けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

素直な人

2006-03-29 17:33:48 | football
今週の土曜日はクラシコです。



グティ「バルサにはいつだって負けてほしい」

参照:MARCAlivedoor訳


さすが、マドリーに所属して20年近くなる人は違いますね。相変わらず舌禍のグティでした。カンプノウで盛大にブーイングされてきてください。


もう1人、素直な人。
28日、アトレチコ・マドリーの来期のユニフォーム構想が発表されました。そして今日、アトレチコのカピタンであるフェルナンド・トーレスは、インタビューに対して次のように答えました。

個人的には新しいユニフォームは嫌いだよ。

キャプテン自らそんなさっくり否定しなくたって…とも思いますが、その新しいユニフォームのモンタージュ画像を見て納得。


これは確かにちょっと…。ビルバオの溶解した赤血球のようなユニフォームよりは良いとは思いますが、アトレチコの縦縞に敬意のかけらもありませんね。こんな酷いデザインを提供するのは、もちろんあそこです。ナイキさん。格好悪いユニフォームを作ることにかけては右に出るものはいません。

悪い冗談で済むよう祈ってます…。

*参考資料*
04/05のアスレチック・ビルバオUEFA杯用ユニ。ただし着用した試合画像を見たことがない。

今日は何の日

2006-03-26 19:47:11 | football
Barclays English Premier League Week 28
Liverpool F.C. 3-1 Everton

リバポの得点:P・ネヴィル(44=O.G.)、ルイス・ガルシア(47)、キューウェル(84)
エバートンの得点:ケイヒル(61)

前半18分でキャプテン・ジェラードがどこかに消えてしまい(17分+18分)、リバプールはかなり長時間を数的不利で戦うはめになりました。そこで大活躍したのはシャビ。モモ・シソコと共に中盤で相手の攻撃を手早くつぶし、そしてなにより攻撃につなげるパスが冴えてました。両ウィング(になった)キューウェルとルイス・ガルシアもよく動き、粕谷氏に文句を言われつつもクラウチも中盤までボールを触りに下がったりして、人数の不利を感じさせない展開でした。1点目は半分ラッキー、半分は鋭いクロスを打ったシャビのおかげ。2点目、3点目はそれぞれの得点者のテクニックが見事でした。
あと、ルイス・ガルシアの得点の時に、祝福のために自陣ゴールからすっとんできたレイナ。お疲れ様です。


昨日大宮-清水の試合を見てきました。やられたシーンなんてほとんどなかったのですが、決めるべきところで決められず、逆に相手にFKを直接決められて1-0の敗戦。
清水ゴール裏からの見解ですから偏りがあるんですが、この試合はレフェリングに相当苛立たしい思いをさせられた試合でした。なんでもないキックが脚を高く上げたとファールを取られ、かと思うと相手のハイキックには笛を吹かなかったり。得点シーンも、なぜそうなったかわからないFKのやり直しからでした。CKがGKにされたり、最後はペナルティ・エリアの中のハンドを流されたりもしました。ああ、イライラする。
そういった逆風を跳ね返して引分、勝利にまで持ち込んで欲しかったんですが…なかなかそうはいきませんね。まだまだ清水は力不足です。前半早々のキャプテン不在から、3得点し勝つことができるリバプールはさすがです。と、昨夜の試合を見つつしみじみ思いました。


唐突ですが、今日は何の日でしょう。

1)日曜日
2)カピ(ベティスMF14番)の誕生日
3)私の誕生日
4)サマータイムスタート

今日から欧州はサマータイムです。日本では一見関係なさそうですが、海外サッカーを見る人間にとっては体内時計を1時間ずらさなければいけない重要な日です。日本時間は、英国の場合現地時間+8時間、その他欧州は現地時間+7時間にそれぞれ変更です。4時45分キックオフだったチャンピオンズリーグも、28日火曜日以降は3時45分キックオフです。気をつけましょう。
某有料放送局Wサマはどうせいつも録画放送ですからサマータイムとは一見関係なさそうですが、某Wサマも放送時間を1時間早めるようです。相変わらず何を考えているんでしょうね、傍迷惑な。今夜のマドリー-デポルの試合は4時55分放送スタートです。

