けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

グループリーグ終了

2014-06-27 09:41:48 | football

クリスチアーノ・ロナウド
「頭を上げてここを去る。自分のベストを尽くした、でもこれがフットボールだ。」
「チャンスがたくさんある試合だった、でも僕たちは優位に立てなかった。」
「困難な課題だった。でも可能ではあったんだ。」
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1点。3試合の中では、今日が一番良かったと思います。でも、今日はチャンスはたくさんめぐって来たのに(今まではそんなにチャンスは多くなかった)、GK正面だったり、決めきれなかった。ついていない日でもありました。
負傷を引きずっているという報道につきまとわれながら、代表キャプテンとして3試合をコンプリート。ポルトガル代表のプレーオフやった頃とか、もっとコンディションの良い時期だったらもっとやれただろうに…と、消化不良感もありますが、とりあえずこれ以上負傷は悪化しないだろうという安心感も。まずは休んで、新シーズンに備えてほしいです。


ペペ
「ポルトガルにとってとても悲しい日だ。顔を上げて、見たいのために学ぶことだ。でも今日は…間違いなく、すべてのポルトガル人にとって辛い日だ。」
「僕たちは最大に力を出しつくし、最後まで戦ったと思う。でも残念なことに、次のステージに進めない。残念だ。」


5/12
グループリーグがすべて終了し、決勝トーナメント出場国が決定。マドリーからは、7人が脱落……もう少し残ると思っていた(スペインとポルトガルが3人ずつだから、インパクトが大きい)ので寂しいですが、引き続き残っている5人を見ていきたいと思います。幸い、ベスト16では同士討ちはまだ発生してません。

遂にペペが

2014-06-26 21:25:59 | football
ジダン、来季のカスティージャの監督に
セグンダBへの降格が決まったカスティージャの監督に、ジダンが就任…と、これは公式でも発表されたので、間違いないことだと思います。
そんな人事異動が行われている陰では、フベニールBを率いて非常に好成績をあげたモリエンテスが、マドリー下部組織から離脱。見解の不一致とも、より上のレベルの監督のオファーが来ているからなのだとも、何やら言われているようですが……。


ペペ、第3戦を前にしたプレスカンファレンスより
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ドイツでの退場
「暴力行為で1発赤なのであれば、FIFAは2,3試合の出場停止にする。僕は1試合だった、暴力行為などなかったからだ。悲しいよ、とても重要な試合なのに仲間たちを難しい状況に置いてしまったのだから。でもあれは、非常に厳しい退場だった。」

勝ち抜けの可能性
「ミラクルを信じている。可能なことだ。難しいのは分かっているが、ただ戦わなければいけない。それがポルトガルのモットーだ。自分たちの持てる武器をもって最後まで戦う、ということが。望みはあるのだから、勝ち抜けの可能性に挑戦していこう。」

ドイツとアメリカの協定
(グループGは全チームに勝ち抜けの可能性が残されているが、ドイツ対アメリカが引き分ければ、ガーナとポルトガルはどちらが何点取っても勝ち抜けには至らない。ドイツとアメリカが引き分け狙いでなあなあの試合をするのではという見方が出ている)
「僕たちは皆フットボールのプロフェッショナルだ。そういう考えをするべきではない。僕たちはフットボールの魔術に敬意を払うべきだ。そんなことが起こり得るかもなどと考えるつもりはない。」

マドリディスモから、ポルトガルからのサポート
「(今シーズン)クラブで48試合に出場し、そのうち47試合が先発だった。欧州王者になり、国王杯を獲り、リーガも最後まで戦った。僕には、自分をサポートしてくれるクラブと多くのポルトガルの人たちがいる。それが僕にこの困難を乗り越えさせてくれて、道を見つけさせてくれる。」

代表を離れる可能性
「そのつもりはないし、他の人たちと同じように、やめるという手紙を送るつもりもない。会長や監督が、僕にはもうベストの貢献をする能力がなくなったのだと理解させてくれる時まで、代表を止めるつもりはない。その時は顔をあげて誇り高く辞める。」
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「暴力行為なら複数試合出場停止なはずだから、違うんだよ」という、ペペ的超理論。納得できるようなそうでないような…。


ベンゼマ「僕たちはまだ敗れていない、それは良いこと」
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「僕たちは、十分に準備がなされたタフなチームと戦った。何よりも良いのは、僕たちがまだ敗れていないということ。これはポジティブなことだ。グループ首位で勝ち抜けた、このことに僕たち皆が満足している。」
「弱小のライバルなんていない、特にワールドカップでは。そのことを今夜理解したよ。」
「ここからは、すべては僕たちが示す姿勢次第だ。どの対戦相手も大変なものだろうし、ミスを犯す可能性はあってはいけないラウンドだと、僕たちは理解している。」
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セルヒオ・ラモス
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月曜日、セルヒオ・ラモスはクリチーバで、代表のキャプテンマークを巻いた。これが初めてではないが、最後でもないだろう。チャビとカシージャスはピッチ内におらず、シャビ・アロンソとイニエスタがいたが、ラモスがカピタンだった。既に代表で120キャップを記録しているためだ。セルヒオ・ラモスが、ラ・ロハの新しいサイクルをリードしていくことは間違いないだろう。それは、9月4日にサン・ドゥニデ行われる、フランス代表とのフレンドリーマッチから始まる。
代表の「永遠の15番」は、非常に傷ついてブラジルを離れることになった。リスボンでレアル・マドリーのデシマ獲得を成し遂げたばかりで、28歳とフットボール選手として十分に成熟した時期にあり、ベストフォームでこの大会に臨んだはずだった。しかし彼自身ベストでもなく、チームの他の仲間もそれは同じだった。

貢献
さらにセルヒオは、何人かのチームメイトが見せた態度に、特に怒りを感じている。またロッカールーム内でのいくつかの場面に関して、ビセンテ・デル・ボスケに対し落胆を感じた。ラモスは傷ついたし、代表全体はさらにそうだ。こうして、華々しくシーズンを終えたのに、苦い思いを感じながらバカンスに向かうことになった。
実際、マスコミや仲間たち、元選手たちは、ラモスがバロンドールの候補になると推していたのだ。しかしこのあまりにも早い、またみじめなブラジルでの敗退は、来年初めにチューリッヒで行われるFIFAのガラに並ぶ顔に影響を与えるものだろう。

