けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

さすがに怒ってる

2008-08-31 22:49:16 | football
レアル・マドリー公式発表
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重要な公式戦を前に、レアル・マドリーはあらゆる注意がこの試合に集中されるべきであると考えますが、これは、試合が始まる数時間前に行われたロビーニョ選手の発言によって、完全に無視されました。
これらの意思表明に関し、クラブは最後通牒を伝えました。もしかの選手の最終決定が一方的な契約の停止であるならば、それを受け入れる以外の解決はないでしょう。
最後に、レアル・マドリーはチェルシーFCのトップの行動を深く残念に思うものです。当方がかの選手を移籍させないという決断があると完全に知っていたにもかかわらず、チェルシーFCは獲得のそぶりを示し、さらには彼らのオフィシャルページにてかの選手のユニフォームを売るに至りました。こういったことすべては行われるものではなく、状況を泥沼化させ、公の意見を混乱させるものでした。
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要するに契約解除に応じるということでしょうか。契約解除金は?

残りの16チーム

2008-08-31 18:41:37 | football
MARCAの一面に出ていたこんな見出し
「Ferrer se hace el 'hara-kiri' ante Nishikori
フェレール、ニシコリの前にハラキリさせられる」



残りも開幕
リーガエスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンは、日曜日に残り8試合を行います。

アスレチック・ビルバオ vs アルメリア
アトレチコ・マドリー vs マラガ
ベティス vs レクレ
スポルティング vs ヘタフェ
ラシン vs セビージャ
ヌマンシア vs バルセロナ
オサスナ vs ビジャレアル
デポル vs マドリー


マドリーの開幕
マドリーはデポルとリアソールにて対戦。昨シーズン(2008年3月15日)にさらに記録を更新してしまい、リアソールで勝てない暦は16シーズンに渡っております。それなのに開幕戦で対戦なんて……。ちょっとだけマドリー側に有利な点としては、デポルは木曜の夜にクロアチアでUEFA杯予選を戦っていた、ということくらいでしょうか。
スーペルコパの大逆転、水曜日のトロフェオ・サンチアゴ・ベルナベウでの勝利、と攻撃のリズムは悪くないマドリー。もっとも失点が多めなのが気にならないこともないですが…。

では、マドリーの召集選手。

GK:イケル、デュエク
DF:カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ペペ、マルセロ、エインセ、メツェルダー、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ、デラレ
FW:ラウル、Vニステルロイ、イグアイン

トロフェオ・サンチアゴ・ベルナベウで実戦復帰を果たしたカンナバーロが、そのままメンバー入りしました。ただ、プレシーズンは基本的にペペとエインセのCBだったので、先発はこの2人かもしれません。右はラモスで、左はマルセロかミゲルトーレスか、どっちか。ピボーテはガゴとディアラか、ガゴとグティか、グティとディアラか…これはわかりません。ガゴとディアラとグティってのもありだろうか。
先日のスーペルコパで、スペインで最初のきれいな赤い紙をもらってしまったファンデルファールトは、今節に出られません。なので、MARCAはイグアインを右にしています。アマリージャ2枚で赤紙になったファンニステルローイはサスペンションにならないのに、一発ロハのVDVがサスペンションになる、というのが不思議。ま、何にしてもリーガだから。
左にロッベン、前はラウルとファンニステルローイ。

MARCAには、下の画像のような予想フォーメーションが出ています。で、これを見ていてふと思ったのが、今日のユニフォームはどっちになるんだろう、と。デポルはカーサだから青+白で当然ですが、マドリーは2ndではないような…今シーズンのセカンドユニは真っ青(にしか見えない)ですからね。そこで昨シーズンの記事を見返してみますと、白ユニを着て、プロピアプエルタで頭を抱えるペペの画像が貼り付けてありました。1stユニで開幕戦を戦えそうです。


あと、予想先発に入っていないのですが、復活してきたバレロンが楽しみ。この間のUEFA杯予備戦でも、なかなか素敵なパスを出していました。




不穏な人
シュスターはロビーニョを召集リストからはずしました。戦える心理状態にないだろうから、というのがその理由。「移籍したいです」宣言以降、チェルシーからオファーはあったようですが、マドリーの設定した要求金額をはるかに下回るものだったそうです。マドリーはチェルシーのオファーを拒否、残留の可能性を匂わせています。ロビーニョはさらに移籍を訴えるために今日のうちに会見を開くのだとか。

……だからあんなタイミングで「移籍したい」なんて言わない方が良かったのに。チェルシーは、ロビーニョは動くもの、取れるものと決めてマドリーの足元見たようなオファーの出し方に見えます。一方で「選手の意思を尊重」とは言っても、マドリーだって移籍交渉の素人ではない。クラブの利にならないなら、選手の意思に反することもすると思います。というか、チームが開幕の試合直前だというのに、移籍絡みの会見を開くというのが、また残念。期限までもう時間がないのでロビーニョ本人としたらやむをえない、と言いたいところでしょうが…。


追加:その会見の内容
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ロビーニョは、かねて言っていた通り、プレスカンファレンスでチェルシーとサインする可能性について話した。ロビーニョは淀みなく、ロンドンへ行きたいという自身の意思を断言した。「既に、シュスター、ペジャ(ミヤトビッチ)、クラブに、このことは伝えた。何度もプレスの前で言ったとおりだ。監督は、まだ僕を引き戻せると考えている。でも僕の頭はチェルシーにある。」
さらにロビーニョは、この数日間にクラブが自身に対して取っている態度について不満を述べた。批判は「クリスチアーノ・ロナウド問題」に集中。この問題が、ロビーニョが正真正銘、変化を感じたことだった。「僕の代理人は何回もクラブと話し合おうとしてきた。そしてクラブは僕が残ることに興味を示さなかった。今は、マドリーには(他の選手を)獲得できるような話はなく、だからマドリーは僕が残ることに興味を示している。」
ロビーニョは、もはや自身がマドリーで続けていく望みはないことをはっきり述べた。彼の決意と望みは「ブルーズ」の選手になることだ。ロビーニョはまた、シュスターが話したことに対し、彼は自分の「父親」なのではない、ただ「監督」であるだけだということを思い出させた。
最後にマドリーに残る可能性について聞かれ、ロビーニョはプレイすることは拒否しないだろうが、「嫌々」だろうと述べた。そうであっても、ロビーニョは空白の1シーズンになる可能性を考えていることも示した。

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MARCA記事なりの表現はありますが、ロビーニョの意思は読み取れますね。わかったから、もう出てけ。シュスターへの言い草とか、酷い。

上々

2008-08-31 08:45:28 | football
2008/2009 Liga Espanola 1a Division Jornada1
Valencia C.F. 3-0 Real Mallorca