予想スタメン


最近S・ラモスとCBでコンビを組む機会が増えていたメヒアがサスペンション。S・ラモスの相棒はR・ブラボかパボンのようです…エルゲラ、そこまで信頼ナシですか? 悪い試合もありましたが、この2人より劣るかと言われるとそれはないだろうと思うのですが。疑問。カンテラ出身の若手を使ってクラブのイメージ回復でしょうか。
システムは、一応良かったときのイメージで4-1-4-1のようです。前節得点したロナウドが1トップ。ASが得々としているのが腹立たしい限りですが、1トップを任すことのできるベストといったら現時点ではロナウドになるので仕方ないか。ラウルとカッサーノ見たいんですけどね、個人的には。ま、とりあえず勝てば良い、にしておこう。
あと、ベッカムとドゥシェルの対決に注目。でもケガはなしの方向でお願いします。

…もうスカちゃんはいないんだなあ…


23時30分:追加
「今日からサマータイムです」とか偉そうに書いておきながら、TVEのニュースもサマータイムになるのを忘れていました。テレディアリオ(日本で言うところのNHK19時のニュース)は22時スタートです。22時。22時です。22時なんですよ。……22時~!!
明日から忘れないようにしたいと思います。でも22時だとまだ家に帰ってないことのほうが多いんですよね…録画のお世話になります。

今日のマドリー

2006-03-25 02:39:27 | football
リニューアルしたマドリーオフシャルがとっても見辛いです。ニュースの見出しとか、どこから見るんでしょうか?

そんな中で、今日の練習では

GK:ラウル&セルヒオ・ラモス

たまにはそれくらいの大々的な配置転換でもしないと、ぱっとした試合はできないのかもしれませんね。サラゴサ戦はまだ見る時間が取れていないので言及しませんが、時間をとってまで見るべきか否かはやや疑問であります。というかオサスナに抜かれて3位になってしまいました。


終了間際にゴールを決めてチームを敗戦から救ったロナウドは、こんなポーズでかわいらしさをアピール中ではありますが、

グティに苛められてます。…がんばれロナウド。


ここのところロナウド持ち上げが気持ち悪いくらい露骨になってきたAS、マドリーフロント寄りMARCA。どちらも信用ならないのかこの2紙で話すことはほとんどなくなっているラウルですが、RNE(スペイン国営ラジオ?)で自信の現状についてインタビューに答えたようです。マドリーオフィシャルからのリンク。ちょっとずつ各所に載っている日本語を見た感じでは、いつになくストレートな語り口の様子。時間があったら読みたいと思います。


今朝方行われたアトレチコ-セビージャ戦は、大荒れだったようです。放送がないのでよくわかりませんが、ビセンテ・カルデロンでの試合だったのにアトレチコに不利な笛が吹かれ、セビージャにPKが2つ与えられ、ルッチンは退場し、パロップの背中にウィスキー瓶、缶、コイン、ライター、オレンジ等、フィーゴ並に観客席からいろいろなものが投げ込まれ、双方がロッカールームに引き上げ、数十分後に再開したもののアトレチコはさらに2名が退場し……。試合はセビージャの勝利で終わりました。ヨーロッパ出場枠、できればCL枠を目指すアトレチコにとっては、思わぬ躓きになったかも。チームにも制裁措置があったりする可能性もあり、後を引きそうです。



RAWKのフォーラム等で、フラム戦、FA杯バーミンガム戦で、(めったに決めない)得点を入れたにもかかわらずほとんど喜びの表情も仕草もしなかったモリエンテスを見て、ファンの皆さんが不審、心配の様子を見せています。

「皆が批判しすぎたからだ。彼はもうチームを離れるつもりなんじゃ…」

点がなかなか決められなかったころは、一部ファンからずいぶん温かいお叱りの言葉(=罵声)を浴びせられていたようです。リバプールのファンに嫌気がさしてチーム愛が薄れてしまったのでは、とその辺りを気にしていたファンもいました。

「喜び方を忘れちゃったんだよ」
「クールなのさ」
それはいかがなものか。おそらく本当のところは、

「モリエンテスが決めた時点で大勢が決まってたし、そういう時は派手に喜ばないものだろ」

3-0を4-0にするゴールですとか、2-1が3-1になるゴールですとか、モリエンスとしてはあまり気分が良いものではないのかもしれません。数日前の記事に載せた「モリエンテス勢いあまって看板越え」の試合は、モリエンテスが1試合5ゴールを決めた忘れがたい試合ですが、その試合でダブルハットトリックのチャンスがめぐってきました。確かマッカがペナルティキックを、普段蹴らないモリエンテスに回してくれたのです。でも結局はずしてしまいました。その辺りは、倉敷さん的に言う「武士の情け」なのかもしれませんが。

