FIFAのサイトにモリエンテスのインタビューが掲載されています。英語だから私の訳でなくとも良いかなーと思いつつ、つい久しぶりなので読み進めてます。かなりながぁいので、途中で止まること確実ですが…
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2006年FIFAワールドカップ、ラウルのパートナー選びでは見過ごされてしまったが、フェルナンド・モリエンテスは不満を口にするタイプではない。15年間にわたってフットボール界のエリートであったモリエンテスは、ゲームの浮き沈みについてはよく知っている。
彼の栄光に満ちたキャリアを見てみよう。するとゲームはモリエンテスにとって常に良いものであったと思えるかもしれない。スペインリーグタイトル2回、UEFAチャンピオンズリーグ3回、インターコンチネンタルカップ1回。同様に、モリエンテスはモナコで準優勝に輝き、スペイン代表としてはラウル、エミリオ・ブトラゲーニョと並んでFIFAワールドカップ最多通産得点5ゴールの記録も持つ。しかしモリエンテスはベルナベウから出て行かなければならず、イングランドでは不発に終わり、失意の時間も過ごした。
メスタージャではゴレアドールのビジャとのパートナーシップを得てゴール感覚を取り戻し、モリエンテスはさらなる優勝カップをそのキャリアに加えようと決断している。FIFA.comは、モリエンテスが国に戻ってきたこと、新しい目標、スペイン代表についてのインタビューを求めた。
リーガのこと
Q:リーガ・エスパニョーラは中間点を過ぎました。これまでのシーズンの評価は?
M:全体としてはかなり良かったと思うよ。僕たちは、問題にぶつかるまでは良いスタートを切った。でも怪我人が多く出たことで落ち込んでしまった。前半は、トップから2ポイント差で終わることができたし、それにチャンピオンズではベスト16に残っている。
Q:ではあなたは、リーガに戻ったことに満足していますか?
M:そうだね。僕はヨーロッパでも最高のクラブのひとつに所属しているし、チャンピオンズリーグを勝ち取ろうと戦っている真っ最中だ。CLはとても重要な戦いだよ。プロフェッショナル・フットボーラーとしては、大きなモチベーションになる。
Q:ベティスに敗れるまではリーグで6連勝していました。バレンシアの悪い流れは昨年末の記憶の彼方に置いてきたように思えます。
M:トップチームの多くの選手が負傷した。ある時期には、11~12人の選手が怪我をしていたんだ。3つの大会で戦っているときには難しい状況だよ。重要な離脱者たちをカバーできるような選手がいなかったのだから、必然的にそういった困難な状況に陥ってしまった。本当に厳しい時期があったけれど、でも僕たちはそれをやり過ごしたんだ。そして今は素晴らしいポジションにつけている。
Q:リーガのタイトルはバレンシアの真の目標ですか?
M:僕たちが乗り越えてきた問題のすべて、6連勝したことを考えると、リーグ獲得に挑戦しなければね。その目標は心に決めておかなければ。ヨーロッパ出場権をとるということにとどまるのではなくね。僕たちは首位に近づいている。これは狙える限りもっとも高い目標だよ。
Q:これでリーガのライバルすべてと対戦したわけですが、タイトルに一番近いと思うのは?
M:今のところ純粋にフットボールの結果を参考して言うなら、僕はセビージャだと思う。レアル・マドリーとバルサ、それに僕たちはそれぞれ問題を抱えている時期があったからね。今のところは上位6チーム間にはチャンスがあると思う。でもそのためには、それぞれが自分たちの標準の力をずっとキープし続けなければならない。大切なところはこれから始まるんだ。
CLのこと
Q:2月にはUEFAチャンピオンズリーグが再開します。対戦相手は、現在セリエAで無敵を誇るインテル・ミラノ。バレンシアには彼らに勝つチャンスがあるでしょうか?
M:彼らが調子が良いこと、イタリアのリーグで比類ない素晴らしさをみせていることを僕たちは知っている。彼らは次々に勝利を収めているし、僕たちが彼らに勝つのはタフなことだということは間違いない。グループリーグを首位で終えたことは助けにならなかったね。ボウルの中から一番強いチームを引いちゃったんだから。でも僕たちには自信があるし、この大会での僕たちのチャンスにとても興奮している。もしインテルを破ることができたら、それは僕たちへの大きな後押しになるだろうね。
Q:あなたはCLの大会では素晴らしい成功を収めてきました。レアル・マドリーでは3回頂点に立ち、モナコではファイナルまで進んで自身では大会得点王になりました。あなたにとって特別な大会なのではないでしょうか?
