けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

やっと!

2005-11-30 21:16:00 | football
今シーズンいっぱいでマドリーとの契約が切れるのになかなか契約更改できないでいた(というか要するにペレス会長と折り合いが良くなくて、マドリーから十分な契約条件をオファーされないでいた)イケルが、本日ようやく契約延長に合意できたようです。2011年までの5年契約で、契約金は今のところ不明。


イケルが代理人のヒネス・カルバハル氏(モリエンテスやラウルの件でお馴染みのやり手代理人)と共に、会見に臨みました。MARCAから適当に訳。

僕はレアル・マドリーで死にたい(スポーツ的に)
僕は、レアル・マドリーでキャリアを続けていきます。本日チームと契約を更新し、ここにはあと5年間かそれ以上在籍するつもりでいます。僕と僕の家族にとって幸せな日です。とても満足していますし、望みがかなったと思います。多くのものをここで獲得したいと願っています。
僕の望みはいつでも契約を更新することでした。他からのオファーは耳に入りませんでした。僕はいつでもここにいたいと望んでいたし、ここでスポーツ的に死にたいと願っていたからです。
何ヶ月も前から言ってきましたが、ここにいることが僕の考えでした。クラブの対応に感謝したいと思います。成功と、タイトルと、さらなる成果をもって信頼に応えたいと望んでいます。
2011年までの契約です。そして僕は2010年になったら2016年までまた契約を延長したいと思っています。
重要なのは僕が幸せだということ。ただ望みが実現したとしか言えません。多くのことが実現するよう望んでいますし、それはレアル・マドリーで過ごす長い時間だということです。


良かった、とひと安心です。イケルのいないマドリーなんて想像したくもありません。
マドリーのフロント側としてはかなり良いタイミングですね。チームが不調、カピタンは重い怪我をし、監督の明日はどっち…な状況で、マドリディスタたちの気持ちをぐぐっと持ち上げられるようなグッドニュースです。良くも悪くも取れますけどね。

ともかくイケル、本当に良かった。これからも頼りない中盤&守備陣たちを怒鳴り飛ばしつつ、サン・イケルでい続けてください。

そんな季節

2005-11-29 16:12:54 | football
これがやってくると、ああ年末も近づいてきたなあと思うイベント、フランス・フットボール誌主催のバロン・ドールが今年も決定いたしました。


さすがにこれは、誰も文句のつけようがないでしょう。ロナウジーニョ、ぶっちぎりの1位です。
2位はチェルシーのランちゃんことランパード、142ポイントを獲得したスチーヴィ・Gが3位に入りました。リバプールからはキャラガーとルイス・ガルシアもポイントを獲得。こちらもそれぞれおめでとう。

全順位
1. ロナウジーニョ(FCバルセロナ) 225 pts.
2. ランパード(チェルシー) 148 pts.
3. ジェラード(リバプール) 142 pts.
4. アンリ(アーセナル) 41pts.
5. シェフチェンコ(ACミラン) 33 pts.
6. マルディーニ(ACミラン) 23 pts.
7. アドリアーノ(インテルナツィオナーレ・ミラノ) 22 pts.
8. イブラヒモビッチ(ユベントス) 21 pts.
9. カカ(ACミラン) 19 pts.
10 エトオ(FCバルセロナ),ジョン・テリー(チェルシー) 18 pts.
12 ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(リヨン) 15 pts.
13 マケレレ(チェルシー) 8 pts.
14 バラック(バイエルン),チェヒ(チェルシー),ドログバ(チェルシー),フアン・ロマン・リケルメ(ビジャレアル) 7 pts.
18 ジダン(レアル・マドリー) 5 pts.
19 ブッフォン (ユベントス) 4 pts.
20 キャラガー(リバプール),クリスチアノ・ロナウド(マンチェスターUtd.) 3 pts.
22 エッシェン(リヨン→チェルシー)  2 pts.
23 ルイス・ガルシア(リバプール),パベル・ネドヴェド(ユベントス) 1 Pt.

誤解されやすいとはいえ

2005-11-28 22:20:05 | football
ラ・レアルとの試合はまだ見ていません。でも載せておきたい記事があります。こちら

マドリーのアシスタントコーチ、パウロ・カンポスがグティに謝罪を申し出た、という内容です。
発端は、昨日付けのASに載った記事。ルシェ監督のアシスタント・コーチであるカンポスは、クラシコの敗戦後ブラジルのラジオに出演。敗戦分析を求められ、グティの試合前の怪我に言及しました。
このブログでも騒いでいた前日練習でのグティの怪我。当初は悲観的な見方がありながらも、検査の結果軽症で済み、グティ自身も「思ったより悪くなかった、出られるかも」と安堵したコメントを出していました。そのグティの怪我を、このコーチは「試合に出たくないから怪我したふりをしたんだろう」という主旨のことを言ったそうです。

「バルセロナとの試合の前日、グティは脚に痙攣があると申し出た。バンデルレイ(=ルシェ監督)は彼を招集するつもりだった。しかし彼が痛みがあると言ったので、メディカル部門はプレイしないようにと言った。バンデルレイは『どうなっているか見たいので、MRI検査をして欲しい』と言った。ドクターはMRI検査をして『バンデルレイ、彼はどこも悪いところはない』と言った。わかっているよ、わかっているとも。ずるいもんだ」

ええと、ふざけるな。
確かに過去と現在の種々の言動を思い返してみれば、グティが清廉潔白お上品な人間とはちょっと言えないかもしれません。
しかし、です。グティがクラシコに出たがらないだなんて…大げさに言わせていただければ冗談も休み休み言え。お給料安かったりポジションたらい回しされたり、フロントからもあまり大切にされていないのに、白のユニフォーム以外は考えられないと言って残留し、怪我人だらけの中で幾度も大切な仕事をしてきているのに。現在籍選手中マドリー所属暦が一番長い、根っからのマドリディスタのグティにとって一番大切で思い入れのある試合。それをこともあろうにコーチがそんな浅薄な発言をするのか。だいたいちゃんとベンチに入って、怪我を負ったラウルに代わって途中出場して必死だったじゃないですか。

ちょっと腹立たしくて上手く言えませんが、グティでないにしてもサッカー選手にとってみたらずいぶんな侮辱だと思います。試合に出たくないから怪我したと言ったんだろう、なんて。
しかもチームが調子悪くて必死なときに、グティ本人はもちろんチーム全体をナーバスな状態にしてしまう発言を、内部の人間がするなんて…。カンポスコーチ本人は、言った言葉が誤って解釈されたんだと言っているそうですが、こんなデリケートな時期にペラペラと内部情報をしゃべってしまう方が如何なものかと。

チーム関係者、選手たちの目にこの記事が入ったのが試合日朝のこと。選手たちの間に不穏な空気が流れ、このコーチはルシェ監督を伴ってグティに詫びを入れた、というのが今日の分の記事です。グティがどういう反応をしたかは載っていませんが。

記事の最後は「それでもカンポスは自分の仕事を続けていくだろう」とありますが…辞めたら?