「でもナンド、ベンチでモモのゴーグルで楽しそうだったじゃん」
遊んでましたからね。なので、心配する必要はないはずです。

「ダービーで決めたら喜びまくるよ」
そうあって欲しいです。

モモ復帰

2006-03-22 16:46:22 | football

FA Cup Quarter Final at St. Andrews
Birmingham City 0-7 Liverpool F.C.
リバプールの得点:ヒーピア(1),クラウチ(5,38),モリエンテス(59),リーセ(70),テビリ(77=OG),シセ(89)

全治2ヶ月だの今シーズン絶望だの言われていたモモちゃんが復帰し、いきなりフル出場してしまったFA杯準々決勝、対バーミンガムシティ戦。びっくりするくらいの大勝でした。前半ベンチでモモちゃんのスペアメガネで遊んでいたモリエンテスも、後半クラウチに代わって出場。フィナン→ルイガルのスルー→ジェラードときれいにお膳立てされたラストパスを右脚で流し込み、皆に取り残されずに済みました。
フラム戦、ニューカッスル戦とチームは上向き。クラウチの調子も良さそうですし、シセの動きも良い。一時の不調は脱しましたか。ところで次のCLはいつですか?いまなら勝てるよきっと…。
ともあれ次は、土曜日にマージーサイドダービーです。


終わりの終わり

2006-03-20 21:35:31 | football
カッサーノの体当たりを食らって広告板の向こう側へ消えていったコントレーラス(ベティコGK)を見て、01/02シーズンに同じように消えたMさんを思い出した月曜の朝でした。

LIGA 2005-2006: 1ª DIVISION. JORNADA 28
Real Madrid C.F. 0-0 Real Betis Balompie


CLアーセナル戦、バレンシア戦、そしてこのベティス戦と3試合続けて「エンパテ・ア・セロ」。負けもしませんが点も入らず勝てもせず。リバプール辺りから得点できない病が伝染したか。

この試合、先発を聞いたときは少々期待しました。ちょっと雑ですが下の通り。

------------イケル------------
-----S・ラモス-----R・ブラボ-----
サルガド-----------------ロベカル
------------グティ-------------
シシーニョ---------------ロビーニョ
------------ジダン-------------
------カッサーノ----ラウル--------

ラウルとカッサーノの2トップは一度見てみたかったですし、調子が良さそうなロビーニョも先発。ピボーテがグティ1枚!?という不安は大いにありましたが、ベティスがいま調子が良くないことを考えれば(UEFA杯敗退)まあなんとかなるかなあ、と。

どうにもなりませんでしたねえ…グティのところでボールが取れず、ベティスの攻撃となると一気に最終ラインまで持っていかれます。もっともベティスのトップが不調なので、両方とも本職SBからなるマドリーのテキトーCBコンビでもなんとかなってましたが。ちなみにR・ブラボは股関節付近を痛めた様子で、後半早々にメヒアと交代。
中盤の守備が良くないことから、攻撃もすっきりした組み立てができません。シシーニョ&サルガドの右サイド攻撃は勢いがあったけれど、中が…。ジダンとラウルは前半30分を過ぎるまで消えている印象、なかなか攻撃面で良い形に絡めませんでした。期待していたラウルとカッサーノとのコンビネーションもほぼ皆無。ロビーニョも動きは良いけれど、持ちすぎで相手の網に引っかかる。早い時間にラウルと交代になったロナウドは、ラウルよりは良かったとは思うけれど…2月4日から得点がないのだそうです。最近出場機会が減っているせいもあるでしょうが、ロナウドが1ヶ月以上ゴール日照りとは。マドリー、勝てないわけです。

ということで今度こそ今度こそ「リーガ終戦」。バレンシアさんもラシン・サンタンデールに敗れ、バルサを追撃できるクラブはいなくなりました。

ラウルを使うならロナウドとセットで。実績という意味でならこれがベストではないかと。考えてみたらラウルが復帰して以来、まともにラウルとロナウドが組んだのはアーセナル戦くらいですか? 惜しいシーンも何度かあったわけですし。ラウルを外すにしても、せめて2トップで。ロナウド+カッサーノ、ラウル+ロビーニョとか…もうダメなのかなあ。

次はミッドウィーク、コパ・デル・レイで1-6で虐殺された思い出の地、ラ・ロマレダでサラゴサさんの胸を借りに行きます。勝てるかな…


参考資料:シュートの勢い余って広告板の向こう側へ消えていき、後に生還したモリエンテス。

やー、この試合ね、大好きで覚えているんですよ。映像残してないのは一生の不覚。

7番と6番

2006-03-18 23:46:23 | football
2006 Jリーグディビジョン1 第3節
FC東京 0-1 清水エスパルス

清水の得点:チョ・ジェジン(50)
シーズン初観戦に行ってきました@味スタ。「ゆるねば」も聞いてきました。「You'll never walk alone」とはちょっと違う印象。
清水はFWのジェジンのゴールであげた1点を守り、3連勝。未だ無失点でなんと2位であります。2位。信じられません。上から2番目ですよ、下からじゃなくて。

