けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

貴重な公開

2010-12-31 09:35:56 | football


公開練習
冬休み明けとかフレンドリーマッチとかいろいろありましたが、5000人ほどのファンが集まった30日のマドリーの公開練習には、元気な人はほぼ全員が揃いました。負傷上がりのカカ、ガゴ、カナレスなども、問題なく全体と同じメニューができたようです。カンテラからは、パチェコ、ファンフラン、モラタが参加。欠席は、ヘルニアのイグアイン、顎が痛いデュデク、家庭の問題のためディアラ。
公式にも記事がありますが、公開練習の中で行われた紅白戦は、

オレンジ:イケル;アルベロア、アルビオル、セルヒオ・ラモス、マルセロ;シャビ・アロンソ、ラス、エジル、カカ、ペドロ・レオン;ベンゼマ
ビブスなし:アダン;マテオス、ガライ、カルバーリョ、ペペ;ガゴ、ケディラ、カナレス、グラネロ、ファンフラン;モラタ
どっちにも:クリスチアーノ・ロナウド、ディマリア

というメンバー分け。黄色ビブスのクリスチアーノとディマリア、よくジョーカーとか言うようなものだと思いますが、この2人の動きってどんなんだろう…。現地に見に行ってみたい。
とりあえずYoutubeを浚って、現地にいた人がアップしたらしい動画を眺めてきました。I~Vまであって、IVVが紅白戦の様子です。Vは、特に個々の選手に注目したもの。これ見ただけで何かがわかる、というわけではないんですが、雰囲気だけでも。






1月2日は、たぶん実施
選手協会とリーガ機構の間でもめていた1月2日開催予定のリーガの試合、何か難しい話になっていますが、とりあえず行われるようです。El Paisの記事の一部

--------------------------------
裁判所は過ちを犯した、このため最終的に試合は行われるだろう。裁判所は、選手会側から要求されていた、1月2日のプリメーラ、セグンダの試合の差止め命令について、判断を下す適性がないことを言明した。裁判所は、今回の問題が、最終的にこのスケジュールを認可する役割のスペインサッカー協会(RFEF)に対して行われるべきものであって、今回唯一の裁判の対象とされたリーガ機構(LFP)に対してではないという理解を示した。
--------------------------------

もう、単語が難しすぎてさっぱりですが、とりあえず今回の裁判では試合日延期の是非は決定できないということで、試合日が迫っていることもあり、試合は予定通り行われるようです。選手会側も、裁判所が選手の権利が侵害されたことに一定の理解を示したことには喜んでおり、この裁判の場ではこれ以上の争いはせず、2日の試合も行うだろう、とのこと。ただ、選手の権利を訴える今回の話の中には、給料の支払いを受けていない選手たちについての問題も含まれていますし、今回休むべき日に労働させられたことへの保証…なども含め、今後も争うかどうか検討する、というような話も。

よくわからないことだらけですが、とりあえず試合は予定通りらしい、と。



第18節のスケジュール
1月8日(土)
 18時:マラガvsビルバオ
 20時:ラ・レアルvsセビージャ
 22時:デポルvsバルサ

1月9日(日)
 17時:マジョルカvsアルメリア
 17時:オサスナvsヘタフェ
 17時:エスパニョールvsサラゴサ
 17時:ラシンvsヒホン
 19時:レアル・マドリーvsビジャレアル
 21時:レバンテvsバレンシア

1月10日(月)
 21時:エルクレスvsアトレチコ

蹴っていい?

2010-12-30 12:00:28 | football
トレーニング再開
29日午前から、トレーニングが再開されました。この日は非公開。どういう理由かはわかりませんが、ペペ、ディ・マリア、ディアラ、クリスチアーノ・ロナウド、ラス、シャビ・アロンソは、クラブの許可を得て、この日のトレーニングには姿を見せなかったとのこと(アロンソはバスクの親善試合があるから…ラスは、夜のチャリティマッチには出場してましたけど、昼のトレーニングに出てこなかった理由はわかりません)。

30日のトレーニングは、久しぶりにファンに開放されるようです。


チャリティマッチ:リーガ代表 2-3 アフリカ・ユナイテッド
リーガのゴール:セルヒオ・ラモス=PK、カル・ウチェ
アフリカのゴール:ワカソ、キニ、ボディポ

ガゴとかディアラとか、参加予定だったのにいなかった選手もいたり、アグエロとか私服で顔見せ程度だったり、名前がなかったはずのイケルがしっかりユニフォームまで用意して出場していたり。でも、次のリーガが間近なせいか、主催のセルヒオ・ラモスやカヌーテであっても、30分程度で交代になってたのはちょっと残念でした。
とはいえ、ゆるゆるしすぎな感じもありつつ、いろいろ面白かったです。ペナルティ蹴るのにモウリーニョに許可もらおうとするセルヒオ・ラモスと、それに対して蹴り方アドバイスしてるモウリーニョ(モウリーニョは、敵チームの監督)とか。暇だと思ったのかおもいきり攻めあがるカメニ(GK)と、そのカメニを止められなかったカジェホンがカメニの背中に這い登るエスパニョール的風景とか。やっぱり暇だと思ったのか、イケルも持ち場を放棄して攻撃参加、ドリブル突破を試みてたりとか。試合終盤に乱入した若者は、連行される代わりにベンチに座らせてもらうというモウリーニョのサービスを受けたにもかかわらず、その場でインタビュアーに、アトレチコファン?マドリーファン?と聞かれ、「バルセロナ。」と回答してたり……。
アフリカ・ユナイテッドの監督のモウリーニョは、やはりカメラに捉えられる機会が多かったですが、それを意識してかどうか、普段の試合とは違う顔を見せていたのも面白かったです。ラモスのPK指導もそうですし、試合中にスタンドの子供たちのサインに応じていたり(ビセンテ・カルデロンのメインは、フェンスが低くてすぐにピッチに手が届きそうなのです)、微妙に副審の判定が気に入らなかったのか、副審に抱きついて仕事を妨害してみたり。モウリーニョの子供たちもベンチ入りしてましたね。
ボディポのゴール→ユニセフマークアピール、は何か良かったな。あと、カナレスはかなりしっかりボールが蹴れている感じでしたので(画面小さいし粗いしでよくわからないとこもあるけど)復帰間近かと思われます。








この試合から30分程遅れて、エウスカディvsベネズエラの親善試合が行われてました。ちょうどエウスカディが得点して、シャビ・アロンソが交代で出てきた終盤の辺りだけちょっと見ましたが、妙に殺伐というか、熱気がありすぎるというか…。