アノエタへ

2005-11-27 21:09:39 | football
カピタンは長期離脱中、ロナウドも離脱中、ベッカムとバチスタは怪我が完治しておらず、その上に第3キャプテンが「もう疲れた、お家に帰りたいよう」と発言してしまうなど、気が遠くなりそうなくらいボロボロもいいとこのマドリーです。

デル・ボスケかカペッロか、はたまたヒッツフェルトかル・グェンかと噂が飛び交う中で、役員会はルシェンブルゴの続投を支持。ペレス会長もスポーツデイレクターのブトラゲーニョもルシェ監督を支持していくとの報道が出ていますが…こういうときが一番キナ臭いんですよね~。もうとっくに裏で次の監督をムニャムニャ…なんてやってるんじゃないかと疑心暗鬼です。レモンちゃんからルシェになった時も、直前まで「我々はガルシア・レモンを支持している」なーんてコメントが出ていた気がしますし…。

ちなみに最新のブトラゲーニョのコメントだと、「アノエタでの試合がチームのターニングポイントになるだろう」

……本気で辞めさせる気ですか?

チームを建て直すのに手っ取り早いのは確かに監督を変えてしまうことですが、ルシェが悪いわけじゃないと思うしなあ…。確かにいろいろ突っ込みたい布陣とか発言とかありますけど、怪我人が多かったのも確かだし、問題は監督を交代させれば済むわけではないんですよね、もう。抜本的にどうにかしたいなら会長を交代して大鉈ふるうところからスタートしないとダメだろうと思うんですが。

ほんの3、4シーズンほど前、毎試合のようにカンプ・ノウで白ハンカチをぶんぶん振られていた、降格ゾーンまでしっかり落ちてしまった、CL出場権も取れなかったりしたバルサ。そんなバルサがここまで強くなったのは、それが良いかどうかは別として、会長が代わって、前会長の意志が働いていたと思われる選手を徐々にですが放出しまくり、ある一定のビジョンに基づいてチームを作り変えたから…なんでしょうね。ま、マドリーにもビジョンがないわけじゃないでしょうけど。「(言うのも恥ずかしいけど)銀河系選手をかき集める」ってビジョンがありましたから。ビジョンか、それ?

なんにしても時間は待ってくれません。本日はリーガ・エスパニョーラ第13節、レアル対決です。ラ・レアル対エル・レアル@アノエタ。
Jスカイスポーツの影響でしょうけれど、あの頃からリーガを見ていた人は、「レアル」と単に呼ぶ場合にはレアル・ソシエダを指し、マドリーはマドリーと呼ぶ、なんてことはご存知だと思います。でも他国の報道(イングランドとかフランスとか)を見ていると、マドリーが「レアル」って呼ばれてしまってたりしますね。ま、どうでも良いことですが。

ではラ・レアルを代表してミケル・アロンソ(=シャビ・アロンソのお兄ちゃん)のコメントをどうぞ。
「マドリーとのこの試合に出場して勝ちたいとものすごく願っているよ。彼らが今置かれている状況を僕たちは良くわかっている。彼らは強い意思で勝ちに来るだろう。でも僕たちも、今僕たちが置かれている良くない状況を打破するために勝ちに行くよ」
「マドリーと対戦する時はすべてが特別だ。結局は勝てば3ポイントを上げる、ってことは変らないんだけれど」
「ルシェンブルゴは今良い時期にいない、でも彼らに自分たちのプレイをさせるクオリティがある」

左がミケル、右がシャビ。

もう一人、アイトール・ロペス・レカルテのコメントもどうぞ。
「大切なことは勝利することであり、そのためには僕たちのクオリティを示さねばならない。現状は悪いけれども、最初から勝ちにいかなければならない。彼らもまた困難な状態なのだから」

ではマドリーの予想フォーメーションを書いておきます。



こんな感じでどうでしょう。リヨン戦で背中を痛め交代を余儀なくされたベッカムは、一時帯同しないという話もありましたが、アノエタ遠征に参加。スタメンかどうかは不明ですが、ベンチには入るようです。

マドリーに希望はあるのか。泥臭くてもいいから何が何でも勝てばいいのか、身も蓋もなく敗れて組織が変るのを促進してしまえばいいのか……悩ましいところです
試合は本日19時、日本時間明日午前3時、放送は明日の午後6時。某Wサマに文句を言う気は起きません。だってマドリーが弱いんだもの。
アノエタ名物、野球応援チックブラスバンドを楽しみに待ちたいと思います。

5年前の「ピッリ・レポート」

2005-11-26 02:38:12 | football
ピッリ・レポート」。2000年当時のマドリーのチーフ・スポーツ・ダイレクターであったホセ・マルティネス・ピッリの選手査定のことです。
2000年4月当時の選手評価&移籍計画の書類が何をどうしたか表に出てしまい(誰かが持ち出したのでは、ということですが)、2000年8月終わりごろにAS紙にて報道され、ずいぶんな大騒ぎを引き起こした…らしいのですが、それがなぜか今になってまたAS紙に載りました。おそらくは、クラシコ敗退後で「誰が中心になるべきだった?」とか「誰がフットボールを見極める目を持っていた?」ということを暗に言いたいのだと思いますが。