試合内容も、おこがましくはありますが、東京を上回っていました。ディフェンスの青山、中盤の枝村、兵働といった若い選手たちがよくやってくれてます。新加入の藤本も。
チームとしても、ボールをつなぎ、サイドに開いてクロスを上げたり折り返したり、縦にボールを出して中の突破を試みてみたり…要するに面白い試合ができていたのが嬉しかったです。東京は最終ラインでボールをまわしつつもボールのだしどころが見当たらない、という場面がよく見受けられました。前線からの守備も良くできていたんだと思います。

個人的に今日良かったと思ったのはボランチの2人。
7番の伊藤輝悦。テルエツではなくテルヨシ。今年32歳になるベテランさん。背が高くなくがっちりした体型だからなのかテルドーナと呼ばれたりしたこともありますが、最近のテルはテルレレ…。ともかく今日も相手のボールのつなぎを遅らせ、パスの精度をなくさせる仕事を全うしてました。MOMでも良いかもしれない。
6番の杉山浩太。今日はベンチスタートでしたが、前半の半ばで先発した枝村が負傷退場し、早い投入となりました。前半のうちは試合に乗り切れなかったようでしたが、後半はぐっと良くなりました。オレンジレジスタ」といわれるとおり(そのネーミングはいかがなものかとは思うが)ゲームメイク担当。的確な場所にボールを散らし、自分も前線まで上がってシュートを打つ。パスは正確だし、時にトリッキーなプレイも見せる。清水ユース出身まだ21ですが、大切に大切にしたい選手です。

「良い試合」で「勝つ試合」を見るのは、いつ以来かわからないくらい久しぶりです。あー、楽しかった。

やれやれ

2006-03-16 07:06:49 | football
Barclays English Premiership Week 26.5
Liverpool F.C. 5-1 Fulham F.C.

リバポの得点:ファウラー様(16)、ブラウン(34=O.G.)、モリエンテス(71)、クラウチ(89)、ウォーノック(90)
フラムの得点:C・ジョン(25)

ファウラーのリバプール復帰後初ゴールが決まる中、相変わらず腰が引けてるモリエンテス。解説の永井氏は、すがすがしいほどビシビシに切ってくれました。が、なんとかゴール。やったー!というよりも、ようやく決まったかとしみじみです。朝から。交代のときに拍手してくださったアンフィールドの皆さん、忍耐強い。ありがとうございました。

ところで試合終了後の黄紙って有効なんですか?

片付け

2006-03-15 23:45:10 | 研究
研究の参考にするために、いろいろな参考論文を集め、読んでいます。が、これまで系統立ててファイリングしてこなかったので、研究室の私のデスクの隣には、積み重ねられた論文コピーの山がずずずずずん、とそびえ立っております(ちょっと大げさ)。どうにかして分類し片付けなければ。
ということで、今年度もらった研究費で紙ファイルをいっぱい買いました。とりあえず10冊セットを15セットほど。そして今日の午後、遂に参考論文の分類に手をつけました。論文をひとつずつ紙ファイルに挟みこみ、シールに筆頭著者と刊行年を書いて張っておきます。それを分野別に箱に入れて分類します。

個別ファイルとダンボックス


1時間後
専門は嗅覚と心理学です。とりあえず脳機能研究に関する論文をひとつの箱に収めました。同じ論文が2つあったりするのも気にせずファイリングしていきます(以前コピーしたのを忘れたり、人にもらったりしているせいです)。これで山は6分の1くらいになりました。わりと順調。

2時間後
記憶・学習絡みの論文(かなり多い)をファイリングし、これも別の1箱に収めました。発達、エイジング、障害、ジェンダー関係の論文を、脳機能研究と同じ箱に入れました。ちょっと疲れてきました。山は半分近くまで減りました。

3時間後
一番の専門に手をつけ始めました。表象関係とそれ以外の2つに大きく分けるつもりでした。まずは表象関係の論文をまとめました。次に「それ以外」です。それ以外…それ以外としか言いようがない山が、全体の3分の1近くは確実にあります。このままでは「それ以外」から必要なものを探し出すのが大変になります。なんとかしなければ…なんとか…


力尽きました。残りは日曜日にでもやろうと思います。

……秘書さんが欲しいです。

モナコに太陽

2006-03-13 16:00:11 | football
○痛い痛み分け
LIGA 2005-2006: 1ª DIVISION. JORNADA 27
Valencia C.F. 0-0 Real Madrid C.F.


