けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

0/31

2015-09-27 18:55:31 | football

黄色がクリアされたシュート、赤→が外れたシュート、緑が止められたシュート


15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 6
Real Madrid C.F. 0-0 Malaga


普段は統計値なんて気にしないんですが、ポゼッションは71.1% vs 28.9%、シュート数は何と31本 vs 12本(MARCA参照)。確かにマラガは、11人でがっちりバス駐車するような守りっぷりではありましたが、この数字で1点も入らないなんてことがあるのか……。
あまり選手間の息が合ってないように感じられた前半のうちに、後半のような立て直しができていたら。クリスチアーノのヘディング、シュート、どれか一つでも。何本も放たれたクロス、チャンスメイクがあと1つ、2つ、どうにかずれていたら。終了間際のモドリッチ、オフサイドにされてしまったプレイが、きちんと判断されていたら。たらればは言えますが、そんな1つ2つのシーンを重要視する必要がないほど、チャンスは何度もあったはずなんですけどね。
こんな試合もあるさ、ではありますが、まだ9月も終わってないのに「こんな試合」の印象のある試合が何度かあるのも事実。「今日はクリスチアーノの日ではない」が既に数試合になるのも事実。クリスチアーノについては、カメニ苦手感のようなものがあって、できるだけ良いコースを狙い過ぎ、狙い過ぎてゴールが決まらないから次第に焦って打つようになったり……なんてあったのかな。
昨シーズンのアトレチコ戦で苦い思い出を作ってしまったヴァラン&ナチョのセントラルコンビは、またもほろ苦い…もちろん失点はしていないし、必死に対応はしていたと思いますが、シュートポゼッションの圧倒的な数値に見合わない程度に苦労させられていたなあと。終盤の、畳み掛け畳み掛け続けなければいけないところでのファウル、ミス等々は、リズムを崩し味方のメンタルを途切れさせてしまうもので、やはり安定感はまだだなあ…。今回はラモスもぺぺも不在だったので仕方ないですが、普段の試合から、ラモスやペペと、ヴァラン、ナチョを組み合わせて、自信や試合勘を付けてやったら良いと思います。

6人目の負傷者
膝の大怪我を経験しているヘセだけに、負傷となると非常に気になりますが、脹脛の筋肉を痛めていたようで、これだけならそんなに長くはならないのでは、と思います。少なくとも2週間くらいはダメだろうとは思いますが…。


マラガ戦、召集選手

2015-09-26 19:07:13 | football
Parte Medico de Pepe
サニタス・ラ・モラレハ大学病院でペペ選手が検査を受けた結果、左足打撲による筋肉の怪我と診断された。今後、回復状況を見ることになる。
----------------------------------
ラモスもまだ戻れないのに、今度はペペが離脱してしまいました。MARCAは、およそ2週間の離脱と見積もり。マラガ戦はもちろん、来週のCLマルメ戦も、そしておそらく次の週末のマドリー・ダービーも無理だろう、と。
ということでマラガ戦のセントラルは、必然的にヴァラン、ナチョのコンビになるでしょう。もう皆さんご心配の通り、昨シーズンのアトレチコ戦で撃沈した2人ですが、それぞれが悪い選手ではないからなあ…というかむしろ、どちらも本当に良い選手だと思う。ヴァランももちろんだし、ナチョもいつも落ち着いて丁寧なプレイをする。あの試合を教訓に、成長したところを見せてくれればと思います。


マラガ戦、召集選手
GK:ナバス、カシージャ、ルベン・ジャネス
DF:ヴァラン、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア
MF:クロース、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、チェリシェフ、イスコ、マルコス・ジョレンテ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルーカス・バスケス、ヘセ

負傷欠場:ダニーロ、セルヒオ・ラモス、ペペ、ハメス、ベイル

ディフェンダーが少ない。改めて、なんでシーズン序盤で、こんな負傷者リストになってるんだ……。
ベニテスの前日会見から、いくつか抜き書きで。
----------------------------------
ペペとラモス
「負傷した選手たちは、良い回復を続けている。ぺぺは負傷してビルバオ戦を終わり、我々は様子を検討しているところだ。除外してはいないが、リスクを冒していくかどうかを我々は検討している。ラモスも良くなっているが、試合には出せない。」

