画像ナシの刑

2015/2016 Liga Espanola 1a division Jornada 26
Real Madrid C.F. 0-1 Atletico Madrid

ベルナベウであれば絶対に勝たなければならなかった、と思うところと、悪い予感が当たった…というところと。現地のファンはさすがに怒り心頭のようですが、今シーズンのここまでの流れに慣れてしまった身としては「やはりそうか」とネガティブな結果を受け入れてしまう部分があります。
もうあちこちで言われていることだと思いますが、まずクロースが底に入る中盤では、やはり守備力が不安すぎる。クロース、もともと守備専なわけではないですもんね。イスコやモドリッチのサポートもあり、ディフェンス陣の奮闘や能力の高さもあり、それにもちろんナバスの神業。諸々の理由で失点はかなり抑えられていますが、ローマ戦でもマラガ戦でもアトレチコ戦でも、相手に主導権を握られる時間、攻め込まれ続ける時間が長く、決定機を作られ過ぎている問題は大きいと思います。これをどう改善するか？って思いつかないな、これ……。
それから、前線の役割分担がなく、うまく行けばハマる、上手くいかないとうまく行かない。例えば後半、ベンゼマが下がった後。本来サイドでより力を発揮するクリスチアーノに、展開によっては中に中央にいてほしいのに、サイドに出てきてしまうとヘセやバスケスの居場所がなくなってしまう感じ。ベンゼマに代わって途中出場したマジョラル、ちょっと期待したくなる感じがしましたが、でもラッキーボーイになるにはもう少し時間が必要だったか、少し荷が重すぎたか…かなあ。ベンゼマがいないと困る、とクリスチアーノが試合後に言っていたそうで、一連の発言はだいぶ物議を醸してしまいましたが、でもまあその通りともいえますね。サブで出てくる選手たち、決して能力が低いとは思わないですし、良い仕事もしてくれる。しかしベストオブベストを求めるクリスチアーノには物足りなさが感じられ、その分クリスチアーノ自身があちこち顔を出そうとしてギクシャクしていく…なんてことなのかなあ。クリスチアーノ自体は、この試合の中では良かったと思います。もちろん、決めるべきシュートを決めてほしかったですが、決めるべきシュートのシーンまで持って行けたのも彼ならではと思うので。

とはいえこの現状、どうしたら良いかなあ。ジダンが、秩序だった戦術を考案し各選手に役割を与えチームに浸透させ、なんてことが突然可能になるとも思えず、下手したらシーズン終了まで「なんとかする」感じで乗り切らざるを得ないかもしれない？ リーガがさんざんなシーズンはCLで好成績という巡り合わせがよくあるマドリーですが、さあすがにこの状況だとそう上手いこともいかなさそうだしなあ。日程に余裕があった２月、もう少し改善の兆しが作れていたら。あとは怪我人の復帰でしょうか。

ベンゼマ復帰、マルセロ回復待ち

マドリーダービーを土曜に控えトレーニングを続けるチームに、木曜になってようやく、ベンゼマが全体練習に復帰しました。どうやら間に合いそうです。一方で、今週中に合流できるのではと言われていたぺぺは、残念ながら間に合わなさそう。ベイルもまだです。
さらに、木曜のトレーニングではマルセロが、筋肉に問題が発生したため全体練習をコンプリートできなかったとのこと。肩の脱臼は１試合欠場で治しましたが、それも多少の違和感があるまま試合に出ていたということで・・・まあ、無理はしないでと言うしかないですよね・・・。金曜の回復次第で出場できるかどうかは決まるようですが、ダメな場合は、ナチョまたはダニーロで左ラテラルを賄うことになります。
あと、ここのところカスティージャで絶好調のマジョラル、どこかで使ってもらえないかなあ…。ベンゼマ復帰なら、可能性はあまりないかもしれませんが。



あと、一応。
2015/2016 Liga Espanola 1a division Jornada 26
Malaga 1-1 Real Madird C.F.
マドリーのゴール：クリスチアーノ・ロナウド

