けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

マルセロ負傷、コパ欠場

2015-05-30 09:25:11 | football
マルセロ負傷、コパ欠場
マドリーのシーズンは終わりましたが、6月にインターナショナルマッチ(EURO予選、親善試合)があり、というか中~南米の選手たちはコパアメリカがあり、実はまだシーズンは終わっていないという事実。関係する選手たちは、自国に戻ったり、あるいはマドリーでトレーニングを続けているようです。
そんな中マルセロについて、負傷によりコパ・アメリカ出場不可とのニュースが。以下、ブラジル代表のドクターのコメント。

「我々はレアル・マドリーのドクターから、マドリーでのトレーニングでマルセロがピッチに入った際、背中(腰)に痛みが出たという報告を受けた。いくつか検査をしたが、月曜からの(代表の)トレーニングをスタートできない。トレーニングを再開するのに、3週間かそれ以上かかりそうだ。今の時点では多くの問題があり、歩くことができない。他の解決手段はない。」

マルセロには残念な結果でしたが、歩くことができないとは…(ギックリ腰でも歩けないですが)。ゆっくり休養してもらうしかないですね。

マルセロ
「新たな大会で、セレソン・ブラジレイラを護るという夢にさよならを告げなければならなかった。背骨の負傷で、残念なことに代表の登場までに回復する時間がなかった。肉体的にチームメイトと共にはいられないだろうけど、でもコパ・アメリカ@チリでのブラジル代表への僕のサポートの気持ちはもっと大きいものになるだろう!」





ポール・クレメント
カルロと一緒に、世界ナンバー1のクラブで働けたことは名誉だった。ありがとう、選手、スタッフ、そしてファンの皆。Hala Madrid。


アンチェロッティの解任に伴い、コーチ陣も解任され、メディカルチーム等も変わるとのこと。アシスタントコーチだったポール・クレメントは、かねてから噂されていたとおり、イングランド2部のダービー・カウンティで監督としての仕事をスタートさせるようです。




監督交代について
ひとつ下の記事に多数いただいたコメントへのお返事もかねて、アンチェ解任から数日がたっての感想等々。

シーズンの途中、ほんの1、2か月前でさえも、何があってもアンチェロッティで続けるとか言ってたはずのペレス会長。毎シーズンのように、当初は、継続性が重要だとには口にしていても、結局こういう気の短い人事を繰り返す。でも、リーガCLのどちらも取れなければ、こういう話になってしまうのはペレス政権下のマドリーではあり得ることで、ファンとしても、ショック→否認→怒り→受容…とステップを踏んで受け入れるしかないというか、受け入れることに慣れるしかないというか、実際慣れてしまっているような…。
頂いたコメントの中にもありましたが、ペレスには、選手たちを甘やかすことに危機感があるというのも、今回の解任決定にはあるのかもしれません。マスコミは誰と誰が対立と一生懸命いろいろなネタを作り出してましたが、この2年、チームはとても穏やかに見えていました。選手全員が仲が良いというのではないでしょうし、グループもありますが、親しくない同士でも適度な距離で敬意を払い合う関係が保てているように見えました。そこに八方美人…ではないけど、誰にでも絡めるラモスやペペ、マルセロがいて、全員がアンチェを信頼している…。でも、いくら監督を慕い、嫌な緊張のない、傍目には理想的な集団関係に見えても、それが勝ちにつながらなければ意味がない。
伝統的にマドリーの悪い癖ですが、どうも相手を舐めてかかりやすいところがあるようです。選手たちは、そんなことはないと言うでしょうが。でも今シーズンも、気の緩みで悪い方に転んだ試合がありました。重要な怪我人が繰り返し出たとはいえ、あと勝ち点3も取れないほどギリギリだったのかというと、そういうことでもないでしょう。何かが足りないとなった時に、選手を総取り替えするわけにはいきませんから、じゃあ監督を、という…。
ま、マドリーならではの言い訳ですかね。悪い結果に終わっても、各部署がいろいろ反省して、じゃあこの監督のアイディを最大限生かすためにはどんな補強や戦術を取って行ったら良いかを考えながら、次のシーズンに希望をつなぐっていう経験、なかなかこのチームを応援しているとできませんね。

