けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ラウルのお祝い。

2004-10-31 20:15:17 | football
1994年10月29日、サラゴサ戦でリーガデビュー(先発)したラウルは当時17歳。見ている人を驚かせるような素晴らしいプレイをしたものの、何度もゴールチャンスをはずしチームは敗戦。しかし強烈な印象を残したラウルは、次の試合(アトレチコ戦)では初ゴールを決め…今にいたるわけです。
そんなラウルのプリメーラデビュー10周年を祝うインタビューが、いろいろな人たちから届いております。

まずはホルヘ・バルダーノ。昨シーズンまでマドリーのスポーツ・ディレクター(選手と監督やフロントとのつなぎ役、補強・移籍関係で暗躍する人)でしたが、昨シーズン終了後チームがうまくいかなかった責を負う形でクラブを辞めました。このバルダーノは当時レアル・マドリーの監督。Cチームでプレイしていたラウルをトップチームに引き上げた人です。MARCA紙には「ラウルのパドリーノ(父親みたいなもの)」と書かれていました。
ラウルのサッカーは私の目に焼きついている、そしてラウルの性格が彼を世界の模範たらしめている

エミリオ・ブトラゲーニョ。愛称は「エル・ブイトーレ(禿げ鷲)」。今シーズンよりマドリーのスポーツ・ディレクター。ラウルがプリメーラに昇格した時、今ではラウルの代名詞にもなっている7番をつけていたFWです。17番をつけていたラウルは翌年この偉大なプレイヤーから7番を譲り受け、ブトラゲーニョはマドリーを退団。とはいってもギスギスした関係ではなく、ラウルがブトラゲーニョの家に遊びに行ったりすることもある(あった?)のだとか。
スペインについて話すことはラウルについて話すことを意味する…ラウルはマドリーの歴史上の価値を体現する。私はディステファノのプレイを見ていないが、彼は犠牲の精神、打ち勝つこと、そしてレアル・マドリーの歴史を変える試合をものにする野心を持ち合わせていた。ラウルもまたそれを持つ人間であり、他の人もそれを意識している

フェルナンド・イエロ、マドリーでもスペイン代表でもラウルの前のキャプテンであり、ラウルの親友の一人です。ラウルを指して「フェラーリ」と例えたのはこのイエロ。
ラウルはマドリディズモとスペインサッカーの象徴であり、世界中にクラブのアイデンティティを伝える選手だ。ラウルはすべてのマドリディスタがあるべきもの―堅実さ、強さ、資質、サッカーに対する情熱、そしてレアル・マドリーのシャツを着る魂を常に守るカラーを愛すること―を体現している

選手たちからのメッセージはAS紙にまとめられています。
ジダンラウルはみんなのお手本だ
現在おそらくラウルとのプレイ時間が一番長いロベルト・カルロスラウルは”マドリディズモ”の象徴だ
ロナウドラウルの隣で僕は楽しんでいるよ
同じ下部組織出身としてラウルを尊敬しているカシージャスラウルはすべての若者たちの鏡なんだ
オーウェンラウルはとても特別な選手だ

オフィシャルインタビューの当番になったグティは本日28回目の誕生日を迎えました。下部組織から、ですから現在ラウルと知り合ってる時間が一番長い選手です。
僕はラウルをカンテラ(下部組織の総称)にいた頃から知っているし、彼が素晴らしいデビューを飾ったことも記憶している。みんなにとって夢のようだった。バルダーノのような監督はカンテラに信頼を寄せてくれて、それはとても嬉しいことだった。ラウルの働き、サッカーを楽しみたいという気持ち、人間としてプレイヤーとしての温かさを僕は強調したい。彼を表すのに特別な言葉は必要ないんだ
そんなグティも来年デビュー10周年を迎えます。
「マドリーには長い時間いるけれど十分な時間出場することができなくて、たびたび移籍の話も持ち上がった。だからここにいられることが嬉しい。このクラブにいられることを誇りに思う」。
来年もお祝いです。

そしてできたら今日ゴールを決められるといいね、とは本人の弁。
土曜の練習終了後はケータリングを手配して、選手コーチ陣ともども練習場でそのままパーティになだれ込んだそうで。

Liga espanola 1a DIVISION Jornada9
REAL MADRID CLUB DE FÚTBOL vs GETAFE CLUB DE FÚTBOL S.A.D.