マラガ戦、召集選手

マラガ戦、召集選手
GK：ナバス、カシージャ、ジャネス
DF：カルバハル、ダニーロ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、アルベロア
MF：クロース、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW：クリスチアーノ、ルーカス・バスケス、ヘセ、ボルハ・マジョラル

負傷欠場：ぺぺ、ベイル、ベンゼマ
サスペンション：ヴァラン

直前になっての欠場情報が、ベンゼマ。トレーニング中に腰に痛みを感じたためとのことで、召集外になりました。重い怪我というのではなく、悪化を防ぐため、来週末のアトレチコとのダービーを見据えて…との思惑もあるようです。代わって急遽召集されたのが、カスティージャでの試合を終えたばかりのマジョラル君。最近ゴール量産中で、この直前の試合でもゴールを決めてきたばかり。期待してます（なかなか出場機会は難しいかもしれませんが…）。

また、先週の試合で警告を２枚受けて退場になったヴァランも、結局欠場となります。カード取り消し上訴は却下されまして、さらに上の機関に上訴することもできたようですが、マドリーはこれを諦めました。おそらく、上訴－審査期間が長引いて最終的に却下されたとすると、マラガ戦には出場できるがアトレチコ戦には出場できない…という可能性も出てくるため、ではないかと。
ベイルはまだまだかかりそう、ぺぺに関しては、来週にはトレーニングに復帰できるのでは…といった状態のようです。

相変わらず苦手のフエラの試合、可能な限りベストで行きたいところですが、ちらっと頭をかすめるアトレチコ戦。しかもシーズンが進んできて、そろそろカードトラブルの問題も出てきました。現在ラモスとカルバハルがカード４枚、リーチ状態。マラガ戦でもし…という不安が残りますが、ジダンは前日会見で、そういうことは気にしない、最もふさわしいチームで行く、とコメント。とはいえ、実際はどうなるか…。セントラルはラモスとナチョで行くしかないのでラモスはもう仕方ないですが、カルバハルのところはダニーロもいる…どうなるでしょうか。


ジダン、前日会見より
ラモスとカルバハルについて
「プレイしなければならないのなら、プレイする。私にとっては何の意味もない。彼らがカードを４枚貯めていて、もし明日の試合でまた警告を受けたらダービーでプレイできなくなるだろう、しかし私は気にしない。明日の試合だけを気にかけているし、最もふさわしいチームを選ぶ。」

マラガ戦
「我々は良いリカバリーを見せており、準備ができている。マラガは良いチームだ。ローマ戦のようなタフな試合になるだろう。」

アウェイの試合
「常にアウェイの試合はより大変になるものだ。多くの理由がある。相手のファンであったり、対戦相手のモチベーションであったり…。」

マルセロとハメスのコンディション
「彼らはパーフェクト、良いフィジカル状態にある。彼らの抱えていた違和感は過去のものだ。」

ヘセ
「選手誰もがプレイするに価する。しかしそうはできないのだ。これが私が抱える最も大きな問題の１つだね。私は決断を下さねばならない。」

ゴールの増加
「今は、イスコからのゴールが必要だね。でも、私は全員の働きに満足している。誰がゴールをするかは選手たちにとっては重要だ。私にとっては、チームが何よりも重要だ。」

ヴァラン欠場
「ナチョは準備ができているし、彼は素晴らしい。セントラルは４人いて、誰もが同等のレベルだ。プレイする準備ができているし、競争は良いことだ。」

ぺぺの状態
「フィジカル的には良い状態だ。ぺぺの負傷は時間を必要としていた。よく回復していて、今は感触も良い。ここ数日のうちは、しなければならないトレーニングをしているが、火曜には全体と一緒になるだろう。」


ジダンで２人ぶん

フエラでのお約束、前日の選手サイン会は、今回ジダンが１人で担当しました。ジダンなら確かに１人で２人分かとも思いますが、せっかくマラガなんだから、イスコを横に付けても良かったんじゃないかなー。