私がスペインサッカーを周辺ニュースも込みで見るようになったのは02/03シーズンくらい。00/01シーズンはリーガを見てはいましたが、こんな事件があったことは知らず、今回ASに載ったことで初めて知りました。

にしてもこのレポートはずいぶん衝撃的。選手の査定があるのは当然だと思いますが、本人たちや外に知られてしまっては気まずい。この件が明るみに出た後グティが「ピッリ大嫌い」と言ったそうですが、わかる気がします。グティ、ぼろぼろに言われてるもんね…。
ともあれ主だった選手に対する査定コメントをざっと訳してみました。


イルクナー 1967年4月7日生(33歳)
偉大なるプロフェッショナル、トレーニングを好み、最初はチームに余り馴染めなかった。彼はチームメイトたちを扱う術を身につけるようになった。彼自身のフォームを取り戻すために更なるトレーニングが必要だ。

カシージャス 1981年5月20日生(18歳)
下部組織から。1対1と膝下に極めて優れたゴールキーパー。非常に勇気があり落ち着いている。外では不確かな部分もあるが。高さには欠けている。非常に年齢が若い。足元に優れている。豊かな未来を持っている。来シーズンは、ヴァジャドリからやってくるセサルとともにトップチームのゴールキーパーとなるはずだ。

M・サルガド 1975年10月22日生(24歳)
サイドでのみプレイできる。フィジカルはハードで、良い予測力があり、90分間走り続ける。勇気を持ちアグレッシブだ。出場するにはフィジカル的に非常に優れていることが必要である。技術面は標準的で多くのチャンスを得るが、特に空中戦でボールを失うことがある。彼は彼の名誉に従ってプレイしているのだけれども。技術面及び戦術面での成長が必要だ。彼は若く、キャラクターを持っていて勝者でもある。チームにとって重要だ。

カランブー 1970年12月3日生(29歳)
ラテラルのように直線的に、また平均的なディフェンスとしてプレイできる。フィジカルは非常にハードだが、技術面ではきわめて劣る。優れた人間だが、レアル・マドリーに向いた選手ではない。来シーズンは続けることはないだろう。移籍へ。

イエロ 1968年3月23日生(32歳)
完璧であり、チームにとって非常に重要な選手。フィジカル面でのトレーニングコンディションは良くない。我々は彼を十分にケアしなければならない。もし彼のフィジカル状態を改善できれば、さらに2シーズンはプレイしてもらえるだろう。ふさわしいフィジカルプログラムを用意すればすぐに、良い状態に回復するだろうと信じている。彼は32歳だ。1、2年のうちに彼の代わりになりうる選手を探さなければならない。

カランカ 1973年9月8日生(26歳)
左のセンターバックとしてのみプレイ。技術面は良く、中に入っても良いプレイをし、シュートもすばらしい。シーズンを通して無難にプレイをした。しかし彼は4バックのディフェンスラインの中でプレイが遅い。予測力に欠け、ジャンプしてのヘディングも良くない。優れた人物であり、働き者であり、非常に良いチームメイトだ。しかし私は、彼が我々と続けていく必要はないと考えている。いくつかのクラブが彼を求めている時期でもある。移籍へ。

イバン・カンポ 1974年2月21日生 (26歳)
ディフェンシブなセントラルとしてのみプレイ。技術面は無難であり、コントロールがうまく、ショートレンジのパスにも優れている。自身を予測することもわかっている。ジャンプしてのヘディングも良い。フィジカル的にはきわめて強い。優れたセンターバックになるための非常に良い条件も備えている。ボールを持ったときに信頼しすぎると、特にサンティアゴ・ベルナベウでは不安定になる。彼が持つ特徴に集中するなら、つまりマークすることでありボールを持ったときに複雑なことをしないことだが、彼は興味深いプレイヤーである。今、彼はもっと中心になる。我々と共に継続していくべきだ。

ロベルト・カルロス 1973年4月10日生(27歳)
選手の見本。非常に強靭なフィジカル。現時点では欠くことができない選手であり、替えの効かない選手。

レドンド 1969年6月6日生(30-31歳)
偉大なプロフェッショナル。技術面では左脚が優れている。フィジカルは強靭であり、非常に良く働く。
守備的なメディオセントロ(中盤の真ん中)でのみプレイ可能。その働き、ピッチ内外でのプロフェッショナリズムによってチームにとって重要な選手であり、このためチームメイトの誰もが彼を信頼している。彼に必要なのは、彼の傍らでプレイする質と運動量とを備えた攻撃的ボランチである。

エルゲラ 1975年3月28日生(25歳)
メディオセントロ、センターバック、リベロとしてプレイできる。統制の取れた、戦術的および守備的なタスクに関して非常に良い選手。サンティアゴ・ベルナベウの外で、さらに良いプレイをする。その働きで中心に据えるなら、レアル・マドリーにとってきわめて重要な選手である。

グティ 1976年10月31日生(23歳)
攻撃的なボランチ、メディアプンタとしてプレイできる。技術面では非常に優れており、左利きで、フィニッシュに関しても良いシュートやパスを持つ。フィジカル的にも非常に強い。彼は技術的コンディションに関しては勝者である。しかしその行動はレアル・マドリーの選手らしいものではない。ピッチの外でも中でも、その態度は良いものではない。技術面でもフィジカル面でも良いものを持っているのはわかるが、レアル・マドリーでうまくやっていくのは難しい。中心選手ではない。もし良いオファーがあれば、考慮するだろう。

マクマナマン 1972年2月11日生(28歳)
右サイド、左サイド、メディアプンタ、攻撃的に自由にプレイする。技術的には良く、安心できる。簡単にボールを失わない。フィジカルは強くないが、良く動く。守備的ではないが、中盤での攻撃的プレイヤーであり、サイドを行ったりきたりするような選手ではない。偉大な人物でありチームメイトである。怪我がちなため信頼に欠ける。シーズン開始までに回復すれば、有用な選手となるだろう。

