けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

悲観的

2007-09-30 15:33:36 | football
日曜日、ですが未だWOWOWのページでは今日のリーガ放送のカードが出ていません。開幕から1ヶ月が過ぎたのに放映権問題は未解決のままというかますます泥沼というか。どういう仕組みでこんな事態になっているのか私もどうもよくわかりませんが、

1:「ソヘカブレ&アウディオビスアル」陣営と「メディアプロ&ラ・セクスタ」陣営との間で、リーガ・エスパニョーラ放映権の譲渡に関する問題がこじれている
2:海外への放映権販売権を持っているのはメディアプロ側らしい
3:しかし各クラブの放映権はいずれかの陣営に託されている
4:なのでソヘカブレ側クラブとメディアプロ側クラブとの対戦は海外に放映されるかどうかわからない

詳細はリガブログさんのこちらを参照。LFPも調停に乗り出していますが、解決していないところを見るとたいして役に立っていないようです。

そして問題の今週末。先ほどチェックしたMARCAにいや~な感じの記事がありました。
ヘタフェ-マドリー戦、本来PPVで放送する契約をLFPと結んでいるためスタジアムに準備にやってきたメディアプロを、ソヘカブレのプレッシャーによってヘタフェが締め出した。アウディオビスアル(おそらく国内放映権を持っている)が海外にも配信しなければ、スペイン国外ではこの試合は見られない。ソヘカブレのプレッシャーは他のクラブにも及んでいるそうで、従って他の対戦カードの放送も…。

と、相変わらずなんも進んでません。
MARCAの記事が少し進歩したところは、この事態によってレアル・マドリーが経済面・イメージ面からの被害をこうむるのは問題である、と書いている点。ようやくどれだけの影響が出るのか気づいたのか…でも一番の被害をこうむっているのは間違いなく視聴者。


ぎりぎりまで待って、事態が好転するように祈りたいと思います。


後刻
日本時間19時30分過ぎに出た、今夜の放送予定です。そういうことのようです。

9月30日(日) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
サラゴサ vs セビージャ

9月30日(日) 深夜3:58~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
ビジャレアル vs アスレチック・ビルバオ

1ヶ月

2007-09-29 21:36:39 | football
ミッドウィークにも試合があり、少しサボるとあっという間にまた次の試合が来てしまいます。とりあえずマドリー戦。

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Real Madrid C.F. 2-0 Real Betis Balompie

マドリーの得点:ラウル(66)、バチスタ(84)

ペナルティ、誰が蹴るんだろう…と思っていたところに画面にアップになったのはなんとラウル。「うわー」と驚きながら見届けるのも怖いからチャンネル変えようかなと悩んだ次の瞬間、ごくあっさり決まった先制点でありました。ラウルがペナルティを蹴るのはいつ以来でしょうか。数年前に1回あった気もしますが、非常にレアなものを見た気になりました。
というか、鬼門のペナルティを蹴ろうと思えるほどラウル自身が調子のよさを感じているのではないかと思います。この試合、ファン・ニステルローイはフィジカルに問題があってベンチも外れたため、先発2トップはラウルとサビオラ。前半からラウルには何回もシュートを打つチャンスがあり、なかなか決まらないのはそれはそれでちょっと問題ですが、あれだけラストパスが集まるポジションでのプレイというのは、やはりラウル本人にとってやり易いのだろうと思います。

あとはもう箇条書きに雑感。
○バチスタのチレーナ!ものすごい迫力…
○ロッベンが次第に良くなってきている気がする。あのドリブル抜きはベルナベウで好かれる材料になりそう。
○スネイデル&グティの好調コンビはちょっと一休み。
○ようやくミゲル・トーレスが右SBで先発。スピードに弱いところが心配ですが、バックラインならどこでもできるというのは強み。
○そういえばせっかく補強したCBがどこかへいなくなってしまいましたね。
○ありがとうポスト。


好調?バレンシア?
6連勝中。内容がイマイチなのに勝てている現状は、昨シーズンの勝ちきれなさを思うと素晴らしい進歩だと思われます。しかもけっこう大胆なローテーションを繰り返している中での勝利。余談ですが、「ベストメンバー」問題でまるで現場のことを理解していない見当ハズレな文句をつけている某協会の某偉い人は、こういうチームをどう評価するんだろうと思ってしまいます。
ただ心配なのが、ちょっと負傷者が目立つようになってきたこと。足首を痛めていたのに9月頭の代表戦以来出場を続けていたシルバは、痛みが消えなかったため金曜日のトレーニングを回避。ラウル・アルビオルはトレーニング中に、夏に手術してからまだサポーターが取れない手首を強打。開幕以来フル出場のモレッティも、トレーニング中にどこだか打って痛みを訴えていたとのこと。さらに本日のスーペルを見ると、足を気にしているモリエンテスとアルベルダの画像が。モリエンテスは、昨シーズンもやっていた足指がシューズに擦れて痛くなっている状態のようです。
良いニュースとしては、カニサレスがトレーニングに復帰、カネイラがピッチでダッシュをスタート、それからビセンテがマドリーから帰ってきました。月曜からチームのトレーニングに合流するとのこと。


あそこが痛いだの疲労がたまってるだの言っても、次の試合はやってきます。フエラでのレクレ戦召集リストは以下の通り。

GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、アレクシス、マルチェナ、アルビオル、エルゲラ、モレッティ
MF:アルベルダ、サニー、バラハ、アングロ、マヌエル・フェルナンデス、ホアキン
FW:アリスメンディ、シギッチ、シルバ、ビジャ、モリエンテス

ミッドウィークに控えているチェルシー戦を念頭に置いた選手起用が必要になりそうです。ちなみにこのレクレ戦、「現時点」では日曜日の21時キックオフ予定です。あくまでも現時点では。


あれから1ヶ月
それでも人生は続いていく。それでもフットボールは続いていく。

せわしないフットボールカレンダーに追われている中では、1ヶ月の経過はあっという間でもあり、その間にいろいろなことが起きるからとても長い時間が過ぎていったようでもあります。あれから1ヶ月、日々のニュースに名前が出てくることはなくなってはいますが、サンチェス・ピスファンの「Puerta 16(16番ゲート)」の周囲は赤いキャンドルと花と手向けの言葉や写真に埋め尽くされたまま。サンチェス・ピスファンの改装工事の予定があるそうですが、Puerta 16の辺りの改装はペンキ塗りなおし程度の最小限にとどめられる予定だそうです
先日、エスパニョールがサンチェス・ピスファンを訪れた際には、試合前にプエルタが倒れた近く(向かって右手のゴール横)に花束が捧げられていました。今シーズンいっぱいは、どこかのクラブがサンチェス・ピスファンを訪れるたびに同じような哀悼の光景が見られるのかもしれません。


これはニュースだろう

2007-09-27 04:31:16 | football
0-0 <empate>、約9ヶ月ぶりの復活。



後刻追加:まだ見ていませんが
情報を遮断して放送まで待つ、ということができない性分です。某W様の2時間遅れのON AIR!すら待てないわけで、ましてや23時間遅れなんて耐えられません。と言い訳を書いてからバレンシアの結果。

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Valenci C.F. 2-1 Getafe

バレンシアの得点:ダビド・シルバ(15),ダビド・ビジャ(30)
ヘタフェの得点:ブラウリオ(77)

アボンダンシエリに代わってヘタフェのゴールを守ったアルゼンチン期待の星、ウスタリ。は、良い選手なのか悪い選手なのか…。ハイライト映像を見ただけですが、ビジャのオーバーヘッドシュートをパラドンしているかと思えば、バレンシアのゴール1点目はモリエンテスのクロスを正直に正面にはじき出してしまいシルバに詰められたものだし、2点目はカウンターでビジャが飛び出したのを止めようと思ったのか前に出すぎていて、ビジャは長い距離からウスタリの頭を越すようにしてシュート、ゴール。ただバレンシアの失点も…あれは誰が悪いんでしょうか。運が悪かっただけか。
ざっと記事を眺めただけですが、前半はいい展開で後半はてろてろとした感じだったようです。詳細は今夜の放送で。ちなみにキケとラウドルップ、両監督はマドリーでの94~96までの元チームメイト同士。まずはキケの勝ちでした。付け足すと実はカニサレスも当時はチームメイト。

それから、この試合でモリエンテスがリーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンの300試合出場、ビジャが同じく150試合出場を果たしました。ふたりともおめでとう。


