けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

各種代表戦を前に

2005-05-31 23:08:25 | football
リバプール優勝の印象があまりにも強くて、まだ普段のフットボールモードになかなか戻ってこれません。ヨーロッパチャンピオンが清水と試合をしてくれるんだすごーいと喜んでみたり、来シーズンの開始前にあるUEFAスーパーカップにリバプールが出場するんだからモリエンテスはモナコに里帰りだなあとしみじみしてみたりとか。
リバプールのオフィシャルにエスパのエンブレムが載っているのを見るのもなかなかいい気分です。

そんなこんなで呆けていたら、リーガ・エスパニョーラも終わってしまいました(セグンダはまだやってますね)。フットボール界ではところどころ各国カップ戦のファイナルを残しつつ基本的にはバケーションモードです。一部の人々を除いて。

一部の人々
エスパーニャ:ラウル、イケル、サルガド
デンマーク:トミーさん(=グラベセン)
イングランド:ベッカム、オーウェン
ポルトガル:フィーゴ
アルヘンティナ:サムエル
ブラジウ:ロベルト・カルロス、(ロナウド)

基本的に6月の4日と8日がインターナショナルマッチデイで、W杯予選が各地で行われます。スペインはここが山場のリトアニア戦とボスニア・ヘルツェゴビナ戦。いずれもバレンシアのメスタージャでの試合です。現在5試合を終えてトップのセルビア・モンテネグロとは勝ち点差2の2位。確かホームでの試合を多く残しているのでちょっとだけ有利ですが、それでもこの2試合は勝点6が必須。絶対に絶対に絶対に落とせません。

召集された選手たちは現在バレンシアにて合宿中です。FOOT!情報によると、まずはシーズンの疲労を取り除くことから始まるようです。

GK:カシージャス(マドリー)、レイナ(ビジャレアル)
DF:サルガド(マドリー)、セルヒオ・ラモス(セビージャ)、プジョル(バルサ)、マルチェナ(バレンシア)、パブロ・イバニェス、アントニオ・ロペス(以上アトレチコ)、フアニート(ベティス)、デル・オルノ(ビルバオ)
MF:アルベルダ、ビセンテ(以上バレンシア)、シャビ・アロンソ、ルイス・ガルシア(以上リバプール)、デ・ラ・ペニャ(エスパニョール)、ホアキン(ベティス)
FW:ラウル(マドリー)、フェルナンド・トーレス(アトレチコ)、ラウル・タムード(エスパニョール)、ルケ(デポル)

シーズン終盤に調子を落とし、スタメンからはずされたりしたカニサレスが代表落ち、これが大きな驚きでした。以前ほどの活躍ができなかったアーセナルのレジェスも落ちて、左MFには怪我が治ったビセンテが復帰。ヨーロッパを制したリバプールからも、Xアロンソとルイガルが入りました。
いつものように心配なのはFW。力はあるのに、クラブではアトレチコの攻撃を一身に背負って立っているのに、代表ではなぜかあまり元気のないフェルナンド・トーレスにがんばって欲しいところです。がんばらないとモリエンテスが復帰するよ?(言ってみたかっただけです)


フィーゴがポルトガル代表に復帰しました。スタメンからおろされた時のインタビューで、状況が変わった趣旨の発言をしていたフィーゴ。EUROを終えた後、代表とクラブとそれぞれに最大限の力を向けるのは無理だと考えていたようですが、現在はクラブではスタメンではなくしかもシーズンも終了。復帰はごく自然な流れのように思えました。


ブラジウセレソンのロナウド。各報道を見ると「個人的な問題」により代表を辞退したようです。個人的な問題はダニエラちゃんとの離婚による身辺整理など、ってことのようです。しかしそれ以前にロナウドは今月の後半からドイツで行われるコンフェデレーションズカップへの召集を嫌がっていました。

ドイツ、オーストラリア、アルヘンティナ、チュニジア、ブラジル、ギリシャ、ニホン、メヒコ。各大陸王者と前W杯覇者と次のW杯開催国と…で争うコンフェデレーションズカップ。これが6月15日からスタートし、ファイナルは29日になります。ロナウドはこのコンフェデレーションズカップのブラジル代表にも召集されていました。

マドリーの選手たちのバカンス後の集合日は7月8日。コンフェデでファイナルまでいったら、バカンス10日くらいしかないんですよね。そんなで身体を休められるわけがない。ロナウドがコンフェデを嫌がったのもわかりますし、仕方ないと思います。

ロナウドはマドリーに来て3シーズンになりますが、これまで大きなケガはほとんどしていないと思います。スペインリーグであることが良いのか、ケアが良いのかはわかりませんが。
ただやはりロナウドというとどうしてもあの大怪我を思い出す。当時ライブで見ていたのか録画だったのか、後からニュースで見たのか覚えていませんが、右ひざのじん帯断裂からの復帰試合でした。登場して何分後のことだったか、再び同じ箇所を傷めてしまう。ピッチに転がって膝を抱え苦痛と絶望の表情で泣き叫んでいたロナウド。
ロナウドはモリエンテスがマドリーを出た原因のひとつ(たぶん)ですから、ついついこの××!なんて思ったりしたこともないわけではなかったり…ですが、ま、それは置いておく。とにかくあの苦しむロナウドの姿だけは2度と見たくありません。だからイタリア移籍の話が出るとちょっと不安になるし、代表に行かなくても休んで身体も心もケアできるなら良いかな、なんて思ったりもするんです。わがままなのは承知の上で。

リーガ・エスパニョーラ、最終節終了

2005-05-30 09:29:27 | football
リーガ・エスパニョーラは、コパ・デル・レイのファイナルが残ってますが、38節すべての日程を終了しました。
そして。

1 バルセロナ 84
2 R・マドリー 80
-----------------↑CLストレートイン
3 ビジャレアル 65
4 ベティス 62
-----------------↑CL予備予選
5 エスパニョール 61
6 セビージャ 60
-----------------↑UEFA杯出場
7 バレンシア 58
8 デポルティボ 51
9 ビルバオ 51
10 マラガ 51
11 A・マドリー 50
12 サラゴサ 50
13 ヘタフェ 47
14 R・ソシエダ 47
15 オサスナ 46  ←UEFA杯出場
16 サンタンデール 44
17 マジョルカ 39
-----------------↓セグンダ降格
18 レバンテ 37
19 ヌマンシア 29
20 アルバセテ 28