エトオ 1981年3月10日生(19歳)
右サイドとメディア・プンタでプレイ。若く、技術的にもフィジカル的にも優れた選手。物事に打ち勝つ良い条件を備える。サッカー選手としては大いなる将来がある。しかし彼はチームメイトや監督に対する態度を改めなければならない。彼は非常に若い。我々は、彼がほかの人とうまくやっていけるように向上していくのを手助けする必要がある。もし彼がグループとしてやっていけるようになるなら、来シーズン我々は彼に報いねばならないだろう。

モリエンテス 1976年4月5日生(24歳)
センターフォワード。偉大な選手であり、偉大な人物。現在は完璧な状態ではないが、彼はゴレアドールである。我々にとって重要ではあるが、中心選手ではない。

ラウル・ゴンザレス 1977年6月27日(22歳)
すべてにおいて完璧、大いなるキャラクターをもつ。我々の中心選手。

サビオ 1974年1月9日(26歳)
左のメディアプンタ、サイド、センターでもプレイ。勇猛であるが、フィジカル的には脆弱である。技術面は非常に優れており、そのコントロールは流暢である。守備的ではなく、中盤で前を向いてプレイさせなければならない。ディフェンスに回ることができず、すぐに前へ行こうとする。フィジカルトレーニングコンディションはそれを許さない。シーズンに40試合以上プレイする選手ではない。フィジカル的に良い状態ではバランスを失う。彼は試合においては変則的である。

サンチス 1965年5月23日(34歳)
偉大な選手、ベテランであり、どんな種類の問題も引き起こしたりしない。すばらしいフィジカルトレーニングコンディションを維持している。彼はいつでも良いプレイをする。後1年はプレイできるはずだ。

アネルカ 1979年3月14日生(21歳)
センターフォワード。彼の優れた点はそのスピード。フットボールの練習においては完璧なフィジカルを持つ。非常に速く、リズムを帰る。ゲームを薦めるには彼はスペースを必要とする。カウンターアタックにおいて効果を発揮する。練習量は少なく、内向的で、不信感あり。チームの重要な選手との間に問題を抱えている。マドリーでうまくやっていくのは彼にとって非常に困難である。今後も我々に多くの問題をもたらすことだろう。ベストな解決方法は、できるだけ早く移籍させること。同様のことはセードルフにも言える。


左から、セードルフ、サビオ、モリエンテス、イエロ、レドンド、ラウル。

GOAL:リバプール特集

2005-11-24 01:32:01 | football
エスパルスネタが続きますが、今月の月刊GOAL

リヴァプールこそはすべて

LIVERPOOL FC

[トヨタカップ2005開催目前]
GOAL的選手名鑑
リヴァプールイレブンのON&OFF

[熱烈対談 リヴァプール愛!]
金子勝彦 vs 名代 良

[レッズの名将解剖]
ラファエル・ベニテスの肖像

[みんなで歌おう]
ゴール裏のコップソング


月刊GOAL、我が家にも届きました。今回はエスパルスニュースよりもGOALを先に読んでしまいました(まだざっとですが)。世界クラブ選手権を控え、出場クラブの特集が続いていたのですが、やっとリバプールの番が回ってきましたね。

コンテンツは、清水とリバプール、といったらお馴染みの名代さんが大部分を書いているので、彼独特の筆致というか主観が入り混じってはいますが、リバプール好きな方は楽しめるでしょう。選手名鑑の「選手のオフの側面」の記述が面白いです。
○シセはスーペルゴージャスなお屋敷に住んでいるらしい
○ハマンはEURO2000のとき、ジェラードにお嬢ちゃん呼ばわりされたらしい
○モリエンテスはCLファイナルで控え選手たちと共にピッチに降りようとしたところをパスの不備で警備員に止められ、「俺の顔を知らないのか!」で皆ともども突破しちゃったらしい

あれ、ナンドさん意外にやるときはやりますね。尊敬。

さて、無理やり話題転換しまして、そんなリバプールはCLグループリーグ第5節。アンフィールドにベティスを迎えます。
ベティスはね…あちこちで話題になっているでしょうが、クライシスに次ぐクライシスです。マドリーとどっちがどっち、ってくらいセンターフォワードがいません。チェルシー戦でオリベイラが離脱し、先日土曜日のアンダルシアダービーでは、セビージャのハードタックルの下にダニが倒れました。
少しだけ同情してしまいますが…でもリバプールはここで勝つか引き分けておかないと、最後がチェルシーですから。今節でグループリーグ突破を決めてしまいたいですね。

休み?


一方で(個人的に)絶望感漂うレアル・マドリーは、ベルナベウに、なんとリヨンを迎えます……怖いよう、リヨン怖いよう、ジュニーニョPが怖いよう。
マドリーはラウルがいないのはもちろん、ロナウドも再び離脱でして、FWはロビーニョと…ええと…ソルダード? 
バ、バチスタどうですか。セビージャでアタッカーだったんだし。グティもお勧めですね。モリエンテスより点取ったシーズンも確かあったし。
…人手不足です、あんな金持ちぽいチームなのに…
ようやく現地のファンも「ペレス会長がおかしいんじゃないか?」ということに気づき始めたのだそうです。やっと気づいたの?遅いよ、遅すぎるよ。

心の準備ができていない

2005-11-23 23:57:43 | football
清水エスパルスオフィシャルサイトより


そんな。ノボリ、まだいけるって…

Jリーグがスタートする少し前、1994W杯アメリカ大会のアジア地区予選を戦う日本代表メンバーの中にその名前を見たのが最初でした。東海大一高から東海大を経て、できたてほやほやの清水エスパルスへ。Jリーグ初年度の新人王。変動番号制のときは8だったり7だったりしましたが、いつしか彼が10番をつけるのが当たり前になりました。
柔らかく正確なパスと直接FK。強いメンタリティと後輩たちに慕われるリーダー性。
99年チャンピオンシップ、日本平での第2戦。清水DFのミスから先制点を奪われ、相手ゴール前でファールを受けたアレックスが報復行為で退場。絶望感が漂いかけたその瞬間、ノボリのFKがゴールに突き刺さりました。起死回生、優勝はできなかったけれど。