後列右端がキケ、左から2番目がラウドルップ



オサスナ4-1レバンテ
前のサラゴサ戦でやらかしてしまったからかどうかはわかりませんが、プラシルはベンチスタート。しかし左サイドのデルポルテが負傷し早めの交代出場となりました。バレンシアのラジオを聴いていたのですが、オサスナは対戦相手がレバンテということもあって試合経過が入ってきてました。後半途中にはゴールのアナウンスと共に「プラシルプラシル」言っているので、得点したのか!と期待したのですが、どうやら3点目のアシストをしたようです。おめでとう。

火・水・木

2007-09-25 22:25:37 | football
休むまもない厳しい日程。今週はミッドウィークにもリーガがあります。火曜日は先陣を切ってセビージャvsエスパニョールのUEFA杯ファイナルのリベンジマッチ。水曜日には大部分、8試合が行われます。バレンシアvsヘタフェは26日20時キックオフ。バルサvsサラゴサのミリート兄弟対決は26日22時。木曜日には残り1試合、マドリーvsベティスが21時から。某W様なりの努力で、放送は

【1】 バルサvsサラゴサ 9月26日(水) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE
【2】 バレンシアvsヘタフェ 9月27日(木) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
【3】 マドリーvsベティス 9月27日(木) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE

放映権問題はなし崩しに解決したんでしょうか…。


ラマダン
先日の試合放送中にも少し話題になっていたようですが、現在はラマダン、イスラム教の断食月に当たります。断食といっても大雑把に言うと日の出から日の入りまで水と食物を摂らないということで、決められた時間になれば食物を口にするものだそうです。ただしこれがサッカー選手となると、かなり大変な状況に。EL PAISにディアラの事情が記事になっていました。


イスラムの戒律を守り現在断食を実行中のディアラ。身体を酷使するサッカー選手にとって飲食の制限は、試合のパフォーマンスに直結する問題になりかねません。が、疲労回復を図り試合に出るだけのフィジカルを守るため、マドリーのメディコ、フィジコは様々なケアをしています。
この断食がフィジカルケアの上で問題になるのは、試合よりもむしろトレーニング。確かにマドリーの試合は日没後にやることがほとんどなので試合前の食事や給水は可能でしょう。でもトレーニングは午前中。通常のトレーニングでは選手は2リットルほどの水分を消費するそうですが、ディアラのためにトレーニングは特別メニューを組み水分をできるだけ消費しないようにしています。トレーニング中は心拍測定装置をつけ、試合後に体重を計ることで疲労の程度をチェック。先日のCLブレーメン戦にディアラがサスペンションでお休みだったのは、メディカル部門からすると非常に好都合であったとのことです。食事に関しても、夜に食べることができると言っても量を詰め込めば良いものではないしそれはそれで問題になってしまう。なので、浸透圧を調整して吸収を良くしたドリンクを処方し、タンパク質や炭水化物を摂らせるようにしているとのこと。

リーガにいるムスリムはディアラだけではなく、ラマダンへの取り組みもそれぞれ。セビージャのカヌーテやケイタなどもおそらくラマダン中でしょうが、一方でEL PAISによるとアビダルとヤヤ・トゥレ(共にバルサ)はラマダンを6月まで先送りにした様子。またこの時期はユダヤ教にも守るべき戒律があるようで、先日はデポルのアワテに関するこんな記事もありました。
日本に暮らしているとなかなか実感することができない、興味深い話題でした。たださすがにバジャドリに振り回されたあとなので、ディアラの回復状態は心配です。ベティス戦のピボーテはガゴ辺りでどうでしょう。


バレンシア
どこの世界もおば様という方たちは強い。昨日バレンシアのニュース映像をネットでチェックしていましたら、セビージャからの帰り、空港にいるチームの様子が映し出されていました。そこへ現れるおば様の一群。おば様の好みはキケとアルベルダ、モリエンテスでした。モレッティがカメラ係でした。おば様はマヌエル・フェルナンデスを捕まえ、「Amunt Valencia!」と言わせていました。スペインのおば様というのも素敵なものです。

ヘタフェ戦の召集選手です。
GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、アレクシス、マルチェナ、アルビオル、モレッティ、エルゲラ
MF:マヌエル・フェルナンデス、アルベルダ、サニー、アングロ、ホアキン、バラハ、マタ
FW:ビジャ、シルバ、モリエンテス、アリスメンディ、シギッチ

先日のベティス戦後は、アリスメンディが肩を痛めていたりモリエンテスが膝を強打していたりシルバの足首が痛かったりといろいろ問題はありましたが、それぞれ間に合ったようです。そしてついにシギッチが召集メンバー入り。ベティス戦でのプレイ時間が短かったモリエンテスと組むのか、ビジャと組むのか、いきなりひとりなのか、アリスメンディとカオスなコンビになるのか、ちょっと楽しみ。

テスト中

2007-09-24 12:46:57 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Betis Balompie 1-2 Valencia C.F.

ベティスの得点:ソビス(86)
バレンシアの得点:ミゲル(69)、ホアキン(83)

GK:ヒルデブラント
DF:ミゲル、アルビオル、エルゲラ、モレッティ
MF:ホアキン(86、サニー)、マルチェナ、マヌエル・フェルナンデス、シルバ
FW:アリスメンディ(71、アングロ)、ビジャ(78、モリエンテス)


CLからのフエラ連戦、ほぼ昼間といっても良い17時開始の試合、暑い、ローテーションにローテーションを重ねるテスト期間、ということですから、まずは勝ち点3を取れたことは評価できるのではないかと思います。カニサレスのケガの影響もあるとはいえ、懸案のGKにはヒルデブラントを使うことができたし、スタメンからマヌエル・フェルナンデス、ビジャとアリスメンディの併用。
守備は、アルビオル&エルゲラでだいぶ安定感が出てきているように思います。2人ともアグレッシブな守備で頼もしい。とはいえ、失点シーンはふっと緊張が解けた感じで、エルゲラが縦に走られヒルデブラントの出るタイミングが……。ヒルデブラントは、確かに最近のパフォーマンスが酷かったカニサレスよりは安定感はありましたが、プレシーズンの試合でも出るタイミングを誤って慌てていたシーンがあったような。ちょっと気になる点。
マヌエル・フェルナンデス、今更ですが良い選手ですね。合流してそれほどたくさんの試合をこなしているわけではありませんが、既にチームにフィットしているように見えます。運動量もスピードもパワーもある。まだ波がある感じもしますが、もっとチームに慣れていけば良いパフォーマンスになるのではないかと期待。
アリスメンディは…なんとも言いようのない選手。一応ビジャの相棒ではあるのでしょうが、左サイドが好きらしい。もちろん中に入って仕事もしていましたが、ビジャも左サイドに開きたがるタイプなのでこのコンビはどうだろうと少し気になります。中に入ってのお仕事はあの見事な宇宙開発に尽きるわけですが…でも、全体的に見ると悪くない。サイドでキープもするし、中でチャンスにも絡むし。なんか不思議。

と、新加入選手中心の感想でした。試合はミゲルがグイグイとドリブルで上がって行きそのままシュートのゴールに、モリエンテス→アングロ→ホアキンのゴール。ホアキンがボールにタッチするたびにブーイングだったのは、敵になった元アイドルへの礼儀みたいなものかもしれません。ゴールの後と交代の時の大きな拍手がベティコたちの本当の気持ちだろうと思うと、ゴールを決めて泣き顔になってしまったホアキンと共に、良いものを見た気になりました。
あとは気になるのが、両ラテラル。特にモレッティ。疲れてますね…。休ませてあげたくとも、カネイラがまだ負傷中なので代えようがない。この先、ミッドウィークにヘタフェ戦、その次にレクレ戦、チェルシー戦、エスパニョール戦と週2試合のペースが続きます。


おまけ。今日のベティスが試合開始前に着ていたTシャツは、背中に「15」が見えたので、おそらく先日左膝の前十字靭帯を損傷して全治6ヶ月と診断されてしまったナノのためのものでしょう。今シーズンも膝の恐怖は消えていません。リーガではありませんが、セルタからバーミンガムに行ったオウビーニャ、デポルからユーヴェに行ったアンドラーデがこの週末に立て続けに膝の靭帯損傷と見られる負傷を負いました。両者とも今シーズンにアディオスの可能性が。オウビーニャはセルタに戻って治療を受けるそうです。なんともやりきれない……。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Valladorid 1-1 Real Madrid C.F.