双方とも攻撃はちょっと…って感じで終わってしまいました。アイマールも、好調だと言われてたビジャも、そんなに怖くはなかったような…。もっとも比較の問題かもしれません。アンリやレジェスにかき回されまくるマドリー守備陣を見た後では、ね。
マドリーのスタメンは、下のelmundo.esの予想布陣とは少し異なり、トップがラウルで左SHにはロビーニョではなくジダン。正直、良くなかった。バレンシアの誇るドブレ・ピボーテ、バラハ&アルベルダにジダンは手を焼いていた感じで、ミスが多い。それ以上に疲労もあったのではないかと思います。なんでロビーニョじゃなかったんだろう? 後半ロビーニョとカッサーノが出た後の短い時間は、少し面白かった気がするんですが。
この試合一番の活躍を見せたのは、神サレス。じゃない、カニサレス。バチスタのクリティカル・ヘッドを防ぎ、ロナウドのペナルティを止めました。カニはPK与えたのにすごく落ち着き払ってる一方で、ロナウドは蹴る前からどうも元気なさそうでした。ジダンがいればジダンに蹴ってもらえたのに。そういえば前もロナウド、PKへたっぴぃだったような記憶が…。ゴール前でのFKのチャンスが山ほどあったのに、こんな日に限ってベッカムもロベカルもいないのは不幸以外のなにものでもありませんでした。

ともあれこれで2位バレンシア&3位マドリー(直接対決がバレンシアの1勝1分けなので、勝点が同じでもバレンシアが上)と首位バルサとの差はますます広がる一方で…


○オサスナばんざい
LIGA 2005-2006: 1ª DIVISION. JORNADA 27
C.A. Osasuna 2-1 F.C. Barcelona

オサスナの得点:バルド(19),プニャル(=PK,59)
バルサの得点:ラーション(71)

えへへ…ごめんねバルサ。やっぱり応援するの、CL限定にさせてもらいますね(でもリヨン様と対戦する時はリヨン~)。
目が覚めたらまもなく後半20分だったので何が書けるわけでもありませんが、バルサ、負けました。決してメンバーを落としたりしたわけではないのに。失点シーンをハイライトで見たら、1点目はビクトール・バルデスか…うーん、ちょっとミス多いなあ彼は。わりと最近もポカやってませんでしたっけ。スペイン代表の第3GK、最近の様子だとカニのほうが良いんじゃないか。歳は歳ですが。
オサスナはがっつんがっつんいく良いチーム。やっぱり上位にとどまり続けているだけのことはあるんですね。でもこの試合に入れ込みすぎたらしく、片端からカードをもらっては次節出場停止になっていったのが心配です。GKまで。大丈夫か?
ともあれこれでバレンシア&マドリーとバルサとの差は「9」に縮まりました。いやっほう。ま、下を見るとオサスナが勝点差「3」に詰めてきてるんですけどね。ぎゃー。


○それでも明日はくるはず
Barclays English Premiership Week 26
Arsenal 2-1 Liverpool F.C.

アーセナルの得点:アンリ(27,83)
リバプールの得点:ルイス・ガルシア(76)

クラウチ1トップ、右にクロンカンプ&左にルイス・ガルシア、真ん中にジェラード…だめでしたねえ。後半はキュウェルを左にしてルイス・ガルシアを真ん中に、ジェラードやや右?…うーん、やっぱりだめでした。前線の動きが単純(工夫がない)に見えるんですが、ラファがそうしているのか、前線にセンスがないのか…。
ま、そんなダメダメ雰囲気がある中でもいったんは追いつきました。悪くても勝点が取れればチームは進んでいけますから「よし!」と思ったんですが…
1)シャビ、セントオフされる
2)スティービーG、「ラブリィ・パス」をアンリにプレゼント
ジェラード、なんか2年位前に同じようなのを見たことあるような気がするんですが。ユニフォームは違ってたけど(EURO04 フランス-イングランド)。きれいなスルーパスでした。確かに今のリバプールのFWはあんなきれいなパスにも反応できません。ごめんねジェラード。いつもがんばってくれるから恨むなんてこれっぽっちもできません。

本日はモリエンテスはベンチで待機で、待機したまま出てきませんでした。情けないことに出てほしいのと出てこないで欲しいのと半々。モリエンテスはもちろんFWが悪いのは確かですが、どう直したら良いのかはもうよくわかりません。練習すれば良いのかな?してるとは思うけど。
それでもいつかは点を取って立ち直るはずだとも思ってます。シセはフランスリーグで得点王になりました。モリエンテスだってCLで得点王になったし、マドリーで何年もセンターFWを任された選手です(頼りないこともあったけど)。クラウチも昨シーズンは不振のサウザンプトンでがんばりました。ファウラーにいたっては神様です。こんな4人が4人ともここでおしまいになるわけがない。明日は来る、日はまた昇る。