ゴンだってまだやっているんだから、ノボリだってまだいけるだろう。というか清水の10番を継がせても良い選手が思い当たらない。10番はやっぱりノボリだ。
そうは思いますが、こういう時はやっぱりあるものなんですよね。惜しいけれど、受け入れる。
ノボリ、お疲れ様でした。ありがとう。

3~4ヶ月

2005-11-22 23:36:29 | football
ラウル:僕はマドリーで勝利するために戻ってくるよ。
3ヶ月から4ヶ月、これがラウルとメディカル・サービスが決定したピッチに戻れるまでの期間。ラウルとアルフォンソ・デル・コラル医師が会見を行い、ケガと回復時期に関して説明を行った。「現時点では手術を回避する。しかし回復状況によっては、手術の可能性も残してある」


ということで、ラウルはドクトルとともに公式会見に臨み、手術なしでリハビリすること、全治3ヶ月から4ヶ月を予測していることなどを説明しました。オフィシャルのインタビューを訳そうかと思ったのですが、熱狂的さんが既に載せていたので取りやめ…ようと思ったのですが、自分で訳したいので勝手に訳します。間違いは多々あるので、リンク先でご確認ください。

昨日の午前、病院から出てきたラウルは厳しい表情でしたが、少し落ち着いたのかこの会見では笑顔の画像も。
とはいえインタビューの中にもあるように、彼の11年間のプロフェッショナル生活の中で、初めての大きなケガになります。怪我をほとんどせずこれまででも最長の離脱期間は3週間程だった(らしい)ラウル。私が覚えている限りで一番長く離脱したのは、02/03の急性虫垂炎の時だったと思います。それでも1ヶ月もなかったと思う。
初めて訪れた長期離脱の試練。不安はありますが、誰よりも強い精神力を持つラウル。きっと「もう大丈夫なの?」ってくらい早い回復を見せてくれるだろう、そう信じています。


ちょうど今TVEのスポーツニュースで会見の様子を見ました。
松葉杖をつくラウル、という映像は予想以上に衝撃が大きかった…


では以下にラウルのインタビューを。

今はどんな状態でしょう?
良いよ、良くなっていくと思う。練習が出来る可能性と望みがあること、良い方向に進んでいくだろうと望めること、これに満足しているよ。現時点で僕たちは手術を回避するつもりだ。そして伝統的なやり方で回復に努めていくよ。

できるだけ早く復帰するために最大限のリハビリをしていくつもりでしょうか、それともより落ち着いてリハビリを行うつもりでしょうか?
多量のリハビリで、僕が負ったようなケガは良くなっていくだろうね。明日の朝から、僕たちはできる限り良くなるように、一日中リハビリをするつもりだよ。それから、そうだね、僕たちはどのように良くなっていくかわかるだろう。大切なのは膝の炎症が治まること、膝が以前のような状態に戻るようにね。すぐに、将来膝がどうなるか、別のやり方をするだろう。

怪我をしたプレイのときにはもう、膝をやってしまったと気づきましたか?
全力を込めてボールをシュートしたそのとき、ボールが動いたと気づいた。ボールはアウトサイドでけったんだけれど、もうその時に何かが起こったんだと気づいたよ。すぐに脚をついたら安定してはいたけれど、でも痛みがあって、その後はもう歩けなくなった。でも大丈夫、僕たちは一歩ずつ進んでいくつもりだ。僕はドクターとマドリーのメディカル・サービスに全幅の信頼をおいている。

11年間で初めてのケガですが。
ある種の経験になるだろう、ポジティブな面を見る必要があるけれど。たとえば息子たちと過ごす時間をもっと取れるようになるだろうね。でも3ヶ月か4ヶ月したら戻ってこれると僕は確信しているよ。

W杯に出場できないかもしれないと考えたりしましたか?
そうだね、確かに。回復まで長くなるだろうって考えた時もあったよ。まだあきらめていないけれど、その可能性は僕が短い期間で回復できるなら、ということになるね。シーズンの終わりごろにマドリーでタイトルを獲って、W杯でプレイすると僕は見ているんだ。現時点では期間はわからない、でも完治して膝が元に戻るのに3ヶ月か4ヶ月だと見ているよ。

周りの人たちやチームメイトの愛情を感じているでしょうか?
この1週間で双子の誕生とケガとを経験したわけだから、かなり大変だよ。でも僕に愛情を示してくれた皆に感謝したい。昨日の朝は短い間ひどい気分で過ごした。それでもよるには、気持ちを持ち直していたよ。

この数日間であなたが受けた、一番良いアドバイスは何だったでしょう?
落ち着いていること、だね。8ヶ月間もフットボールをプレイしないでいるかもしれないと考えるのはすごく辛い。でも僕たちが連帯して決めたことは、一歩ずつ進んでいくということで、むやみに急ぐことじゃない。僕はスタッフに信頼をおいているし、彼らも僕に手術室に行かずに僕は良くなれるだろうと言ってくれたんだ。

この時期に、あなたはキャプテンの仕事を続けていきますか?
僕は常にチームメイトと共にあるつもりだよ。ましてや困難な敗北のあとの厳しい時期なのだから。今朝も僕は皆と一緒に過ごして、明日の試合に向けて皆を勇気づけたんだ。

手術するとなると、あなたが恥骨を痛めて以来、2度目ですが。
それはレアル・マドリーのメディカル・サービス次第になる。彼らはこの11年間、僕を多くの窮地から救ってくれたんだよ。

ルイス・アラゴネスに連絡はしたでしょうか?
まだ話せていないんだ。それにもし彼が連絡してくれたとしても、僕は知らないんだよ。すごくたくさんの電話を受けていて、それに答えきれないほどなんだ。でも明日には彼と話すつもりだよ。

レアル・マドリーであなたに代われるような選手はいるでしょうか?
どの選手もそれぞれ違っているし、それぞれの個性を持っている。でも僕は、皆が僕に代わることができると信じているよ。僕が望むのは、皆がチームを前に進めていき、シーズンの終盤にはいろいろなタイトルを争って戦っているように、そういうことなんだ。


ラウル長期離脱

2005-11-21 21:27:41 | football
クラシコで負傷したラウルは、今日ルベール国際病院でMRIその他の検査を受け、その結果がオフィシャルサイトに出ました。予想を上回る重症。
身体部位の名称はわからないので、詳細は熱狂的さんから頂きました。