バジャドリの得点:ペドロ・ロペス(70)
マドリーの得点:サビオラ(86)

バジャドリすごい。走りに走って、最後まで走ってました。マドリーがどこでボールを持っても2人、3人と寄ってくる。バックラインですらプレッシャーをかけられるわけで、まともな攻撃の組み立てはほとんどできませんでした。
さらにサイドバックの守備が今日は苦しかった。今期初出場のサルガドは、散々交わされるしそれを無理なファウルで止めようとするしで非常に危なかった。ブレーメン戦で良かったマルセロも、守備に回ると軽くすぐに転んでしまう。対面のシシが良かったせいもありますが、こちらも危なっかしかった。ミゲル・トーレスを召集すらしていないのは、本当に納得が行かない。シュスターは、ミゲル・トーレスに関してよほど気に食わないことがあったんだろうかと邪推すらしたくなります。
状況を打開できない中で、両サイドをロビーニョ→イグアイン、ドレンテ→ロッベンと入れ替えましたが、これも効果はあまりなし。的は外していたけど少ない攻撃を作っていたロビーニョは下げないほうが良かったかと思いますし、一瞬いいかな?と思ったロッベンは、ボールをキープしすぎてはロストする点が印象に残るし…。
それでも、MARCAのトップにあるとおり「1ポイント&Gracias」の通り。厳しい試合でしたが勝ち点1を積めたのは良かったと思います。


リーガの洗礼
ひっそり気にしていたオサスナのプラシルは移籍後初のスタメン、でしたが…。サラゴサの決勝点となるペナルティを与えたのは、ディゴ・ミリートの足元に身体ごと飛び込んでしまったプラシルのファウルでした。Deporitivo de Navarraには「ボールに当たったがディエゴ・ミリートにも当たってしまった」そうで…ま、次がんばれ。

カバ嫌い

2007-09-21 16:58:24 | football
突然ですが、元ASモナコ、現オサスナMFヤロスラフ・プラシルのインタビュー(9月19日付)です。プラシルのインタビューに興味があるという方がどのくらいいらっしゃるかはわかりませんが。フィアンセを連れて公式会見の場に来たと書いてあるので、いきなり結婚宣言でもするのか、前からちょっと変わったところがあったしな…と思っていたら、フィアンセのお名前はアナ・ルシア・デ・ソウザさん。ブラジル人の彼女は通訳として来てくれたのでした。


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Q:オサスナとモナコではフットボールが違っていると思いますが?
P:そうだね。リーグの様子はとても違っている。ここでは攻撃のトレーニングをしているし、フランスのリーグではよりディフェンシブだ。それにモナコはオサスナとはとても違っている。モナコにはたくさんのスター選手たちがいたけれど、ここではそれ以上にひとつのチームがある。選手皆が一体になっているからね。それがとても重要なことなんだ。

Q:日曜日(リーガでビュー、バルサ戦に途中出場)には、居場所を見つけられないような感じで少し混乱したという印象をもらしていました。
P:混乱したというのではないけど、でも本当のところまだチームメイトたちのことをよくわかっていないんだ。

Q:どのポジションが得意ですか?インテリオール、メディアプンタ、右、左…
P:僕は攻撃的中盤で、右でも左でも同じようにプレイするよ。

Q:(9月上旬に)代表に行かなければ、もっとオサスナになれることができたでしょう。どうですか?
P:そうかもしれないね。でも僕は代表でプレイしていることがとても幸せだし、新しいチームメイトのことを知るために戻ってきたこともまた嬉しい。10日間は長かったね。

Q:フランスリーグで何節かプレイした後ですから、日曜日のサラゴサ戦では他のチームメイトと同じようにプレイできるのではないでしょうか?
P:そうだね。僕はチームをうまく助けられると思う。オサスナはバルセロナ戦で、ファンフランやハビ・ガルシアのような素晴らしい選手がいることを示した。彼らと同じレベルになれるように自分に期待している。

Q:いつもヨーロッパのコンペティションで戦うチームにいた後で、オサスナには何を求めますか?
P:ここでは、例えばバルセロナ、レアル・マドリー、アトレチコ、バレンシア、セビージャのようなビッグクラブと戦うことができる。フランスではシーズンに重要な試合は3回しかない(たぶんマルセイユ、PSG、リヨンのこと)。

Q:難しい移籍でした。最初は来るようだという話があり、その後破談になり、最終的に決まった。どのように思っていましたか?
P:僕自身はいつも「イエス」だった。後はクラブ間の話し合いの問題だったんだ。

Q:モナコでのシーズンが始まった時、もうオサスナには行かないだろうと思いましたか?
P:モナコが僕を手放したがらなかったので、事態は宙に浮いていた。でも僕はいつもここに来たいと思っていた。それにここにはとても快適で、理解力があり良い人たちがいると思っていた。

Q:バルセロナ戦でのスタジアムの雰囲気はどんな印象でしたか?
P:もしどの試合もこんな雰囲気なら本当に素晴らしいよ。すべてを通じてあの中にいることは本当に特別なことだ。

Q:オサスナでのプレイは?
P:バルサとの試合はいつもとても難しいものだ。でも僕の仲間たちは素晴らしい仕事をしてくれた。勝つことはできなかったけれど、バルサと対戦したことからいえば良い結果だった。

Q:これからのシーズンのオサスナの目標は?
P:何かを言うには早すぎるよ。目標を言うにはリーグ戦が半分を終わるくらいまで待たなければならないだろう。でも僕たちはより高いところを目指していかなければならない。
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ちなみに今日の記事のタイトルは、以前ASモナコファンサイトに掲載されていたプラシルの「好きなもの嫌いなもの」に拠っています。なぜピンポイントでカバが嫌いなのかは謎です。


第4節放送予定 by 某W様
【1】 9月22日(土) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE
バルセロナ vs セビージャ

【2】 9月23日(日) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
ベティス vs バレンシア

【3】 9月23日(日) 深夜3:58~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE
バジャドリ vs レアル・マドリー

【4】 9月24日(月) 深夜1:50~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
ビジャレアル vs ムルシア

予定はあくまでも予定です。実現すれば良いのですが。数日前に、カナルプリュスがビジャレアルvsマドリーの試合の放送権を取ったという記事を見かけたので、なんとなくですがこのカードの放送は安泰かもしれない、と思っています。
ただ、プラシルがどうしているか見たかったので、ここまでずっと放送されていたサラゴサが今回お休みなのは少々残念。


おお~
ASのデザインがリニューアル。少し見やすくなった気がする…。

正反対

2007-09-19 06:12:27 | football
2試合ザッピングだったので、とりあえず雑感。

07/08 UEFA Champions League Group B
Schalke04 0-1 Valenci C.F.

バレンシアの得点:ビジャ(62)


勝ってよかった…。前半の前半はなかなかチャンスがなかったけれど、とにかく守備が堅かった。というか試合を通じて全体が堅かった。緊張というのではなく、とにかく堅実にと。もちろんピンチもありましたがそれほどやられているという感じもなく、落ち着いていたのが良かった。
縦パスに呼応して飛び出していったビジャがゴール。ビジャのためにもチームのためにも大きな1点になりました。
アウェイで直接のライバルから勝ち点3をゲット。チェルシーがホームでローゼンボリと引き分けたということで、一歩先んじたバレンシアでした。
はー、本当に良かった。


07/08 UEFA Champions League Group C
Real Madrid C.F. 2-1 Werder Bremen

マドリーの得点:ラウル(15)、ファン・ニステルローイ(74)
ブレーメンの得点:サノゴ(17)


バレンシアが堅かった、ならこちらは非常に柔らかい試合。ザッピングで見てもおもしろかった。というか、こちらを見ている時間のほうが長くなっていきました。
一つ前の記事で「守る気あるんだろうか」と書きましたが、守るなんてどうでも良かったのかもしれません。反撃を食らっても2バック&ガゴで守ればよろしい。最後にはイケルがいる。
中盤の底に入っていた今日のガゴは良かったですね。積極的に当たりに行き、攻撃につながるパスを出す。パスはやはり少し狙いすぎているところもありますが、よくがんばっていた。目指せレドンド。
CLでのゴール記録を伸ばしあっているラウルとファン・ニステルローイ、デランテーロ2人でしっかり点を取ったのも何よりでした。嫌なところに入ってきてゴールを狙うラウルらしさが見られたのが嬉しいです。左脚ループが入っていたらもっとよかったけど。


まずはバレンシアもマドリーも良いスタートを切りました。また後ほど、落ち着いて試合を見直したいと思います。

厳しい時期

2007-09-18 20:35:20 | football
ASから、やたら長かったモリエンテスインタビュー。インタビュアーはバレンシア番記者のようですが、けっこう露骨な質問をしているせいか、モリエンテスの答えも警戒している気がします。こんなチーム状況だから仕方ないのかもしれませんが。とにかく持って回った言い方が多くて読み辛かった…。最後から2つ目の代表に関するところが否定語だらけでさっぱり。大意は外していないと思いたいのですが、自信はありません。

