けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

グティの足首

2009-04-29 21:26:52 | football
クラシコまであと3日、水曜日のトレーニングにて、グティが左足首を強打。病院で検査を受け、状態を見極めるとのこと。詳細はまだ不明。

追加情報
MARCAによると、グティは今週土曜日のクラシコで「プレイできないだろう」とのこと。トレーニング中にデュデクと接触し、左足首を捻挫。メディカルセンターを出るときには、歩行杖を使っていたとのこと。

さらに追加
Antena3によると、病院から出てきたグティ自身が、クラシコでのプレイはできないだろう、とコメントしたとのこと。



まだヘタフェ戦、セビージャ戦ともに全部見れていないのですが、グティのゴールやアシストも出るなど調子が上がっているようで、クラシコを楽しみにしていたのに。非常に厳しいことになってしまいました。ただ、グティの足首はわりと怪我に強かったりすることもあり、わずかな望みは持ち続けたい。elmadridista.comによれば、2007年12月のクラシコの2日前および2008年2月のバジャドリ戦の2日前、トレーニング中に足首を捻挫したグティは、結局どちらの試合にも召集され、バジャドリ戦では先発出場し2ゴール3アシストというミラクルを起こしている、とのこと。希望は最後の瞬間まで捨てられない。

Google Noticia

2009-04-29 14:01:28 | football
よくお世話になっています、Google Newsのスペイン版、Google Noticia。リーガ関係で、特定の人物、事物に関するニュースを追いかけたい場合に、名前やチーム名などで検索いたします。モリエンテスなら名前だけで十分ですが、たとえばラウルはReal Madridを一緒に入れないと、ラウル・カストロやら何やらと、いろいろなニュースが一緒に引っかかってきたりしますし、ビジャも一緒にValenciaを検索しないと、○○村の~、という話になってしまいます。

で、Google Noticiaを基にして追いかける、ここしばらくのMorientes。

4月21日
ベティス戦の召集選手リスト入り

4月22日
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 32
Real Betis Balompie 1-2 Valencia C.F.
ベティスの得点:リカルドオリベイラ(86)
バレンシアの得点:ビジャ(66、79)

GK:セサル
DF:アルビオル、アレクシス、マドゥロ、デルオルノ(75、アルベルダ)
MF:パブロ(56、ホアキン)、マルチェナ、エドゥ、マタ、シルバ
FW:ビジャ(81、ビセンテ)

モリエンテスは出場なし

4月23日
ウナイ・エメリ、マタ、ミチェルと共に、バレンシアCF財団とユニセフとの協同によるイベントに参加。子供たちの試合でトロフィー授与の役目を果たす。

4月24日
空白

4月25日
バルサ戦への召集リストから外れる。フィジカルに軽い違和感があったとのこと。

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 33
Valencia C.F. 2-2 Barcelona FC
バレンシアの得点:マドゥロ(44)、パブロ(45+1)
バルセロナの得点:メッシ(24)、アンリ(84)

GK:セサル
DF:ミゲル(77、モレッティ)、アルビオル、マドゥロ、アレクシス
MF:マルチェナ、バラハ(69、ミチェル)、パブロ、シルバ、マタ(82、ビセンテ)
FW:ビジャ

4月26日
空白

4月27日
移籍に関するニュース2件
「モリエンテス、ロッソネロの目標に」というタイトル。しかし本文は、「インテル・ミラノが来シーズンのチーム強化のため、モリエンテスを狙っている」という内容。どっちですのん。
○もう1つの記事では、「歴史のあるイタリアのクラブがフェルナンド・モリエンテスについて考えている」というタイトルで、やはりこれだけではどちらかわからない…ですが、本文中に「ミラン」「ロッソネロ」という単語が見られるため、ACミランが正解か。

4月28日
バレンシア戦への召集を阻んだフィジカルの違和感は、特に問題のあるものではなかったようで、特に問題なくトレーニングに参加。ただし、ビセンテと衝突。いや、激突。Superで拾った画像についているキャプションによると、「トレーニングの終盤、ミニゲームの最終に、ビセンテ・ロドリゲスとフェルナンド・モリエンテスが強く接触し、どちらも痛みを訴えるジェスチャーをしながらピッチに倒れこんだ。しかし、2人とも問題なく復活し、ウナイ・エメリはトレーニングを終わることができた。」とのこと。


痛そう。シルバは笑ってるけど。




局地的流行
最初はバラハだけだと思っていたらビセンテにも伝染し、遂にはアルビオルやマルチェナ、ミゲルにも伝染った、バレンシアの伝統芸能、パンツめくり。





そんなにめくりたいなら、トレーニング用にブルマ作ってもらえばいいのに。試合もブルマの方が良い?

間の悪い話 2

2009-04-28 20:32:49 | 
ただいま~。

再び間の悪いことに、豚インフルエンザの影響で、帰国便が機内検疫の対象となってしまいました。成田空港に無事着陸してから、2時間以上も機内に足止め。CAさんが水やおやつをくれたり、携帯電話を使って良いことになったので会社にも連絡取れたし、ミニノートに突っ込んでおいた動画類のおかげで暇つぶしもできたしで、まだ良かったですが。でも退屈だった。
こんな体験は初めてです。検疫と言われ、私はスターウォーズのストーム・トゥルーパーのような人々が乗り込んできたりするんだろうかと、少々期待したりもしていたのですが、さすがにそんなことはなかった。そこまでいったらXファイルかなにかの世界ですね。というか、そもそも結局検疫官らしき人は乗ってこなかったような…とりあえず、問診表に記入して提出しました。

そんなこんなで無事帰宅。海外ドラマやリーガの試合と、計15時間ほど録画したものがあります。何日くらいで消化できるかなー。
ちなみに出張先では、ほぼ毎日ネットにつなげたし試合結果を追うこともできましたが、何か書いてる余裕はありませんでした…。こんな大事な時期に浦島タローだなんて。


間の悪い話

2009-04-22 12:59:16 | football
今の話
現在、出張でフロリダ州にいます。期間は1週間くらい。学会です。ワシントンで1回乗り換え、さらにタンパ空港からタクシーで移動し・・・。やっとホテルに落ち着いて、時間はちょうど21日が終わったところです。ネット環境も確保して一安心(とはいえ、それなりのレベルのホテル内でも、接続料金をかなりがっちり取られます)。
もう、何が気になるって、リーガ! こんな佳境のときなのに、2節に渡ってライブで試合が見られないなんて。何しろ、スペインで試合をしている時間は、ここではお昼過ぎ。ホテルの部屋にこもって・・・とか無理がある。

そんなときに限って、マドリーはすさまじい試合をしたようですね。いま、あちこちで動画を拾っては眺めています。イグアイン!グティ!!ペペ!?イグアイン!!!!!!という感じでして、あんまりあれこれ書くと、放送を心待ちにしている方々に非常に申し訳ないことになるわけですが・・・でもあれですかね、WOWOWはこんな展開の試合を放送するにあたっては、

「マドリーはさすがに苦しくなりましたね」とか
「いや、何かをやってくれる雰囲気を感じますよ」とか

例によって白々しい実況&解説をするつもりなんでしょうか。



1日と少し前の話
実は「フロリダに行ってきます」ということを、バレンシアvsセビージャ戦の感想等と共に、昨日の朝(日本時間)に記事にするつもりでした。そのつもりだったのに、なんと朝からgooブログがメンテナンス。メンテナンス期間は6時~10時とあったので、では後で空港ででも乗っけてしまおうと思っていました。空港のラウンジで接続しましたが、gooは「メンテナンスが長引いています」のアナウンス。またかー。

というのが言い訳。以下、昨日載せるつもりだった記事です。

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08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 31
Valencia C.F. 3-1 Sevilla FC

バレンシアの得点:ビジャ(45=PK)、マタ(83=PK)、パブロ(90+4)
セビージャの得点:エスキュデ(9)

GK:セサル
DF:ミゲル、アルビオル、マルチェナ、アレクシス
MF:アルベルダ(75、ビセンテ)、バラハ、マタ、ホアキン(54、パブロ)、シルバ、マタ
FW:ビジャ(75、モリエンテス)

黄色いのもらった人たち:バラハミゲルマタシルバモリエンテスパブロ と ヘススナバスドゥシェルスキラッチフェルナンドナバードパロップルイスファビアーノカヌーテ
赤いのもらった人:アドリアーノ

しみじみと、バレンシア強くなったなあ、と思った試合でした。
試合開始10分ももたずに失点。寄せが甘く、ゴールエリア内にぽかっと空間ができる…と守備陣は相変わらず恐ろしい。でも、失点したところでキレなかったのが、何より。1ヶ月程前の、失点が止まらなくて勝ちに見放され続けていた頃であれば、そのまま選手全員しんなりと萎たれて、残り時間試合しなくても、勝敗が決していたかもしれない。連勝ということが良いのかお給料払われたのが効いたのか、あるいはメスタージャの人々も珍しく選手を裏切らなかったからか、その辺はわかりませんが、あきらめないキレないメンタルを選手たちが手に入れられたように思います。
試合自体は確かに苦しかった。試合開始当初から何度もピンチになるし、セサル様様様だしで、なかなかまともな攻撃の形もできない。ところが、タルヘタ祭りが開催されたことで、バレンシアはだいぶ楽になった。一番は、やはりセビージャの右を守っていたアドリアーノが、前半43分で退場になったこと。このカードについては、退場に値するファウルだったのでレフェリーがどうこうとは思いません。でも、マタやシルバが仕掛けてもアドリアーノに簡単に刈り取られていた左サイドが、これで元気になったように見えた。バレンシアの左を抑えていた選手がいなくなったわけで、この後、特に後半チャンスが増えていったことを考えても、大きいレフェリングだったと思います。
それから、ビジャが交代になったあとで、勝ち越し点、ダメ押しを取れたことも意味があるなあと。ビジャマタシルバホアキン、と絶対の先発の選手たちがいて、彼らを代えると試合内容は落ちていくだけ…というのがシーズンの前半戦の頃はよくあったと思います。カップ戦などで、普段ベンチスタートの選手を先発させたりすると、試合にはなんとか勝てても中身はグダグダ…というような。この試合でパブロが出て、ビセンテとモリエンテスが出て、ビジャが下がっても試合の流れを落とさないでいられたのが、何か印象的でした。決してビジャいなくていいやということではなくて。
と、この試合については内容を細かく振り返るよりも、ちょっと全体的な流れや印象といった方が書きやすい感じがしました。