一体となること
ラモスは、チリ戦に敗れた後、オーストラリア戦に向かう前に、代表引退見込みリストに含まれていない、いわゆるEURO2008から培われてきた勝利のキャラクターを持ち続けているという選手たちの何人かと話をした。この小さなグループは共通して、ピッチの中、外で起きたことに落胆し、代表でもう繰り返されてはいけないことがあるのだと、確認しあった。
さらにラモスは、公式のプレスカンファレンスに向き合った唯一のベテラン選手でもある。オランダ戦の敗戦の後、ラモスは説明に出向いた。その際にはジョルディ・アルバが一緒だったが、2人に投げかけられた質問のうちアルバが回答したのは3つ。残りの13はセルヒオ・ラモスに対してだった。
カシージャスとチャビは、初戦のオランダ戦の前日に登場し、試合後にコメントをしただけだった。チリ戦後の公式プレスカンファレンスはコケとカソルラ。シルバ、ラウル・アルビオルで、オーストラリア戦の前はファンフランと玲奈だった。個人的なインタビューをしたアロンソとイニエスタは別として、誰もプレスの前には登場しなかった。唯一それをしたのがセルヒオ・ラモスだった。
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1ケ月

2014-06-25 07:05:43 | football
ちょうど1ケ月前の今頃は、こんなでした。まだ1ケ月しかたってないんだ…って感じがしてます。





1ケ月の間に、それぞれ代表に合流して、トレーニングマッチこなして、怪我してたら治して、ブラジルで暑かったり寒かったり、そして試合して……。休む間もほとんどなくハードなスケジュールです。
まだGL全部終わってはいませんが、マドリーから代表に行った選手たちは、全体に苦労している人の方が多い感じ。残念ながら3試合で終わってしまった皆さんは、お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。勝ち上がりが決まった、まだ試合が、可能性が残っている皆さんは、悔いのないように最後までがんばって。


クロアチア代表モドリッチ、第3戦を終えて
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クロアチア敗退
「落胆している、勝ち上がることについて話すこともできたのだから。次のラウンドでのメキシコ代表の幸運を願っている。」

試合
「均衡していたけれど、今日の僕たちは65分までだった。彼らがゴールを決めるまで。そこからは、ピッチにいたのは1チームだけとなった。彼らは勝利、勝ち抜けに値した。それ以上何を言えるんだ…。」

今後
「僕たちには優れた若い選手たちがいて、彼らが代表に入るだろう。今は休養して、将来何かより良いことができるか見ていく。」

では今は
「バカンスが必要だよ、間違いなくね。大変なシーズンだった。もっとここにいたかったけれど、メキシコの方が優れていた。」
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3周目へ

2014-06-23 22:09:37 | football
あっという間にグループリーグも2周りして、今日から3戦目。可能性のなくなったスペイン、まだ突破を決められていないブラジル、クロアチアが登場します。


モドリッチ
「すべては僕たちの手の中にある。僕は、自分たちの戦いを信じている。メキシコは素晴らしいチームで、彼らのフットボールのクオリティを多く示してきている。でも、僕たちにはより優れたチーム、優れた個人がいると思っている。」
「勝利しなければいけない、それが僕たちにとって最も容易な手段だということ。絶対に、得点する方法は見つけられるはずだ。」



ラウル「ベンゼマはこのワールドカップで、彼の価値を向上させている」
Times of India紙にコラムを持っているというラウルが、その中で、ベンゼマとフランス代表を称賛した、という内容の記事、ASから。
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「スイス戦で、ベンゼマはPKを失敗し、1ゴールを決め、審判が数秒前にホイッスルを吹いていなければ、さらに1点決めるところだった。彼は、予選の間は批判されていたが、しかしこの2試合で2ゴールを挙げ、彼自身の価値を向上させている。」
「フランスは恐ろしい、それをスイス戦のスペクタクルな勝利(5-2)で証明して見せた。初戦のホンジュラス戦での3-0の勝利もあり、1998年のワールドチャンピオンは、計8ゴールとスペクタクルな戦い方で、次のラウンドに進出した。2010年は、フランスはグループリーグで帰国することになり、チームには継続性が見られなかった。しかし2度世界を制したフランスは、その問題を修正してきた。」
「ディディエ・デシャンの下、再び王者のようにプレイするようになっている。スイスは欧州予選のグループを首位で通過し、FIFAランクは6位だ。一方でフランスはプレイオフで0-2のビハインドをひっくり返し、ランキングは11ポイント離されている。均衡した試合が予想された。」
「オリヴィエ・ジルーとブライス・マトゥイジの早い時間帯のゴールで、試合はフランスに向いた。そこから、ピッチの上には一方のチームしかいなかった。スイスは終了近くなって2ゴールを決めて誇りを保つことができたが、しかし全体を制圧していたのはレ・ブルーだった。フランスは波状攻撃を仕掛け、ゴールラッシュの後でもインテンシティを失わなかった。最高のフランスが見られている。勝利していることに加えて、多くの選手たちが良いコンディションにあることを示している。」
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ディ・マリア
22日の記者会見より。
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イラン戦について
「実際のところ、彼らは11人がエリアの中にいたということが明らかになったと思っている。それでは、プレイするのは不可能だ。レオのゴールの時は、あれが入らなければ、0-0で終わるところだった。スペースを探していくのは論理的な話だが、時にはそれが不可能なこともある。目標を実現するために、僕たちは7試合に勝っていかなければいけない。あちこちからチャレンジを試みるチームのやり方に僕も従事していた。」

アルゼンチンは良い試合ができていない
「誰もが、アルゼンチンは良い試合ができていないと思っている。でも、11人でディフェンスを固められたら、良いプレイをするのは不可能だ。それにGKにも幸運が付いていた。良いプレイができないのは、存在しないスペースを探し求めていたからだ。
(ちょっとよくわからなかったので一部略、ごめんなさい)」

ナイジェリア
「昨日少し試合を見たけれど、彼らは良い試合をしていた。優れた選手たちがいるし、彼らは勝ち抜けがかかっているから、100%で向かってくるだろう。選手たちはいつでもプレイしたいと望むものだけれど、決めるのはアレハンドロ(サベージャ)だ。すべてね。」

メッシ
「レオはレオだ。やるべき時にやってくれる。重要なことは、GLを突破する6ポイントを取れたということ。そして、僕たち皆がより良くしていきたいと思っているし、試合が続いている中でそうできていくだろうと思う。2010年のW杯で良くなかったから、ここでリベンジしたいと思っている。」

スペイン敗退
「レアル・マドリーの仲間たちは、どうしてそうなったのかわからないでいるだろう。ユニフォームが代表のものに変わると、すべてが変化するものだから。」

戦術
「3トップでやるのがより快適に感じられている。攻撃をするたびに、レオには2つ、僕には3つの選択肢があるわけだから。ネガティブな点は、別のやり方をするチームと対戦するときには、システムを変えなければならなくなる試合が、確実にあるということだ。」