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Q:振り返りましょう。土曜日のバジャドリとの試合後、バレンシアのロッカールームは本当はどんな雰囲気でしたか?
M:結果を得たこと、今節で良い位置につけていることから良い雰囲気だよ。でも僕たち皆が、良いゲームをして得た勝ち点だったらもっと良かったのにということは理解している。その点に関しては僕たちには重大な欠点があるわけだけど、悪いプレイをして負けるよりは悪いプレイでも勝つ方が常に良いものだ。

Q:皆、監督までが悪い時期にいることを認識しているようです。なぜバレンシアの今シーズンのスタートはこんなに悪いのでしょうか?
M:僕たち皆が疑問に思っている。確かなのは、僕たちに昨シーズンあった長所を今シーズンは出せていないということ。カウンターアタックがたくさんできているわけでもなく、相手を置き去りにするようなスピードもない。良いゲームのために僕たちが唯一望むこと、つまりゴールチャンスをたくさん作り出すことも難しくなっている。ただ改善はするだろうと思っている。今週末は、試合を決定付けることができるのに、疲労していたり負傷したりしていた選手たちがいたからね。今は、少しの忍耐をすることと僕たち皆が望んでいるように試合で改善が見られるのを待つこと、そういう疑問の時なんだと思う。

Q:ゴールしたのにそれは抗議のきっかけになってしまった。シルバのゴール後でもブーイングが高まったことをどう思いますか?
M:ファンは彼らの不満を表すことができるし、僕もそれは最大限に尊重する。でも僕たちはチームを取り巻く悲観的な雰囲気からは一線を画さなければならないし、それがチームに伝染しないようにしなければならない。いずれにせよ、僕たちは前に進んでいかなければいけないのだから。それ以上に、3節を終わって勝ち点6を取れているというのは、僕たちがどんなプレイをしたかを見た後ではグッドニュースだろう。最終的にすべてが僕たちが望むとおりに進めば、1試合の中で具体的にどんなプレイをしたか、どうやって勝ち点を得たかということはほとんど記憶されていないだろう。

Q:実際のところ、得た勝ち点は運が良かったからなのか、それともチームがたくさん働いているからか?
M:どれもありうる。僕たちは同点に追いつけたけど、何もなく過ぎた。時間はあるし、運も少し手助けになった。でも運を求めることも必要だし、この試合ではそうだったことも確かだ。

Q:非常に多くの人々が監督、この場合はキケを拒否しています。こういうときにフットボール選手というものはどのような態度を取るものでしょうか?
M:僕自身は、監督はチーム以上のものだ。彼が試合中にピッチの中に入って助けることができなくてもね。こういう状況の時にしなければいけないことは、ミステルのために団結すること。僕が見る限り、彼は落ち着いている。繰り返すけれど、僕たち皆が周囲の考えや影響とは一線を画さないといけない。問題を爆発させたりロッカールームの外側のことを洗い出したりすることは、簡単に良い解決方法を見出すことにはまったくならないだろうから。

Q:それは人を惑わすような発現に聞こえますね。何十年も我々のフットボールは存在してきて、その位置づけを私は人ごとに求めてきました。モリエンテスは結果主義者なんですか、それとも何よりも美しいゲームの信奉者なんですか?
M:話が首尾一貫していないこと、いくらか間違いがあることは認めるよ。悪いプレイをして最終的に負けるということは意識している。逆のこともある。でも良いゲームをしていない時に勝ち点を加えて厳しい時をやり過ごすのは好ましいことだと思う。シーズンが終わる時、僕たちが良い結果を出していれば誰もアルメリア戦やバジャドリ戦がどうだったかなんてことは思い出さないだろう。

Q:土曜日のメスタージャのような緊張した状況をこれまでに経験したことがありましたか? もし次の試合でチームが悪い状況になるのを避ける可能性は?
M:確かに悪い状況は過去にもあったよ…。たくさんの素晴らしい時期もあったけれど、何回か非常に厳しい状況もあった。僕にとって、本当に僕個人の経験からいうと、僕たちはいまそんなに難しい状況にあるわけではないんだ。不愉快な状況には違いないし、ファンも最悪な気分なのは確かだろう。本当に難しい状況というのは、形も見えず元に立ち返るやり方すらわからなくなるような時だ。人々が関係していなくてもトレーニングしなくても、物事が悪い方に進んでいってしまう。今のバレンシアにはそういう事態は起きていない。僕にとってはいつか過ぎることだ。すべてがうまく行くようにと願うよ。

Q:チャンピオンズが始まります。96/97シーズンのマドリー以来、欠かさず参戦してきましたね。
M:僕はチャンピオンズでプレイすることに非常に価値を置いている。毎年同じことを自分に言うんだ。チャンピオンズでたくさんプレイすることは簡単ではないのだから楽しむんだ、と。チャンピオンズでプレイしたことがない偉大な選手たちがいる。この大会に参加できないビッグクラブもある。とても大きな夢であり、要するに世界でも最高の大会なんだ。そしてピッチの中にいる誰もが最高のモチベーションで臨む。

Q:あなたが記録を伸ばしている大会です。何がキーになっているのでしょう?
M:その通りだね。この大会は僕を魅了するしとても良い気分になる。スペシャルで他とは違ったものだ。キーになるのは、チームレベルで言えば、どうやってプレイするのかを知ること以上のもの。どうやって向き合うかを知り、それぞれの試合の意味に気づくことが必要だ。例えば、僕たちにとっては今シーズンは最初の2試合が重要だ。ここでベストを尽くさなければならない。両クラブが僕たちのライバルで、シャルケ戦とチェルシー戦で良い結果が残せれば、もう流れに反する必要はないだろう。もしうまく事態が運べず順位表の下位に落ちたら、最初のギアチェンジのすべてを失ってしまう。

Q:ヴェルティンス・アレナはあなたのほろ苦い記憶を呼び起こすかもしれません…
M:そうだね。ゲルゼンキルヒェンでは、僕はモナコの一員としてポルトとのCLファイナルを戦った。3-0で負けたけれど、雰囲気はファンタスティックなものだったし、誰もが計算してなかったチームであそこに到達できたのはとても素晴らしいことだった。

Q:ドイツのチームは強く競ってくるフットボールをします。最初から非常に厳しい…
M:そうだね、テレビでよく見ているけれど、ダイレクトでとてもフィジカルな点が強調されているし、いつでも素晴らしいアスリートがいる。高さと強さがテクニックより優位に立っている。

Q:シャルケはバイエルン・ミュンヘンと引き分けました。勝つのは難しいのでは。
M:彼らは良い時期にいるようだね。彼らの最新の試合を見たし、これからより良い分析を僕たちはしていくだろう。でも彼らはとても危険なチームだと見ているよ。

Q:あなたのパートナーと友人の話をしましょう。ビジャは悪い時期にいるようです。彼にどんなアドバイスをしますか?
M:ゴールを狙う選手にとってはよくある状況なんだ。それにいつもゴールしている選手には人々が特別に注意を向ける。ビジャの場合も、彼は素晴らしい選手だから、彼がゴールをしていないと珍しいことのように見えてしまう。2試合出場してゴールをしていないことが劇的に見えてしまうんだ。ビジャは有名な選手になってきているしマークも特別になっている。チームからは制約があって、過剰な敬意と注意が払われるしゴールには多くのコストがかかるようになる。彼がどんな人でどんな働きをするかを知った上で、控えめにそういう経験をしてきた人間からできる唯一のアドバイスは、すべてなんとかなる、取り付かれる必要はないよ、ということ。彼がどうなっていくかは僕にはわからないよ。とても多くのクオリティを持っているんだから。

Q:昨シーズン、筋肉の深刻な問題で2ヶ月を棒に振りました。ビセンテに起きていることを理解できますか?
M:彼のことは理解しているよ。深刻ではない負傷をしてピッチを離れると、トレーニングができないから選手にとっては非常に難しい状況になる。昨シーズンの終わりごろの僕がそうだった。大きな怪我ではなかったけれど、すごく不快なものだった。この問題で重要なことは、このことを知っている人たちを信頼すること。、この種の問題の本質はプロフェッショナルの責任にあること。もし彼らがうまく事を運べば、彼らを賞賛する。もし彼らがうまく処理できなければ、何が起きてるかを彼らに言うこと。ただしロッカールームの内側でね。

Q:ルイス・アラゴネスは、あなたが良い状態にあれば代表に復帰するだろうと言っています。公式戦5試合で3ゴール、だれよりもほとんど近づいているのでは。
M:そのことはもう既に以前から知っている。今、僕は自分が110%でなければ代表に行かないだろうということを理解している。これまで、今より悪い時に、彼らは僕をスペイン代表に召集しなかったし、僕は自分が何をしなければならないかを完全に理解している。(悪い状態で代表に)行くと、いつも難しい状況になるから。