ビジャレアルは最終節、残留の希望をもっていたレバンテを4-1でボコボコにして引導を渡してしまいました。3位決定。
この試合で2得点したフォルランはピチーチを獲得。今シーズン絶好調だったビジャレアルの攻撃陣を代表する選手です。ManUから移ってきて本当に良かったと思います。おめでとう、フォルラン。

ピチーチと呼ばれる得点王は、ここ何シーズンも「優勝クラブ以外」から出ていました。今シーズンはずっとバルサのエトーがぶっちぎりでトップだったんですが、最後の最後でフォルランに追い抜かれてしまい…今シーズンもまた優勝チームからのピチーチはなし。不思議です。
ちなみにサモラと呼ばれる最少失点GKはバルサのビクトール・バルデス。サモラは優勝チームからでることがほとんどのように思います。去年はカニサレスだったし。ま、失点はチーム全体の守備の影響が多いでしょうから、優勝チームから出ることが多いのは当然かもしれません。個人的には「一番たくさん絶体絶命シーンを救ったGK」という賞があれば、間違いなくイケルがもらえるはずだと思ってます。マドリーの守備は例年すばらしいというわけには行かないので、イケルはなかなかサモラがもらえません(確か02/03でマドリーが優勝したときですら、サモラはもらえなかったはず)。

マジョルカと引き分けたベティスも4位で来期のCL出場権を獲得しました。勝てばベティスと入れ替わって出場できたかもしれなかったセビージャ。同じ街のライバルチームに上を行かれるわけですから悔しいだろうなあ。それでもUEFA杯出場おめでとう。
もう1チームのUEFA杯出場は、去年なんかは「落ちそうで落ちない」だったはずのエスパニョール。何が良かったんだろう?というのは放送が少なすぎてよくワカリマセン。ともかくおめでとう。

昨シーズンはCLで派手な戦い方をし(8-3でモナコに負けたり、ミランに大逆転勝ちしたり)ベスト4にまで進んだデポルティボ、UEFA杯優勝&リーガ制覇だったバレンシアはUEFA杯にすら届きませんでした。どちらもシーズンオフに大きな改革があると思います。顔なじみの選手たちも大きく出入りすることになりそうな…

オサスナは15位なのにUEFA杯出場権確保?これはコパ・デル・レイのファイナルに残っているためです。国王杯の優勝クラブにはUEFA杯出場権が与えられるのですが、ファイナルに出場するもう1チームはベティス。たとえベティスが優勝してもCL出場権を既に持っているので、オサスナには自動的にUEFA杯出場権が転がり込むことになります。

マジョルカは生き残り、レバンテは1年でセグンダに戻ることになりました。昇格組みの生き残り率は1/3ですか。厳しいなあ。
マジョルカは最後の何試合かで踏ん張りました。勝ちか引き分けで勝ち点を拾い続けていたところ、レバンテがずるずると落ちてきましたからね。やはりクーペルは名将なのか。冬に就任したときのチーム状況を思い返すと、残留できる状態ではなかった…。ともかくこちらも落ちそうで落ちないマジョルカ、おめでとう。


しかし、だ。ビジャレル-レバンテの試合をなぜ放送しない!?マドリーの試合なんて、順位が決まった今はもういいんです。バルサの試合だってもういいんです(でもカルピンの現役最後の試合が見れたから、あれはあれでよし)。本当に融通の利かない有料放送局さんですね、某Wさん。

うらやましいうらやましい

2005-05-27 20:46:12 | football
あんな試合を見た後ではなかなか通常モードに戻りづらい。未だ信じられない気持ちもありつつ、あの真っ赤な紙ふぶきが舞い上がるシーンを何度も見返してはニヤニヤしています。来シーズンCL放送のオープニングであの映像が使われるはず…ああ素晴らしい。

今回特に「心の琴線に触れた」選手は、やはりジェラードでした。素晴らしい選手であることはもちろん、とても気持ちの強い選手だと言われていましたし、そのとおりだと思っていました。ただその気持ちの強さが強すぎて自分へのプレッシャーになってしまう選手ではないかとも思ってました。でも、それ以上の力がありましたね。すごい人だ。絶対に出ていってはいけません。



いつもの通りスペイン各紙のサイトを回ってみました。スペインではどうも全般的にリバプールを応援していたようです。バルサから移籍したルイス・ガルシア、バスクのシャビ・アロンソ、マドリーからモリエンテスとヌニェスにラファ監督(もしかしたらスタッフも)、マラガから移籍したホセミ。スペイン全土にいい感じに所縁が散らばっている気がします。出身地を考えたらもっといろいろかもしれません。TVE(スペイン国営放送)によるとPK戦の瞬間、視聴率は32.2%、640万人が見ていたことになるんだそうです。まさにリーガプール…

マドリーのオフィシャルでも「おめでとうリバプール!」の記事が。なぜ?

やむにやまれぬ事情ながら当然ベンチにも入ることができなかったモリエンテス。西岡さん&粕谷さんも放送内で言っていたとおり、記者席でゲストコメンテーターのようなことをしていたようです。
AS紙の試合レポートページから聞けるラジオ(Cadena SER)のゴール時音声クリップより。
声を聞き分けるのが結構難しいのですが、ミランの1点目では一応冷静にコメントしているモリエンテス。残りのミランの得点の時は、しゃべっていないようです。そりゃまあアナウンサーもコメントを振りづらいでしょう。
しかし、後半。「リーベルプール」が反撃を開始すると。ジェラードの得点の時は良くわかりませんが、スミチェルのゴール時は「Si!(イエス!ですね)」と叫び嬉しそうに何か質問に答えてます。ジェラードがペナルティをゲットしたときに至っては「ペナルティ、ペナルティ!Si!!!」と甲高い声で叫んでます(たぶん)。ゴールが決まった後なんて、もう……控えめに言って非常にうるさいです。気持ちはよくわかりますけれどね。しかしなんでリバプールの3点目のときにカシージャスの名前が出てきたんだろう?