将来
「何も知らない。代表のことだけを考えている。それは僕の代理人とする話だ。何も知らないし、何も考えたくない。」
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夏のツアー2014/2015

2014-06-23 06:24:18 | football
夏のツアー2014/2015
だいぶ出揃ってきたので、まとめて。

7月14日 バルデベバスに集合、マドリーで1週間のトレーニング
7月21日 アメリカツアーに出発。W杯GL敗退の選手たちも、ここで合流とみられている

7月26日 ここから、インターナショナルチャンピオンズカップに参加。日付は米国時間。
     インテル・ミラノ戦(バークレー)
7月29日 ASローマ戦(ダラス、同上)
8月 2日 マンチェスター・ユナイテッド戦(ミシガン、同上)
8月4日 グループ1位になったら、ここで決勝(マイアミ)

8月12日 セビージャ(カーディフ、欧州スーパーカップ)
8月16日 フィオレンティーナ(ワルシャワ、親善試合)
8月20日 アトレチコ・マドリー(サンチアゴ・ベルナベウ、スーペルコパ Ida)
8月23-24日 2014/2015リーガ開幕
8月27日 アトレチコ・マドリー(ビセンテ・カルデロン、スーペルコパ Vuelta)


マルセロ
20日付のブラジル代表公式記者会見を、ASから。
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Q:チームの攻撃のパフォーマンスが不十分だという懸念がでているようですが?
A:心配は言葉ではない、僕たちは自分たちの責任を自覚しているし、このワールドカップでは、毎日がより難しいものになっている。どの試合も、1つ前の試合より難しいものになっているけれど、でも、僕たちは初戦より第2戦の方が良いプレイをしていると思っている。

Q:コンフェデレーションズカップのようにするには、今大会には何が欠けているのでしょうか?
A:そう思われるようになにができるのかわからない。どの試合も難しいものだし、僕たちみんなができることは、より努力しようということだ。

Q:この大会でこれまでで驚いたことは?
A:スペインとオランダの試合、間違いなく。あまりにも極端な結果だ。どちらのチームも本当にイーブンで、常にトップにいるチームだから。

Q:フレッジが批判の中心にいますが、あなたとアウベスがFWにもっとクロスを入れることで、よりよくなるとは思いませんか?
A:その質問は、ラテラルだけのこととは思わない。このチームでは全員が試合を作り出せる力がある。ドリブルをし、危険な場面を作る。このセレソンでは、誰がゴールをするかは問題じゃない。誰かがドール氏タラ、僕たちみんながゴールしたようなものだ。フレッジは、ピッチの中でも外でもリーダーだ。リーダー以上だよ。

Q:この合宿の中で、孤立した人はいますか?
A:外で何が起きているか、友人や家族などが知らせてくれるから、僕たちは知っている。ここで僕たちは孤立していない。1日24時間フットボールのことしか考えないというのはできない。僕たちみんなに家族の問題や何かがあるのだから。でも試合があると、僕たちはすごく集中できる。家族に問題があっても、気を散らされたりはしないだろう。
(これはわざと質問の意図をそらしたのかな)

Q:ここまで、セットプレーからのゴールがないようですが、誰が最初に決めるでしょうか?
A:もし誰かをというなら確実にネイマールだけれど、確かにこれまで多くのチャンスがなかった。エリアに近いところでチャンスがあれば、多くの選択肢があるだろう。この点については世界最高だから。

Q:カメルーン戦はどうなるでしょうか?
A:とても難しいものになるだろう。彼らには可能性がなくなっているから。ワールドカップでは簡単な試合はない。彼らには強さとクオリティがある。

Q:何を改善しなければいけませんか?
A:いくつか改善しなければいけないことはあるけれど、プレイは良くなっている。誰もが良いプレイをするためにすべてを尽くしている。

Q:今シーズン何度か負傷がありましたが、調子はどうですか?
A:とても良いよ。2試合でそれぞれ90分間プレイしたし、その前の親善試合でもとても良い感触だった。
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ブラジル代表、連勝で早々にGL突破…とはいかなかったですが、メキシコ戦は面白かったです。ブラジルの記者からの質問がほとんどだと思いますが、けっこう厳しい質問も飛んでますね。


真実を言う者

2014-06-21 11:08:11 | football




フランス5-2スイス
今日のベンゼマは、ゴールを決め、アシストを決め、PK失敗に、FKの壁なのに足上げてよけちゃったところにボールを通されて失点してロリスを怒らせ、ファイナルホイッスル直後にゴラッソ決めて大喜びしたのにゴールにならなくて……盛りだくさんの大活躍でした。
いやー、ベンゼマ本当にすごい。得点不足に苦しむ他国の他選手たち(日本とか)の、ゴール前での力み過ぎでシュートがそれたり、止まって様子をうかがううちに判断が遅れてチャンスをフイにしたり…というのとはまったく別で、ボールをゴール前で動かしつつ流れのまま最適なところへパス出したり、迷いなく自然に判断しているのが、アシストにもゴールにもつながっているんだと思います(もちろんベンゼマもゴール外すし、PKも外してるけど)。
あとヴァランも、もうCBの一角というよりも、守備の大黒柱になってる気がします。最後2失点はしたけど、やっぱり終始落ち着いて対応し続けているのが。
これでフランス代表は決勝トーナメント進出が決まり。大会前はそんなにマークされてなかったと思いますが、良い試合、良い流れの中にいるなと思います。10年前(!)のモナコの戦いぶりを追いかけた経験から、意欲の高い若い選手たちから良いところをどんどん引き出すデシャン監督、という存在も大きいんだろうな、なんて思います。




シャビ・アロンソ問題
昨日あたりのスペイン紙を見ていて呆れてしまったのが、チリ戦後のアロンソのコメントが、他の選手たちの反感を買ってアロンソが代表チーム内で孤立しているという内容の記事。チリ戦後、シャビ・アロンソはミックスゾーンで、「僕たちにはハングリーさも野心も足りなかった。」とメンタル面での準備不足を反省する発言をしたのですが、そのあとに出てきた選手たちは「そんなことはない」とこの発言に反対。ここから、アロンソのチーム内孤立、という記事につながったようです。
酷い敗戦をし敗退が決まったチームなんて、こんなものなんだなあ…。実際に孤立しているのかはわかりませんし、スペイン紙がまずい戦い方をしたチームのスケープゴートを作ろうとしたのかもしれません。でも、この発言については、そうでしょう?と。あの2試合を見て、スペイン代表がハングリーで野心に溢れ気力が充実していた、なんて思える人がいるだろうかと。この記事(大きく報じたのは例によってマルカ)の読者のコメント欄などを見ていたのですが、多くの賛同を集めているコメントも、「そのとおりだ」、「この発言に怒るとは、真実は耳に痛いものらしい」といった感じですし。
金曜日、恒例の選手のプレスカンファレンスでは、さらにカソルラもアロンソの発言に反対するコメントをしたり。結局、現地で収録されたラジオ番組で、アロンソは自分の発言について釈明し、誰とも問題や分裂などない…と、インタビューに答えることに。まだ1試合残っているし、ここ何年かで築いてきた良いイメージを傷つけないように、という思惑があるんだろうなあ…と、何かアロンソが言わされている感がして、どうにもやりきれない感じがしてます。