バレンシアの得点:ビジャ(33)、マタ(37)、ビセンテ(82)

GK:レナン
DF:ミゲル、アルビオル、アレクシス、モレッティ
MF:アルベルダ、バラハ(19、Mフェルナンデス)、マタ、パブロ(62、アングロ)、シルバ(72、ビセンテ)
FW:ビジャ

バレンシアのファンにとってはトラウマになりかねない先週の試合を、忘れさせることができるような開幕戦だったと思います。
いきなりのデビューになったレナンでしたが、反応もいいし、キャッチングも安定。ウナイ・エメリがこのままヒルデブラントを外してレナンを1stGKにするつもりなのか、今後GK争いをしていくのかわかりませんが、今日の感じではどちらでもいい気もします。
バラハと早々に交代したマヌエル・フェルナンデス。内気な性格らしく、いつ見てもミゲルの傍にいるマヌエル・フェルナンデスですが、さすがにプレイが内気になったりすることはない。プレシーズンから途中交代でも良い仕事をしてましたが、この試合でも思い切りの良いミドル、攻撃に関わりパスを出す姿勢、といい印象でした。まだまだ成長できるし、今シーズンは期待できるかもしれない。
アルベルダも、従来どおりの気迫のプレイ。アルベルダを残せたのは、チームにとって本当に大きかったと思います。アルベルダの代わりができる選手を探して連れてくるなんて、そう簡単にできることではないだろうから。
で、何よりも前線攻撃陣。パブロ、シルバ、マタ、ビジャ、交代で入ったビセンテ、アングロ…と、ポジションを代わりながら良く動く選手たちで構成されるパスをつないだ攻撃が楽しいです。確かスーペルコパの第2戦のシルバの得点も、何本もパスをつなぎまくった上でのゴール(しかもかなりゆったりした遅攻)だったと記憶しています。今日もパスがよくつながる。中へ切り込み、溜めて外へ出し、外からサイドの選手が折り返して、フィニッシュ。ビジャが左に流れても、誰かがフィニッシュに入る。ビジャもシルバも、残留して本当に良かった。


そして気になる
ヒルデブラントは召集から漏れました。召集には入ったものの、最後にベンチ入りできずにスタンドに回ったのは、映像でも出ていたデルオルノとホアキン。特にホアキンは、移籍可能と報道されているので、ベンチにも入らなかったところを見ると、何か具体的な話が出ている可能性もあります。マドリーの可能性も、もちろん。
で、モリエンテスに出番はありませんでした。


ウナイ・エメリの試合後のコメントをざっと
(ヒルデブラントを外したことについて)難しい決断だった。このまま続けていくよう彼を励まさなければ。シーズンは長く、毎週チームは動いていくのだから。彼が気を悪くするのは当然だ。我々は23人だがプレイするのは11人。彼の立場ははっきりしている。戦力になっている。3人のGKがいて、全員が戦力だ。
(シルバについて)シルバの状態は微妙だった。シルバを代表に連れて行きたいだろうとは思うが、彼は我々にとって非常に重要な選手だ。だから交代させた。既に彼は十分なことをしていたから。バレンシアにとっても代表にとっても、シルバは休ませるべきだ。メディカル部門もそう言ってくれるだろう。
(ホアキンについて)移籍の可能性があり、ホアキンは出場させない方が良いだろうと思った。もし彼が残るなら、嬉しいことだ。もし出るのであれば、彼の望むとおりにするのが一番だ。現在ある選択肢、クラブが持っている可能性を見ていく必要があるだろう。

もうすぐ開幕

2008-08-30 20:55:49 | football
ふと気がついたら、MARCAの「primera division」へのリンク表示が、いつの間にか「Liga BBVA」に置き換わっていました。やっぱりなんか変だー。当ブログでは、たぶん当分の間「プリメーラ」でやっていくつもりです。


一足お先に
土曜開催の、しかも一番遅い枠を宛がわれましたバレンシアの2008/2009シーズン開幕戦。相手はマジョルカ。某W様も元気よく「LIVE!」って書けますね。

では、バレンシアの召集選手。

GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、エルゲラ、アルビオル、アレクシス、モレッティ、デルオルノ
MF:エドゥ、バラハ、アルベルダ、マヌエルフェルナンデス、マタ、ビセンテ、パブロ、ホアキン、アングロ
FW:シルバ、ビジャ、モリエンテス

ヒルデブラントが外れているのがまず目に付きます。怪我でもしたのかと思っていたのですが、MARCAによると、「クラブ筋によれば、監督判断」。ウナイ・エメリは、まさかヒルデブラントを3番手扱いするつもりか? 加入して1週間たつかたたないかでバレンシアの選手としてまだ1試合も出ていないレナンか、グアイタの方が、ヒルデブラントに優先する?
確かにヒルデブラントが、安定して良いかと言われると、ちょっと悩む部分がないわけでもない。この間のスーペルコパでも、致し方ない失点もありましたが、失点につながらない微妙なプレイが目立ったのも事実です。ですけど、いきなり3番手に落ちるような選手でもないはず。負傷、のはず……。

召集リストにモリエンテスが入ったことは、個人的に少しほっとしています。売る予定があれば召集されないだろうから。ただ、召集選手が20人いるんですよね。2人は外されるということか。うーん……。

ま、何はあっても、待ちに待った開幕です。久しぶりに大きくてきれいな画面(テレビのこと)でバレンシアが、リーガのサッカーが見られると。それだけでも喜ばしいことです。たとえそれが某W様のS藤氏の解説であったとしても。


間際のバレンシア
昨日の時点でフロント陣、監督は、現在抱えている戦力のうち、ビュテル、エストジャノフ、マドゥロ、ジギッチ、ウーゴ・ビアナを戦力としないことを発表しました。それぞれ噂が出ているクラブはありますが、ここまでまとまらないできたものが、あと1日半ほどでまとまるかどうか……。
そんなふうに余剰人員が、と言っているのに、ウルグアイ代表のMFナチョ・ゴンサレスを獲得したようです。「ナチョ」はよくある略し方で、本名はイグナシオ・ゴンサレス。先日札幌で行われた日本代表vsウルグアイ代表の試合で、ウルグアイの2点目を入れたのがこのナチョ・ゴンサレス。だと思います。モナコに所属していたと書かれているので、同一人物のはず。モナコでは冬加入の半年レンタルでしたが、出場は5試合のみで、すべて途中出場だった気がします。
ただウナイ・エメリは、将来の選手だが今シーズンの戦力と考えていない、と言っているそうで……フロントが勝手に取ってきたんでしょうか。