メヒア・ダビラの新しい仕事
-----------------------
セビージャ戦終了後、モウリーニョが示した13か条のエラーについての論争を経て、ASは、モウリーニョが今後それぞれの試合前に、その試合でホイッスルを吹く人物についての完全な報告書を、カルロス・メヒア・ダビラから受け取ることになることを知り得た。
モウリーニョがマドリーに就任して以来、各スタッフは、何をするべきかを知るようになった。メヒア・ダビラは、2009年9月から、審判団対応役員としてマドリーで働いている。彼はRelaciones Institucionales部門に所属し、すべてのコンペティションで、規定された審判団に随行する機能を担ってきた。
その仕事は、モウリーニョの就任によって拡大することになった。既に行っている仕事に加え、監督は、試合ごとにホイッスルを吹くレフェリーたちについての完璧な報告書を作成するように求めた。個人データに加えて、モウリーニョは、いつからそのレフェリーがトップリーグに上がったのか、マドリーの試合、さらには対戦相手の試合を何試合裁いたか、ということも要求している。そのレフェリーがこれまでどれだけのレッドカードとイエローカードを出してきたか、マドリーにはどのくらい出しているか、ペナルティ、裁いている試合中に起きた出来事など。話をするタイプのレフェリーか、ホームよりなのかそうではないのか、最初の交替(?)でアマリージャを出すのか、厳しいのか穏やかなのか。モウリーニョは、どんな些細な点も見逃すことを望まない。

対戦する相手チームや、遠征先の街の状況についての包括的な報告書を求めるのと同様に、モウリーニョは、スペインのレフェリーがどのようなものであるかを知りたがっている。彼がバルセロナに居た頃に比べると、あらゆることが変化しているため、そうしたことに対応する情報が多くない。リーガが始まって以来のこの4ヶ月は、リーガ・エスパニョーラでレフェリーがどのように機能しているかを理解するのに良いものであった。もちろん、マドリーがこの数シーズン苦しんだレフェリーのエラーについても情報を得ている。
チャンピオンズリーグでのレフェリーについても、同様のファイルを準備することになるだろう。ただしこの点について、モウリーニョにはインテル、チェルシー、ポルトでの経験があり、より多くの情報を持っている。メヒア・ダビラの別の仕事は、チャンピオンズリーグで対戦する相手チームを空港で出迎えること、またバルデベバスで試合がある時は(紅白戦とか?)レフェリーの仕事もする。
こうした報告書を求めるのは、モウリーニョが初めてではない。既にルイス・アラゴネスが、これまでに指揮を取ったリーガ・エスパニョーラのすべてのチームで、同じことをした。彼も彼と一緒のコーチ陣も、誰がレフェリーで誰がラインズマンかを気にしていた。彼らは、レフェリーたちの名前やすべての記録を把握していた。
-----------------------

大変

2010-12-28 22:33:37 | football
それは大変だー
この冬の休暇を米国ニューヨークで過ごしていたモウリーニョでしたが、アメリカ東海岸は豪雪の影響を受け、各地で空港が閉鎖になる騒ぎに。N.Y.でも雪が50cm近く積もり、秒速20mを越す風が吹き荒れ、JFK、ラガーディア、ニューアークの各空港が閉鎖。月曜日には、N.Y.からマドリーに向かう飛行機も安全の問題でキャンセルされる状態に。水曜日に再開されるチームのトレーニングにはなんとしても間に合わなければいけないのに、どうするモウリーニョ。

って、絶対これがイノセンテだと思ったんだけどなー。MARCAASと両方で報じているので、本当のようです。まさかウソネタ共用とかしてないと思いますが。
…いや、やっぱり怪しいなあ。

後から追加:結局「火曜午後にモウリーニョは無事にマドリーに到着しました」という記事も出て、この件はイノセンテではなかったようです。



本当に大変だ
雪の重みに耐えかねて屋根が一部崩落してしまったシャルケのホームスタジアム、ヴェルティンス・アレナですが、屋根の亀裂がますます広がっているという話が。昨日の記事では損傷は1000平方メートルでしたが、今日の記事だと6000平方メートルに拡大して……。


もうボロボロです。




選手60人
29日に行われるチャリティマッチ、リーガ代表vsアフリカユナイテッドの出場選手が確定しました、というMARCAの記事。監督は、リーガ代表がミチェルとアンティッチ、アフリカ代表がモウリーニョ…間に合えば。選手のフルリストはこちらを参照。リーガ代表の方には、ガゴ、カナレス、アグエロ、バレロン…絶対見よう。ラスがアフリカユナイテッドだったり、カル・ウチェがリーガ代表だったり、アフリカユナイテッドにパロップがいたりと、適当な入り混じり感も。


ガライ
Ole紙の記事から。
----------------------
ガライの代理人であるRicardo Schlieperは、スペインから届いた情報を否定した。「レアル・マドリーがガライを手放したいと思うことはない。」 この話がどうなるかは、1月にわかるだろう...。

「ガライに対し扉が開かれている」 これは、27日のMARCA紙のタイトルだった。モウリーニョが移籍可能選手リストを出し、そこにエセキエル・ガライが載っているというものだ。ガライはモウリーニョ監督下では、15分しか出場していない。ガライの前には、カルバーリョ、ペペ、アルビオルがいる、とMARCAは伝えている。その報道によれば、扉は開かれているが、それはレアル・マドリーの外に向けたものだという。既に興味を持つクラブが現れているのだそうだ。ACミランとシャルケ04。
白のユニフォームを身につけてのガライの経験は浮き沈みのあるものだった。エセキエルは、そのキャリアをニュウェルスでスタートさせ、ラシン・サンタンデールに移籍、2008年5月にレアル・マドリーに買われたが、マドリーからは、ラシンに2009年7月まで所属させるという決定が降りた。それから彼はギャラクティコスの間に入り、ポジションを勝ち取った。2009/2010シーズンは20試合に出場し、バレンシア戦では勝利に貢献するゴールも決めた(3-2の3点目がガライのゴール)。一連の噂の中、ガライの代理人であるRicardo SchlieperはOle紙に対し、「レアル・マドリーの人たちとコンタクトを取ったが、そのような状況はないものだ。扉は開かれてなどいない。」 とコメントしている。
----------------------



真面目に大変
短いクリスマス休暇後に再開される第17節、プリメーラは1月2日(日)に5試合、3日(月)に5試合が予定されています。が、日曜の5試合が開催されるかどうか、現在非常に危ぶまれている状態なんだそうです。
ちゃんと読み取れているかどうか不安ですが、ざっと記事を見ていくと(MARCAelmundoASなどを参照)、

