クラシコ翌日、El Largueroに出演したセルヒオ・ラモス。
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Q:誰に注目が集まるか。イケル、ラモス、アンチェロッティ、ベイル…
A:僕は誰に対しても敬意を持っている。僕は批判と共に過ごしたてきて、それが僕をより強くさせ、成長させ続けてきた。現在のモウリーニョが好意的でもそうでなくても、誰が批判しようと僕は気にしない。
Q:では、なぜ批判が集まっているのか?
A:僕たちがそこに入るのは、僕たちが最もチームを代表する人間だから。カピタンだから。キャプテンは、非難する人に顔を合わせる必要がある。でも、頼りがいのある存在でいなければいけない。人々に、僕たちが厳しい時を過ごした後に反応できるのだということを、わからせる必要がある。
Q:契約延長は?
A:以前に話をしたよ。契約延長のためにクラブに声をかけたりしていない。2年の契約があり、僕はものすごく幸せでいる、それで契約延長を求めたりしていない。急いでいないのは、レアル・マドリー以外のユニフォームを着る自分を考えていないから。自分にとって最良のことをしたいと思っている。
Q:マドリーはバルサ相手に良い試合をした?
A:敗北は常に辛いもの。でも、何かしら良い成果を引き出せるものだ。昨日の試合では、僕たちは頭を高くあげて去った。マドリーが良いサッカーをしたからだ。思い出すと、前半は素晴らしかった。でも僕たちは試合を殺す(決めきる)ことができず、それが最後には大きなものになった。彼らは2点目を決めたが、僕たちはそうできなかった。
Q:なぜこんなにもアンチェロッティは擁護されるのか?
A:過去の監督との比較はしたくない。不公平なのは好きではない。ある人のことは強調して、他の人にはまったく何もしない、というような。それぞれの価値がある。
Q:今は、ピッチでマドリーはより良く受け入れられる?
A:マドリディスモのすべてを目にできる。
Q:パーティ騒動の後のクリスチアーノへの扱いについて。うんざりさせられたか?
A:そんなことはない。ここには10年いるけれど、このチームの一部としてやることはすべて、全世界的なインパクトがあるものだ。たぶん、いくらかは悩まされるものだっただろう。僕ははっきりした自覚を持っているし、過ちから学ぼうとしている。
Q:新聞を読むことは?
A:そんなに多くはない。時々、El PaisやEl Mundo(どちらも一般紙)、Marca、ASを呼んで、君の仲間たち(マスコミ)の意見を知る。僕自身に影響を与えるものではないけど。僕は批判に縛られることも、お世辞にうぬぼれることもしない。誰の意見にも一致することなんて不可能だ。そういう意見に対して、僕たちはプロフェッショナルとして向かい、時にはそれらに敬意を払わねばならない。
Q:ロッカールームは?
A:たぶん昨日の試合内容だから、僕たちは顔を上げて去ることができた。ピッチですべてを出したが、勝利を得られなかった。素晴らしいチームと戦った素晴らしい試合だった。マドリーが試合をコントロールしたことは驚きだっただろうし、小さなディテールが違いを決定づけた。彼らは最終的に明らかなチャンスをものにしたけど、僕たちの罪はその前に試合を殺せなかったことだ。
ロッカールームは、確かにちょっと静かだった。ピッチですべてを出し尽くしたのだし、敗北に打撃を受けていたから。静かにしている時だろう。
Q:アンチェロッティが言ったことは?
A:シーズンは長い、重要なことはどのように終わるかということだ。僕も昨夜の試合後に言ったけれど、勝ち点差がもっと大きくて、タイトルを失ったケースも、タイトルを獲ったケースも見たことがある。
Q:フロレンティーノには何と伝えたか?
A:彼に聞いて。確か彼は、あなたは友人だと言っていたよ。
Q:なぜいつも同じ選手たちの話になるのか?
A:それは望むとかそうでないとかいう問題ではない。マドリーでは、すべてのものに報道が関わって来るし、ファンは意見を言いたがる。そして選手たちは常にそれに向き合わなければいけない。時には、普通通りに進まないことから離れたくなるだろう。良いことであれ悪いことであれ、顔を上げて向かい合わなければいけないということだ。
Q:敗戦後の帰りの飛行機では?
A:いつもイケルと一緒だ。僕たちはいつも試合について話し合う。すべてを振り返り、分析しようと試みる。僕が一番にそうするし、行けるも同じだ。昨日の試合だから特別にそうしたというのではなくて、いつもそうだ。他の仲間たちを勇気づける2人がいるなら、それが僕たち、イケルと僕だ。僕たちはカピタンだから。
Q:バルデベバスでの事件
(※バルセロナから夜のうちにマドリーに戻った選手たちは、空港からバルデベバスまでバスで運ばれ、そこに止めていた各自の車で帰宅した。それを待ち伏せ、選手たちを罵り車に攻撃を加えた3人がいた。既に身元を特定され、しかるべき処置が講じられている。)
A:音楽をかける暇もなかったね。2人か3人がゲートのところにいるのが見えた。彼らが何をしているのかが見えた。僕はヘセの後ろにいた。明らかに彼らは酔っていたと思う。ヘセの車の後ろにいた僕に近づいて来たから、僕はヘセに叫んで、それで彼は止まらないで行った。ことをそれ以上荒立てないためにね。ヘセの性格は知っているから。僕は彼らに、何が問題なのか尋ね、これは正当なことではないと言った。
Q:マドリーの警備員の失態?
A:路上で起きたことだった。彼らは乗りかかりそうだったのを止めなければいけなかった。少なくとも警察を呼ぶべきだったかもしれない。良い時ではなかった。僕は熱くなっていたけど、ベストな対処だったと思う。
Q:今もベルナベウの観客は、要求が高すぎる?
A:個人的な面で話すよ。この組織、観客たちからの要求レベルというのは、常に批判的なもの。僕たちがあるべきレベルにいない時にはね。このことに不快感を示す選手たちもいる。彼らの愛情に気づいていないから。でもファンの要求が高くなるのは、もっとやれると彼らが考えているからだ。これを理解する必要がある。好むと好まざるとにかかわらず、彼らは敬意を払われるべきだ。ファンの愛情は本当に大切なものだ。
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ラウル・ゴンサレス・ブランコ
「もちろん、マドリーに関連することはすべて追いかけているし、この間の敗戦にはがっかりした。でも試合の大部分でマドリーが見せたプレイのレベルを嬉しくも思っているよ。」