けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

いつものこと

2015-04-30 19:19:49 | football
14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 34
Real Madrid C.F. 3-0 Almeria

マドリーのゴール:ハメス・ロドリゲス、PP、アルベロア

クロースとイジャラが先発し、イスコはベンチから。各紙の予測通りヘセが先発。どちらがと言えばマドリーが優勢に試合を進めていたんだと思いますが、相手に合わせたというか、まあそのうちゴールは入るだろうくらいのしまらない感じの前半で、ちょっとイライラさせられました。イジャラやヘセは、こんな展開でもチャンスをもらっているわけで、ここで価値を見せないといけないところでしたが、残念ながらあまり出し切れた感じはしなかった。ヘセは後半少し良くなった感じ、イジャラはただミスが目立ってしまうばかりで……。前半は、0-0のまま時間が過ぎていき、まもなくHTというところでハメスのゴラッソボレー。ゴール自体もすごかったですが、嫌な空気でHTを迎えずに済んだという意味でも重要なゴールでした。
後半に入ってすぐ、クロースのクロスからクリスチアーノのゴール…ではなく、残念ながらこれはオウンゴール。この後クリスチアーノは、実に彼らしくゴールへの執念を見せるんですが、結局終盤に決まった3点目は、イスコ→チチャリートとつないで送られたボールに飛び込んできたアルベロアが、クリスチアーノの前でゴールゲット。クリスチアーノは、確かに思いっきり不満そうでしたが、まあそんなもんでしょう。もう慣れたし、引き摺る選手ではないですし。決まらなかった分、次の試合で発散してくれればいいと思います。
ただなんとなく、チチャリートと一緒に出るクリスチアーノは、チャンスメーカーになることが多い気がします。ベンゼマと一緒だと、ベンゼマが気が利くというか視野が広いというかFWらしからぬFWなので、クリスチアーノにお膳立てを良くしてくれてるんですが、それが逆になるというか。それが悪いとも思いませんし、クリスチアーノも別に苦にしている感じはないので、これは組み合わせの妙、というところでしょうか。
あとこの試合、カルバハルが欠場してアルベロアが右ラテラルで先発でしたが、広範囲をカバー、攻撃にもよく絡んで、良かったと思います。他の上手い選手たちに比べると、どうしても足元がもたつく感じがあって攻撃への貢献度が低いと言われるアルベロアですが、実は今期のアシスト数はカルバハルよりも多い(確か)。出場時間を考えるとすごいことです。素直で強くちょうど良い高さのクロスがクリスチアーノによく合っている印象が多い気がします。
勝ち点を落さないバルサを意識しつつ、マドリーはひとつひとつ目の前の試合を片づけていってます。次はセビージャ戦、しかもサンチェス・ピスファン。そしてCLが…。気の抜けない試合が続いていきます。


アルベロア、試合後のコメントから
(クリスチアーノの件)
「彼の反応は見たよ。僕に関して言えば、あれで不快に思ったりしないし、もしあれが僕にとって不快でないなら、誰にとっても不快なものであるはずがない。彼の反応が、ゴールを決めたいという強い気持ちから来ているのはわかってるよ。彼はピチチをメッシと争っているし、ロッカールームで僕たちはそのことを意識している。最高でありたいという強い意識がありながらゴールできないなら、あれは当然のことだ。」




シンクロナイズドスローイング。

アルメリア戦、召集選手

2015-04-29 17:45:12 | football
アルメリア戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、コエントラン、マルセロ、アルベロア、ナチョ、ディエゴ・ジョレンテ
MF:クロース、ハメス、ルーカス・シルバ、イスコ、イジャラ、ウーデゴール
FW:クリスチアーノ・ロナウド、チチャリート、ヘセ、マジョラル

負傷欠場:モドリッチ、ベイル、ベンゼマ
サスペンション:セルヒオ・ラモス、カルバハル
監督判断:ケディラ

サスペンションが2名、その分カンテラから3名が召集リストに入りました。注目のウーデゴールも。トップチームと練習する機会が多い分、カスティージャではあまり活躍できていないようで、実際どこまで通用するのかはわかりませんが。
先発は多少の入れ替えがあり、GKはナバスがスタメン、ヘセも、チチャリート、クリスチアーノと共に前線を形成する先発だろうという報道があります。イスコが疲れ気味のようなので、ちょっと休ませても良いかもしれないと思っているのですが、中盤は、クロースかイジャラを底に、イスコとハメスの併用という予測。
試合は本日20時、サンチアゴ・ベルナベウ。

以下、アンチェロッティのプレスカンファレンスから。

ハメスの好調
「皆が驚いている。彼には素晴らしいクオリティがあるというのは知っていたが、チームプレイに非常に素早く馴染んだ。良いシーズンを送っている。彼はチームを助け、非常に謙虚にプレイしている。」

チチャリートは続けるか、そうしたいか
「それはシーズンの終わりに検討される問題だ。シーズンを通じた彼のプロフェッショナリズムが好きだし、彼はチャンスをうまく利用している。監督にとって、こういったタイプの選手を持てるのはとても良いものだ。」