さて、そんなマドリーの今節の相手はヘタフェ。今シーズン昇格してきたチームで、オフィシャルサイトに載っている住所を見ると「Avd. Teresa de Calcuta S/N 28903 Getafe (Madrid)」…そう、一応マドリーダービーになります。マドリーのDFパボンはこの辺りの生まれなんだそうで、子供の頃はヘタフェファンだったのだとか。
試合は10月31日19時よりサンチアゴ・ベルナベウにて。日本時間では11月1日4時55分より録画で放送。

試合後もパーティができると良いですね。

コパ・デル・レイは難しい

2004-10-28 20:19:31 | football
04/05 COPA DEL REY 1/32 DE FINAL
LEGANÉS 1-2 REAL MADRID

マドリーの得点:モリエンテス(19)、オーウェン(49)
レガネスの得点:ダニ・ルイス(58)

火曜の夜に行われた試合です。マドリーはなんとか勝ち抜けました。
モリエンテスは1得点1アシスト。ゴールしてもあまり嬉しそうではなかったのが残念です。無理からぬところかもしれませんが。
おまけにこの試合でサムエルが足を怪我。次のヘタフェ戦は無理のようで、来週半ばのCLディナモキエフ戦も微妙とのこと。なんでDFばっかり怪我するんだろう…

まだ終わっていない試合もいくつか残っていますが、国王杯1/32の結果はこんなふうになりました。左側がホームで基本的に下位リーグ所属、つまり右側に書いてあるクラブが勝ち上がるのが順当、ということになります。*はPKでの勝ち上がり。で「やっちゃった…」って対戦結果は太字にしてあります。
Cerceda 0-2 Deportivo
Castellón 0-0 Osasuna*
Leganés 1-2 Real Madrid

Terrassa* 1-1 Espanyol
Amurrio 2-3 Racing
Mirandés 3-2 Salamanca
Badalona 0-0 Levante*
Eibar 0-0 Valladolid*
Cultural* 1-1 Alavés
Segoviana 0-1 Athletic
Nastic 2-1 Zaragoza
Ourense 0-3 Atlético
Recreación 0-3 Numancia
Burgos 1-3 Real Sociedad
Sporting 1-2 Elche
Lleida 1-0 Valencia
Tenerife 3-1 Celta
Algeciras 0-1 Sevilla
Don Benito 0-2 Málaga
Xerez 0-1 Ciudad de Murcia
Las Palmas 0-1 Getafe
Vecindario 2-3 Pontevedra
Lanzarote 3-2 Ferrol
Lorca 4-1 Murcia
Alcalá 0-0 Betis*
Rayo 0-1 Mallorca
Ceuta 0-1 Albacete
Cádiz 4-0 Poli Ejido
Gramanet 1-0 Barcelona

Conquense-Recreativo (Suspendido)
Córdoba-Almería (Suspendido)

Girona-Villarreal (J-20:45 h.)

現在プリメーラで負けなしの首位にいるバルサ、昨シーズンリーグチャンピオンのバレンシア、わりと調子よく滑り出したエスパニョール、そして昨シーズンの国王杯優勝クラブのサラゴサまでが1回戦で敗退です。どうせカップ戦だしとか、後々日程がきつくなってきたときにラクができるとかいろいろ理屈付けはできますが、単純にセグンダ、セグンダBのクラブに負けるのはさすがにプライドが…。
ただ、大勝できたプリメーラのクラブはそれほど多くありません。アトレチコ、ヌマンシア、R・ソシエダくらい。下位のクラブは負けてもともとでぶつかってくるし、プレイも荒い。おまけに下位リーグのホームスタジアムは整備が行き届かないことも多く、上のクラブはやはりやりにくいと推察されます。サラゴサなんてCBが2人とも退場してるし。

アラベスとセルタも負けてるなー。あとラージョが負けたのは残念。勝ちあがってきてくれたら試合が見れたかもしれないのに…

明日10月29日は祝 ラウルデビュー10周年Realmadrid TV(というものがある)は、朝10時から深夜2時まで総力ラウル特集なんだそうです。特集はまあいいとして、ラウルおめでとう。ラウルがいないとマドリーはマドリーではなくなってしまいます。これからもがんばれ、El Gran Capitan!