では、エメリのコメントを含む記事をlevante-emvから。
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監督は、健全さをアピールしてホアキンとビジャの不快感を当然のことと認め、選手たちには「もうベティス戦について考えよう」と求めた。「チームは精神を取り戻した。希望が生まれたことは素晴らしい。しかし、用心深く行くことが必要だ。」

バレンシアは自分たちを信じ、連勝を続けるため、夢を見続けるためにこの試合を克服することを知った。目標を手に入れることができる。エメリのチームは3位のセビージャに勝利、彼らとの差を3ポイント詰め、チャンピオンズリーグのポジションである上位4位で終わるために損なわれない大きな夢を持ち続けている。そしてウナイ・エメリは、長期的な大望は抑え、1試合1試合に向かうことで、チームは失敗を犯さないだろうとしている。この改善こそが証拠だ。「我々は満足することはないだろう!」と監督はプレスルームで語った。笑顔と満足さ、監督は落ち着き用心深くいこうと努めていた。「バランスを持ち続けていくことが必要だ。多くの試合が残っているのだから。希望が生まれたことは素晴らしい、しかし我々は用心深くいかなければならない。」そして感情をこめて「重要なこと」は、チームが「生きていることだ」と述べた。「チームが精神を取り戻した、それは真実だ。しかし我々は、短期間でそれが失われることを知っている。だから、勝つために一貫して戦っていかなければならない。」「もうベティス戦のことを考えなければならない。現実は、我々は勝利し、事態がうまくいっているということだ。」 
3位を狙うか?という質問に対し、監督はそれは相互的なものだと述べた。「3位になることは、我々次第であり、また他のチームの失敗にも依存する。1試合1試合行くことが必要だ。私は仮定の問題については話さない。」
エメリは、交代させられた際のホアキンの冷淡な態度とビジャのイラついた態度に関する質問を避けることができなかった。ホアキンの不快感については、「あの反応は自然なもので、理解できることだ。潜在的なものを表に出したという意味があるから、良いことだと私は思っている」。一方で、ビジャの態度についても、エメリは正当なものだとみなしている。「双子筋の状態が向上してきた選手としては良くない。水曜日にも、土曜日にもわれわれには試合がある。だから、交代を選んだ。」
右のエストレーモをパブロにするかホアキンにするかで論争が生じていることについて、監督はこう述べている。「私は、こうして起こる論争は好きだ。なぜなら、パブロが自分の居場所を見つけたということであり、ホアキンも良いレベルにあるということだからだ。競争はチームにとっても、誰かを選ばなければならない監督にとっても良いことだ。どちらも競争するにふさわしく、右サイドを強化することができる。

スタンドのサポートへの感謝
エメリは、観客の行動に対する言葉を取り消した。彼は、スタンドの魂が勝利へのカギとなったことを認めた。「観客の行動はすばらしかった。この化学反応で、われわれは勝利を見出すことができた。チームはファンに助けられ、ステップを踏むことができた。
監督は、マノロ・ヒメネス(セビージャ監督)が、「彼の試合しか見ていない」と述べた。ヒメネスは、11対11であればセビージャがバレンシアを上回っていたと述べたが、エメリは、バレンシアは試合開始当初こそセビージャに上回られていたが、すぐにセビージャを自陣に押し込み、後半には上回るためにどのようにプレイするのかを知っていたのだ、と示唆した。

ビジャの不満とホアキンの態度
ホアキンもビジャも、昨日はエゴイズムを見せた。ホアキンは交代を受け入れず、それを態度で示した。ビジャもだ。ホアキンは、自分の番号が交代のボードに示されたのを見て、わざとらしくセンターサークルにいようとして、アルベルダになだめられた。それでも、エメリが交代の際にいつもどおり軽いタッチをしようとすると、ホアキンは嫌そうにそれを避けた。ダビド・ビジャも、交代が告げられたときに不快感を隠さなかった。ビジャは双子筋を攣ってしまい、レナトが最初に彼をケアし、エメリはドクターのアドバイスを受けて、ビジャに急速を与えた。グアヘは、ベンチに座る際にベンチを強く蹴りつけた。エメリは彼を落ち着かせようとしていた。
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ビジャとホアキン、反抗期。ウナイ・エメリもこんなのを宥めないといけないから大変だ。ていうかバレンシアは、若い選手が素直でおとなしく、中堅からベテランにかけてがアクが強くて我も強い、と面白い構成です。今の若い選手たちもいつかそうなるかもしれませんが。28歳のシルバ、交代を告げられ監督に激怒……ないな。
ビジャはパブロのダメ押しゴールの瞬間、ベンチ飛び出してガッツポーズしまくっていたし、ホアキンも月曜のプレスカンファレンスでいろいろと言い訳してたようだし、特に問題にはならないだろうと思います。だいたい、すぐにベティス戦なんだし。お里帰りのホアキンが出てくるか、パブロが先発するか。その辺も楽しみです。

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ということを書こうと思ってたのです。もうすっかり気が抜けてしまった。では、ベティス戦に向けたバレンシアの召集選手。

GK:セサル、グアイタ
DF:マルチェナ、マドゥロ、アルビオル、アレクシス、デルオルノ
MF:アルベルダ、バラハ、エドゥ、ビセンテ、ホアキン、ミチェル、パブロ
FW:ビジャ、マタ、モリエンテス、シルバ


羽ばたけ鳥よ

2009-04-19 08:14:17 | football
放送前なので、結果と感想は、ラウルそっくりさん(右がホンモノ)とニステルローイそっくりさん(左がホンモノ)の下の方に。ラウルそっくりさん、実によく似てる。









08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 31
Recreativo Huelva 0-1 Real Madrid C.F.

マドリーの得点:マルセロ(50)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、ラス、ロッベン(85、ミゲル・トーレス)
FW:フンテラール(64、スナイデル → 90+5、ファン・デル・ファールト)、ラウル、イグアイン

予想と違ったのは、マルセロが左ラテラルで出てきたことでした。攻撃の方の選手は全部使いたいんだけど、でもマルセロも使いたいし、と考えるとこうなるのか。
でもなあ。ファンデが前にイグアイン、フンテラール、ラウル、ロッベンと置いたのは、あまり良くなかった。ロッベンは目立ってました。ドリブルのキレは相変わらずだし、パスやクロスも以前より出すようになっている。惜しいシュートもあった。でも他の選手がさっぱり出てこない…。ドブレピボーテだけど、結局つなぎ役としてピボーテ横まで下がってくるラウル。イグアインはやはりサイドにいる選手ではないし、フンテラールはポストの意識はあるようだけどシュート打ててたかな。要するに、前が混雑してるのです。全体に機能してきたな、と思えたのは後半でした。フンテラールが下がってスナイデルが入り、前線が動きたいように動けるようになった。

前半は、立ち上がりから両者互いに攻め合い、どちらにもチャンスが訪れるテンポの速い展開。20分頃からレクレ攻勢。イケルが止めてくれる。あとは「ロッベン調子良いなー」と思うだけで、前半終了。後半立ち上がり3分、ガゴから左前方のスペースへ走りこむマルセロに、グラウンダーでぴったりのパスが通る。マルセロ、レクレのDFを背後に感じつつ、そのまま問題なくゴール。あそこへきれいにパスを通せるガゴも、しっかり決めたマルセロも素晴らしい。


結局これが貴重な得点になったわけです。終盤、レクレが攻撃を繰り返していた辺りはヒヤヒヤしました。なにしろ、他でチャンスつぶしまくるから。その最たるもの、がロッベン。確かに調子が良かったけど、完璧に抜け出た1対1をはずすし、サイドから中へパスを出したりクロスを入れるようにはなったけど、精度が悪いし。この辺が不思議なんですが、決してパスの技術が悪いのではないんだけど、的の狙いが悪いというか…。あれだけ切り替えしたり相手選手を抜き去ったり、という技術を持っていながら、ラストパスの行き先にはあまり神経がいっていないように見える。受け手との相性の問題か? 
この試合、両ラテラルのセルヒオ・ラモスとマルセロは、途中からあがりっぱなしといっても良いくらいでした。彼らが上がったあとの広大な領域は、それぞれガゴがマルセロ担当、ラスがセルヒオ・ラモス担当でカバー。後半、セルヒオ・ラモスが、ラウルのパスに反応してペナルティエリアから惜しいシュートを放ち、リエスゴにセーブされるシーンがありました。ただ、これ別にセットプレーの直後とかではなかったと思うんですよね。ラモスはいったいいつからそこ(=ペナルティエリア内)でボールを待ってたんだろう、という…。マルセロは、ゴールを決めてぐっと調子が上がったのか、その後も左サイドを自由に担当。途中出場のスナイデルがわりと良くて、この2人で作る左サイドというのも、守備さえ考えなければ良いもんだなんて思ったり。途中でミゲル・トーレスが入ってきたので、マルセロは1枚上に上がりました。この方が安心。
イケル様、セントラルのお二方、ピボーテのお二方、お疲れ様でございました。相変わらずカオスな前方で1点しか取らないマズイ展開の中、きっちり抑えていただいてありがとうございます。これでもうしばらく希望が維持できそうです。

ただし、次の試合に問題点がいくつか。まず、ラスがリーガ・エスパニョーラにて初の5枚満期を迎えました。次節、ヘタフェ戦は出場停止。ベルナベウでもあるし、ガゴとグティがピボーテの1stチョイスになるのでは、と予想。
問題のもう1つはスナイデル。ロスタイムに入ったところで、ハムストリングやっちゃったんですよね…。ボールを蹴ろうとしたわけでもなく、走っているところできてしまったように見えました。痛めてから試合が止まるまでしばらく動いてはいたようですが、最後は動けなくなり、ストレッチャー・カーで運び出されてました。動けなくなってピッチに倒れこんでしまったのは、時間稼ぎのつもりでないのなら、ちょっと重いかもしれない。ヘタしたらシーズン終わりの可能性も…経過が気になるところです。

