けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

こちらの言い分

2007-06-30 11:03:51 | football
昨夜、Tvvi(インターネットで見られるバレンシアCanal Nouの国際放送)のニュースを見ていたら、スポーツコーナーでいきなりカルボーニが登場してびっくりしました。スポーツディレクターを辞めさせられた後、バレンシアの公式サイトや他のメディアでも何のコメントも出せなかったカルボーニが、テレビに登場です。もっとも何を言っているのかなんてはっきりわかりませんし、なぜか昨夜は妙に重くて半分以上映像が途切れてしまったので、テキストに頼るしかないのですが。ということで(そのうちどこかで日本語になると思いますが)、MARCAから。


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キケとの関係について
確かにベストの関係ではなかったと思う。でもそれ以上悪くなっているわけでもなかった。初めはすべてがうまくいっているように見えた。でも後になって事態は変化した。実際、昨日の彼の発言が少し気に障っている。キケは昨日、スポーツ面での相違が問題だと述べていた。実際、今になって昨年の夏に破綻したカネイラの復帰を考えているようだが、私のフットボール面での意見ではより難しくなっている、ということだ。

アジャラについて
アジャラとの契約はすでになされていた。しかし代理人が私にこう言った。彼らが得る金額に関して小さな問題があると。マスカルディ(アジャラの代理人)がビジャレアルの件で私に連絡をよこしたとき、私には既に多くの疑問が生まれていた。彼はもっと金を要求してきたが、クラブは彼に「ノー」と言ったんだ。
アジャラの問題は、彼の代理人にある。クラブは契約の更新を望んでいたんだ。問題はその手数料。まるで2人のサッカー選手と契約するのにプレイするのは1人だけ、といったところだよ。
アジャラは素晴らしい選手で非常に優秀なディフェンダーだ。でもそのプロフェッショナルに関しては、私は別の理解をしている。アジャラは移籍交渉をするために2度、ベニテスの時とキケの時に、クラブにとって欠かせない大会であるCLの前に我々を放り出した。そしてチームプレゼンテーションの時にはエンブレムにキスする彼を見ることができた。これが私たちが求めているプロフェッショナリズムかい?

スポーツディレクターの仕事について
8月31日までその仕事は評価されない。つまりそのときになって私自身も評価をしたんだ。チームには皆が欺かれることになってしまった。試合の結果やチームが被った多くの怪我人を考えると、すべてが技術部門次第だというわけではない。
このポジションを辞めることは私にとって非常に辛い。とても好きな仕事だ。私は好んでこのクラブに在籍してきた。結局は公的な支持が十分に得られなかったが。重要な決定がなされ、人々の前を、支持を得られなかったということに向き合って、去らなければならない。今最も重要なものはクラブだ。難しい状態にあったのだからうまくいってほしい。
いろいろなことが、今になって以前よりも進んでいる。例えばダビド(アルベルダ)の契約延長や、それいがいの仲間たちについても。スタジアム関連に金を費やした経済上の問題で、6月を待たなければならなかった。でも多くのことは内々に考えられなければならないことだ。
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就任中から解任が画策されている雰囲気があったこと、サッカー界を離れたくないのでこの先も仕事を続けて生きたい、経験を積み重ねたい、といったことも述べています。
ともかくお疲れ様でした。カルボーニは、なんというかチーム愛が強すぎたんですね…。

監督の戦い

2007-06-29 13:52:45 | football
各所でご存知のとおり、カペッロが解任されました。MARCAは特集ページを組んでいます。


タイトルを獲った直後から会長がモゴモゴしてましたから、カペッロ続投は半ば諦めてはいましたが…やっぱりだめでしたか。シーズン中盤までのぱっとしないチーム状態、CLでの早期敗退もあって、おそらくタイトルを獲る前から続投なしということで方向性は決まっていたのではないかと思います。そもそもカペッロを連れてきた時点で、とにかく即結果だけは出せ、ということで継続性を考えていなかったのではないでしょうか。カンナバーロやエメルソンという、比較的年齢が行っているけれどカペッロに馴染みやすい選手を補強した点からも、とにかくシーズン内にタイトルだけは何かとってもらい、チーム作りの体制は別、と考えていたのだと思います。
ただ意外なことにというとカペッロに失礼かもしれませんが、最後に出来上がっていたチームは将来も見込めるなかなか良いものだったように思うのです。十分な補強をしてもらえたこともありますが、ミゲル・トーレスの発掘だったり、いい感じに光りそうなイグアインだったり、若手の希望もある。その一方でラウルやグティなどベテラン選手も繰り返しカペッロの続投を希望する発言をしていました。チームに規律を取り戻し、一体感を作り出し、(ミラクル続きだったとはいえ)タイトルを獲得した。個人的には、以前から書いているとおりマドリーに足りないのは継続性だと思っていますので、このまま続けていれば面白かったと思うんですけどね…。
ちなみに現地のアンケートでは、今回のマドリーのやり方に賛成が約3割、反対が約6割。その前の、マドリーの監督は誰が良いか?というアンケートでもカペッロはトップでした。気に食わないところもあるけれど、結果を出せば評価はされる。でもフロントはそうしませんでした。
ファンの気持ちに反する決断をしたマドリーフロント、信頼を取り戻すためには既に出遅れてしまった移籍マーケットでの的確なお買い物と、当然ながら新シーズンの結果です。