El Mundo Deportivoより

2004-10-26 21:02:13 | football
こんなカートゥーンを見つけてきました。

El Mundo Deportivo」、サイトデザインからもわかるとおり、バルサ寄りのスポーツ紙です。サイトの構成は、彼らの信念を如実に表したものになっております。当たり前ですがバルサ単独のページがあります。ダウンメニューの「EQUIPOS(クラブとかチーム)」にはアラベス、アスレチック(ビルバオ)、アトレチコ(マドリー)、バルサ、エスパニョール、レアル・ソシエダ、セレクシオン(代表)。レアル・マドリーの名前がありませんが、これが当たり前です。カタルーニャとバスクのクラブ、マドリードにおけるマドリーのライバルクラブの名前しかない、これも当たり前です。やっぱり嫌われてますね。
もっともマドリーのニュースが載らないわけではなくCANALESのFUTBOLにまとめこまれています。ま、内容はやっぱり嫌われてるのね、って書き方になっているようですが。

さて、そんなマドリー大嫌い新聞に載ったこのカートゥーンですが…バルセロナにまで哀れまれているんでしょうか、モリエンテス。

先発がまわってきそうですよ

2004-10-25 23:47:39 | football
04/05シーズンが開幕して2ヶ月近く、CLの予備予選も入れれば2ヵ月半。遂にモリエンテスが公式戦で先発できそうです。コパ・デル・レイですけど。

コパ・デル・レイ=国王杯。乱暴な言い方をしてしまうと日本の天皇杯みたいなものです、たぶん。
イングランドならFA杯、イタリアならCopa Italia、フランスならCoupe de France、ドイツならDFB Pokal。どこの国にもたいてい通常のリーグ戦とともに国内カップ戦があります。レギュレーションはいろいろあるでしょうが、基本的に2部とか3部のチームも一緒になってシーズン通してトーナメントを戦い優勝を目指します。

ただやはりカップ戦はカップ戦。しかもシーズン当初はビッグクラブの対戦相手は下位リーグのクラブですから、やはりメンバーのレベルは落とします。トップチームメンバーを最低7人出さないといけない制約があるのですが。
初戦のマドリーの対戦相手はセグンダB(3部)のレガネス。マドリーの予想メンバーは

       César
Arbeloa Mejía Pavón Raúl Bravo
  Celades    Borja
Juanfran       Alex Pérez,
     Owen  Morientes

パボネスの本領発揮ですね。前だけ妙に豪華。揃って大爆発したら面白そうだなあ…
ラウル、ロナウド、サルガド、R・カルロス、エルゲラ辺りは完全休養。ジダンやフィーゴもベンチ入りするかどうかは極めて怪しいと思われます。

1回戦2回戦までは下位チームのカーサで一発勝負。プリメーラ相手だからと捨て身でぶつかってくる。それでもこのメンバーでも絶対勝たないといけません。負けるなんてあってはいけない。というのはこの国王杯、ここ数年マドリーが取りたいタイトルの一つになっているのです。

スペイン国王杯、始まったのは1901年とされています。最も優勝回数が多いのは、実はマドリーではなくバルセロナ。マドリー17回に対しバルサは24回と大きく水をあけています。
100周年を迎えた年の国王杯ファイナルでは、マドリーはベルナベウでファイナルを戦えるアドバンテージがありながら、デポルに優勝を持っていかれてしまいました。去年はファイナルまで進みながらサラゴサに負けました。
最後に優勝したのは1993年。国王杯は、現在一番長くトップチームでプレイしているラウルが、クラブとして取れるタイトルの中で唯一とったことのないカップ、なのです。

そんなこんなでどうしても取りたいタイトルなわけですが…放送がないのよね、当分の間。

↑真ん中手前のが国王杯


最後に、当分オフィシャルにはインタビュー記事など載らないであろうモリエンテスのAS紙インタビュー
「カマーチョに残るように言われ、あなたはそうした。そして突然オーウェンが来た」という質問に「サッカーと人生にはこういうことがあるんだよね」と答えています。モリエンテスらしいというか何というか。

こんな時間に集まる人たち。

2004-10-24 22:59:40 | 研究
現在この時間、私は大学の研究室にいます。日曜日の夜のこの時間にです。
理由は、「今週中に論文を送付してしまおうと思います!」とKKC先生に大見得を切ったら「じゃあちょっと最後に見せてよ」と言われ、手渡した数日後には「こことこことここと…」と赤が入ってしまったためです。

いや、それにしても論文を出すのって本当に大変です。以前YGさんが論文を出すときは、書いてKKC先生にチェックしてもらって修正して再提出、を繰り返し、最終的に提出するときはエディション30くらいになったそうですが…私もです。今書いてるファイルって第何版なんだろう。もう覚えていません。

そしてこんな時間ですが、研究室には他にも4人の人間がいます。
修論生が1人、卒論生が1人。卒論生を指導しているYGさんは眠くなったのか仮眠室(この部屋の実際の使用目的は違います)に行って2時間ほどになります。先ほど私より学年が1つ下の院生、NKZさんもなぜか袋いっぱいのお菓子を持って現れました。

…そろそろ帰るべきな気がしてきました。

プレ マドリーvsバレンシア

2004-10-24 01:20:17 | football
Liga espanola 1a DIVISION Jornada8
REAL MADRID C.F. vs Valencia club de futbol