ゴールが答え

2015/2016 UEFA Champions League Round of 16 1st-leg
AS Roma 0-2 Real Madird C.F.
マドリーのゴール：クリスチアーノ・ロナウド、ヘセ

もう、ジダンの顔がね。いいです。

前半は良い時間帯もあったものの、ローマが高いところから詰めて動いているせいか、マドリーはラテラルやイスコ、モドリッチ等があまり上がれず、ハメスやベンゼマの影もほとんどなく、苦しい展開。ボールを運ばれゴール前に迫られることも何度もあり、ひとまず0-0で終われたのにはある意味ホッとしました。
後半に入ってからもまだ苦しいかな…と思っていたところに、クリスチアーノがさくっと決めて、先制！　前日記者会見では、アウェイでゴールできていないじゃないかと煽る記者に怒りを示すところもあったようですが、何が？って感じですね。やっぱり頼れる存在。しかも、あのゴール直後にジダンへ向かって行ったこと。上に画像のせてますが、いいシーンでした。
アウェイゴール１点でだいぶアドバンテージにはなりましたが、ディフェンスが必死で守り続ける状況を見ていると、２点目が欲しかった。もっと早く決まってくれてたらもっと気が楽になっていたと思いますが、それでも決まってほしいゴールが決まったのは嬉しいです。ヘセ、ありがとう。ローマのディフェンスは、ベンゼマ、クリスチアーノにパスを出されたら…と思ったのか、ヘセに詰め切れませんでした。
ビルバオ戦では失点の起点になり、警告２枚で自身初の退場となったヴァラン。今日は本当に頼りになりました。マドリーの控訴は受け入れられずマラガ戦はサスペンションになるようですが、その分まで働いてくれたな、と思います。

あと、さらっとクリスチアーノを交代できるジダンすごい。

ジダン監督、試合後のコメント

素晴らしいデビュー
「特別な日になった。我々は非常に素晴らしかった。大変な試合だったが、それは相手が優れていたから。それでも我々は素晴らしい結果を実現した。」

この対戦
「決勝トーナメントは終わっていない。この場所で2-0で勝利というのは容易なことではない。素晴らしい結果だ。しかしセカンドレグを戦う必要がある。幸せな気持ちで眠って、明日からはマラガのことを考える。」

前半のゆるさ
「仕方のないこと、なぜなら相手がプレッシャーをかけてきていたから。この試合では、我々は他のアウェイゲームよりも良い試合をしていた。ローマのいうペナルティキックの可能性があったとは私は思っていない。」

クリスチアーノ
「彼にとって、また他の選手たちにとっても素晴らしい試合になった。誰もがこのチームにとって非常に重要な存在だ。」

ゴールを捧げられたこと
「嬉しいよ。でも何よりも、それは彼がゴールを決めたからだ。」

敬意と愛情
「彼らと共にいて嬉しい。さらに良くしていくために働き続けるよ。」

前夜

チームは火曜の午前にマドリーを発ちローマへ。夜、ジダンとクリスチアーノのプレスカンファレンスの後、スタディオ・オリンピコで前日練習が行われました。
マルセロの回復状態ですが、見たところ普通にトレーニングはしている様子。ジダンは会見で、100％の回復でなければプレイしないといったことを言ってますが、まあこれは実際どうなるかわからないですね。あと気になるのは、今のところMARCAだけですが、ハメスが腰（または背中）に痛みを感じてトレーニングを途中で離脱したというニュースが出ていること。何ともないと良いのですが…。

相変わらず雰囲気は良さそうで、これが結果につながればさらに嬉しい。ジダン就任からの良い流れを、今シーズンのうちにタイトルに結び付けられたら最高ですし、その第一歩は大切にしてほしいです。
試合は本日20時45分キックオフ。

マルセロ復活

月曜日、今日からマルセロが全体トレーニングに合流しました！　無理している…とかでなければいいんですが、とりあえず見た感じ元気そうなので良かったです。

CL試合は水曜ですが、既に召集選手が発表されています。

GK：ナバス、カシージャ、ジャネス
DF：セルヒオ・ラモス、ヴァラン、アルベロア、カルバハル、ダニーロ、マルセロ、ナチョ
MF：クロース、カゼミロ、イスコ、ハメス、モドリッチ、コバチッチ
FW：クリスチアーノ、ベンゼマ、ヘセ、ルーカス・バスケス