追加:そもそものCadena SERのページはこちらだそうです。vamosmoroさんのところで知りました(のでジェーニャさんにも感謝いたします)。


一応今月いっぱいで某W様を解約することにしました。結局9月になったら再契約することになるでしょうけど。うわさによればWOWOWのリーガエスパニョーラ放送権は3年なのだそうで、つまるところあと1シーズンは我慢しないといけないわけです。その後は…うまくJSPORTSかスカパー!が取り戻してくれれば良いのですが。
さて、その複線かどうか、JSPORTSはJSKYSPORTS時代のリーガを懐かしみ飢えている人たちのために、こんな放送をスタートさせるそうです。

J SPORTS「バルサTV」放送開始!

率直に言います。

うらやましいいいいいいい。
マドリーTVは?マドリーはないの?(きっと放映権がとんでもなく高値なんでしょう…)
バルサTV。悔しいですが、同時に楽しみでもあります。

生まれて初めて

2005-05-26 07:10:28 | football
朝7時からビール飲んでます。昨夜2時に買える店ではハイネケンもカールスバーグもなかったので、ギネスです(フィナンいるからいいですよね)。



04/05 UEFA Champions League Final
AC Milan 3-3 PK(2-3) Liverpool FC

ミランの得点:マルディーニ(1)、クレスポ(39, 44)
リバプールの得点:ジェラード(54)、スミチェル(56)、シャビ・アロンソ(60)
PK
Milan:●セルジーニョ、●ピルロ、○トマソン、○カカ、●シェフチェンコ
Liverpool:○ハマン、○シセ、●リーセ、○スミチェル、/
スミチェルのゴールで涙が出てきて、PK終わったあとは泣き笑い。リバプールのことはまだまだ知らないことだらけですが、こんなチームに興味を持つことができて本当に良かった。たまらん。


しかしエスパルスは、親善試合とはいえ欧州チャンピオンと試合するんだな……

……すごいすごいすごい。

緊張感

2005-05-25 00:22:50 | football
もう1年近く前のことです。モナコをフォローしていた方の中にはご存知の方もいらっしゃると思いますが、03/04シーズンのモナコの、特にCLの決勝トーナメントでの戦いを中心にまとめた「le periple rouge」と題する映像がありました。

98年のW杯だったか00年のユーロだったか、優勝したフランス代表の戦いぶりを練習場面やロッカールームまで追いかけた映像記録集があったそうです。

前日本代表フィリップ・トルシエ監督(現マルセイユ監督)もそれに倣い、彼が監督をしていた日本代表については、練習や各試合、試合直前やハーフタイムのロッカールーム、治療を受ける場面やホテルでのリラックスした表情まで映像記録として残されていました。タイトルは忘れましたが月1回NHKBS1でその映像の一部が放送されていましたし、W杯直前にTV朝日系列で放送された『蒼き帆、緑の海へ』でも同様でした。02W杯終了後に売り出された『六月の勝利の歌を忘れない』もその映像で成り立っていました。
フランスではこうした映像を残すのは珍しくないことなのかもしれません。

「le periple rouge」。直訳すると「赤い旅」(でいいのかな?「赤」でモナコを表しているんだと思ってます)。
ロテンとプルソのコメントつきの「あの8-3の試合」で始まる全部でおよそ1時間のこの映像では、試合のゴールシーン、直前ミーティング、試合前やハーフタイムの緊張感あるロッカールーム、空港や飛行機やバスでの映像、ホテル内での選手の素の表情、そんな映像が満載でした。
アルベール王子が訪問していようがかまわず裸で大騒ぎする勝利後のロッカールーム、マドリーに向かう飛行機の窓から厳しい表情でスペインの地を見下ろすモリエンテス、チェルシーに勝ちファイナル進出で歌い騒ぐバスの中、リーグ戦終盤集中したプレイができずハーフタイムにデシャンに怒られるロッカールーム……そしてファイナルへ。

なぜそんな1年前のネタを引っ張ってきたかといいますと。

この映像は、ファイナル当日、スタジアムに向かうバスの中の映像で終わります。そのバスの中は、ものすごい緊張感に支配されていました。
ほとんどの選手がイヤホンを耳に突っ込み、そうでなければじっと黙って窓の外を見るか、目を伏せて動かない。誰も口を利かずお互いに顔を合わせることもはばかる。重苦しいほどの緊張。
映像を目にしたのはもちろんファイナルが終わってかなりたってからでしたが、そんな想像を絶する緊張感が強く伝わってくる、とても印象的な場面でした。最後は、スタジアムまでの道のりが残り1kmを過ぎた時に突然バスの中に『I will survive』が流れ、バスの窓を叩きながら無理に緊張感を振り払うかのように騒ぐ選手たちの映像で終わっていました。

イスタンブールに向かう、あるいは会見でのリバプールの選手たちの表情で、そんな1年前の胸が痛くなるほど苛酷な緊張感を思い出したのです。


レフェリー、やはりメフト・ゴンザレスでしたね。04/05 UEFAチャンピオンズリーグ ファイナルまであと1日とちょっと。

さよならイエロ

2005-05-22 20:59:33 | football
試合開始前、紺のスーツに身を包みベルナベウに現れたフェルナンド・イエロ。ラウルに「4」の真っ白なユニフォームとキャプテンマークを手渡され、ボールを軽く蹴り、360度を囲むマドリディスタたちに手を振る。ピッチを去るイエロは、ちょっと唇をかみ締めてこみ上げる感情を堪えているかのようでした。お疲れ様、イエロ。