昨シーズンリーグ優勝のバレンシアを、サンチアゴ・ベルナベウに迎えます。
バレンシアは7節を終えて現在勝ち点14の2位。優勝監督であるラファ・ベニテスがチームを離れたのには驚きましたが、前チェルシー監督のラニエリを再び監督に招聘。ラニエリのイタリア人コネクションのおかげか、ディ・バイオ、コッラーディ、フィオーレと攻撃陣を中心に豪華に補強。アルベルダ&バラハのスペイン代表ボランチやCBのアジャラ、GKのカニサレスと揃った守備はリーガのクラブの中では特に堅く(堅すぎて時々ファンの不評を買ったりもしていますが)、補強したイタリア人たちのほかにもアイマールやビセンテ、ミスタと攻撃のタレントも豊富。

ですが。

中心選手のアジャラとビセンテがケガによりこの試合には出場できません。
チーム状態も最高というわけではなく、先週のリーガではメスタージャでセビージャに敗戦。そして週半ばのCLグループリーグでは苦手のインテルにやはりメスタージャで1-5と大敗。どこのクラブでもそうですが、カーサでは強いチームと言う印象があっただけに…どうしたんでしょうか。
もっとも大敗した後のチームはたいがいさっぱりと開き直って当たってきますので、マドリーはいい迷惑でございます。

昨シーズンの対戦はレフェリーの判定を中心に2試合とも荒れました。
ベルナベウでの試合では、終了近くなってPA内でラウルが倒れてPK。バレンシア側からすると「やってないよ!」って感じのものでした。まあベルナベウでラウルですし…そういうものだと思います。
またメスタージャでの試合、フィーゴがその前の試合で受けたサスペンションが取り消されたりもしました。スペインでは珍しい話ではないのですが、いろいろな力を疑いたくなりますね。もっとも今回は逆に、7節でバラハが受けたサスペンションが結局直前になって取り消しになりました。ま、どっちもどっちってことです。

さて、そんなバレンシアの今年に入ってできたオフィシャルサイトの日本語ページを紹介しておきます。なかでもお勧めは真っ先にできたショップページでしょうか。
「公式装備」(ユニのことらしい)や「リック」(リュック)と日本語がイマイチなのもご愛嬌です。

MARCAの予想スタメン(日本語訳)を貼っておきましょう。
試合は10月23日22時より、マドリーにとって今季初のライブ放送は24日の朝4時55分より。

ラテンアメリカ風味で映画の話。

2004-10-23 21:04:19 | 
2週間我慢していた『モーターサイクル・ダイアリーズ』、やっと近い映画館に来たのでさっそく見て参りました。
ラテンアメリカの自然ってこんなにいろいろあるんだ、とか、人間の生活が少しずつ現実を見せていくところとか。凝った演出ではなくドキュメンタリーな感じで、それが良かったように思います。
今まで特段チェ・ゲバラに対する思いなどはありませんでしたが、興味がわいてきました。何か本を探そうかと思います。

最近の個人的な映画ブームは「ホアキン・フェニックス」でした。(ひと段落した)。
ことの発端は例によって受動的にムービー+で見た『クイルズ』。マルキ・ド・サドの話ですが、禁欲的で真面目な風のド・クルミエ神父役のJ.フェニックスがいたく気になりました。→

で、気になって探しましたら最近の映画ではちょうど『ヴィレッジ』に出ているとのこと。すぐ見に行きました。神父役とはまったく違う雰囲気に驚き。

見よう見ようと思いつつ今まで見ないでいた『グラディエーター』も見ました。高慢で情けなくて危ないローマ皇帝。

ちょうど『誘う女』もムービー+でやっていたので、これも見ました。

結論。
○J.フェニックスはコスプレ(?)、時代物の衣装を着ていると映えるなあと実感。
○映画としての『クイルズ』が良かったのだとも思ってみたり。

売らないもんね~ byペレス会長

2004-10-22 00:04:40 | football
噂だけではなく、モリエンテスの移籍話は動き始めました。
代理人氏がリバプールと接触。いきなりこんなに話がおおっぴらになるのは、モリエンテス側があっさりとマスコミに情報公開したからのようです。では、移籍の意思を公にするメリットとは何か。

マドリー側はこういう対応をしました。マドリーフロントとしては今シーズン中はモリエンテスをマーケットに出さない、と公式に発表しています。

フロントの態度を公に明確に引き出すことができました。これでなおモリエンテスが使われないのならマドリーフロントの印象は良いものではなくなりますし(もう既に良くなんてないのですが)、モリエンテス側は自分たちの正当性をアピールできます。

