒涛の団子状態。モナコは今節で勝ち点38ですが、3位のボルドーまでは6ポイントしか差がないのです。つまり、うっかり間違えばCL予備予選出場権ですら手に入るかもしれない…。
注目は、この冬にサンテティエンヌから加入したFWのピキオンヌ。加入直後から立て続けに得点を挙げ、コレルとのでっかいFWコンビが注目を浴びております。ついに此の度フランス代表にも初召集されました。
これはもうAllez Monaco!!

余談ですが、モナコの戦力を見るたびに間違いなくバレンシアより分厚いとしみじみ感じてしまいます。あのジェラール(覚えてますか?)やウルグアイ代表FWの「Turbo」バルガスですら何試合もベンチ入りできておりません。カップ戦ももう敗退してリーグ戦だけ。贅沢だなあモナコ…(お金ないのに)。


今週末をイーブンにするために、マドリー
ナスティックをベルナベウに迎えるマドリー。こちらの記事にあるとおり、ガゴが間に合わず、他にもシシーニョ、メヒア、ロベカル、ベッカム、レジェスも負傷を理由に欠場。おまけにセルヒオ・ラモスがサスペンションと来ました。
負傷上がりのカンナバーロが大丈夫なのかということと、ピボーテはエメルソン&ディアラなのか、ディアラ&デ・ラ・レーなのか、ディアラ&グティなのか、この辺りが気になります。

シーズン残り1/3で

2007-03-17 21:26:18 | football


ビジャレアル:ゴンサロ・ロドリゲスとピレス
MARCAより、「ゴンサロ・ロドリゲスとロベール・ピレス、7ヶ月ぶりに召集」のニュース。2人は共にプレシーズンの親善試合で、膝の前十字靭帯を断裂しました。あれからぴったり7ヶ月、無事に帰ってくることができました。

ピレスがトレーニングに復帰できたのは1ヶ月以上前だったと思いますが、トレーニンググラウンドに立ててから実際に試合ができるようになるまでも長いんですよね。アーセナル時代が長かったピレスですが、スペイン語がペラペラなこともあってビジャレラウへの馴染みは良い印象でした。トレーニングに復帰できるようになって以降、バレンシアの現地放送でコメントを求められていたり、番組の企画でレバンテのカポとゴーカート対決をしていたり…これで本業で姿が見られるようで一安心。

とにかく膝の十字靭帯断裂を初め負傷が多かった今シーズンですが、シーズン当初に重篤な怪我を負った選手たちも、シーズン終盤になってプレイ可能になっているようです。
マドリーのシシーニョも今週初めから全体のトレーニングに合流しました。トレーニンググラウンドに立てるようになってから1ヶ月くらいたちますでしょうか。今週末に即出場なんてことはまさか…わかりませんけど、シシーニョも元気そうでチームメイトたちに祝福されていました。


マドリー:ロベカルとベッカム
ロベルト・カルロスとベッカムの共通点は。1)今ケガをして戦列を離れていること、2)今シーズン終了後チームを離れること。

デイビッド・ベッカム:タイトルを獲らずにマドリーを離れたくはない
ロベルト・カルロス:ここを離れる前にシベーレス(マドリーがタイトルを獲った時に集まる広場)に行くんだ

「銀河系の終焉」について話を振られたラウルは、銀河系なんていつ始まったかもわからない、自分にとってはレドンドもそうだけれど銀河系なんて言葉は使いたくない、と答えていましたが、世間一般に「銀河系」として扱われていた選手たちが栄光を失いキャリアの終盤を迎えている。「残り12試合ぜんぶ勝てば」は、まあ実現して欲しいですが現実的には難しいだろうとは思う。でもその中で、どこまで「元・銀河系」がプロフットボーラーとしての意地を取り戻せるんだろうか…なんて考えてしまいます。