セントラル3人同時起用は、トリノへの布石?
「セントラル3人でプレイするというのはほとんどしたことがない。セルタ戦でそうしたのは、状況がそうだったから。セルタはストライカー4人でプレイしていたからね。だから私は、相手を上回れるように、安全策を獲った。しかしこれは状況次第ということだ。最終ラインは4人というのが良いよ。」

アルメリア戦の予測
「どの試合もが生きるか死ぬかという時期だ。この考え方で試合の準備をしなければいけない。少しプレイスタイルは変える。ポゼッションを上げ、カウンターではより速く。アルメリアは現在良い状態だ。どのチームも今は希望を持って戦っている。」

ヘセ
「ヘセには出場時間が足りないが、フィジカル状態は良い。明日はプレイするだろう。」

ベイルとベンゼマ
「ベイルはセビージャ戦に間に合うと考えている。個人メニューをこなしている。カリムは、日曜日に全体練習をスタートするだろう。」


ちなみにベンゼマは、ここまでリヨンで調整をしてきましたが、ちょっと前にTwitterで「マドリーに戻る前の最後のトレーニング!」等と書いていたので、間もなく戻ってくるものと思われます。

チチャリートx2

2015-04-28 03:04:04 | football
14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 33
Celta de Vigo 2-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クロース、チチャリートx2、ハメス・ロドリゲス

得点差で見える結果とは裏腹にずいぶん苦労した試合でしたが、内容的に苦しくても勝ち点3が取れているのは、良い兆しだと思っています。ダメな時期だったら、ダメな内容でそのまま結果もダメ…って感じになっていたと思うので。セルタの攻撃にさらされて、前へ行く力が持ち味の1つでもあるサイドのマルセロもカルバハルも、攻撃に行く余裕がないというか元気がないせいか、シュート数もそう多くはなかったですが、ゴールを生み出し、勝ちきるだけの力はあったという結果になりました。
ゴールはどれも、個の力というか、関わったそれぞれの選手らしさが出ていて良かったです。クリスチアーノは、この試合では自分のゴールはなかったですが、先制点の場面では、ゴールラインぎりぎりまで侵入してからの折り返しパスでクロースのゴールにつながりましたし、3点目のハメスのゴールもアシスト。クロースのシュートは抑えが効いていて上手かった。ハメスはゴールも決めましたが、それ以外の働きも良かったですね。あとは、チチャリート! 先週のアトレチコ戦での決勝点、この試合ではドブレーテ。特に4点目が個人的には好きです。少し上がってきたセルヒオ・ラモスからの縦パス1本を背後から受けて、ゴールへ突進。ベンゼマともクリスチアーノとも違う、純アタッカーって感じがしました。
あと、終盤に向けて守備の強化で、ペペ、ヴァラン、ラモスと、セントラル3人が並んだのが(3バック?5バック?)…いつもやるわけにはいかないですが、何とも贅沢でいいですね、あれ。

次節はミッドウィークにアルメリア戦、うまい具合に(おそらく)カードを収集したセルヒオ・ラモスとカルバハルが欠場、怪我人たちはまだ間に合いませんから、やりくりは苦しいままですが、チチャリートの好調さが追い風になってくれるはず。




セルタ戦、召集選手

2015-04-26 15:57:31 | football
セルタ戦、召集選手

GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ルーカス・シルバ、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、チチャリート、ヘセ

負傷欠場:モドリッチ、ベンゼマ、ベイル
監督判断:ケディラ

水曜のアトレチコ戦で右膝あたりを強打していたクリスチアーノも、腿裏を痛そうにしていたチチャリートも、金曜まで別メ調整だったセルヒオ・ラモスも、大きな問題はなかったようで召集リスト入り。イスコは、CLアトレチコ戦の第1戦で右肩を脱臼していたそうですが(確かに、第2戦で右腕の辺りにテーピングが見えた)、こちらもプレイする分には問題ないようです。
下のカレンダーでもわかるとおり、ずっと週2日ペースの試合が続いていきます。アンチェロッティ曰く、セビージャ戦にはベイルが、ユベントスとの第1戦にはベンゼマがそれぞれ復帰見込み、モドリッチはシーズンの終わりに間に合うかどうかというところだそう。厳しい日程が続きますが、これ以上の怪我人を出したりコンディション不良に陥ったりしないように、上手くやっていってほしいと思います。
試合は、本日21時、バライードス。セルタは今シーズン、上位チーム相手に良い結果を出しているし、ホームで強いんですよね……。良い流れを失わないように、最後まで希望を持ち続けられるように、結果を出してほしいです。


カレンダー
4月
26日(21:00):L33 セルタ(F)
29日(20:00):L34 アルメリア(C)

5月
 2日(20:00):L35 セビージャ(F)
 5日(20:45):CL-SF1 ユベントス(F)
 9日(20:00):L36 バレンシア(C)
13日(20:45):CL-SF2 ユベントス(C)
16/17日:L37 エスパニョール(F)
23/24日:L38 ヘタフェ(C)

6月
(6日:CL-Final)