問題は、こんな状況にあるモリエンテスをそれでも置いておきたいマドリーの事情。
コパ・デル・レイ(国王杯)要員か。昨シーズン末の失速を繰り返さないために手駒は取っておきたいのか。あるいはシーズン終了後に(マドリーにとって)より有利な状況で売った方が得だと考えているのか。

な~んてドロドロした話なんでしょう。コワイコワイ。

勝ったから良しとしよう。

2004-10-20 06:21:00 | football
FW3人…あれは機能していたのかな?ロナウドとラウルの動きはかなり良かったですが、オーウェンがなかなかボールに触れない。まだ他の選手たちと呼吸が合わないだけならいいけれど。
それはそれとして、オーウェン、マドリー初ゴルおめでとう。
↓こんな勢いで。

04/05 UEFA Champions League GroupB
Real Madrid C.F. 1-0 Dinamo de Kiev

マドリーの得点:オーウェン(34)

帰ってきたソラーリが調子良さそうでした。最後足を痛そうにしてたのは気になりますが。
それからいつものことですが…本当にありがとうカシージャス様。
モリエンテスは最後の13分間出場。


04/05 UEFA Champions League GroupA
AS Monaco 2-1 Olympiakos

モナコの得点:サビオラ(2)、チェバントン(10)

デポルがアンフィールドでがんばってくれたので、モナコ単独首位です。やった!
今日はモナコの選手たち、軒並み採点が高い。サビオラはチーム最高の7.5をもらってます。なんでこういうのライブ放送じゃないんだろう?今夜の放送が楽しみです。…雨が酷くなければ。

予想先発・・・

2004-10-20 02:15:44 | football
04/05 UEFA Champions League GroupB
Real Madrid C.F. - Dinamo de Kiev



MARCAの予想先発です。

          Iker Casillas

        Helguera  Pavón
 Michel Salgado          Roberto Carlos

         Guti   Zidane

 Figo                  Raúl
            Owen

           Ronaldo


疲れますね…


この際、買っていただけるのならどなたでも。

2004-10-18 20:32:08 | football
諸事情により一切ネットが使えない週末を過ごしておりました。
そして土曜の夜の試合で暗澹たる気持ちに。
週半ばに代表戦でフル出場した3人のFWよりも劣ると評価されたモリエンテス。デイリー・ミラーがソースだそうなので信用の程度ははなはだ疑問ですが、「もうベンチに座り続けるのには疲れたよ」とのこと。見て応援していつ出てくるんだ?って待ってる方だって疲れます。
マドリーのモリエンテスは好きでしたから個人的には残留希望でしたが、残留を要請したはずのカマーチョは結局モリエンテスを守ってくれずいなくなった。それでも堂々と勝負してポジションを取ればいいと思っていましたが、どんな力が働いているのか正当な評価を受けているようには見えず、会長とは折り合いが悪い。
この際だ、欲しいと言ってくれるところがあるならリーガプールだろうがカペッロ・ユーベだろうが行くといい。活躍できるかどうかは二の次、まずは正当な評価をしてくれるところへ行ってしまえ。

な~んて悶々と思い悩む日曜を過ごしていました。不健康この上なし。

さて火曜の夜にはCLグループリーグ第3節があります。マドリーはカーサでディナモ・キエフ戦。ディナモは第2節でレバークーゼンに打ち勝っています(4-2だったかな)。マドリーはベッカム抜きの上にグティまでケガで不参加の可能性が高い状態。人余りのFWに対してMFは相変わらず人手不足でヒィ~ヒィ~って感じです。ベティス戦をお休みしたサルガドは復帰できる模様。

20:45
グティは無事に練習復帰、紅白戦ではジダンとピボーテを組んだとオフィシャルに出ました…誰が守る?

一方同日に第3節を戦うモナコは、ルイ・ドゥにオリンピアコスを迎えます。
そう、遂に離れ離れになったバルサ三兄弟の長男(リバウドのこと)と三男坊(サビオラのこと)が再会。いや~、久しぶりだ…。

モナコファンの集う掲示板には「(移籍するなら)モナコを優先するとモリエンテスが表明」ってトピックが立っていました。「本当?」とか「嬉しいよう」とか「ムシュー・パストゥル(お金持ちの会長さん)、しるぶぷれ」とか「モリエンテス、君の居場所はここにある」とかってコメントが。まだまだモナコのファンはモリエンテスを待ち焦がれてくれている。嬉しいなあ…