Q:現在2つのスペイン代表を比較するのがはやっています。ひとつはバスケットボール、もうひとつはフットボール。そして一般的にバスケットの知識がないのにフットボールを非難するようです。
M:その比較はばかげて見えるね。僕は死ぬまで僕たちのバスケットボールチームを守るし、ユーロバスケットのどの試合もコートに立つ彼らと同じような気持ちで見ている。でも死ぬまでフットボールファンの人たちは、バスケットボールを手持ちの武器みたいに扱って話しているだけのように見えるよ。もし彼らにスペイン代表選手の出身クラブを聞いたら、パメサ(バレンシアのバスケットボールチーム)から出ている選手の名前を言えはしないだろう。今では誰も疑わないだろうけど、全フットボール選手がバスケットボールチームの成功を喜んでいるんだよ。

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モリエンテスの言うキーになる試合、今夜はシャルケ04戦です。あまりシャルケの選手を知らないのですが…クラニーくらい。クラニーはバレンシアのテレビ局の取材を受けて、お上手なスペイン語でやり取りをしていました。ブラジル生まれだからなのかさすがだー…と思っていましたら、お母様がパナマの方なのだそうです。それでスペイン語もいけるのかもしれません。


どうなってるんだ
マドリーの召集選手からサビオラとミゲル・トーレスがはずされたとのこと。誰が左サイドを守るんだ…まさにカンテラ受難。
予想先発は、イケル:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メツェルダー、マルセロ:ガゴ、グティ:スネイデル、ロビーニョまたはイグアイン:ラウル、ファン・ニステルローイ
Sub:デュデク、サルガド、ドレンテ、バチスタ、ソルダード、ロッベン
召集外:ディアラ(サスペンション)、ペペ、エインセ(負傷)、コディナ、バルボア、サビオラ、ミゲル・トーレス(監督判断)

守る気ないのかな、これは……


再びモリエンテス:ボールについている星の味わいは格別だよ

MARCAにもインタビューがありました。まさにCL当番。さすがに両方読む余裕はありませんでした…。予想ではベンチスタートのようです。出番があればぜひ良いところを見せてほしいものです。

知恵を絞って

2007-09-16 20:14:00 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 3
Real Madrid C.F. 3-1 Almeria

マドリーの得点:ハビエル・ペドロ・サビオラ(36)、ウェスリー・スネイデル(68)、ゴンサロ・ヘラルド・イグアイン(87)
アルメリアの得点:ウチェ(73)


いろいろ知恵を絞ったりない知識を駆使したりで、多少は見ることができました。きれいな映像ではなく同時開催のバレンシアも気になっていたし、結局中途半端に見ただけなのでちゃんとしたレビューにはなりませんが、雑感。

プレビアは当てにならず、マドリーはファン・ニステルローイをお休みさせてきました。先発2トップはラウルとサビオラ。先制点は、中盤のグティから出たパスをサビオラがはたき、受けたラウルがシュート! を、コベーニョが弾いたところにサビオラが詰めてゲット。サビオラがよく縦に飛び出す動きを見せていて、これが効いていたと思います。お手本のような倒れ方で、アルメリアの選手をひとり退場させる仕事もしました。
グティが見せるパスの閃きが相変わらず素晴らしい。好調を維持しているのはスネイデルも同様で、後半に入りまたもFKを直接ゴール。ゴラッソ!現在ピチチです。ただ、その後失点のきっかけになった中盤でのボールロストは、たぶんスネイデルの責任…。
右ラテラルのセルヒオ・ラモスが元気で、やはりこの選手はセントラルよりラテラルが良い。全体的に低調ムードの代表でも、ホアキンと二人でがっつんがっつん右サイドを攻めてましたし、攻撃にかかったときの勢いがチームの活力になっているように思います。ただ、そのスペースをブチ抜かれると非常に怖いことになるわけで…。セルヒオ・ラモスに限らず、全体が前がかりになったところにカウンターで反撃を食らうのが怖かったです。攻め気になっている以上仕方ないことではありますが。この試合左ラテラルで先発していたエインセは左脚外転筋の拘縮でHTに交代、代わりのドレンテはちょっと怖い(顔じゃなくて守備が)。左ラテラルはぜひともミゲル・トーレスでお願いします。

点差ほど圧倒したわけでもなく実はちょっと微妙な判定もあったりではありましたが、良い雰囲気を持ったままCL初戦に臨めそうです。18日にベルナベウにブレーメンを迎えます。審判団はイングランドセットで主審はHoward Webb。放送は、

C:レアルマドリードvsブレーメン
【ゲスト】金子達仁【実況】倉敷保雄
初回 9月18日 (火) 生中継 27:30 Ch.182




07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 3
Valencia C.F. 2-1 Real Valladorid

バレンシアの得点:フェルナンド・モリエンテス・サンチェス(23)、ダビド・シルバ・ヒメネス(89)
バジャドリの得点:コメ(10)

ハイライトと最後の辺りを見て、各記事とか現地の掲示板なんかもざっと見た感想は……放送、なくてもいいんじゃないかな……。スポナビの記事(試合概要メスタージャの様子キケのお詫び)をご覧いただければ、だいたいどのような惨状であったかわかるかと思います。前半早々のカニサレスの信じられないファンブルから先制を許し、ビュテルがお付き合いしてくれてミスしたところにモリエンテスが詰めて同点ゴール……の後は酷くなる一方で、シルバやビジャが入っても大勢は変わらず、不甲斐ないチームへのブーイング&キケ辞めちまえコールが飛び交う中で、それでもロスタイムにシルバが勝ち越しゴール。勝ち越したとはいえ試合終了と同時に沸きあがったブーイングはかなり凄まじかった。

代表帰りで疲労のたまっている選手がいたこと、ローテーションの試み、代わりに出た選手たちのレベルがまだ上がっていないこと、など問題点は挙げられるかもしれませんが、すぐに火曜日にはCLの試合があります。しかもフエラで。しかも幸谷さんに「バレンシアは厳しいでしょうね~」的なことをさっくり言われてしまったドイツのクラブ、シャルケ04が相手。言い訳はもう通用しません。

ではこの試合で同点ゴールを上げたモリエンテスについての短い記事
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今夜の得点者の一人はメディアのために立ち止まった。メディアのために立ち止まるには難しい日であったが、それでもモリエンテスは優雅にそれをこなした。「6ポイントあるし、僕たちはトレーにイングを続けなければならない」とモリエンテスは語った。モリエンテスはチームが見せたイメージを自覚している。「もちろんプレイ内容が腹立たしいものだったということは理解している。でもここで勝ち点を得たことは、最終的に効いてくるだろう。
モリエンテスはファンの不満を理解している。「でも僕はそれを分かち合いはしない。いつも言ってきたことだけれど、入場料を払っている人たちはここでその不満を表に出すべきだし、実際そうしたのは良いことだと思う」。
ドイツのシャルケ04との対戦については敬意を払ったコメントをしている。「チャンピオンズのグループは難しい。初戦がキーになるだろう。そこでポジティブなものを手に入れたい」。
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バレンシアは、ちょっと懐かしいゲルゼンキルヒェンでの試合。審判団はオランダセットで主審はJan Wegereef。放送は、

B:シャルケvsバレンシア
【解説】鈴木良平【実況】田中雄介
初回 9月18日 (火) 生中継 27:30 Ch.185 パーフェクト チョイス



追加
MARCAからCLに向けたモリエンテス&アリスメンディのコメントの記事。
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フェルナンド・モリエンテスは、バレンシアの選手としてのCLデビューとなった昨シーズンアテネのオリンピアコス戦のように、シャルケ戦で「ハットトリック」をするのは非常に難しいことだろうと見ている。
「どの試合も前回のものとは違うだろうし、3ゴールも決めるのは難しいだろうと思う」とモリエンテスは語り、まだ火曜日にゲルゼンキルヘンで行われるシャルケ04戦でスタメンになるかどうかもわからないとしている。
モリエンテスは今シーズンの開始から、ゴレアドールの嗅覚を取り戻している。既に3ゴール、CLの予備予選とリーガで2ゴールをあげている。「ドイツでの試合で重要なことは、ゴールできるかどうかではなく、勝ち、この試合と次のメスタージャでのチェルシー戦でチャンピオンズリーグでのチームのリズムを見つけるという希望を持って向かいたい。僕たちはヨーロッパで最も信頼あるチームのうちの1つ、チャンピオンズリーグのような試合でより成長していきたいと望んでいるようなクラブと対戦することになるんだ」。

チームメイトのアリスメンディは、バジャドリ戦でチームはひどいしあいをしたものの、この勝利がシャルケ04戦に向けて自身をつけるためには重要であったとしている。「少なくとも勝利するという運は僕たちにあった。火曜日の試合に向けて準備をし希望を持っている」。
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つまりどうなる?