では解任を知らされたカペッロの公式コメントを。
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レアル・マドリーC.F.の役員会において、私がこのクラブでトップチームの監督を継続しないという決定が公式になされたことを知らされた今、私をこのような偉大なクラブで監督に就任し、リーガタイトルに到達するよう貢献させてくれた―1996/97シーズンと同様に-レアル・マドリーC.F.に、私は公式に感謝したい。同様に、スタッフ、コーチたち、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、用具係、そして常にサポートをしてくれたフランコ・バルディーニに感謝したい。スペインの、そしてそれ以外の国における、間違いなく最高のクラブのファンたちのことを忘れたくない。どんな時でも彼らがしてくれたサポートに私は繰り返し感謝する。

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予想はしていたのでしょうが、紳士ですねカペッロは。
リーガタイトルを獲得して辞めるのは10年前と同じです。その翌シーズンはハインケスが就任、CLを獲りました。次はシュスターの就任が濃厚だそうです。さて、来シーズンのCLは?


LFPかフランス国家か
もうひとり、今気になっている監督はフランスにおります。いったん勇退するも華麗に現場に復帰したランスのギィ・ルー爺ちゃん。なんと監督の年齢制限(65歳。ギィ爺ちゃんは68歳)を上回っているというLFPの規定により、ランスとの契約が無効にされそうなのであります。日本語の記事にもなっていましたので、こちらを参照ください。
記事にもあるとおり、ランスとギィ爺ちゃんはこの年齢制限が法に反するということで提訴するつもりでいます。確かになんで年齢制限があるんだろう?
そんなギィ爺ちゃんには強力(そう)な支援がつきました。

フランス経済財政産業省貿易担当大臣クリスティーヌ・ラガルド
心を動かされました。こんなバカげたことがあるでしょうか。素晴らしい能力のある人間に向かって「あなたは歳をとりすぎてますから働けません」と言うなんて。このような年齢制限、致命的な制限は取り払われなければなりません。ギィ・ルーが素晴らしい人物であるなら、そして私は彼が非常に偉大な監督であると思っていますが、彼は監督ができるようにする必要があります。

フランス大統領ニコラス・サルコジ
(スポークスマンを通じて)遺憾である。ギィ・ルーは偉大な監督だ。

Football365では、ギィ爺ちゃんは監督をするには高齢すぎるか?というアンケートを実施。結果、25%が「ウィ」で75%が「ノン」となりました。

バレンシア07/08カミセタ

2007-06-28 09:25:53 | football
発表されていました。入団お披露目を行ったばかりのアレクシスもさっそくモデルとして登場。



バレンシア公式の記事はもちろんですが、ASが、バレンシアの番記者さんでしょうか、事細かにユニの説明をしているのが面白いです。

1stユニは、初めてバレンシアがリーガのタイトルを獲った1941/42シーズンへのオマージュで、カットデザインと白地に襟、肩、バックステッチにオレンジのラインを入れて、当時のユニに似せたクラシカルな雰囲気を出しております。パンツは黒で、サイドにオレンジ色のアクセント。また画像からはわかりませんが、後ろのネックにおなじみのこうもりと、1941/42にリーガを獲ったチームを讃える言葉、また胸のエンブレム周りにも当時を記念した言葉が入っているのだそうであります。

参考画像追加


個人的には、選手本人が暑がろうと嫌がろうと、襟付きのユニは好きです。でも白地にオレンジラインは、小学校時代の体操着とカラーリングが同じなので少し複雑です。もちろんこのユニのデザインとはまったく違いますしどうでもいいんですけど。

2ndユニはオレンジが復活しました。パンツは「エレクトリカルブルー」、目の覚めるような取り合わせです。でもオレンジ色はいい色ですよ。エンブレム周囲にテキストが書かれている点は、1stと同じです。
3rdには、昨シーズンの2nd、黒を使うようです。

こうして新ユニフォームの発表があると、もう06/07シーズンは「昨シーズン」になる印象ですね。ブログの記事を書いていて、いつから「昨シーズン」と「今シーズン」を切り分ければいいのかなと思っていましたが、こういうのはいい機会です。
ところで少し気になるのがビセンテなのですが、今バレンシアにいるということは今年もいわゆるバカンス(つまりどこかの島で泳いでくること)はなしなのでしょうか。負傷を抱えているから、シーズンフルにやったわけではないから、とはいえ昨シーズンオフもバカンスなしだったような…。もっともリゾート地で泳いでくることが必ずしも休養になるとは限らないでしょうから、気心の知れた場所で休養しているのならいいのかもしれません。


マドリーの新ユニ発表も楽しみになってきました。たぶん優勝の時に背中に「30」胸にBwinと入れて皆で着ていたものがそうだと思います。襟もついてこちらも少しクラシカルな雰囲気で、99年とか2000年辺りのものに似ているなあという印象でした。