どこのニュースだったか忘れましたが、サラゴサのディエゴ・ミリートを取りに行くお金が足りない分として、モリエンテスを差し出す可能性も、なんて一節を読みました。サラゴサはご存知のとおり、マドリーが獲得しようと思ってくれるだけの活躍をモリエンテスが示せた、良い思い出があるであろうクラブのひとつです。ラ・ロマレダで、敵としてモリエンテスが途中出場したときにでも、ファンから拍手をもらったこともあったと思う。でも今シーズンはセグンダ……。
本当にディエゴ・ミリート獲得が実現するのか、そのニュースの信憑性はさておいても、ガラタのオファー以来、モリエンテスが動かしやすい駒、と考えられるようになっていいるようでそこが気になってます。まだ値段がつく選手であること、欲しいと思うクラブがあることを喜ぶべきなのか……。


UEFA杯抽選
今シーズンはUEFA杯に出ることになったバレンシア(コパデルレイのおかげ)、1stラウンドの組み合わせ抽選会が昨日行われました。チーム数が多いのでさすがに全部並べるのはやめます。バレンシアのお相手は、ポルトガルのマリティモ。どんなところかは、ちょっとまだわかりませんが、とりあえず近場でよかった、と言っておきます。1stレグは9月18日、2ndレグは10月2日。バレンシアは2ndレグがメスタージャです。

リーガ・エスパニョーラからは他に、
セビージャ vs ザルツブルク(オーストリア)
ラシン・サンタンデール vs FCホンカ(フィンランド)
SKブラン(ノルウェー) vs デポルティーボ・ラ・コルーニャ

このファーストラウンド終了後、再び組み合わせ抽選会が行われまして、5チームずつ8グループに分けられます。1回ずつ対戦(ホーム&アウェイではない)した計4試合の結果各グループ上位3チームがラウンド32へ。CLから落ちてきた8チームを入れたトーナメントで、最後は5月20日にイスタンブールで行われるファイナルを目指します。

今年のヨーロッパ

2008-08-29 02:00:05 | football
先ほど、チャンピオンズリーグの組み合わせ抽選が行われました。マドリーのお相手。

グループH
レアル・マドリー(ESP)
ユヴェントス(ITA)
ゼニト・サンクト・ペテルスブルク(RUS)
FC BATE ボリソフ


因縁の、というかはっきり言って、苦手としか言いようがないユヴェントス。
昨シーズンのUEFA杯チャンピオン、移籍マーケットを賑わせながら未だに動いていないあのアルシャヴィンのいるゼニト。
BATE…は、ベラルーシのチャンピオンだそうです。今シーズンからバルサに入ったアレクサンドル・フレブが所属していたこともあると。

それぞれクセのありそうな対戦相手である上に、気になるのは寒いところばっかりということ。トリノはまだいいとして(それでもイタリアの中では寒い)、ペテルスブルクにベラルーシ。まだ日程は出ていませんが、終盤にフエラでゼニトやBATEとの対戦が入ったら……。そんなことを考え合わせて、一番きつそうな気がします、このグループ。

残りも見てみましょう。

Group A:チェルシー(イングランド)、ASローマ(イタリア)、ジロンダン・ボルドー(フランス)、CFRクルージュ(ルーマニア)
Group B:インテル(イタリア)、ブレーメン(ドイツ)、パナシナイコス(ギリシャ)、アノルトシス・ファマグスタ(キプロス)
Group C:FCバルセロナ(スペイン)、スポルティング・リスボン(ポルトガル)、FCバーゼル(スイス)、シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
Group D:リバプール(イングランド)、PSVアイントホーフェン(オランダ)、オランピック・ドゥ・マルセイユ(フランス)、アトレチコ・マドリー(スペイン)
Group E:マンチェスター・U(イングランド)、ビジャレアル(スペイン)、セルティック(スコットランド)、オールボーBK(デンマーク)
Group F:オランピック・リヨネ(フランス)、バイエルン・ミュンヒェン(ドイツ)、ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)、ACFフィオレンティーナ(イタリア)
Group G:アーセナル(イングランド)、FCポルト(ポルトガル)、フェネルバフチェ(トルコ)、ディナモ・キエフ(ウクライナ)
Group H:レアル・マドリーCF(スペイン、ユベントス(イタリア)、ゼニト(ロシア)、BATEボリソフ(ベラルーシ)

正直に、知らないチームが何個もあります。予備予選の下から勝ちあがってきたところですか。不勉強だ…。
リーガのチームの対戦相手も気になりますが…アトレチコも大変そうなグループに入りましたね。そしてビセンテ・カルデロンにフェルナンド・トーレスが帰ってくると。これは楽しみ。
Tvviのニュースでは、少なからぬ因縁のあるアーセナルと対戦したい、とピレスがおっしゃっておりました。イングランドまでは合ってたのですが、ちょっとずれてManUのいるところ。でもManUとも何かかかわりがあったようななかったような…。
バルサは…問題ナシですね。何かこう、気のせいかもしれませんけど、バルサは抽選の運がありますよね。いつも手堅くまとめている気がします…うらやましい。


日程(PDF)
第1節:9月17日:レアル・マドリー vs BATEボリソフ
第2節:9月30日:ゼニト・St.ペテルスブルク vs レアル・マドリー
第3節:10月21日:ユヴェントス vs レアル・マドリー
第4節:11月5日:レアル・マドリー vs ユヴェントス
第5節:11月25日:BATEボリソフ vs レアル・マドリー
第6節:12月10日:レアル・マドリー vs ゼニト・St.ペテルスブルク

11月末のベラルーシはどんななんでしょうか。5節までには勝ち抜けを決めて欲しい…となると、やっぱり第3節&4節のユーヴェとの試合が山場でしょうか。最後がベルナベウなのは、万が一のことを考えると良かったかも。


追加:デポル参戦
デポルがハイデュク・スプリットに勝利。UEFA杯本戦への出場を決めました。1stレグがカーサで0-0、フエラなのに勝たなければいけない厳しい状況でしたが、デポルは勝ちました。UEFA杯本戦の組み合わせ抽選は29日、今夜です。

8月28日

2008-08-28 07:14:59 | football
アントニオ・プエルタ。亡くなって一年がたちました。



ネットなどで生前の、プエルタの画像をいろいろ見ていると、こんなにも元気で、生き生きとした様子の選手が、もうこの世にいないということが不思議に思えてきます。

この一晩で

2008-08-28 07:08:11 | football
2014年まで

背番号2014のユニフォームを作って、ビジャの契約延長のプレゼンテーションが行われました。契約年いっぱいまでバレンシアに所属するという意味では必ずしもありませんが、少なくともこの夏で出ることはない、という決断。
繰り返し書いているように、バレンシアのこの夏の移籍に関する仕事はうまくいっているわけではありません。余剰選手の整理はついてないし、他に補強したかったポジションもあったと思います。何よりもお金がない、率直に。
それでも、意地を見せたというか、プライドを保った。シルバとビジャ、どちらも上手く交渉して手放せば、相当な金額をクラブは手にできたはずです。そうしたとしても仕方なかったと思う。でもスペインを代表する選手を残すことで、クラブの価値も戦力も保つことができたのではないかと思います。クラブの経済状態、変なところに皺寄せがこないかと心配にはなりますが、今は良かったと言いたいと思います。


Atleti!!