2007-09-15 21:26:52 | football
数時間前からMARCAに出ていた記事,なのですが意味がよくわからなくてどこかが日本語にしてくれるのを待っていました。にほんごMARCAからそっくりコピペさせて頂きます。

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スペインリーガ協会がTV放映を確約

スペインのプロリーガ協会(LFP)が、独自にテレビ放送を配信できるように規約を改定し、混乱しているTV放映に決着をつけた。今節の試合時間は変わらず、TV放映の形態も昨季どおりとなる。

 TV放映権やクラブの肖像権を所有するアウディオビスアル・スポルトとメディアプロの間で繰り広げられている紛争の解決に向けてLFPが動き出した。LFPは肖像権を握る会社の介入がなくともTVで試合を放送することが出来るように規約を改定。「あらゆる媒体に対し、国内外を問わず適正な放送を行うため」に制作会社に対して義務を課すことになる。これにより、今節の試合は予定通りの時間に行われ、TV放送も問題なく行われる予定だ。
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これは事態の解決と見て良いのでしょうか。それともLFPがそう宣言したというだけで,この先もメディアプロとアウディオビスアルの上訴とか主張とかあるのか。さらに気になるのが最後の一文。
「これにより、今節の試合は予定通りの時間に行われ、TV放送も問題なく行われる予定だ」。試合が予定通り行われるのは良いとして,マドリーとバルサの試合の放送はどうなるんでしょうか…WOWOWで。既に,ビルバオvsサラゴサ,セビージャvsレクレ,ムルシアvsアトレチコ,バレンシアvsバジャドリの放送予定を発表しているWOWOW。仮に今週末のマドリーおよびバルサの試合放送が可能になったとしたら……まさか6試合放送なんておしゃれなことしないですよねー,WOWOWだし。放送できるならWOWOWはマドリーとバルサは放送したいでしょうから,そうすると当初の4カードのどこかにシワ寄せが出てくる可能性がなきにしもあらず。微妙にリーガファンのツボをつく好カードだっただけに,どこが削られても悲しいことになりそうです。

ちなみに15日21時時点でのWOWOW公式発表は、特に進展はないようです。
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スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ2007-2008 につきまして、現地権利元の都合により一部の試合がスペイン以外の国で放送できないという状況にあり、現時点で未だ進展はありません。

現地時間9月15日(土)・16日(日)に開催予定の第3節のWOWOW放送予定カードにつきましても、最終確定できない状態にあります。従いまして、現時点で第3節より、試合映像の国際配信がされるとの情報が入っている以下の4試合を「放送予定カード」とさせていただきます。ただし変更等が発生した場合は、放送内容を変更してお送りする可能性があります。その場合は、当サイトにてご案内いたします。

現時点で権利元において「レアル・マドリード」及び「バルセロナ」の試合映像の国際配信が予定されておらず、視聴者の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解をたまわりますようお願い申し上げます。

2007年9月15日21時
株式会社WOWOW
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おまけ
昨日載せたグティのインタビューの日本語訳がしっかりマドリーオフィシャルに載っているという新事実を発見しました。普段ほとんど日本語ページ見ないので気づかなかったんです。実は少々時間がかかった訳だったので、どことなく物悲しい気がしております。ともあれ日本語訳の正確性に関してはどうぞオフィシャルをご参照ください。


後から追加:短くプレビア

火曜日にCLの初戦を控えているマドリーとバレンシアは,ともに本日一番早い時間のキックオフ。一番早いといっても現地20時ですが。放送があるかどうか不確かな上に,バレンシアに至っては放送があったとしても月曜深夜という状態なので,いまいちプレビアにも気がのりませんが…。

バレンシア vs バジャドリ
GK:カニサレス
DF:(右から)ミゲル、アレクシス、アルビオル、モレッティ
守備的MF:バラハ、サニー
サイド:ホアキン、シルバ
FW:モリエンテス、アングロ

火曜日のCLを見据えてローテーションを試みるバレンシア、アルベルダが召集を外れていますし、マルチェナやビジャも休養の可能性が高い。その分ずっとバレンシアでトレーニングしていた人々にがんばってもらわないといけない試合です。トップにはアリスメンディとか、シルバではなくマタでは、とかいろいろありますが、どうせ予想スタメンなんて当たりませんのでこれも参考程度に。出場するかどうかわかりませんが、ビジャがこの試合に出場しかつ1ゴールを上げますと、バレンシアでの100試合出場&50ゴール目のメモリアルマッチになるそうです。達成できると良いなあ。
対するバジャドリ。ビュテルがバレンシアに帰ってきます。レンタル中ですが出場もできちゃいます。ビュテルに申し訳ないので、「あれはGKの責任じゃないよな~」
というようなゴラッソで勝つことがバレンシアには求められます。


金曜日、非公開でトレーニング&公式写真撮影。モリエンテスを探せ。


マドリー vs アルメリア
こちらもMARCAから予想スタメンを。

GK:イケル
DF:(右から)セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メツェルダー、エインセ
MF:ディアラ、スネイデル、グティ、ロビーニョ
FW:ファン・ニステルロイ、ラウル

こちらは代表にドナドナされていた選手たちを休ませようとは思っていないようです。前節のビジャレアル戦から変更点はなし(たぶん)の予定です。代表で得点してきたスネイデルやファン・ニステルローイ、ロビーニョの調子は良いでしょうし、休養十分のグティ&ラウルにも期待したい。
ただそれよりも期待したいのは……放送ありますように。一応予定時間辺りには起きてみようと思います。一縷の望みを持って(予約録画しておけば良いだけかもしれませんが)。

非売品

2007-09-14 23:15:14 | football
突然ですが、数日前にASに載っていたグティのインタビューです。いつもグティのインタビューを見ると、主語が僕であるべきか俺であるべきか悩んでしまうのですが、とりあえず僕で。長いです。つまづいたQ&Aは飛ばしてありますし、それでも誤訳がある可能性は十分にあります。


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Q:いつもあなたはカペッロを擁護していましたね。彼がいないこのシーズンをどう思いますか?
G:ファビオは、誰にとっても厳しい3シーズンの後に、マドリーに重要なものをもたらしてくれた。深刻なタイトルなしの状況で、チームにとってリーガを獲ることは余裕のある事態ではなかった。彼には感謝しなければ。彼はできる限りすべてのことをしたけれど、でもクラブは哲学を変えることに決めた。

Q:カルデロンは辞任のリスクを背負った?
G:タイトルを獲得した後では、変化を起すことはリスクになる。でも新しいプロジェクトのスタートは希望に満ちているよ。

Q:カペッロからは何を学びましたか?
G:12年間僕が身につけてきたユニフォームの価値、自分を信じて戦うこと。

Q:でもシュスターのスタイルはあなたにとってより利益があるようです。
G:急激な変化だし、ベルントは彼がプレイしていたようにトレーニングをする。僕はより解き放たれたように、より自信を感じている。僕たち皆が彼と共にある。彼は攻撃レベルではより自由を与えている。昨シーズン、僕たちはとても密集していた。シュスターの下では、僕たちはディフェンスのトレーニングをし、よりボールを支配することに重点を置く。例えば皆がスネイデルを評価するのは、彼がボールを持てること、それと同じようにボールを取り返すのに熱心に働くからだろう。

Q:競争が激しくなりそうですが、あなたのスタメンは危険ではないようです。
G:僕のスタメンが間違いないと思ったりはしない。でもシュスターは、僕はマドリーで重要な存在なんだと感じさせてくれている。

Q:ロッベンも既に準備ができ、彼がデビューすればスネイデル-グティのコンビは終わりになります。誰かがベンチに行かなければならなくなるでしょう。
G:それは問題じゃない。僕たちそれぞれが時間をもらえるだろう。3人での競争ということについて話す時には確信が持てないものだ。こういった事態に直面しないチームはないだろうから。でも今は、確かにそういう可能性もあるね。

Q:シュスターがあなたに求めていることは?
G:よりディフェンシブに動くこと。ディアラだけが誰にも負けてない、と彼は言っていたよ。

Q:最終的に有名選手が移籍してきましたが?
G:僕の理論では、名前というものはピッチ上で見せる功績やクオリティによって得られるものだ。でも同時に、それほど名前を知られていない選手でもチームの中で活力となることがある。今回のマドリーの補強は、各ポジションの必要に応じた妥当なものだよ。

Q:その中のひとりがスネイデルです。彼は以前のギャラクティコのレベルにあるのでは?
G:そうだね。彼はたくさんパスを出し、素晴らしいシュート力があり、ゲームビジョンを持ち合わせている。彼についてはまだ良く知らない。落ち着いて見る必要があるけれど、とても素晴らしいよ。