特記事項
ウエルバのゆるい鳥。試合途中、ボールを持つペペの目の前を散策する鳥。思わず試合を止める、テイシェイラ・ビティエネス。鳥を追い払うのかと思いきや、がっつり掴むカムニャス。いや、そんな簡単に人の手に掴まれるなよ、鳥。そのままスタッフに手渡される鳥。飛べよ、鳥…。


2009-04-18 22:25:05 | football
だいぶ忙しくて情報が全然拾えないのに、もう次の試合。早い。

試合は今夜
マドリーはウエルバで試合です。放送は例によって例の如く。では、召集選手

GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセ、メツェルダー、ミゲル・トーレス
MF:ラス、ガゴ、スナイデル、ロッベン、マルセロ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、イグアイン、サビオラ、フンテラール

先週はサスペンションで欠場(&ベルナベウから脱走)したセルヒオ・ラモスが復帰。マラガ戦で負傷していたスナイデル、2試合欠場していたマルセロも、回復して無事召集されました。欠場は、サスペンションのグティ、監督判断でコディナ、ドレンテ、フォベール、サルガド、ハビガルシア、U-20の大会に参加しているパレホ。
最終ラインは、特に問題がなければ、ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセとなるだろうと思います。ただ、前節カンナバーロが途中で交代になったのはなんでなのかなあ、と。問題を抱えているのか、疲労が目立ったのか、その辺はよくわかりません。ピボーテは、久しぶりにガゴとラスが先発するのでは、という予想が出ていました。MARCAもだし、ASの記事でも。そこから前は、ロッベンとイグアインとフンテラールとラウルが出る、ということになるんでしょうが、せっかく復帰したんだからマルセロ左に置いてほしいなあ…。


plantilla
プランティージャ、という単語は、スペイン語でサッカー関係の記事を読んでいるとよく出てきます。意味は、スタッフとか選手たちとか、そんな感じ。ですが、プランティージャの意味の1番は、英語だとinsole。インソール。靴の中敷のことを指します。

ということで、マドリーの公式から中敷の記事

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レアル・マドリーのトップチームの選手のうち、現在70%以上がシューズの中敷をカスタマイズしている。クラブは、次のプレシーズンまでには、これを100%にすることを目論んでいる。クラブのメディカルチームは、先端のテクノロジーによるプロフェッショナルな立場から、選手たちの最大の武器である「足」を守ることを目指している。

この情報はMARCA紙に掲載された。この計画は、サニタスとポドアクティバによって進められており、フットボールとバスケットボールのあらゆるセクション、カテゴリーの選手たちに対して広められていくことになるだろう。選手たちはプレシーズンに、トレーニング中にシューズの中敷にセンサーを装着して、測定を行う。カーボン繊維を素材とすることで、中敷の厚さは1.4ミリまで薄くされているが、この企業(ポドアクティバ?)はチタンから繊維を作る新しいテクノロジーで、厚さをさらに三分の一にまで減らすことができた。

中敷を作る工程は、4段階になる。

1:歩行時のバイオメカニック測定
選手たちは歩行時のバイオメカニック測定を受ける。前後左右からのカメラで、選手たちの歩行や走行時のフォームを記録する。これで、最初の足、足首、臀部の映像を得ることができる。次に、プラットフォーム上を歩き、足あとの反発力を圧力計測センサーを用いることで、統計的および力学的に計測する。この装置では、脚の他の構造から、足部への振動を測定することもでき、膝や他の部位の怪我の予測が可能となる。

2:足あとの分析と安定性の測定
コンピュータ・プログラムにより、測定した選手の足あとを再構成し、重心がどこにあるか、足のどの部位をより重点的に支えたら良いか、床に触ってはいけないか、といったことを明らかにする。コンピュータによって、動作をするときに足は同動くかを知り、中敷を設計するための参考となる診断が可能になる。足の振動のグラフからは、もしその結果がサイドに振れていれば、膝に問題が生じる可能性がある。

3:3次元スキャナによるデジタルの型作り
レーザーで、選手の足裏をスキャンする。このシステムで、中敷の型を3次元で構成できる。選手がするのは、ゴム素材のテープ上に足を置いておくことだけであり、これで数時間のうちに中敷の型が作られる。

4:コンピュータによる中敷のデザイン
バーチャルに構成された型を元に中敷を作る。プログラムによって、いくつかの点で融通性を備えた中敷が作られる。シューズのデータを記録し、中敷が型に完璧にマッチするように変更が加えられる。いったん構成が決まると、データがショップに送られ、中敷が作られる。
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なにかの学術論文を読んでるような気分になった。


こちらの試合は日曜日です
バレンシアの山登り、第1弾。セビージャがメスタージャにやって来ます。では、召集選手。

GK:セサル、グアイタ
DF:ミゲル、アルビオル、マドゥロ、マルチェナ、アレクシス
MF:アルベルダ、バラハ、エドゥ、ホアキン、ビセンテ、ミチェル、パブロ、マタ
FW:ビジャ、シルバ、モリエンテス

左ラテラルがいない。一昨日辺りには、デルオルノがトレーニング復帰みたいな記事を見たような気もしますが…まだ無理だったか。しかもカルレトも外れているということは、ウナイ・エメリの満足のいくほどに使える状態ではないのか。先発は、おそらくアレクシスになるんでしょう。頼むよ。ちなみに右は、ミゲルが先発復帰の模様。


一日店長かと思ったら、サイン会でした。フエラでの試合前にやるのは恒例になってますが、カーサでやるのは珍しいです。参加しているのがマルチェナとアレクシス、というアンダルシア出身選手だというのも、今回のちょっとしたツボかも。ホアキンも入れといたら完璧だったのに。

関係改善

2009-04-17 07:25:38 | football
木曜日のマドリーのトレーニングでは、グティとファンデラモスが笑顔で言葉を交わすシーンが見られ、報道されていた両者の関係は、良いものになっているようだとのこと。20minutos.esに、そんな記事と映像があります。

ファンデと言葉を交わした後、チームの全体ランニングを追いかけてダッシュするグティ。もしかして遅刻か?

ちなみに記事の中では、関係も向上しているしバジャドリ戦でアシストも決めたことだし、グティは土曜のレクレ戦で先発復帰する可能性も、とあります。でもこれは20minutosの間違いだろうなー。グティ、5枚満期で有給休暇ですから。

本当に間の悪い人だ…。

反省

2009-04-14 23:29:46 | football
日曜のバジャドリー戦では、ハーフタイムでベルナベウから脱走したセルヒオ・ラモス。そもそも、クラブは試合途中で抜ける許可を出していたか出していなかったかについても、情報が錯綜しています。13日の夜時点では、「クラブは許可を出していた」という記事がありましたが、その中にはこんな一節が。

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セルヒオ・ラモスは、姿を隠すこともせず、この闘牛を放映していたカナル・プルスのマイクの前に現れ、論争になることを望まず、自分のチームについて語りすらした。
「僕たちは、バルセロナが失敗するときに追い抜けるよう準備できている。リーガが僕たちマドリーのものになったら素晴らしい。」
友人のタラバンテについては、「この日の闘牛については彼は運がなかったよ。」
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お忍びのフリすらせずに、むしろマイクの前に出ていって、チームの状況とか闘牛の解説とか暢気に語るセルヒオ・ラモスさんでした。これを見ると、脱走した時点では、セルヒオ・ラモスは自分の行為を、たいして悪いと思ってなさそうです(この時点では)。普通、少しは「マズイかな」とか「目立たない方が良いかな」くらい思うよなー。まさにアホの子と言われる所以。



では、本日のセルヒオ・ラモスの記者会見@公式。だいぶざっくり訳ですが。

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Q:あなたがベルナベウを離れたことで論争が起きています。あなたの見解は?
S:まず僕がここにいるのは、何よりもすべてを明らかにするためだ。なぜなら、本質から離れ、小さなことが大きく語られているからだ。僕は誰にも迷惑をかけたいと思っていないが、もし何かするのであれば、ファンとチームメイト、クラブの組織に対し許しを求めたい。僕は試合が終わる何分か前にスタジアムを離れた。それは、友人が彼のキャリアにおける重要な瞬間に、彼を支えてほしいと頼んできたからだ。僕は論争を起こすつもりもなかったし、どのチームメイトに対してもダメージを与えるつもりもなかった。もしクラブが僕に何か罰則を考えているのなら、それを受け入れるだろう。

Q:ミヤトビッチと話し合ったそうですが。
S:僕たちが話し合ったのは個人的な事柄だ。すべてが巻き込まれる前に、このことについて彼と話し合った。もし彼らが罰則に当たると見るなら、僕は完全にそれを負う。もしこのことで煩わされている人がいるなら、僕は許しを求める。なぜなら、一瞬たりとも、それは僕の意図するものではないからだ。

Q:いろいろ言われた中で、一番嫌だと思ったことは?
S:だいたい全部。過剰に騒がれた問題で、大きな論争が生じてしまった。僕たちは、スポーツ面のこと以外は、脇に置いておく必要がある。僕たち誰もがミスを犯すし、すべてが学ぶためには良いことだ。僕のプロフェッショナリズム、忠誠心、クラブへの貢献に疑問を持つ人はいない。僕は常に、すべてをピッチの上に残す。

Q:めまいを起こすようなばかげた事態に巻き込まれるのは奇妙なことだと思いませんか?
S:僕も同じことを強調する。だから、今日ここに来て事態を明らかにしたかったし、話すべきは今まさに問題となるスポーツ面のことだと言いたかった。

Q:罰金は喜んで受け入れる?
S:そうだ。もしクラブ側が罰則に値すると見るなら、僕は何の問題もなくそれを受け入れるだろう。

Q:これまでに、あなたのチームメイトがベルナベウにすら行かない試合が何試合かありました。それは問題ですか?
S:その点について、すべては今日の話だ。誰もが自身の行動や言葉に従う。僕は、自分がしたことの責任を負う。ミスを負うことと学ぶことが必要だ。