Semi-Final

2015-04-24 19:45:08 | football
CLセミファイナルの組み合わせ抽選が行われました。

バルセロナ vs バイエルン・ミュンヘン
ユヴェントス vs レアル・マドリー
1st-leg:5月 5日
2nd-leg:5月13日
(※最初の発表と日が入れ替わりました)

勝ちましたね

2015-04-23 06:07:00 | football








マルセロいない。
モドリッチいない。
ベイルいない。
ベンゼマいない。
「BBC」がCしか残ってない。

でも、勝ちましたよ! 攻めあぐねながらも、アトレチコにはチャンスらしいチャンスをほとんど与えず、ただ勝つことを目指して、諦めずに何度でも向かっていく。それで勝ちました。
チチャリート、(何度か外してましたけど)最初から最後まで気持ちが入ったまま、諦めないでゴールへ向かう、そのおかげであのゴールが決まったんじゃないかと思います。ゴールまでに至った、ハメスとクリスチアーノからのアシストと、この連携も最高でした。

まあでも、どんなに優勢な試合をしていても一瞬でもやられたら不利になるわけで、なんとも疲れる観戦でした。88分間、何度「決めろおおおあああああ」って言ったことか…。
先発は、ラモスをピボーテに使う、ある意味奇策でしたが、これは良かったですね。やはりモドリッチがいないと横パスだらけにはなってしまいますが、守備は安定していたと思いますし、ファイトするラモスが中盤から前へ行くおかげで、アトレチコのファウルも誘えた。

アトレチコ相手には苦戦してますし、惨めな大敗もしたし、この試合だってどっちに転ぶか最後までわからないものでした。レギュラーでやってきて出場できない選手が多かったことや、この大舞台ということでジリジリする展開でもありましたが、この上なく重要な試合を熱く、でも焦り過ぎずにものにできた。今シーズン、まだまだ諦めません。


14/15 UEFA Champions League Quarter Final 2nd-leg
Real Madrid C.F. 1-0 Atletico de Madrid
マドリーのゴール:ハビエル・エルナンデス“チチャリート”

負傷者の続出

2015-04-21 07:08:19 | football
日曜日にモドリッチの、月曜日にはベイルの、公式メディカル情報がそれぞれ出されました。モドリッチは報道の通り、ベイルは左脚ヒラメ筋(脹脛)の損傷。ベイルの離脱期間は2~3週間と見られています。
さらに、マラガ戦を負傷で欠場したベンゼマの回復具合が思わしくないようで、月曜までまだ全体練習に合流できず。水曜のCLアトレチコ戦にも間に合う可能性が薄いようで、チチャがベンゼマに代わって先発だろうという報道も増えてきました。
負傷者の続出……。



モドリッチ

負傷
「その瞬間、衝撃でめまいを感じた。実際、とても痛かったんだ。すぐに、何かが起きたんだとわかった。」

シーズンのこの時期
「このタイミングでの負傷は本当に痛い。すごく悲しいよ、また怪我をしてしまったし、すべてが決まる時期だから。でも、顔を上げて、リハビリに取り組んでいかなければ。11月の怪我のショックから、良いコンディションに戻れるように必死でリハビリして、この1ケ月はすべてがうまくいっていた。シーズンの終盤、すべてが決まるまさにこの時期に、チームを助けられるところまできていたのに、この新たな苦痛を受けることになってしまった。でもすぐにでも、立ち直らないといけない。ポジティブな面を見て、シーズンが終わる前に復帰したいという思いで、自分を奮い立たせていかなければ。」

復帰時期
「プレイできるようになるのに、5~6週間と言われた。リーガがどう進んでいくか見ていこう。リハビリがうまくいけば、より早く戻ってこられる。この困難な状況をひっくり返せるよう、僕の最大の努力を尽くすよ。それに、僕のチームメイトたちへの信頼は絶対だ。彼らはCLのファイナルに進出できる、6月6日だね。(それなら間に合う)」

戦う心
「他に何もない、僕は今シーズンをまだ諦めていない。今シーズン8月から11月までファンタスティックな時期を過ごして、そこで大きなけがをしていったん止まった。今回また新たな負傷だけれど、今シーズンを良い状態で終えられないなんてことはないだろう?」

モドリッチ、負傷

2015-04-19 06:00:16 | football
ASによると、右膝外側側副靭帯の捻挫、6週間離脱の見込み。事実であれば、今シーズンの残り試合ほぼすべてへの出場が不可能に。
現時点で公式発表はなし。アンチェロッティの試合後記者会見では、負傷の詳細については言及せず。診断は明日以降の検査待ち。





14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 32
Real Madrid C.F. 3-1 Malaga

マドリーのゴール:セルヒオ・ラモス、ハメス、クリスチアーノ・ロナウド

内容よりも結果よりもまずは、大きな負傷者を2人も出してしまったこと。モドリッチは上記のとおり、まだ公式情報は出ていませんが、各紙の報道は絶望的な状況。最初は打撲だけかと思っていたんですが、ぐねったのかなあ。映像を見直したら、ピッチに倒れた時にモドリッチが何か叫んでいて、モドリッチ自身には重傷だということがわかっていたのかもしれない。長い離脱で、苦しいリハビリもずっとこなしてやっと復帰してきたのになあ…。チームにとってもモドリッチがいるといないとでは大きいので本当に痛手ですし、何よりモドリッチ自身にとっても辛いことで…。公式発表で、少しはポジティブなことがわかればいいと思いますが。
ベイルについても正式な情報はまだないですが、脹脛の辺り、とっさに座り込んで動かなくなってしまうほどでは、3日で復帰というわけにはいかないでしょうね……。

