1994年10月29日、サラゴサ戦でリーガデビュー(先発)したラウルは当時17歳。見ている人を驚かせるような素晴らしいプレイをしたものの、何度もゴールチャンスをはずしチームは敗戦。しかし強烈な印象を残したラウルは、次の試合(アトレチコ戦)では初ゴールを決め…今にいたるわけです。
そんなラウルのプリメーラデビュー10周年を祝うインタビューが、いろいろな人たちから届いております。
まずはホルヘ・バルダーノ。昨シーズンまでマドリーのスポーツ・ディレクター(選手と監督やフロントとのつなぎ役、補強・移籍関係で暗躍する人)でしたが、昨シーズン終了後チームがうまくいかなかった責を負う形でクラブを辞めました。このバルダーノは当時レアル・マドリーの監督。Cチームでプレイしていたラウルをトップチームに引き上げた人です。MARCA紙には「ラウルのパドリーノ(父親みたいなもの)」と書かれていました。
「ラウルのサッカーは私の目に焼きついている、そしてラウルの性格が彼を世界の模範たらしめている」
エミリオ・ブトラゲーニョ。愛称は「エル・ブイトーレ(禿げ鷲)」。今シーズンよりマドリーのスポーツ・ディレクター。ラウルがプリメーラに昇格した時、今ではラウルの代名詞にもなっている7番をつけていたFWです。17番をつけていたラウルは翌年この偉大なプレイヤーから7番を譲り受け、ブトラゲーニョはマドリーを退団。とはいってもギスギスした関係ではなく、ラウルがブトラゲーニョの家に遊びに行ったりすることもある(あった?)のだとか。
「スペインについて話すことはラウルについて話すことを意味する…ラウルはマドリーの歴史上の価値を体現する。私はディステファノのプレイを見ていないが、彼は犠牲の精神、打ち勝つこと、そしてレアル・マドリーの歴史を変える試合をものにする野心を持ち合わせていた。ラウルもまたそれを持つ人間であり、他の人もそれを意識している」
フェルナンド・イエロ、マドリーでもスペイン代表でもラウルの前のキャプテンであり、ラウルの親友の一人です。ラウルを指して「フェラーリ」と例えたのはこのイエロ。
「ラウルはマドリディズモとスペインサッカーの象徴であり、世界中にクラブのアイデンティティを伝える選手だ。ラウルはすべてのマドリディスタがあるべきもの―堅実さ、強さ、資質、サッカーに対する情熱、そしてレアル・マドリーのシャツを着る魂を常に守るカラーを愛すること―を体現している」
選手たちからのメッセージはAS紙にまとめられています。
ジダン「ラウルはみんなのお手本だ」
現在おそらくラウルとのプレイ時間が一番長いロベルト・カルロス「ラウルは”マドリディズモ”の象徴だ」
ロナウド「ラウルの隣で僕は楽しんでいるよ」
同じ下部組織出身としてラウルを尊敬しているカシージャス「ラウルはすべての若者たちの鏡なんだ」
オーウェン「ラウルはとても特別な選手だ」
オフィシャルインタビューの当番になったグティは本日28回目の誕生日を迎えました。下部組織から、ですから現在ラウルと知り合ってる時間が一番長い選手です。
「僕はラウルをカンテラ(下部組織の総称)にいた頃から知っているし、彼が素晴らしいデビューを飾ったことも記憶している。みんなにとって夢のようだった。バルダーノのような監督はカンテラに信頼を寄せてくれて、それはとても嬉しいことだった。ラウルの働き、サッカーを楽しみたいという気持ち、人間としてプレイヤーとしての温かさを僕は強調したい。彼を表すのに特別な言葉は必要ないんだ」
そんなグティも来年デビュー10周年を迎えます。
「マドリーには長い時間いるけれど十分な時間出場することができなくて、たびたび移籍の話も持ち上がった。だからここにいられることが嬉しい。このクラブにいられることを誇りに思う」。
来年もお祝いです。
そしてできたら今日ゴールを決められるといいね、とは本人の弁。
土曜の練習終了後はケータリングを手配して、選手コーチ陣ともども練習場でそのままパーティになだれ込んだそうで。
Liga espanola 1a DIVISION Jornada9
REAL MADRID CLUB DE FÚTBOL vs GETAFE CLUB DE FÚTBOL S.A.D.