ちなみに次の監督有力候補とされているラファ・ベニテス、華々しい成果(バレンシアでリーガ制覇、リバプールでCL制覇等々)もありつつ、波があるというか、どちらかというと低迷結果の方が印象に残ってしまっているようでもあり、つまらん戦術と言われもし…あまりマドリディスタたちに歓迎されているようではないですね。とはいえ、マドリーOBのベニテス、いつかはトップチームを指揮したいと願っていたでしょうし、モチベーションには期待できるのではないかと思います。あとは選手たちが気持ちを切り替えること。ファンも…。

アンチェロッティ解任

2015-05-26 07:09:53 | football
カルロ・アンチェロッティ
レアル・マドリーでのファンタスティックな2年間を記憶に留めていこう。ありがとう、クラブ、ファンの皆さん、そして私の選手たち。Hala Madrid y Nada Mas.








もう覚悟できていたことだったかもしれませんが、アンチェロッティの解任が理事会にて決定され、発表されました。
選手たちとの間にとても良好な関係があり、慕われていたのは、選手たち自身が一度ならずあちこちで公言することでよくわかりましたし、出場機会がとても少ない選手でも、移籍した選手でも、アンチェロッティを非難するような発言がなかったのもすごいこと(特にモウリーニョ時代の荒れた終盤のことを思えば)。就任1年目にしてコパ優勝と、何よりもデシマをもたらし……結局、メジャータイトル(リーガかCLか…100歩譲ってコパか)が取れなければ延命はなし、という基準は変わらないんでしょう。

アンチェロッティは、解任されるなら気になっていた健康問題があり、手術を受けるとのニュースが出ていました(頸部の狭窄)。夫人の出身国で自宅のあるカナダで手術を受け、1年間はカナダとマドリードを行き来して過ごすとのこと。いろいろ疲弊している部分もあるでしょうから、ゆっくりするのは良いことかもしれません。お疲れ様でした&ありがとう、アンチェロッティ。


(出張等が重なって疲れていたり録画ミスしたりで、実はまだ最終戦が全部見れていません。何かシマらなくてすみません)

Uno, Dos y Tres!!

2015-05-22 06:54:56 | football
ベンゼマ:Parte Medico
前節、痛そうな悔しそうな悲しそうな途中交代だったベンゼマですが、公式のメディカルレポートによると「右足大腿直筋に肉離れ」とのこと。最終節、無理して出ることはないでしょうね。


1年前のこと
先日お披露目された新しいアプリから出てきた映像だと思いますが(まだ確認してない)、1年前、CLファイナルの試合前の様子。


Trailer "En el corazon de La Decima"


これもいいんですが、もうひとつ、ピッチに出る直前のロッカールームの様子。マドリーの試合前のロッカールームの映像ってなかなか見る機会がない(というか、初めてな気もします)ので貴重ですし、それがしかもCLファイナル、ラ・デシマを獲った試合前とは…。
皆を鼓舞するような声を出しているのは、アルベロアとラモス、あとペペですかね。手前で、イケルとハグするディエゴ・ロペスとか。最後に気合を入れて、ピッチへ。ぜひ見てください。来シーズン、未来に期待したくなります。


間に合わなかったもの

2015-05-18 22:31:59 | football




14/15 Liga Espanola 1a division Joranada 37
Espanyol 1-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウドx3、マルセロ

もうやる気がうせてるなあ、と思わざるを得ないくらい、ぐだぐだとミスが多く、何事も起こりようがない前半でしたが、HTに多少カツが入ったのか、後半にゴールが決まっていきどうにか勝利。どれか1点、この間の試合に回せたら……と空しいことを思わないでもなかったですが、尊厳の保てる試合で終われたのは良かったと思います。ゴールシーンだけ抜き出せば、どれもすっとする良いシーンでした。

ビッグゲームでは何点も何点も、すっきりするほどゴールが決まらないのは当たり前で致し方ないのだと思いますが、でも、決まってほしい試合であと1点、取るべき&取れる時間帯に取れずにネガティブな結果に終わったあの試合、この試合……。強豪チーム相手にはなかなかゴールが決められないというのも、今シーズンのマドリーの特徴であり、来シーズンに向けてどうにかしてほしい点。


El campeón de Europa la Novena!!
バスケチーム、欧州チャンピオンおめでとう!