Q:あなたがベルナベウを離れたのは、試合が退屈だったからと言われていますが。
S:僕がベルナベウを出たのはハーフタイムだとも言われているけれど、実際のところ、僕がスタジアムを出たのは試合が終わる数分前のことだ。知らないことや信じていること以上のものが話題にされている。僕がはっきりさせるのは、マスコミが出してくるトピックから離れて、プレイを続けリーガを手にするために、僕たちがしなければならないことに身を捧げるということだ。僕はチームがプレイするのを見るのを楽しんでいる。それは僕自身がピッチの中にいようと外にいようと同じことだ。
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反省してます。


1日
下の記事で、マドリー2日間休みと書きましたが、休養は1日だけでした。

食らいつき

2009-04-14 01:05:58 | football

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 30
Real Madrid C.F. 2-0 Real Valladorid

マドリーの得点:ラウル・ゴンサレス・ブランコ(44)、アリェン・ロッベン(83)

GK:イケル
DF:ミゲル・トーレス、ペペ、カンナバーロ(63、ガゴ)、エインセ
MF:ラス、ロッベン、スナイデル(74、ファンデルファールト)
FW:イグアイン、フンテラール(63、グティ)、ラウル

個人的にはけっこう面白く見てました。確かに攻め込まれてる時間帯があったり、イケルがギリギリでパラドン!など、危ないシーンもありましたが、何か楽しかった。

相変わらずラウルが、ピボーテ、攻守の繋ぎ役、サイドに流れてチャンスメイク、と何でも屋ですが、やっぱりこの人は最前線に置いてこそ。そもそも、ラウルはなんでもやってしまうからいけないんではないでしょうか。「守備? そんなもん知らん」てな感じで、前線でライン裏を狙いつつ待っていればいいのに。点が取れる人をゴールから離すなんてもったいない。でもなー、ラウルがあちこち動いてくれるのが良いんだよなー…。

試合開始時からしばらくは、ラウル今日もゴールから遠いな…と思っていましたが、30分ごろから前線に顔を出す機会が増えてたように思います。そして前半終了間際に立て続けのゴールチャンス。3度目で無事ゴールとなりました。ここぞという一番の場所にぴたりと合わせるのは、さすがラウル。それにアシストのイグアインも、これはうまかった。相手DF2枚に立ちはだかられているのを、ボールを浮かせて抜き、クロス。前節は貴重なゴールを個人技で決めて、また一段と生意気になった感じがします。全部が全部ではないけれど、「俺がやる、俺が打つ」という気持ちが出ている。独善的にならないように、周りがうまく手綱を引いてやれば、良い方向に強さが出て行くのでは…と期待。
後半、ファンデ・ラモスの交代策は、カンナバーロとフンテラールを下げて、ガゴとグティを投入。この交代により、最終ラインが右からラス、ペペ、エインセ、ミゲル・トーレスに。ミゲル・トーレスは、右より左の方が、圧倒的にやり易そうに見えました。右ラテラルでは、クロスも動きもぎこちないように感じるのです。
後半途中、スナイデルが脚を負傷し、ファンデルファールトと交代。そんなに長い時間プレイしたわけでもないし、何かが決定的に良かったとも言えませんが、何か目立つVDV。ラインを十分に確認せず、オフサイドポジションに取り残されつつシュート! というのを2回繰り返す。でも、スペースがあって多少余裕を持ってボールを保持できるような状態だと、VDVにはちょっとわくわくします。もっと見たい気もするけど、この「スペースがあって~」という条件は、普通の試合で最初からというわけにはいかないから…ラフィ、もっとがんばれ。
2点目は、ペペのファウルか?というシーンから大逆襲で、グティの長めのふわっとしたパスがゴール前へ抜けるロッベンに届き、ゴール。ロッベンの落ち着き払った強いシュートも良かった。えらい熱くガッツポーズしてましたね。グティも良かった。


その他いろいろなことをだらだらと
○地震の犠牲者のため、カンナバーロは喪章を巻いて出場。
○ベッカム、ベルナベウに登場。なぜかきっちりスーツなど着込み、8割がた微笑みは絶やさず。でも、右からのクロスについては何か意見が言いたかったに違いない。
○ボルーダ会長に、「Vamos Ganar Liga」と言ったらしいベッカム。まだスペイン語覚えてたのか。いや、そもそも覚えたのか?
○髪をきっちり撫で付けてヒモで止めていたイグアイン。気がついたらバラバラボワボワの山賊になっていた。
○グティカメラ(後にフンテラカメラに代わる)。
○例によってファウルをした途端に「俺!?俺がやったって言うの!?」と審判に食い下がるガゴ。他に誰がやったっていうんですか。ラスにでも、罪をなすりつけるつもりだったんだろうか。
○グティが出てきた際のベルナベウの反応は、概ね拍手。むしろ、拍手大きいじゃないですか。
○そのせいか、この試合のグティさんはご機嫌が良さそうだった。
○2試合出なかった後で、チャンスをつかんだグティ。ここで切り替えて、さあこれから残りのリーガをがんばって! というところでアマリージャを頂戴し、満期を迎えるグティ(WOWOWアナ情報)。嗚呼グティ。
○後半、ペナルティエリアぎりぎりでマドリーのFKのシーン。ラウルとグティにお膳立てしてもらってFKを蹴るイグアイン。贅沢だ。
○90分+αの間、ペペに張り付かれっぱなしだったゴイトムに、しかもファウルまがいで何度か倒されているのに笛を吹いてもらえなかったゴイトムに、さすがに同情した。
○この試合、実はもともと主審はカンタレーホだったはずだった。皆が大好きカンタレーホさんは、CLのチェルシーvsリバプール戦で主審を務めるので急遽替わったとのこと。
○イングランドの皆さん、たっぷりご堪能ください。
○試合終了後、バジャドリの皆さんと旧交を温めあうエインセ。


正直言って、微笑みすぎ。


問題児その2
試合直後に問題になっていたのが、セルヒオ・ラモスのベルナベウからの脱走。サスペンションで試合に出られないのなら、おとなしくスタンドから見てなさい(スタンドからと言ったって、普通に観客席に座っているバレンシアなどとは違い、マドリーの選手&家族の皆さんはガラス張りの温室の中から試合観戦ができるのです)、となるはずが、セルヒオ・ラモスは試合を前半だけ見て、その後スタジアムを後にしたとのこと。ラウルのゴールが見れたら満足だったのか。
セルヒオ・ラモスの行き先は、ラス・ベンタスで行われていた闘牛。しっかり闘牛場で写真も取られてしまってます。MARCAにも、記事が書かれているし、また問題になるのか・・・。
と思ったのですが、試合後にこのことについて聞かれたファンデ・ラモスは、「セルヒオはここにいたけれど、彼の友人である闘牛士のタラバンテを応援しに行ったそうだ」と、クラブは知っていたとも取れる様子。闘牛はさっぱり詳しくないですし、その楽しみ方もわかりませんが、スペイン人の血(もしくはアンダルシア人の血)的には、特例になるような事態だったのかもしれません。
ま、そういう問題じゃない気もしますが。もしかしたら、対外的に大事にしないというだけで、それ相応のお咎めはある、かも。



マドリー、バレンシアともに2日間休養。水曜日にトレーニング再開。

単独4位

2009-04-13 19:59:34 | football
08/09 Liga Espasnola 1a division Jornada 30
Sporting Gijon 2-3 Valencia C.F.

スポルティングの得点:バラル(34=PK)、ビリッチ(70)
バレンシアの得点:シルバ(18)、ビジャ(55=PK)、マタ(87)
GK:セサル
DF:アルビオル(80、ミゲル)、マドゥロ、マルチェナ、アレクシス
MF:アルベルダ、ミチェル(51、バラハ)、パブロ(71、ホアキン)、マタ、シルバ
FW:ビジャ

勝ちました。これでビジャレアルを抜き、単独4位です。
放送はないし、例によってネットで探したものの、同時間帯に試合がたくさんあったせいで試合を見られるところが1箇所しかなく、それがまた映像がにじんで何がなんだかさっぱりな試合観戦でした。なので、無責任にとりとめのない感想。

気になる最終ラインは、右からアルビオル、マドゥロ、マルチェナ、アレクシスという並び。アルビオルもアレクシスもラテラルができるのはわかったけど、やっぱり急造らしく終始バタバタする恐ろしい守備陣でした。ラインが揃わなくて、右が上げてるのに左の方は後ろに下がってるとか、もう。サイドもえぐられ、何度クロスをいれられたことか。落ち着く時間帯もあったし、マルチェナが水際でボールを跳ね返したりと、がんばっていたとは思うけど……早く普通の守備が見たいです。本当に普通でいいんです。
攻撃は…どうだったんだろう。しばらくはヒヤヒヤの守備陣に意識がいってしまってたので。最初のシュートは10分過ぎくらいかなあ。最終ラインとピボーテが守備に追われ、ここ何試合か好調だったパブロが、この試合では空気のようで組み立てにあまりかかわってこない。シルバとマタがよく動いて、攻撃の責任を負っていた、と思います。何しろ画面がぼわぼわなので…。
でも、前半18分に入ったシルバの先制ゴールが素晴らしかった。チャージを受けながらもエリア内やや右あたりでボールをキープ、立ちふさがろうとするDFを横に移動しながら2、3人ほど避け、シュート。落ち着いた鋭いゴールでした。
先制したものの、前半のうちに追いつかれます。味方エリア内の競り合いからスポルティングにペナルティを与え……またアルビオルなんですけどね。もっとも背後から身体を寄せたら相手選手が転んだという感じで、実況・解説も「ペナルティではない」と言ってましたが。これを決められて1-1。
守備がヘロヘロで中盤も抑止力がなく、ずいぶんプレッシャーをかけられた前半でした。よく顔を出して相手に当たっていたミチェルは良かったなと思うけど、攻め込まれてシュート打たれたりしてたのも本当だしなー。ミチェルは前半早い時間にアマリージャをもらい、その後の時間でも何度かファウルをとられていて、このまま続けるとちょっと心配だな…と思っていたところ、後半の早い時間帯にバラハと交代になりました。
後半10分、スポルティングのエリア内に入ってすぐのところでマタがファウルを受け、今度はバレンシアがPKゲット。ですが、これも前半と同じくらい怪しい微妙なペナルティ。実況・解説氏は「前半のと似てるね」とおっしゃる。帳尻あわせってやつでしょうか。ペナルティはビジャが決め、バレンシア勝ち越し。やはりビジャは喜ばずにしんみり……。
この後は少しバレンシアも調子を上げてきて、ビジャが左に流れてチャンスメイクしたり、パブロがクロス入れたり、大外にアルビオルが上がってきてクロスを試みたり、とそれなりに攻撃シーンも見られましたが、守備のヘロヘロはあまり変わらなかったような気が……。2失点目は、ラインが揃わずボールをあげられ、中に入ってきたビリッチを捕まえられずにカベッサを許すという始末でございました。
残り時間。スポルティング・ヒホンは、実は今シーズンまだエンパテで終わった試合がないということで、ここでついに記録途切れるか、という展開。途切れようと途切れなかろうと、それほど重要性のある記録だとは思わないのですが、その栄えある(あるいは不名誉な)記録止めの相手にバレンシアがなってしまうのか。ウナイ・エメリはホアキンとミゲルを久しぶりの虫干しに出し、勝ち越しを狙いにいく。本当に勝ち越しを狙いにいった交代かどうかは非常に怪しいですが。