○問題が起きているのは、スペインのサッカー選手協会(AFE)とリーガ機構(LFP)との間
○AFEは、2日に試合を開催するというLFPの決定に反対している
○既に2008年に、AFEはLFPに対する団体交渉の中で、1月の最初の日曜日は選手たちのための祝日とするという協定を結んであった、と主張
○AFEは、3日に全試合を開催するか、2日であればすべての試合を17時開催とすることを求めている
○しかしLFPは、テレビ放映権の問題を考慮してAFEの提案を受け入れず、2日に5試合を、時間をずらして開催する日程を決定し発表している
○AFE側は、事態を法廷に持ち込むことを決定。明日(29日)10時より、公聴会が行われる予定。決定は木曜日まで伸びる模様
○第17節のスケジュールを全部一緒に延期してしまう案もあるが、その場合5月22日までとしている今シーズンのスケジュールが終わらなくなる
○ただし、AFE側の主張が通って2日の試合が延期されるなどした場合、発生する経済的損失は、AFE側が負わなければならない可能性が指摘されている

出来事、主張の時系列が不明なので、へんな理解しているかも。どこに決着点が下りるのか、現時点では何ともわかりません……。

お楽しみ

2010-12-27 19:05:24 | football


マドリー公式に、先日のクリスマスメッセージビデオのNG集メイキングが出てました。とりあえず公式へのリンク。

…やっぱりアダンが心配だ。



雪が重くて



シャルケのホームスタジアム、ヴェルティンス・アレナは、先週金曜日(=クリスマスイブ)、降り積もる雪の重みのため、スタジアムの屋根が崩落してしまったそうです。メインスタンド部分の屋根に1000平方メートルほどの大穴が開き、スタジアムで予定されていたイベント(バイアスロンのデモ)は取りやめに。
ブンデスは冬休みが少し長くて、シャルケの次の試合は1月15日のハンブルク戦。ですが、器材をメキシコから持って来なければならないため、屋根の修理はリーグ戦再開日には間に合わないようです(数週間かかる見込み)。ということで、シャルケはかわいそうに、屋根なし零下20度(!)の環境で試合を行わなければいけないようだ。
というのが、ASの記事をざっとまとめたものです。とりあえず人的被害はなかったそうで、それだけは良かったかも。

と思いながらシャルケの公式を見に行って、別の方向に驚きました。ASの記事の中で、バイアスロンのイベントが中止、という部分、たいして意識してなかったんですけど、


ヴェルティンス・アレナ、森になってる……。ここまで準備したのが無駄になったのか。惜しいな。
(そもそも、屋根フルカバータイプだということも知らなかった…)

冬のイベント

2010-12-27 07:20:40 | football
短く。

モウリーニョ監督
29日にチャリティマッチ、Champions for Africaがビセンテ・カルデロンで行われる予定です。セルヒオ・ラモスとカヌーテがバックアップする、リーガ代表vsアフリカ・ユナイテッドの試合。の、アフリカチームの監督に、ジョゼ・モウリーニョが就任することになった模様。
ちなみにマドリー公式によると、モウリーニョ、セルヒオ・ラモスのほかに、カナレス、ガゴ、ラス、ママドゥ・ディアラが、このチャリティマッチに参加する予定だそうです。ガゴもカナレスも、もう試合に出られるレベルになったんですね! とちょっと嬉しいサプライズですが、相手チームとはいえモウリーニョの目の前での試合となれば、カナレスもガゴも、ちょいと本気出していってもいいかもしれない……。
la Sextaで放送があるそうなので、どうにかうまく探すと、見られるかもしれません。


冬休み
クリスマス休暇も残すところあと2日のマドリーの選手たちですが、MARCAやASなどの報道や、マドリー公式見てますと、まるっきりお休みにはならないですね。各種イベント、インタビューなどで。インタビューはいつ取ったものかはわかりませんが、イグアイングラネロペペシャビ・アロンソは、故郷トロサで、友人たちやレアル・ソシエダの仲間に囲まれて、そのフットボールの業績に対する表彰を受けたそうです。ペドロ・レオンも地元のムルシアに戻って、ムルシア出身の選手たちと病院訪問をしたり、チャリティマッチに参加したり。忙しそう…。

それからデラレのニュースも。地元モストレスで、闘牛士やアーティストたちと一緒にチャリティマッチを開催、デラレは再びユニフォームを身に着けてプレイ、そのクラスを見せ、観衆の注目を集めていた
そうです。




2010年と言えば

2010-12-26 12:20:44 | football
イグアイン経過
ASから、ざっくり。
-----------------------
イグアインは、ブエノスアイレスで数日の休暇を過ごし、マドリーには1月3日に戻ってくる予定でいる。そして1月10日が、椎間板ヘルニアの手術を行うか、あるいは手術を避けることが可能かを決定する期限となる。
マドリーのメディコたちは、非常に詳細なプランを、イグアインのために立てた。1月3日にイグアインが戻ってきたら、彼は1週間の間、トレーニングでの強度を増加させていく。それからメディコたちは、イグアインの背中・腰について、厳密な検査を実施する。もし検査の結果がポジティブであれば、手術を回避できる(手術の場合、そこから2ヶ月の離脱となる)。
マドリーのメディコたちの最初の印象は、楽観的なものだ。しかしまだ、イグアインガ負荷の高いトレーニングを始めた時に、回復具合がどのようになるかには疑問が残っている。しかもそれは1月10日までに決断しないといけない、というのがクラブ側の決めたリミットだからだ。
一方で、イグアインは、ブエノスアイレスで家族に囲まれて過ごしている。「回復は良い道をたどっていて、感触も良いから、僕は満足しているよ。」と、数日前のtwitterで伝えている。イグアインは、リハビリをしっかり遂行している。15日ごとに浸潤麻酔を必要としているが、アルゼンチンでは代表チームの理学療法士ルイス・ガルシアの手に身を任せており、ガルシアは、マドリーに戻るまでのトレーニングを実施する予定だ。ガルシアは、ラシン・デ・アベジャネーダで理学療法士として働いたことがあり、現在はボカのバイオメカニクス部門に所属している。
イグアインの目標は、2月22日、スタッド・ド・ジェルランで行われるリヨンとの試合に間に合うこと、あるいはその2ndレグに当たる3月16日のサンチアゴ・ベルナベウでの試合に間に合うことだ。それまでは、イグアインはケアを受けながらリハビリを続けなければならず、最終的に手術を避けることができればのことだが。
(後略)
-----------------------
手術が回避できても、少なくとも2月中旬まで完治は見込めない、ような感じですね。10日がリミットというのは、仮に手術が必須となって離脱期間が延びるのであれば、新しい「9番」の補強に動くということなんだろうか…。



モラタのインタビュー
レバンテ戦の試合直後なのか、翌日くらいなのかはわかりませんが。24日付のモラタのインタビュー。いまさらですが、落ち着いていて、自分はカスティージャの選手だからと浮かれないところが、モラタの特徴のひとつなのかな、と思います。
-----------------------
Q:ベルナベウでの初めての試合を終えて、どう感じましたか?
M:忘れられないものだった。僕が出る時、ファンが僕の名前を呼んでいるのがわかったけど、どこを見ていいのか、何をするのかわからなくなった。