エスパニョール戦、召集選手

2015-05-17 11:09:16 | football
エスパニョール戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、マルセロ、カルバハル、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ベイル、ルーカス・シルバ、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ

負傷欠場:モドリッチ、セルヒオ・ラモス、アルベロア、ケディラ

さて、少し気を取り直しまして。バレンシアに引き分けた時点で選手たちも降参のコメントを出したりしていましたが、残り2試合ありますし、数字上の可能性もまだなくはない……ま、とにかく誇りの持てる形でシーズンを終えてほしいと思ってます。

アンチェロッティ
「我々は、エスパニョール戦がとても重要な試合だと理解している、我々はリアクションを見せなければならない。簡単なものではないだろう。だがチームは良いトレーニングをしてきているし、明日の試合に集中している。数字的な可能性がなくなるまで、リーガのために戦い続けるよう、すべてを出していくつもりだ。」
「私はこのチームを誇らしく思っている。我々はすべてを出してきた。最終的な評価はシーズンが終わってからになるだろう。我々はまだリーガのために戦っているし、目標は2試合共に勝つことだ。」

超えられず

2015-05-14 07:26:32 | football


短い版
気持ちの部分については、ほぼ終始、強いところを見せてもらえたなと思います。それだけで少しは救われる。
攻めに攻めて、前半のうちに2点目が取れなかったのが、たらればとしては言えるかと思います。
今日はベイルにチャンスが多く(一方でクリスチアーノは特に後半に存在感が薄くなってしまった)…誰であれ、どれか決めてくれれば。シュート、22本あったそうです。決まったゴールは1つ。
決められたゴールも1つ。無失点で守り切るのはきついかなあという危惧が、やはり、当たってしまいました。

結局これが今シーズンのマドリー、という総括だったのかもしれません。ファイナルに行ってほしかったけど、それに値するシーズンであったか、少なくともこの2試合についてそれだけに値する戦い方だったかというと、そうとは言えず。来シーズンに向けて、どこをどう直していくか、ですね…。




ユーベ戦、召集選手

2015-05-12 22:04:18 | football
ユーベ戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン、カルバハル、マルセロ、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ルーカス・シルバ、ベイル、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ

負傷欠場:モドリッチ
監督判断:ケディラ


クロース、問題なさそうですね。

不運と必然

2015-05-10 16:37:13 | football


追加:現地時間2015年5月10日12時


「応援メッセージをありがとう! ちょうど検査をしたところだよ。心配しないで。水曜日に集中だ!」

大丈夫ってこと??

各紙の記事を要約すると
バレンシア戦、前半23分で負傷により途中交代したクロースは、今日午前にサニタス・ラ・モラレハ病院で約1時間に渡って検査を受けた。現時点で公式の医療レポートなどは出されていないが、負傷は深刻なものではなかった、筋肉の負傷はなく打撲による痛みがある(ひどい落下の仕方をしていたのでそのせい?)、水曜のユベントス戦に間に合うのではという見方が優勢になっている。


14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 36
Real Madrid C.F. 2-2 Valencia
マドリーのゴール:ペペ、イスコ

この1試合だけを切り取ったら、シュートがことごとくバーやポストを叩き、中盤の要の選手が早い時間で負傷交代し、PKも止められ…という不運に見舞われる中、後半からの大胆な選手交代で、ミスによる2点のビハインドを取り返した!ってなるんでしょうが、リーガの生死がかかり、かつCLのことを考えたら結果でもメンタルでも上々の結果を示さなければいけなかったはず。選手たちの疲労は、身体的なものだけでなく、集中力を保つメンタルとかそういうところにまで及んでいるのでしょうが、でも結果として、言い訳のできることではない。ディフェンスの軽率なミス、クリスチアーノのPK失敗(考えすぎたか…相手が悪かったか)、何もここでなくても。後半立ち上がりから一気呵成に攻め立て、ペペのゴールに至るところまでは良かったものの、その後また膠着というか勢いが落ちてしまったのも残念でした。まだ追いついてもいなかったのに。
イスコのゴラッソが見れて良かったです。ベイルも、批判を浴びた先日の試合とはだいぶ様変わり、チャンスにもよく絡めていたと思います。緊急リリーフのイジャラもそつなく仕事ができていたように感じました。
盛り返せるメンタル、力はあるというところを心のよりどころに、水曜を待ちたいと思います。