負傷欠場：ペペ、ベイル

反省と自信

15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 24
Real Madrid C.F. 4-2 Athletic Bilbao
マドリーのゴール：クリスチアーノ・ロナウドｘ2、ハメス・ロドリゲス、トニ・クロース

実は課題は変わらないまま、変わったのは選手たちのモチベーションってこと…？という試合でした。マルセロの代わりに左ラテラルにカルバハルが回り、右はダニーロとディフェンスラインが常ではなかったというのもありますが、何度チャンスを作られるのかと、狙われるラテラルの裏、マドリーの最終ラインの前にあるポッカリスペースに冷や冷やした試合でした。特に前半。HTに修正が入ったようで、後半は中盤に人が3人4人と戻っていて、マシになっていたと思いますが、これでCL戦いにいくのか…不安。

攻撃では、今日はクリスチアーノと、あと個人的にはコバチッチが目についた、良かったと感じました。クリスチアーノの先制点は、その直後の失点や前半の受け身の時間帯を思うと、大きな意味があったと思います。コバチッチは、イスコが休養で代わって先発しましたが、前へ行こう行こうという推進力というか、あの動き＆意識がいいですね。特に前半、良かったと思います。ハメスも、決める時は常にゴラッソ！というあのゴール。マドリーが劣勢の時間帯に容赦なく叩き込んでしまうというのが、またありがたい。これはクロースの、前半終了間際のゴールも同じ。ビルバオが攻めてチャンスはありながら点を決められないでいる間に、とりあえずゴールを決めてしまうという…良くも悪くもマドリーらしいというところかもしれませんが。
後半は、点数としては停滞してしまいましたが、中盤を修正しようとした努力がみられたり、交代してもテンション落ちることなく、色々な形でゴールチャンスを作ったりと、モチベーション高く試合を続けているという感じがしました。ベンゼマのペナルティエリア直前でのジダン式ルーレット（連続ゴール記録が途切れてしまったのは残念）、1人少なくなって負担が増した中での追加点（バスケスはいつも良い仕事をしっかりやってくれる）、最後まで頑張ったなと思います。

「1人少なくなって」とさらっと書いてますが、ヴァランは……この試合は、何か悪いモノでも背負い込んだのかと思うほど、ミスや警告と、ついてなかったですね。最初の失点につながったパスはもう言い訳のしようがない軽率なプレイ、ゴールマウスを外して返すなり、外へ逃げていくなり、もっと良い選択はあったはず。これはやらかしたなあと思いましたが、その後も引きずってたのかなあ。表情もプレイも冴えなかったですね。しかも「ミスター・クリーン」が愛称のヴァランが、警告2枚で初退場。どちらもカードに値しないプレイだと思いますし（今日は主審も副審も、イライラするジャッジばかりでした）、マドリーは申し立てをして取消に動くだろうと思いますが、何ともヴァランには可哀相な展開になってしまいました。ここでミスをしてツキの悪さも落としておいたら、今後の試合ではミスも減るかな。まだまだ若い選手ですし。
しかし、ディフェンス陣はギリギリですね。ダニーロは、攻撃では何度かチャンスに関わって、これは良かったのですが、サイドを攻められると対応が遅れ、抜かれ交わされる…という守備の課題は相変わらず。カルバハルも左では、思ったように攻撃参加もできず大変ですね。マルセロの離脱がまだ続くようなら、ナチョ左の方が良いのかな。でも、もしヴァランの出場停止への申し立てが通らなければ、次節のマラガ戦はナチョとラモスのセントラル。左ラテラルは、アルベロアか、ダニーロか、やっぱりカルバハルか……。

心配は尽きないままですが、選手たちの表情は明るくゴールを喜び合う、お互い和気藹々とした良い雰囲気が続いているようなので、相手を舐めることなくCLローマ戦に臨んでほしいと思います。