ダービーと負傷者
「私は非常に慎重になっている。負傷者たちは良い状態で経過しているが、チームとのトレーニングを行う際に、彼らがどれだけできるか見ていくことになる。何人かは水曜の試合に出られるかもしれないし、他はアトレチコ戦に。」

モドリッチをローテーション
「どの試合でというのではなく、その選手がどういう状態かということに基づいて決める。彼は、問題ないと言ってくれた。選手たちはしばしば、プレイしたいのだと言う。それから、我々が決める。休養を取らせる試合になるかもしれない。」

クリスチアーノはそうしない
「彼はゴールを決めてくれる、チームで誰よりも重要な選手。だから私は、彼を使い続けようとしている。だから彼は、多くの時間をピッチで過ごしている。それは、彼がとても素晴らしいから。彼にはゴールを決めてもらいたい。」
----------------------------------
とりあえず、選手起用に関わりそうな辺りを。モドリッチを休ませる可能性があるようですが、セントラルが慣れない若いコンビになる可能性を考えると、モドリッチにはピッチにいてほしい…というのが、個人的な希望。
負傷した選手たちですが、金曜のトレーニングの様子を伝える公式からいくと、ベイル、ラモス、ハメスの3人が、既にスパイクを履いてランニングができるところまで来ているようで、ダニーロも含め、マラガ戦明けから徐々にチーム練習に戻ってくるだろうと思います。マラガ戦、余剰のない人員の中での、重要な試合になります。

試合は本日18時15分、サンチアゴ・ベルナベウにて。WOWOWの嫌がらせには既にだいぶ慣れてしまってはいますが、リーガでは実に8月29日、第2節以来の生放送となります。カレンダーをさかのぼってみて、改めてずいぶん蔑ろにされているのだなあとびっくり。


おまけ
動画では貼りこめないので、該当ページに飛んでご覧いただくしかないのですが、ASのトップページでもちょっと目立つところにリンクがある、「マドリーのカンテラで、将来有望な優れた選手5人」の動画。ボルハ・マジョラルやルカ・ジダンらと共に、現在アレビンAに所属する"ピピ"中井くんが選ばれています。

奪還

2015-09-24 07:49:35 | football
15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Athletic Bilbao 1-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:カリム・ベンゼマx2

難攻不落のサン・マメス・バリアから、勝ち点3を持ち帰りました。プレゼントゴールもあったし、ミスや軽率なプレイも意識もあったし、ナバスの記録も途切れてしまった(マドリーにおけるリーガ開幕からの無失点記録。あと5分だった…)。でも、怪我人続出でラモスも間に合わず、きつい日程の中、きつい試合でしっかり勝てたことは何よりだし、まだまだな部分もあるとはいえ、堅い試合ができていることは今シーズンの特長かなと思います。
試合は、全体としてはビルバオ戦らしい厳しさ、難しさがあったと思います。その分、守備陣の仕事が忙しく、攻撃陣も自由自在とはいかないという感じがしました(でもけっこうシュート数はありましたね)。そんな中でも相変わらずなのが、モドリッチ。どんなプレッシャーのきつい試合でも、そうでない試合と変わらないように中盤を操り、ボールを奪ってカウンターのチャンスにつなげる。勝ち越し点は、中盤中央のモドリッチから右サイドのイスコにボールが出て、ここでイスコがフリー、強めに中に入れたボールにベンゼマとクリスチアーノがなだれ込み、ベンゼマのゴールにつながりました。
ベンゼマも好調ですね。ここまで出場した5試合すべてで1ゴールずつ上げ続けていることになるそうです。クリスチアーノを引き立てル役割もできるし、自分でゴールも決めてくる。改めて、これほど現在のマドリーにはまるFWっていないんじゃないだろうか、と思いました。それからやはりこの試合も、ナバスの活躍は外せない。ビルバオ相手に、マルセロやぺぺが高めの位置で置いていかれてしまったり、失点シーンもボールロストのミスから始まったり…と、決してマドリーの守備が100%なわけではない中で、ここまで堅い試合ができているのは、絶体絶命のピンチはナバスがどうにかしてくれているから
。今日もいくつか、パラドン!なシーンがありました。そうまでしなくても守り切れるようになるともっといいんですけどね…。

で、気がつくと……首位です!