カシージャスからひとこと
16日が会見当番だったカシージャス。
スペイン代表に関して最も責任があり、何が最も良いかを考える人間であるルイス・アラゴネスに尋ねる必要がある。もし彼がラウルをこそはずさなければならないと信じているのなら、何も言うことはできない。僕ならラウルを召集する。毎日ラウルのトレーニングを見て、ラウルがしていることを知っているから。でも代表の監督には彼なりの理由がある。


ナバーロのために
火祭りの影響か、今節は先頭切って土曜18時キックオフ。「リーガ随一のデコボココンビ」ことジギッチ&ムニティスのラシンをメスタージャに迎えます。
前も書いたとおりアジャラがサスペンションのため、ダビド・ナバーロがアルビオルとCBのコンビを組む可能性が高いようです。メスタージャで良かった。気負い過ぎない程度にがんばって欲しいところです。

一応記事は新しくしますが

2007-03-16 20:49:09 | football
ノーサプライズ、とはMARCAの最初の見出し。
EURO予選、デンマーク戦とアイスランド戦を戦うスペイン代表には何のサプライズもない、グティもラウルもいないとのことです。

バレンシアからは、アルベルダ、アングロ、ビジャ、シルバ、モリエンテスに加えてマルチェナが呼ばれました。どうせならホアキンとデル・オルノとアルビオルとカニサレスも呼んでしまえば良いのに。キケも呼べば良いのに。ついでに試合はいつもメスタージャ。負ける気がしない。

今回の2試合のうち、デンマーク戦はサンチアゴ・ベルナベウが舞台となります。モリエンテス、一足先に里帰り。
(アイスランド戦はマジョルカでやるようです。暑いとこでやって寒いところの皆さんを疲れさせちゃおう作戦なんでしょうか…)

アトレチコ:アントニオ・ロペス、フェルナンド・トーレス
アーセナル:セスク
バルセロナ:イニエスタ、チャビ、プジョル
ベティス:ファニート
セルタ:アンヘル
デポル:カプデビラ
リバプール:レイナ、シャビ・アロンソ
マドリー:カシージャス、セルヒオ・ラモス
セビージャ:ハビ・ナバーロ
バレンシア:アルベルダシルバビジャアングロマルチェナモリエンエス

テーマは3つ

2007-03-16 14:56:36 | football
フェルナンド・モリエンテスは3つの話題について話をするため、プレスルームに姿を現した。ナバーロとマルチェナへの制裁、つま先の痛みのこと、そしてメスタージャで勝利を続けることの重要性について。

つま先の痛みについて
長い間それほど重要な問題だとは見ていなかった。でも今はつま先に炎症を起こしていて、僕たちはこの小さな問題の解決方法を探っているところだ。今のところは、スパイクに穴を開けている。バルセロナにも行って、特別なインソールを入れてもらった。これが決定的な解決方法になるよう願っているよ。関節に炎症を起こしたまま2試合を戦ったけれど、トレーニングの時には痛みがあった。今日も軽い痛みがあるままトレーニングをしたけれど、でも僕は落ち着いているよ。今は良い状態になるようにと思っている。スペイン代表の試合、リーガの最終段階、チャンピオンズリーグの試合、僕はどれも失いたくない。

制裁の厳しさについて
僕自身の考えでは厳しいと思う。非常に厳しいし、同時に二度と繰り返されないための見せしめでもあると思う。仲間たちもそうだし、僕もつらい。この制裁については、リーガにも適用されると言われたが、ヨーロッパでの試合に出られないというだけでも十分な懲罰だ。マルチェナのケースについては、僕は非常に厳しすぎると思う。彼は何かをしようとはしてなかった。ただ攻撃から身を守っただけだ。

彼らに対する制裁が、チームのものと独立であるのかはわからない。でも、これはダビドにとって痛手であるのは確かだ。この先非常に辛く感じることだろう。もうロッカールームでは謝罪したのに。どれほど厳しいか僕にはわからないけれど、それが表に出ることはないだろう。プロフェッショナルとして、このようなニュースはうれしいことではないと思う。当然のことながらロッカールームでこのことについて話すことがほとんどないとしてもね。彼らはサポートを受けられることは確かだ。トレーニングを続け、仲間たちやスタッフたちの信頼も受けられる。でも試合に召集されない寂しさを感じることも確かだろう。

