けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

目の前の目標

2008-04-27 06:07:16 | football
休養
無事に退院したモリエンテスは、週末はそのまま休養。週明けのトレーニングから復帰できるだろうとのことです。

こちらも復活
バレンシア、オサスナ戦に向けた召集選手。

GK:カニサレス、グアイタ
DF:カネイラ、ミゲル、マルチェナ、アルビオル、エルゲラ、アレクシス
MF:アルベルダ、バラハ、ホアキン、エドゥ、ビセンテ、マタ、エベル・バネガ
FW:アングロ、ジギッチ、シルバ、ビジャ

アルベルダ、アングロ、カニサレス。3人とも召集リストに復帰しました。現時点ではリストは19名なので、最終的に誰か(おそらくディフェンスか中盤から)1人外れることになるのでまだわかりませんが、4ヶ月ぶりに3人が召集に入り、場合によっては出場の可能性も出てきました。
特にカニサレスは先発の可能性が高まっています。ヒルデブラントもモラもフィジカルコンディションが間に合わなかった。バレンシア・メスタージャのグアイタが前節に引き続いて召集されましたが、残留をかけた重要な試合、今シーズンは観客からのプレッシャーが著しく激しいメスタージャでプリメーラデビューというのも…。カニサレスにしても試合勘が鈍っているだろうということが、やや心配な点ではあるのですが。
実際に3人が使われるかはわかりません。特にアルベルダは、チームに対して裁判まで起こしてしまった。ボロ監督は召集リストに入れましたが、おそらくクラブの上層部には、こんな降格間際の状況でなければ召集を阻止したがる人もいるのではないかと思います。それにメスタージャでの復帰は、今シーズンのヒステリックなファンの反応を思うと、チームにプラスになるのかどうか……。
ただ逆に言えば、このチームが危機に陥っている時に際し、救世主になれるとも思いたい。ベテランの力、正当な評価を受けられずに溜めてきた4ヶ月間の悔しさを力に代えてチームを救ってほしい。3人が通常通りのトレーニングに合流して以来のチームの雰囲気もとても良さそうですし、チーム一体となって残留を目指してください。
バレンシアというチームにとってはもちろん、復活の道を開かれた3人の選手にも、またクーマンの下で調子が上がらなかった選手たちにも、いろいろな意味で重要な試合になるだろうと思います。


決まるかお預けか
放送中ではありますが、絶好調デポルがリアソールでバルサを…です。明日のビジャレアルの結果如何によっては、今節中の優勝の可能性もあります。

ビルバオ戦に向けた召集リストには、前節サスペンションだったグティが復帰。入れ替わりでカンナバーロがお休みです。ディフェンスラインは右からセルヒオ・ラモス-ペペ-エインセ-マルセロとなるか、ミゲル・トーレス(またはサルガド)-セルヒオ・ラモス-ペペ-エインセとなるか……どっちでしょうね。中盤は前節のディアラの位置にグティが復帰、という程度の入れ替わりの予想。
今節はベルナベウでの試合、シベーレス周りの準備できてしまったようです。ビジャレアルの結果次第なのでまだわかりませんが、物理的な位置関係からいえば、今節中に決めてしまいたいところでしょうか。


ところで私事ですが
しばし旅に出ます。上でプレビアを書いたバレンシアの試合もマドリーの試合もたぶん見られません。なので優勝が決まるのはもう少し先の方が…なんてことは言いません。一応録画予約もかけたので心置きなく勝っていただきたいと思います。

それぞれの復活

2008-04-25 23:11:08 | football
復活:9
復活と言うにはまだ早すぎると思いますが、TVVIのニュースではモリエンテスが退院した映像(自分の足で車まで歩いてた)が流れていました。バレンシア公式によると、まずは自宅で休養とのこと。原因が何かは未だ明らかにされていませんが、とりあえず自力で動けているようなので良かったです。
 ●追加:動いている映像です。(ついでなので、今日のトレーニングの様子も。やたら良い雰囲気です。ただヒルデブラントもモラも負傷が完治してないようで…オサスナ戦は誰が守ることやら)。


復活:14と17
そんなドタバタがあって、気がつけば週末です。バレンシアは日曜日17時の時間帯で、メスタージャにオサスナをいらっしゃいませです。クーマンが去り、ボロ監督のデビュー戦。たったの数日では戦術も何もないと思いますが、何はなくとも4-4-2または4-4-1-1ということになるだろうと思います。誰が先発に復帰するのか。
昨日は、クーマンの頑なな4-3-3でいちばん割を食っていたと思われる両エストレーモ=ホアキン&ビセンテが、溜めに溜めたと思われる鬱屈を言葉で爆発させてしまいました。去った者を後ろから言葉で追い立てるのは通常ならみっともないなと思う。ですが、2人がそれほどの言葉を吐かざるを得ないほどの状況、今回は仕方ないかなとも思います。
試合に使われない、次に追い出されるのは自分かもしれないという恐怖。そんなものでチームをまとめたり、選手を自分の戦術に従わせたり、それがうまく浸透し受け入れられたり…するわけないだろうに。
マタが調子良いのも十分承知の上で、それでも4-4-2ならビセンテ&ホアキンが見たいです。2人も、溜め込んだ鬱屈は試合の方で発揮してください。


何の練習?