バレンシア戦、召集選手

2015-05-09 18:33:38 | football
バレンシア戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、コエントラン、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ベイル、ルーカス・シルバ、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ

負傷欠場:モドリッチ
監督判断:ケディラ

ベンゼマが召集リストに復帰しました。金曜のトレーニングでは、一部別メニュー(後で全体に合流)だったようですが……。コンディションが良ければベンチに入り、途中出場でテスト(もちろん可能な状況なら)ということかと思います。先発は、前線はチチャリートとその後ろにクリスチアーノとベイル、中盤がクロース、ハメス、イスコ、と各紙は4-3-3を予想しているようです。
ラモスの中盤起用、一部にはさすがにもう封印するだろうという見方もあり、一方でアンチェロッティはプレスカンファレンスで、やる時がきたらまた起用するよとは言っているようです。とはいえ、もうこの2シーズンで皆十分わかって来たことかと思いますが、アンチェロッティがプレスカンファレンスで言うことは、本当のことを言っているようでもありそうでないこともあり……要するに、わかりません。

トリノでの敗戦と水曜に迫っているものを、頭から追い払うのは難しいことだとは思いますが、バレンシア、今シーズン前半戦の連勝が途切れた相手でもあるだけに、嫌な印象があるのをを断ち切ってほしいです。リーガもまだ続いてますから…。

試合は本日20時、サンチアゴ・ベルナベウ。

裏目

2015-05-06 19:10:52 | football
14/15 UEFA Champions League Semi Final 1st-leg
Juventus 2-1 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド

CLのセミファイナルまで来て、こんな試合しかできないのか?と、落胆と苛立たしさしか残らない内容でした。結果自体は、アウェイゴールを取った上での最少得失点差ですから、絶望するほどでもない。けど、あの試合内容を見ていたら、絶望するしかない……まあものすごく楽観的なことを言えば、あんな試合内容で2-1で終われたなんてラッキー、なのかもしれませんが。

とにかく悪い、酷い出来の選手が多すぎた。疲労もあったのだろうと思いますが、アンチェの采配のおそらく悩みどころだった部分が、ことごとく裏目だったのが印象的でした。例えば左ラテラル、MARCAなどは、セビージャ戦で不安定なプレイが多かったマルセロではなくコエントランを先発予想にしていましたが、結局先発はマルセロ……で、残念なことに、セビージャ戦と同様に不安定なままでした。裏を突かれ、ゴールに近い位置で簡単に交わされ、いっぱいいっぱいになってしまったのか、攻撃でも判断が悪い。ま、攻撃はマルセロがいなかったらもっと何もできなかったかもしれないので、一部は相殺かもしれませんが、それにしても……カルバハルと共に、サイドバックが恐ろしいの一言に尽きる。それから、やはりセルヒオ・ラモス。アトレチコ戦、セビージャ戦とそれなりに機能していたようにも見えましたが、やはりプレッシャーがきつくなり出し所も限られてくると、パスミス、ボールロスト…信じられないようなミスが激増してました。
そしてたぶん一番の批判ポイントになってしまったのが、チチャリートではなくベイルが、クリスチアーノ・ロナウドと共に先発2トップの一角として起用されたこと。ベイルは終始存在感を出せず、目立つとしたらパスミスかボールを失うところ……と、散々な出来でした。個人的にはベイル先発というのは、それはそれでアリだと思ってました。というのは、この試合のように途中であと1点取りたいとなった時に、今のコンディションのチチャリートの方が、ラッキーボーイ的な切り札になると思ったから。ただ賛成できないのは、チチャリートがイスコと交代だったところ。イスコはボールを持つ機会が多い分ボールロスト等が目立ちますが、それでも前半からマルセロと共に攻撃を試み、守備を補てんしに走っていたのはイスコ。ベイルを終了間際まで残す一方で、イスコは早々に交代というのは、今季終始ベイルを重用してきたとはいえ、納得のいくものではありませんでした。怪我上がりでという言い訳をするなら、なおさらもっと早く下げて良かったのでは。