アロンソの発言に批判が集まったと報道された後、アルベロアがTwitterでアロンソを擁護する趣旨の投稿を。常に友人に、信じるものに誠実なアルベロアらしい、男前な反応だと思います。

「嘘をつくことよりも、真実を口にして不快感を引き起こすことを選ぶすべての人に、僕の敬意と称賛を。」


シャビ・アロンソ、代表引退報道
MARCAがいま一番上に載せてますが、ただし、ASが載せている発言の釈明をしたラジオインタビューでは、アロンソが「今後はまだ決めてない」と言ってるんですが。可能性が高いとしても、こういう報道で引退方向へ誘導しようとしてるのかと、勘ぐりたくもなってしまいますが……。
以下、ASの記事の抜粋。
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敗退について
「コメントを少ししかしない人もいるし、議論をするために弁明をする人もいるのだと思っている。僕たちは落ち着いて集中していなかったが、僕たちグループ全体の感覚に欠けているものがあったとしたら、それは緊張感だ。ハングリーさが欠けていたのでもなく、献身性や野心が欠けていたのでもない、でもこれがスポーツだ。僕たちには輝かしいサイクルがあり、歴史を作ってきた。今、敗退して、物事が変化していくだろう。これは人間の問題、僕たちは多くの成功を手にしてきたけれど、それをやり続けるのはとても難しいことで、この痛い敗戦から、できるだけベストなものを得る必要がある。」

自己批判の発言(試合後のコメントのこと)
「いや、自分が孤立しているとは感じていない、試合後のコメントとは別に、感じているものはチーム全体が同様だ。(これまでは)勝利の喜びを持ち運んできたこのチームは、最も品位のあるやり方で、この痛い敗戦を受け入れているところだ。僕たちは素晴らしい時期を過ごしてきたが、良いことも悪いこともあるのだと学ばなければいけない。」

チームの話し合い
「僕たちは試合後に、リオのホテルでの夕食の後に、僕たちが何をしたか、これから何をするのかを話し合った。仲間の中で、チーム内で必要なこと、皆が共にいて、この痛みを分かち合っている。」

将来
「できるだけ良い形で終わるために、オーストラリア戦のことを考えている。僕が続けるかどうかは、まったく考えていない。何もまだ決めていない。」
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スペイン敗退決定

2014-06-19 06:46:36 | football
スペイン0-2チリ
前回大会優勝が、2試合終わったところで敗退決定となってしまいました。
たくさん試合をご覧になっている方はなんとなくわかっていただけるかと思いますが、前半途中くらいからでも「これだめだな、負けるな」って雰囲気を感じることがあると思いますが、まさにそんな感じでした。そもそもキックオフ前から悲壮感が漂ってるし、前半20分で失点しただけでこの世の終わりみたいな空気になってるし、あり得ない個々のミスが頻発するし、失点場面もまたどちらも酷いというか、しなくて済んだような失点だし。今大会のスペイン代表の目玉扱いだったジエゴコスタも、最後までチームにフィットしないまま、ちぐはぐなままでした。
これで監督も変わり、大々的に世代交代すると思われます。U-21が昨年欧州大会で優勝していたり、人材には事欠かないでしょうから、また次を楽しみに。カルバハルやナチョ、イスコ、イジャラ、モラタ、ヘセ等に、これからを期待してます。


クリスチアーノ・ロナウドのコンディション
「膝の負傷が悪化、今大会絶望」とかいう報道が出ていたそうですが、膝にアイシングなどの処置はしていても、トレーニングは普通にこなしているとのこと。「絶望報道」に対してはチームから否定のコメントが出出されたそうです。
ただ先日の試合を見ても、キレもなく動きも少なく、やっぱり万全という感じではなさそうですが…それでも、ケアをしながら試合には出続けていくつもりなんだと思います。


ディ・マリアのコンディション
疲労があり、火曜日の練習は別メだったそうでちょっと心配しましたが、水曜からは再び全体練習に合流しているとのことです。

ディ・マリア
「疲労があったし、数週間のブランクがあったのにボスニア戦ではフル出場した。そうなるだろうとは思っていたけれど、今日は状態は良くなっているよ。」
「プレイをしたいと思えば、そういうこともある。でも土曜日には、確実に100%に戻っているよ。」
「僕たちはみなわかりあっているし、共に良い状態でやっていけるよう助け合っている。第一にくるのはチーム、何か重要なも音を勝ち取るために。僕たちはみな同じ側に立っている。」


コエントラン、モドリッチ

2014-06-18 06:39:51 | football

コエントラン、Twitterで
「このワールドカップへの希望はとても大きいものだった。でも残念なことに、ここで終わる。でもそれは僕だけのこと、僕のチームのことではない。」
「ポルトガル代表が目標を達成できると、さらに先へも行けると、確信している。僕の仲間たちの傍にいることを決して止めない。」
「悲しい。ものすごく悲しい。チームを助けられなくて。でも彼らを支え、応援するよ。変わらずいつまでも。がんばれポルトガル!」
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コエントランは火曜日にMRI検査を受け、血腫を伴った右脚内転筋にグレードIIの損傷、W杯の期間内の復帰は不可能、と診断されました。予想はしていましたが…本当に残念…。

17日夜、メディアの質問に答えて
「とても悲しい時だ。深刻なケガを追ってしまい、チームメイトたちを助けられない。長い間、このワールドカップを楽しみにしてきた、この大会を楽しみたいと。だからもし悲しい奴がいるとしたら、それは僕だ。チームのために何もできない。
良い状態に回復したい。1か月でマドリーのプレシーズンが始まるから。僕のチームメイトをサポートし続けていくつもりだ、でも自分のことも考えなければいけない。この怪我は、治療が必要だから。」
「僕の仲間たちが、ポルトガルの人々に喜びを与えてくれるよう願っている。でもそう言うだけじゃだめだ。アメリカとの対戦は、人生をかけた最後の試合のように戦う必要がある。」