これはたぶん00/01シーズンのもの。モデルは両方ともMさん。

大人のサッカー

2007-06-27 19:38:49 | football
本日の記事はR指定です。17歳以下の方は親御さんと一緒にごらんください。

と、大げさに言うほどのことではありませんが、数日前からちょっと気になっていたニュース。内容はだいたい同じですが、MARCAAS

ヌードになるレフェリー、FIFAのリストから外される」
アナ・パウラ・オリベイラさん、南米選手権とかブラジル選手権とかFOOT!をご覧になる方はご存知だと思います。ブラジルの美人アシスタント・レフェリー。このたびブラジル版プレイボーイ誌にてヌードを披露することになり、2008年の審判リストからはずされることになるだろう、ということなのだそうです。本人が脱ぐと言っているわけですし、鑑賞に耐える魅力の持ち主なのですからとやかく言わなくてもいいんじゃないか、とも思いますが、単に「脱ぐからダメー」という理由ではないようで、ここのところ酷い誤審が目立ちレフェリーの職を解かれていること、そのこともあってヌードになる契約をし多額の報酬を得ること、なんてこともあるようです。詳細はこちら、「ブラジル・サンパウロから世界へ、そして渋谷」さんなどが参考になると思います。

あくまでも副審なので普段はカードは出しません

彼女の行動の是非は置いておいて、というか別にかまわないとは思うのですが、女性レフェリーだというだけでも注目を浴びている上にこんなネタを持ってきたのでは、他の女性レフェリーもやりにくいのではないかと思います。


で、これに関連してもうひとつMARCAから、スポーツ選手ってよく脱ぐよね、という記事。これによるとスポーツ選手が脱ぎだした歴史は、フィギュアスケートのカタリーナ・ヴィットから始まるそうで、あとはこちらのギャラリー(くれぐれも17歳以下の方は親御さんと一緒にご覧ください)でも見ていただければ宜しいかと思います。
もちろんサッカー選手もその例に漏れないわけでして、MARCAがこの記事内で挙げているのは、セルヒオ・ラモス、イバン・エルゲラ、ダビド・アルベルダ、ログロニョ、コンポステーラ、ヘレスの選手(スタッフ?)、アラベスのピテルマン(コーチになりたかった会長)…ピテルマンのヌードなんて誰が見るんだろう。ま、一番怖いのは、セルヒオ・ラモスの名前の後にカッコ付けで「その記事をもみ消そうとする外部からの圧力があったにもかかわらず」と書いてあることです。過去にヌード経験があると移籍に悪影響があったりするんでしょうか。


ごくごく控えめサイズのアルベルダとセルヒオ・ラモス。
もしかしてモザイクかけたほうが良かったでしょうか。




真面目なサッカーの話題を求めていらっしゃる方には申し訳ありませんでした…

ようやく終わり

2007-06-24 20:09:19 | football
06/07 Copa del Rey Final
Sevilla 1-0 Getafe


昨夜コパ・デル・レイのファイナルがベルナベウにて行われまして、セビージャがUEFAスーパーカップ、UEFA杯に続き今シーズン3冠目をゲットいたしました。試合はネットで前半だけ見て、後半はラジオをかけながら寝てしまったのでまったく概説できませんが、開始10分で先制点を挙げたセビージャが優勢の印象。もっとも前半終了間際のペナルティっぽいプレイを取ってもらえなかったヘタフェには少し同情の余地があると思いますが…。
それでもセビージャにはシーズン全般通してそれほど調子の波がなく、一貫して安定した強さを見せてきました。結局今シーズン一番強かったチーム、それはセビージャかもしれません。これでようやくスペインも完全なるシーズンオフ。セビージャとヘタフェは他クラブよりおよそ1週間遅れてのバカンス入りです。セビージャはCL予備予選があるので、あまりのんびり休めないかもしれませんが…。


シーズンオフのお楽しみ
お楽しみどころではないかもしれませんが、移籍のニュースが既にだいぶ派手になっております。なんといっても一番のニュースは、バルサのアンリ獲得が決まったこと。バルサ公式サイトでも合意であると発表があり、アーセナル公式サイトでも既にアンリがクラブを離れることがアナウンスされております。アーセナルについて詳しいわけではありませんが、30歳を超える選手と複数年契約を結ばないというクラブの方針があるそうで(アンリは現在29歳)、タイミング的には良かったのかもしれません。もっともアーセナルのファンとしては、8年間チームのエースとして華麗なプレイを見せ続けてくれた選手の退団となるわけですから、複雑で寂しいことだろうと思います。JSkySportsでもっとプレミアの放送があった頃は、私ももう少しアーセナルの試合も見ていましたが、その頃知った選手はだいぶ減ってしまいました。
個人的にはファン・ニステルローイに続きプレミアのエースフォワードがリーガにやってくるということで、来シーズンがとても楽しみです。が…余計なお世話かもしれませんが、バルサはどうするんでしょう?アンリとエトオとメッシとロナウジーニョ、同時に使えませんよね…使うの?ヘタするとほんの数年前のマドリーみたいになるのでは、とちょっと心配です。

それ以外の移籍のニュース、すべて拾うわけに行きませんが適当なところから、まずはバレンシアにようこそアリスメンディ。FWになるんでしょうか、それともサイド?ちょっと頼りなさげなところもある印象ですが、まだ23歳ですし、細身だけど身長はあるし、今後に期待ができる人材だと思います。

アリスメンディからつながりまして、デポルの監督交代。2シーズンチームを率いたものの、十分な結果が残せなかったカパロス監督が辞任し、後任は降格のラ・レアルを辞めたロティーナになるようです。若返りを図りながらもまだしっくりこないデポル。個人的にはバレロンの状態も気になっているのですが…。