で……残り数分ってところで、放送が切れちゃったです。とりあえず、マタ、ゴラッソ!(後でYoutubeで見た。)


センチメンタル・ビジャ
MARCAから、試合後のビジャ。
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ダビド・ビジャは、バレンシアがスポルティング・ヒホンに2-3で勝利した試合が終了した後、ヒホンで過ごしたこの2日間は、「忘れられないもの」になるだろうと認めた。またビジャは、自分が「素晴らしい」歓迎を受け、スポルティンギスタのファンたちが彼に対して示してくれた愛情を、想像しなかったし夢にも思わなかった、と付け加えた。
「この週末に起こったこいろいろなことは誇らしい。夢にも思わなかったし、こんな風になることを想像もしなかった。」
ビジャは、この試合で2回ユニフォームを交換している。「前半にホセ・アンヘルと、後半にバラルと交換した。」
「前半、スポルティングはすごくプレスをかけてきた。後半になって、僕たちは何度も攻撃を成功させ、望んでいた4位の位置につくことができた。」
またビジャは、スポルティングにも「何度もチャンスがあり」、試合は「イーブンである」ように思えたが、「おそらくバレンシアの一撃」が勝利につながったのだろうと付け加えた。
ビジャは、「思っていたよりナーバスにはならなかった」が、それ以上ナーバスにならないために、両親が来ているであろう「スタンドは見ないようにした」と認めている。
「両親が僕よりナーバスになったのは確かだろう。だって、エル・モリノンで僕がスポルティングのものではないユニフォームを着てプレイしているところを見るのは、両親にとって初めてのことなんだから。」
ビジャは「この敗戦がスポルティングにとって重いものとならず、残り全ての試合に勝つように」願った。その一方で、この勝ち点3はリーガの4位以内に入るという目標を実現する可能性を高めるために、彼らにとって重要なものであるということも強調した。
ビジャは、ヒホンに戻った彼への対応と、この先生まれ故郷に戻ってくる時はいつでもこの誇りが繰り返されることに感謝しながら、エル・モリノンを後にした。

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凱旋

2009-04-12 07:20:57 | football
バレンシア
アストゥリアス、ヒホンを訪れるバレンシアの召集選手。

GK:セサル、グアイタ
DF:ミゲル、マドゥロ、マルチェナ、アレクシス、アルビオル、カルレト
MF:アルベルダ、バラハ、ホアキン、ビセンテ、ミチェル、マタ、パブロ
FW:シルバ、モリエンテス、ビジャ

レナンはまだ駄目かー。サスペンションからマルチェナとアレクシスが戻り、ミゲルももう大丈夫だろうということで、久しぶりに充実の(=バレンシアなりにベストの)ディフェンスラインが揃う!と思ったら、モレッティがハムストリングに違和感……。デルオルノも相変わらずあちこち痛い状態なので、左ラテラルはカルレトしか選択肢がないのですが…ちょっと怖いなあ。先週の試合でアルビオルが右サイドでなんとかなっていたし(妙な攻撃参加はしていたが)、左もできないだろうか。またはマドゥロでも…。
骨折に気づかなかったマヌエル・フェルナンデスが出られず、なぜかエドゥも召集から外れているため、ピボーテはアルベルダバラハ…いや、ミチェルがいた。アルベルダとミチェルの組み合わせなんて良さそうです。ホアキンもそろそろ実戦行けるかな。

ところでスポルティングのプレシアード監督のコメントをいくつか読んだのですが、けっこうお茶目な方のようです。数日前のインタビューでは「ビジャは限りない賛辞とヒホンのすべての愛を受けるでしょうが、あなたは、試合が始まったらそういったことは終わりにしてほしい、と思っているでしょう。違いますか?」と聞かれ、「いやいや、試合が終わるまでそういう雰囲気が続いてほしいと思うよ。それでビジャが感傷的になって、ボールに触れないようにね」と答えていますし、試合前日のコメントでは、「試合前にはビジャと7回でもハグをするが、試合中に彼が私の横を通り過ぎることがあれば、噛み付いてやるさ」という……ビジャ、噛まれないように気をつけて。


ビジャ祭り開催中
エル・モリノンに凱旋するビジャ。スポルティングを出て以来、サラゴサ、バレンシアと過ごして、エル・モリノンで選手として戦うのは6シーズンぶりだとのこと。地元出身、俺たちのアイドルが帰ってくる!ということで、ヒホンは大騒ぎです。

空港での出迎えですでに人だらけ。バスまでの移動は警備付き。フエラで恒例のサイン会は、いつもは2人一組なのですが、今日はビジャのみ。この辺りの配慮は、バレンシアもやりますね。サイン会には、何百人もが行列を作って待っていたとのこと。バレンシアでは(というかおそらく他のクラブでも)、試合前日、直前にに選手がコメントしたりインタビューに答えたりすることはほとんどないのですが、この日は特別。空港だと思いますが、急遽スポンサーを印刷した布(?)を後ろに置いて、ビジャがマスコミに対応しました。
とにかく人の数がすごい。空港の出待ちも、バスを取り囲む人々も、サイン会に並ぶのも…ビジャ1人でこれだけの人を集めているんですね。サインをもらうのも、スポルティングのユニフォームに。いつもならバレンシアを離れたその土地で暮らしているバレンシアファンらしき人たちが、バレンシアのユニフォームを持ってくることが多いのに。どれだけビジャが、スポルティングのファンたちに愛されているかよくわかる。ビジャ、試合中に感動して泣いたりするなよ。

ダビド・ビジャ
これほどたくさんの人とは想像していなかったよ。皆が満足して帰ることができるようにしたいと思う。僕にとって、ここに戻ってくることは重要なことだし、これほどの歓迎を受けているとあってはなおさらだ。皆が僕に満足してくれるように、やっていかなければならない。この愛情に感謝したい。
ファンは、この2日間を待ち望んでいる。僕がここにやって来たことも喜んでくれているし、明日エル・モリノンでどうなるかを見ることもだ。彼らがすばらしい試合を見られるように願っている。バレンシアのためにスポルティングに勝つよう力を尽くすつもりだ。それは僕にまったく影響しない。どちらのチームも勝ち点を必要としているが、僕たちは、明日は対戦相手となるスポルティングから勝ち点が取れるようできるだけのことをするつもりだ。
膝を怪我した後で、軽い筋肉の問題があった(水曜日のトレーニングは別メだった)。でも木曜日からは良い状態だよ。


出待ちの人々



ファンが持ってくるのはスポルティング・ユニ





いた
ベルナベウにバジャドリを迎える、レアル・マドリーの召集選手。

GK:イケル、デュデク
DF:サルガド、ペペ、カンナバーロ、エインセ、メツェルダー、ミゲル・トーレス
MF:ラス、ガゴ、スナイデル、ロッベン、グティ、ドレンテ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、フンテラール、イグアイン

先週の今週、なのでグティが入るかどうかを気にしていましたが、いました。ファンデ・ラモスがどう考えているか、使うのかどうかはわかりませんが……。でもベルナベウは微妙な空気になるかもしれない。
最終ラインでは、セルヒオ・ラモスがサスペンションでおりません。元気そうなのでサルガドでいくか、ミゲル・トーレスが回るか。エインセはお勤め明け。
中盤では、先週はフィジカルに問題があったロッベンとラスがメンバー入り。もう大丈夫なんでしょう。ハビガルシアが外れてしまいましたが、代わりにガゴ休ませたれ、と思わないでもなく。週の頭に2日休みがあっ

たから良いのか。ドレンテに出番はあるのか。2試合続けてマルセロが負傷欠場(内転筋)です。ピッチで1人皆とはなれてランニングする様子は、少し寂しそうでした。あと、パレホが腰を痛めて召集を外れています。ほかに外れたのは、サビオラとフォベール(監督判断)、コディナ(扁桃炎)。


ボルハ
現在バジャドリ所属、元マドリーのボルハのインタビュー(05/06シーズン途中でマジョルカにレンタル、06/07よりバジャドリ移籍)。現所属はバジャドリです。今回のグティ騒動についての質問もありますが、やっぱりマドリーカンテラの選手たちにとっては、グティは特別な存在なんだろうと思います。
ちなみにボルハの本名が、フランシスコ・デ・ボルハ・フェルナンデス・フェルナンデス、だということを今回初めて知りました。両親共に苗字がフェルナンデスだったんだろうということはわかりますが、では名前がフランシスコ・デ・ボルハだったのか…。
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「グティはいつも過小評価されている」
元マドリディスタであったバジャドリの選手ボルハによる、独占インタビュー