Q:こういうことを想像していましたか?
M:両親とフットボールを見に行くといつも、ベルナベウで勝利したいと言っていた。僕のチームはカスティージャで、僕はまだたくさんのことをセグンダBで学ばなければいけない…これは僕にとって贈り物のようなものだったけど、でも僕は下部組織の選手なんだ。

Q:誰かのことを思い出しましたか?
M:僕がキャリアを始めてから一緒にプレイした選手たちのこと、特に怪我の問題を抱えていた人たちや、僕のような運を手にできなかった人たちのこと。

Q:ゴールだけ足りなかった…
M:ムヌアに弾かれたあのプレイは好きだけど、点にならなかったのは残念だ。本当に間近だと思ったから。

Q:チームメイト立ちは、あなたが出る時に何か言ってくれましたか?
M:クリスチアーノが僕に、いつも上がって行けと言ってくれた。それに、ゴールが決まらなかったことは心配しなかった。ペドロ・レオンが、ゴールを決めた後に僕を祝って、僕のプレイはとても良かったと言ってくれたんだ。

Q:モウリーニョからの指示は?
M:プレスをかけていくことを言われた。彼らが疲れていたから。それから、深くまでいくこと、すべてを尽くすこと、ゴールすること。

Q:モウリーニョは、カンテラに道を与えているように見えます。
M:彼は、僕たちのことを気にかけていて、僕たちがカンテラで行っているトレーニングにもとても注意を払っている。今シーズン、僕たちは既に何人かがデビューしたし、こういうふうにして僕たちをサポートしてくれるのは重要なことだよ。

Q:チームの3人目の「9番」をどう見ますか?
M:それはクラブの問題。僕は下のチームでプレイしているし、できるだけ最高のことができるように、トップに呼び続けてもらえるように、最大限挑戦して戦っている。僕はただ、僕が現在過ごしている、そして到達しなければいけない、将来到達するはずのこの時を楽しんでいるだけだ。
-----------------------




スペイン代表W杯の軌跡(Youtubeより、6分割の
25日、Informe Robinson(カナル+、以前グティのキャリアを追った番組を作ったりした)で、スペイン代表のW杯の軌跡を、選手、監督、関係者たちのインタビューを交えながら総括する…という番組が放映されたようです。どうせスペイン語わからないし…と思いながらひととおり見てしまいました。誰か英語字幕でいいからつけてくれないかな。
イニエスタをストーリーの中心にしているようで、時々出てくるフェルナンド・アロンソやフェデラーのモチーフがどういう意味なのかもちょっとわからなかったのですが、W杯の各試合の重要なシーンをまとめて振り返るのには良いかもしれません。お休みに入って時間のある方、スペイン語ができる方にお勧め。

Feliz Navidad!!

2010-12-24 23:51:29 | football
マドリーの皆さんから恒例のご挨拶です。ところでNG集はまだかな?(そっちの方が楽しみ)。



アルベロア、なぜ半袖にマフラー。
アダンは見てるこっちも緊張する。大丈夫か……。
エジルとケディラ、よくできました。
ラスにはかまずにがんばってほしかった。ベンゼマ、やっぱり緩い…。



えらい人たち


フロレンティーノ・ペレス、モウリーニョ、イケルとセルヒオ・ラモスのカピタネスだけ特別のご挨拶。ハートつきのエル・ブランコなクリスマスツリーの前で。皆さんものすんごく良い笑顔で映ってますが、どうがんばっても「こわっ」としか思えないのがなんとも。モウリーニョにお酌させるの、いいな…。
公式にほんご公式


選手たちから
いない人が何人かいるのが残念です。公式にほんご公式






カンテラーノスからのご挨拶

イケルvsフィーゴ

2010-12-24 07:23:25 | football


イケルフレンズ 4-5 フィーゴフレンズ
最初に、今日参加する選手のリストが表示されて、ずいぶん少ないな・・・と思っていたら、7人制でした。交代、復帰は自由自在(試合もとめずに交代していく)で、さっきインタビューを受けていた選手が、次の瞬間にはピッチの中にいる、というイリュージョン状態。フィーゴチームのグラネロとか、何度出入りしていたんだろ。
デヘアとジョレンテは、最初出場するといわれていたのに、負傷等の問題で欠場。と、ここまでは、こういうフレンドリーマッチ、チャリティマッチにはよくあることですが、2人とも会場まで来ていたんですね。試合を見ながら、ピッチサイドでインタビュー受けてました。
試合の中身はどうこういうものではないと思いますが、フィーゴフレンズの方が攻める時間が長い、というか、フィーゴとジダンでボールキープするのがうまいというか。こっちにはグラネロが出てたり、ミゲル・トーレスがいたり、ブトラゲーニョがゴール決めたり。イケルチームは、イエロにグティ、セラーデス、カランブー、ブスケツ…。グティのパスでブスケツが走る(9番つけてた)のとか面白かった。グティもグラネロもゴラッソ決めてました。個人的には、ゴールにはならなかったけど、イエロの弾丸シュートがたまりません。












フォロー

2010-12-23 21:43:58 | football
10/11 Copa del Rey Octavos Ida
Real Madrid C.F. 8-0 Levante

マドリーのゴール:ベンゼマ×3、エジル、クリスチアーノ×3、ペドロ・レオン

GK:イケル
DF:ラス、ペペ、アルビオル、マルセロ
MF:シャビ・アロンソ、グラネロ(ディアラ)、ディ・マリア、エジル(ペドロ・レオン)、クリスチアーノ・ロナウド
FW:ベンゼマ(モラタ)

今朝の試合はライブで見られなくて、結果だけ確認して諦めていたのですが、ハイライトなど探してましたら、Youtubeにフルマッチが(リンク先は最初の15分)。必要な方は、消える前に……。

ベンゼマ、最初の外したシュートから、良い感触でしたね。ゴールが決まったからなのか、何かがあったのか、終始いつもとちょっと顔つきが違うというか、覇気があるベンゼマでした。褒めてます。ハットトリック、おめでとうございます。
もう1人のハットトリック、クリスチアーノも、この試合はわりとサポートに回るというか、周りを使う意識があったように思います。それでも結局3点挙げてるわけですから、すごい。
今日のグラネロの使い方、いいなあと思って見てました。リーガの試合でも、アロンソ&グラネロでピボーテ縦の関係とか、トリボーテの1人にグラネロとか、どうだろう。セットプレーでは正確でいいボール蹴る、なんてメリットもありますし。ピボーテ、人材過多ではあるんですが。
最後の、モラタのシュートが阻まれたシーン、惜しかった。あそこで決めてかないと。
結局右ラテラルはラスが担当でした。たまに攻めあがったりもしつつ、ちゃんと役割を果たすのはさすが。

ということで、大勝を手にしフィエスタ気分でクリスマス休暇に入ることができたマドリーの皆さんでした。チャリティマッチに出たりする選手もいますが、チームは29日の10時半からトレーニングを再開するそうです。