○明日が来た、日がまた昇った例
Ligue 1 / 30ème journée
AS Monaco FC 4-1 FC Sochaux-Montbéliard

モナコの得点:チェバントン(8),ディ・バイオ(18,62),オリヴィエ・カポ(45)
ソショーの得点:イラン(68)

ASM JAPONの方にも書きましたが、

・最後に勝ったの: 2月4日、第25節レンヌ戦
・最後にルイIIで勝ったの:昨年の12月21日リーグカップ対リール戦
・最後にリーグ戦でルイIIで勝ったの:昨年の12月18日第19節トゥールーズ戦

…1ヶ月以上勝ってなかったモナコに、ルイIIでは3ヶ月近く勝っていなかったモナコに、ようやく勝利の女神が気づいてくれたようです。本当に良かった。先制点を挙げたチェバは泣いていたようでした。もちろん次の試合も勝たなければ意味がないけれど、グイドリン監督曰く「選手は良く戦っている、内容は良い」のに勝てない時期が続いていたことを考えると、こんなに大きな1勝はありません。リーグ戦の順位を考えると事態はだいぶ手遅れな気もしますが、このまま顔を上げて行けるところまで上っていって欲しい。

バレンシア戦直前

2006-03-12 00:45:44 | football
まもなく、というかあと5時間ほどでバレンシア-マドリーの試合が行われます@メスタージャ。まずはelmundo.esから予想フォーメーションを。

といっても貼りやすかったからこちらを選んだだけで、MARCAの予想のほうがいいなあ。マドリーの1トップがロナウドではなくラウルになってるので。

ま、それはどちらでもいいです。マドリーはアーセナル戦でだいぶ無理をしたせいか負傷者が少々おりまして、メンバーに変更が出ています。アーセナル戦のウォーミングアップで違和感があったらしい(右内転筋)のに試合に出ていたベッカムは、バレンシア戦を欠場することになりました。決断権は監督にあったわけですが、シシーニョもベンチにおいていたのに…。それからグラベセンも負傷欠場です。試合中に大腿部を痛そうにしてました。あとはロベルト・カルロスがサスペンション。

左SBにはラウル・ブラボがいるから良いとして…う、ピボーテがいない。
ということで以前1回やったように本来のポジションが右SBのはずのディオゴを1ピボーテに、疲労の激しいであろうジダンはベンチに置いて左はロビーニョ、右はシシーニョ。中盤にバチスタとグティを並べるところまではたぶんどこも同じような予想のはずです。1トップはラウルかロナウドか。カッサーノ1トップでも良いかもしれませんが、本来センターFWではないから…ま、どうなるかわかりませんけどね。個人的には、アーセナル戦で調子を戻してきた印象があるラウルでぜひ。

お相手は休養十分のバレンシア。木曜にはアルベルダが負傷で練習を早めに切り上げたというようなニュースもありましたが、何の問題もないようです。1トップには絶好調が続いているビジャ……こーわーいー。
何にしても、CLストレートイン&万が一の時(=バルサが大崩れする)のために2位確保は絶対必要であります。現在勝ち点は同じ。絶対に負けられません。


2006 Jリーグディビジョン1 第2節
清水エスパルス 2-0 名古屋グランパスエイト

清水の得点:藤本淳吾(6)、チョ・ジェジン(32)

えっへっへっへ。完勝~。こんなに安心して見られる試合は何年ぶりだろう…。開幕2連勝、J1全16チーム中唯一の無失点、ルーキー得点、現在暫定3位。えっへっへっへ…。

今日はパルちゃんがイナバウアーしたそうです。とっても見たかったです。でも個人的にパルちゃんパフォーマンスで一番好きなのは、スポンサーさんに敬意を払った「プーマポーズ(スタッフのお兄さんに足を支えてもらう)」です。

楽しみ方

2006-03-10 21:27:48 | football


CL準決勝の組み合わせ抽選が実施され、上の画像のとおり決まりました。マドリーもリバポも負けてしまった今、この先のCL各試合を楽しむためには、何かしら理由をくっつけてどちらかを応援すれば良いのです。

1.アーセナル-ユヴェントス
ユベ。理由は友人RNさんがユベンティーナだから。ズラが気になるから。ザンブロさんも気になるから。ビリンがいるから。あとマドリーの敵討ちで。