ささくれた神経を癒してくれた、モナコの6番プラシルの画像を貼って今日は締めます。
ヤロスラフ・プラシル、チェコ出身の攻撃的MF。昨シーズンレンタル先より復帰、リーグ、CLで活躍しチェコ代表デビューも果たす。一応モナコ下部組織出身。チェコの片田舎の道端で頬を真っ赤にしてボールを蹴っていたところを、モナコから来た人買いに「アメをあげるからおじちゃんといいところへ行こう」と声をかけられ、今に至る。いえ、ちょっと嘘。

おめでとう、アンドラ。

2004-10-15 01:27:59 | football
まずは
2006 FIFA World Cup 欧州予選 グループ4
キプロス 0-2 フランス

フランスの得点:ヴィルトール(38)、アンリ(72)
良かった、勝ちました。この試合ではトト&ジベフル出場に加えて、エブラも後半途中から出場。お疲れ様。


さて、スペイン代表はというと…
2006 FIFA World Cup 欧州予選 グループ7
リトアニア 0-0 スペイン

ひどかったようです。ASに至っては、「ここ何年かで最悪の試合。ルイス(アラゴネス爺ちゃん)は5トップで試合を終えた。冗談だろ?」ってコメントを付けております。ページの下に書かれる4段階評価も、今回は最高点の「El crack(名選手)」はナシ。次点の「El dandy」にルケが入り、最悪評価の「¡Vaya día!」をつけられたのはスペイン

……。ま、そういうことです。

おめでたいニュースを。
2006 FIFA World Cup 欧州予選 グループ1
アンドラ 1-0 マケドニア

アンドラの得点:ベルナウス(60)
アンドラが公式戦で初勝利をあげました。おめでとう!アンドラといえばセラーデスです。ということで近いうちに最近好調のセラーデスを紹介したいと思います。


結局、マドリーオフィシャルがいうところの「FIFA VIRUS」のおかげで、なんと昨夜行われた各国ナショナルチームのゲームでは、怪我をしたベッカムを除きマドリーから招集された選手がすべてフル出場を果たすという最悪の展開となりました。しかもみんな結果が出てないの。スペイン、ブラジル、アルヘンティナとすべて0-0。エンパテ・ア・セロ!もう…。
あ、オーウェンはゴールおめでとう!(イングランド自体はあんまり良くなさそうでしたが)良かった良かった。だからぜひクラブでもゴールしてください。

最後に。結局1ヶ月あまりの離脱になるベッカムについてこんなニュースが出ています。先日のイングランド対ウェールズ戦で、イエローカードをもらうためにわざとタックルをしたという発言をしたのですが、これを謝罪しております。で、問題になった当の記事が数日前のこちら。これを読んで誰もが思ったことでしょう。
そう、本当に頭がいい人はそういうことは言わないものです。黙ってるよ、普通…

レアルとバルサの美しい話。

2004-10-13 22:52:18 | football
ビッグクラブといわれるところは特にそうですが、たいていのクラブは所属選手の代表招集を嫌がります。マドリーのオフィシャルなんて、はっきりとvirus FIFA(FIFAのウィルス)のせいで練習が最少人数に、とどう見たってそれ言い過ぎじゃないの?って言い方をしております。
リーグ戦にCL、国内カップ戦とただでさえきついシーズン。チームの調子が崩れても練習で立て直す暇がないほどのタイトスケジュールです。それなのに何人も選手が代表に招集されるとチーム練習ができない、選手は疲労して帰ってくる、悪いときは怪我して帰ってくる、帰ってきても次の試合までほとんど時間がない…
それでも選手は代表に呼ばれたら行かないとは言いません。みんな自国の代表になることは誇りに思ってますし、それがその選手の価値でもあります。だからクラブはしぶしぶ送り出すわけです。ま、裏では途中交代させてね、とかいろいろ交渉があるわけですけど。

さて、そんな中でも特に大変なのが南米出身選手たちです。ヨーロッパ各国の選手たちは数時間の移動で済みますが、南米からヨーロッパ、(何時間かかるか知りませんが)とにかく大変なのは確かです。そこでこちらにあるようにマドリーとバルサが共同で飛行機をチャーターし、ブラジル代表のロナウド、ロベルト・カルロス、ロナウジーニョをスペインまで運ぶことになりました。一刻も早く選手たちをクラブに合流させるため、クラブ側が一肌脱いだ格好になります。
やはりサポーター同士の仲は悪くとも、共通の目的のためには協力し合う。美しい姿です。

ただねえ…サムエル(アルゼンチン代表)を忘れてませんか?彼はチリから普通に帰って来いってことですか?確かに彼は一番頑丈そうですがだからってひどくないですか?…がんばれサムエル。