で、試合なわけですが

Liga Espanola 1ª DIVISIÓN Jornada 37
Real Madrid C.F. 0-0 ATLÉTICO DE MADRID


眠かったしぬるかった~……。

今シーズンのベルナベウ最後の試合で、しかもイエロが久しぶりにベルナベウに帰ってきて始球式もしてパルコで観戦するっていうのに、とにかく覇気に欠けていた。

ロナウドは調子が悪いみたいでなかなかボールを足元におさめられず、肝心のチャンスでもどうも思い切りが良くない。ピチーチ狙いのためにFKも蹴らせてもらっていましたが、結局途中交代させられてピチーチはもう無理かなあ。グラベセン、ベッカムあたりはよくやっていたと思います。ラウルが見せた、身体に手をかけられてもユニフォーム引っ張られても強引に進むドリブルが良かった。イエロが見ているわけですから、ラウルには特別な気持ちがあったかもしれません。

もっともこの覇気のなさは、ものすごい集中力で連勝し続けていた反動だったんでしょう。前節で連勝が途切れ、優勝も決まり順位も確定。この状況では今までどおりのモチベーションを保つのは難しかったかもしれません。

アトレチコも…やっぱり不調なんですね…。一時はヨーロッパを狙える順位にあったのに、点が取れない勝てない病が続き、ずるずると後退。先日はコパ・デル・レイのセミ・ファイナルでも敗れてしまいました。ファイナルはビセンテ・カルデロンで行われるというのに。あまりの不甲斐なさに先週の木曜の練習では、暴徒ファン20名がアトレチコの練習場に乱入。もちろんこれは論外行為ですが。選手に何事もなくて本当に良かった…。責任を一身に背負っているように見える21歳のキャプテン、フェルナンド・トーレスが少し痛々しい。


しかし冒頭のイエロの始球式の場面。最初は現地CGがかぶり、ようやくそれが取れてにっこり笑うイエロが映ったと思ったら、気の効かないことではおそらくこの世で右に出るものは絶対ないだろうと思われる某有料放送局WOWOWが延々と選手紹介CGをかぶせ続けました。ばかたれ。こんな試合は、内容も内容だっただけに、つくづくJSPORTSの倉敷氏&幸谷氏(アトレチコでコーチ経験あり、事情通)でまったり見たいものだと思った次第でありました。
ということでこっそり(?)今日の試合のハイライト動画を、スペイン南地方のニュースサイトからリンク。イエロはマラガの出身なのでここのサイトでもちょっと特別な気分かもしれません。

追加:5月25日
マドリーのオフィシャルサイトでイエロのマドリーにおけるキャリアをまとめた動画が公開されました。記事の中まで読んでいませんが、おそらく先日のアトレチコ戦で試合前に流された映像と同じものなのでは。感動と感謝と惜別の気持ちを呼び起こす、涙なしには見られない動画でした。

リバプールがやってくる! 続報

2005-05-21 18:31:29 | football
エスパのオフィシャルでも発表になりました。

なんだー、結局エコパかあ…。ま、でもいいや。チケが売り切れる心配は(絶対)なさそうですしね。

vamosmoroさんのところで、この時期に組まれている海外クラブとJリーグクラブとの対戦をまとめてらっしゃるのを見ましたが…7月27日の清水-リバプールは磐田-マドリーと、7月30日の鹿島-リバプールの浦和-ManU、磐田-バイエルン・ミュンヒェンとバッティングしております。む、マドリーとリバプールがバッティング……

○私はエスパが大好きである
○私はリバプールも大好きである
○私はマドリーも大好きである
○私はジュビロは、ええと、以下略。

ということで、清水-リバプールが最優先でございます。ちなみに25日に1969-マドリーが味スタであるそうなので、それは狙っていきたい気分。

しかしリバプール、本当に来るんだなあ…。なんかまだ実感が湧きませんが、そうと決まれば皆さんもおっしゃっているようにCLの覇者として世界クラブ選手権の予行演習くらいの気持ちでおいでいただきたいものです。

CLファイナルまで、あと4日。

本当に、来る!

2005-05-20 21:10:02 | football
リバプールのオフィシャルより、ジャパンツアーのお知らせです。


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リバプールは、2005/2006シーズンの準備の一環として日いづる国に21年ぶりに戻る。
クラブは今日、ニホンのJリーグ1部のクラブと2試合のフレンドリーマッチを行うことを発表した。
ラファエル・ベニテスの選手たちはミニツアーを行い、7月27日に清水エスパルスと日本平スタジアム(収容20,339人)で、7月30日に鹿島アントラーズとカシマサッカースタジアム(収容39,026人)で対戦する。
キックオフ時間とチケットの詳細はまた今度。E-season ticket所有者はゲームを見ることができる。
ツアー自体は25日にリバプールを出発し、2試合目の後に戻る。
レッズが最後に日本を訪問したのは1984年のことで、インターコンチネンタルカップで東京でインディペンディエンテ(アルゼンチン)に敗北した。その3年前にも日本でプレイしたが、その時もフラメンゴ(ブラジル)に負けている。
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そんな強行スケジュールではコンディションが心配だとか、ムリして金儲けツアーしなくてもいいのにとか…いいや!本当に来てくれるなんて、素直に嬉しいです!
ただ心配なのがハコのサイズ。日本平、キャパ小さすぎではないでしょうか。エスパサポを収容した上に全国に散らばるリバプールファンをも収容するには2万はちょっと…。
ま、でもあのイングランド並みのピッチの近さはいいかもしれません。バックスタンドなんてタッチライン目の前だし、ゴール裏1階席は試合に勝つとイチ(=市川)がハンドタッチに来てくれるくらいだし(最近日本平行ってないので…今もやってるのかな?)、ゴール裏2階席だってイチのとんでも迷走クロスが飛び込むくらいの近さだし。

でもともかく、本当に嬉しいです。

レフェリーの心配をしつつイエロ

2005-05-19 17:56:02 | football
UEFAカップのファイナルも終わり…ということでCLファイナルまで1週間を切りました!緊張してきた。まだ早すぎますが。

個人的にはファイナルの主審が誰なのか気になっているのです。昨年ファイナルを裁いた(んでもってモリエンテスのオンサイドを3回くらいオフサイドと判断した)キム・ミルトン・ニールセンはないでしょう。もちろんイングランドのグレアム・ポール(UEFAカップファイナル)とイタリアのコッリーナも有り得ない。準決勝で笛を吹いたレフェリーも外れるはずです。リバプールはサール(フランス)とリュボシュ・ミヘル(スロバキア)、ミランはバサラス(ドイツ)とハウゲ(ノルウェー)。準々決勝もはずした方が良いかな?リバプールはデ・ブリーカー(ベルギー)とイワノフ(ロシア)。ミランはサール(フランス)とマルクス・メルク(ドイツ)。