復活:17
さてマドリー。昨日から、全体トレーニングにルトヘルス・中略・ローイが合流しました。今日のトレーニングも含めて、特に問題なくやっているようです。さすがに今週末の試合への出場はないでしょう。特にデランテーロが足りないということもないので。来週の試合には出場の可能性もあるということで、なんとかシーズン終わりに間に合わせてきました。


復活:7と14
カップ戦もなくなって休養十分、ミッドウィークもたっぷり使えるマドリーでは、各選手が週末に照準を合わせてぼちぼち調整。木曜日の全体トレーニングには参加せず個別に調整をしていたラウルとグティは、今日のトレーニングでほぼ問題なく全体練習をこなせたようです。2人ともいい年ベテランですから、自分の身体の調子はよくわかっていそうです。


復活:18
マドリーはベルナベウにアスレチック・ビルバオを迎えます。ビルバオは、ナンドロロン使用の疑惑をかけられて2年間の出場停止になっていたグルペギが復帰する可能性があり、前節にはバレンシアをちょろっと一蹴していたりと、チームが一体になっていそう。ましてやベルナベウだし。
マドリーは優勝が決まる可能性もあるんですね。バルサ、ビジャレアルが勝ち点を積めなければ、マドリーの勝利=優勝決定となります。既にシベーレスでの計画もきまっている様子。最後まで何が起こるかわからないリーガ、と言っては見るものの、現時点では非常に近づいている状態です。

回復

2008-04-23 21:23:13 | football
公式はまだですが、スーペルやlevante-emvといった現地紙の報道では、モリエンテスは良い方向への回復にあるとのことです。スーペルから。

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火曜日の早朝から腹部の強い痛みによって入院していたフェルナンド・モリエンテスは、好ましい回復を遂げており、木曜または金曜日には退院の許可が下りるだろうとのこと。クラブのメディカルチームの代表アントニオ・ヒネルが認めた。強い腹部の痛みと発熱がありバレンシアの救急センター(?)に入院したモリエンテスは、クラブの会長アグスティン・モレラの訪問を受けたが、なおも経過観察が必要。ヒネルによれば、モリエンテスはいくつかの検査を受け、入院時と同じドクターも付き添っているとのこと。これによりモリエンテスは、日曜日に行われるメスタージャでのオサスナ戦への出場は完全になくなった。

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「bien」な回復傾向にあって、しかも会長の見舞いを受けることもできたようですから、ひとまず安心しても良いでしょうか。負傷と違って病気の場合は、どのくらい深刻なのかまったく見当が付かなくて、今日の記事が出るまでずいぶん心配させられました。チームの大ピンチで欠場ということには落胆するべきかもしれませんが、今はただ回復傾向にあるというニュースだけで十分です。本当に心配でしたから。

再建

2008-04-23 01:05:55 | football
遅きに失したような気もしますが、ついにというかようやく、クーマンの解任が決定しました。正式な発表があったのは現地時間で月曜日深夜のことでした。バケーロ初めアシスタントコーチも解任、チーム強化の責任者であったミゲル・アンヘル・ルイスSD(スポーツ・ダイレクター)も解任。新監督はサルバドール・ゴンサレス・マルコ・“ボロ”って、90年代のバレンシアの選手だったそうですが良く知りません。同じく元選手のファン・サンチェスがSDの後任に就任。この先の焦点は、とにかく残留を目指すことになるでしょう。

そして、クーマンによって追放されていた3人、アルベルダ、カニサレス、アングロの処遇はどうなるのかという点にも注目が集まっています。つい先ごろ行われたばかりの新監督「ボロ」のインタビューから。

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現時点で私に対してクラブは、彼ら3名がプレイするべきか否かについて何も言ってきてはいない。クラブ首脳は完全な自由を私に与えてくれている。3名の選手たちは25人(1部登録選手)に含まれているし、4ヶ月プレイしていないが、もし彼らのコンディションが整っていると私が考えれば彼らはチームの一員となるだろう。
さらに、彼らのメンタルも考慮していくことになる。なぜなら彼らは非常に厳しい状況をすごしてきたからだ。彼らチームに貢献できるとわかれば、彼らはプレイすることになるだろう。
アルベルダとはまだ放していない。余計な価値観を入れずに、日々彼の意味するところ、彼のフィジカル、メンタルの状況を見ていかねばならないだろう。私はスポーツ上の判断に政治上の問題を介入させたくはない。なぜならここでは何も圧力にはなっていないからで、この問題を私ははっきりさせておきたいのだ。