覇気のあるベンゼマ。


ご褒美
ASからざっくり
-----------------------
ジョゼ・モウリーニョは、これまで交渉の余地はないとしていた、試合日の前日からチームがコンセントレーションに入るという習慣を破ることになるだろう。これは、国王杯のレバンテとの第2戦(バレンシア)が1月6日に行われる予定であることから、レジェス・マゴスの夜を家族と一緒に過ごせるよう許可を求めていた選手たちへのご褒美になる。
モウリーニョは、このことを次のように説明している。「試合前に、選手たちが私に、もし4-0で勝利したら、レジェスの日に家族とともに家にいられるよう許可をくれるだろうかと、尋ねてきた。私は冗談で彼らに、6点取ったら、試合の日に移動することにしようと言ったんだ。それで、私が言えるのは一言だけだ。約束は守るつもりだと。この日が、スペイン人たちにとって重要な日だということはわかっているよ。」 モウシーニョが監督に就任して以来、マドリーの選手たちが、試合の前の晩に自宅で休むというのは、初めてのことだ。
-----------------------
レジェス・マゴスの日は、5日の夕方から3人の王たちのパレード、翌朝のプレゼント…と続く、スペイン的に重要な日、だそうです。去年かその前くらいに、セルヒオ・ラモスが黒人の王様役でパレード出ていたりした、あれです。


今夜は
現地20時30分より、イケルとフィーゴのチャリティマッチ。どこかで見られるかな……。

9番とは

2010-12-22 07:09:13 | football
レバンテ戦、召集選手
GK:イケル、アダン、パチェコ
DF:ペペ、アルビオル、マルセロ、カルバーリョ、ガライ、マテオス
MF:シャビ・アロンソ、ラス、ディアラ、グラネロ、エジル、ディ・マリア、ペドロ・レオン、ファンフラン
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、モラタ

負傷・回復途上の欠場:カカ、ガゴ、カナレス、イグアイン、デュデク、ケディラ
サスペンション:アルベロア
監督判断による欠場:セルヒオ・ラモス

また右のラテラルがいない…。前の国王杯の試合で退場したアルベロアは、この試合で出場停止。しかしモウリーニョは、セルヒオ・ラモスにも休養を取らせることを決めました。セビージャ戦には、多少無理して間に合わせた部分もあるんじゃないかと思うので、仕方ないと思いますが、でも右ラテラルが……今度こそアルビオルが担当することになるんでしょうか。それもラスか。
セビージャ戦はサスペンションで欠場になったシャビ・アロンソとマルセロアが復帰。クリスチアーノ・ロナウドは、扁桃炎で熱が出て、火曜のトレーニングは早退・休養になっていたはずですが、召集リスト入り。コンセントレーションにも来てたので、問題なく、明日の夜には出られるということのようです。無理するところじゃない気もするんですが。

試合は水曜22時サンチアゴ・ベルナベウにて。面白そうなのに、今回は仕事の関係で、試合が見られないのが残念です。


17節スケジュール
さすがに1日に試合はないか。マドリーの試合は3日になりました。これならブドウ後集合はやらなくて済みそうです(モウリーニョ自身、セビージャ戦前のインタビューで、そんなことはしないと言ってましたが)。

2011年1月2日(日)
 16時:アスレチック vs デポル
 18時:バルサ vs レバンテ
 18時:スポルティング vs マラガ
 20時:セビージャ vs オサスナ
 22時:バレンシア vs エスパニョール

2011年1月3日(月)
 20時:ビジャレアル vs アルメリア
 20時:サラゴサ vs レアル・ソシエダ
 20時:アトレチコ vs ラシン
 20時:マジョルカ vs エルクレス
 22時:ヘタフェ vs レアル・マドリー


罪科
リーガの競技委員会は、先日のマドリーvsセビージャ戦での、セルヒオ・ラモスへのイエローカードを取り消す判断を下した。また、同じ試合のハーフタイムで諍いを起こして退場させられていたセビージャのデルガド、クリストバル・ソリアと、マドリーGKコーチ、シウビーニョ・ロウロには、1試合のベンチ入り禁止の判断が下った。
------

他の黄色でも、取り消されても良いものあったと思うんですけどね。カルバーリョも2枚で退場の判定は変わらず。
HTのベンチ間の争いですが、細かく中身は読んでいないのですが、どうもこのセビージャのデルガドは、これまでも何度か他のチームとの間で諍いを起こしていた前科があるんだとか。今回も、マドリーのベンチをクラシコの結果を持ち出して煽って、それでロウロを初めマドリーベンチが切れたらしい、という話。
ちなみに、争いの最中に転げていたおじいちゃんがいましたが、あれはマドリーのグラウンドキーパーの代表アウグスティン・エレリンさん、だそうです。MARCAでインタビューに応えていますが、あのHTの争いのすぐにロウロが謝罪したそうで、「あいつは悪くないんじゃ、悪いのはクリストバル・ソリアの方じゃ」(超意訳)とのこと。


マドリーの9番
MARCAに載っていた、マドリー的FW論。書いた記者の主観が入っているだろうし、各方面よりご意見多々あるとは思いますが。
----------------------------
伝統的なレアル・マドリーの「9番」の9つの資質
白のハンター

イグアインの負傷が、現在、新たな補強の話につながっている。
センターフォワードのポジションは、史上どの時でも最高のストライカーが君臨することに慣れていたクラブで、空白となっているようだ。

1. カンテラはどうか?
1年前にマドリーのオフィシャルサイトが、クラブ史上に残る「9番」を選んで載せていた。それによると、パヒーニョ、ディ・ステファノ、グロッソ、サンティジャーナ、ウーゴ・サンチェス、サモラーノ、モリエンテス、ロナウド、そしてクリスチアーノ・ロナウドだった。最も驚くべき点は、伝統的にカンテラに基づいてきたこのチームには、グロッソを除いて、カンテラで育った偉大なセンターフォワードがいないということだ。

2. 言い訳のきかない最多ゴール
リーガの歴代のトップスコアラーのリストの、三分の一をレアル・マドリーのデランテーロたちが占める(78シーズンで24人)。リーガの史上最多得点は、ウーゴ・サンチェス(89/90シーズン38ゴール)で、その名声をテルモ・サーラと共有する。
最後にピチーチを手にした「9番」はロナウド(03/04シーズン)。ディ・ステファノはこのタイトルを6度手にしている。クリスチアーノは、1シーズンだけこの番号を背負ったが、35試合で33ゴールを決めた。