何を言いたいかといいますと、昨夜のTVEで思わせぶりにメフト・ゴンザレス(スペイン)のトレーニング風景を映しつつ「リガ・デ・カンペオネがどうたらこうたら」ってやってたのが気になるんです。ASにもこんな記事が。「ファイナルのレフェリー、一番可能性が高いのはメフト・ゴンザレスだけど、リバプールには5人スペイン人がいるし監督も同国人だしねー」ってことだそうです。メフト・ゴンザレスならベニテスやXアロンソは慣れているから嬉しいでしょうけど…さてどうなりますか。


レアル・マドリーは、今シーズンベルナベウでの最後の試合となる今週末のアトレチコ・マドリーとのデルビーで、イエロの引退セレモニーを行うことになりました。それを受けてオフィシャルにイエロのインタビューが。半分を過ぎたくらいまでは読みましたが、なにしろ長い。マルカに掲載されていたインタビューが面白かったので、そちらを載せてみます。

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フェルナンド・イエロはマルカ紙に、プロフェッショナルのフットボールプレイヤーとしての最後のインタビューに答えてくれた。代表では残念なことに何も得られなかったが、彼は傑出したキャリアを残した。

月曜日は何をしましょう?
すこしぼんやりすることに挑戦してみようと思う。落ち着いて家族と楽しむためにね。失われた時を過ごし、自分に時間を与えたい。そのために選択する活動は考えることと不完全な想像だ。最初に私に持ってこられるオファーに飛びつくようなミスはしたいと思わない。いや、それを考えるための時間だね。6ヶ月かかろうと1年かかろうと同じことだよ。私は急いでいない。

でも監督か、そのようなポジションに就くことになるのでは?
監督か、それはないな。監督はとても献身的な仕事で、有力な監督になるには時間が要る。簡単なことではないよ。その仕事は私の注意を引かないね。

衝撃的なマドリーからの放出の後、フロレンティーノ・ペレスといつ和解するつもりですか?
いや、それは問題じゃない。和解のようなものはないし、似たようなこともない。私はどこにマドリーがあるかわかっているし、マドリーは私がどこにいるか知っている。

その真の意味は?
クラブは私が14年間在籍したことを知っている。私はフロレンティーノと良い関係だった。最後の日まで。だから解決するようなことは何もないんだ。私はクラブに敬意を払い続けているし、クラブから出たここ数年間もそうしてきた。さらに繰り返そう。私はマドリーで続けようとしなかった。なぜなら契約更新のオファーはあったけれど、私が望まなかったからだ。人々は別のことを考えているようだけれど。

どのように人々の記憶にとどまりたいですか?
良いプロフェッショナルとして、良い選手として、そして仲間たちとともに良いことをした人間として記憶して欲しい。そうなれば私は満足だ。オマージュ?スペインでは普通しないだろう。私たちの国に染み付いた習慣ではないよ。付け加えると、重要なことは人々の気持ちなんだ。

ワールドサッカーに関しては獲得できなかったわけですが、何をしたかったでしょうか?
私のキャリアは良いものだったけれど、私はマラガでプレイする必要があったと思う。しかし14年間マドリーにいて、その後リーガでプレイすることはできなかった。それは困難なものだったし、私のしたことがすべて中途半端になりそうだったから。だから痛みを感じつつも、カタールに行くことに決めた。カタールではより楽しめたよ。ああ、それから私は代表で何かを獲得する必要もあったね。6回決勝ラウンドに進んで、そして…何もないんだ。これは辛かった。

そしてピッチでは、ディフェンスとしてプレイするのが好きではなかった?
そうだよ。私は常にメディオセントロ(中盤、ピボーテ)としてプレイしたかったんだ。私はディフェンスとしての条件を持っていないんだよ。時間とともにそうなったけれど、でも私はディフェンスのために生まれついていないんだ。ピッチにいて守るだけなんて、私に合っていないんだよ。私は、トレーニングを離れたら、すぐさまゴールめがけてシュートしてしまう人間なんだ。私はフットボールの攻撃がすきなんだ。メディオセントロでは私は良い感覚があった。私の人生はそこにあったんだ。フォワード?それもだめだよ。最後の10分間の緊急事態のときだけだ。他には何もないよ。

イングランドでは、多くの選手がピッチへ向かうトンネルの中で「レジェンド」と呼んだそうですね。我々もそう思います。
確かにそうだったね。今シーズン、私は自分が重要な人間で非常に敬意を払われていることに気づいた。街中の通りでもね。イングランドでは、こういった種類の選手は尊敬されるようだ。

では最後に、あなたのキャリアをどう言い表しますか?
素晴らしかった。

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何がいいって、「ディフェンスは合わないんだ。MFの方が好き」と言ってしまうイエロ。スペイン人らしいなあ。私が見て知っているイエロはセンターバックのことが多かったのですが、あの攻撃につながる美しく的確なロングフィード、ボルトンでも蹴っていた力強いFK。確かに素晴らしい攻撃センスです。

イエロがマドリーに、ベルナベウに戻ってくる。土曜日の試合がとても楽しみ。


追:マドリーのオフィシャル記事のほうは、ちょっとおかしいところがありつつも日本語訳されました。
(誰かそのボタンは「調査」じゃなくて「検索」だと教えてやってください)。

おまけ1:自分用ブックマーク、ラウルのインタビュー

おまけ2:ベッカムのインタビューはスペイン語版ページで動画が見れます。「せんとろ、I enjoy~」「どす あにょす…but~」とスペイン語と英語をごっちゃごちゃにして一生懸命語るベッカムを応援してやってください(笑)。

休みの日は何をしている?