外側半月盤の損傷、前十字靱帯の部分的裂傷および左膝最外包の裂傷

洒落になりません。完治までの時間は未だ不明。MARCAは最低でも復帰は1月としています。
今後は膝の専門医の元で再検査、相談し、治療方法などを決定するようです。

半月板に加え靭帯までやってましたか…少しは覚悟していましたが、ショックが大きい。損傷箇所が1箇所でないため、時間がかかるのではと不安です。
不十分な補強&放出策、プレシーズンのヌルさによる怪我人の続出、スペイン代表プレーオフ……この結果、連戦に連戦が重なっていました。いろいろなツケがラウルの膝に来てしまった、そんな気分です。どうか現在の予測以上に全治期間が長くなることがないように、祈っています。


23時過ぎ
MARCAは、全治3ヶ月の見込み、と報道を変えました。最も楽観的にみて1ヶ月~2ヶ月、最悪の場合は7ヶ月、とも。やめてそんなの…。

左膝。ラウルの左脚。宝物なのに…。

いつ以来ですか?

2005-11-21 20:47:08 | football
土曜日の深夜、リバプールの試合のネットラジオを聞いている私の元に電話がかかってきました。誰ですか、こんな無礼な時間に……弟でした。

―明日の清水の試合、行かない?
日本平? 遠すぎるよ行けるわけないじゃん。
―柏だよ、明日は。
なに~!?(リサーチ不足過ぎです、私)

ということでクラシコで負った心の痛手を引きずりつつ(眠い目をこすりつつ)、急遽日立台まで行ってまいりました。
日立柏サッカー場は、私が現在住んでいるところから行けるJ1のスタジアムの中で、1、2を争う近さです。車+電車+徒歩でだいたい1時間30分程度。車で行くシカスタ(=カシマ)とほぼ時間的には同じくらい。なのに、日立台に行くのはこれで2回目か3回目でした。シカスタは確実に10回以上行ってるんですが(カシマサポではございません。行ったのは清水の試合、コンフェデ、W杯)。

日立台は7年ぶりくらい。いいスタジアムですよね、本当に。観客席とピッチが近くて選手に声が届く、プレミア的スタジアム。以前行ったときはナイトゲームの上にカッパを着ても意味がないくらいの土砂降りだったように覚えています。しかし今回弟が用意してくれたチケットはバックスタンドアウェイ側、前から1ケタ列目という非常に良席で、臨場感が楽しめました。ちなみに弟自身はなぜか自由席のチケットを持ってまして、オレンジ色のゴール裏に消えていってしまいましたが。1人観戦には慣れてますからいいんですけど。

この試合はどちらにとっても非常に重要な試合。なんと言っても残留争いです。試合前時点で入れ替え戦の位置にいる柏(16位)と、それを1ポイントだけ上回っている清水。こちらが負けたら順位は入れ替わり、引分けても最後まで綱渡り、アウェイだろうが何だろうが是非とも勝たねばならない試合でした。

2005 Jリーグディビジョン1 第31節
柏レイソル 1-2 清水エスパルス

柏の得点:レイナウド(0)
清水の得点:マルキーニョス(76=PK)、チェ・テウク(89)

そんな重要な気の抜けない試合で、開始わずか10秒少々で失点するエスパルス……なんでギリギリの位置にいるかわかりますね、本当に。
失点後は徐々にペースを掴み、後は大部分柏を圧倒する出来でした。前半はこちら側に清水が攻めてくるのですが、多くの時間が目の前で費やされました。パスをつないで攻め込む清水、止める柏、ファール、フリーキック、DFクリア、コーナーキック…の繰り返し。チャンスは何回もあったのになかなか得点ができず、1-0でリードされたまま前半終了。
後半も、幾度かピンチはあったものの、清水は良く攻めてました。思いっきり話を端折りますと、後半30分頃に清水がPKをゲットしマルキーニョスが決めて同点。ロスタイムにはジェジンのポストプレイからテウクが決めて勝ち越し、という劇的な逆転試合だったんですが…何しろすべてのゴールがホーム側ゴールに入りまして。PKと判定された時も、
「……なに?……もしかしてPK? うわー!」
逆転した時も、柏サポーターが沈黙してしまったものですから何だかよくわからず、
「………うわーーーーー!!!!」
すぐには状況がわからず、レスポンスが起こるまでずいぶんとディレイがありました。バックスタンドアウェイ寄りだったので周囲は清水サポが多かったのですが、みんなそんな感じ。でも一緒に盛り上がれた感じで(勝ったし)、久しぶりに清水の試合で楽しい観戦ができました。

試合後挨拶に来てくれた選手たちの嬉しそうだったこと。この前に最後にこんな笑顔を見たのはいつだったっけと記憶を紐解くと……本気で思い出せませんでした。忘却のかなたです。もうちょっと勝って笑ってもらいたいものです。
ともあれ、これで残り3試合で柏には4ポイントの差をつけました。もちろん最後まで気は抜けませんから、良いムードのまま残りを勝ちきって欲しいところです。


ところでこの試合、自分なりの「11月のサッカー観戦的重装備」で行ったのですが……甘かった。いやー、寒かったですね。上半身はわりと厚地のセーターで大丈夫だったのですが、下半分がもう……寒い寒い寒い! 北西方向から良く冷えた微風が吹き、脚がしんしんと冷える。しっかりしたひざ掛けを持参するとか、ジーンズではない冬らしいボトムにするとか…震えながら反省する90分間でした。
12月にある世界クラブ選手権を観戦予定ですが、これは師走半ばの夜に行われるわけですから、装備はかなり真面目に考えないと辛そうです。もっとも数年前にマドリーがインターコンチネンタル杯で来た時はそれほど寒かったという記憶がないのですが……場所の問題だろうか?