大部分のCL予備予選の2nd legが行われました。1stレグを0-1で落としたアトレチコは、ビセンテ・カルデロンにシャルケを迎え、パパ・マラドーナの目の前で…4-0の大勝! アグエロが先制点を挙げ、フォルラン、ルイス・ガルシア、マキシが追加点。この上ない展開で、アトレチコはついにチャンピオンズリーグ本戦への出場を決めました。おめでとう! バルサも昨日の時点で勝ち抜けを決めてますので、スペインからは4チーム揃っての本戦登場となります。楽しみです。

おまけ。リバプール。1stレグ0-0、2ndレグも90分終わって0-0、UEFAのテキスト速報によれば、延長後半13分にカイトが決勝点を決めたとのこと。なんでまたそんな危ない橋渡っているんですか……。


トロフェオ・サンチアゴ・ベルナベウ
寝過ごしてしまい、ほとんど見れませんでした。しかも前半のうちにマドリーはすべての得点を入れきってしまい、後半はご招待したスポルティング・リスボンが2点返し、結果は5-3。先発はほぼフルメンバー、後半ではだいぶ入れ替わりがあったようだ…と思っていたら、またすごいものを目にしてしまいました。まだ画像はないようですが…カピタンマークをつけて元気にプレイしているカンナバーロ。まだ身体が試合慣れしていないようでしたが、それでも間に合わせてきましたね。素晴らしい。


だめだったか
うち(=モナコ)の怖い顔したエスポワールの星、メネズがローマに取られるようです。これまで必死で他所からのメネズへの誘いの手を振り払い続けてきたモナコでしたが、ついに屈したか。残念です。

あと4日

2008-08-27 22:34:13 | football
ガラタサライからモリエンテスにオファーのニュースが出ていたのとほぼ同時に、マドリーがビジャにオファーを出しました。MARCAを初めとしたスペイン紙が報道するニュースでは、移籍金は4500万ユーロから5200万ユーロまで、そしてそれをことごとくバレンシアが断る、というなんだかわからん展開になっていました。
その後、マドリーからビジャレアルのカソルラにまでオファーが出たというニュースも。カソルラが携帯でイケルと大声で話しているのがバレンシアのテレビ(RTVV)スタッフに丸聞こえになり、その会話の中でビジャにもオファーが出ているいう話がわかり…とこちらも何だかよくわからない展開に。
マドリーからオファーがあることを喜んでいたカソルラですが、先ほどMARCAで見た感じでは、ビジャレアルと契約を更新することになり、「ここで満足しているよ」という発言も出たようなので、カソルラのマドリー行きはおそらくなし。
とすると、やはり注目を浴びるのはビジャの去就。

ただ、このマドリー、バレンシア、ビジャ、のキーになるのは誰かというと、おそらくロビーニョだと思うのです。プレミア行きたいチェルシー行きたい宣言をしたロビーニョを、マドリーは本当に出しチェルシーは本当に買い取るのか。ビジャが取れなかったらロビーニョを手放さないつもりか。ロビーニョの去就に関係ない、シュスターがほしがっていたもう1枚の攻撃的選手か。仮にロビーニョが動かないことになれば、マドリーはビジャを無理に取りに行ったりしなくなるのか。

バレンシアの方も、ビジャが出るのと残るのとでは大違いですから、FWの補強として、サラゴサのディエゴ・ミリート、アヤックスのフンテラールなんて名前が挙がったりしています。誰か1人が動けば、次々に人が動いていく。非常に静かだった今夏の移籍マーケットでしたが、最後にきて大騒ぎになっている感じです。正直なところ、今報道されている移籍金が断れない額になっているのが心配です。誰も動かないのがどこのチームにとっても幸せな気がするのです。

と書いている間に、ビジャはバレンシアと2014年まで契約を延長したようです。ビジャがマドリーに行く可能性は、かなり低くなったと見て良さそう。


モリエンテスの件
今回の移籍のニュースは、正直なところ、実現してしまうだろうと思ってました。
ガラタサライは2007年の夏にもモリエンテスにオファーを出していますが、このときは確かバレンシアも即座に拒否のコメントを出し、モリエンテス自身も動く意志はないと言っていたので、実現の気配は薄かったと思います。ですが、今回は時間を追って出てくるニュースを見ていると、「muy cerca=非常に近づいている」なんて感じで、だいぶ冷や冷やしながらニュースを追っていました。
結局、ガラタサライとリヨンのミラン・バロシュとの契約が急遽決まり、モリエンテスはバレンシアに残留することになったようです。ようです、というのは、やっぱり最後まで何があるかわからないから……。


移籍というのは、オファーを出すクラブ、オファーを受け取るクラブ、選手、の3者の合意がないと成り立たないものです。そして今回の件では、3者の意見が一致している様子でした。つまり、モリエンテスは移籍する意思があったようだ、ということです。報道が100%信じられるわけではありませんが、las provinciasに載った短い記事には、こんな風に書いてあります。

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フェルナンド・モリエンテスはメスタージャを離れた。ガラタサライは、バレンシアおよび選手と合意に至り、したがってモリエンテスはそこ(ガラタ)でプレイすることになった。しかし昨日重大なミーティングが行われ、最終的にモリエンテスはトルコの話を採用しなかった。その後、チェコのアタッカー、ミラン・バロシュの獲得が発表された。
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ケタ違いの借金で補強もままならないクラブの経済的な状況。マーケット締め切りが近いのに、余剰選手の整理がまったくつかない。そんなところに、あと1年しか契約が残っていないベテラン選手に、かなり良い金額のオファーが来た。モリエンテス本人の給料も上がるし、しかも複数年契約が提示されていたようでした。モリエンテスはバレンシアでは残り1年、延長条項はありますが、過去2年を振り返るとクリアするのは難しそうな部分もある。要するに、今バレンシアを出るか、冬もしくは来年以降に出るかを考えて、モリエンテスも動く意思を示したのではないかと思います。キャリアをまだ続けることを考えていれば、ある意味妥当な選択だったかもしれません。結局実現しなかったわけですが。