Q:誰もラウルをベンチに置こうとはしません。カピタンの秘密は何でしょう?
G:毎日のトレーニングだ。彼はこのチームにとってとても重要な選手なんだ。彼は規範でありマドリーの魂だ。シーズンを通してみれば、ラウルもベンチスタートの時があるだろう。でもそれは彼とチームにとって有益だからそうなるんだ。

Q:ラウルが代表にいないのは恥だ、という考えは変わっていませんか?
G:その通り。それに今ではもっとそれが増している。ラウルを代表に呼ばないのは失敗でしかない。ただ望みは残されている…。

Q:そしてあなたは?
G:僕の場合はもっと難しいだろう。僕の状態は良いけれど、僕のポジションにはイニエスタ、チャビ、セスクのような素晴らしい選手たちがいるから。

Q:今のマドリーにはたくさんの外国人選手がいますが、スペイン人選手が核となり先頭に立っています。
G:スペイン人選手が基盤となり、だからファンもチームの主張を感じることができる。僕たちがチームのほかの選手たちのガイドとなる必要がある。バランスが大事なんだ。

Q:困難な事態は、何人かのカンテラーノスがシュスターの信頼を得られなかったことです。彼らに欠けていたものは?
G:特別な後押しだ。チームを離れ力をつけて戻ってくるのは良いことだ。今カンテラから上がってくる選手たちには、代理人がいてスポンサーをする会社がついて、周囲の多くの人間が彼を悩ましている。何かを成す前にね。それは害悪でしかない。僕がトップチームに上がるまでは、代理人なんていなかったよ。

Q:それにボージャンもジオバンニもいません。
G:いや、でもそういう選手はプリメーラへ上がることを急ぎ、時が来る前にチームを離れてしまう。僕が思うに、悪いことは決定するのが彼らではないということだ。

Q:バルサのファンタスティック4をまとめるには問題があるのでは?
G:僕たちは既にここで経験したからね。素晴らしい選手たちを抱えるのは嬉しいことだ。でも逆の事態も生み出す。僕たちはそこから学んだ。マドリーのギャラクティコのミラーだね。もし厳しい手段がバルサに取れなければ、問題を残すだろう。すべてはライカールトにかかっている。

Q:0-5でエル・マドリガルで勝利した後ですから、ファンはとても興奮していることでしょう。
G:僕たちのゲームパターンを見せることができた。常に素晴らしいプレイをしゴールを生み出せるわけではない。でもできる限りのことをトライしていく必要があるんだ。今僕はプレイすることをより楽しみ、かつてないくらい興奮していることは明らかだ。最高の雰囲気が息づいている。今とても多くの望みを僕は持っている。素晴らしいものを見ているからね。年齢の重みもあるし、今はピッチの中のことと外のことが関連しあっていると感じるよ。

Q:12月にバラックが来るという噂には嫌な感じを受けていませんか?
G:クオリティの高い選手が来るのはいつでもチームにとって良いものだ。でもこのチームは良い選手で満たされていて、さらに補強しなくても広がりがある。

Q:30歳になると、何歳までプレイできるかということを考えるものですが?
G:時間は短いけれど希望は持っているよ。僕にはまだ3年以上の契約が残っていて、とてもうまくやっている。それ以上のことは考えていない。もし僕のフィジカルの状態がよければここで続けたい。他の行き先を探したりしなければ。

Q:将来はあなたしだいです。チャンピオンズリーグのファイナルで最初の写真撮影をする11人に入ることは。
G:確かにね。この先手にできるかどうかわからないけれど挑戦したいことが2つある。まずはチャンピオンズのファイナルで戦うこと、それからスペイン代表に復帰すること。本当のことを言うと、代表のことは僕の心にひっかかるとげなんだ。EUROかW杯で1分もプレイしていないということを、僕はまだ信じていないんだ…。

Q:試合前夜にコンセントレーションをしないという決定の受け入れについては?
G:とても良いね。すべてがどれだけ違うことか! (前夜に試合をしないということは)この決定をしたデル・ボスケのマドリーが終わる原因のひとつだった。1試合プレイするたびに3日間僕たちはずっとホテルにいるんだから、当然のことだよ。家にいるということは選手が落ち着きを得るためには良いことだ。僕たちは大人なのだし、試合の前に何をケアしたら良いかよく理解しているよ。

Q:アルメリアをどう見ていますか?
G:よくまとまったチームだし、ネグレドがプレイしないというのは僕たちにとって幸運だ。彼は素晴らしいゴレアドールだからね。それでも素晴らしいクオリティをもったコロナがいる。とても難しくなるだろう。

Q:クラブがスペイン国旗をユニフォームに付けたいとしていることは好ましいですか?
G:そうだね。最終的にレアル・マドリーだけではなくスペインとその誇りとを代表するのだから。僕にとってはとても素晴らしいことに思えるよ。

Q:フエラに行くときに周囲が大きく変わったと感じていますか?
G:そうだね、普通になった。ベッカムが移籍したことで、僕たちみんながより落ち着いた状態になっている。彼ひとりにたくさんのマスコミがついていたから。

Q:有名な選手が移籍したことで、今はフレッシュな空気がロッカールームにある?
G:そういうことだろうね。ひとつのチームに長くいると、良くない習慣も生まれる。チームに多くをもたらした偉大な選手たちが去り、しかし他の選手たちが多くの希望を持ってやって来る…。

Q:プエルタの件があった後で、フットボール選手はどのように生きていくのでしょうか?
G:自分の身に起こったときのことを考えて、最初の日々はひどく不安が増していた。誰にでもなく、僕たちにとってショックなことだ。僕自身、まだ信じられないんだ。理解していくのは難しいことだろう。

Q:これで最後にしましょう。グティにはいくらの値段をつけますか?
G:ナシ。僕は売り物じゃないよ…。

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過去に「代表への扉は自分には閉ざされている」と言ったグティですが、やはり代表への夢は捨てきれないでいる。しかし、あんな状態のスペイン代表でも呼ばれることは厳しいだろうという認識。辛いですね。グティ自身が好調なだけに余計に。
チーム全体を見渡した発言、「この先のキャリア」への言及、ラウルへの敬愛のこもった発言、と大人らしさが増しているグティでした。もう30歳ですが。

そんな好調グティが見られるはずのマドリーvsアルメリアは……放送、無理そうですね…。

今更、改めて

2007-09-13 14:02:16 | football
EURO2008予選 グループF
スペイン 2-0 ラトヴィア

スペインの得点:チャビ(13)、フェルナンド・トーレス(86)


ホアキンが相変わらず元気なこと、ディフェンス面に目をつぶれば攻撃のアクセントになっていたペルニア、代表のイニエスタはやっぱり輝いていること、そんな試合でした。

お好きな方もいらっしゃるでしょうから特定の選手を貶すようなことは書かない方が良いのかもしれませんが……もう、トーレス。何なんだろうこの選手は。スペイン代表におけるフェルナンド・トーレスの存在には限界があるのではないかと悩んでしまうような試合でした。今に始まった話ではないかもしれませんが。
この夏にリバプールに移籍、プレミアリーグへの馴染みも良かったようですしすぐに結果も出した。でも本当に好調なんだろうか。簡単に突っかけては相手ディフェンスに引っかかり、すぐに倒れる癖も直っていないようで、センターフォワードとしてのポストの役割が果たせない。一応サイド攻撃がお家芸のスペインにおいて、左右からの速いクロスに上手く合わせることができない。代表においてはレギュラーとも言えるほどほぼ毎回召集され使われているのに、どうにも周りとの呼吸が合わない。意図の定まらないパス、微妙なポジショニング。ビジャもこの試合ではだいぶシュートを外していましたし、トーレスだけが問題というわけではないのですが、どうにもダメなところが目についてしまいまして。エースフォワードがカーサで行う代表戦でボールにタッチするたびにブーイングを受けるということが、どれだけトーレスが試合にフィットしていなかったかということを物語るのではないかと思います。最後にゴールは決めましたが(昨年9月2日以来)、その後ですらブーイングされていましたから…。
とはいえ、スペイン代表をまだまだ背負っていくべき選手でもあるので、なんとかがんばってほしいと切に願います。力はあるはずなので…。

試合中ほぼずっととあるファンがハンドメガフォンでアラゴネスに向かって「ラウルを呼べ~」と叫んでいたそうで、遂にはレイナがキレてファンに向かっていこうとしたりなんてシーンもあったようです。試合後にはアラゴネスが会見を拒否、相変わらず低調な試合内容も相まって不穏な空気が立ち込めてまいりました。なんとなくですが、辞めるの辞めないののひと悶着の後に、なあなあで治めてしまうんではないだろうかと嫌~な予感もしております。