3. 神経(度胸)
グロッソやサンティジャーナは、熱い選手であり、大部分の選手であれば考慮の対象となるようなクオリティを分かち持っていた。例えば、ラモン・モレノ・グロッソは、ほとんど16歳で引退しなければならなかったような心臓の問題を乗り越えた。サンティジャーナは、その身長(175cm)とある種のテクニックに欠ける不便さを、天賦の才能と粘り強さとで置き換えていた。「レアル・マドリーでプレイすることは重みのある責任であり、全員がそれを手にする方法を知っているわけではない。」 と彼はあるインタビューで断言している。

4. 機会を生かす
オポチュニズムの実例はウーゴ・サンチェスだ。彼のベストシーズンで、38ゴールのうち33ゴールがワンタッチで生まれた。例えば、私はそうだったわけだ。もし私にチャンスが3度訪れたら、その3つとも決める準備をしていなければならなかった。そうでなければ、最低でもその50%はモノにできるように。そして、それだけの数が、マドリーの「9番」には求められていたんだ。」とこのメヒカーノは、MARCA.comとの会話で語っている。
この有効性と知性の実行を唯一上回るのは、50年代初期のパヒーニョだけだ。ビゴ出身のこのフォワードは、レアル・マドリー史上最高のゴール率を誇る。124試合で108ゴールだ(0.87/試合)。この記録を脅かすのは、クリスチアーノ・ロナウド。今は「7番」となったが、この2シーズンで、0.94/試合のゴール率を記録している。

5. ヘディングでのシュート
ヘディングシュートは、最高の「9番」にとって最も共通するクオリティだ。ディ・ステファノ、ウーゴ・サンチェス、サンティジャーナ、サモラーノ、あるいはモリエンテスは、その力と精密さを、ヘディングで際立たせる。この専門性は、優れたエストレーモ(攻撃的サイドの選手)を必要とする。それぞれの時代で、ヘント、ゴルディージョ、ミチェル、フィーゴ......。

6. 献身性
おそらく、グロッソが一番明快な、闘争心の信奉者だろう。偉大なディ・ステファノの移籍のあとを受けた彼は、最初の2シーズンで0.66/試合のゴールアベレージを示した。ベンゼマは、同時期で0.28/試合だ。「我々は、上がってくるディフェンダーやボランチと一緒にプレイし、またフォワードは守備をするために下がった。それが集団の責任というものだった。」 アルフレド・ディ・ステファノは、2008年のMARCAの出版物の中で、アンヘル・カッパと交わした会話の中で、そう説明している。

7. マークをはずす(デスマルケ)
デスマルケには2つのクオリティが必要になる。スピードとインテリジェンスだ。ロナウドは、純粋に爆発的(スピード)だった。ウーゴは駆け引き。どちらも、相対するディフェンスにとっては止めようがないものだった。「リーベルで、私は基本原理になる概念を学んだ。タッチ・アンド・ゴー、つまり、ボールにタッチして動けということさ。」 ディ・ステファノは、同じ章(上のMARCAの出版物のことだと思う)でそうアドバイスした。

8. プレイエリア
センターフォワードの自然な生息環境というものは、古いものになっている。この点でディ・ステファノは、純粋なリストから離れた「9番」かもしれない。なぜなら、彼のプレイは、現代のメッシやルーニーの特性に似たところがあるからだ。偉大なデランテーロであり、素晴らしいミッドフィールダーでもある。
対照的な例が、サモラーノやモリエンテス。ペナルティスポットに居住するフットボーラーで、優れたシュートでもって、わずかなスペースで問題を解決するのに慣れている。「現代のフォワードは、一般的に、ゴールから極端に離れすぎる。そしてエリアの外に隠れるようになっている。」 とウーゴ・サンチェスは言う。

9. 長くいること
白のハンターたちの人生は長い。クラブ史上の優れたデランテーロたちは、平均で7シーズン在籍してきた。白の選手として最も長かったのは、1971年から1988年に在籍したサンティジャーナだ。
将来のレアル・マドリーの攻撃は、イグアインとベンゼマの実力に直面しする。しかし彼らは「エクスカリバー」に抵抗する......そしてクラブは、9つの資質を備える伝統的な「9番」を求めて、世界の半分を探している。
----------------------------
ちょっと懐かしく振り返る感のある内容、ですね。いわゆる典型的9番は、もう希少種になっているようですが、現状、マドリーの9番は……。

平和を目指して

2010-12-21 04:56:36 | football
ラウルに感謝…
MARCAからですが、シャルケの監督フェリックス・マガトは、カイザースラウテルンに0-5で大敗した後に、冬休みを大幅に削るとしていた決断を再考し、休暇をもう少し延ばすことを検討中。先日のラウルがハットトリックを決めたケルン戦の結果を受け、「選手たちが、彼らのパフォーマンスによって、彼らに対する私たちの行動がどうなるかを決めるんだ。私たちが数日余分に彼らに与えられるか見てみよう」。
ということで、実は休暇の延長が決まったわけではなく、すべては明日行われるDFBポカールのアウグスブルク戦のパフォーマンス次第のようで……。

ついでといっては何ですが、シャルケ公式動画ページでは、試合後インタビューに応えているのと(スペイン語で話し、ドイツ語の吹き替えがついてるのでいずれにしてもわからないんですが)、寒そうな景色の中でのトレーニングの様子と(20.12.2010 Vorbericht Augsburg)、2本にラウルが登場。


モウリーニョ爆弾
昨日のあのカオスな試合の後で、いったいモウリーニョはどんなプレスカンファレンスをするんだろう……と思っていたら、やはりあちこちに爆弾を放り投げていた感じでして、中でも一番注目を集めたのが「13か条のエラー」。セビージャ戦の主審クロス・ゴメスと副審たちのエラーをリストにしたものをモウリーニョが会見場に持ち込み公開した、という顛末。

1) 9分:コンコのディ・マリアに対するファウル。黄色相当だが出なかった。エラー。
2) 14分:エジルのオフサイド、そうではなかった。エラー。
3) 20分:ベンゼマのオフサイド、そうではなかった。エラー。
4) 24分:ソコラのケディラに対するファウル、黄色にならず。エラー。
5) 25分:正面でのクリスチアーノに対するファウル、笛吹かず。エラー。
6) 34分:セビージャのオフサイド、笛吹かず。エラー。
7) 39分:エジルに対するファウル、笛吹かず。エラー。
8) 43分:ディ・マリアに対して吹かれたオフサイド、そうではなかった。エラー。
9) ロスタイム1分、もっとあったはずだ。エラー。
10) 47分:エジルのオフサイド、そうではなかった。エラー。
11) 64分:カルバーリョへの2枚目の黄色、ジャンプしてネグレドと頭がぶつかったもの。エラー。
12) 69分:グラネロに対するエスクデのペナルティに笛が吹かれず。エラー。
13) 78分:交代時エジルの遅延行為に対する黄色。セビージャの遅延行為は罰則を受けなかった。