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新しい監督、状況の大きな変化が起こる。だろうと思うのですが、何度もあったゴタゴタを経てきた今、バレンシアというクラブやフロントの言うことがどこまで本当なのか、そう簡単には信じられないので……。何かが変わるはず、なのですが。





選手たちは、もともと月曜と火曜が休み。月曜は完全休養、火曜日は必要な選手は自主トレーニングとなっていたようです。しかし降格間近で監督も交代とあって、ほとんどの選手が今日からトレーニングを再開したようです。数少ない欠席者の1人がモリエンテス。メディカル情報ですが、かなり心配なことになっています。

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バレンシアのFWフェルナンド・モリエンテスは、今朝方、中央病院に入院した。腹部に強い痛みがあり、発熱も併発していたため。現時点で未だ経過観察の状態にある。クラブが発表したところによると、モリエンテスはこの後別の検査をいくつか受ける予定で、新監督との顔合わせとなる今日のトレーニングは欠席となった。バレンシアのメディカルチーム代表のアントニオ・ヒネルは、モリエンテスの病気について「まだ診断は出ていない」とし、さらに「入院期間中だけでは痛みの原因が何か特定することはできないだろう」としている。

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前日の脚の痛みとはまったく別の、内臓系の問題でしょうか。原因がわからないというところが非常に気になります。どうしたんだろう……。


あとから追加
バレンシア公式の通常のメディカル情報は現地13時過ぎに出ていまして、モリエンテスの体調不良もそこで公表されていました。そして夜には、さらに追加のプレスリリースが。「腹部の痛みにより入院は継続、経過観察中。23日水曜日まで新たなメディカル情報は出ないでしょう」ということで、状況がはっきりわからないこちらとしては、特別にお知らせを出されるところがまた気になります。

一部重複もありますが、もう少し詳しく情報が載っていたスーペルから。

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フェルナンド・モリエンテスは、月曜日の明け方から入院する原因となった強い腹部の痛みのため、なおも入院を継続している。モリエンテスは、発熱、無力感、腹痛の症状があり、このためなおも病院にて経過を観察していくことになるだろう、とクラブの公式発表が述べている。
水曜日までは新しい医療情報は出されないだろうとされている。この問題の原因を明らかにしようと、既にエコー検査、血液検査などの検査が行われている。現時点で盲腸炎の可能性が無視できないところだが、バレンシアのメディカルチーム代表アントニオ・ヒネルによると、モリエンテスの病状について「まだ診断はなされていない」としており、「ここまでで痛みの原因は不明であり、この入院の期間で決められないだろう」とのコメントが出されている。
モリエンテスは火曜日午前のトレーニング、ロナルト・クーマンの解任により新監督となったサルバドール・ゴンサレス・ボロの最初のトレーニングを欠席している。

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原因もまだわからないし軽いのか重いのかも現時点の報道だけではわからない。もし腹部の痛み等の症状がまだ続いているとしたら、モリエンテスはかなり辛いだろうと思います。大事なく早く回復してくれればと願っています。

まるで別世界

2008-04-22 00:05:32 | football
どう考えても下の記事と1つにまとめられるような内容ではないので、記事を分けました。現状には天と地ほどの差があります……。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 33
Racing Club Santander 0-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ラウル・ゴンサレス・ブランコ(12)、ゴンサロ・ヘラルド・イグアイン(90+3)

試合前のインタビューでは「引き分けでも良い」旨の発言をしていたシュスター。マドリーの選手たちは、監督のインタビュー内容なんてどうでも良かったようです。
先発は、バックラインが右からセルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセという貴重なラインナップ(すぐに誰かがいなくなるのでめったに揃ったところを目にすることができない)。底に入るのはガゴで、出場停止のグティ的な役回りはディアラ。中盤にはもう1枚スネイデルで、前目の左にロッベン右にロビーニョ…だと思うんですが、この2人はどちらがどちらのサイドという縛りはあまりなさそうでした。トップにはラウル。

前日にバルサがエスパニョールと引き分けていたのもモチベーションを高めるのに役立ったのか、試合開始から妙に活気があるマドリーの選手たち。いつもの試合の1.5倍速くらいにいろいろなものが速かった。グティがいないから…ではなくて、相手がラシンだからでしょうか。ラインを上げてプレッシャーをかけてくる相手に試合を支配されないためには、プレッシャーがかかりきる前にボールを放すこと。ボールが良く回るというと一方的な展開になっていることも往々にしてありますが、この試合ではどちらも自分たちの主導権を奪いにいこうとしている中で、素早く美しいパス回し。リーガ・エスパニョーラ的楽しさを久しぶりに感じたような気がしました。

先制は比較的早い時間帯。左サイドでじっくり中を見たロビーニョのクロスに飛び込んだラウルがわずかに触ってゴール。これはもう、ボールを入れたロビーニョのコントロールと勘所も見事でしたが、あの位置に飛び込むラウルの動きと瞬間の速さが、もうたまらない。相変わらず少し下がってロッベンやロビーニョを前に行かせたり黒子の時間もありますが、何度か見せるゴール前への鮮やかな登場は本当にもうさすがとしか言いようがない。休養十分なせいもあるかもしれませんが、動きに若さがあるというかキレがあるというか。しかもゴールは17。久々に20までもっていくことも、まったく不可能ではなさそうです。