2.リヨン-ミラン
躊躇なくリヨン様。理由はフランスリーグファンとしてリヨン様にはどこまでもがんばって欲しいから。いけるなら優勝とか。ジュニーニョ・ペルナンブカーノ様がいるから。あ、クペも好き。

3.インテル/アヤックス-ビジャレアル
ビジャレアル。理由はリーガファンとしてビジャレアルにはどこまでもがんばって欲しいから。いける範囲で。リケルメ様がいるから。あとはグアイレとかソリンとかセナとか…アルアバレーナって1stレグサスペンションでしたっけ? ところでこの対戦、もしインテルが上がってきたら…リーガ・アルヘンティーナの趣。

4.ベンフィカ-バルセロナ
バルセロナ。理由はリバポの敵討ち。いえ、ベンフィカ恨むのは筋違いなのはわかってますが、一応。あとはスペインだし。ジュリがんばれー。ファイナルまでいったらチャビ間に合うかなあ。あとロナウジーニョがあの顔でベカベカ笑ってるのを見ると、負けるとこなんて想像したくもありません。負けるのはクラシコのときだけでいいよ~。


ああ、楽しみだなあ。うん。

だめでした

2006-03-09 07:08:58 | football
どっちも。

大部分はマドリーの試合を見ていました。予想と違い、なんとラウル&ロナウドの2トップでスタート。試合開始からハードな攻め合いだったのですが、正直なところあまり2トップの調子はよろしくない。一言で言うと、攻撃の連携が良くないって感じです。後半ラウルは良くなってきた印象はありましたが、あのシュートはずしてしまったし…右脚でしたね、2つとも。左だったら…ま、たらればはナシ。その後ラウルは代えられてしまいました。でも交代策は生きず、ベッカムはどこか痛めているのか終始不調。試合としてはおもしろかったんですが、アーセナルの方が少し余裕があったかなあ。最終的にマドリーには点が入らずに終わりました。
今週末バレンシア戦なんですが…無理だー。選手たちは消耗しきってるんではないかと思います。

赤い方はもう…平身低頭でごめんなさい。試合ほとんど見てませんがごめんなさい。

CL終わったー…

書く余裕なし

2006-03-08 20:37:05 | football
おめでとう、その1

さすが。見事な試合でした。
ただしメッシは右脚二頭筋損傷で1ヶ月離脱のようです。思っていたより酷い…。これでCLのQF(とクラシコ)に出られません。

おめでとう、その2

初出場でベスト8へ。黄色い潜水艦はなおも進む。

勝て、その1

予想。といっても各所各記事の予想と大差はないかも。
前回の対戦でアンリは抑えられないと漏らしてしまったCBのメヒアははずしました。そういうこと言っちゃダメ。ポカもあるのですが気持ちの強さからR・ブラボとS・ラモスで。というか守ってる場合ではない。攻めろ。シシーニョも前回対戦で少し精神的に焦っていた感があるので右SBはサルガド。でもシシーニョでもいいです、ここは。ピボーテはグラベセン&グティの2枚。右はハイバリーで盛大に歓迎してもらえそうなベッカム、左はロビーニョでもいいけどやはり大舞台で外せないジダン。調子の良いバチスタを下がり目に。トップは各所でカッサーノかロナウドかと喧々諤々ですが、3年前のオールドトラフォードでの印象が良いのでロナウドで。というかロナウドを途中交代にしてもあまり有効な気がしないのです。これはラウルも同様ですが、ラウルは現在調子が良くないように見えるのでベンチから。やっぱり復帰を急ぎすぎた気がしますが。

ま、誰が出たっていいです。もうあとはファニートの精神で。その気になれば何でもできるチームです。

勝て、その2

支ええてくれるKOPの前で醜態は見せられません。とにかく点取って勝ってください。

YNWA

赤い人たち

2006-03-06 15:39:25 | football
朗報です。
ベンフィカ戦で相手選手の蹴り上げた足が目に当たり、戦線離脱していたモモちゃん(=シソコ)。重症と言われ、後遺症の程度もわからず、少なくとも今シーズンは絶望とされていました。が、モモちゃんの経過は予想していたより良好なようです。BBCによると、手術も回避できる様子。ではモモちゃんのコメントをどうぞ。