不調でも

2015-09-21 12:26:58 | football

15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Madrid C.F. 1-0 Granada

マドリーのゴール:カリム・ベンゼマ

インターナショナルウィーク明けの試合によくある不調が1週間おいて出てきたのか?という感じの試合でした。何かミスが多くて目につくし、攻撃も守備も最後の詰めが甘いというか怖いというか。ベルナベウも不満そうな雰囲気を感じました。とはいえ、そんな中でも勝てたことは良かったです。しかも、またもナバス!クリーンシート!(あの、いくつかピンチがあった中で、よくゼロに抑えたなあ…)。欧州各国トップリーグで公式戦開幕以来無失点を続けているチームは、既にマドリーだけだとか。次はフエラのビルバオ戦で厳しい試合になるかと思いますが、ラモスも復帰できる可能性があるようですし、できるだけ無失点は続けていってほしいです。プレッシャーになり過ぎず、でも良い緊張感にもなると思うので。









負傷者整理

2015-09-19 19:06:17 | football
負傷者整理
ひとつ下のCL直後の記事では、シャフタール戦で3人の負傷者が追加されたわけですが、そこからヴァランが復帰。セルヒオ・ラモスは、左肩の関節脱臼で、ひとまず今週末は休み。全治がどの程度かわかりませんが、ミッドウィークのビルバオ戦(サンマメスバリア)に戻ってこられると頼もしいのですが……。ベイルは、数日様子を見たのちの検査の結果、左脚ヒラメ筋の負傷ということで、全治2週間程度が見込まれています。目標は10月4日のアトレチコ戦……。


グラナダ戦、召集選手
GK:ケイロル・ナバス、キコ・カシージャ、ルベン・ジャネス
DF:ヴァラン、ペペ、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア
MF:クロース、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、チェリシェフ、イスコ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ヘセ、ルーカス・バスケス

負傷欠場:ダニーロ、ハメス、ベイル、セルヒオ・ラモス

怪我人を除いた全員が召集となりました。ヴァランは、昨日のトレーニングで全体に合流という感じでしたが、大丈夫なのかな。ぺぺ&ナチョでも良いかとは思いますが。ベイルの代役は、CLでの交代からいっても、その後のパフォーマンスからいっても、コバチッチになるかと予想されています。ヘセではなく……。
キックオフは、本日16時、日本時間で23時。


ベイル、ヴァラン、ラモス

2015-09-16 07:05:28 | football
15/16 UEFA Champions League
Real Madrid 4-0 Shakhtar Donetsk

マドリーのゴール:ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド×3

試合の内容はまた後で追加。無事に勝ちでスタートを切れたものの、この試合は、交代がすべて負傷によるもの…。
最初はベイル、前半30分にならないくらいだったと思いますが、ふくらはぎの辺りに問題が出たようで、プレイ続行できず。次はヴァラン。先発でしたが、ハーフタイム明けにピッチに復帰せず。足首の打撲に腫れが出てきて交代した、そうです。最後は、ファウルを受けて転倒した際に肩を痛めたセルヒオ・ラモス。いずれも交代となりました。
一番痛手が大きそうなのはベイルのようです。ベイル自身がコメントしているように「深刻なものではないように…」と願っていますが、2週間ほどは離脱となるのでは、という記事も。
ベニテスは試合後の会見で、「ベイルはヒラメ筋に痙攣があり、1、2日待ってみなければいけない。ラモスとヴァランについては、打撲だったので、より楽観的でいる。それでも様子を待たなければいけないが。問題なのはベイルの方、昨シーズンも同様の負傷をした。」とのこと。

CRの日

2015-09-14 00:12:58 | football



15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 3
Espanyol 0-6 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド

不調とか何か言ってたっけ?と、余計な心配や邪推など一気に振り飛ばしてしまう、クリスチアーノの大爆発、快勝試合でした。5ゴールは、レポーケルって発音でいいんですかね。マドリーに加入して2度目の1試合5ゴールで、これでマドリーにおけるリーガ最多ゴレアドールとなりました。
1試合5ゴール+ベンゼマ1ゴール、中盤(モドリッチ)からのロングレンジパスに抜け出してのゴール、少し時間をかけて崩したところへの飛び込み、カウンターもいくつか、最後はルーカス・バスケスのクロスに合わせて…と、多彩な点の取り方だったように思います。ま、取ってるのはほぼおんなじ人なんだけど……。ベイルも、無理にゴールに突っ込んでいこうとせず、どこへボールを出そうかとか落ち着いてやれていたと思います。今日くらいの落ち着き、注意やボール配りの感じなら、トップ下もありかな?(もっと厳しい状況もあると思いますが。) 
クロース休養で、ピボーテはカゼミロ+モドリッチ、でいいのかな(カゼミロはなんであんなにいつも、笑顔なんでしょうか)。カゼミロ、守備面ではそんなに気になるところはなかったですが、ボールを奪取した後が多少いい加減というか、そこまで気が回ってないというか……ま、まだ周りと合っていないってことなのかな。イスコ、前半は特に中途半端な感じがしました。守備の意識が高いようだけど何か仕事があまりないというか、つまらなそうというか。カルバハルの上がった後ろをケアしている、くらいな感じで。後半になって、攻撃的にウェイトを置いた役割を与えられて、カウンターに絡んだり存在意義を出せていたように感じました。全体に、細かいパスをつないでつないで…ってわけではなかったからなのかなあ…。開幕して3試合、監督が変わり、新規の選手やポジションの変わった選手がいることもあり、試合を1つ重ねるごとに、上手くいく場面、連携等が増えていったり、逆に問題がわかってきたりするのかななんて思います。下の記事に載せたように、休みなく試合は続いていきますが、良い流れで続けていってほしいと思います。ちなみに、開幕3試合でクリーンシートを続けているのは、既にマドリーのみだそうです。少ないピンチに絶大の集中力、ナバスもさすがでした。


おまけ
ラウール・タムード、お疲れ様でした。



おまけ
こちらはまだまだ現役、いつまでもラウールはラウール。今朝方のNYコスモスの試合、決勝点は、相手DFを何人かとGKを振り回してのラウールゴールでした。

54秒くらいから。

ウィルス2

2015-09-11 07:25:41 | football
Parte Medico: James
ハメス・ロドリゲス選手がウニベルシタリオ・サニタス・ラ・モラレハ病院で複数の検査を受けた結果、コロンビア代表でのペルー戦で負った打撲から左足大腿部に肉離れを負っていると診断された。今後回復の経過を診て行く。
----------------------------------
マドリー公式は全治予測を出しませんが、現地紙では「1ケ月の離脱」だそうです。ダニーロ共々……。

9月12日:エスパニョール戦
9月15日:CLシャフタール・ドネツク戦
9月19日:グラナダ戦
9月23日:ビルバオ戦
9月26日:マラガ戦
9月30日:CLマルメ戦
10月4日:アトレチコ戦

単純に今後1ヶ月のスケジュールです。CLも始まるし、リーガのミッドウィーク開催もあり、毎週2試合ペースが続きます。しかもビルバオ、アトレチコ(どちらもフエラ)戦も…いきなり山場というか、最初の正念場がやって来た、という感じ。

ウィルス

2015-09-10 22:22:45 | football
ウィルス
インターナショナルウィークが終了、各選手たちもチームに戻ってきました。ですが…。

Parte Medico: Danilo
本日、ウニベルシタ・サニタス・ラ・モラレハ病院で検査を受けたダニーロは、右足底腱膜損傷と診断された。
-----------------------------------
各紙の見立てでは、全治1ケ月とのこと。

またハメスは、既にチームに合流しているはずですが、木曜のトレーニングではピッチに姿を現さず。試合や映像を見ていないので、具体的にどんな状態で…というのはわからないのですが、コロンビア vs ペルーの親善試合で酷いタックルを受け、途中交代で下がる羽目になったようです。コロンビア代表のドクターによると「膝への外傷、しかし深刻なものではない」だそうですが、週末のエスパニョール戦欠場の可能性もあるとのこと。

幸いなことに、他の選手たちは元気に戻ってこられたようです。水曜は室内調整だったクリスチアーノやマルセロ、セルヒオ・ラモスも、木曜は全体練習に合流しました。



ラファエル・ヴァラン
フランス誌 "le JDD"から。フランス語記事訳は慣れてないので、だいたいそんな感じ、くらいの理解でお願いします。
-------------------------------------
若い頃のドレッドヘア(「プレイするとそんなに快適ではないんだ」)をカットして以来、まったく伝統的なヘアスタイル、身体にタトゥはなく(「好みは大きく変わるものだからね」)、そして話す内容はしばしば標準的になる。ラファエル・ヴァラン、22歳にして既に多くの代表戦に出場し、ピッチの中でも外でも、語ること以上にものを成し遂げる。今週、クレールフォンテーヌにて、レアル・マドリーのディフェンダーは、レ・ブルーの未来を約束し、笑顔と共に殻を割って話をしてくれた。