2005-05-17 17:06:20 | football
答1:パレスチナで施設の落成式に参加しました byロナウド
ロナウドは国連大使の活動の一環として、パレスチナのラマラで、恵まれない若者たちのための施設の落成式に出席しました。またパレスチナの首相とも会ったようです。
世界各地での恵まれない若者や子供たちのための施設でのイベント、チャリティマッチ、貧困や飢餓問題を啓発するCMへの出演。ロナウドはこうしたチャリティ活動を厭いません。自分の名前の価値を知った上で、それを最大限に生かそうとしています。
結婚したの別れたのとか、「行け○○!打て○○!走れ○○!(伏せます・笑)」とか、いろいろ言われますが、ロナウドのこういう姿勢は素晴らしい。


答2:ゴルフしました byグティ、パボン、セラーデス
といってもこの日は趣味のゴルフではありません。マドリーで行われたユニセフの慈善ゴルフマッチへの参加でした。チャリティに積極的に参加するのはロナウドに限ったことではなく、多くのフットボール選手がいろいろな形でチャリティ事業に関わっています。
昨日のブログで書いたエトオの発言の後に公の場に姿を現したマドリディスタはこの3人でした。早速向けられたマイクに、3人とも至極穏当な発言を返しています。
グティ「サミュエルに関してはバルサの選手だと思っていないんだ。彼が言ったことは僕の友人が言ったことで、もちろん彼は友人のままであり続けるだろう」
訳に自信なし。過去に何度も舌禍事件を起こしたグティならではの思いやり発言かもしれません。
パボン「想像するに、お祝いの雰囲気の中で起こってしまったことなんだろうね。本当のことを言うと、彼らの価値に見合うだけのタイトルを勝ち取った後で、ライバルに敬意を失するようなことを言う必要はないと思うけどね」
ちょっと本音が出てしまう辺りが、パボンのまだまだ青いところかもしれません。
セラーデス「こんなこと、起こらなければ良かったのね。誰もがしたいことを考えるのは自由だけど、彼は何をするべきか、訂正するべきかどうかわかるんじゃないかな」
バルサにも所属していたセラーデスの大人なコメントでした。

ということで、エトオは昨夜会見を開き「僕はレアル・マドリーに謝る必要がある」と発表。表面上は、これ以上大きな問題にはならないでしょう。次のクラシコがどうなるかは・・・ちょっと考えたくありませんが。

答3:契約延長の話をしました byカシージャス
といっても実際に話をしたのは代理人のヒネス・カルバハル。モリエンテスと同じ代理人さんなんですね。
ということでまだ公式の契約を済ませたわけではないでしょうが、ASはカシージャスが2011年まで契約を延長することに合意したことを報道しています。2011年、イケル30歳…想像がつかない。ともかく安心。本当にひと安心。
もちろん契約を延長したことは移籍しないこととイコールではありませんが、相当待遇も改善されたようですし、マンUも今はゴタゴタしていますから、近い将来にイケルが出て行くことはないのでは。それにしても一番働いていたのに、スタメンの中ではダントツで一番お給料が低かったのね。これからもよろしくお願いします、イケル様。

この記事の一番下には、エルゲラがキャリアをマドリーで終えるようにするという考えをマドリーは持っている、てなことが。それもまた嬉しい。

ほんと、がっかり。

2005-05-16 23:41:11 | football
Liga Espanola 1ª DIVISIÓN Jornada 36
Sevilla FC S.A.D. 2-2 Real Madrid C.F.

セビージャの得点:セルヒオ・ラモス(19)、バチスタ(88)
マドリーの得点:ハビ・ナバーロ(PP=41)、ジダン(73)

セビージャ、強かった~。立ち上がりからひたすら攻め立てられていました。いまいちロナウドやグラベセンなんかが元気がなく、トップにボールが収まらず、ラウルはもちろんのことロナウドまで下がってボールに触りにくるような状態。ジダンのもんんんんのすごいゴラッソーなゴールで1-2にした後は逃げ切れると思ったんですが…残念でした。最後に追いつかれてしまいました。
後半の後半で、イケルがゴールキック(ロングキック)を蹴らずに、ベッカムやロベカルに任せていたのがちょっと気になります。どこか痛めてなければ良いのですが。
そしてこの試合、マドリーのDFラインはカードをコンプリート。ロベカルが足を上げたスライディングで、サルガドは故意のハンドで、サムエルはオブストラクションかな?それぞれ黄紙を頂戴しました。ピボーテのグラベセンも黄色。そして極めつけは終了間際にダリオ・シルバをがっつり後ろから削ったエルゲラ。ロハ=赤を頂いて、他の皆より一足先にロッカーへ下がりました。やっぱりセビージャ戦って荒れるなあ……。
ダリオ・シルバが元気がない、というか調子悪そうなのがちょっと残念でした。今シーズン2ゴールしかしていないそうで…もう年なのかなあ。ヒールに徹して暴れまくるダリオが(傍から見ていると)好きなのです。


ここからは、ネガティブな話。
先ほどTVEでニュースのスポーツコーナーを見ていました。月曜の22時30分ごろから始まるスポーツニュースでは、週末のリーガのゴールシーンを見れるのでできるだけチェックするようにしています。今日は真っ先に、カンプノウに戻ったバルサのお祝いセレモニーの模様を放送していました。
土曜日の夜に優勝を決めたバルサは、日曜の夜にカンプノウにファンを集め、選手たちが勢ぞろいしアーティストを呼んだりしてお祝いセレモニーをしたのです。バルサを応援しない自分ではありますが、優勝を祝うシーンというのは悔しいながらもいいものですから、ちっ、とか思いながらもその様子を見ていました。皆に担ぎ上げられたジュリが、マイク片手に「カタル~ニャ~~~」とか叫んでいるのはなかなか面白いものでしたし。
しかし、エトオ。レバンテ戦でもゴールを決めて今シーズン25点目、ピチーチ争いトップのエトオ。マイクを握った彼は、大観衆の前で何度も何度もこう叫んでいました。

¡MADRID, CABRÓN, SALUDA AL CAMPEÓN!