ここへきて調子を上げてきたロッベンとスネイデル。ロッベンの動きはキレが出てきてますし、スネイデルはあのシュート体勢に入って打ち抜くときのスピード感と力強さがとても良い。先発は久しぶりで移籍のうわさも出たりしているディアラでしたが、この試合では攻撃に絡む仕事が多かった。ちょっと困るとすぐパスがマイナスになる癖はまだありますが、パス出しよりも前線に絡みにいく姿勢は良かった。そして個人的にやはり目に付くのがガゴがどんどん安定してきていること。いよいよ本格的にリーガに慣れたという気がします。ボールの回収屋とパスの配給屋、1人で底を守る今のポジションがいちばん性に合っているんでしょう。公式で言うとおり「エレガンテ」さを持つ、アルゼンチンの5番。

天然記念物並みバックライン4名は、ほぼ問題なく仕事をこなしていました。特にエインセ、ペペは堅い。ピンチの場面はもちろん何度かありましたが、焦ったり慌てたりというところはほとんど感じませんでした。皆にかまって欲しいセルヒオ・ラモスは、まだコンディションが少しおかしい気もします。攻め上がりはさすがですが守備でたまに……本当にあの手癖の悪さはどうにかならないものか。ちなみにカンナバーロは今節頂戴した黄紙が5枚目なのだそうで、貴重なディフェンスセットは次はお休みです。本当になかなか見られないんだ。

試合終了間際にようやく追加点が入り、ゴールを決めたイグアインを中心にベンチにいる選手たちが混じって軽いフィエスタとなりました。勝てばカンペオンがぐっと近づく、というこの試合で、どちらかというと苦手のラシンを相手に完封勝利。最後の最後まで数字の可能性がある以上まったく油断はできないのですが、それなりに苦労してきた時期も乗り越えて、選手たちは最高の結果に向けた確信が持てているのではないかと思います。



嫌な方から

2008-04-21 23:16:07 | football
バレンシア、カテドラルでレオネスに派手に食い散らかされました。降格圏、18位のレクレまであと2ポイントです。

試合前の各紙プレビアでは4-4-2の予想が出ていました。最近の試合、敗れたけれどラシン戦や国王杯ファイナルなどでは、4-4-2で機能する気配が見えていた。ああやっとクーマンも、4-3-3に固執するのをやめたかと思いました。しかし試合が始まってみると、再び4-3-3。しかしハーフタイム明けすぐにモリエンテスとホアキンを投入して4-4-2にしたのは、前半45分間の戦術が機能しなかったということでしょう。就任して以来の試合、さらに降格がちらついた状態での試合を半分無駄にしなければ、自分のお気に入りのシステムを引っ込められないのか。
選手があのシステムは嫌だのこの戦術は嫌だのと言うのは我が侭だと思います。求められる仕事をこなさなければならない。だとしてもそのチームに備わった戦力にふさわしい戦い方はあるはずで、柔軟にそれを受け入れようとせず頑なに自分の考えを押し付け、そして結果は出ない。選手のモチベーションが落ちているのは、選手自身の責任であると同時にモチベーション、信頼を引き出せない監督にも責任は問われるべきでは。なぜここまでこの監督が延命しているのだろう。3人のベテランをチームから追い出し、新しい選手も買ってもらい、大改革をしたつもりで、その結果がセグンダ間近。国王杯はもちろんひとつの成果ですが、UEFA杯出場権があればセグンダでいい…わけがない。
現地では月曜日昼頃から、クラブの経営陣が集まって会議をしているそうです。さすがに解任とするか、違約金がもったいないからこのままでいくか。


モリエンテス、最後の方で少し脚をひきずっているなと思ったらメディカル情報が出ていました。右大腿部内転筋の拘縮。本日トレーニングは休みのため、それ以上の詳細は不明です。


最後に良かったことをひとつだけ。ピッチに入場する際に、ビルバオの選手たちが花道を作って「国王杯覇者」を拍手で迎えてくれたそうです。

物議

2008-04-19 20:16:26 | football
セルヒオ・ラモスのインタビューが、MARCAのトップにしばし居座る程度の物議を醸し出してしまいました。内容は、マジョルカ戦で退場となったカードとチームの件。できるだけ公平な記事というのがどこのものかはわかりませんが、Q&A形式で載せているASが一番良さそうな気がします。ちなみにマドリーの公式では、問題箇所はさっくりとなかったことにされています(載っていない)。