「奇妙なことだけど、自然とはじまったんだ。僕がRCランスのトレーニングセンターに行った時(2002年のこと、当時10歳)、僕は自分に100%賭けていた。でも当時、自分がプロフェッショナル選手としてやっていくなんて、実際には想像もしなかった。リザーブチームでプレイし始めた時(2010年、17歳)でも、まだそんな風には思わなかった。そこで、プロに行くようにと一晩中頼まれたんだ(2010年10月のこと)。一連の出来事はまったく牧歌的だったね。まだ子供で、そんなキャリアの始まりは夢にも思ってなかった。もしフットボール選手になっていなかったら、フィジオセラピストになっていたかな。彼らと話すのが好きだし、自分の身体が感じていることを理解するのが好きなんだ。」

最初の給料をもらったこと
「契約志望者の認可に、およそ300ユーロ。そこで母の議決だ。「置いておきなさい!」 それで、貯金した。僕は15歳で、トレーニングセンターに行くのにお金はかからないし、それが一番適当だったんだろう。最初に自分自身のお金を使ったのは、ブランドジーンズを買うため。当時は、ずいぶん高いものを買ったと思ったよ。独立したという気持ちは自分で嬉しかった。臆病になったのは、最初の車、メルセデスC63 AMGを買った時。ただばかげたことをしたわけではなくて、僕には余裕もあったし、気まぐれで何かする人間でもないからね。」

キャプテンだったこと。
「ランスにいた18歳の時、特別な経験があった。リーグ最終戦の1つ前で、リーグ・ドゥに降格することが決まった(2011年5月)。それでチームを理解することを学んだ。キャプテンになることは、大きなプレッシャーだった。驚いたし、チームメイトたちと向かい合って困惑もした。でもそれはとても名誉なこと、どこにいても身震いを感じた。根本的には、フランス代表の時(2014年秋、アルメニア戦、スウェーデン戦でキャプテンを務めた)には、もっと落ち着いていられた。既にそのチームでしばらくやっていたから。でも、リーダーの役割っていうのは奇妙なものだ…僕は叫んだり、モチベーションを上げて回ったりする人間ではないから。その一方で、僕には兄としての側面もある。チームメイトたちに代わって、彼らの状態が良くなければそういって話す。そうやってこなしてきた、自分よりも経験がある選手たちと一緒でもね。」

ジダンを忘れたこと。
(2011年5月、フロレンティーノ・ペレスのアドバイザーだったジダンは、レアル・マドリーとの契約を確信させるため、ヴァランに電話をかけた。バカロレアESの試験勉強でいっぱいだったヴァランは、また後で電話するようにとジダンに頼んだ。)
「僕の無頓着さの結果だね。それからは、きちんと対応するようになった。おかげでしっかりなれたよ。この歳で可能な限り多くの物事を注意深くして過ごしていかなければいけない、とね。でも正直なところ、この電話をもらった後は、もう試験勉強どころではなくなってしまったんだ。僕の人生でもっともクレイジーな時期だったよ! 僕はバカロレアの準備をしている、電話は鳴りやまない、レアルのトレーニング施設を訪問して、アレックス・ファーガソンにも会って……想像してほしいよ、他の学生たちにサインしながら試験期間を過ごしたんだから。理解できない、シュールな状態だった。これを乗り越えたことを、より誇らしく感じすらしたよ。」

ミスをしてきた
「あるトーナメントにランスのU-16チームで参加した時、僕は15歳で、自分の場所を勝ち取りたかった。最初の試合、始まって10分で、僕は自分たちのゴールに得点を決めてしまった。そしてシーズンの大半をU-15で過ごした…。プロの試合では、特に思い出すのが4-0で敗れたアトレチコ戦(今年2月…あれね)。実際のミスはなかったとしても、同じような失点に僕には責任がある。チームと一緒に僕も落ち込んでしまった。チャンピオンズ・リーグでのユベントス戦(2013年11月、2-2)では、僕は良いプレイぶりではなかった(ポグバにタックルし、ペナルティの原因に)けど、それ以上の穴にはなっていない。ワールドカップでの対フンメルス? マスコミの人たちだけがその話を僕にしてくる。それもフットボールの一部だけど、それも同じようにシンプルなものだ。」