ちなみにこの13条のリスト、メヒア・ダビラが作ったんだそうです。覚えているでしょうか、昨シーズンから審判対応のためにマドリーに雇用された元レフェリー。どうやら毎試合、こうしたレフェリングのレポートを作るのも仕事のひとつのようです。

そんなモウリーニョの会見から、ASを参考にしていくつか抜書き。
「クラブがあり、組織がある。私はそこから私のチームを守って欲しいと思っている。今日起きたことはコメントにも値しない。ただ私のチームは別世界のキャラクターを持っている、重要な選手たちが欠けていたにも関わらずだ。このような状況で3ポイントを取れるのは、嬉しいということ以上のものがある。まだコパがあるのが痛い。この6ヶ月を完遂してきて、選手たちはもうバカンスに入るだけの価値があると思うからだ。」
「あなた(たぶんマスコミ)よりも、会長を話したいよ。私はクラブと良い個人関係を持っているが、私たちは異なる考えをしている。今日の試合、私はファンタスティックなチームを持っていると言いたい。グラネロやアルビオル、セルヒオ・ラモスはすべてを出してくれたし、ペペは試合を別世界のものにしてくれた。彼が契約延長と昇給に600万ユーロも要求しているなんてウソだ。徹底的に、私は選手たちと共にある。」

報道によると、クラブも組織もあるのだから、審判からチームを守るべきだ…的な部分が、バルダーノ(そういうことをするはずの組織)への批判、になるんだそうです。さらに、ペペの契約延長問題にまで言及。波風立てまくりの内容には違いないんですが、チームと選手最優先、という点はぶれてないと思うんですが…。ともあれ、とりあえず会長と話したい、と言っていたのは、さっそく今日実現しました。



恒例のトップチームのクリスマス昼食会で。ペレスの両隣は、フットボールチーム、バスケットボールチームの監督でした。今までだとカピタンが座らされてたような気がするんですが、クラブの連帯感を出すためにこんな並びにしたんじゃないかなー、なんて思ったり。ちなみにこの一番空気の重そうなテーブルには、他にディ・ステファノ爺ちゃんがいて、その両隣にイケルとレジェスの両カピタンが座って、イケルの隣にバルダーノがいて、モウリーニョと顔を合わせる位置で……絶対このテーブルやだ。雰囲気はel mundoのビデオ等で察してください。って、別に悪い雰囲気ではないですが。

でもこの辺の方が和やかそうでいいなあ…




ここは馴染みが良すぎる。


あとは、こちらも恒例の病院訪問も。

一体感

2010-12-20 07:19:24 | football


10/11 Liga Espanola 1a divicion Jornada 16
Real Madrid C.F. 1-0 Sevilla

マドリーのゴール:アンヘル・ディ・マリア

時間がないのでとりとめもなく。
いろいろな意味でひどい試合だった。ですけど、いろいろな意味でこの試合を拾えたのは良いことだったと思います。ディ・マリアよくがんばったなあ。あと個人的には、ペペの働きが素晴らしかったと思う。

交代した後が良かったです、っていうか、ベンゼマHTで引っ込めても良かったくらいだわ。
審判団とセビージャが完全に敵に回ったおかげで、ベルナベウが選手全面支援、って感じになったのも、ある意味良かったのかもしれません。

わけわかんないカードを山ほどくらったおかげで、年明け最初のヘタフェ戦は、カルバーリョとペペが出られないそうです。でもマルセロ戻ってくるから、セルヒオ・ラモス使うこともできるし、アルビオルもガライもマテオスもいるし。あ、ペペはヘタフェ行かないで済むのは良かったかも……。

待機中

2010-12-19 02:05:06 | football


後から正式に。
10/11 ブンデスリーガ第17節
シャルケ 3-0 ケルン

シャルケのゴール:ラウル・ゴンサレス・ブランコ(29, 50, 87)


ラウルのコメント、マガトのコメント
試合後のラウルのコメント、マガトのお褒めの言葉をASから
-------------------------
シャルケ04のラウル・ゴンサレス・ブランコは、ケルンに対し今期2度目のハットトリックを決めた試合後、EFEに話をした。
「すごく嬉しいよ、このゴールにも、チームの働きにも。それに、僕はブンデスリーガを、日を追うごとにさらに楽しんでいるからね。」

最初のゴールは、ラキティッチのパスをヘディングで決めたもの、2点目はケルンのペナルティエリア内でのボレー、そして3点目は再びヘディング、サイドからのエドゥのFKに合わせたものだ。これでラウルは9ゴール、シャルケは既にUEFAの大会を狙える論理的な順位に近づき、彼のクラブは上昇を始めている。

「フィジカルメンはすごく良い感触だ。少しずつこのリーグをわかるようになっている。ここではすごく拮抗したものがある。堅実なコンペティションだ。そして確かなことは、ゴールを決めることが僕にとっては、移籍してきた最初の時から僕に賭けてくれたクラブの信頼に応えるための、刺激になっているということなんだ。今は、向上し続けるために、代わらない謙虚さをもって常に続けていくことが必要だ。」

試合終了間際に、フェリックスマガトが交代させた際、ファンから喝采を受け、ラウルは、フェルティンス・アレナで週末ごとに愛情を送ってくれる観客に感謝を示すことを望んだ。

「ファンは、最初の日から僕に親切にしてくれたし、彼ら皆が僕のゴールだ。僕は、人生で最も美しい時のひとつを過ごしているよ。僕と僕の家族にとって、新しい経験だ。それに、今日僕がピッチを出るときにファンが送ってくれた挨拶は、忘れられないものだよ。」


シャルケ04の監督フェリックス・マガトは、自身のチームが3-0でケルンを下した試合の後、3ゴールを生み出したラウルについて次のように述べた。
「彼は、我々にとって最も重要な男だ。試合の中だけではなく、理解するやり方、チームプレイの働きでも。」
「彼の今日の最初のゴールは、真にクラスのあるフットボーラーのものだった。ひとつの動きで敵を上回るのは、簡単なことではなかったのだ。彼は世界中どこであっても受け入れられているし、彼の仲間たちは彼を探し、彼のようになろうとする。彼は走る、非常に良く走る。時に十分すぎるほどにだ。」
-------------------------





記事UP時。
(こらえ性がないので、ライブテキストで結果を追いまして(ネットでうまく見られる場所が見つけられなかった)、現在正座で放送待ち中です。楽しみだー!)