冒頭はリーガのタイトルについて。次に審判についてと、今シーズンやや調子を落としていることについて。その次が今回クローズアップされてしまった問題箇所です。

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Q:あなたが衝動的であり、もっと落ち着かなければならないだろうと公式の場で言ったクラブの人に腹を立てていますか?
A:いや、誰にも腹を立てたりはしていない。クラブのどこからも、僕は批判は見出せなかったけれど。僕がクラブに期待していたのは、公的に選手の方を向いてくれることだけだった。マジョルカ戦で僕を退場させたカードは、最終的に取り消された。本当のことを言うと、仲間の誰からもクラブのどこからも、この問題について話しているのが聞かれなかったことに驚いた。これが現実で、同化していかなければならないものだ。僕は誰にも何も望まない。一人で学んでいこうと試みているから。

Q:あなたが今言ったことは、レフェリーから悪い印象をもたれていることについてクラブからのより大きなサポートを求めている、そしてさらにチームを助けるためにやった時にはなおさらだと、そういう印象を与えました。この印象は正しいですか?
A:そのとおり。みんながこの答えをよく理解してくれると信じているし、これは僕が別の言葉で伝えようとしていたことだ。誰も馬鹿ではないし、誰もが僕が意味していることを、僕たちみんなが理解したいと思っていることをわかってくれるだろう。

Q:孤独だと感じた?
A:そうだね。でもフットボールの世界では人生はこのようなものだ。それに同化して、できるように前に進んでいくことが必要だ。皆がひとつにしっかりまとまることを望んでいる、それは素晴らしい、そうでなければ、それもありだ。

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この後は、ラウルやイケル、グティの終身契約の話題が出ます。ラモス自身は、現時点では契約のことは頭になく、話し合いのテーブルに着く必要が出てくればその時のことだと回答。

で、肝心の箇所です。できるだけ意訳は避けようと思ったのでわかりづらい部分もいつも以上に多々ありましてそのせいかもしれませんが……ラモスは何をどうしたいんだろう。発言の真意がよくわかりません。皆にもっとかまってほしいってことだろうか。本人はその意図はないと言っていても、チームに対して非難がましく聞こえる部分もあります。黙すことが金とは言いませんが、言わずもがなというか、今のこの時期に公式会見で言わなければならないことだったんだろうか。
さらに、上で訳してはいませんが審判についての発言の中には「審判も人間だ、ミスを犯すこともある」……セルヒオ・ラモス、君、反省してますか? 何があってもクラブは選手を守るべきだろうとか、一体感とか、好意的に解釈すればラモスの言いたいこともわからなくもないのですが、何かまだ発言が子供だなあ。

ちなみにトレーニングの映像などを見ると、グティと話してたりサルガドにちょっかい出されたり、特にラモスが孤立しているような感じはございません。ファウルとか退場とかでチームと気まずくなったら、グティと話し合うのはいいかもしれませんね。グティ、今週末はカード満期による(シーズン何度目かの)有給休暇でございます。


探索中

2008-04-16 23:59:45 | football
サービス向上
少しずつ新しくなったマドリーの公式ページを探索しています。大きな改善の1つに画像サイズが大きくなったことがあげられます。日本語ページに強制的に飛ばされるのは嫌ですが、だからといってまともにスペイン語が読めるわけではないような人間にとって、画像の持つ意味は大きいのであります。
GaleriasページのPrimer Equipoには、各選手の画像が数枚ずつ。ラウルから始まって、グティ、イケル、サルガド…と、これはカピタン的並びということになるでしょうか。その後がセルヒオ・ラモスにロビーニョで、カンナバーロと……フードをかぶるカンナバーロの画像に「Bonita imagen del Italiano:イタリア人のかわいい画像」などとキャプションが。ボニータか……ボニータね(一応付け加えておきますと、bonito -aはprettyとかniceくらいの意味合いで取っていただければ良いのではないかと思います)。ガゴの画像には「ピッチの中央でチームのハンドルを取る、エレガンスと力強さ」との説明が。エレガンスか……エレガンスね。

断じて、カンナバーロのボニータっぷりとかガゴのエレガンスっぷりを否定するものではございません。


ボニータらしい。


本日のマドリーのプレスカンファレンス当番はグティでした。先日のムルシア戦での、ペナルティと見せかけてダイブで出されたグティのタルヘタ・アマリージャ、これがシーズン何回目かの満期で次のラシン戦がサスペンションになります。マドリーはカードの取り消しを上訴していたようですが、グティ自身は「そうなるといいが、難しいだろう」と答えています。ラシンは厳しい相手なのでベストで行きたいところですが、この先の大一番でサスペンションになるよりは早めに消化しておいた方が良いと思うので、この際甘んじて謹慎しておいた方が良いかと思われます。
グティのインタビューからもうひとつ。

Q:今夜はどちら側ですか?ヘタフェ、それともバレンシア?
A:バレンシアにもヘタフェにも友人がいるんだ。僕はマドリード出身で、ヘタフェはマドリーのチームだ。そしてバレンシアはスペインだ。両方とも勝てない?カニサレスやモリエンテス、エルゲラともとても仲がいいし……両方だよ。