アトレチコ戦、残りの試合…何を言っても、今いるメンバーでやるしかないことに変わりはないです。何か良いことをどうにかして見つけ出すというなら、ここ最近、控えが長かった選手が起用されていて、チチャリートやイジャラに試合勘が戻ってきている感じがすることとか。チチャリートは動きがシンプルで思い切りが良い分、ベンゼマとうまく使い分けたり、キーになるピースとして効いてくれたら良いなと思います。あとはハメスが好調そうなこと。この試合でのゴールは、良かったですね。アルベロアにボールを渡して再びもらい、イスコにも渡してもらい、最後はクリスチアーノにはたいて戻してもらって、勢いよくシュート!って、シナリオに書いたようなゴールでした。






決戦はベルナベウ

2015-04-15 07:09:18 | football



14/15 UEFA Champions League Quarter Final 1st-leg
Atletico de Madrid 0-0 Real Madrid C.F.


1点欲しかった。ドローなら、せめて。アトレチコの守備、中の守備が固かったこと、GKのナイスセーブ連発等ありましたが、前半のチャンスがいくつか作れた時に、どうにかならなかったか。BBCはガッチリ固められて、普通に崩すのは難しかったですね。その分、少ないチャンスを…。
モドリッチさすが、守備陣も荒かったけどよく守った。ラモスがちょくちょく怪しいパスをかましていたのはどうにかしていただきたいですが、一方のヴァランは何とも素晴らしい。マドリーではあまりしない(でもフランス代表では時々やる)本気の攻め上がりのシーンは、非常に魅力的でした。カモシカとかチーターとか…しなやかな。

ま、勝ちあがるためには、もはやアトレチコにゴールを許すとか許さないとかどうでもいいですね。90分で勝たないといけないんだということで。マルセロが出られないのが本当に痛いですが、全員誰も欠けていないという事態がそもそも珍しいので、これもどうにかするしかない。正念場です。


アトレチコ戦、召集選手

2015-04-14 22:47:32 | football
アトレチコ戦、召集選手

GK:イケル、ケイロル・ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ケディラ、ハメス、ベイル、ルーカス・シルバ、モドリッチ、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ

今期初めてかも、というトップチーム23人全員召集です。今シーズンのアトレチコとの対戦を思い返すに、全員が起用可能な状態でもまったく強気にも楽観的にもなれないのが本音ですが…まあ、なるようにしかならない。次につながる、レアル・マドリーらしい試合をしてほしいです。

ふー……。

C・C・J

2015-04-12 12:44:18 | football





14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 31
Real Madrid C.F. 3-0 Eibar

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウドFK、チチャリート、ヘセ

GKはケイロル・ナバス、右サイドバックはアルベロア、クロースに代わってイジャラメンディが中盤の底、イスコが先発復帰、右ウィングにヘセ、ベンゼマがベンチ休養で代わってチチャリート。
ずいぶん先発は入れ替わりましたし、確かに何かぎこちないと思うところも最初はありましたが、チーム全体としてはエイバルを圧倒し、落ち着いてやれていたかなと思います。ゴールの入り方も理想的だったと思います。前半のうちに、クリスチアーノが約1年ぶりの直接FKでゴール、あまり時間をおかずにチチャリートがヘディングで追加点、フル出場のヘセが終盤に個人の力を見せてゴール。比較的早い時間からモドリッチも休ませることができたし、ナチョや久しぶりのルーカス・シルバも起用でき、そしてペペの試運転も。いきなりナバスとぶつかって痛んでいたのには焦りましたし、その後も何か気にする様子もありましたが、特に問題はない様子。
現状で可能な限り最善の状態で、CLアトレチコ戦を迎えられる、と言えそうです。あとはアンチェがどういう先発、策を考えるか。

C・C・J
上にも書きましたが、この試合のゴールはどれも感慨深いというか、良い意味のこもったものじゃないかなと思います。FKキッカーやり続けながら、なかなか決まらなくなっていたのは、いくら普通に山ほどゴールを決めているとはいえクリスチアーノも気になっていたことと思います。ひとつ入れば、気も楽になるだろうし次も決まりやすくなるんじゃないか、なんて思います。
チチャリートは、シーズン序盤からちょこちょこ出番がありましたが、もちろん十分な出場時間というものではなく。ベンゼマがゴールを取ること以上に大きな役目を前線で果たすので、そのベンゼマとポジションを争うというのは単に競うということよりも大変なことだとは思いますが(ベンゼマは、マドリディスタが考えるチームに欠かせない選手の第2位、だそうです)。そうはいっても、プレイしないことには始まらない。今回の長時間出場のチャンスをきちんと結果につなげられたのは良かったと思います。
ヘセも、出場機会を得て結果を出した、というのは本人にもマドリディスタにとっても、すごく大きな意味があると思います。良いイメージでプレイし結果を出し注目されていたところにあの大怪我。描いていた未来の道筋というのは大きく変わったと思います(もしかしたらスペイン代表でW杯に行っていたかも…とか)。怪我自体は治って復帰しても、やはりスピード感もまだまだだし、精神的にも焦ってる感じはする。元のヘセに戻るにはまだ少し時間がいるかな…とは思いつつ、こうして結果が出るのは、ヘセ自身も、「もっとできるはず!」と心配しているマドリディスタたちをなだめるのにも、良かったなあと思います。