お楽しくないこともある

2005-11-20 07:16:47 | football
LIGA 2005-2006: 1ª DIVISION. JORNADA 12
Real Madrid C.F. 0-3 F.C. Barcelona


バルサ強い。と言いますか、それより遥か以前にマドリーが何から何までダメでした。あまりにダメすぎるので細かく書きません。ていうか、要するに書く気が起きません。(途中で少し寝てしまったし…)

気になっているのはラウルのケガの状態。現在のマドリーオフィシャルの発表は以下のとおりです。
ラウルは左ひざを捻り、メディカルテストを実施中。
マドリティスタ・カピテンは膝に不安を感じたためピッチから退いた。最初の検査の結果では、左膝の捻挫と診断。月曜日に精密検査を受ける予定で、現時点では完治にかかる期間などは不明。


長引くものにならなければ良いのですが、即病院送りになっていないところを見ると、殊更酷いわけでもないのかもしれないと予想しています。半月板損傷、なんてなると大変なことになりそうですが…。
もっともカピタンには少し休んでもらったほうが良いかもしれない。今年はシーズン頭から走り続け、交代もほとんどなく、ほぼ連続フル出場状態が続いていました。


FA Barclays Premiership 2005/2006 Week 12
Liverpool 3-0 Portsmouth

リバプの得点:ゼンデン(23)、シセ(39)、モリエンテス(80)

怪我を負ったルイス・ガルシアに代わってモリエンテスは前半から出場。点も決めました。終了間際にシャビ・アロンソも負傷。ただしラファによれば水曜のCLベティス戦には間に合うだろうとのこと。

身体を柔らかく使った良いゴールのように見えました。そしてSkySportsのレイテリングではなんと「9」を頂いてしまいました。どちら様もありがとうございます。


2005/2006 リーグ・アン第15節
ASモナコ 1-0 サンテティエンヌ

モニャの得点:カメル・メリエム(54)

今日は大事な日。なんとモナコ公国のナショナルデイであり、アルベールII世大公の即位式でもありました。ということで式を終えたばかりの大公さんとご親族(要するにアンドレア王子とか)がルイIIにやって来ました。ここのお家は皆サッカー好きだなあ、本当に…


モナコが勝つように念を送っているところ(うそです)

年に2回のお楽しみ

2005-11-19 21:28:39 | football
クラシコのキックオフは本日20時。日本時間では明日の4時。

昨日大騒ぎしていたグティですが、怪我をしたことは確かのようです。それでも生粋のマドリディスタのグティにはやはりクラシコは特別。MARCA日本語訳の記事からです。
「他の試合だったら、無理しないで早く治るように休息を取るけど、バルサ戦は誰でも出たい試合。無理するだけの価値はあるよ」「完全な肉離れを起こしたわけじゃないってドクターには言われたし、どうしても試合に出たい。まだ試合が始まるまでに1日あるし、その間に治してみせる」
気持ちはわかりますが、無理しないほうが…。それでも休養十分で絶好調のグティには、フル出場は無理でもどこかでがんばって欲しい気もします。

ではマドリーの予想フォーメーションを。MARCAAS、だいたいどこも同じ11人を予想に上げています。
GK:イケル
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、エルゲラ、ロベカル
MF:ベッカム、P・ガルシア、ジダン、ロビーニョ
FW:ラウル、ロナウド


MARCA版

MARCAはピボーテをP・ガルシア1人としたひし形の中盤を予想。一方ASはスクエアを予想しています。この場合はたぶんP・ガルシアとジダンを中盤の底に、ということなんでしょう。グティも一応メンバーに入っています。復帰組のバチスタもベンチスタートの様子。

ま、並びなんてたいして意味ありませんね。どうせP・ガルシアに守備任せて、残りの3人はポジションを変えながら攻めに行くんでしょう。少しベッカムが助けにきてくれるくらいかなあ、ピボーテは…。がんばれP・ガルシアとCBの2人…。

攻撃面では、個人的にはロナウドのできに注目。幸せいっぱいとはいえ移動と試合で疲労しているラウルの分も、動け動け。本人は2-0とスコア予想をしています。どうなりますか…。
守備の最大の注目点はエトオをどこまで押さえられるか、ということ。04/05のリーガ優勝を決めたイベントでおもいっきりマドリーを罵りまくってしまったエトオ、カンプノウでのフィーゴ級のお出迎えをベルナベウで受けるだろう、と目されています。

そしてフィーゴのいないクラシコ。この10年間、バルサで5年マドリーで5年クラシコに出続けていたフィーゴ、マドリーの勝利を予想しています。フィーゴの予想が当たりますように。



さて、クラシコに先立つこと数時間。イングランドでは15時(+9で日本時間午前0時)よりリバプール-ポーツマスの試合が行われます@アンフィールド。ポーツマス……プレミアは不勉強なのでポーツマスのことも良く知りません。ダリオ・シルバがいるとか、それくらい…。
蹴球計画さんによると、リバプールのスペイン代表組はスロバキアでの試合を終えた後大変な思いをしたようです。
>試合後、木曜日の午前0時45分にブラティスラバを離陸。
>同日午前3時15分過ぎ、マドリーのバラハス空港に到着。
>同日13時にバラハス空港を離陸。
>同日15時30分前後にマンチェスターに到着。
>その後、車でリバプールに向かい、金曜日を挟んで、土曜日の16時(スペイン時間)からポーツマスとの試合。


昨日のブログで、スペイン代表はスロバキアから試合後泊なしで帰国したようだと書きました。イングランド組はスロバキアからイングランドに飛んだのかと思っていたのですが、やはり時間が時間だったこともあって一般便はなかったんでしょう。

そんなスペイン組@リバプールですが、同じ蹴球計画さんの記事によると、今夜は彼らもクラシコで盛り上がるようです。

>僕等は仲良し
>リバプールのスペイン人、モリエンテス、シャビ・アロンソ、ルイス・ガルシアは、みんなで集まってクラシコを観戦するとのこと。
>彼らの住まいは15分から20分の距離にあるとのことだが、歩いてなのか車でなのかは公表されていない。
>また、「どちらが勝つと思う?」と質問されたモロことモリエンテスは、「そりゃマドリーだよ。僕はメレンゲ派だもの。」と笑いながら答えていた。


バルサカンテラ出身のルイス・ガルシアとマドリーに7年間いたモリエンテス(01/02だったか、クラシコで得点もしてます)。代理戦争ですね(いや、仲良くしてると思いますが)。