ファイナル
ということであと5時間ほどで国王杯ファイナルがキックオフとなります。今シーズンはとにかくボロボロのグダグダのグズグズのユルユルのメタメタのテロテロ…のバレンシアですが、ここまで勝ち上がってきたものを無為にするわけにいかない。今シーズンのすべてが無駄であったとはならないように、何かしらの成果を1つでも残せるように、がんばっていただきたいと思います。たとえヘタフェが相手でも。


気になる負傷
ガリシア方面から心配なニュース。コパ・ガリシアなる地方カップがあるそうで、ファン・カルロス・バレロンはこの試合に出場したそうです。そして試合途中で負傷退場。しかも膝付近を気にしていたのだそうです。その後のニュースはよくわからないのですが、負傷から48時間の経過観察の後、つまり木曜日には診断が下る様子。
ただ今回は膝というよりも筋肉部位の負傷ともいわれているので、「まだ不幸中の幸いかも」という希望を持っています。筋肉損傷なら今シーズン内の復帰はないかもしれません。それでも、膝自体を再び損傷ということでさえなければ、それでいい。

大きな一歩

2008-04-14 07:08:29 | football

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 32
Real Madrid C.F. 1-0 Real Murcia

マドリーの得点:スネイデル

またもイトゥラルデ・ゴンサレス大暴れとなりました。以前はこの審判、悪くないと思っていたのですが…年季を重ねると悪化していく場合もあるんでしょうか。ミゲル・トーレスへのロハはまったくの不当とは言いませんが、あれでロハか?とも思います。全体に強圧的でしたし、なにしろグティのペナルティをダイビングに……。

○先発は予測どおり。
○とはいえ、前半20分でミゲル・トーレスがいなくなったので、もう誰がどのポジションということもないです。
○マドリーの右ラテラルは何人いても安心できないポジションですね。
○トーレス退場後は、右ウィングで先発したロビーニョが後ろまで担当。本当はもっと前でチャンスに絡みたかっただろうに、ちょっとかわいそうなことになりました。
○セントラルのペペとエインセ、本当に頼もしい。よく身体を張り、サイドのカバーに回り、チャンスがあれば攻撃参加まで。頭が下がります。
○マルセロ、ボールを最後まで追え。ただでさえ大変なエインセにやらすな。
○ガゴの働きもとてもよかったと思います。最終ラインから前線まで実によく走り回り、攻撃を遅らせていました。たまに出るスルーパスは、やはり期待感が高まります。
○スネイデル、ゴラッソ。左脚でボールを持っていったん外に身体が開いているのを、内側に向いて右脚ですばやくゴール。貴重な決勝点。
○グティはいろいろな意味でよく目立つ試合になりました。ボールを持って見事に抜け出し、足を引っ掛けられているのにダイブの判定。思うに、ファウルされた瞬間しっかりボールを抱えながら審判を見ちゃったのがまずかったのではなかろうか。
○最後の方で、なぜか最前線を疾走して攻撃する気満々のサルガド。

バルサが前日にエンパテ、ビジャレアルは敗戦。2位とは勝ち点9差となりました。


後ろの人たちの喜びもひとしおであります

私的移籍

2008-04-13 19:34:40 | football
フットボールおたくの引越し

私事ですが、引っ越しました。こんな感じでした。

1)新居に入ったら、何よりもまずスカパー視聴環境を整える。
2)同時進行でネット環境も整える。

上記2点が私のライフラインのようです。他の事はまだまだ片付いていないのに、これが終わっただけで満足感……。


今節のリーガ、終わった試合
結果は知っていますが、試合そのものは見られなかったので内容はわかりません。でも、

 
 
想像がつくというかなんというか……。先発したモリエンテス、ドリブルでペナルティエリアに進入しペナルティをゲット。ビジャの同点ゴールにつなげたものの、2つほどシュートをポストに当てたそうです。復帰以来、まだゴールはありません。

32節を終えて、バレンシアは39ポイントの14位。現在降格圏にいるのは、19ポイントのレバンテ、29ポイントのムルシア、33ポイントのサラゴサ。その上に37ポイントでオサスナとレクレ、38ポイントのバジャドリ。この中でレクレ以外は本日の試合、つまり勝ち点を最大3ずつ伸ばしてくる可能性がある、と。
コパのファイナルに集中? だからといって、セグンダからUEFA杯に出るなんてしてほしくないのですが。しかも今のヘタフェが対戦相手で、バレンシアはそのUEFAすら手に入れられるかどうか。バイエルンを前に華々しく散ったヘタフェはスペイン人たちの心をがっちり掴んでしまったようですし……。