それからポルティのオサスナ行き。降格はしたけれどナスティックでがんばっていたポルティには、きっとプリメーラのどこかのクラブが声をかけるだろうと思っていました。行き先はオサスナ。今シーズンオサスナでプレイしていたソルダードはマドリーが取り戻すようですが、そこにポルティが入ることになりました。思い切りの良い、いい選手です。もう少し目立つところで活躍が続けられれば、まだまだステップアップしていくことができるだろうと思います。
オサスナに関係してごくごく個人的に気になるのは、モナコのプラシルに興味を持っているとの噂。先日キャプテンが隣のクラブに移籍してしまったモナコはもうボロボロですんで、バルサにヤヤ・トゥレを持っていかれようがプラシルを連れて行かれようが、お好きなように、と言いたくなるくらい自棄な気分です。


チームの柱
アーセナルのアンリ。それから個人的にはモナコのガエル・ジヴェ。クラブを離れることを決めたチームのキャプテンです。どんなクラブであっても、キャプテンの移籍はショックが大きいだろうと思います。こんなに何でもアリになってしまった現代の移籍マーケットであったとしても。できることならキャプテンには、乗っている船が金ピカであろうと泥舟であろうと、最後まで船を捨てないでほしいと思うのです。昨シーズンのデル・ピエロ、2005年の夏に出るの出ないので大騒動になったジェラード。最終的にそれぞれが残留したことで、どれだけのファンが安心したことか。ステップアップしたい、新しい挑戦をしたいという思いや、それまで所属していたクラブへの不信感、チームが置かれた状況の変化など、キャプテンといえどもいち選手ですからいろいろあるとは思います。引き止める言い訳はファンの心情だけかもしれません。それでもキャプテンには、カルチョで言うところのバンディエラとしてクラブと添い遂げるくらいの心意気でいてほしいなあと…思ったよりジヴェの移籍がショックでした。しかもマルセイユ!


怪我2題
○最終戦で負傷したファン・ニステルローイは右脚大腿後部ハムストリング損傷で全治期間は4~5週間、プレシーズンの頭には間に合いそうにないだろうとのこと。思ったよりも重症でした。まさかディアラのゴールを喜んだり優勝ではしゃぎすぎて悪化させたなんてことは…代われるFWがいなくて、特にシーズン後半は酷使しすぎてしまったのが一番大きな要因かもしれませんが。
○コパ・アメリカの準備中のアルゼンチン代表合宿で、アジャラさんが左膝を負傷。木曜日からコパ・アメリカが開幕するようですが、現在のところ緒戦の出場は難しい状態のようです。大会全体とは書かれていないので、それほど重症ではないだろうと思うのですが…。

シーズンの象徴

2007-06-22 03:50:39 | football
今シーズン中、繰り返し話題になっていた負傷問題。何人ものリーガの選手が、トレーニング中に試合中に膝の靭帯を損傷し、数ヶ月単位で離脱するケースがあちこちのチームで見られました。シーズンが終わる前に復帰できる選手も多くいましたが、バレンシアのエドゥのように復帰が間に合わなかった選手、デポルのバレロンのように負傷を再発させる選手もいました。辛かったのはリーガ最終節のほんの3日前に、このシーズン2度目の膝の靭帯損傷を負ってしまったビジャレアルのゴンサロ・ロドリゲス。「症状を告げられた時、全てをやめようかと思った」という言葉が、その重さを伝えているように思います。


さらに、昨夜南アフリカで行われたバルサの親善試合にてプジョルが膝を負傷。左膝外側靭帯損傷で、今夜バルセロナの病院で手術を受けるようです。執刀医は膝関係の負傷ではよく名前を聞くクガート医師。明日になってから病院側の会見があるようで現時点では全治期間は不明ですが、MARCASPORTはおよそ3ヶ月程度と見ているようです。プレシーズンと、おそらく来シーズンの最初もプレイができないかもしれない。

最後まで、膝の負傷の話題が続いたシーズンでした。来シーズンはできるだけこんなニュースは聞かずに済んでほしい。

改革の意図は

2007-06-21 16:43:00 | football
昨日のキケ残留、カルボーニ解任に続くバレンシアからのニュースはコーチ陣の改革です。キケとソレール会長は今後について会談を行い、コーチ陣の3名を解任することを決定したようです。アシスタントコーチのフラン・エスクリーバのみが現在の体制から残留、フィジカルコーチのパコ・デ・ミゲルとアンヘル・プエブラ、GKコーチのエミリオ・アルバレスの3名が解任。前者2名は、とにかく06/07シーズンの負傷者の多さ、選手のフィジカルコンディションのまずさがあり、キケの信頼を失ったため、とされています。GKコーチは非常に優秀と聞いていましたが…スーペルにもlas provinciasにも出ているニュースなのですが、中身がよく理解できなくてわからないところも多々あるのですが、はっきりしているのはこれはキケが決めたこと、ということです。

最初このニュースを見たときは、フロントの決定なのかと思いました。先日モナコのロラン・バニード監督が解任されたときは、フロント側からバニード監督に「君は留任してもらう、でもアシスタントコーチは契約延長なし」という通達がありまして、バニード監督はこのオファーの受理を迷い、それがフロントの不況を買ったらしい…という展開でした。なので今回のバレンシアも「キケは残留させる、ただしコーチ陣の選定はこちらの言うことを聞いてもらう」的なフロントの圧力なのかと一瞬思ったわけです。しかしどうもそうではなく、今シーズンの内容からフィジコたちがキケの信頼を失った、というのが理由のようです。メディコに責任はないのかとも思いますが、筋肉系の負傷が多かった点はフィジコの問題と捉えられたのかもしれません。