もちろんTVEで聞くだけでは単語はわかりませんが、良い内容ではないなというカンは働きました。その後ネットで各紙をチェックしてカンが合っていたことを確認。

エトオが叫んだ内容を訳しますと「****なマドリー、チャンピオンを祝え!」
CABRÓNは、訳せません。MARCA紙のサイトでは伏字にしていたくらいの単語だといえば、その内容がわかっていただけるかと思います。

がっかりでしたね。エトオ、君を応援する気は当分起きない。

エトオは、もとマドリーの選手です。ただマドリーの彼に対する扱いは決して良いものではありませんでした。アネルカ同様に「ラウルがパスをくれない」と発言したこともありました。外国人枠の関係などからマドリーは彼を戦力とせずマジョルカへレンタルに出し、移籍の話があってもマドリーが横槍をいれ、上手くいかないこともあったようです。
それが今シーズンやっとバルサに移籍。マドリーがみっともない試合をする中で、バルサは大躍進し優勝、自分も大活躍。マドリーざまみろな気持ちは良くわかります。もっともだと思います。

だからって自分たちの祝福の場で、思いっきり汚い言葉で、マドリーを侮辱するかエトオ?集まった9万人の観衆、テレビで見たそれ以上の人たち、小さなファンたちも見ている前で?(ま、バルセロニスタは「もっと言え~」かもしれませんけどね)。こんなことしない方がよほど勝者にふさわしいのに。チャンピオンらしいのに。

マドリーは「この侮辱に対し関知しない」旨を公式ページで発表しました。エトオはプレスカンファレンスをするようで、おそらくお詫びか何かするのではないかと。

でも、ほんとがっかり。

シーズン初生観戦

2005-05-15 21:27:48 | football
連休の代わりの休暇という以上にズルズルとのんびりしてしまった週の後半でした。昨日は実家から大学のある土地へ戻る道すがら、今シーズン初のJ生観戦@等々力。道すがらというよりも相当寄り道ではありましたが。しかも実家を出る直前まで「行こうかなー。でも寒いしなー…。でも行きたいなー」と思い悩んでいる状態。
ま、もともと連休に試合を見るつもりだったので(横浜-清水。行けなかった)、連休代わりだったら見に行ってしまえ!ということで行きました。
等々力は初めて。最寄り駅からの地図をプリントアウトしていたものの、どうせ駅まで行けばユニ姿の人がうろうろしてるから迷うこともないでしょ、と思っていたのが大間違い。ヒト、いない……。いないわけじゃないのですが、ユニを着た人が見当たりません。しかもバス停のある場所すらわからない。ということで駅を出て歩いてみたわけですが、迷いました。予定では開始30分前にはついているはずが、人に聞いたりなんかして着いたのは開始10分前。ギリギリでした。

2005 Jリーグ ディビジョン1 第12節
川崎フロンターレ 0-1 清水エスパルス

清水の得点:久保山由清(1)

ギリギリ間に合ってよかった。なにしろ開始1分で入った得点が、唯一の得点だったのですから。
今シーズン先制しても追いつかれたり得点力不足で、引き分けだらけの清水。負け数は少ないのに順位が2桁から抜けないのはこのせいか。とりあえず先制逃げ切りができるようになったのは成長点かもしれません。次は先制したら追加点を取ることを覚えて欲しいところです。
そういえばジーコが来てましたっけ。川崎-清水でいったい誰を見に来たんだろう?イチ?それともモリくんか?


ついにリーガ・エスパニョーラではバルサが優勝を決めました。おめでとう。

マドリーの放送は今夜なのでまだあまり書くことはありませんが、ここまで連勝を続けてきたもののついに力尽きたのか、セビージャと引き分けました。1-0とセビージャが前半でリードしたところまでテキスト実況でチェックして、後は半分寝ながらウェブラジオを聴いていたのですが、現地アナの「ゴルーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!ハビィィィィィ・ナバァァァァァロォォ!」の声にがっくり。ああ、2-0にされちゃったのか…と思った次の瞬間「ゴル・デ・マドリィィ!プロピアプエルタァ、マドリー、ウノォ、セビーリャ、ウノォ!」オウンゴールか!ありがとう、ハビ・ナバーロ!
ジダンのゴールもちゃんと聞きました。「ゴルーーーー!シネディーヌ・シダーン!(そう聞こえるんですってば)」その後は意識を失い、目が覚めたら2-2だしバルサも優勝しているしでしたが、ちょっと放送は楽しみです。

結局バルサに優勝をもっていかれましたが(なんと6シーズンぶりだったんだそう)、シーズン全体を通せばそりゃあもう当然彼らが優勝するべきだと思います。バタバタと片端からケガで選手が倒れていく中で、トータルで安定した力を持続していましたから。リーガらしい面白さを体現できていたのは、まさに彼らだと思います。

最後にマドリーに優勝の目があったのは確かですが、監督が2人も代わり、不安定な時期もあったこんなマドリー、優勝するには少し恥ずかしいかもしれません。それでも3位以下を大きく引き離しての現在の成績は立派です。2試合を残して勝ち点76。昨シーズン優勝のバレンシアが勝ち点77、その前のシーズンにマドリーが優勝したときは勝ち点78。ということで波乱万丈いろいろありつつも、よくがんばりました(最後のほうはね)。
残り勝っても負けても何もありませんが、次節ベルナベウでの最終戦はアトレチコ戦、つまりデルビー・マドリー。最終節は苦手のサラゴサ。最後まで戦い勝ち抜け。

それから我らのモナコは昨夜マドリーと同じ時間帯に試合がありまして、コルシカ島に本拠を置くバスティアをルイⅡで5-2とボコボコにしてしまいました。チェバがハットトリック、サビオラもステキすぎるドリブルひとり持ち込みゴール。このうち2点だけでも水曜日のセダン戦に置き換えられたら…いえいえ。ともかくモナコはとりあえず3位以内を確定、来期もCLの舞台に上がる権利を得ました。やった!おめでとう!