バレンシアに残って契約をまっとうする、そうするのが一番だと思っています。チームフロントが本当に落ち着くのかまだ不信感はありますが、シルバを確保しプレシーズンで作ったチームも悪くない(この間のはアレですけど)。バレンシアでやる価値は十分にある。
ですが、もうファーストチョイスにはなり得ない現状。来シーズン以降どうなるかわからない。年齢的なことを考えると、時間がたつほど新たな満足できる移籍先を探すのは難しくなる。プレイ時間の長さ、給料の額、将来。それらを考えた上でモリエンテスが別の道をとるのだと決めたのなら、それに納得することになるのかな、と思います。そう考えると、もの寂しい気がしますね。


ところで、なんでトルコはそんなにお金があるんでしょうか。フェネルバフチェはグイサとアラゴネス爺を取り、ロベカルやアレックスを抱えているし、ガラタサライには、フェルナド・メイラとかキューウェルとか、そこへバロシュとか…。あと、懐かしいノンダの名前がありました(03/04シーズンまで、モナコ在籍)。


Google News
今回のモリエンテスの移籍関連のニュースを探すのに、Google Newsを便利に使わせていただきました。GoogleニュースのプルダウンメニューからEspanaを選択し、「Morientes」と入れてニュースを検索。最新のニュースを探すのに重宝しました。プルダウンメニューからトルコを選択すると、トルコ語でのニュースも。読めませんが。

移籍の噂

2008-08-25 22:17:49 | football
モリエンテス、ガラタサライヘ、という噂が出ました。このサイトの信憑性がどこまであるかわかりませんが、TVViのニュースでも言っていたので、気になります。
バレンシアでの契約をまっとうすると本人は言っていましたが、今のところ戦力的には先発扱いではなく、そこをモリエンテスがどう考えるか。また、余剰の選手が整理できていない現状で、選手を売りに出せるオファーがあればバレンシアは乗り気になるかもしれません(そのわりには、代りにディエゴ・ミリートを取る、という話になるらしいのですが)。

やっぱりこの時期は苦手です……。


すぐに追加
上のものよりも先に出ていた記事はスーペルでした。見出しが「ポーツマスがアルベルダに接触」だったので見逃してました。

「ガラタサライからのオファーに関して、バレンシアはその内容を確認し、最終決定はモリエンテスに委ねた。ここまでモリエンテスは、米国やギリシャから届いたオファーを拒否している。ガラタのオファーでは、年俸300万ユーロ。それでもモリエンテスはメスタージャに残ることを原則としている。すべての公式戦併せて15ゴール以上を挙げれば、自動的に契約は1年延長される。」

スーペルの記事はこんな内容でした。大丈夫、残るはず。という気持ちが第1ですが、バレンシアのチーム状況とか、移籍マーケットの何でもありなところとか、いろいろ考え合わせて不安な気分になります。本当に、この時期は嫌いです。


昨日

焼け石に水だったかもしれませんが、ベルナベウでゴール。モリエンテスは怒っているようにも見えました。この画像はファイナルホイッスルが鳴る直前のプレイ、頭からイケルに突っ込んでいったところだと思います。

すごいもの

2008-08-25 07:17:00 | football
Super Copa de Espana 2008 Vuelta
Real Madrid 4-2 Valencia

マドリーの得点:ファンニステルローイ=PK、セルヒオ・ラモス、デラレー、イグアイン
バレンシア:シルバ、モリエンテス

イトゴン劇場でロハくらった人:VDV、ファンニステルローイ


時間がないので短く。

何だったんだ、この試合。いろいろな意味ですごい試合でした。良くも悪くも。

要所要所でイトゴンことイトゥラルデ・ゴンサレスの笛が試合を左右し、その力に負けたバレンシアと負けなかったマドリー。と、レフェリーのせいにもできるかもしれませんが、先制し、ペナルティで追いつかれてもスコア的にはリードしているのに、試合を支配できずに脚が止まっていったバレンシアが、気迫で走りぬいたマドリーに負けた、と言う方が近いかも。
マドリーは、ロッベンやラウル、ディアラ辺りの走りまくり、プレスのかけっぷりがすごかった。
バレンシアは、良かった時間もあったのに。ルートも退場になって11対9になってから3失点するという、勝負弱さというか圧倒しきれないところは何なんでしょうか。昨シーズンがふと頭をよぎりました…。
最後にモリエンテスがゴール。ベルナベウには強い、けど、今シーズンはあまり時間がもらえなさそう。今日のように、攻撃が手詰まりだったり、リードされて点を取らなければいけないときとか。
勝利を喜ぶマドリーベンチにガゴがいました。金メダル取ったんだし、国で凱旋パレードでもするのかとおもっていたのですが、マルセロ同様、即帰ってきたようです。お疲れ様。

スーペルコパ第2戦を前に

2008-08-24 21:26:38 | football
今夜22時(日本時間明朝5時)より、スーペルコパのvuelta、第2戦です。といっても、オリンピックやF1、おまけにロビーニョ騒動にまぎれて、やたら影が薄くなっている気がしますが。とりあえず両チームの召集選手を。


マドリー
GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、トーレス、ハビガルシア、マルセロ
MF:ディアラ、グティ、ロビーニョ、ロッベン、デラレ、ファンデルファールト、ドレンテ
FW:ラウル、ファンニステルローイ、イグアイン

スナイデル、メツェルダー、サルガド、サビオラ、カンナバーロは負傷欠場です。メツェ、また怪我したの?
メスタージャでの試合に召集されてなかったペペは、私は負傷のせいかと思っていたのですが、サスペンションだったのだそうです。いつの何がサスペンションになったのかわかりませんが…リーガの最後の試合で何かしたかな…?
マルセロとドレンテが復帰です。週の中ごろには合流していたドレンテが召集というのはわからなくもありませんが、昨日ペキンで銅メダルをもらっていたマルセロは、故郷に帰ることもなくスペインまで飛んできたようです。お疲れ様。
ファン・デル・ファールトは、お披露目の会で使ってはいますけど、試合としてはこれが最初のサンチアゴ・ベルナベウです。

で、シュスターはロビーニョを召集しました。シュスターは会見でロビーニョのことに触れていましたが、「事態を大げさにしたくない。ロビーニョを召集したのはコンディションがパーフェクトだからだ。試合ではレアル・マドリーのためにトロフィーを勝ち取りたい」と、戦力として考えているのだということをアピール。横着してスポナビ(マルカ)に載った部分もを読みましたが、発言の責任は移籍交渉をうまく運びたい代理人にあるという感じでしょうか。クラブも選手も守れるようなソフトなコメントだな、という印象。
ということで、シュスターはロビーニョを使おうと思えば使えます。ですが、もしロビーニョが出場したらサンチアゴ・ベルナベウがどんな反応を返すか…というのは容易に予想がつきます。マドリーに限った話ではありません。どんなにファンに対して感謝の言葉を述べようとも、現所属のクラブにもう心がないことを宣言した選手に、ファンが優しい対応をしてくれるとは思えません。
こういう心配事まで出てくるわけですから、本当になんてタイミングで言っちゃったんだ、と力が抜けるような気分です。