M:そのとおり、CLは僕にとってとても素晴らしいものだ。レアル・マドリーで初めてプレイしたときからね。いつでもすごく特別な大会なんだ。CL独特の雰囲気がある。その舞台が供するものだけでなく、試合の前評判や期待感まで含めてね。こんなトーナメントは他にはないよ。CLは多くの強さを生み出し、クラブや選手にとっては最高のショーウィンドウなんだ。
イングランドのこと
Q:イングランドでの時を振り返ると、あなたは何を感じますか?
M:イングランドに行くチャンスがあったことが嬉しいよ。僕は新しいリーグでプレイしたかったし、僕のキャリアにおいてちょうど良いタイミングだと思えた。イングランドに行くことができて僕はとても興奮していたよ。でも残念なことに、そのシーズン、クラブと僕が期待していたものを僕は満たすことができなかった。1年半を過ごして、イングランドのフットボールに個人的にもプロフェッショナルレベルでも順応することは、僕にとってとても難しいことだったと理解した。それでもう十分だと決めたんだ。
イングランドの試合は、僕が慣れてきたものとはとても違っていた。テレビで見るのと、そこへ行ってプレイするのはまったく違うものだね。思っていたよりもはるかにタフだった。物事がうまくいっていない時、できる中で一番良いのは環境を変えることだと思う。僕にとっては幸運なことに、バレンシアが待っていてくれた。
マドリーのこと
Q:あなたは徹底してレアル・マドリーの人間です。レアル・マドリーであなたが過ごした年月は、キャリアの上で最も幸せでしたか?
M :僕のキャリアの中で不幸な時期を過ごしたことがあるとは思ってないよ。でも実際のところ、僕の最大の成功はこれまでマドリーと共に存在している。マドリーで過ごした僕の時間は素晴らしい記憶となっているし、それは常に僕のハートの中の特別な位置を占めるだろう。僕はマドリーで長い時間を過ごし、クラブでは多くの友人と出会うことができた。
Q:あなたはマドリーというクラブのすべてを知り尽くしています。マドリーはリーガで現在2位ですが(正しくは3位)、しかし彼らの現状にはムラがあります。今シーズンのマドリーについての、あなたの意見は?
M:とても短い間に多くの変化が起きた。マドリーほどのビッグクラブでも、安定性に影響を及ぼすようなものだ。どんなクラブであっても、ピッチ上でも会議室でも物事を安定した状態に保つ必要がある。信じられないかもしれないけど、でも会議室で起きていることは常にプレイヤー側の事態に強い影響を及ぼすものなんだ。
代表のこと
Q:まもなく行われるイングランドとの親善試合に、スペイン代表として召集されると思いますか?
M:それは言うことができないよ。そのことについてはそれほど考えていない。わからないことだからね。スペイン代表の最後の試合(ルーマニアとの親善試合)には召集されたけれど、僕たちは本当にひどい試合をしてしまった。僕たちが早く事態を転換できるよう望んでいるよ。
Q:スペイン代表は、全バレンシア攻撃セットを並べたにもかかわらずルーマニアに敗れました。クラブレベルでは機能していましたが、代表になったときの問題は何なのでしょうか?
M:しばしば、ゲームにおいて物事は望んだように行かないことがある。良い点は、監督には信頼でき選択できる多くの攻撃的な選手たちがいるということだ。
Q:間違いなくスペインにはクオリティのある選手たちがいます。しかし勝利の公式が欠けているように思えますが?
M:スペイン人選手たちは、それぞれのクラブでは本当に良いパフォーマンスを見せる。だけど国際舞台では同じ種類のパフォーマンスを見せるのに苦労している。これまで僕たちは本当にそれができないでいるんだ。人は、こんなことはかつてなかったと言う。でもそれは違う。いつも問題なんだ。実際にEUROやW杯で優勝した?今はそれが特別なことなんだ。
この悪い流れを断ち切る最高の方法は、2008のEUROに向けて予選を通過することだろう。スペインは、何事もなくそこにいなければならない。得たものすべてを捧げ、目標を達成するためにできることすべてをしている時に、失敗や危機について話すのは好きじゃない。最大の努力を尽くして、それでもより優れたチームがあるなら、そう、脱帽せざるを得ないかもしれない。それがどんなにその人やファンを傷つけることになるとしてもね。
Q:あなたはまだドイツW杯のことに失望していますか?