なんて言ってるうちに次々とケガのニュースが入ってきました。
○結局ベッカムは4週間アウトのようです。グティ、よろしく。
○フィーゴは左足の関節炎。土曜日のベティス戦には間に合う見込み。
○で…なんでモリエンテス怪我してるんですか!
昨日負った背中への打撲が夜になってひどく痛んだようです。ベティス戦は無理ではないが微妙なところで、今後24~48時間の回復次第。なにしろメディカルスタッフが自宅にまで向かったそうなので、相当急激な痛みだったと思われます。お大事に…っていうか早く治してくださいよう。


スペイン代表はW杯予選、対リトアニア戦に臨みます。
最新の予想スタメン
GK:カシージャス(この試合でカニサレスの代表キャップ数44に並ぶんだそうな)
DF:サルガド、プジョル、マルチェナ、カプデビラ
MF:ビクトル、バラハ、、チャビ、アルベルダ、ルケ
FW:ラウル
ってな感じになりそうです。まずは勝ち点を積むこと、そしていい試合をすること。がんばれ!
放送は16日土曜日、19時よりBS1にて。

そして日本代表もがんばれ。大丈夫だとは思いますが(ちょっと楽観的に)。

AWAYの洗礼とソラリ復帰。

2004-10-12 21:43:14 | football
○空港で荷物がなかなか出てこなくて1時間以上待たされる。
○グラウンドのコンディションが最悪で練習ができない。

スペイン代表のためにリトアニアが用意した練習グラウンドは、ものすんごいコンディションでした。MARCAが一連の写真特集を組んでしまうほどです。
ボコボコでベチョベチョの地面、まばらな芝、ピッチのギリギリにむき出しのコンクリート、破れたネット、汚れたゴールポスト、極めつけは泥と水溜りのペナルティエリア。
これがリトアニアが準備できた精一杯の施設なのか彼らなりの精一杯の意地悪なのかわかりませんが、おかげで到着後すぐに予定されていた練習はキャンセルとなりました。気温は3度、移動直後にしかもこんな荒れたピッチで練習などしたらケガをしかねない。アラゴネス爺ちゃんの決断でした。でも今日の練習はどうなるんだろう?試合前日だから夜はスタジアムが使えるはずだけど…

俗に言う(?)アウェイの洗礼というやつですね。02W杯の予選プレーオフ、ウルグアイvsオーストラリアを思い出しました。個人的に今までで一番印象に残ったAWAYの洗礼。第1戦で勝利を収め、オーストラリア代表はウルグアイに乗り込んできました。その第2戦前夜、ウルグアイのサポーターたちはオーストラリア選手たちが宿泊するホテル前に集合し、太鼓を叩いて大騒ぎ&選手の部屋にイタ電で寝かせないよ作戦を展開。プレーオフを突破したのはもちろんウルグアイ代表でした。

そうなると心配なのが現在オマーンに滞在中の日本代表ですが、こちらはそうひどくないようです。良かったね。

もうひとつ代表の話題を。負けはしないが勝てもせずに苦しんでいるレ・ブルことフランス代表より、ジベのインタビュー@レキップが届いています。フランス語なのでさっぱり読めませんが、タイトルは「前を見る」(なんて簡単な)。
ガエル・ジベ、先日23歳になったばかりのDF。モナコ下部組織出身で、真ん中に置いて良しサイドに置いて良し、スピードのある守備&攻め上がりが特徴。そしてそのひたむきさ一生懸命さが最大の魅力であります。
そんなジベのコメントを簡単に紹介。アイルランド戦は負けなかったことが重要だった、イスラエル戦よりは良くなっている、DFコンビを組むモナコのチームメイトであるトトとの間には「オートマティズム」がある(トルシエさんを思い出しますね)。それからファビアン・バルテズ(モナコの先輩)とクレールフォンテーヌを大絶賛しております。以上、雑な紹介終わり。間違ってたらごめんなさい。

いや…フランス代表が大丈夫なのか、本当は心配です。放送を見ないと何とも言えませんが、アーセナルを一歩出るとどうも元気がなくなるアンリが特に心配。とにかく守備は踏ん張っているようなので、まずは点を取らないと。
新聞には「明らかな進歩、不十分だが」なんて書かれてますが、それでもジベの言うとおり少しずつ成長はしているらしい。焦れったいですがまだまだ我慢の時のようです……でもさすがにそろそろこうすっきりと、ね。


ソラーリが通常の練習に合流したようです。早速オフィシャルインタビューにも登場。ざっとしか読めていませんが、けっこう面白い話になってます。

練習に合流してみて非常に満足している。今話題になってるマスチェラーノはアルゼンチンサッカーにおいて重要な存在であり、将来的にはヨーロッパにおいて重要となるだろう。彼がヨーロッパでチャンスをつかむように願っている。そしてマドリーでプレイしたアルゼンチン人の先駆者としてレドンドに感謝する。(レドンド、元気ですか?)。
そして最後には現在のピボーテ不足からか「そういえばデル・ボスケ監督時代にピボーテやったことあるよね?」と話を振られています。それに対し「ポジションはどこでもそう問題はないよ。真ん中でもね、少し時間はかかるかもしれないけど」と答えてます。ソラリ。…やるの、ピボーテ?