他にいいところは…思い出せない。クロース、ハメス、ぺぺあたりが普段通りの及第点、くらい。存在感を失う時間がけっこうあったとしても、何だかんだで貴重なアウェイゴールを決めたクリスチアーノも、するべき仕事はしたという意味で及第点でしょうか。ハメスのクロスバー直撃ヘディング、惜しかったなあ…。

これが1週間で、しかも間に負けられないバレンシア戦を挟んで、立て直せるのかどうか。特に采配に関しては、これまでのアンチェの一貫主義を思うと大して変わりはしないだろうし、逆に変に大きく替えられても機能する気もしないし…今はちょっとネガティブな見方しかできない。禁句かもしれないけど、あまりにもがっかりしたので、書くだけ書きます。
モドリッチ、復帰できないかな……。

週末のバレンシア戦、来週水曜のCL2ndレグ。どちらもベルナベウでの開催。マドリディスタたちを前に、今シーズンはまだ続くと言える2試合にしてほしいです。そのためにも……落ち着いて、集中して、全力を尽くして。厳しい試合が続いて苦しいのだと思いますが、とにかく選手たち自身にもファンにとっても、後悔の残らない試合をしてほしいです。


モラタ
何だよー、ゴールなんて決めちゃって。しかもカケラも喜ぶ姿勢を見せないなんて、マドリーへのリスペクトもしっかり持ってて。何だよモラタ。自信もついて、堂々として、立派な選手になっちゃって。

エース

2015-05-03 14:19:50 | football
14/15 Liga Española 1a division Jornada 35
Sevilla 2-3 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド、クリスチアーノ・ロナウド

1年以上にわたって負けてなかったというサンチェス・ピスファンでのセビージャ。良い内容でなければ当然勝つことは難しいし、残念ながら良い試合ではなかったと思います……にもかかわらず、勝ち点3を持ち帰れたのは、何をおいてもまずはクリスチアーノ、クリスチアーノ、クリスチアーノ。
試合が始まってから、決まってほしいのに惜しい決まらないシーンが何度かあり、今日も「クリスチアーノの日ではない」になってしまうのかと少し悲観的にもなりましたが、終わってみればハットトリック。今シーズン6回目のハットトリック。ゴールシーンが、力やパワーで蹴り込むというよりも、今日はむしろ、難しいシーンにうまく頭で、足で合わせていくシュートで、こういうのが決まるのは心強いなあと思いました。何かもっている感があるというか。1点目は左サイドからの、イスコのクロスに下がりながらヘディング、2点目は右サイドからハメスのクロス、チチャリートが頭で逸らしたのを、足先で合わせる感じ。3点目は、復活したベイルの右サイドからのクロスに再び頭で。上手いなあ、と思いました。
で、何しろホームのセビージャですから、攻められる攻められる。マドリーが優勢な時間もけっこうあったしボールポゼッションもけっこうあったと思うんですが、ひとたび攻められるとなればもう……恐ろしい。しかもこの試合、カルバハルもマルセロも、どうも両ラテラルが軽いというか交わされやすいというか……特にマルセロ。マルセロの守備が!っていうのは今更なんでもう仕方ないんですが、もうちょっと、もうちょっとなんとか。マルセロが守備で問題を抱えるからとセントラル(主にバラン)がサポートに行き、中が苦しくなるとか。今日はラテラルの調子がイマイチな代わりにセントラル、特にペペがスマートな守りでセビージャの攻撃を凌げていたなと思います。
ラモスは今日も中盤で起用されていましたが、中盤になると、最終ラインにいるときには保てていた慎重さがなくなってしまうのだろうか……?という感じがしました。軽率なことをしなければ、中盤で起用する策はアリだと思うんですが。軽率でなければ。

一山乗り越えて、火曜日にまた次の山。ついにユベントス戦を迎えます。