M:あの時、僕は選ばれると確信していた。そのことに興奮していた。でもチームを選択するのは監督だ。選手としては命令に従わなければならない。どんなにその場にいたくても、それが自分次第ではないことをただ受け入れるようになる。僕は家族と一緒に地元にいて、テレビで見ていなければならなかった。そして他のファンと同じようにただ苦しまなければならなかった。
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おわり。
最後の1問は、あれから半年以上たっても苦痛に聞こえますね。
追加
読んだー、と思っていたら公式でインタビュー当番でした。別の日にしてくれれば良いのにー。
また追加
まだ記事は読めていませんが、インタビューの動画がありました。
http://www.marca.com/videos/07/01/070130morientes.html
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2006年FIFAワールドカップ、ラウルのパートナー選びでは見過ごされてしまったが、フェルナンド・モリエンテスは不満を口にするタイプではない。15年間にわたってフットボール界のエリートであったモリエンテスは、ゲームの浮き沈みについてはよく知っている。
彼の栄光に満ちたキャリアを見てみよう。するとゲームはモリエンテスにとって常に良いものであったと思えるかもしれない。スペインリーグタイトル2回、UEFAチャンピオンズリーグ3回、インターコンチネンタルカップ1回。同様に、モリエンテスはモナコで準優勝に輝き、スペイン代表としてはラウル、エミリオ・ブトラゲーニョと並んでFIFAワールドカップ最多通産得点5ゴールの記録も持つ。しかしモリエンテスはベルナベウから出て行かなければならず、イングランドでは不発に終わり、失意の時間も過ごした。
メスタージャではゴレアドールのビジャとのパートナーシップを得てゴール感覚を取り戻し、モリエンテスはさらなる優勝カップをそのキャリアに加えようと決断している。FIFA.comは、モリエンテスが国に戻ってきたこと、新しい目標、スペイン代表についてのインタビューを求めた。
リーガのこと
Q:リーガ・エスパニョーラは中間点を過ぎました。これまでのシーズンの評価は?
M:全体としてはかなり良かったと思うよ。僕たちは、問題にぶつかるまでは良いスタートを切った。でも怪我人が多く出たことで落ち込んでしまった。前半は、トップから2ポイント差で終わることができたし、それにチャンピオンズではベスト16に残っている。
Q:ではあなたは、リーガに戻ったことに満足していますか?
M:そうだね。僕はヨーロッパでも最高のクラブのひとつに所属しているし、チャンピオンズリーグを勝ち取ろうと戦っている真っ最中だ。CLはとても重要な戦いだよ。プロフェッショナル・フットボーラーとしては、大きなモチベーションになる。
Q:ベティスに敗れるまではリーグで6連勝していました。バレンシアの悪い流れは昨年末の記憶の彼方に置いてきたように思えます。
M:トップチームの多くの選手が負傷した。ある時期には、11~12人の選手が怪我をしていたんだ。3つの大会で戦っているときには難しい状況だよ。重要な離脱者たちをカバーできるような選手がいなかったのだから、必然的にそういった困難な状況に陥ってしまった。本当に厳しい時期があったけれど、でも僕たちはそれをやり過ごしたんだ。そして今は素晴らしいポジションにつけている。
Q:リーガのタイトルはバレンシアの真の目標ですか?
M:僕たちが乗り越えてきた問題のすべて、6連勝したことを考えると、リーグ獲得に挑戦しなければね。その目標は心に決めておかなければ。ヨーロッパ出場権をとるということにとどまるのではなくね。僕たちは首位に近づいている。これは狙える限りもっとも高い目標だよ。
Q:これでリーガのライバルすべてと対戦したわけですが、タイトルに一番近いと思うのは?
M:今のところ純粋にフットボールの結果を参考して言うなら、僕はセビージャだと思う。レアル・マドリーとバルサ、それに僕たちはそれぞれ問題を抱えている時期があったからね。今のところは上位6チーム間にはチャンスがあると思う。でもそのためには、それぞれが自分たちの標準の力をずっとキープし続けなければならない。大切なところはこれから始まるんだ。
CLのこと
Q:2月にはUEFAチャンピオンズリーグが再開します。対戦相手は、現在セリエAで無敵を誇るインテル・ミラノ。バレンシアには彼らに勝つチャンスがあるでしょうか?
M:彼らが調子が良いこと、イタリアのリーグで比類ない素晴らしさをみせていることを僕たちは知っている。彼らは次々に勝利を収めているし、僕たちが彼らに勝つのはタフなことだということは間違いない。グループリーグを首位で終えたことは助けにならなかったね。ボウルの中から一番強いチームを引いちゃったんだから。でも僕たちには自信があるし、この大会での僕たちのチャンスにとても興奮している。もしインテルを破ることができたら、それは僕たちへの大きな後押しになるだろうね。
Q:あなたはCLの大会では素晴らしい成功を収めてきました。レアル・マドリーでは3回頂点に立ち、モナコではファイナルまで進んで自身では大会得点王になりました。あなたにとって特別な大会なのではないでしょうか?
M:そのとおり、CLは僕にとってとても素晴らしいものだ。レアル・マドリーで初めてプレイしたときからね。いつでもすごく特別な大会なんだ。CL独特の雰囲気がある。その舞台が供するものだけでなく、試合の前評判や期待感まで含めてね。こんなトーナメントは他にはないよ。CLは多くの強さを生み出し、クラブや選手にとっては最高のショーウィンドウなんだ。
イングランドのこと
Q:イングランドでの時を振り返ると、あなたは何を感じますか?