おまけ。今日先行上映で「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」見てきました。ええ、いいんです一般的ファンタジーで私には十分です。
原作を読んでおかないとついてくのが大変かもしれませんが、でもおもしろかった。
内容については書きませんが、一個だけ。映画の中にドラゴンが出てくるのですが、エンドクレジットの最後のほうに「この映画では実際にドラゴンをいじめたりしてません」みたいな断り書きがあった…ような気が。ちょっとおかしかったです。

クラシコ前のまとめ

2005-11-18 21:27:55 | football
クラシコを前に、現在のマドリーの戦力状況です。

元気な人:グティ、ロベカル、ロビーニョ、パボン、メヒア、ラウル・ブラボ…などなどカンテラ組
ダメな人:トミーさん・グラベセン(右膝)、ウッディ(筋肉。1ヶ月の怪我のうち10日間くらい経過)
この2人が出られないのは決定のようです。ま、仕方ない。
微妙な人ベッカム(17日の練習で背中を痛めた)
「背中は痛いけど、大丈夫」らしいです。頼むよベッカム。
回復したばっかりで復帰できるらしいけど不安な人:ロナウド、バチスタ、エルゲラ、ジダン
キーになりそうな選手たち、間に合ったことは間に合いました。ウッディがだめなのでエルゲラの復帰はありがたい。クラシコは比較的良い印象のあるパボンと組んでも、スロバキア帰りのセルヒオ・ラモスと組んでも。
かなり長いこと実戦を離れていた、ロニー、バチスタ、ジダンは少し心配。とはいえ心配などしている余裕はありませんが。
落ち込んでそうで不安な人:パブロ・ガルシア、ディオゴ
ウルグアイ組。引きずるはずがないと信じていますが…ともかくP・ガルシアがいないと中盤が持ちません。
疲れているけどたぶん大丈夫な人:サルガド、イケル、セルヒオ・ラモス
スペイン組。スロバキアには試合後宿泊はせずそのまま帰ってきたようで、木曜の練習から復帰。フル出場×2のサルガドとイケルが心配ですが、15分ほどの出場になったセルヒオ・ラモスは木曜日に練習試合に出たようです。若いな。
疲れているだろうけど別の意味で大丈夫な人:ラウル
4人のお父ちゃんですからがんばっていただかないと。生まれた記念ゴール、双子ちゃんなので2点でよろしく。


なんてのんびり書いてたら、たった今MARCAに「Guti se lesiona en el entrenamiento y sufre una rotura fibrilar」の記事が。オフィシャルにも「Guti, con una contractura, pendiente de pruebas médicas」と。
MARCAの記事の訳は「グティが練習中に怪我を負う、筋肉の損傷」。オフィシャルによりますと「グティ、筋肉の拘縮、ドクターの治療を受ける」。

……それはないだろう……
今シーズンは絶好調だったのにプレーオフのセレクシオンに選ばれなくて、その代わりにクラシコに向けてずっと調整してきたんだろうに。
AS紙によると、病院にいく前にメディアに向かって「自分でやっちゃったんだ…」と繰り返し言っていたと…。

21時30分
MARCAの記事タイトルが「Guti se lesiona y dice adiós al clásico:グティが怪我、クラシコにアディオス」に変りました。右大腿部の筋肉損傷(ハムちゃんか?)で3週間の離脱、クラシコはもちろんのことCLリヨン戦、リーガのラ・レアル戦、ヘタフェ戦への出場が不可能に。なんでこんなことに…

22時過ぎ
とかって落ち込んでたら、オフィシャルには「大丈夫だよん」とか出てる。どっちだ。大丈夫ならいいんだけど。

グティはクラシコに出られるだろう。
誰もが恐怖を感じた。メディカルテストの後,ドクターは「軽い筋肉の拘縮」と診断、FCバルセロナとの重要な試合への出場を妨げるものではないだろうとした。クリニックを出る際に、グティは「とても安心している」と述べた。

……心配させるなー! それとも情報操作ですか撹乱作戦ですか。




後は何が驚いたって…キーン兄貴、ManU退団。さっくりと。
辞めていいのか。そんな急に。

このタイミングで

2005-11-17 23:42:39 | football
ラウルさんところに双子が生まれたようです。両方とも男の子。お名前はマテオ君とエクトル君。ラウルさんは4人の息子さん持ちに。
全部男の子か…。大変そうだ。

マドリーオフィシャルによると、ラウルはチーム練習を離れて出産に立会ったそうです。母子共に健康で、ラウルさんのもとには各所からお祝いが届いているとのこと。

最後から2枚目の切符

2005-11-17 06:40:55 | football
European Playoff BRATISLAVA Slovakia
SLOVAKIA 1-1 (agg. 2-6) ESPANA

スロバキアの得点:ホロスコ(49)
スペインの得点:ビジャ(70)

仕事した、って顔ですね。


シドニー、バーレーン、イスタンブールの順に5枚の切符のうち既に3枚の持ち主が決まった状態で、チェコ-ノルウェイとスロバキア-スペインの試合は同時刻開催。チェコの試合が終わるほんの数分前にスペインは残り2枚のうち1枚をゲット。エンパテで長かったW杯予選+プレーオフをコンプリートしました。お疲れ様ー。

…正直、やっと安心できます。4点もリードしてたのに「大丈夫か?」となかなか信用できませんでしたから。とにかくおめでとう、スペイン。

ウルグアイ代表が悲しすぎたりとか、スイス代表が無事に帰れたのか気になっているとか、頭を強打したリーセが心配だとか、「うち(=モナコ)の子プラシル」が最後の最後に出場時間をもらえたとか、ビジャのゴールのアシストはモリエンテスだったらしいとか、悲喜こもごもいろいろありますが、ともかく今夜は、夏くらいに買って「スペイン代表のW杯出場が決まったら空けよう~」と思ったまま空けられないでいたカバ(大げさなことを言ってますがお安いです)でも飲みつつ、試合放送を眺めようと思います。

天気予報のとおり、大雨。


さて、クラシコだな。
(あんまりだ・・・)