今節のリーガ、これからの試合
もう流れてしまったニュースかもしれませんが、ようやくグティの終身契約が決まったそうです。2011年6月30日まで契約を延長し、それ以降は公式戦30試合出場で1シーズンの自動的延長。
実を言うとグティの終身契約は、ラウルやイケルのときほど歓迎されていない様子があります。いまだ賛否両論、といった感じで。確かにグティのこれまでの来し方を見れば多少致し方ないところもあろうとは思いますが、マドリーに尽くしてきたことには変わりないのにと思うと不憫な気もします。チームへ献身や忠誠を尽くしても必ずしも報われるわけではない現代フットボール界、1人でも多く報われるチャンスがあるなら嬉しいことだと思います。
正式なお披露目は週明けでしょうか。ラウルとイケルが終身契約を発表してから1ヶ月半近くが経過してしまいました。CL敗退にぐだぐだモード突入…というのがなければ、もしかしたらもっと早くにグティも契約延長となっていたかもしれません。すっきり正式発表できるように、がんばれムルシア戦。

ということで、本日19時キックオフのムルシア戦@ベルナベウ。カンナバーロは休養をもらったそうで、行儀の悪いラテラルは有休ですから、最終ラインはおのずと決まってしまいそうですね。右からミゲル・トーレス、ペペ、エインセ、マルセロと予想が出ています。他に目新しそうなところとしては、ロビーニョがスタメンに復帰するかもとのこと。中盤はガゴ、グティ、スネイデル、ロッベン、ロビーニョ……どこまでが中盤なんでしょうか。4-3-3だとすると、ロッベンとロビーニョは前目扱いになりますが。あとラウル。
と、これだけ並べてなんですが、最近の予想スタメンはまるっきり当たらない気がしているので、これもどうなるかさっぱりです。勝ちさえすれば、中身の構成がどうであろうといいんですけどね。

悲劇

2008-04-11 07:15:32 | football

前半わずか7分でデラレーが一発ロハ。それでも先制。追いつかれて延長へ。2点を追加する。3-1。10人でほぼ120分間戦い続けた。次のステージまであとほんの少しだったのに。

ヘタフェお疲れ様。すごいチームです。


同情の余地

2008-04-09 22:43:33 | football
休みの数
セルヒオ・ラモスへのサスペンションは、結局1試合になったようです。私の記憶が確かなら、確か1枚目が出た時点で実況氏が「これで次節出場停止」と言っていたように思います。それがさらにドブレのロハなわけですから、本来は2試合停止だったはず。マドリーは2枚目の黄色の取り下げを要求していたそうですから、これが通ったということでしょうか。おなじみのリーガ・マジックです。個人的には、多少マドリーがピンチになるのは仕方ないとしても、ラモスにお灸を据える意味で3試合くらい蟄居させてみたら良いのにと思っていたのですが。甘やかしちゃいけません。

8日には、エインセのインタビューがありました。ASに載ったものより、ごくごく一部を抜粋。

Q:カードをたくさんもらったりしないように、セルヒオ・ラモスにはどんなアドバイスをしますか?
A:僕はセルヒオにアドバイスはしないよ。僕にもあることだしね。学ばなければいけないのは、ほんの少しだけ落ち着くこと。それでカードの数は減るよ。ああいう性格の人ならこうなるのは普通のことだし、僕はそういう人たちが好きだからね。だから僕は彼を支援するよ。


エインセ、甘やかしちゃいけません。


同情の余地
ユヴェントスの(元)退場王といえばモンテーロ。そして現在のマドリー退場王といえばセルヒオ・ラモスであることは、恐らく誰もが異存ないことと思います。しかしマドリーのホットテンパーといえばこの人。ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”を忘れてはいけません。しかしこのグティ、ピッチの外でとあるマスコミ相手に暴言を吐いたということが記事になってしまいました。またも20minutosから。

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レアル・マドリーのグティは、さる金曜日にバルデベバスのトレーニングからの帰り道で、その攻撃的な面を見せることになった。オフロード車で走っていたグティはガソリンスタンドで停車しガソリンを補充したが、そこで2人のジャーナリストが彼の姿を撮影していたことに気づいた。グティは怒り、不穏当なジェスチャーを「コラソン」のレポーターにして見せた。支払いを終わった後、グティはジャーナリストたちのところに行き、次のように言った。

「俺はフットボールをすることに身を捧げているだけだ。それ以外のことはまったくお前らの興味の対象じゃない」。さらに「追い回すのを止めろ。さもないと車をぶっ壊してやる」。

グティがこのように腹を立てるのには理由があると皆わかっているだろう。グティはコラソンの報道によってもっとも嫌がらせを受けているスポーツ選手の1人である。アランチャ・デ・ベニートとの結婚関係がうまくいっていないといううわさが度々出ること、さらに先日はある少年とキスをしていたということまで報道された。それはグティの姉妹だったのだが。
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ということで、ラモスとはまた別の事情でカッとなってしまったグティでした。ただ、この20minutosの記事の下のほうについている読者のコメントは、おおむねグティの行動を容認するものが多い印象。よく言った、プライベートは守られるべきだ、と。