マドリー公式による、予想スタメン。
GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、グティ、ロッベン、VDV
FW:ラウル、ファンニステルローイ


バレンシア
GK:ヒルデブラント、グアイタ
DF:ミゲル、エルゲラ、アルビオル、アレクシス、モレッティ
MF:エドゥ、バラハ、アルベルダ、マヌエルフェルナデス、マタ、ビセンテ、パブロ、ホアキン、シルバ
FW:ビジャ、モリエンテス

ヒルデブラントとシルバに関しては、フィジカル面が十分でないというニュースも見かけましたが、18人しかない召集リストに入っている以上、大丈夫なんだろうと思います。

バレンシアはバレンシアで、戦力のスリム化がうまくいかずに困っています。あとほぼ1週間ですからね、マーケット閉まるまで。そもそもお家騒動に夢中になっているうちにマーケットに出遅れてしまったわけですから……。トレーニングにはどの選手たちも分け隔てなく参加しているようですが、召集リストからジギッチやマドゥロが漏れたり、ヒルデブラントのフィジカルが微妙なのにビュテルが入らなかったりするのは、おそらく戦力構想の問題を反映しているのだろうと思います。トレーニングをしている選手たちの様子は、とても楽しそうで雰囲気良いんですけどね。

ウナイ・エメリは、マドリーを圧倒できた第1戦をそのまま第2戦に持っていくつもりのようです。GKはヒルデブラント(か、グアイタ)、DFは右からミゲル、アルビオル、アレクシス、モレッティ。MFはアルベルダとバラハのドブレピボーテに、ホアキン、シルバ、マタ、トップにビジャ。


追悼
今夜のスーペルコパの試合前に、スパンエア機墜落事故で亡くなった方たちへ黙祷が捧げられます(重体だった女性が亡くなり、命を落とした犠牲者の数は154人になりました)。



バロンセスト
バスケのファイナルを見ました。おもしろかったです。見ていて、やっぱりガードの選手って小さいんだと思ってMARCAの選手紹介ページを確認したら、それでも身長190cm。不思議な感覚。

第1回

2008-08-23 22:02:55 | football
スーペルコパのプレビューは後にして、それ以外のネタをいくつか。

オリンピック終了

アルゼンチンおめでとう。ナイジェリアもブラジルも残念でしたがおめでとう。
まさかファイナルが真昼間の開催とは思いませんでした。ピッチへの影の差し方を見ると、せめてあと2、3時間くらい開催時間は遅らせられなかったのかと思います。ピッチも荒れて酷いコンディションでしたが、アルゼンチンもナイジェリアもそんなものに動じない強さがありました。
オリンピックのアルゼンチンの試合をすべて見ていたわけではありませんが、見られた試合から判断するに、とにかくガゴは本当に良いパフォーマンスを続けていたと思います。前線ほど名前が挙げられたり褒められたりするポジションではないですが、相手選手にプレッシャーをかける、チェックに入りボールを奪取する、つなぎ役として前線の攻撃を支える。適切なタイミングで、手を抜かず終始きっちりやっていた。ファイナルのあの暑さの中で、後半途中からプレーが途切れると膝に手を付いて相当きつそうだったのに、最後までえらいスピードでボール(&ボール保持選手)を追い掛け回していたのにはびっくりでした。あと、CKなどのセットプレーでエリア内にいるのが、なんとなく新鮮でした。普段マドリーではエリア外待機選手だったように思うので。
画像1画像2


バレンシア

その1。今週末はF1がバレンシアの市街地サーキットで初めて行われます。というか行われてます。バレンシア系のスポーツ紙サイトやTvviのニュースを見ていると、盛り上がってるなと感じます。ちょうど今公式予選の放送を見ていますが、風景がいいですね。ぎゅっと建っている建物群、海、アメリカズカップのヨットハーバー、その中を走るコース。雰囲気あるなあ。
で、金曜のフリー走行には、バレンシアの選手たちも見学に出かけていきました。モリエンテスは、住む町でF1が開催されるのは2回目ですね。しかも両方とも市街地サーキット。(ただ、モリエンテスが厳密にモナコに住んでいたのかどうかはちょっと思い出せません。どこかに書いてあったかな…。ニースとかフランス側だったかもしれない。)

その2。las provinciasにあったのが、「アルビオルがTVVのドラマシリーズに俳優として出演」。9月末頃から始まる「Singles enamora' t」とかいうドラマシリーズの中の1話に登場する、らしい。雰囲気はこちらで察してください。私もよくわかりません。
蛇足かもしれませんが、以前から当ブログで表記が揺れていたのが気になっていたので、改めて。TVVはRTVV(Radio TeleVisio Valensiana)のことで、別名カナル・ノウ(Canal 9)、時々TVViと書いているのはRTVVのインターネット放送がTeleVisio Valenciana Internationalという名前だから、なのでした。



1年がたち
試合があったのが、2007年8月25日でした。亡くなったのは8月28日。サンチェス・ピスファンのピッチを、自分の足で歩いて、ファンの前から姿を消した。アントニオ・プエルタ。

今夜、セビージャはアントニオ・プエルタに捧げる試合を行います。第1回トロフェオ・アントニオ・プエルタ。対戦相手は、同じアンダルシアのマラガです。MARCAの記事に寄せられたマラガファンのコメント「これから長く続くであろう大会の、第1回の対戦に選ばれたことを誇りに思う」というのが胸に沁みる。


ANTONIOのIOが「16」になっている

今度こそはっきりと

2008-08-23 06:23:46 | football
ロビーニョが今度こそ自分の口ではっきりと「出て行きたいです」宣言をしました。以下、EFEの独占インタビュー。(記事はASから)

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Q:未来に関するあなたの意思は?
R:次のシーズンにレアル・マドリーに残るのは僕の目標ではない。僕に良くしてきてくれたクラブや選手、ファンには十分に敬意を持っているが、それは僕の目標ではない。僕とクラブにとって良い提案を僕は持っている。来シーズンの僕の目標は、レアル・マドリーに残らないことだ。