ボルハ(オレンセ、1981年1月14日生)は、レアル・マドリーで育った選手の1人であり、他のチームでの運を見出すためスーツケースに荷物を詰めざるを得なかった。15歳で「ラ・ファブリカ(工場、下部組織を指す)」に到着してから、マドリーC、レアル・マドリー・カスティージャを経てトップチームから去るまで、10年に渡ってエラスティックなメレンゲを守った後、ボルハは05/06シーズンをマジョルカで過ごし、その次のシーズンからバジャドリでプレイすることになった。ボルハのイメージは次の試合の相手に対して有用だろう。ブランキ・ビオレタ(白×紫)の中盤の選手は、この試合を分析するため、ディフェンサ・セントラルに語った。

Q:FCバルセロナに敗れた後、チームの様子はどうですか?
B:チームの状態は良いよ。僕たちは良い結果に報われている。チャンピオンズにいる2チームには敗戦を喫しているけれど、その前は良い面を見せられていた。チームは、この辺りの試合を落とす可能性があることをわかっているが、少なくとも顔を高く上げている。

Q:あなたにとっては特別な試合でしょう。
B:そう、いろいろな意味でね。フットボールを好きになり始めたときから僕はマドリディスタなのだから、こういう気分は毎年起こるだろうね。

Q:レアル・マドリーですごした中で一番の思い出は?
B:どの瞬間も本当に素晴らしかった。僕が下部カテゴリーにいたときも、ジダンやロナウドと共にトップチームでプレイしたときも……マドリー時代に取ったタイトルのことは、特に非常に良い思い出だね。

Q:ネガティブな記憶は?
B:たぶんケイロスのシーズンだ。僕たちは3冠も狙えるはずだったのに、最終的にはリーガを落とし、国王杯はサラゴサに敗れ、チャンピオンズではモナコの前に敗退した…あれは厳しい月だった。でも、あのシーズンに僕たちがしたことは、曇らされてはいないのが良い。

Q:あなたはグティと同じ時期にプレイしていたわけですが、今彼を取り巻いている騒ぎを外から見てどう思いますか?
B:正確に何が起こっているかはわからない。僕はただ聞いたり見たりしているだけだ。おそらく、何か重いようなことは起きていないだろう。グティがこの間のプレスカンファレンスで言ったように、ミステルはあのクラブで他の選手たちを信頼しているだろうし、彼についてももちろんそうだろう。

Q:グティが少しの時間しかプレイしていないというのは驚きではありませんか?
B:監督はそれぞれの選手を抱え、あるやり方を持っている。グティのような選手が少ししかプレイしないということは稀だとは思うけど、彼は怪我で離れていたし、それで難しくなっている。チームが良いプレイをして勝っている時、そこに入っていくのは難しいことだろう。

Q:グティへの評価が、他の選手に比べて厳しいと思いますか?
B:そう思うよ。グティは、いつもすごく過小評価される。彼がミスをした時には、いつも本当の場合よりも3倍の批判がされるんだ。グティは並外れたクオリティを持っていて、長年に渡ってトップチームに在籍してきた。そしてそれにふさわしいだけの非常に素晴らしいものを見せてきた。

Q:また話題を変えますが、ラスについての意見は? 誰もが彼をすばらしいと言いますが……
B:チームによくなじんでいるように見える。彼は走り、多くのボールを奪ってきた。皆を驚かせているけれど、それは彼が知られていなかったからだ。彼を長い間見ていく必要があるだろうし、現時点ではとてもよくやっていると思う。

Q:レアル・マドリーで、日曜日にプレイしてほしくない選手は?
B:ラウル。彼は一番危険だよ。

Q:彼らにバルセロナに追いつく時間があり、リーガのタイトルを獲得できると思いますか?
B:とても難しいだろうね。特に、相手がバルサでは。バルセロナが勝ち点を失い、調子を大きく落とすことは難しいだろう。でもすべて可能性はある。レアル・マドリーは非常に良い調子を保っているけれど、我慢して最後まで行くというのは難しいことだろう。

Q:日曜日の結果の予想は?
B:1-2かな(笑)。

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担当です

2009-04-09 22:16:49 | football

この日の画像かどうか不明ですが、ASにあったので。

本日のバレンシアのトレーニングは非公開。おかげでニュースが出てくるのは遅いし、トレーニングの様子もよくわかりません。で、プレスカンファレンス担当はモリエンテス。スーペルから

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バレンシアのFWフェルナンド・モリエンテスは、ダビド・ビジャとダビド・シルバの2人の選手が、この夏には話題を独占することになることをクラブもファンも予測していると断言した。

バレンシアの会長ビセンテ・ソリアーノは、水曜日に、バレンシアがレアル・マドリーに対し、ビジャとシルバの移籍を6000万ユーロで持ちかけたという報道について「躊躇うことなく、まったくの嘘だ。」と断言した。

「レアル・マドリーが重要な選手を補強するまで、僕たちがそういう話にさらされ続けるだろうということは、論理的でノーマルなゲームだと思う。こういったクラブの夏の風物詩なんだ。」とモリエンテスは述べた。
モリエンテスは、バレンシアが公式に拒否したことを「信じる必要がある」としているが、「このことについてはまだ話題にされるだろう」とも認めている。

今シーズンの6月で契約が切れるモリエンテスは、自信の将来について尋ねられ、現時点では「行われている交渉」は存在しないと認めているが、彼を補強したいと「興味を持っているクラブがあるのは事実だ」としている。
「僕の理想は、ベストのコンディションでシーズンの終わりまでいけること、さらにはチームがチャンピオンズ・リーグの位置に着けること、それが理想の終わり方だからだ。その後に、それぞれの選手の個人的な状況がやってくる。僕は落ち着いているし、そういうふうにしていきたい。目新しいことがあったら、最初にそう言うよ。」

一方でモリエンテスは、アルメリアのアルバロ・ネグレドについて、バレンシアには「素晴らしい将来の選択肢がある」としている。ただし、レアル・マドリーも買戻しの構えを見せている。
「彼は非常に興味深い選手で、今シーズンの活躍はとても印象に残るものだ。」としている。

リーガでのバレンシアの成績について、モリエンテスは、最近の2連勝の後で、チームは「悪い状況が続いた後、そこから逃れることが出来る目標を、再び夢見ることが出来ている。」ことを示唆した。加えて、チャンピオンズ・リーグのいすを争うチームの中で優位に立てるように、バレンシアはヒホンで勝利を狙いに行くとしている。

最後にモリエンテスは、チームのカピタンであるカルロス・マルチェナから選手たちに対して、副会長・経営コンサルタントであるハビエル・ゴメスに呼ばれ、選手たちに給与の支払いが可能となる5000万ユーロの融資にサインしたことを告げられた、と連絡があったことを認めた。
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ついでなので、古い画像が使いまわされている、公式からも

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ソンセカのFWフェルナンド・モリエンテスは、祝日のこの日(イースターの聖木曜日)、プレスルームで、次節エル・モリノンで行われるスポルティング・ヒホン戦について話をした。ロッカールームの仲間であるダビド・ビジャにとっては非常に特別な試合であり、今シーズンのバレンシアCFの未来という点からも非常に重要な試合である。チャンピオンズという目標は、再び、ウナイ・エメリの選手たちの手の届くところにある。

バレンシアニスタのチームを包む素晴らしい雰囲気
「リーガで2連勝し、僕たちと同順位にいたチームがつまづいたんだ。日曜日には、僕たちはバレンシアの結果を知っているだろう。彼らはチャンピオンズで戦ったから、彼らがつまづくことを僕たちは願っているよ。アトレチコもデポルもそうだし、ビジャレアルはマラガとつぶし合う。優位に立つためには勝ち点を得ることが重要だろう。すべてをヒホンでの試合に勝つためにささげる。そうすれば、僕たちがくぐってきた悪い流れから逃れることが出来る目標を、再び夢見ることができる。今は、すべてが僕たちにとって良い方向にきているし、周囲の雰囲気は数週間前とはまったく違っているのは確かだ。」

目標
シーズンの最後に可能な限りベストのコンディションでたどり着きたい。そして、チームがチャンピオンズの位置でフィニッシュすること。それが今シーズンの締めくくりとして理想的なものだと思っている。

ビジャにとって特別な試合、スポルティング戦を前に
個人的な経験として、僕はアルバセテ、サラゴサ、マドリーで、違うユニを着てプレイした。それは何か違う特別なものだった。以前所属していたチームと対戦するのは、通常よりもはるかに責任感を大きく感じるものだ。それが、キャリアをスタートさせたチームだというなら、なおさらのことだ。難しいことかもしれないけど、グアヘには、この試合を取り巻くことを脇に置いてやってほしい。彼の地元であり、たくさんのチームメイトや友人たち、家族や親戚もいると思うけど、グアヘは素晴らしいプロフェッショナルなんだから、そういうことを区別できるだろうと思っている。

スポルティング・ヒホン戦での、モリエンテスのスコア
6試合で4ゴールあげてる、良い相性なんだ。またゴールできると良いね。
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モリエンテスの「グアヘ」へのコメントが優しい先輩風です。モナコあるいはバレンシアで、既に何回かベルナベウでの試合を体験してますからね……。ウナイ・エメリになって以来、デランテーロのペアを組む機会が激減しているのが、仕方ない部分もあるとはいえ、残念。

おまけ:それは日本で見られるのか
モリエンテスによると、木曜日はトレーニングを終了した後、再びウォーミングアップをしてシュート練習を始めた……というのは、エジプトの映画撮影チームがパテルナとメスタージャを訪れ、選手や監督も混みでいろいろ撮影していったという話です。こういう話を見ると「使用料、がっつり取れよ」とか思ってしまうのが、バレンシアファン的貧乏性。
タイトルは「The International」。ルカという名前の選手が、ヨーロッパサッカー界に足を踏み入れ、バレンシアのユニフォームを着ることになる、というシーンの撮影だったそうです。公式には、「ルカ」と関係者が、プレスルームで「11番のユニフォーム」のお披露目をしている画像が出てたりします。

フェルナンド・モリエンテス
良かったよ。新しい、いつもと違う経験だった。彼らが撮影したものに満足してくれるように、映画が成功するように願っているよ。僕たちは主演の俳優と一緒にウォーミングアップして、その後僕は良い映像が撮れるように、両サイドからのボールをシュートしたりした。すぐにゴラッソを決められたから、短くて済んだよ。

ぜひ日本公開を!