エイバール戦、召集選手

2015-04-11 19:09:01 | football
アンチェロッティの試合前日プレスカンファレンスより。

クリスチアーノの警告の上訴
「我々は上訴した。カードではないと考えたからだ。クリスチアーノは明日の試合に必要だ。なぜなら我々はエイバルに敬意を持っているし、ミスを犯すことはできない、可能な限りベストの先発でいかなければいけない。この上訴は当然のことだ、それが正しかったのだから。」

ベイル
「明日はプレイしない」

モドリッチ
「疲労していた。水曜の試合は非常にインテンシティの高いものだったから。1日半しかたっていないので、回復してはいない。しかしルカはプレイするだろう。」

ケイロル・ナバスが先発だという。なぜカシージャスはローテーションでクリスチアーノ他はそうではないのか
「全員がプロフェッショナルだ。私は、GKは違うものだと思っている。GKが負傷しない限り、交代で出ることはないから。フィールドプレイヤーでは、1試合で15分、30分有効にプレイできる選手がいるが。」

クロースとハメスが欠場する。先発は決めたか。
「まだだ。選手たちのフィジカルの情報をまだ得ていないから。明日決めることになる。」

ヘセの出場時間は少ない
「良くなり始めている。負傷から回復するのに時間が必要だった。選手は、9か月を経てプレイできるようになったような時には、1年以上問題がつづくものだ。ケディラもそうだった。ヘセは昨年の3月に負傷した。そして今これから良くなっていくだろうと思っている。出場時間は少ないが、シーズンの終りまでにはもっと出るようになるだろう。」

ぺぺは出場するか
「どの試合にもそれぞれの先発がある。彼は明日の試合に起用できるし、火曜日にも出られるだろう。でも、明日の先発と火曜の先発を混同しないようにしよう。」

コエントランとケディラは起用できないのか
「ケディラは昨日背中に問題を抱えていたため、起用できない。コエントランには膝に問題がある。2人は起用できないだろう。」

先発11人は
「イジャラメンディとヘセには大きな可能性がある。」

ということで、いつもと順番が逆ですが、アンチェロッティのプレスカンファレンスの、先発にかかわりそうな部分を抜き出してみました。結局クリスチアーノへの警告は取り消され、出場が可能に。クロースとハメスは累積で出場停止。さらにベイルがラージョ戦で筋肉を痛めたようで欠場。モドリッチは疲労があるようですが、この状況では休みというわけにはいかなさそうで…。クロースの代わりにイジャラメンディ、ベイルの代わりにヘセが先発に名前を連ねる可能性が高い、ということです。ぺぺが召集リストに戻ってきましたが、アトレチコ戦にはヴァランより優先して起用されそうで、そういう意味ではこの試合で試合勘を取り戻すために先発するか、途中から出るか、温存するか……。あとは、ケディラとコエントランの召集外は意味深。

エイバール戦、召集選手
GK:イケル、ケイロル・ナバス、パチェコ
DF:ヴァラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:ルーカス・シルバ、モドリッチ、イスコ、イジャラ、ハビ・ムニョス
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ヘセ、ベンゼマ、チチャリート

試合は本日16時、日本時間23時からとなります。

壁に向かってゴールゴール

2015-04-09 07:04:52 | football
14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 30
Rayo Vallecano 0-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、ハメス・ロドリゲス

ラージョ、ディフェンスラインが高く、どのポジションでもチェックが早い。大量得点勝ちから一転、前半はずいぶん苦労してました。クロース、モドリッチと中盤にもチェックがすぐに入るので、なかなかうまくボールを出せない。前線もすぐオフサイドに引っかかるし。我慢の時間でしたが、ゴールはできなくても、ここをどうにか無失点で乗り越えられたのがよかったです。
後半、クリスチアーノのペナルティが取ってもらえずシミュレーションになったあたりから、マドリーがシュートにつながるチャンスが増えていき、ついに先制。クロースのロングボールでの展開、ベイルからボールを受けたカルバハルが、うまく右サイドを駆け上がって切り込み、クリスチアーノへ。前半から苦労していたカルバハルも、ここでいい仕事しました。さらにハメスが、アシストクリスチアーノで復帰後の初ゴール!上手かったですね、あのシュート。
ラージョも何度もマドリーゴール前に攻め込んできてましたし、失点につながりそうな場面が何度かあったのも事実ですが、イケルが何度もファインセーブを見せ、無失点。まだまだリーガは終わらない。