以前からのバレンシアを知らないので何ともいえませんが、コーチ陣がすべてキケの腹心だったわけではないということでしょうか。ベテランの監督さんは、チームを移るときには自分の信頼のおけるコーチ陣を引き連れて移動する話はよく聞きますが…シーズン中に一枚岩でなかったコーチ陣、信頼し切れなかった仲、というのはちょっと恐ろしい気がします。
それでもこの改革でキケの仕事がやりやすくなり、より良い結果が得られるならば。一応後任のフィジコとGKコーチは決まっているようです。そのうち公式で正式な発表があると思います。


ウルサイスお疲れ様

ウルサイスがアスレチック・ビルバオに退団を申し入れ。移籍することなくそのまま現役を引退するようです。ビルバオの顔のような存在になっていただけに寂しくなりそうです。お疲れ様でした。

後日補足
ウルサイスは会見で、ビルバオを退団すること、条件が合えば現役を続行する意思があることを述べています。まだ終わらない、かもしれません。

You Tube Madrid

2007-06-20 21:05:32 | football
マドリー優勝、その後のフィエスタの様子を映像で見るために、TVEのニュースを録画したりAntena3やTerraで見たりしていたのですが、遂に。

You Tubeのマドリーページができております。今回の優勝の様子を様々な角度から捉えた動画はもちろんのこと、トレーニング、イベント、バスケットボール、クラブのプロモーションビデオなども。現在40種類ほど見られます。
こういうのは確かACミランが始めたんでしたよね。いい世の中になったもんです…。


昨夜は優勝の余韻そのままに、イスラエル-パレスチナ連合チームとの親善試合を行ったマドリー。召集されている代表選手、負傷気味の選手を除いて、ちゃんと主力選手も顔を揃え試合をこなしました。結果は0-8。グティが4点、ラウルが1点、カンテラのネグレドが3点。試合終了後、選手たちと監督は深夜のうちに現地を発ち、早朝マドリーに到着しました。少しでもバカンスの期間を長く取りたいため、のようです。再び集合するのは7月20日。
ちなみにセルヒオ・ラモスだけは、シーズン中に骨折した鼻の手術を木曜日に受けるようで、ひとり遅れてのバカンス入りになります。


サビオはレバンテへ

今シーズンの冬にレアル・ソシエダに加入、プリメーラ残留のために力を尽くしたものの残念な結果に終わったサビオ。まだ国に帰ることはなく、新天地をスペイン国内に求めました。行き先はレバンテです。契約は2年。レバンテは渋い選手をそろえますね。



いつものあれ

そういう季節になったな、ということでいつもの「Altas y Bajas」MARCA版を貼っておきます。

答えが出たか

2007-06-20 03:50:19 | football


こんな時間になんですが、バレンシアの公式サイトに出たばかりだと思われるCOMUNICADO OFICIAL。例によって言い回しがややこしいのですが、ざっとまとめますと、

1)今シーズンを振り返るといくらか不幸な点はあったものの、最後まで上位争いをし、CL出場権を確保でき、CLではベスト8まで進むことができた
2)今シーズンを分析した上で、来たるシーズンのために新しいプロジェクトに着手し、ヨーロッパのビッグクラブたらねばならない
3)近日中に、チームを強化し我々の監督、キケ・サンチェス・フローレスを手助けする、新しくチームに加わる選手をお知らせできるであろう。
4)また近日中に、国内レベル、国際レベルでのチャレンジにおいてバレンシアCFのスポーツ・ポリシーを保証しうる、新しいスポーツ・ディレクターの名前をお知らせすることができるであろう

まとめてもややこしいですが、端的に言うとキケの勝ち、カルボーニの負け、です。MARCAは少々露骨に「キケはカルボーニとの戦いに勝利」と見出しをつけています。
答えを出すのは6月30日と言われていましたが、早いに越したことはないでしょう。この公式見解が、カルボーニがスポーツディレクターを辞めるだけなのか、チームから去ることを指しているのかは現時点では不明。それでも、バレンシアのフロントはキケを支持する方向にとりあえず方針を固めた、ということのようです。途中まで進みかけているらしい補強話(スネイデルとかトレセゲとか)はどうなるんでしょうね?

余韻

2007-06-19 15:41:01 | football

優勝を決めた夜、ベルナベウで騒ぎ、シベーレスまでバスでパレードし、シベーレス広場でまた騒ぎ…その後祝勝パーティーが選手、関係者家族などが集まって行われたわけですが、選手が集まったのが午前3時過ぎ、午後4時に会長が到着…お疲れ様であります。ここでコパ・デ・ラ・リーガもお披露目されたようです。
しかし優勝を決めた翌日、月曜日。マドリーは公式行事として、関係各所を訪問するお仕事が残っているのでありました。もっともそこにはいろいろ配慮が効いたらしく、公式行事の開始は18時から。それなりに休めただろうと思います(前回はマッカが寝坊した)。ベッカム、ロベルト・カルロス、エメルソン、マルセロ、ロビーニョ、ガゴはそれぞれの事情によりこのイベントは欠席。ロベルトはもうトルコに向かったようですし、最後の3人はコパ・アメリカにすっ飛んでいったのではないかと思います。ぎりぎりまで残ってくれてありがとう。ではMARCAの時系列で追った公式行事。