コエントランは水曜にサン・パウロからリスボンへ、そこからマドリーへと飛び、バルデベバスでのリハビリを始めることになるそうです。試合に出られなくても代表に帯同してサポートし続けたいでしょうが、次のこと、マドリーのことを考えて…本当に辛いことだと思います。
ヘセ、リハビリ仲間ができちゃったよ……。


モドリッチ、痛みが残る
水曜に試合を控えたクロアチア代表のモドリッチ。ブラジル戦で負った負傷の回復について火曜に最終の検査を行った結果、
「すべて順調、ただし1点を除いて。ボールを蹴ると痛みがあるということだ。」
という発表があったそうです。全然順調じゃないように思えるんですが。応急処置として、スパイクのインステップの辺りにスポンジを入れて痛む部分との間の緩衝材にする案が出ているそうです。本来のプレイができるのか、痛みを気にして別の個所に問題が出たりしないか心配です。
また試合が行われるマナウスは、気温30度、湿度90%越えの予想。試合時間は遅いですが、コンディション維持がとにかく大変そうです。ほんと、怪我だけは気を付けて…。

自覚

2014-06-17 20:25:25 | football

自覚
ミックスゾーンに姿を現したコエントラン、足を引きずっていたそうです。そのコメント。
「正直に言って、このワールドカップは僕にとっては終わったのではないかと恐れている。」
「深刻な負傷だと思う、そうでないようにと願ってはいるけど。僕たちの職業ではこういうことがあり得る、不幸にして、今日それが僕の身に起きてしまった。」
「とても悲しい日だ。人生で最も悲しい日の一つ。でもこれはただ1つの試合のこと、重い敗戦ではあるけど、僕たちはまだ勝ち上がれる。」



ベンゼマ「僕はフランスのスターじゃない」
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カリム・ベンゼマは、ホンジュラス戦で2ゴールを挙げてチームを勝利に導き、ディディエ・デシャン率いるフランス代表を次のラウンド進出へと近づける輝きを見せた翌日、自身がフランス代表のリーダーだと考えられていることを、否定した。
「僕はスターじゃない。チーム無しでは、何もできない。それが基盤なんだ。」とレアル・マドリーのストライカーは、ワールドカップデビューから24時間を経て、このように話した。
「僕はフットボールをするためにフランス代表チームにいる。僕はピッチ内にいる選手、ピッチの外のことはむしろ隠していたい方だ。選手同士ではたくさん話をするけど。でもフットボール、フットボールの話だ。僕には話せない側面もあるけれど、でもフットボールならOK。僕は率直であるよう(決定力を?)求められてきた、それは当然のことだ。」
欧州予選で控えに回されていたベンゼマにしてみれば、ベンチにいることが長い目で見て良い事かどうかはわからない。しかし彼は、昨シーズンに良くない時期を過ごしたことを認めている。
「その頃控えになっていたことが、僕にとってよいことかどうかはわからない。でも、良い時期を過ごせなかったことは事実だし、僕は変化しなければなら成った。チームの中に競争があった。その頃には、僕よりも優れたアタッカーたちがいた。僕はトレーニングを続け、監督と話をした。僕が自分のベストの状態でないと最初に認めたのは僕自身だ。」
ベンゼマは、試合前にジネディーヌ・ジダンと話したことを明らかにした。レアル・マドリーでそうしているように。「試合前にジダンに会って、彼は幸運を祈ってくれた。僕を楽しませ、危機感を持たせてくれた。試合後には、祝福のメッセージを送ってくれたよ。」
ベンゼマは、この大きな大会での初ゴールを決めた。しかし彼は、ゴールへの執着は否定する。「それはない。僕が執着していたのは勝つことだった。良い状態でボールがくれば、ゴールチャンスは増えるものだ。」
ベンゼマは、現在見せられているイメージが良いものだと言うことを認識している。「イメージが良いというのは真実だ。でも今、すべてが変化している。良い状態で、もしすべてが良いまま続けば、まだレベルは上がっていくはずだ。フランスのために、幸せだよ。ここは正真正銘のファミリーだ。」
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どうしよう、何かベンゼマがものすごく頼もしくなってる……。

遂に負傷者が

2014-06-17 03:16:41 | football

結果よりもなによりも、コエントランの負傷がショックなドイツvsポルトガルの試合。内転筋を痛めたようだとAS紙等には出てますが、ストレッチャーで顔を覆って退場していった選手が数日で復帰できるとはちょっと思えない…。続報を待ちたいですが、今大会中の復帰は難しいのでは……。

※ポルトガル代表メディコによると、当初の診立てでは、10日から3週間の離脱だそうで、少なくともグループリーグの残り試合は出場不可。火曜または水曜に検査をするそうです。


マルセロのオウンゴールで始まり、モドリッチ苦戦、スペインの1-5にポルトガルの0-4、クリスチアーノはコンディションが辛そうなまま、ペペ退場(論外)、そしてコエントラン負傷……良かったのはベンゼマヴァランディマリアケディラ。まだ初戦だけですが、マドリーの代表選手たちは苦しいスタートの方が多くなってしまいました。ここから巻き返してほしい。
でも、怪我人が出てしまったのが本当に残念です。コエントラン、調子良さそうで期待してたのに…。Twitterで情報探してたら「Why always Coentrao」ってのがあって……確かに、代表戦で負傷、多いですね。




アルゼンチン2-1ボスニア・ヘルツェゴビナ
あんまりちゃんと試合を見られなかったので、一言書くのを忘れるところでした。けっこうボスニア・ヘルツェゴビナに攻め込まれていて、何というか「大丈夫かアルゼンチン…」っという印象だったんですが、ちゃんと勝ってくるところはさすが、なのかな。後半からのガゴ&イグアインIN(と、懐かしい名前が2人)でペースを取り戻せた感じでしょうか。あまり厳しいグループではない(ように思える)ので、これからコンディションを上げていくのも、順調にやれるんじゃないでしょうか。
ディ・マリアは、あまり目立つ方ではなかったかもしれませんが、しっかりラボーナパスとかしてましたね。元気そうで良かったです。

ディ・マリア、試合後のコメント
「前半、僕たちは難しい状況になってしまった。僕たちは3トップを失っていたから。重要なことは、僕たちが後半にやり方を変更して、勝利したということ。良いカウンター攻撃ができたけれど、失点の場面は不運だった。」
「僕たちの初戦は良かったと思う。勝利がとても重要なことだ。初戦では多くのサプライズがあったから。メッシのゴールは、彼本来のプレイだったね。」