さて、そんなマドリーの今節の相手はヘタフェ。今シーズン昇格してきたチームで、オフィシャルサイトに載っている住所を見ると「Avd. Teresa de Calcuta S/N 28903 Getafe (Madrid)」…そう、一応マドリーダービーになります。マドリーのDFパボンはこの辺りの生まれなんだそうで、子供の頃はヘタフェファンだったのだとか。
試合は10月31日19時よりサンチアゴ・ベルナベウにて。日本時間では11月1日4時55分より録画で放送。
試合後もパーティができると良いですね。
そんなラウルのプリメーラデビュー10周年を祝うインタビューが、いろいろな人たちから届いております。
まずはホルヘ・バルダーノ。昨シーズンまでマドリーのスポーツ・ディレクター(選手と監督やフロントとのつなぎ役、補強・移籍関係で暗躍する人)でしたが、昨シーズン終了後チームがうまくいかなかった責を負う形でクラブを辞めました。このバルダーノは当時レアル・マドリーの監督。Cチームでプレイしていたラウルをトップチームに引き上げた人です。MARCA紙には「ラウルのパドリーノ(父親みたいなもの)」と書かれていました。
「ラウルのサッカーは私の目に焼きついている、そしてラウルの性格が彼を世界の模範たらしめている」
エミリオ・ブトラゲーニョ。愛称は「エル・ブイトーレ(禿げ鷲)」。今シーズンよりマドリーのスポーツ・ディレクター。ラウルがプリメーラに昇格した時、今ではラウルの代名詞にもなっている7番をつけていたFWです。17番をつけていたラウルは翌年この偉大なプレイヤーから7番を譲り受け、ブトラゲーニョはマドリーを退団。とはいってもギスギスした関係ではなく、ラウルがブトラゲーニョの家に遊びに行ったりすることもある(あった?)のだとか。
「スペインについて話すことはラウルについて話すことを意味する…ラウルはマドリーの歴史上の価値を体現する。私はディステファノのプレイを見ていないが、彼は犠牲の精神、打ち勝つこと、そしてレアル・マドリーの歴史を変える試合をものにする野心を持ち合わせていた。ラウルもまたそれを持つ人間であり、他の人もそれを意識している」
フェルナンド・イエロ、マドリーでもスペイン代表でもラウルの前のキャプテンであり、ラウルの親友の一人です。ラウルを指して「フェラーリ」と例えたのはこのイエロ。
「ラウルはマドリディズモとスペインサッカーの象徴であり、世界中にクラブのアイデンティティを伝える選手だ。ラウルはすべてのマドリディスタがあるべきもの―堅実さ、強さ、資質、サッカーに対する情熱、そしてレアル・マドリーのシャツを着る魂を常に守るカラーを愛すること―を体現している」
選手たちからのメッセージはAS紙にまとめられています。
ジダン「ラウルはみんなのお手本だ」
現在おそらくラウルとのプレイ時間が一番長いロベルト・カルロス「ラウルは”マドリディズモ”の象徴だ」
ロナウド「ラウルの隣で僕は楽しんでいるよ」
同じ下部組織出身としてラウルを尊敬しているカシージャス「ラウルはすべての若者たちの鏡なんだ」
オーウェン「ラウルはとても特別な選手だ」
オフィシャルインタビューの当番になったグティは本日28回目の誕生日を迎えました。下部組織から、ですから現在ラウルと知り合ってる時間が一番長い選手です。
「僕はラウルをカンテラ(下部組織の総称)にいた頃から知っているし、彼が素晴らしいデビューを飾ったことも記憶している。みんなにとって夢のようだった。バルダーノのような監督はカンテラに信頼を寄せてくれて、それはとても嬉しいことだった。ラウルの働き、サッカーを楽しみたいという気持ち、人間としてプレイヤーとしての温かさを僕は強調したい。彼を表すのに特別な言葉は必要ないんだ」
そんなグティも来年デビュー10周年を迎えます。
「マドリーには長い時間いるけれど十分な時間出場することができなくて、たびたび移籍の話も持ち上がった。だからここにいられることが嬉しい。このクラブにいられることを誇りに思う」。
来年もお祝いです。
そしてできたら今日ゴールを決められるといいね、とは本人の弁。
土曜の練習終了後はケータリングを手配して、選手コーチ陣ともども練習場でそのままパーティになだれ込んだそうで。
Liga espanola 1a DIVISION Jornada9
REAL MADRID CLUB DE FÚTBOL vs GETAFE CLUB DE FÚTBOL S.A.D.
さて、そんなマドリーの今節の相手はヘタフェ。今シーズン昇格してきたチームで、オフィシャルサイトに載っている住所を見ると「Avd. Teresa de Calcuta S/N 28903 Getafe (Madrid)」…そう、一応マドリーダービーになります。マドリーのDFパボンはこの辺りの生まれなんだそうで、子供の頃はヘタフェファンだったのだとか。
試合は10月31日19時よりサンチアゴ・ベルナベウにて。日本時間では11月1日4時55分より録画で放送。
試合後もパーティができると良いですね。