その他の結果、デンマークがリヒテンシュタインに4-0と大勝、さらにはアイスランドが北アイルランドを破りました。ということで順位表はこのようなことに。スペインは単独2位であります。非常に重要になるのが次の10月にある代表戦、フエラのデンマーク戦。ここで勝ち点を積んで3位以下のチームを引き離さないといけません。11月にはカーサでスウェーデン戦、北アイルランド戦があります。



次節放送予定
【1】 9月15日(土) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】
アスレチック・ビルバオ vs サラゴサ

【2】 9月16日(日) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】
セビリア vs レクレアティーボ・ウエルバ

【3】 9月16日(日) 深夜3:58~ 【191ch/BS-5ch】
レアル・ムルシア vs アトレチコ・マドリー

【4】 9月17日(月) 深夜1:50~ 【191ch/BS-5ch】
バレンシア vs レアル・バジャドリ

うううううううううううううう。
一応某W様のホームページには、このような但し書きがついております。

「スペイン現地権利元の都合により、急遽放送内容を変更してお送りする場合があります。また、放送開始時点で当該節の試合映像の配信が実施されない場合は、第2節にWOWOWで放送した試合をお送りいたします。何卒ご了承ください。」

オビエドで

2007-09-11 00:32:27 | football
アイスランドからスペインに帰ってきた情けないスペイン代表は、既にオビエド入りしております。どういう日程だったのか良くわかりませんが試合の翌朝8時にはスペインに着いていたようですから、試合後は宿泊なしでアイスランドを出てきたのかもしれません。Tvviのニュースでは、よほど眠かったのか空港の空いている手荷物コンベアーで寝ているマルチェナが……お疲れ様(動画へのリンク)。

情けなくてどうしようもないスペイン代表、とはいえやはりオビエドでは大歓迎を受けているようです。特にビジャは大人気。オビエドのすぐ近く、ヒホンのラングレオ出身です。他にアストゥリアス出身は、オビエドのアングロとルイス・ガルシア。トレーニング後にはこの3人が呼ばれて、アストゥリアス名物シードル(シドラ)のイベントがあったようです。こんな感じで(動画へのリンク)。


高いところから注ぐのが流儀だそうです。がんばれビジャ。


あとはメフゴン、ことメフト・ゴンサレスが遊びにきたようです。アストゥリアス協会所属だからですね。


オフの時も黒い服を着てしまうのはレフェリーの習性。


どうでもいい話題ばかりですが、あまり真面目に次の試合の予想とかする気が起きませんので……。


追加:ビセンテ
マドリーの病院クリニカ・セムトロで治療を受けリハビリができることが、公式に認められたようです。バレンシア公式によれば、
「バレンシアCFのメディカル部門の責任者およびSDのミゲル・アンヘル・ルイスの指示により、ビセンテ・ロドリゲスはリカバリートレーニングをマドリーのクリニカ・セムトロで行うことが決定した。これは当クラブのメディカル部門(アントニオ・ヒネル医師)の監督の下、ギジェン医師のチームの協力を得て実施される」

なんでビセンテの脚の痛みが続いているのかわかりません、メンタルに問題があるんじゃないですかねー? なんて言っていたのが、クリニカ・セムトロのギジェン医師のところにいったら数時間で残っていた古傷が原因であると明らかになり、世界中にそのヤブっぷりが知られてしまったバレンシア医療部門でした。ビセンテにとっては信頼できる場所でリハビリができるということでよかったと思います。が、この先負傷した他の選手たちがバレンシアのメディコをどこまで信用できるのか。今回ビセンテの痛みの原因が見つけられなかっただけかもしれませんが、内部情報を漏らしてしまう体制といい、同じ選手が同じ怪我を繰り返しがちな状況といい、信頼関係は非常に揺らいでいる状況かもしれません。

貴重な

2007-09-09 08:16:17 | football
この後10時から、もしくは月曜日18時から某W様にて放送がありますので、まずは試合前の画像から。アントニオ・プエルタを偲び、昨年スウェーデン戦でスペイン代表デビューした時につけていた15番の赤いユニフォームを着て黙祷。







では結果。本当はパエリア画像でも載せようかと思ったほどです。

EURO2008 Qualifying Group F
Islandia 1-1 Espana

アイスランドの得点:Hallfredson(40)
スペインの得点:アンドレス・イニエスタ(86)

ネットでだいたい見ることができたので雑感。
いろいろ問題点があることは相変わらずではありますが、今日の試合に関してはやはり何よりもシャビ・アロンソの退場。効きましたね、これは…。
前半19分、相手陣内でシャビ・アロンソがヴィダルソンと交錯。バランスを崩したアロンソは体勢を立て直しつつ、ヴィダルソンの腹もしくは太腿辺りを踏みつけるというかキックするようにして去っていく……というふうに見えました。テレビ画面でちゃんと見ればもう少しどうなっていたかはっきりすると思います。ただ判定が厳しい…というよりも、そんなことしないでも済んだことのように思えますから、今はアロンソの重大ミスとしか言いようがありません。
前半19分でスペインは10人に、その5分後にアラゴネスは左ラテラウに入っていたペルニアを下げてアルベルダを投入しました。事前に、アイスランドがそれほどハードな相手ではないという認識があったためか中盤はチャビ&シャビ・アロンソでいくという報道があって、ああアルベルダ休めるなー良かったなー、と思っていたらいきなりお仕事がやってきてしまいました。次もアロンソが出られないわけですから、アルベルダはフル出場になるんでしょう…。
前半のその後の時間帯はかなりスペインがやられていました。練習なんてしたことがないであろう3バック。バランスが取れずラインも乱れたり、なかなか感覚が掴めないようで、再三ピンチに陥りました。そして前半40分、スペインの左サイドを攻めこまれ、ゴール前に入れられたクロスに逆サイド寄りにいたHallfredssonがフリーでダイビングヘッド。先制。スペインの守備は人数不足。攻撃のほうのチャンスは、2~3回くらいあったかなあという程度で、非常に厳しい状況でありました。
ハーフタイムを挟んで少し落ち着落ち着いた印象でしたが、それでも人数のビハインドはそのまま不利な状況につながってしまい、度々チャンスを作られる。サン・イケル大活躍。攻撃に関しては、左ラテラルが抜けたせいかシルバが大変そうな感じで目立てない。中に入ったり右に寄ったりいろいろやっていましたが。チャンスメイクは右サイドのセルヒオ・ラモスとホアキンが中心。あとは中盤チャビからパスが出てビジャが飛び出すとか……惜しいチャンスもあるにはあるのですがアイスランドの守備も堅くて跳ね返される。FKやCKのチャンスがけっこうあったのに、これもまったくチャンスになる気配がない。非常にもったいないというか、とにかくトータルで絶望的な状況であります。しかしそれでも86分。


神様仏様イニエスタ様。本当に良いところで点取りますね、代表のイニエスタは。後ろからパスを出したのが誰かちょっとわかりませんが(ビジャかな?)、ペナルティエリア内で体勢を完全に崩しながら、それでも来たボールにちゃんと合わせてゴール。もう負け試合だと思っていたのですが、貴重な勝ち点1をゲットしました。

格下と見ていたはずのアイスランドに勝ち点1。これがどの程度貴重かといいますと、今日のほかの試合の結果が

スウェーデン 0-0 デンマーク
ラトヴィア 1-0 北アイルランド

首位のスウェーデンがホームでデンマークと引き分け、2位の北アイルランドがラトヴィアに敗戦。もちろんここで勝ち点3を取っていればスペインはもう少しラクな状況になれたわけですが、それでも1ポイント積んだことで北アイルランドと勝ち点も試合数も並んで2位(得失点差では上回れるはず)。絶望的に近い状況からは、少し救われたことになります。

だとしてもかなり情けない試合であったことは確かですが。次は12日にオビエドのヌエボ・カルロス・タルティエレにラトヴィアを迎えます。

誰も寝てはならぬ

2007-09-06 19:31:27 | football
何年か前に『Best Unofficial Footie Anthems...Ever!』というCDを買いまして、その中に「Nessun Dorma」が入っていました。ごく一般的なオペラがなぜサッカーに関わる音楽になったのか? 勝手にリンクさせて頂きますこちらのサイトさんによると、1990年イタリアW杯の際にイギリスの番組でパバロッティファンの番組スタッフがこの曲を勝手にチョイスしてしまったことに始まる…と顛末はリンク先をご覧ください(ちなみに上記のCD内のNessun DormaはJ・カレーラスが歌っています)。実はサッカーと絶妙な関係があったパバロッティのNessun Dormaでした。




ご冥福をお祈りいたします。