言わせろ

2009-04-08 21:46:27 | football
本来ならマルセロが担当するはずだった本日のマドリー公式プレスカンファレンス、でしたが、グティが「俺にしゃべらせろ」ということでこんな感じになりました。マドリー公式からの訳なので、数時間か半日かくらいしたら、マトモな日本語が見られると思います。とりあえずくらいでどうぞ。

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Q:最初は、マルセロがプレスカンファレンスに出るはずでしたが、あなたが来ている。何か話したいことがあるからだろうと思うのですが・・・
G:この3日間、俺のことについていろいろ言われていた。まるで俺が誰かを殺したかのようだった。すべて、俺も俺の家族も、チームメイトも監督も、皆に悪い状態だ。なぜなら、俺たちを重要だとは見ていない誰かによって世界が作られているからだ。ベンチには秘密があるようだ。なぜならその時間、俺はウォーミングアップしているからだ。ミステルは、10分後とにウォーミングアップの選手をローテーションさせている。終盤にフィジカルトレーナーが来て、俺に温まっているか聞いてきたから「そうだ」と答えた。つまり準備が出来ていると言うことだ。俺たちは、それは当然のことだと推測する。最初から、俺はウォーミングアップしているんだから。

Q:ファンデとの関係は悪いものですか?
G:どんな風に感じているか教えてやるよ。俺たちの関係は温かいものだ。彼は他の選手ともそういう関係を築いている。それは、試合の内側のルールのことだ。しかし話題にされていたのは、まるで俺が出て行くかのようなこと、しかも裏のドアから…そんなことが多すぎる。これは俺が入らなかった選手起用の話であり、俺はベンチで準備が出来ていると答えたんだ。何も知らない奴らが、俺の個人的な生活のことについて話をする。そういった厳しく批判的なコラムを書いた奴ら、プロフェッショナルとはかけはなれている奴らに、そういったことが自分や自分の家族に起きたらどう思うか、逆の立場に自分を置いてみろと言いたい。

Q:あなたはしばしば秩序に従わないのか、それともあなたの行動は模範的なのか?
G:俺は模範的な行動をとっている、他のチームメイトたちと同じように。ミステルは、誰がプレイするか、誰がプレイしないかを決めるんだ。

Q:別の機会には、経験が不足している選手たちが召集に入る。この状況を前にして、どう感じていますか?
G:もっとプレイしたいと強く望むことは確かだ。フットボール選手はエゴイスティックで、プレイしたいと望むものだ。しかし俺に起こったようなことは、誰にでも起こり得る。

Q:しかしあなたは既に、アトレチコ戦で交代させられたことで、ファンデと衝突を起こしています。
G:アトレチコの日のことは、既に話し合ったしもうなんでもない。俺たちは、その日その日のことを話し、俺たちはそこで起きたこと、俺がミスを犯してそれが解決されたことを知っている。些細なことだ。それは俺にとって負担にはならない。なぜなら他の人々を信頼しているし、それで事態が上手くいっているからだ。俺はこの数日新聞を見ていたが、俺の専門外で起きていること、このチームに必要であるリーガを獲得するということとはかけ離れたことが作り出されている、そんな事態には我慢できない。

Q:あなたは、自分が批判のターゲットになりやすいと思いますか?
G:誰も俺を罰することはしていない。俺は14年間レアルマドリーにいて、たくさんプレイできる時期もそうでない時期もあった。しかし十分な時間をもらえる人はそう多くはない。俺のキャラクターが論争の種だというのは真実だ。しかし、時間をかければ解決することで、問題になったことはない。

Q:なぜあなたのプロフェッショナリズムに疑問が呈されると思いますか?
G:そういったことは長い期間起きている。俺は見せかけのフリはしない。俺はプレイしたい、レアル・マドリーにいたいんだ。今回騒がれたような内容が俺に起こったと考えるような人は信じられない。ばかげているからだ。長い間そういったことを俺は耳にしてきて、それは俺の心を傷つける。今は落ち着いているけれど。

Q:いろいろなことが言われています。良い内容ではないこと、明らかにされていないこと。そしてあなたは決して、そういった打撃をテーブルに載せないできた・・・
G:俺はいつも同じだ、変わらない。俺は誰に対しても屈辱的な妥協をしたことはない。俺はこの通りで、俺を好まないと感じる人もいるだろう。でもこれが俺だ。

Q:そうだとしても結局、問題が起こった。振り返って誠実に分析したことはありますか?
G:交代のことは残念だし、それについて話すよ。俺の注意を引くのは、ベンチでのことだ。あれはフットボールの試合に見合わないことだ。ベンチにいる選手を90分間追い続けるのは、スポーツではなくワイドショーのマスコミの性質だ。もし1人の選手の攻撃について90分間追い続けるチャンネルがあれば、それは試合の中でのテンションということだ。

Q:インタビューを聞いているファンに、あなたがレアル・マドリーを出て行くかもしれないということについて、何か言いたいことはありますか?
G:ここにいてとても満足しているし、俺の希望はもう少しタイトルを取って2011年まで続けることだ。俺の唯一の意思は、トレーニングすることと、もう少しプレイ時間をくれるように監督を納得させることだ。

Q:なぜファンデはあなたを使わないのだと思いますか?
G:俺は長い間怪我をしてた。監督は俺をチームに入る価値があると見てくれているし、良いダイナミズムを与えられる。試合に勝っているのならチームを変えないのは当然のことだ。俺のチャンスが来るのを待つことが必要だし、そのときにはそれを生かしたい。

Q:フンテラールと同じように、レアル・マドリーは残りの試合全部に勝てると思いますか?
G:それがリーガを得るための俺たちの選ぶ道だ。バルサは少しずつあせっていくだろうから。彼らと対戦する最も重要な試合までに、俺たちがもう少し勝ち点差を詰められれば、俺たちに道が開けるだろう。
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最初は「オフィシャル、よくこのタイミングでグティにプレカンやらせたな~」と思ったら、グティ自らマイクを奪って開催されたプレカンでした。 映像見たら、何かすごい勢いでしゃべってた。
ということで、どこを誰をなにをどこまで信じたものか、というグティのプレカンでした。火曜のトレーニングでは「ファンデ・ラモスとは目を合わせることすらしなかった」のに、「俺たちの関係は温かいものだ」と言うグティさん。MARCAアンケートでは「グティの説明で納得したか?」というのに、まだ60%以上が「ノ」と答えている。人のプレカンの順番奪い取ってまで、これだけきちんと説明したのに、つくづく信用のない人だ……。
といはいえ、私も報道を信じたわけで、その辺りはグティに謝っておこうと思います(それでもグティの言を100%信じると言い切れないのは、やっぱりマドリーというクラブの話だからか…ごめんなー、グティ)。
ともあれ、マドリー好きとしては、これでめでたく手締めといってほしいところです。問題、火種を抱えたままリーガ優勝なんて持っていけるはずないんだから。グティからパスを受けたかっこうのファンデが、どう反応するか(何事もナシなのか、なにか含むところは残っているのか)も気になりますが。


途中経過
9日0時現在、「No」が59%になってました。がんばれグティ、もう一息だ(とりあえずイーブンまで)。

33

2009-04-07 20:20:58 | football
サプラ~イズ
昨日、骨折が発覚したマヌエル・フェルナンデスに関する記事より。
「日曜日のヘタフェ戦、前半15分過ぎ、マヌエル・フェルナンデスは腓骨を骨折した。しかし彼は、ピッチで走り続け、ターンし、相手に当たり、シュートまで打っていた。試合終了後、軽い違和感があったが彼はそれを重要なものと考えずに、チームメイトのフェルナンド・モリエンテスの自宅に行き、彼の誕生日パーティに参加した。」

次節、地元であり古巣であり自分が成長したクラブでもあるスポルティング・ヒホンに里帰りするビジャ。アストゥリアスの新聞に載ったインタビューより
ビジャは、スポルティングの試合結果は常に気にして追いかけているとのこと。先日の29節、スポルティングはラシンに敗れた。
「試合はテレビでは見なかったんだ。モリエンテスの誕生日パーティに行っていたから。でも(スポルティングの)ゴールが取り消されたと聞いて、最悪な気分になった。」

levante-emvの、小ニュース集合記事より。
「ヘタフェ戦での勝利は、フェルナンド・モリエンテスの自宅で続いた。モリエンテスは33歳の誕生日を、多くの選手たちを含む友人に囲まれて祝った。このパーティは、彼の妻によって企画されたサプライズだった。」


ということで、にぎやかに開催されたらしい、フェルナンド・モリエンテス33歳の誕生日パーティ(映像)でした。奥さん、優しいなあ。
しかしマヌエル・フェルナンデス、パーティにも普通に出てたんだ。頼むからどこかで気づけよ……。

本日火曜日、バレンシアはお休みです。



今度は難しい
既にあちこちで大騒ぎになってますが、マラガ戦、残り5分で出場するようにといわれたグティが、これを拒否…という一部始終が「カデナ・クアトロ」に撮られていました。記録をかねて、普段はほとんど見ないエルムンドデポルティボからの訳。
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グティとファンデ・ラモスは、マラガで今シーズン何度目かの諍いを起こした。マドリーのセグンダ・カピタンは、ラ・ロサレダの試合の最後5分間に出場することを拒否した。この様子は、昨日の「カデナ・クアトロ」で映された。カメラはまた、グティが共にベンチに座っていたサビオラやハビ・ガルシアに対し、監督を批判している様子も映していた。
グティは、ファンデ・ラモスのことをよく理解していることを示していた。彼は、その試合が彼のものではないことを予測していた。「今日は、俺は出ないだろうな…ハビ、お前が最初だろう。この結果だとまず最初に中盤を代えるだろうけど、それは俺じゃない」。このようにグティは、サビオラとハビ・ガルシアに話していた(ハビは、ハビガルシアらしい)。
グティの名前がマラガ戦への召集リストに載ったとき、彼は既に、マラガにはただ人数合わせのために行くのだということに気づいていた。それでも試合前のウォーミングアップ時には、笑ったりふざけたりしていた。試合の間、グティはウォーミングアップに行き、ただピッチの上で何が起きているかを見つめているだけだった。20分後、監督はグティに、再びベンチに座るよう命じた。