5月が終わる前にはまたプレイできると約束するよ。たぶん僕が戻るのは、FAカップかチャンピオンズリーグのファイナルだね。

僕の人生で最も恐怖に満ちた時だった。リスボンのドクターは、右目の視力を失うかもしれない深刻な危険性があると言ったんだ。突然あらゆる考えが巡った。僕は自問自答した。これが僕のキャリアの終わりになるの?
気分はどん底だった。酷い頭痛があったし、痛みは耐えがたいほどだった。答えのない状況で僕はどうしようもなかった。僕の人生のすべてが砕け散ってしまったかどうか、僕にはわからなかった。
僕たちがリバプールに戻るとすぐに、クラブは専門家を訪ねるようにしてくれた。彼は、ケガは僕が恐れていたほど悪いものではなかったと伝えてくれた。それは、まるで大きな重荷から解放されたようだった。
今週また外科医を訪ねたんだ。彼は楽観的で、僕が通常の視力を回復できるだろうと言ってくれた。でも100%を取り戻すことはできないかもしれないとも。もちろんそれは良いことじゃないけど、でもこの展望は僕が最初に思っていたよりも良いものだった。
またベンフィカとの試合が近づいてきてるのは、僕にとってフラストレーションになってる。でも僕ができることは多くないし、戦線に加わるプランもない。少なくともまだ2ヶ月はかかるんだ。僕は目を開くことはできるけど、見え方はぼやけている。日が過ぎるごとに良くなっていくだろうけど。
ラファは少し休暇をとるように提案してくれた。チームに貢献できないのにクラブでぶらぶらしていることがどんなに辛いか彼はわかっていてそう言ってくれたんだと思うよ。


まだ21歳の若い選手に、突然突きつけられたプロフットボーラーとしてのキャリアの終わりの可能性。それまで想像もしなかった恐怖だったと思います。まだ完全回復できるかどうかわからないし時間もかかりそうですが、プロとしてサッカーを続けることができそうで本当に良かった。


そんなモモちゃんのためにも、アンフィールドでのベンフィカ戦では何が何でも2点差以上つけて勝たなければいけないリバプール、なのですが……

点取れない病が蔓延中。Mさんのみならず、Fァウラーさん、Cセさんも罹患してます(点が取れるまで頭文字の刑。一番時間もらってるのに点取れてないMさんは1文字だけです)。代表でも点を取って調子良さそうに思えたクラウチくんも(点取ってるから名前を出します)、先日のチャールトン戦ではダメでした。点取らなきゃいけないのに点が取れない…。
ともあれMさんの言い訳決意を見てみましょう。

僕にとってCLは世界で最も素晴らしい大会だと思う。僕がモナコに移籍したとき、他の選手たちは「おおー、モリエンテスだー」って感じで、僕は「うん、僕がそうだよ。でも僕はただの選手だ」って答えたんだ。でも彼らは言った。「いや違う、君はチャンピオンズリーグを3回取ってる」。彼らの目には違うものと映る。チャンピオンズリーグを取っていると、はるかに重要なものとして見てもらえるし、ほとんど王族みたいな感じでさえある。
CLの雰囲気はワールドカップより良いものだったりする。僕たちがアンフィールドでチェルシーを破ったときは信じられないほどだった。僕がこれまで経験した中で最高だったよ。僕は父に電話して「父さん、こんなの見たことないよ」って言ったくらいなんだ。父は「でもお前はレアル・マドリーでプレイしただろう!」と言った。もちろんヨーロッパの大会でのマドリーの雰囲気も素晴らしかった。でもリバプールでは、何か独特で、ファンたちが本当に選手を盛り立てるんだ。
ベンフィカの監督、ロナルド・クーマンは僕が子供の頃のアイドルの一人だった。彼はトップクラスのフットボーラーで、今はヨーロッパにおける優れたコーチの1人だということを証明している。でも彼のチームは世界で最も優れたチームじゃない。僕たちは皆、彼らを打ち負かせると信じている。
なぜ僕が点を取れなくなっているのか、僕にはわからない。でもピーター・クラウチとジブリル・シセも同じ問題を抱えている。でも試合が終わった時点では僕は本当に疲れているから、僕はチームのために一生懸命に動いていることをわかってる。そして、他の選手たちが満足してるということが重要なんだ。プレミアシップでは、ディフェンダーたちは皆強くてフィジカル的で、ヨーロッパの大会よりもたくさんファウルをする。僕はこういうフットボールは好きだけれど、レフェリーはスペインよりもファールを流すように思うんだ。


やっぱり言い訳だ…もうなんでもいいから点取れ、取ってください、お願いします。
(でもモナコの選手たちの反応は面白い・笑)

最後はキャプテンのお言葉を。
間違いなくヨーロッパで優勝した昨シーズンより、僕たちは良いチームになってる。だから、僕たちはトロフィーを簡単に諦めたりするつもりはないと言おう。