ビルバオ戦、召集選手

アスレチック・ビルバオ戦、召集選手
GK：ナバス、カシージャ、ジャネス
DF：ヴァラン、ラモス、ナチョ、カルバハル、アルベロア、ダニーロ
MF：クロース、ハメス、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW：クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルーカス・バスケス、ヘセ

負傷欠場：ペペ、マルセロ、ベイル

マルセロの離脱が確定し、ぺぺもまだ全体練習には復帰できず、さらにベイルの回復も思わしくなく……という状態で、CL決勝トーナメント前のリーガの試合。ベルナベウでのビルバオ戦です。マルセロの代わりは、ナチョか、ダニーロか。ダニーロも足首の違和感があるとのことでしたが、全体練習には参加していましたし、直前までどちらかはわからなさそうです。またジダンは、前日プレスカンファレンスで、多少ローテーションを取り入れていく、コバチッチが先発するだろう、と話しています。前節モドリッチの決勝ゴールをアシストしたコバチッチ、自信をつけてやってほしいです。ちなみにASによれば、イスコに休養が与えられる（ベンチスタート）だろうとのこと。
冬の補強をして以来（＋監督が代わって以来）、ローマが好調なのが心配なんですよね…。良いはずみになるような試合をしてほしいです。
試合は本日16時、早めです。

マルセロの肩

グラナダ戦の試合終了間際に、肩を痛がって倒れこんでいたマルセロ。それほど大きな接触があったようには見えなかったのですが、スタジアムを離れる際にはサポーターというか包帯で腕を固定したような状態でした。
ASもMARCAも、肩の打球のためマルセロ離脱の見込みと報道…少なくとも来週のビルバオ戦、CLローマ戦1stレグは不可だろうとの見方がされています。正式な検査は火曜日の予定だそうで、予想よりひどくなかった、という結果であれば良いのですが。ビッグマッチを控えているのに……。

ちなみに、たまたま見かけたニュースですが、現在モナコにレンタル中のコエントランも、週末の試合で足を骨折（？）してしまったそうで…チームが別れてまでも、そんなところでまたシンクロしなくてもいいのに……と。

モドリッチ！！！！

グラナダ戦、召集選手

グラナダ戦、召集選手
GK：ナバス、カシージャ、ジャネス
DF：ヴァラン、ラモス、ナチョ、マルセロ、カルバハル、アルベロア
MF：クロース、ハメス、カゼミロ、コバチッチ、モドリッチ、イスコ
FW：クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ルーカス・バスケス、ヘセ

負傷欠場：ぺぺ、ベイル、ダニーロ（当初監督判断と書きましたが、打撲で違和感があるとのこと）

最近はすっかり週刊ブログ的になって、トレーニング、けが人情報もおろそかになってまして、申し訳ありません。一応、オフィシャルのトレーニング情報などは、毎日ざっとチェックしてはいるのですが……ということから、今週気づいたのは、ベイルの回復状態はどうなんだろう？という点です。前の週は、砂場で力強いトレーニングをしたり、ボールに触ったりと順調な様子に見えたのですが、今週はジムにいるところとか、プールとか……。もちろん、公式やSNSに出てくる範囲のことなので、実際どの程度というのはわからないのですが、当初は前倒しの復帰もありかと思うほどの回復ぶりだと思っていたものの、少し慎重になっている印象を受けています。
もう１人の負傷者リスト、ぺぺは、右足足底腱膜に違和感とのことで、やはり全体のトレーニングはできないまま。一時の怪我人続出の頃から考えれば、怪我人数は少ないのだと思いますが、CL再会が視界に入ってきて、しかもローマは（も）監督を交代し、補強もし、調子が上がってきている感じもし……すべての戦力で臨んで欲しいので、気になってしまいます。