18時過ぎ:マドリード州本部に選手と会長到着。皆さん公式スーツ着用。エスペランサ・アギーレ州知事がお出迎えしてくださる。選手たちにトロフィー授与、カルデロン会長挨拶、アギーレ知事挨拶、アギーレ知事に特製ユニ贈呈。
18時30分過ぎ:プエルタ・デル・ソルに面したバルコニーに選手たちが揃い、マイクパフォーマンス。カンペオーネ♪の大合唱。
カシージャス「このリーグは皆さん全員のものだ。皆最高だ。アラ・マドリー!」
ファン・ニステルローイ「本当にありがとう。アラ・マドリー!」
セルヒオ・ラモス「またたくさんのタイトルを取ってこのバルコニーに戻ってくると約束する」
最後に庁舎内で記帳をして次の場所へ出発。
19時過ぎ:「We are the champions」の曲が流れる中、選手たちはプラサ・デ・ラ・ビジャの市庁舎に到着。マドリード市長のアルベルト・ルイス・ガジャルドンがお出迎え。ラウルとグティがカップを市庁舎のバルコニーに持ち出す。ラウル、グティ、カルデロンが外に集まったファンたちに向けてマイクでコメント。
ラウル「ここに僕たちと共にいてくれる皆さん、本当にありがとう。このカップは皆さんのものであり、皆さんのために獲得したものです。これは皆のものだ。皆さんのサポートに感謝します。そしてフェスティバルを続けよう」
グティ「ここにいてくれる皆さんに感謝します。このカップは僕たちのものであると同時に皆さんのものでもあります。アラ・マドリー、カンペオネス!」
カルデロン会長挨拶、市庁舎内で市長さんのご挨拶。記念のプレート等授与、特製ユニの贈呈などなど。
19時30分過ぎ:市庁舎を辞す。次の行き先はカテドラル。
19時45分過ぎ、アルムデナのカテドラルに到着、入場。ラウルが花を捧げ、グティがラウルと共にカップを持って続く。他の選手たちは着席。
20時過ぎ:セレモニー開始。大司教のスピーチ、記念撮影。
20時15分過ぎ:すべての公式行事が終了。


Antena3の映像。画像はel mundoとか20 minutosとか。

お疲れ様です。でも最高のフィエスタをありがとう。
南米組の一部はコパ・アメリカでもうひとがんばり。ベッカムとロベルト・カルロス意外にも何人かの選手はチームを離れることでしょうし、次の監督がシュスターというキナ臭い話も出ています。(個人的にはカペッロ続投希望。マドリーに何が欠けているって、継続性ですそれは)。それでもひとまずはゆっくり休んでバカンスを満喫してくだs…

ではなくて。本日イスラエルまで飛びまして、パレスチナ&イスラエル代表との親善試合を行います。シーズンはまだ終わってなかったのでした。

06/07リーガエスパニョーラ終了

2007-06-19 10:00:57 | football
終了、といってもすべて終わったわけではないんですけどね。まだコパ・デル・レイのファイナルがあります。とりあえずリーガの最終順位表。


上位
最後まで優勝を争った上位3チームの結果はご存知の通り。
マドリー 3-1 マジョルカ
ナスティック 1-5 バルサ
セビージャ 0-1 ビジャレアル

バルサは余裕の試合運びで大量点を挙げました。後半30分過ぎ、マドリーが逆転するまでは優勝はバルサの手の中に有りましたが…。シーズンを通してのクオリティ、得失点差ではバルサがマドリーを上回るかもしれません。が、後半から終盤にかけての失速とカンプ・ノウでのクラシコでマドリーに勝てなかったこと。これでマドリーの追い上げを許し、勝ち点で並んでも上回れない結果に至りました。
セビージャも最後は疲れてしまったという印象。特に最終節は代表への選手召集、大量の負傷者もあったせいか、カーサで敗れてしまいました。それでも今シーズンのセビージャは一貫して高いレベルにあったと思います。UEFA杯を連覇し、遂に来シーズンはCLの舞台へ。予備予選を突破しなければいけませんが、CLでのセビージャはとても楽しみです。とりあえず23日の国王杯ファイナルを戦い、少し遅れてセビージャの今シーズンは終了となります。

UEFA杯
5位と6位、国内カップ戦王者にUEFA杯出場権が与えられます。国王杯ファイナリストはセビージャとヘタフェ、セビージャが既にCL予備予選出場権を得ていますから、ヘタフェのUEFA杯出場は決まりです。リーグ戦でUEFA出場権を争っていたチームの結果は、
セビージャ 0-1 ビジャレアル
オサスナ 1-2 アトレチコ・マドリー
レクレ 1-1 サラゴサ

終盤に怒涛の勢いで勝ち点を重ね追い上げたビジャレアルがなんと5位でフィニッシュ。来シーズンに向けて補強も充実しているビジャレアル、怖いチームです。サラゴサとアトレチコは勝ち点で並び、サラゴサが直接対決の成績で上回りました。アトレチコはインタートトへ、詳細なレギュレーションはよくわかりませんが、各国のインタートト組との対戦を行い上位何クラブかがUEFA杯出場権を得る、だったと思います。

残留と降格

最終節まで4クラブが残留と降格をかけて戦いました。その結果。
アスレチック・ビルバオ 2-0 レバンテ
ラシン・サンタンデール 0-2 ベティス
セルタ 2-1 ヘタフェ
バレンシア 3-3 レアル・ソシエダ