ラ・ロサレダでの試合が残り5分になったところで、フィジカルコーチのホルディ・ガルシアはグティに近づき、プレイすることになるからウォームアップスーツを脱ぐように伝えた。それに対して「14」が答えた内容は、彼を追い出すようなものだった。「俺は行かない」。この場面で、グティの隣に座っていたサルガドが驚く様子が見て取れる。サルガドは、2003年にモリエンテスがビセンテ・デル・ボスケに対して不満をぶつけたときの事を、十分に思い出しただろう。
グティは、ロッカールームで重要な選手の1人だが、ファンデが彼を戦力としないという致命的な状態になっている。事実、彼はカンプ・ノウで先発し、マドリーは敗戦した。アトレチコ戦でも再び先発したが、このときマドリーはカーサで引き分けている。

セグンダ・カピタンの身に起こっている多くのことから、彼の前倒しの別れが言われている。数ヶ月前に2年の契約延長を行い、シーズンに30試合以上出場すれば自動的に契約が延長されるという条項もある。しかしこの状況では、グティが他のリーグへと脱出する可能性がある。
グティは、スペインの他のクラブでプレイすることを望んでいない。彼の希望は、もしプレミアから期待したようなオファーがないのであれば、アメリカMLSか、あるいはカタールやドバイといったオイルマネーに誘惑されている。グティは、次期会長との見込みが高まっているフロレンティーノ・ペレスのプランに、マドリーがリーガで優勝すればファンデ・ラモスを留任する、という内容が含まれていることを知っている。ファンデが継続するなら、それはグティの別れを意味する。ファンデは既に、アルメリア戦後のプレスカンファレンスで、次のように語っている。
「選手たちは力で評価されるのであって、キャプテンシーで評価されるのではない。25人のチームにおいて、少ししかプレイできない選手、たくさんプレイする選手がいる。」
ファンデは、このように「14番」のことをほのめかしていた。
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あとは蹴球計画さんの記事なども。


本日
日曜月曜と2日間休んだマドリーの選手たちは、今日からトレーニング再開だそうです。ペペとロッベンが室内トレーニング、ラスとマルセロが別メ。火中、いや渦中のグティも普通に参加。



どこかでチラ見した記事では、ラウルがグティとファンデの両者の仲を取り成す、と書いてありました。カピタン、やっぱり苦労症だよなあ……。

むにむに

2009-04-06 23:21:04 | football
では、バレンシアvsヘタフェの試合感想。

ビジャ、マタ、シルバが3人とも揃ったのはいつ以来だろうか…と思い返してしまいました。代表ウィーク前の試合にはシルバもビジャも間に合ってなかったし、さらにその前も、ビジャは膝の怪我を引きずっていたしシルバも手術箇所の足首の回復過程なのか、筋肉に問題があった。そんな状態のまま代表に引っ張られていくのには抵抗があったわけですが、デル・ボスケがゆるゆると使ってくれたため、全員元気で帰ってきたバレンシアの代表組でした。考えたら、ゴール決めたのは全員スペイン代表ですねえ。
バラハがサスペンション、アルベルダはセントラルにまわらざるを得ず…という切ない事情のため、ピボーテにマヌエル・フェルナンデスとミチェル。左にマタ、中にシルバ、右にパブロでトップがビジャ。4-4-2か4-2-3-1か、後者かな。ヘタフェのプレスがゆるいこともあり、前の4人はそれぞれ思うとおりのことができていたと思います。右でサイドらしい動きをしてクロスを入れるパブロに対し、真ん中から左はビジャ、シルバ、マタの誰がどこにいても良い感じ。左に開くのが好きなビジャ、中に入るマタ、とそれぞれの特徴が生きていたと思います。先制も2点目も、この3人が絡んでいたわけですし。スポーツ紙には「ビジャ、マタ、シルバの3人のマジック(トリオ・デ・マヒコ)」みたいな見出しもあったり。
ミチェルもマヌエル・フェルナンデスも、ドブレピボーテを組むのは初めてだし基本的に2人とも攻撃寄りでありながら、守備の意識はきちんとあったと思います。ミチェルの反転振り向き様シュートとか惜しかったなあ。
急造のバックラインも、よくやっていたと思います。アルベルダは職務に忠実だし、マドゥロもだいぶあのポジションで守ることに慣れてきた感じ。アルビオルは、下の記事の「まっすぐど真ん中」はさすがにちょっと言いすぎですけど、しっかりと右サイドで攻撃参加しつつ、守るとなると早めのタックルでヘタフェの攻撃をつぶすというように、一時期の不安そうな様子もなくなって、これも何よりでした。でも、あの意表をつく攻撃参加には懲りてないんだな……結果が出たから良いんだけど。アルビオルの右はちょっと面白いし、この試合ではメスタージャ中から拍手をいただくほどの出来でしたが……これから定着するの?

この試合サスペンションで欠場とはいえ、バレンシアから出ているスペイン代表選手という話題でも、本来のセントラルという話題でも、一切名前が出されなかったカピタンのマルチェナにひっそり敬礼。ていうかWOWOWのアナ、失礼だ。

ビジャとシルバが下がった後は、モリエンテスにビセンテ、と出てきましたが、この後は特に何かが大きく動くということもなく終了。久方ぶりの連勝、メスタージャもこの日はずっと雰囲気がよく、ブラスバンドや歌、応援の声も良く聞こえていたし、ファイナル・ストレート・ラインのスタートを切るという意味では、非常にいい滑り出しとなりました。

その他
○ビジャ、元気そうで良かった。代表から帰ってきてすぐの頃は、ヘタフェ戦微妙なんて報道もありましたが、なーんにも問題なさそうで。ゴールは両方ともペナルティでしたが、試合の勢いづき方とか、元気なビジャがいると何か違う。
○こちらも負傷・手術箇所は問題ではなさそうだったシルバ。マタへのアシストとか見事でした。相手選手に削られて、レフェリーにそれを取ってもらえない瞬間のキレっぷりが良いです。小動物がキーキー言ってる感じで。
○キレるというのとはまたちょっと違いますが、おとなしそうに見えて、わりと強気の態度に出るパブロが頼もしい。
○適切なタイミングで的確なスライディングを繰り出すマドゥロが、見違えたように見えた。
○ヘタフェにPKを与えることになったファウルには、ミチェルとアルベルダが絡んでいました。アルビオル、アルベルダに何か言ってやっても良いよ。


しかも
バレンシアが狙うCL枠、4位を争っている他のチーム、ビジャレアル、アトレチコ、デポル、マラガ。全部負けたのです。これでバレンシアは、4位ビジャレアルまで2ポイント差の5位です。


誰もがやってみたいと思いつつ出来ないでいることを実行した、アベル・レシノ(アトレチコ監督)


ありがとう、カマーチョとオサスナの皆さん。

Adios a la temporada
そんな浮かれ気分を吹き飛ばすようなニュースを、MARCAから。
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事実は小説より奇なり、というフレーズは腐るほど言いまわされているが、この話の真実性には疑う余地がない。バレンシアのポルトガル人MF、マヌエル・フェルナンデスは、日曜日のヘタフェ戦で、腓骨を骨折したまま1時間以上に渡ってプレイしていたのだ。
信じられない。フェルナンデスは、前半15分か20分頃に、左足首に打撲を受け、試合の残り時間の間何か痛みのようなものを感じていた。しかし彼は、通常通り、試合をコンプリートした。実際、試合終了後はいつもと同じように、シャワーを浴び、重大な怪我をしていることに気づかないまま帰宅した。
今日の朝になって、マヌエル・フェルナンデスがパテルナに到着し、警告アラームがなった。メディカルチームの責任者、アントニオ・ヒネルは、マヌエル・フェルナンデスの左足首のX線写真を見て、戦慄した。驚くべきことに、彼は腓骨を骨折しており、手術が必要な状況だった。
ヒネルは、マヌエル・フェルナンデスは骨が移動してしまうのを避けられるような重要な筋肉を持っていたと明らかにした。また、ヒネル医師が説明したところでは、マヌエル・フェルナンデスのバイオメカニック検査の結果、いずれにしても骨自信に負荷がかかっているのではないということが示されている。
マヌエル・フェルナンデスは、火曜日エンリケ・ガスタルディ外科医の手術を受ける。ガスタルディは、月曜日にビジャレアルのサンティ・カソルラの手術を行っている。カソルラは、土曜日のアルメリア戦で、マヌエル・フェルナンデスと同様の負傷を負っている。ただしヒネル医師によれば、「カソルラの負傷はより深刻なもので、フェルナンデスのものより下の部分だと理解している」としている。
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変だとか痛いかなとか、思ったら言おうよ…まだその頃ならいくらでも代えようがあったのに。
これで、マヌエル・フェルナンデスは「今シーズンに別れ=Adios a la temporada」となってしまいました。せっかくチーム全体が良い方向に動き出したところでのこのニュース。カソルラの負傷と合わせて、残念です。


追加:マヌエル・フェルナンデスのコメント
「本当のことを言うと、ちょっと痛みはあった。でも快適にプレイできていたんだよ。なにが起こったかわかった今は、どうしたら我慢できるかわからない。でも、今シーズンはもう無理だと言うことははっきりしている。」

全治4ヶ月と見られているようで、来シーズン頭に間に合うかどうか、というところでしょうか。落ち着いているようだったけど、ショックだろうなあ。昨日、パテルナから帰るときは、ミゲルが家まで送っていったそうです。