29日付けでlas provinciasに載っていたモリエンテスのインタビューですが、納会で飲みすぎたり、帰省準備でバタバタしたり、乗った新幹線が止まってしまったり……で予想以上に時間がかかってしまいました。例によっていい加減なところは多々ありますが、意味は通っている…はず。
フットボール関係の第1弾と 家庭周りの第2弾。最近のモリエンテスのインタビューは、なぜか家庭のことが抱き合わせになっていますね。バレンシアとの契約の話は、やはりはっきりはしてくれません。
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Q:この1年を振り返って、我々はどうだったでしょうか?
M:大筋では、かなり良かったと思う。主として今シーズンのスタートが良かったこと、それからコパ・デル・レイを獲得したことも忘れるべきではないね。あれはクラブにとって重要な価値をもたらした。来年もこんなふうな終わりになると良いと願っているよ。
Q:今年は過去のシーズンとはもう関係がない、そうですか?
M:もちろん。バレンシアのあらゆる部分で、すべてがあるべき場所に戻り、それがチームにも組織にも同じように落ち着きを与えた。
Q:多くのものが不足していた。
M:そう、バレンシアだけでなく、どんな組織にも必要な何かがね。落ち着きがあるほど、人に息をつかせ、喜びを持って働けるから。
Q:UEFA杯での次のライバルはディナモ・キエフですが、好ましい対戦相手ではない。そうですか?
M:いや、でも絶対的に好ましいともいえないね。キエフとかサンクトペテルブルクみたいな長旅は避けたかったから。たぶん、そういう意味で一番良かったのはフィオレンティーナだろう。ただ、グループ1位になれなかったから、どことやっても大変なのは確かだけどね。いずれにしても、試合が始まるのを待たなければね。賛否両論はあるだろうけど、忘れていけないのは、第2戦、重要な試合をメスタージャでできるということ。これは僕たちには重要なことだ。
Q:チームは、グループステージでは良い状態ではありませんでした。力が劣るチームとの対戦だったにもかかわらず、カーサで勝てなかった。
M:そう。理論的には僕たちはグループで首位になるはずだったのに、そうできなかった。僕たちはどの試合も最後の1試合であるように戦うべきだったのに、でも、僕も重要なのは通過することだと考えている1人だ。常に最大限できることをしたいと望んでいる。グループの首位で抜けたかどうかにかかわらずね。ディナモキエフは技術に優れたチームで僕たちには大変ではあるけど、それでも勝ち抜けるはずだ。あらゆることが起こりうるし、多くの1位のチームも後で脱落したりするだろう。
Q:リーガの優勝についてどんな予測をしていますか?
M:日ごとにはっきりしてきているね。バルセロナだ、試合を見ても、結果を見ても、気持ちを見ても。それ以外、僕たちはチャンピオンズリーグの出場権のために戦っている。セビージャ、ビジャレアル、僕たち、アトレチコ・マドリー、レアル・マドリー。それでも、新年がきたら多くのことが変化するだろうし、僕たちがいるはずの場所についての展望も変わってくるだろう。僕たちは最後まで、これまでと同じ方向性で進み、何か重要なものを手にしたいと望んでいる。
Q:カンプノウで敗れた後、ミチェル・サルガドが言っていましたが、バルサにとってリーグ戦を長く感じさせるようにしてやれると。レアル・マドリーは、タイトルを取るだけのコンディションにあると見ていますか?
M:12ポイントは大きいし、追いつくには非常にいろいろな状況にならなければいけないだろう。マドリーは急速な変化をしなければならない。多くの勝ち点をためて、バルサがミスを犯し、僕たちが今見ているようなチームとは違ったチームにならないと。マドリーがバルサを追い抜くのは非常に厳しいだろうし、僕たちがいる位置の他のクラブにとってもそうだろうと思う。
Q:バレンシアは最後まで戦い続けられるでしょうか?
M:そうだと信じている。僕たちは、僕たちがあらねばならない状況にいる。ビジャレアル、レアル・マドリー、アトレチコ、セビージャといった強豪グループだ。バルセロナは何ポイントか僕たちとは離れているけれどね。この位置にいるのは理論的なことだし、シーズンのこの時期では通常のことだ。この後、残りが8~10試合になったときに、どの位置にいるかで決まるだろう。
Q:リーガ・エスパニョーラのレベルが落ちているという意見には賛成しますか?
M:リーガ・エスパニョーラは世界でも最高レベルの一つだと僕は理解しているし、僕たちは非常に良い位置につけている。多くの人々はそうは考えていないだろう。ここのプレイは僕たちにとって好ましいものだ。物事を完璧にうまくやってきたわけではないが、ウィークポイントを克服できれば、僕たちはもっと高いレベルへいけるはずだ。今重要なことは、良い位置につけ勝ち点を重ねること。僕たちは時に解決方法を見つけたり、時に困難に陥ったりもする。カーサであってもね。
Q:チームには最後まで耐えられるだけの厚みがあるでしょうか?
M:ここまでは、負傷に関しては僕たちに幸運がある。シルバとアレクシスを除けば、負傷者の数は多くもなく深刻でもないからね。冬のマーケットでクラブがもう少し補強を考えているかどうかはわからないけど、費やした金額、使える金額を考えなければいけないのも確かだ。
Q:今シーズン15ゴールを決めれば自動的に契約延長です。それでも私は、モリエンテスはバレンシアと近い位置にはいないだろうという感じがするのですが……
M:そう、契約はそう言っているね。でもフットボールではいろいろなことが起こりうる。僕がいつも言っているのは、15ゴールを決めても決めなくても、それは何よりもクラブと僕の間での信頼の問題だ。もしそれが実現すればすごいことだ。そうでないとしても、それはそれで問題ない。
Q:家ではクリスマスをどのように過ごしますか?
M:もう徹底的に、大部分は子供たちのためにね。1年通して家族から離れたりしていた後では、家族のことを再発見するのには最高の時だ。クリスマスの間、家族たちと一緒にいられるのはいつも嬉しいことだよ。
Q:クリスマスはどこで過ごしましたか?
M:クリスマスイブとクリスマスはリバプールで、ペペ・レイナの家族と過ごしたよ。僕たちはとても仲が良いからね。その後は、僕の両親たちと。
Q:レイナとモリエンテス、危険なペアじゃありませんか、ね?
M:それはないよ(開けっぴろげな笑顔)。僕たちは本当に親しいんだ。
Q:退屈することはないでしょうね。
M:まったくね。ペペと一緒なら、退屈するなんて不可能だよ。僕といたらもっと普通かもしれないけど、彼とではね。無理だよ。
Q:年の終わりはバレンシアで、そうですね。
M:そうそう。バレンシアで、仲間たちや妻、家族と一緒に夕食をとるだろうね。静かに新しい年を迎えるよ。
Q:モリエンテス家では、パパ・ノエル(サンタクロース)が行ってしまったのか、それともレジェス・マゴスを待っているところでしょうか?
M:2回お祝いするうちの最初はリバプールで過ごしてきたよ。リバプールでは、パパ・ノエルが伝統的だから。でも僕は、僕が生まれ育った伝統を大事にする。レジェス・マゴスはレジェス・マゴスでね。だから僕たちは家で、プレゼントを2回するんだよ。
Q:ちょっと忙しいですね…
M:子供たちを楽しませることはすべてやってあげたいね。
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