こちらも時々刻々と状況が変わる展開になりました。大聖堂でのファンからの声援を受け、自力で勝ち残ったビルバオ。先制されてもひっくり返したセルタは、一時は残留ラインより上に上がりましたが、ベティスが得点したことでそれも空しくなりました。ラ・レアルも試合早々に先制したものの、オウンゴールやら何やらで派手な展開になりましたが勝つことができず、自分たちより上にいるチームも崩れなかったため、残留に手が届くことはありませんでした。残留はビルバオ、ベティス、降格はセルタ、ラ・レアル。
02/03シーズン、マドリーが前回優勝したシーズンで最後まで優勝を争ったチームがラ・レアルでした。そのシーズンに4位でCL出場権を得ていたのはセルタでした。優勝争いも残留争いも紙一重。短いスパンで勢力図が変わります。

1年で戻ってきてほしい

ピチーチ&サモラ
ピチーチ=得点王
1. ファン・ニステルローイ(マドリー) 25ゴール
2. ディエゴ・ミリート(サラゴサ) 23ゴール
3. ロナウジーニョ(バルサ) 21ゴール
4. カヌーテ(セビージャ) 21ゴール
5. フォルラン(ビジャレアル) 19ゴール
6. ビジャ(バレンシア) 16ゴール

サモラ=最小失点GK(1試合あたりの被ゴール数)
1. アボンダンシエリ(ヘタフェ) 0.83
2. ビクトル・バルデス(バルサ) 0.87
3. レオ・フランコ(アトレチコ) 0.90
4. パロップ(セビージャ) 0.97
5. ブラボ(レアル・ソシエダ) 1.00
6. カニサレス(バレンシア) 1.03


バレンシアの総括はそのうちに。

Campeones!!!!

2007-06-18 06:04:07 | football
勝ちました…。こういう結果になって思うのは、クラシコが持つ意味がとても大きかったなあということ。

06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 38
Real Madrid C.F. 3-1 Real Mallorca


言葉でどのように言い表したらいいかまったくわかりません。すんなり勝ってくれたらどれだけ見てるほうも楽かというのに、緊張してしまったのか立ち上がりからガチガチに固いし、危ない場面はあるし、すっかんすっかんの最終ライン突破されて先制されるし、妙にパスミス多いし、日本代表みたいにゴール前でやたらパスつなぎたがるし、でもシュートははずれるしで、もうどうしようかと。おまけに前半のうちにファンニステルローイの負傷交代。正直言って、途中から見るのが怖くてどうしようもなくなってしまいました。音声ミュートにしてしまったくらいです。チキンですいません。
試合は落ち着いて後で見直そうかと思いますが、何がきっかけで同点にでき、逆転できたのかよくわかってません。レジェスこれで契約延長してもらえるかもとか、ディアラ無理やり帰ってきてよかったなあとか、イケル泣くの早すぎとかいろいろありますが、とにかく選手たち、みんなありがとう。謎のミラクル采配が当たりまくるカペッロにもありがとう。
まだ信じられない気もしますが、心底嬉しいです。感無量です。


試合後のセレモニー
某W様にしてはがんばってたっぷり放送してもらえたと思います。
前回の優勝時、02/03の時は、確かデルボスケ監督が突然辞めさせられるからと選手たちが抗議の意を込めてセレブレーションのほとんどを拒否、ピッチ上にいる時間がすごく少なかったんですよね。翌日以降もイエロの契約延長なしとかショッキングなニュースがあって、あまり喜びきれなかった記憶があります。が、今回は選手たちが皆ほんとうに嬉しそう。それぞれの国旗やマフラーを身にまとって、いつまでも走り回っていたそうなほどに見えました。できればラウルのマタドール見たかったな。

後から追加:やっぱりやってました


選手ひとりひとりの名前を呼び、最後のベッカム、ロベカルがベルナベウ中から喝采を受けるところまで見られて良かったです。ロベカル、本当にこれで最後なんだなあ…やっぱり寂しい。彼らと一緒に名前を呼ばれていたミニャンブレスとパボン。契約が切れるけれど契約延長なしでチームを離れることが決まっているから、彼らのお別れもあったのでしょう。お疲れ様。

さて、シベーレス

ちゃんとラッピングバスも準備済み。使えて良かった。

こういうのを見ると現地いいなあって思いますね。とりあえず気分だけでも動画を。
選手コメント~バス出発パレード~シベーレスの女神像にキスするラウル


けっこう危ない。旗を首に巻いて手にもマドリーのフラッグを持たせて完成


動画追加
後でYoutubeとか探せばいろいろ出てくるとは思いますが、それ以外で。
Telemadridのハイライト
Antena3のセレブレーション
Antena3の祝勝パーティーとカップ授与

最終戦

2007-06-17 21:31:32 | football


先発予想はだいたいどこも同じです。GKイケル、注目のDFは右からサルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ロベカル。シシーニョ、ロベカルの上がりっぱなしコンビよりはサルガドで右を落ち着かせるつもりでしょうか。マドリーのユニを着て左サイドをガンガン上がるロベカルが見られるのは、この試合が最後です。ピボーテにはエメルソンと間に合ったディアラ。ディアラは土曜日にマドリーに到着したばかりですし、マリ代表のことも気にしているようなので少しメンタルフィジカル両面での疲労が心配ですが、安全に行くならまずこのコンビだろうと思います。無理やり治したベッカムが右、無理やりCBFをねじ伏せたロビーニョが左。トップはファン・ニステルローイと、最高の結果を誰よりも望んでいるであろうラウル。
試合は本日21時、明朝4時、サンティアゴ・ベルナベウにて。