気になること
・次節の出場停止、クロース、ハメス、クリスチアーノ?
PKであっても良いシーンがシミュレーションを取られ、クリスチアーノには警告が。これで警告が5枚、次節は出場停止になりますが、マドリーは取消の申し立てをするのでは、との報道あり。試合後に、アンチェロッティとクリスチアーノが、レフェリーに抗議していましたしね。次節がホームでのエイバル戦ということを考えると、一休するには良いタイミングな気もするのですが…残りもうカードもらわないという保証もないし。

・モドリッチ!
試合終了後、腿裏に手を当てながら立ち去るモドリッチの姿。ハムストリングやったか?!と、一気に不安に陥ったわけですが、試合後にこのことを問われたアンチェロッティは、「モドリッチに問題はない、何人かの選手は試合後に疲労していた」と回答。とりあえずは大丈夫?



カルバハル
勝利を挙げた仕事
「重要なのは勝ち点を挙げたこと、フエラでの勝利ということでさらに重要だ。まだ24ポイント取れる。」

クリスチアーノのペナルティ
「僕はペナルティだと思う。レフェリーは間違っていたと思うけど、これ以上は引きずらない。」

アンチェロッティはハーフタイムに何と?
「ラージョにもっとタイトに、もっとプレスをかけて行かなければいけないと。後半は良くなったと思う。」

カシージャス
「彼は素晴らしい試合をした。決定的なストップがいくつかあったね。マドリーで続けていくのかどうか聞いたりはしていない。でもレアル・マドリーは、彼の家だ。」

ダニーロの獲得
「彼の試合はそうたくさんは見たことがない。でも彼が来たら、僕たちは歓迎する。マドリーは最高の選手を揃えて戦うものだと僕は知っている。それはモチベーションになる。アルベロアも僕も良いコンディションだし、お互いに(マドリーでの)来シーズンのことを話し合うよ。」


ハメス・ロドリゲス
困難な勝利
「勝たなければいけない時には苦しむもの、だから僕は嬉しいんだ。僕たちは苦しんだけれど勝利したし、それこそが何よりも重要だ。ハーフタイムには何も変えることはなかった。前半は強烈だったけれど、後半には彼らが披露するだろうとわかっていたからね。そしてそうなった。」

中盤の劣勢
「そう、でも僕たちにはルカやクロースといった素晴らしい選手たちがいる。イスコが入ってからは、さらにサポートしてくれた。そして、とても難しいスタジアムで3ポイントを獲れたんだ。」

縦に強いマドリー
「僕たちは良い試合を2試合続けている、このまま勝ち続けていかなければいけない。」

9ゴール、9アシスト
「そうだね、嬉しいよ。もし僕が僕自身のためにゴールをするならポジティブなものだけれど、でも僕はただ助けたいだけなんだ。」

先発は、ベイルか、ハメスか、イスコか
「素晴らしい選手たちがいる時には、僕たち皆が集中し注意深くいなければいけない。そしてミステルがボスだ。」

クリスチアーノはペナルティではなかった
「絶対にペナルティだ。間違いなくペナルティ。でも結果がこうなって良かった。影響はほとんどなかったけど、あれは間違いなく最大限にペナルティだよ。」


カシージャス
試合は
「とても難しかった。とても小さなピッチで、どんなボールも危険な動きになるから。でもより重大で秩序のあった後半に、僕たちはもっと強くなった。」

勇猛なラージョ
「パコ・ヘメスのアプローチは、常に正しいものだ。1対1の戦い、それが他チームとの違いを生み出している。ピッチのスケールを上手く生かす、ラージョの優位な点だ。僕たちも少し危険なシーンがあった。」

ハーフタイムでの変化
「ミステルも僕たちも話をして、同じようにやるのは危険だと言った。後半、僕たちは苦闘したけれど、より楽にはなった。もっと堅実になった。ハーフタイムに怒鳴り続けたりする必要はない、それぞれの重みの下に落ち着くもの。1ポイントだったら終わりだったけど、僕たちはそうさせなかった。」

自身のパフォーマンス
「満足しているよ。重要なことは、勝ったこと。クリーンシートならなお良い。」

エイバール戦は控えになる可能性。ブーイングからの保護?
「ミステルがチームを代表して決断を下す。僕たちはそれをすべて受け入れる。重要なことは勝つこと、そしてバルサがミスをおかすか見ていくこと。保護というものではない。そのことについては既にいっぱい話した。ピッチの中よりも外で起こる不健全な話題だ。皆にしてほしいのは、選手たちがどの試合にも勝てるよう勇気づけることだ。」


ヴァラン
勝利のカギは
「後半に、僕たちのインテンシティを向上させ、プレスも改善した。良い結果になった。」

クリスチアーノのペナルティ
「僕は遠くから見ていたけれど、ペナルティだと思った。そうじゃなかったから驚いた。」

ハーフタイムのアンチェロッティは?
「よりプレスしていくこと、高い位置からよりインテンシティを上げて、ということが求められた。その点が、相手を上回れたものだと思う。」