シャビ・アロンソ
15日付、スペイン代表の日替わり会見にて。これまで結果を出してきたチームだ、信頼してほしい、と冷静なコメントをするアロンソ。正念場のスペイン代表、次の試合は18日(日本時間19日早朝)のチリ戦です。
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「金曜の敗戦から一定の時間が経過した、これから分析していこう。僕たちには、水曜のチリ戦で、この状況を跳ね返す機会がある。修正しなければならないところはたくさんある。悲観的な空気を変えなければいけない。信頼してほしい、僕たちはそれだけの権利を勝ち取ってきたのだから。これがフットボール。正しいことをして、改善し、ミスを犯さなければ、まだたくさんの可能性があると信じている。」

チリ
「チリはほとんどいつでも、彼ららしい試合をする。彼らのアプローチは、勇猛で、相手に立ち向かい、不確かなやり方はしない。攻撃的で、強さがある。彼らのことは良くわかっているし、僕たちに対する彼らもそれは同じだ。オランダ戦の前でもこの対戦は重要なものだったが、敗戦の後ではなおいっそう重要なものになるだろう。実質的に、この試合は僕たちにとって、決勝トーナメントのためのファイナル。非常に強烈な試合になるだろう。」
「水曜の試合で、チリが僕たちを評価できるかどうか見ていくことになるだろう。ここ何年かで、僕たちは彼らと何度も戦ってきた。オーストラリア戦をまとめた映像も見た。彼らは自分たちのスタイルで良くプレイしていた、でもオーストラリアも可能性があったし、良い試合をしていた。」

疲労
「3-1にされて、僕たちは頭で考えるよりも心で反応を示そうとしていた。それが秩序を失った原因だと分析している。でもフィジカルの問題が大きかったとは僕は思わない。オランダはスペースを優位に利用し、さらに2ゴールを挙げ、秩序が失われているとわかってさらに多くのチャンスを作り出していた。」

批判
「この世代は終わった、というのは誇張に過ぎると思っている。僕たちにはまだ人生も、言うべきこともあるし、オランダ戦での悪い結果があったとしてもまだ戦えるということを示す。チリ戦では、リズム、強さともに高いレベルが求められるだろうし、どこで彼らにダメージを与えられるか知る必要がある。彼らのことは良く知っているのだから。」

責任があるとされた選手たち
「彼らを励ますようなことはしなかった。彼らには必要ないことだから。これはチームの問題だ。僕たち全員で家に帰るか、全員で続けるかだ。これは僕たちの内面を反射するもの、僕たちが何をしてきたか、何を改善しなければならないかを知ることだ。反応を示さなければいけない一団なのであって、個々の名前や個人にフォーカスするべきではない。」

技術上の問題
「反応できなかったのは、技術的な問題と集中力の問題、どうなるかわかっていた状況をコントロールできなかったこと。僕たちは、過ちを確認できたと思っている。オランダの何かが僕たちにダメージを与えたこと、その可能性をチリが持っていることも確かだ。それでも、僕たちはその問題を、試合をコントロールできると考えている。大きな痛手ではあったし、起きてしまったことだが、何度も起こることではない。」

ゴールが必要
「僕たちにゴールが必要だということはわかっているし取りに行く。僕たちには、特別なクオリティを持った選手たちがいるし、もう少しリスクを犯さなければならないかもしれない。でも、チリに楽をさせるようなことにならないよう、賢くいなければいけないし、縦の動きばかりにならないよう試合をコントロールしなければいけない。選手のリストは十分に多彩で、より深くコントロールを結び付けていける準備ができている。監督は、より多くゴールを生み出すためにどうアプローチすべきか、わかっているはずだ。」
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フランス、順調に

2014-06-16 07:00:39 | football

フランス3-0ホンジュラス
フランスのゴール:ベンゼマ(PK)、ベンゼマっぽいOG、今度こそちゃんとベンゼマ

2ゴール1アシスト…?って言うのかどうかわかりませんが、ベンゼマ、ここまでのマドリディスタの中では一番良いスタートの切り方ではないでしょうか。最初の方のチャンスが決められなかったり、2点目も枠に当ててしまった結果の相手OGだったり、まあいつものベンゼマらしいところもありましたが、今はいっそうの自信を持ってやってるような感じがします。
それからバランも、初W杯ですが、いつもどおりに落ち着いて冷静で、何の問題もなかったと思います。2人ともこの調子で!

ベンゼマ、試合後のコメント
(2点目への疑義)
「2点目は本当に入った。ボールがポストとGKに当たったけれど、はっきり入ったのを見た。ゴールラインテクノロジーが入ったと判定した、そして勝利につながった。」

(自身のパフォーマンス)
「僕のワールドカップでの初ゴールが決められて本当に嬉しい。それに誇らしい。でも何よりも大切なのは、チームが勝ったこと。僕はFWで、ゴールを待ち望んでいる。今日はとても満足しているよ。」



クリスチアーノ・ロナウド、試合前日のコメント
(コンディション)
「110%でありたいと思っていた、今は100%でしかない。でも代表チームを助けるのには十分だと思っている。フィジカルの問題は既にクリアした。僕がすでにトレーニングをしているということは、状態は良いということだ。痛みなくいきたいと思っていたが、それは不可能だ。フットボールを始めた日から、痛みのない日なんてないんだから。でもとにかく良い状態で準備できているし、勝ちたいという強い意欲を持っている。」

(キープレイヤー)
「1人の選手が1つのチームを作るんじゃない。僕は代表にいて、チームを助けるためにいる。違いを作ることはできるでも、チームを背負って引っ張るようなことはしない。」

(ブラジル)
「ブラジルの皆さんのサポートに感謝したい。これが大会の間中続いてほしいと思っている。CampinasとSalvadorにもとても感謝している。僕たちは喜びを与えられたらと思っているよ。」

オランダ5-1スペイン

2014-06-14 19:41:08 | football
モドリッチ、負傷
クロアチア代表のモドリッチ、開幕戦で脚に打撲を受け、第2戦の出場が微妙な状態にあるとのこと。
試合を終えたクロアチア代表はキャンプ地に戻ったものの、モドリッチはサルバドールの病院でMRI検査などを受け、様子を見ていたようです。打撲を受けた脚は腫れていて痛みがあり、靴が履けず、足を引きずっている状態だそうですが、骨折や靭帯などへの深刻なダメージはなかった、ということ。大きな負傷でなかったのはとりあえず一安心ですが、大事な次の試合に間に合うかどうか……。


クリスチアーノ・ロナウド、コエントラン、OK
現地13日金曜の情報ですが、トレーニングマッチに出場するまで戻ったものの、トレーニングをコンプリート出来なかったとか、膝を冷やしていた…等、気にかかるニュースがでていたクリスチアーノ・ロナウド、この日は通常通りのトレーニングを行うことができた、とのことです。また腰の打撲を負っていたコエントランも、問題なくトレーニングに戻れているとのこと。