M:イングランドに行くチャンスがあったことが嬉しいよ。僕は新しいリーグでプレイしたかったし、僕のキャリアにおいてちょうど良いタイミングだと思えた。イングランドに行くことができて僕はとても興奮していたよ。でも残念なことに、そのシーズン、クラブと僕が期待していたものを僕は満たすことができなかった。1年半を過ごして、イングランドのフットボールに個人的にもプロフェッショナルレベルでも順応することは、僕にとってとても難しいことだったと理解した。それでもう十分だと決めたんだ。
イングランドの試合は、僕が慣れてきたものとはとても違っていた。テレビで見るのと、そこへ行ってプレイするのはまったく違うものだね。思っていたよりもはるかにタフだった。物事がうまくいっていない時、できる中で一番良いのは環境を変えることだと思う。僕にとっては幸運なことに、バレンシアが待っていてくれた。
マドリーのこと
Q:あなたは徹底してレアル・マドリーの人間です。レアル・マドリーであなたが過ごした年月は、キャリアの上で最も幸せでしたか?
M :僕のキャリアの中で不幸な時期を過ごしたことがあるとは思ってないよ。でも実際のところ、僕の最大の成功はこれまでマドリーと共に存在している。マドリーで過ごした僕の時間は素晴らしい記憶となっているし、それは常に僕のハートの中の特別な位置を占めるだろう。僕はマドリーで長い時間を過ごし、クラブでは多くの友人と出会うことができた。
Q:あなたはマドリーというクラブのすべてを知り尽くしています。マドリーはリーガで現在2位ですが(正しくは3位)、しかし彼らの現状にはムラがあります。今シーズンのマドリーについての、あなたの意見は?
M:とても短い間に多くの変化が起きた。マドリーほどのビッグクラブでも、安定性に影響を及ぼすようなものだ。どんなクラブであっても、ピッチ上でも会議室でも物事を安定した状態に保つ必要がある。信じられないかもしれないけど、でも会議室で起きていることは常にプレイヤー側の事態に強い影響を及ぼすものなんだ。
代表のこと
Q:まもなく行われるイングランドとの親善試合に、スペイン代表として召集されると思いますか?
M:それは言うことができないよ。そのことについてはそれほど考えていない。わからないことだからね。スペイン代表の最後の試合(ルーマニアとの親善試合)には召集されたけれど、僕たちは本当にひどい試合をしてしまった。僕たちが早く事態を転換できるよう望んでいるよ。
Q:スペイン代表は、全バレンシア攻撃セットを並べたにもかかわらずルーマニアに敗れました。クラブレベルでは機能していましたが、代表になったときの問題は何なのでしょうか?
M:しばしば、ゲームにおいて物事は望んだように行かないことがある。良い点は、監督には信頼でき選択できる多くの攻撃的な選手たちがいるということだ。
Q:間違いなくスペインにはクオリティのある選手たちがいます。しかし勝利の公式が欠けているように思えますが?
M:スペイン人選手たちは、それぞれのクラブでは本当に良いパフォーマンスを見せる。だけど国際舞台では同じ種類のパフォーマンスを見せるのに苦労している。これまで僕たちは本当にそれができないでいるんだ。人は、こんなことはかつてなかったと言う。でもそれは違う。いつも問題なんだ。実際にEUROやW杯で優勝した?今はそれが特別なことなんだ。
この悪い流れを断ち切る最高の方法は、2008のEUROに向けて予選を通過することだろう。スペインは、何事もなくそこにいなければならない。得たものすべてを捧げ、目標を達成するためにできることすべてをしている時に、失敗や危機について話すのは好きじゃない。最大の努力を尽くして、それでもより優れたチームがあるなら、そう、脱帽せざるを得ないかもしれない。それがどんなにその人やファンを傷つけることになるとしてもね。
Q:あなたはまだドイツW杯のことに失望していますか?
M:あの時、僕は選ばれると確信していた。そのことに興奮していた。でもチームを選択するのは監督だ。選手としては命令に従わなければならない。どんなにその場にいたくても、それが自分次第ではないことをただ受け入れるようになる。僕は家族と一緒に地元にいて、テレビで見ていなければならなかった。そして他のファンと同じようにただ苦しまなければならなかった。
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おわり。
最後の1問は、あれから半年以上たっても苦痛に聞こえますね。
追加
読んだー、と思っていたら公式でインタビュー当番でした。別の日にしてくれれば良いのにー。
また追加
まだ記事は読めていませんが、インタビューの動画がありました。
http://www.marca.com/videos/07/01/070130morientes.html