コラソンというのは、要するにピンク紙というかワイドショーとか芸能ネタとか…記事内の動画を見ていただければおわかりのように、車でずっと付け回してるのは見ているこちらもかなり不快で、本当にここまで追い掛け回され記事内にあるように「嫌がらせをされている」状態なのだと寒々しい気持ちになります。グティが怒るのは十分理解できるし、これに関してはまったくグティを批判する気は起きません。ただ余計にマスコミにエサをやるようなことしなければいいのに、とそれが気になるところです。

訳語上そうなったので「ジャーナリスト」と書きましたが、報道などと書くに値しないただのパパラッチの記事でした。とはいえ、話題にしてしまっている時点で当ブログも同罪のようなものですね。グティをお好きな方々、変な記事ですみません。CLがないクラブのミッドウィークなんてこんなものです、すみません。



良いニュースで〆ます
気分を変えて良いニュースをマドリードとバレンシアから。

○ルトヘルス、中略、ファン・ニステルローイ、ピッチに復帰
ルートがピッチに戻ってきました、というニュースです。痛めていた足首に実際にメスが入ったのか内視鏡程度で済んだのか、実はさっぱりわからないのですが、そんなことよりピッチに戻ってこられたというニュースで十分です。もちろんまだボールに触るところまではいかず、フィジコとともにランニングを開始できたという程度の様子。それでも5月に残された数試合には間に合うかも、という期待が出てきました。がんばれ、ルート。

○ビセンテ・ロドリゲス・ギジェン、全体練習に合流
詳細は実はよく知らないのですが爪先を痛めていたというビセンテ。1ヶ月ほど別メでリハビリしていたでしょうか。本日のトレーニングから全体と同じ内容をこなし、特に問題もなかったようです。

スポーツ医学とか筋肉とかまったく門外漢なのですが、実はビセンテの筋肉が気になっています。付けすぎじゃないかと。ビセンテの上半身がすごく筋肉質になったなと気づいたのが、長期間の離脱・リハビリ明けのことでした。たぶん脚が動かせない分上半身をしっかり鍛えたのだと思いますが……それが原因でバランスが悪くなってしまった、なんてことはないんでしょうか。筋肉付いたなあと思って以来、負傷は繰り返すしなかなか「らしさ」も取り戻せていないようですし。
もう何年も前ですが、デル・ピエロがやはり長期離脱した後にかなり筋肉をしっかりつけて帰ってきて、でもそれ以前のスーペルなアレに戻るのにはかなり時間を要したのを思い出すのです。再離脱の回数も増えていたような気がします。
ちょっと気になることでした。

○ダビド・ビジャ・サンチェス
火曜日からボールに触り始めたそうです。ただし全体練習はまだ。国王杯ファイナルに間に合うかどうか、ギリギリのところのようです。


イケルの叫び

2008-04-07 21:35:19 | football
こんな大切な時期に引き分けて…と落胆しながら一晩寝ると、2位との勝ち点がさらに1ポイント開いていたという、摩訶不思議なリーガ・エスパニョーラです。


さて、手癖も悪ければ足癖も悪い、ついでに反省とか同じ過ちは繰り返さないとか、そんな高尚な言葉は辞書に載っていないらしいセルヒオ・ラモスについて、20minutosからこんな記事。先にお断りしておきますが、あくまで記事がそう言ってるのです。

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頻繁に退場するセルヒオ・ラモスは、レアル・マドリーの悩みの種だ。今シーズンは既に3回退場させられている。2005年に加入して以来、8回目となる。セルヒオ・ラモスは、ピッチの中での彼の多大なる貢献でも、またそのアタマの悪さでも注目を浴びる。その衝動的な性格のせいで、セルヒオ・ラモスはこの3シーズン、16試合を欠場している(試合内での退場および警告累積)。そしてコーチ陣やチームメイトたちは、これまでも何度も注意を呼びかけてきた。
La Razon紙によると、土曜日にカシージャスは、セルヒオ・ラモスが退場になるはるか前から彼の態度を非難していたということである。カシージャスは、ラモスが陳腐な口論に時間を費やしているのを見て、ラモスがピッチ内にずっといられるかどうかに危機を感じた。そしてラモスに、もっと仕事をしっかりするように要求した。

「集中しろ、このバカタレ」

カシージャスはそう叫んだが、セルヒオ・ラモスはそれに注意を払わなかった。ラモスは自分を見失い、66分にはドブレ・アマリージャで退場となった。試合はそこから変化していった。マジョルカは追いつき、勝ち越しすらありそうだあった。
ベルント・シュスターは試合後に、セルヒオ・ラモスの退場が再び決定的なものとなったことを認めた。ラモスは彼の中の悪魔の犠牲となった。ラウルやカシージャスが、しばしば気持ちをコントロールすることの必要性を強調しているにもかかわらずだ。今日この日まで、ラモスは未だそれを手に入れていない。

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せっかくいい選手なのに、いい才能を持ってるのに、こんなことがマイナス点になるのはもったいない。直せるはずのことなんだから。