腱膜瘤の痛み
これまでプレイしてきて毎年、腱膜瘤の固化(要するに足親指の付け根が腫れて固くなっているらしい)があった。この先も続いていくようなら、そうしたくないけれど外科的処置をすることになるだろう。

連勝すること、自信と勇気
僕たちはリーガを獲れる位置にいる。メスタージャでは、僕たちはとても信頼できる存在だし、落ち着いていると特に強調するよ。カーサで2試合続けてできる。勝ち点6を獲って、そうすれば僕たちは自信と勇気を得ることができるだろう。

ラシン戦、フィエスタの雰囲気
皆はピッチにフィエスタの雰囲気でやってくるだろう(バレンシアは火祭りの真最中)。僕たちにとってはフットボールの試合、ファンにとってはフィエスタでもある。これは確かにチームを活気づけるだろうね。うまくいくように導火線に火をつけたいね。
Valencia公式

ビデオ付きMARCAの記事

モレスティアス

2007-03-15 16:31:54 | football
昨日のトレーニングには、全体に参加したものの結局また途中で離脱してしまったらしいモリエンテスですが、las provinciasによるとその日のうちにバレンシアのスタッフと共にバルセロナの専門医を尋ねたようです。良くないのか…。

週末の試合も心配ですが、来週にはEUROの予選が2つあります。ここまでぼろぼろのスペイン代表はもう負けられないところまで来ているのですが、プジョルとセルヒオ・ラモスが出場停止だったり、爺はまたもラウルを呼ばない気配があったり、なんかもう勘弁してって感じになっております。
モリエンテスに関して言えば、現状ではおそらくまたバレンシアセットごと呼ばれていくのではないかと思うのですが、もちろんそれは違和感、痛みなしであればのこと。発表はいつものとおり、金曜日です。


スペイン代表の話ついでにグティのインタビューから
火曜日に、グティが公式インタビューを受けました。クラシコで活躍した後で、しかもクラシコが記念試合だったこともあったんでしょう。マドリーの状況についてはにほんごMARCAにも出ているとおり「「残りの12試合を全て勝てば、僕らは優勝できる」。ポジティブ過ぎると思いますが、今チームが向かうべき目標はそこにしかありませんから、これで良いのだと思います。

ただ、記者からこんな質問が出ました。「ルイス・アラゴネスが金曜日にスペイン代表リストを発表します。あなたは入ると思いますか?」
グティの答えはひとこと「No」。映像を見ましたが、即答でした。記者の一部からはあまりにも早い否定の回答に少し笑いが漏れたりしていましたが、グティを知っている記者ならたぶん笑えなかったでしょう。
代表については、2006年を最後のチャンスと狙っていましたが、若手ばかり招集するアラゴネスにはグティの価値は認めてもらえなかった。以前から事あるごとにもう自分が招集されることはないと諦めのコメントをしているグティですが、端々にどれだけ調子が良くても呼んでもらえない悔しさがにじんでいるように思いました。今回も。

その後「ではラウルは?」と聞かれたグティは「彼には入って欲しい。そうなったら嬉しい。でも僕が決められることではない。ラウルはレアル・マドリーのシンボルであるというだけではなく、代表のシンボルでもあるのだから。スペイン代表は今良い時期にはいないが、EUROの予選を勝ち上がるためには特別な試合に臨むことになる。そこにはカピタンがいなければならない。自分に関して言えば、いつものとおり入ることはないだろう。僕のポジションにはイニエスタやセスク、チャビといった優れた選手たちがいるのだから」と回答。なんともほろ苦いインタビューでした。
MARCAAS



で、実は翌日くらいにアラゴネスのインタがありました。あまり書きたくないんですが、ざっと読んでムッとした、ということだけ書いておきます。

…いまからでも良いよ、監督替えちゃえばいいのに。



後から追加
モリエンテス、15日(木)は全体トレーニングをコンプリートしたとのこと。