今夜はプレミアリーグ最終節。リバプールはアンフィールドにアストンヴィラを迎えます。有終の美と、CLファイナルのために勝利を。召集選手にモリエンテスの名前がないのは、CLファイナルを見据えた戦いをするためのようです。一部ではまだ脚を痛めているという噂も。

モリエンテス、今シーズンの出来では、残念ながら6月初旬のW杯予選への召集はないでしょう。十分に休んで、来期は最初から最後までリバプールとスペイン代表に尽くしきれるような準備を希望。
日本には…来て欲しいですが、休むべきならチーム丸ごと来なくても我慢します。ファンてのは健気なものなので、我慢できます(自分で言わない)。

本職でなく

2005-05-12 23:56:40 | football
さて、いくらお休み中と言えども、そこにネットがある限りサッカーニュースから離れられないのが、サッカー(観戦)狂いの性です。
昨夜は24時からフランスカップセミファイナルで、モナコが2部のチームに敗退していく一部始終を、ウェブラジオとテキスト中継とで見届けました。うう、あとは絶対2位確保ですよ…。

そして実家ではTVEは見れませんが、ちゃんとマドリーのニュースもフォローしています。しているのですが……

ベッカムのバースディパーティだの、ちょっとだけスリムになったマラドーナが遊びにきたのなんてやってる中で、マドリーは通常どおり練習を続けています。
残り3試合。今週末マドリーが負けるかバルサが勝てば、バルサの優勝が決まります。もう時間の問題ではあるわけですが、マドリーとしてのプライドのために最後まで勝ちつづけることが必要です。

土曜日に対戦するのはセビージャ@サンチェス・ピスファン。セビージャは前節のアンダルシア・ダービーには敗れたものの現在3位。CL出場権に近いところにいます。おまけに昨シーズンのサンチェス・ピスファンでの試合は思い出さないほうが良いような試合でしたから(4-1の完敗、ポカをやって交代させられたルベンはベンチで泣いてるわ、グティは暴れたあげくダリオ・シルバを道連れに退場していくわ…)。とにかく気が抜けない、難しい試合になることが予想されます。

昨日は別メニューだったサルガドも今日は全体練習をこなし、前節のラシン戦で大流血だったエルゲラも問題ない様子。しかしベッカムは水曜の練習で右脚の筋肉を痛め、今日は別メニュー。セビージャ戦への出場は微妙な状態です。では右サイドのベッカムの代わりにスタメンになるのは?今日の練習でルシェ監督の出した答えは

グティ、でした。右サイド本職のフィーゴではなく、左利きのグティ。

確かにグティは器用で攻撃的なポジションなら問題なくこなせます。2節前のレアル・ソシエダ戦の活躍も記憶に新しい。しかしフィジカルに特に問題がないフィーゴではなく、グティをなれない右サイドに配するのは……。もちろんグティだって見たい、殊にダリオ・シルバがいるわけですから個人的には非常~に楽しみではあるのですが、でもフィーゴは。

やはりフィーゴに残された「白の10番」としての時間はもうわずかなのか。5年間の功労に充分な拍手を受けないまま、去っていくのか。誰にとっても都合の良いスタメンなんてありえませんが、やはり苦い思いのする、そんな今日のマドリーのニュースでした。

代休

2005-05-12 22:57:40 | 
月曜日の研究会、ひとりで2時間半を使いきり、へろへろになった頭で決めました。よし、連休の代休をとろう。

ということで水曜日の研究会を終えてから勝手に代休と決め込み、現在お里帰り中であります。90歳なんぼかになる祖母も、そこそこ老いてはいますが、元気そうでした。良かった良かった。
山ほど野菜を食べ(我が家は農家でございます)山ほど新茶を飲み(お茶も作ってまして、コーヒーと一緒に緑茶が出てくる家庭です)、至福の時を過ごしています。

といっても大学を出るときに、まだ読んでいない論文を3本ほどファイルにはさみ、分析しようと思っていたデータをUSBメモリに詰め込んで持って帰ってきてたりするのですけどね。どうも思い切って休暇が取れない、中途半端な人間です。

辞めないで

2005-05-09 22:17:01 | football
現在のMARCAのトップニュース

イエロ、フットボールからの引退を宣言
イエロは、今シーズン終了後フットボールを引退する。このため、今週末のプレミアリーグでのボルトン-エバートン戦が、このマラガDFの最後のプロフェッショナルとしてのゲームとなるだろう。1年あるいはそれ以上の契約延長オファーを、UEFAカップ出場が決まったボルトンから受けているが、現在37歳の元レアル・マドリーのカピタンは、スパイクを脱ぎスペインで家族とともに暮らすことを選択した。

イエロ、辞めないで…

元レアル・マドリー監督、ビセンテ・デル・ボスケ ASより。
フェルナンドの引退で、スペインサッカー界におけるベストプレイヤーの一人が去ることになる。私は彼とともに仕事をするという幸運に恵まれた。彼は常に彼が着るユニフォームにすべてを捧げた。
彼はロッカールームにおける完璧な例だった。彼はピッチ上での貢献ではないことで批判された、非常に普通の人間だった。クラブとそのユニフォームを守るため、しばしば彼は批判を受けた。しかし常に彼は組織の利益のためにそれをしたのだった。
将来監督になるかは私はわからない。でも彼がフットボールに関わっていくことは確かだ。なぜなら彼はフットボールへの「贈り物」を持っているのだから。彼の幸せを祈っているよ。

親友であり、元同僚であったラウル・ゴンザレス・ブランコ
キャプテンの中のキャプテンがいなくなる。
彼はピッチの中において模範的なフットボールプレイヤーであり、常にそのすべてをレアル・マドリーに、スペイン代表に与えた。常に仲間を助ける人だった。歴史に残るであろうフットボール選手だ。

レアル・マドリーの元監督、元GMのホルヘ・アルベルト・バルダーノ・カステジャーノ
偉大なフットボールプレイヤーが去る。特別なフットボールプレイヤー、人としての模範である人物ががピッチを去るのだ。

92/93にセビージャでプレイ、現在マドリーに遊びに来ているディエゴ・アルマンド・マラドーナ
フェルナンド・イエロはスペインのベスト選手だった。イエロのキャリアは素晴らしかった。彼がしようとしている新しい生活が幸福であるようにと望んでいる。彼は世界のサッカーに偉大な痕跡を残した。