Q:その理由は?
R:一番はプレミアリーグでプレイするという夢を持っていること。チェルシーは素晴らしいチームで、僕とクラブにとって良いオファーを出している。そこでプレイするという目標を持っている。レアル・マドリーに反抗するのでは決してない。とても感謝している。多くのものを与えてくれたから。でも現時点で僕の目標はレアル・マドリーを出ることだ。できるだけ早くこの問題が解決できるように望んでいる。

Q:他のリーグでプレイすることについて話しているが、金の問題がある。経済的な面は主な理由ではないのか?
R:金ではない。純粋に出て行くという目標を持っているからだ。僕の個人的な目標は世界で有数の選手になることで、レアル・マドリーでは、可能だとしても、そうしないだろう。つまり、来シーズンはプレミアリーグでプレイするという目標を持っている。

Q:スペインではよくサイクルの終わりと言うが、レアル・マドリーにおけるロビーニョのサイクルが終わったと?
R:その通りだと思う。サイクルを終えた。レアル・マドリーで3シーズンプレイし、最大限を尽くしてきた。ゴールをあげ、リーガのタイトルを2回獲った。簡単なことではない。レアル・マドリーにおける僕のステージは終わったと思う。マネージャーたちがチェルシーと、僕の状況を解決するためにできるだけ早く合意に至るよう願っている。

Q:逆の似たようなケースがレアル・マドリーにはあった。あなたがサントスを出たときのこと、それからクリスチアーノ・ロナウドのケース。クラブがあなたの立場を理解する良い理由なのでは?
R:既に会長、フロントの人たち、監督にも、レアル・マドリーで続けるのは僕の目標ではないということを話した。どの選手にも個性があり、僕自身にもある。論争を避けるために、僕はこういうことをプレスに話したりしなかった。今僕が話しているのは真実で、出て行きたいと望んでいること、そしてレアル・マドリーに残ることは僕の目標ではないとプレスに話すことも僕の個性だ。ファンの熱い気持ちに、この先の人生ずっと友情を保っていくだろう選手たちにも、感謝している。でも僕の目標は、来シーズンはプレミアリーグでプレイすることだ。

Q:ロッカールームはいつでも良い関係であることを話しているが、ベルント・シュスターとの関係も同じように良いものか?
R:監督や選手との関係は、考えうる限り最高のものだ。いつでも僕に良くしてくれる素晴らしい仲間に会えるという運が僕にはあった。外国人選手もスペイン人選手も、誰の例外もなく、選手皆が大好きだ。シュスターに関しても同じだ。最高に素晴らしい監督だと思うし、何も問題がなかった。選手や監督について、悪い関係などは何もない。

Q:バレンシアでのスーペルコパの試合でプレイするのを拒否した?
R:バレンシアでの試合に関して監督にそれを言ったことはない。でもできるだけ早く僕の状況を解決したい。僕はプレミア・リーグでプレイしたい、それが頭にある。でも現時点で、監督が僕にプレイをさせるなら、100%の力でそうする。第1に、高いものを求めるファンが背後についたユニフォームを着てプレイするわけだから。第2に、ピッチの中では他のものから切り離されるから、第3に、チーム全員のために。もし僕がボールを失ったら、チーム全部が危険な状態になるから。そうしたくない。ピッチに入れば、僕は最高の力でプレイする。

Q:レアル・マドリーにあなたを売るように求めている。続けていくとしたら次のステップは?
R:次のステップは、フロントの人たちに僕の状況を理解してもらってできるだけ早く解決してもらうことだが、でも僕はプロフェッショナルとして続けていくことだろう。レアル・マドリーでのトレーニングを拒否したりせず、毎日トレーニングし続けていくことだろう。プレイすることについては、そうなるのかどうかわからない。事態が変わらずに、フロントの人たちが僕を出さないと言うこともできる、そういうことも僕の頭にはあるから。こういう種類のコメントを避けるために、シュスターは他の選手を使ったほうが良いだろう。

Q:スーペルコパでのパフォーマンスは批判されたが、この状況はあなたのレベルを下げるというダメージを与えているのでは?
R:僕は最大の力を尽くした。確かに、僕はよく考慮し、すべてができるだけ早く解決されるように望んでいる。でもピッチに入れば、自分におきていることはすべて忘れて、最大の力を尽くそうと試みる。

Q:最後にレアル・マドリーのファンへのメッセージを。
R:ファンにメッセージを遅れるのなら、感謝を。その熱い気持ちと僕に対してしてくれたことに感謝している。
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で、これを受けてマドリーのオフィシャルに、公式告知が出ました。いつもの通り翻訳サイトを通したのですが、これがやたらに難しい文章なのです。以前バレンシアのオフィシャルで見た記事にもこんな感じのがあったな。スペインにもお役所言葉もしくは儀礼表現があるのだということがわかる、お堅い文書です。ちょっと自信ありませんが、


1.レアル・マドリーは、その所属選手であるロビーニョの見解を知りました。彼の見解の内容は、彼に値する高い配慮、個人としての敬意、彼が常に持っているプロフェッショナル性に鑑み、非常に残念なものです。

2.レアル・マドリーは、そのチームにおいて所属選手に対し、その意思に反することは決して主張しないでしょう。もしそれがその選手の意思であるのなら、他の選択肢を取らず、契約に関しての一方的な解決方法を受け入れるでしょう。



たぶんこんな感じ。


ロビーニョは、ここまではっきりと「出て行きたい、プレミア行きたい、チェルシー行きたい」と言ったからには、話がまとまる確信があるんでしょう。既に報道に出ていたこととはいえ、お相手のチーム名を出してしまうのはどうかと思いますが。マドリーも「選手の意思に反さない」と去るもの追わずの宣言をしているので、チェルシーが相応の金額を用意すれば話はまとまるでしょう。
ロビーニョは本当にいい選手だと思いますし、戦力としていてほしいと思っていました。これまでのマドリーフロントの評価が彼に見合ったものでなかったのも確かですが、ここまでチームから離れる意思を示すなら、もう仕方がない。
ただ、チームや選手、ファンに感謝と敬意を十分に払っているインタビュー内容ではありますが、スーペルコパの第2戦を控えてこれだけのことを言ってしまうのはまったくチームのためにならないし、これまでいろいろな選手がずっとロビーニョを擁護する発言をしてきたのが空しいな、と思います。

中止

2008-08-21 04:00:22 | football
日本時間で3時から、エルクレスとバレンシアのフレンドリーマッチが予定されていて、いつものRTVV(のTvvi)で見られるはずでした。ですが、この試合は中止が決まりました。マドリーのバラハス空港で航空機事故が起きたためです。バレンシアのオフィシャルでは、