リーガ
「ポイントをこれ以上落とさないことが重要。前へ進み、僕たちはリーガを獲れるのだと考え続けていくことだ。まだ続いていくのだし、じゅうような8試合が残っている。チーム全体でいくことが必要だ。」


Bx1 Cx5 Bx2 (+P)

2015-04-06 19:35:44 | football





14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 29
Real Madrid C.F. 9-1 Granada

マドリーのゴール:
ギャレス・ベイル(25)
クリスチアーノ・ロナウド(30)
クリスチアーノ・ロナウド(36)
クリスチアーノ・ロナウド(38)
カリム・ベンゼマ(52)
クリスチアーノ・ロナウド(54)
カリム・ベンゼマ(56)
P.P.(82)
クリスチアーノ・ロナウド(89)

普段のインターナショナルウィーク明けとは逆で、皆代表でリフレッシュして帰ってきたんじゃないかなと思っていたら、まさにこの結果…(2点ほどクラシコに入れといたら、と思ったのは内緒)。前半25分のベイルのゴールまではちょっとジリジリしましたが、その後はリミッターが外れてしまったかのようなゴールゴールゴールでした。

この試合はもうなにをおいても、クリスチアーノですね。ちょっと前までは、「今日はクリスチアーノの日ではない……」というくらいゴールが決まらなかったり不穏な試合がいくつかあったのが、決めに決めて5ゴール。何点リードしていようと、最後まで攻撃し続けるのがマドリーの良いところであり伝統だと思っているのですが、まさにそれを体現しまくった感じで、どんな形であっても、また最後の最後まで、ゴールを狙い続けていたところもさすがでした。個人的には、全体で2点目のゴール、クリスチアーノにとっては最初のゴールがいいですね。クロースから良いクロス、ゴール前でベンゼマが処理して戻し、復帰したハメスが相手を引きつけた挙句にクリスチアーノへアシスト。チームのゴール、という感じがして。
ベルナベウの雰囲気がぐっと良くなっていたのも、年明けの流れを思うと、ちょっとほっとする感じでした。クリスチアーノがゴール後のポーズをする度に&スコアラーとして名前が呼ばれた後に、ベルナベウ中が一緒になって「Huuuuuuuuuuuuuuuu!!!!」と吠えてるのも。

ちなみに1試合5点入れるのをレポーケル(repoker)っていうんだそうです(4点でpoker)。マドリーで1試合5ゴールは、モリエンテス以来。2002年のラス・パルマス戦、モリエンテスファンでしたからよく覚えてます。フィーゴがせっせとアシストしてくれて、モリエンテスらしく美しいカベッサが決まったり、ゴール後に勢い余ってゴール裏の看板越えて転がり落ちていったり、最後は6点目のチャンスでフィーゴがPKキッカーを譲ってくれたのを丁寧に外したり(たぶんわざと外した)。懐かしい映像はこちらから。

全体としては、前へ行きやすかったせいかクロースもモドリッチも前傾姿勢な感じで、その分マドリーも中盤をぶっちぎられる。良くも悪くもリーガらしいやり合いといえばそうなのかもしれませんが、ちょっとこれはこの先(落とせない試合、CLもあるし)を考えると、前線が守備をしないことも含め、あまり弱点が解決されてない気もします。交代選手も、時間は比較的長かったのにやっぱりゴールが取れなかった。チチャリートはチャンスがいくつかあったし良かったと思いますが、ヘセが何か思い切りの良さも自信もちょっと弱ってる感じがするのが心配。気のせいなら良いのですが。

ベイルは先制点だけでしたが、動きが良くなってるなと思いました。クラシコではマドリーもつなぐプレイがありましたが、クロースやモドリッチ、マルセロやラモス等から出る長めのボールには、スピード、動きよく前へ飛び出していくベイルが効きますね。なかなか決まりませんでしたが、クリスチアーノにボールを出しているプレイも何度もあって、復調してるんだと良いなと思います。
あと個人的に、ベンゼマのゴール後の表情に癒されました。良い顔しますよねえ…。




グラナダ戦、召集選手

2015-04-04 22:06:38 | football
グラナダ戦、召集選手
GK:イケル、ケイロル・ナバス、パチェコ
DF:バラン、ラモス、コエントラン、マルセロ、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ベイル、ルーカス・シルバ、モドリッチ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ

負傷・コンディション不良による欠場:ペペ、カルバハル、ケディラ
サスペンション:イスコ

予定通りとはいえ最大のニュースは、ハメスのリスト入りでしょう。しかもイスコが今節出場停止、ハメス先発の可能性はかなり高そうです。
その他の詳細について、アンチェロッティの試合前日記者会見から。

ハメス、休養の選手
「ハメスは先発するだろう。良い状態だ。明日は、ケディラとカルバハルは休養となる。イスコがサスペンションで、それ以外の選手は起用できる状態だ。

リーガ
「リーガはまだ未決な状態だと我々は確信している。しかし失敗をすることはできない。可能な限りすべての試合で勝ちに行く。チームは良い状態だが、1月、2月に低調になったのも確かだ。チームは意欲と希望にあふれた、フレッシュな状態だ。昨シーズンよりも良い状態でこの時期を迎えている。ぺぺを除いた全員が準備ができている。ペペの負傷は小さなもので、すぐに解決できるものだが。我々は自信を持っている。この4月には多くの試合があり、私には前線力が必要だ。注意深くローテーションをして行こうと思う。全員が起用される。