メディアと話す
「ランスにいた時、フランス代表と同じように、最初のプレスカンファレンスには、すごくストレスを感じた。毎回そんな風には見えないと言われたけど、でも確実に、自分の中では緊張していたんだ。僕が専門用語を駆使しているマスターか? だますようなことは言わないようにしているけれど、いくつかは繊細な話題だ。注意深く反応しなければいけなくなるし、そうでなければはぐらかす。自分たちの落とし穴にならないように。そうだね、出て行く言葉の要素には注意深くしているよ。

モウリーニョにカツを入れられた
「マドリーでの2シーズン目(2012/2013)、ジョゼ・モウリーニョに叱られた。僕は良い状態じゃなくて、こうしたいと思うことがピッチでできないでいた。そこをモウリーニョに言われた。「なんでトレーニングで走ってるようにやれないんだ?」って。僕の最初の反応は、不満をモゴモゴ言うだけ。「はぁ、わかりましたけど…」って。でも、彼が正しいとわかっていた。僕はもっとできたんだから。モウリーニョはよくそうやって正してくれた。彼には、長々とスピーチをする必要はない。性格で、直接的だ。それが僕自身には良かった。僕には、自分が良いプレイをできるようにと自分自身に問うことが必要なんだ。この一貫したプレッシャーがなければ、僕は自分のやれるところで安楽になりがちで、それは自分には良くないことだ。子供の頃、父に何度か言われたことだ。僕は全体に活動的すぎて、今の落ち着いて見えるというのとは対象的にね。兄弟姉妹とはしゃぎすぎることもあったけど、父の言葉が僕を落ち着かせてくれたんだ。」

一晩中ダンス
「6月に結婚したんだ。すごく嬉しい、もちろんね。でも、式を挙げた市庁舎と教会でのことは、8万人の人たちの前でプレイするよりもはるかにプレッシャーのかかるものだったよ。式があることがマスコミにわかってしまって、そういう人たちは避けて、愛する人たちとだけで式を挙げたかったんだけど。結局、集まった人たちは、僕たちを見てとても嬉しそうだったけどね。それから、僕は一晩中踊っていた。家族は本当に驚いていたよ、そんな僕は見たことがなかったわけだからね。僕は、ダンスは下手なわけじゃない、ただシャイなんだ。でも一旦スタートしたら、もう止められないよ! かかってた曲は、カリビアンミュージックが多かったね。それからヒップホップ、レゲエ、ラガ、等々も。僕はレゲトンから始めたけど、それはこの種の曲がマドリーのロッカールームではいっぱいかかっているからなんだ。レ・ブルーでは他のジャンルだけど、でもそれがいい曲じゃなかったら、曲を変えてやるのに僕は躊躇しないよ。」
-------------------------------------

月曜、火曜

2015-09-09 10:17:59 | football


International dutyの個々の試合は、相変わらずほとんど追えていませんが(今朝のスペインの試合も、マタのゴールは見ましたが…)、概ね良好な結果だったのではないでしょうか。とか、簡単には書けないか…。クロアチアはノルウェイに敗れてグループ3位ですね。ポルトガルもフラストレーションのたまる試合だった感じが(90分通して見たわけではないのですが)。

週末がオフだったマドリーは、月曜からトレーニングを再開。移籍騒ぎに巻き込まれたナバスは、コスタリカ代表に合流せずにマドリーに残り、残留とわかった前週は室内でのトレーニングが殆どでしたが、今週月曜からピッチでのトレーニングに戻ってきました。ちょっとほっとしました。また各国代表でも、試合の早かったモドリッチ、コバチッチ、ベンゼマは火曜からトレーニングに合流(ヴァランは室内調整)。怪我等なさそうで良かったです。
合流が一番遅くなるのは、たったいまフレンドリーマッチ中のマルセロと、この後試合のハメス。どちらもアメリカからの移動になります。




今日(9月9日)は、モドリッチ30歳の誕生日だそうです。30歳。いつまでも今のままで!