スペイン対ベルギー、その周辺

2004-10-11 22:45:39 | football
2006年W杯欧州予選 グループ7
スペイン 2-0 ベルギー

スペインの得点:ルケ(58),ラウル(63)

GK: Casillas
DF: Salgado, Marchena, Puyol, Del Horno,
MF: Joaquín, Xavi (73 Baraja), Albelda (58 X・Alonso), Reyes
FW: F・Torres (53 Luque) y Raul

前のブログにも書いたとおり、チャビのパス出し、ホアキンとレジェスの両サイド、ニーニョ・トーレスとラウルの2トップで作る攻撃に注目!だったこの試合。立ち上がりいきなりトーレスの惜しいシュートがあったりして「おお!」って思ったのですが…やがていつものスペイン代表になってしまいました。がっちり守る相手に対して、ボールは支配できるものの決め手を欠く。それでもトーレスに代わってルケが入ってから2得点し、勝つことができました。とにかく勝ち点を積まなければいけないわけですからとりあえず良かった。

しかも「あの」キム・ミルトン・ニールセンが良くわからないうちにベルギー選手をピッチから消してしまいました。1人目はよくわかりませんでした。2枚もらったうちどちらかは抗議だな、と思ったのですが…。2人目はチャビにツバを吐きかけていたので仕方ないといえば仕方ない。ま、勝ったから言うわけではありませんが、ベルギーが全員いても1人減っても、スペインのグダグダ感は変わらなかったかもしれない、というのが正直なところです。

ちょっと気になるのはフェルナンド・トーレスに結果が出ないこと。フェルナンド・トーレス、現在20歳にしてアトレティコ・マドリーでキャプテンマークをつけるストライカー。愛称はエル・ニーニョ(子供)。まだ細身ではありますが身長はあるし、セカンド・ストライカーでもトップでもいける器用な選手、だと思っております。おしゃれさんで(雑誌でモデルやったり)若い女の子にキャ~キャ~言われたりもします。そんなことはどうでも良くて。
以前バレロンと出たときに好結果を残し、バレロンはいいところにパスをくれる、と発言していました。今回はバレロンなし。もっともラウルと相性が悪いなんていうほど悪くはなし、実際チャンスは何度かあったのですが決められませんでした。そんなふうには見えませんがいざとなると力んでしまうのか。


そして特筆すべきことが。
ラウルがスペイン代表にデビューしたのは1996年10月9日。ちょうどこの試合から8年前のことでした。以来79キャップ、そして節目のこの試合で40得点。前にも書きましたが得点はもちろんぶっちぎりのトップ。もうすぐカマーチョの持つ記録と並んで出場試合数第3位になります。フェラーリはまだまだ止まりません。
【歴代スペイン代表の出場試合数記録】
1.アンドニ・スビサレータ(GK):129試合
2.フェルナンド・イエロ(DF):89試合
3.ホセ・アントニオ・カマーチョ(DF):81試合
4.ラウル(FW):79試合


その他に。
○アラゴネス爺ちゃんが国歌を大声で歌っていたことがニュースになっています。なぜか。スペイン国歌には公式には歌詞がないはずなんです。(でも非公式には何個かあるらしい)。
○本日、スペイン代表はリトアニアに出発(たぶんもう着いてる)
先発変更予定。元気のなかったトーレスとホアキン、怪我をしたアルベルダが外れる模様。…ってリトアニア、-4℃って本当ですか。まだスペイン20℃以上あるのに…
○ゴールしたのにベッカムってば肋骨痛めてしまいました。もっともこの記事では全治1ヶ月になっていますが、マドリーのドクトルは「もしかしたらいけるかもね~」と暢気なことを言っている模様。
○もしダメな場合はエルゲラ&グティかセラーデス&グティでピボーテを組むようです。なーんて言ってるうちにフィーゴが足首を痛めたようです。右サイド…右サイド…オーウェンって右サイドできる?ジダンを右に回して左サイドをグティにするかラウルを置くか。

ということでまたもやクライシスの予感。