システム
「バルセロナ戦と同じで行くつもりだ。バルセロナ戦で我々の中盤が、よりボール奪取を行い、よりコンパクトにやっていたのは確かだ。それが、守備面での戦い方のアイディアだ。攻撃では、ベイルがより前に出る。


試合は4月5日(日)12時、日本時間19時(夏時間です)。
※当然、WOWOWは録画放送です。


ラウル
今週初め頃に出ていた記事ですが、現在ニューヨーク・コスモスでプレイするラウルのインタビュー。マドリーの「senorio(格、権威)」を体現すること、についての答え、現マドリーのカピタンたちへの思い等が、とてもラウルらしい。
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ラウルは2014年12月、北米サッカーリーグ(NASL)のニューヨークコスモスに加入した。MSLに次いで重要な2部リーグになる。シャルケ(2010-2012)、アル・サッド(2012-2014)を経て、NYCと2年の契約を結び、ユースアカデミーのコーディネーターを兼ねつつ、ピッチでの冒険を続ける。

Q:どうしてこのアメリカの2部のチームがあなたを魅了することができたのでしょう?
A:僕が望むもののすべては、フットボールをすること。それが、彼らが僕に提案してくれたことだ。ここの歴史も知っている。ペレ、ベッケンバウアー、ルイス・アルベルト、キナーリャらが所属した。

Q:あなたがアメリカへ移籍するようアドバイスをしたのはグアルディオラでしたか?
A:ペップは長い友人で、よく電話で話をする。でも、この決断を取るのに彼の後押しは必要なかった。僕がニューヨークにいるとしたらそれは、NYCのプロジェクトが魅力的なものだったから。契約に至るまでに、監督のジオバンニ・サバレーゼと1年に渡って話をした。同時に、NYCアカデミーの若い選手たちに携わるオファーも受けていて、それで最終的に僕は納得した。妻には、いつかアメリカに住もうと約束していたしね。NYCからのオファーはぴったりだった。

Q:どんなところに住んでいるのですか?
A:マンハッタン。最初は超高層の建物には少し怯んだけれど、何でも背が高いここにはもう慣れたよ。

Q:長きに渡って、あなたはマドリーの権威を体現してきました。これは正確にはどのようなことを意味するのでしょうか?
A:それは、フェア・プレイの思想だ。常に相手に敬意を示しながら、どのように勝利しどのように敗れるかを知ることだ。結局のところ、フットボールはただのスポーツではない。最大限の力を尽くして敗れることもあるし、あらゆる幸運に恵まれて勝利することもある。マドリーの権威の意味するところは、物事がうまく行っている時にはそれを見せびらかさず、同時に、物事がうまく行っていない時も頭をうろたえたりしないことだ。

Q:今日、それを最もよく現しているのは誰でしょうか?
A:現在のチームのキャプテンたちが、よく体現してくれていると思う。セルヒオ・ラモスとカシージャスだ。でも彼らだけではない。クラブで長く過ごしている多くの外国籍選手たちも、その意味をよく理解している。

Q:マドリーは、特にギャラクティコを擁して、地球上のスター選手たちをすべて買い入れ、タイトルをキープしていましたね。
A:前にも…ギャラクティコの意味がまったく理解できない。それは、僕の気に入らない用語だ。僕は純粋にフットボールが好きだけれど、その概念はフットボールに属すものではない。何か別なものだ。マドリーは、僕が17歳の時から僕の家で、僕はクラブにすべてを尽くしてきた。僕の夢は、レアル・マドリーで引退することだった。初めてシャルケのユニフォームを着た時は奇妙だった。でも振り返ってみれば、僕は正しい決断をしたと思う。

Q:出て行くと決断したのか、それともクラブが出て行くようドアを開いたのか?
A:マドリーを離れたいと決めたのは僕自身だったよ、そうだ。個人的な決断だった。そう決めた時から、マドリーはできる限りすべてにおいて、可能な範囲でもベストの道を選べるよう、僕を助けてくれた。

Q:マドリーで出会った監督の中で、あなたが監督になった際に影響を与えると思われる人はいますか?
A:監督になりたいのかはまだ確信が持てない。長期的なことはまだ考えていないんだ。でももし僕が監督になったら、素晴らしいフットボールで観客を喜ばせたいという僕の思いを、選手たちと共有したい。これは、ホルヘ・バルダーノとビセンテ・デル・ボスケの哲学と遠くないものだと思う。

Q:バロン・ドールを獲れなかったことはどう考えていますか?
A:僕はキャリアのすべてを、僕が愛することに捧げてきている。フットボールをすることだ。バロン・ドールの投票で、2位になったことがあるし、3位になったことも…。これを引きずっているか、ということを聞きたい?そうだろうね。僕には問題じゃない。何も後悔していることはない。フットボールはチームスポーツで、僕はプレイしてきたチームでタイトルが獲れたことが本当にうれしいんだから。
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