1週間ぶり

2015-09-07 22:23:53 | football
バタバタと忙しい上に、代表ウィークだし…と思っていたら、なんと1週間も空いてしまいました。すみません。
代表試合は結果だけは追ってはいるのですが、せっかくスカパーやWOWOWで放映していても、「ぺぺとヴァランが戦ってるなあ……」でそのまま寝落ちてしまったりとで、まともに見られていません。マドリーの試合ならもうちょっと、疲れていてもがんばれるんですが。





とりあえず、CL登録選手を貼っておきます。27番以上の大きい選手は、基本、カスティージャから。ちなみにカスティージャは、今シーズンオフにもだいぶ選手の整理をしましたが、セグンダB開幕以来好調です。

GK
 1 ケイロル・ナバス
13 キコ・カシージャ
31 ルベン・ジャネス

DF
 2 ラファエル・ヴァラン
 3 ペペ
 4 セルヒオ・ラモス
 6 ナチョ・フェルナンデス
12 マルセロ
15 ダニ・カルバハル
17 アルバロ・アルベロア
23 ダニーロ
30 アブネル

MF
 8 トニ・クロース
10 ハメス・ロドリゲス
11 ギャレス・ベイル
14 カルロス・エンリケ・カゼミーロ
16 マテオ・コバチッチ
18 ルーカス・バスケス
19 ルカ・モドリッチ
21 デニス・チェリシェフ
22 フランシスコ・アラルコン ”イスコ”
27 マルティン・ウーデゴーア
28 マルコス・ジョレンテ

FW
 7 クリスチアーノ・ロナウド
 9 カリム・ベンゼマ
20 ヘセ・ロドリゲス
29 ボルハ・マジョラル

事の顛末

2015-09-01 21:16:39 | football
公式発表という名の言い訳
1、マンチェスター・ユナイテッドは、31日月曜日まで、交渉の窓口を開きませんでした。
2、最終日にこのテの交渉をするのは難しいとわかってはいたんですが、レアル・マドリーは交渉を開始いたしました。
3、マンチェスター・ユナイテッドがこの交渉を始めた際、昨日午前中に、レアル・マドリーの選手ケイロル・ナバスのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍の件を合意に至らせ、同選手の代理人に接触することを報告しました。
4、レアル・マドリーとマンチェスターUは、両選手の移籍の件で即座に合意に達しました。FIFAおよびLFPの手続きに十分な時間を残して契約に関連する書類の下書きを始めた後、レアル・マドリーはスペイン時間で午後1時39分に、マンチェスター・ユナイテッドに契約を送付しました。
5、マンチェスター・ユナイテッドは、8時間後、スペイン時間で21時43分に、微修正を行った契約書類を送り返してきました。同選手(デヘア)のFIFAおよびLFPへの登録を考慮し、これらの変更すべてを、即座にレアル・マドリーは受け入れました。
6、デヘアおよびケイロル・ナバスのサインが済んだのち、レアル・マドリーはスペイン時間23時32分に、サイン済みの契約書をマンチェスター・ユナイテッドに送付しました。
7、マンチェスター・ユナイテッドは、スペイン時間11時53分にケイロル・ナバスの代理人と最終的な合意に達し、この時間に、契約書が同選手(ナバス)に送付されました。
8、マンチェスター・ユナイテッドは、GMT0時00分、ケイロル・ナバスではなく、ダビド・デヘアの移籍のデータをFIFA TMSに送り、同時にレアル・マドリーにサイン済み移籍契約が送付されました。レアル・マドリーが完全な書類を受け取ったのは00時02分であり、FIFA TMSへのアクセスを試みたものの、受け付けは既に終了しました。
9、スペイン時間00時26分、FIFA TMSのコンピュータ・システムから、レアル・マドリーに、ダビド・デヘアのデータを完了するよう案内が送られてきました。プレミアリーグの登録期限は本日中です。レアル・マドリーは、本契約をLFPに照会することを決めました。締め切りが過ぎたと理解してはいますが。
10、レアル・マドリーは、この2人の移籍の件について、必要なことをすべて行いました。

--------------------------------------
要するに、やることはきちんとやったけどダメでした、理由はユナイテッドの処理が遅いせい、と言いたいようです。

個人的には、デヘアが確保できなかったことはかまいませんが、ナバスがどちらの存在なのかが大いに気にかかるところです。