何も言うことはございません。オプションはいくつかありますが、ただもう勝ってくださいお願いします。

有終の

2007-06-16 21:54:24 | football
相手が残留の望みをかけているラ・レアル、ウルトラス騒ぎ、キケとカルボーニの確執、タヌキ親父のソレール、怪我人が山盛り、サスペンションもあり、アジャラさんはもういない、あれこれ詰め込んだ最終戦の召集選手は、

Porteros: Butelle y Mora.
Defensas: Curro Torres, Corcoles, Albiol y Moretti.
Centro del campo: Albelda, Baraja, Jorge Lopez, Pallardo, Romero, Regueiro, Nacho Insa y Gavilan.
Delanteros: Morientes, Aaron, Silva y Villa.

顔がわからない選手が増えているんですが…かモリエンテス入りましたね。もう今シーズン中は無理だろうと思っていました。不安がないのなら、少しでも出場できれば良いんですが。
マルチェナとアジャラさん、ホアキンはサスペンション、ミゲルとビセンテ、デル・オルノ、アングロはたぶん負傷、諸事情によりカニサレス、ウーゴ・ヴィアナ
が欠場。これ、最終ラインはどうするんでしょうね?Corcoles君が出場するんでしょうか。
(ウーゴ・ヴィアナも負傷のようです)


そしてこちらも
各種の措置が働き、最終的に可能な限りの人が揃いました。ディアラは今日のトレーニングに間に合いました。最終節、マジョルカ戦に向けたマドリーの召集選手。

PORTEROS: Casillas, Diego Lopez
DEFENSAS: Ramos, Cicinho, Cannavaro, Marcelo, Roberto Carlos, Pavon y Salgado.
CENTROCAMPISTAS: Guti, Gago, Diarra, Robinho, Beckham, Emerson, y Reyes.
DELANTEROS: Raul, Higuain y Van Nistelrooy.

ミゲル・トーレスの負傷は間に合いませんでした。他に負傷欠場は、カッサーノ、ラウル・ブラボ、メヒア。エルゲラがサスペンション。

その日が近づく

2007-06-14 21:55:24 | football
落ち着いて最終戦に向けた準備を進めているマドリー。気になる代表選手の状況ですが、もしかしたら選手を欠かずに済むかもしれません。
FIFAの規定により各国代表は大会14日前から選手を囲い込むことが可能。コパ・アメリカが今月26日にスタートするため、ロビーニョは代表合宿にいかないといけません。実際ブラジル代表監督のドゥンガは、マドリーがロビーニョの召集を止める権利はないとしていました。
ところがFIFAが召集の延期を認めたらしいのです。ロビーニョは今すぐブラジル代表に合流する必要はなく、最終戦に出場することが可能だと…こういうときのためにブラッター(FIFA会長)を名誉ソシオにしていたのかな?と疑いたくなるような展開ではありますが、これが本当なら嬉しいです。
あとはマリ代表のディアラで、なんとか連れ戻せるようあれこれ工作をしているようなしていないような。マリの監督は「交渉の余地はない」としているようですが、どうやらマドリー、かなり本気で交渉に当たっている印象が……。
なりふりかまわぬという感じですが、もしかしたらうっかり優勝が決まるかもしれない試合。結果が吉と出るにしろ悲しいことになるにしろ、シーズンを通して各自の貢献をしてきた選手たち全員が揃った状態でシーズンの最後を迎えてほしいものです。

不安なこと
1.サラゴサでカルデロン会長が喜びすぎたこと
2.マジョルカに例のスーツケース(お小遣い)が送られるとかなり露骨に報道されていること
3.実際マジョルカとの対戦成績がそれほど良くないこと
一発やってやろうじゃないかの勢いで来るであろうマジョルカがとても怖いです…。

連日のAdios
水曜日のマドリーのインタビュー当番はロベルト・カルロス。ロベルトはちょっとだけ泣いてましたね。火曜日にもMARCAにも招待されてお別れをしていました。MARCA本文の記事内ではロベルトへのコメントがたくさん寄せられています。
そして今日の当番はベッカム。相変わらずぎこちないままのスペイン語(映像証拠)で、それでもなんとか会見をこなしていました(後で確認しましたら大部分はエイゴでした。しょうがないなあもう)。退団が決まっている2人のお別れの挨拶が済み、最終戦まで残されているのは2日ほどとなりました。




バレンシア
騒動の翌日、一転して穏やかなトレーニングだったようです。紅白戦中にビジャとウーゴ・ヴィアナが少々やりあってピリピリした関係に陥った以外は。
そしてモリエンテスは再び違和感を訴えて室内でのケアのみになりました。おそらく最終節の出場はないのではないかと思います。残念ですが…。ビジャの相棒にはシルバかレゲイロかを試しているようです。

※昨日の騒動に関するにほんごMARCAの記事を付けておきます。どうやらまた豪快な訳し間違いをしてしまったようですすいません。読み直したくもないので(本当は昨日の記事をまるごと消したいくらいです)、リンク先を参照してください。