「バレンシアCFは、エルクレスCFおよびRTVVと共に、8月20日水曜日に予定されていたフレンドリーマッチを延期することを決定しました。私たちは、バラハス空港でおきた航空機墜落事故の犠牲者のご家族と愛された方々の痛みを共に感じています」

多少意訳ですがこのような掲示、事故の詳細、ソリアーノ会長の哀悼の言葉が載せられています。


El Paisの記事
事故機はスパンエア(スペインの航空会社)JK5022便、マドリーからグランカナリア、ラス・パルマスに向かう便でした。詳細はまだはっきりしていませんが、バラハス空港のターミナル4、36番滑走路から1時間ディレイで離陸し、その直後にエンジンの1つから火が出て、滑走路脇に墜落したようです。乗客166名、乗員9名。少なくとも100名以上が亡くなり、現時点で27名の生存が確認されたものの、その多くが重体・重傷であるとのこと。

ターミナル4は国際線の乗り入れも多く、実際、たとえば今回デンマークに遠征するスペイン代表もターミナル4から出発していきました。バラハス空港のターミナル4の駐車場で爆破テロがあったときにもそうでしたが、以前に1回でも自分が行ったことのある場所で事件・事故が起きること、しかも毎日のようにこのブログでニュースを載せているスペインでの事故には、少なからずショックを感じます。事故の犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。

(この記事を書き終わってから、もう一度El Paisを見直したら、現時点で少なくとも140名死亡、20名生存と書き換わっていました。時間がたつほど、事故の痛ましさが増していきます……)



その他
○バレンシアは、ダビド・ナバーロが今シーズンマジョルカでプレイすることで合意したことを発表しています。現地紙では、買い取りオプションが付いているとする記事もありました。

○ひとつ前の記事でご紹介したモナコのディエゴ・ペレスは、日本との親善試合中に8割がた違う名前で呼ばれていました。15番をつけていたのがディエゴ・ペレスです。
また、決勝点を決めたイグナシオ・ゴンサレスもモナコの選手と紹介されていましたが、間違いです。確かに昨シーズン後半にレンタルでモナコに来ていましたが、シーズン終了時に返却となりましたので、現在はモナコの選手ではありません。

○現在試合中のデンマーク対スペインの親善試合では、試合開始前に航空機事故の犠牲者に対し黙祷が捧げられ、選手たちは喪章をして試合に臨んでいるそうです。


夜、追加
代表の試合もあったし、スーペルコパも近いし…と思ったのですが、マドリーの公式に出ていたニュースを。MARCAでも伝えてますが、今回の航空機事故の犠牲者の中に、マドリーのカデテAの選手のお母さんが含まれていたというのです。カデテAは14~15歳くらいですか。記事によると、ウニオン・デポルティーバ・ラス・パルマスから(昨夏に?)移籍してきた選手で、チームでの試合を終わった後にこの悲報を知らされたとのこと。MARCAでは、ラス・パルマスからマドリーを訪れて息子と数日共に過ごし、地元に戻るところだった、と伝えています。やり切れない、悲しいニュースです。

上陸中

2008-08-19 21:47:57 | football
インターナショナルウィークです。
ミッドウィークの、ほとんどの国が親善試合。A代表だけでなく若い代表にも召集がかかっています。

マドリー11人
スペイン代表はデンマークへ:イケル、ラモス、デラレ
スペインU-21代表はEURO U-21の大会に出るのでロシアまで:ハビガルシア、ミゲルトーレス
オランダ代表もロシアまで:ロッベン、VDV
ドイツはドイツで:メツェルダー
ポルトガルもポルトガルで:怪我してたと思ったんだけど、ペペ
アルゼンチンはベラルーシ:ヘインセ
マリはガボンと:ディアラ

みんな遠くまでいくなあ。マドリーの公式は本音が出たのか、「良いニュース、ドレンテが合流する」と書いたりしてます。今シーズンもインターナショナルウィークになるたびに、少なくとも上記の選手たち+オリンピックに出ている選手たちは、召集をかけられていくでしょうから、スケジュールが厳しい時期や怪我で欠員が増えてくるころには、また大変な思いをすることになりそうです。
月曜日は休養を取ったマドリーでは、火曜日朝から留守番組がフィジカルトレーニング。ファンニステルローイがオランダ代表の引退を宣言して、マドリーで普通にランニングしている様子がオフィシャルに出てました。何か少し寂しい気もします。


バレンシアは6人
スペイン代表:アルビオル、シルバ、ビジャ
スペインU-21代表:マタ
ポルトガル代表:ミゲル、マヌエル・フェルナンデス

オリンピック出場選手を除くと、バレンシアは6人に招集がかかりました。一時期のバレンシア総スペイン代表状態のことを考えると、静かなものです。というかこれはこれで逆に寂しい。

バレンシアは明日20日、アリカンテでエルクレスとフレンドリーマッチ。21日、22日、23日の朝までパテルナでトレーニングした後はマドリーに向かい、24日のスーペルコパに備えます……って、せっかく24日はバレンシアでF1やるのに、選手たちは見られないんですね。


ディエゴ・ペレス、上陸中
ウルグアイ代表が日本に来ています。中盤にディエゴ・ペレスという選手がいます。モナコの選手です。よろしくお願いします。

ポジションは守備的中盤、フランス語で言うrecuperateur(ボールを回収してくる人。読み方はしりません)。モナコには04/05シーズンから加入、実に真面目な仕事振りの選手です。あだ名はルソ、理由はロシア人に似てるから。ポジションに見合った怖い顔をしていますが、現地で彼に出会った友人に言わせると、怖い顔で笑ってサインをしてくれる、とてもいいやつなのだということです。

今シーズンのリーグ・アンは既に開幕して2試合を消化しています。モナコは現在1勝1分けですが、開幕からとんでもない災難を被っています。開幕のパリ・サンジェルマン戦で、なんと開始20分で両サイドバックが負傷退場してしまったのです(アドリアーノとレアンドロ・クフレ)。サイドバックの交代選手ムラトリはアドリアーノと交代で入りましたが、クフレに代わって右サイドバックをできる選手がいない!・・・と思っていたらこのディエゴ・ペレスが代わって入りまして、右サイドバックを担当。で、この後PSGを完封してしまったのです。しかも守るだけではなく、しっかり攻撃参加もするという活躍ぶりでした。第2節のナント戦でも、ペレスはそのまま右サイドバックを担当しています。2シーズンほど前、怪我だの出場停止だのでバックラインの選手がいなくなったときもCBをやってくれていたし、もう、とってもできた選手なんです。

なので、元気な姿で帰してください、モナコに。怪我人だらけで、本当にディフェンスが危ないので。あと、サッポロ近辺の方は、ぜひ現地でペレスを応援してあげてください。こんな顔してます。