オランダ5-1スペイン

スペイン代表初戦、前回大会ファイナルの同カード……でしたが、マドリー好き、リーガ好きの方々には、衝撃的な結果となってしまいました。
大きな流れだけで言えば、前半にシルバが2-0にするチャンスを逃した直後に失点、後半は流れがつかめず…という、サッカーのお約束的な展開があったわけですが、それよりもスペイン代表自身の問題が大きいんでしょうね。これまで成功してきたからこそ、研究されているのがわかっていてもメンバーを大きく変えられなかったこととか、その一方で召集した以上ディエゴ・コスタを使わねば的な感じがあったのかわかりませんが、正直合ってなかったこととか、サイドバックの機能してなさとか、ピケ足遅いとか、イケルの苦手ポイントとか、「初戦だし」意識とか……ちぐはぐな点、不安な点が暴かれてしまった感じでしょうか。
個人的には、2-1になったところで選手交代をしたのは良いとして、あそこでなぜシャビ・アロンソを替えたのかというところが納得いかず。点を取りたいのはわかりますが、中盤がぽっかり空いて、セントラルの2人とGKが(サイドバックはどこへ?)オランダの速い攻撃に直接曝されてしまった感じでした。失点の場面は、セントラルの2人、イケルの対応のまずさもありましたが、そういう場面を頻繁に作られてしまったのは、あの交代のせいでは(そしてなぜトーレスなんだあそこで…)。
スペイン代表にとってはショッキングな結果ですが、0-1だろうと1-5だろうと「初戦を落としただけ」と言えなくもない(もちろん後々得失点差が響いてくる可能性は大きいですが…)。前回大会も、初戦を落としてから優勝まで持って行ったんだし。立て直してほしいです。
イケルは、まずい対応が散見されたのが、CLファイナルのミスのこともあり心配ですが、相変わらず「それ止めるか!」という聖人場面もあり(もっと失点してた可能性もある…)。メンタルが大きい気もするので、とにかく今は切り替えて。

ところで、ちょっとふっくらしたクライフェルトが、きちっとした格好でファンハールの隣に座ってるのを見ていると、何か和むような不思議な気持ちに……。




開幕

2014-06-13 21:01:52 | football

マルセロvsモドリッチ
まさかのマルセロO.G.でスタート。でもあれ、マルセロが悪いわけじゃないのに(あの場面、ブラジル右サイドの守りがゆるゆるだった)、動揺してしまったようで…なので、ミスが試合の結果に直結しなかったのは良かったと思ってます。クロアチアは、モドリッチとラキティッチの後ろにシャビ・アロンソがいたらいいんじゃないかなあ…とか思ったり。クロアチア、まずは残り2試合がんばれ。


今夜は、スペイン代表たちがデビュー。

イケル・カシージャス
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モチベーションがあがっているか、リラックスしているか
「もう既にモチベーションを感じている。なぜなら僕たちの目標は、常に僕たちの目の前にある対戦相手に敬意を払って、2つ目の星を僕たちの国にもたらすことだからだ。スペインはこの4年間、世界最高の存在であって、誰もが僕たちに勝つためにすべてを尽くそうとしている。僕たちを王者にしてくれた希望と謙虚な心をもって強さを見せていくし、できるだけ上位までいくために、タイトルを防衛できるように、初めからクリアな思考でいく。」

オランダ戦、再び
「前回のファイナルと今回は、大きく違う試合だ。何も関係がない。でも、彼らが非常に重要な相手だと言うのは同じだ。南アフリカでの対戦を確認した。グループリーグを悪い結果でスタートすると、次の試合に勝たなければいけないというプレッシャーが非常に大きくなる。オランダには経験のある3人の選手が前線にいる、厳しい対戦相手になるだろう。」

ブラジル対クロアチア
「僕たちの中でもフットボールが好きな選手たちは、ワールドカップの試合を全部見たいと思っているだろう。でも僕たちは試合時間に慣れなければいけない。明日試合をしたら、少し早い時間にトレーニングをしなければいけない。でも、もちろんブラジルの試合を見たいとみんな思っているよ。誰もがこの対戦を楽しみにしているはずだ。」
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シャビ・アロンソ
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新たなワールドカップ
「チームの大部分がファイナルの舞台を経験しているし、試合へのアプローチも、どうしていくつもりか皆がわかっている。オランダの戦術、彼らのシステムも理解してきた。そして僕たちはスタートを切りたいと強く思っている。」

チームのクオリティ
「トレーニングは常に高いレベルで行われている。今はその良いレベルとクオリティを、試合で示す必要がある。僕たちは準備ができているし、この脚でやってやろうという意欲とモチベーションがある。」

オランダ代表
「彼らは大きく変わったし、監督も違う。ファン・ハール監督は、非常によく仕事をする。僕たちは変化に対する準備をしているし、それはわかるだろう。」

サッカーシティのファイナル
「南アフリカのことを思い出すのはとてもエキサイティングで、この4年間いつもそうだった。アンドレス(イニエスタ)のところにボールが落ちたのを思い出すよ。僕たちはあれが、僕たちがチャンピオンになる最後のチャンスだとわかっていた。あの感覚は鳥肌ものだし、時間がたってもまだその感情がよみがえる。」

ライバルたちが肉薄している
「僕たちのスタイルは良く研究されているけれど、それに腹を立てるわけにいかない。このスタイルは、僕たちが確立してきたものだから。忍耐と集中をすごく必要とする試合になるだろう。カギになる点、僕たちを成功に導くだろうということは、注意を維持して、守備のプレッシャーをかけていくこと。こういう舞台では失点はウルされないから。」

23人
「経験のある選手たちと、新しい選手たちとを結びつける必要がある。彼らは完全にフィットしているし、ここにいるのにふさわしい存在だ。監督は、とてもダイナミックで柔軟だ。僕たちはEURO2008で重い緊張感を取り去り、今もそうしている。選手たちの特性からいって、僕たちは相手にボールをコントロールされないように、自分たちでコントロールしようとしてきた。」

目標
「長い間離れていても、僕たちが再会すると、目標はいつも言っているとおりだ。さあ行こう、いま僕たち皆で。」
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W杯:12人のマドリディスタ

2014-06-12 20:49:18 | football
12人のマドリディスタ










シャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモス、イケル・カシージャス:スペイン代表、目指すはタイトル防衛
スペイン代表の3人は、前回大会のファイナルの再現からスタートする。
6月13日16時(14日4時)オランダ
6月18日16時(19日4時)チリ
6月23日13時(24日1時)オーストラリア