という前に、まずは目の前の試合を、１つ１つ。グラナダ戦、ジダン監督就任から１ヶ月、そして勝ちの結果が待たれる、フエラでの試合２試合目。試合前日会見でジダンは、明日の戦い方について、良い試合の入りにするよう集中すること、と、試合早々の失点でつまづいたベティス戦の轍を踏まないようにと語っています。本当に、その通り。気を抜いているわけではないんだろうけど、焦るとうまくいかなくなる今のマドリーでは、早めに得点し、得点を重ねて落ち着くのが、一番こちらも安心できますので…。

試合は、２月７日（日）現地20時30分キックオフ。

チェリシェフ、バレンシアへ

Comunicado Oficial: Cheryshev
レアル・マドリーとバレンシアは、デニス・チェリシェフについて、２０１６年６月３０日までのローン移籍で合意に至った。


エスパニョール戦後の会見でジダンも認めていましたが、チェリシェフは出場時間を求めて、バレンシアへのレンタルを選びました。プレミア方面とかセビージャとか、いろいろ噂は出てましたが、バレンシアだとは思ってなかったです。ビジャレアルで頭角を現しただけに、そして実際ビジャレアルも欲しがっていただけに、これは複雑な決断だろうなあ……。でも、マドリーにいても出場時間はなかなか難しい。左サイドで、クリスチアーノが起用できない時のオプションですが、何しろクリスチアーノは怪我をしないから。複雑な決断ですが、頑張って欲しいと思います。

早ければ、ミッドウィークの国王杯（対バルサ戦）でデビューの可能性もあるということで、マドリー国王杯敗退の原因でもあったチェリシェフとしては、なんとも奇妙な巡り合わせに。
（ちなみにASによれば、ビジャレアルへの移籍が成立しなかったのは、国王杯の一件でフロレンティーノ・ペレスがビジャレアルに対し不快感があり、交渉を拒否したためだとか…）

中盤のある試合

15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 22
Real Madrid 6-0 Espanyol
マドリーのゴール：ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド（PK）、ハメスのゴラッソ、クリスチアーノ・ロナウドのゴラッソ、ヘセのナイスクロスからクリスチアーノ・ロナウド、OG

終わってみればゴールラッシュという結果でした。１点か２点、前節に回すことはできませんか……。
ジダンになって４試合目、うち３試合はベルナベウで５ゴール、５ゴール、６ゴール。選手たちがうまく噛み合えば、快適にやれれば、結果は出てくるのだと思います。お得意様のエスパニョールで、しかもベルナベウの試合。タッチ数多くつないで崩していこうとするシーン、速攻のシーン、ディフェンスも高めで積極的にボールに触るし、充実の中盤、ベンゼマやクリスチアーノもボールを取ろうと低い位置まで追いかけディフェンシブな仕事もするようになっている。選手たちはどう感じているかわかりませんが、あれを見ていると心強く感じます。ゴールを決めるのが仕事の選手が、諦めずにボールを追い、味方のためになる動きをする。当たり前といえば当たり前なんだと思いますが、今まではそうでなかったし、そうでなくともなんとかなると思っていたわけですから。さらに、コンディションに問題がある等とマスコミに言われていたハメスも、アシスト、ゴール。当に上手くいっている時は上手くいっている
だからこそ、何度も言われていることを何度も言いますが、フエラでの試合、中堅～強豪の試合、中盤に負荷をかけられクロースやモドリッチが狙われる試合、万が一カルバハルやマルセロ、モドリッチ等が欠場することになったら……どうするか。次節はフエラのグラナダ戦、その次はベルナベウですがビルバオ戦、そしてフエラのローマ戦。苦労する試合をどう打開して勝ちにつなげるか、答えが見たいです。

とごちゃごちゃ言ってますが、素直に良い試合でした。ハメスアシスト→ベンゼマのゴール、ハメス自身のゴール、クリスチアーノの2点目も良かったし、ハットトリックになった後半のゴールの場面や、6点目でのヘセの仕事も良かった。ジズー監督になってから出番のなかったカゼミロにも時間があったし。何しろミッドウィークがないので、リーガの試合で少しずつ試すしかない。交代したモドリッチにベルナベウから大きな拍手が送られていたのも嬉しかったです。