クリスチアーノ・ロナウド、コエントラン、ペペ:3人のポルトガル代表たちはグループGに
6月16日13時(17日1時)ドイツ
6月23日19時(24日7時)アメリカ
6月26日13時(27日1時)ガーナ

バラン、ベンゼマ:フランス代表の2人、今大会がW杯デビュー
6月15日16時(16日4時)ホンジュラス
6月20日16時(21日4時)スイス
6月23日17時(24日5時)エクアドル

マルセロ:ブラジル代表、開催国として
6月12日17時(13日5時)クロアチア
6月17日16時(18日4時)メキシコ
6月23日17時(24日5時)カメルーン

ケディラ:ドイツ代表、マドリーのポルトガル人たちと対戦
6月16日13時(17日1時)ポルトガル
6月21日16時(22日4時)ガーナ
6月26日13時(27日1時)アメリカ

モドリッチ:クロアチア代表として、2006年以来2度目の出場
6月12日17時(13日5時)ブラジル
6月19日19時(20日7時)カメルーン
6月23日17時(24日5時)メキシコ

ディ・マリア:アルゼンチン代表の「危険な」男
6月16日19時(17日7時)ボスニア・ヘルツェゴビナ
6月21日13時(22日1時)イラン
6月25日13時(26日1時)ナイジェリア
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とにかく皆、怪我だけはしないように。そして、できるだけ後悔のない戦いをそれぞれができるように。
良い試合が見れればいいなと思ってます。


コエントラン
8日付の記事、見逃してました。
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Q:メキシコとの親善試合で、あなたはマドリーでのシーズン終盤の好調さを維持している様子が目立っていました。
A:良いプレイができているし、良い状態にいると思っているよ。皆が、僕がシーズンの終盤にとても良かったと言ってくれている、それが何よりも重要なこと。今自分がしている仕事をし続けていきたいと思っている。そして今の僕の夢は、良いワールドカップにすること。ワールドカップ2010は僕にとっては良いものだったけど、代表にとってはそうではなかった。そうなってほしくないし、ポルトガルができるだけ勝ち進んで、素晴らしい大会になってほしい。一番にくるのが代表、それから自分のことだ。

Q:パウロ・ベント監督は、あなたを中盤に置いていますね。どんな感触ですか?
(それであんなに前にいるんだ…)
A:とても良い感じだ、でもそのポジションでやるのは慣れていないけどね。いずれにしても、良い試合ができたと思っているよ。どこでプレイしようと、自分の国を助けたいと思っている。

Q:このワールドカップにポルトガルはどう臨みますか?
A:僕たちの試合が始まるのは16日、まだ多くの日がある。その日に良い状態で臨めるようトレーニングしていく。

Q:クリスチアーノとペペの負傷は、ポルトガルの、それからマドリディスタにとっても心配の種です。彼らはどうでしょうか?
A:2人ともとても良いよ。

Q:彼らは、ワールドカップのスタートに向けて準備が整っていくでしょうか?
A:僕は疑っていない。クリスチアーノとペペは、チームを助けるために働く選手たちで、今回それは代表のためだ。こ2人ともこのところハードなトレーニングを続けている。16日、最大の力でチームを助けてくれると確信している。
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初戦を前に、ルカ・モドリッチ
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「ブラジルは僕たちに敬意を払ってくれている、ただの対戦相手の1つとして見ているのではなくね。彼らは僕たちの選手の多くを知っているし、僕たちのクオリティを知っている。だから今、ピッチで彼らに挑み、ベストを尽くすというのは、僕たち次第なんだ。」
「ブラジルは、守備から攻撃まで、素晴らしいチームだ。彼らには弱点がない。僕たちにとって一番重要なのは、僕たちが真にチームとなること、僕たち全員がそれぞれ戦うということだ。」
「明らかなことは、誰が勝とうとも、中盤のバトルが最後に勝負を決めるだろうということ。ボールのポゼッションを維持することが、試合の重要な点になるだろう。もし僕たちがブラジルに勝ちたいなら、たくさん走らなければいけないだろう。スコラーリのチームはとてもフィジカルが高く、さらに優れたフットボールをするから。」
「マリオ・マンジュキッチ、僕たちの攻撃にも守備にもとても重要な選手を、負傷で欠くことになる(プレーオフでの退場により初戦は出場できない)。彼の働きはエリア内の「キラー」なのに。彼に代わるクオリティのある選手たちがいるが、最も失われるのは彼のゴールだ。」
「個人個人のレベルでは、僕たちは大きく前進してきたし、チームとしてまとまってきて、この大会に臨むだろう。欧州予選ではたくさんの問題を抱えていたが、でもこのワールドカップでは戦えると思っている。僕たちの第一の目標は、次のラウンドへ進むことだ。」
(ラキティッチの移籍について)「もちろん、僕ならマドリーへ移籍したいと思っただろうけど、結局彼はそうはできず、バルサへ行くことになった。でも本当に、彼にふさわしい移籍を喜んでいるよ。グローバルな、バルサのようなビッグクラブへ移籍すること、彼のキャリアに重要なステップを表している。イヴァンはバルセロナのようなクラブへの移籍を喜んでいるし、これはまたクロアチアにとってもポジティブなものだ。」
「誰もが今シーズンの彼をこれまでで最高だと見ている。彼は素晴らしい選手で、まだ伸びていくし、来シーズンの彼のパフォーマンスはさらによくなるだろうと確信している。バルサの選手となれば、するプレイは高い次元のものとなるし、それがこのワールドカップで今、イヴァンに起きていることでもある。セビージャはヨーロピアンカップを獲った素晴らしいチーム、でもバルセロナはそれ以上だ。」
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クリスチアーノ99.9%

2014-06-12 07:11:17 | football
負傷からの回復が心配されていたクリスチアーノ・ロナウドでしたが、現地10日、ポルトガル代表の最後の調整試合で、先発出場。ゴールはなかったものの65分間プレイ。試合後に「99.9%の状態だ」と言ったそうで、安心というか、100%と言わないところを気にするべきか……。同じく負傷からの回復が長引いていたぺぺも、この試合で後半20分ごろから出場。とりあえず2人とも間に合ったようで良かったです。大会は長いですから、徐々に調子が上がっていけばいいと思いますし(とはいえ、まずはGLを抜けなければいけないわけですが)。

この試合、日本時間では朝~午前中で、ハイライトしか見られてないんですが……相変わらずポルトガル代表のコエントランは違いますね、良い方向に。気が付くとゴール前にいるし、この試合も、クリスチアーノのヒールパス?からシュートが相手に当たってゴールに入り&後半35分にはちゃんとゴールも決めるという、ほぼ2点。楽しみです。