前倒し

2010-12-18 19:14:13 | football




カカ、ガゴ、セルヒオ・ラモスが全体練習に合流
マドリーは、セビージャ戦前最後のトレーニング。毎日変化に乏しいマドリーのトレーニングですが、今日はけっこうビッグニュースな感じ。カカ、セルヒオ・ラモス、ガゴが全体練習に復帰、チームと一緒に通常どおりトレーニングをコンプリートしたようです。非公開だったようなのでどの程度のものかはわかりませんが。
カカとガゴはクリスマス休暇後に戻ってこれるだろう、というのをどこかで見ましたが、予定よりも少し早い復帰。といってもすぐに実戦というわけにはいかないでしょうね。出場できるようになるのは、少なくとも年明けだろうと思います。
右膝内側即副靭帯捻挫により全治3週間、という診断で、どう考えても今年いっぱいは無理だろうと思われていたセルヒオ・ラモスが、古巣との対戦に間に合わせるべく、ラテラル不足のチームを助けるために、脅威の回復。といっても、気持ちだけで回復が早まるものでもないだろうし、完治してるのかはわかりませんが。前も無理して出たことがあったような……。
この日はカンテラから、パチェコ、ファンフラン、モラタの3人が参加。


セビージャ戦、召集選手
GK:イケル、アダン、パチェコ
DF:アルベロア、ペペ、アルビオル、カルバーリョ、ガライ、セルヒオ・ラモス
MF:ケディラ、ラス、ディアラ、グラネロ、エジル、ディ・マリア、ペドロ・レオン、ファンフラン
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、モラタ

セルヒオ・ラモス、入りました。間に合ったってことですかね。土曜のトレーニングが一緒だったカンテラのパチェコ、ファンフラン、モラタも、3人とも召集リスト入り。

試合は12月19日(日)21時キックオフ。



CL決勝ラウンド日程
1st:2月15日/2nd:3月9日
 ACミラン vs トテナム・ホットスパーズ
 バレンシア vs シャルケ04

1st:2月16日/2nd:3月8日
 アーセナルFC vs バルセロナ
 ASローマ vs シャフタール・ドネツク

1st:2月22日/2nd:3月16日
 FCコペンハーゲン vs チェルシーFC
 オリンピック・リヨネ vs レアル・マドリーC.F.

1st:2月23日/2nd:3月15日
 オリンピック・マルセイユ vs マンチェスター・ユナイテッド
 インテルナツィオナーレ vs バイエルン・ミュンヒェン

左側が1st legホーム、右側が2nd legホーム。とりあえずシャルケの試合とマドリーの試合がかぶらなくて良かった。


抽選

2010-12-17 22:06:11 | football

CL:決勝トーナメント抽選結果
ASローマ vs シャフタール・ドネツク
ACミラン vs トテナム・ホットスパーズ
バレンシア vs シャルケ04
インテルナツィオナーレ vs バイエルン・ミュンヒェン
オリンピック・リヨネ vs レアル・マドリーC.F.
アーセナルFC vs バルセロナ
オリンピック・マルセイユ vs マンチェスター・ユナイテッド
FCコペンハーゲン vs チェルシーFC


マドリー的に思う
リヨンかー。何かよく当たる気がしますよね。気のせいかな。

2005/2006シーズン:グループリーグ
 リヨン 3-0 マドリー / マドリー 1-1 リヨン

2006/2007シーズン:グループリーグ
 リヨン 2-0 マドリー / マドリー 2-2 リヨン

2009/2010シーズン:Octavos
 リヨン 1-0 マドリー / マドリー 1-1 リヨン

よく当たりますよねー。そんなことだろうと思ったよ、とか言いたくなる感じです。しかしまあ、見事なまでにひどい対戦成績だ……。
とにかく気を引き締めていきましょう。シャビ・アロンソは絶対に怪我させないように。ラテラルは2枚揃っているように。ベンゼマはそろそろ恩返しとかそういうことを考えるように。


シャルケ的に思う
ホアキン&マタ、喜んでるんだろうなあ。バレンシアファンも、1位抜けチームの中でシャルケなら、と大喜びのことでしょう。ええ。

ラウル・ゴンサレス・ブランコ
「またスペインでプレイするのはいつでも嬉しいことだし、励みになるよ。それに、バレンシアのような強力な相手と、素晴らしい雰囲気のあるスタジアムで対戦すること、これはどんなフットボール選手にとっても特別な刺激になる。簡単なものではないと思う、でもメスタージャは、僕には特別に愛着のあるスタジアムなんだ。あそこではたくさんの試合を戦ってきたし、代表でもそうだ。それが、チャンピオンズ・リーグの試合で戦うというのは、特別なシナリオだよ。」

ベルナベウより先にメスタージャ行きか……とりあえず、モリエンテス(バレンシア在住)、出番。



イグアイン
17日の現地時間でお昼頃のtwitterにて、「回復は良い道筋を進んでいることに満足している、最高の気分だよ」 的なことを報告。


大晦日~新年の過ごし方
El Paisから。
----------------------
ブドウが終わったら、ホテルへ
監督は選手たちに、1月2日の試合のために、大晦日からコンセントレーションに入るよう望んでいる

ジョゼ・モウリーニョと共に働いている人々は、彼がレアル・マドリーを、バルデベバスのシウダ・デポルティーバとホテル・ミラシエラ・スイーツで生活する一つの大きな家族にしたと言う。そのホテルで、監督は選手たちに試合前のコンセントレーションを行わせる(カーサの試合でも、試合前夜からホテルに宿泊して試合を待つ)。通常それは、試合の24時間前からだ。今回、大晦日については時間を延長し、選手たちをブドウが終わったら直ちにコンセントレーションに入らせることを決定している。(スペインでは、年越しを知らせる鐘の音に合わせて12粒のブドウの実を食べる習慣がある)
このポルトガル人監督は、気持ちを散漫にさせるものを望まない。チームはクリスマス休暇を29日に終了し、この日の午後からトレーニングを再開する予定だ。リーガでマドリーがフエラでヘタフェと対戦する1月2日まで、29日、30日、31日とトレーニングできることになる。
スポーツマネジメント部門やメディカル部門とのミーティングで、監督はチームを31日にコンセントレーションに入らせるつもりであることを示した。選手たちが家族と一緒にディナーを取ることは許可するが、夜が明けてからではなく「ブドウ」が終わった後に、チームをミラシエラ・スイーツに集めるつもりだ。その目的は、明け方まで続く夜のパーティを阻止すること、選手たちが1日の朝にバルデベバスにいられるようにすることだ。
モウリーニョは休暇を気にしない。2日に試合があればなおさらだ。今シーズン、1月の最初の週末は1日か2日になってしまった。監督はまだ、彼の提案をカピタンたちに示していない。チームは20マイル離れた場所での試合に行くために、2日間のコンセントレーションを過ごすことになるかもしれないのだ(ヘタフェはマドリー近郊、20マイルはだいたい30kmちょっと)。今シーズンの初めの頃、監督は交渉の余地のない事項があると言っていたが、それにはコンセントレーションやトレーニングの時間も含まれていた(カピタネスはトレーニング開始時間を1時間遅らせるように頼んだ)。それは保たれた。彼はまた、イケル・カシージャスがプリンシペ・デ・アストゥリアス賞の表彰を受けにオビエドに行くことも許可さず、交渉の余地はないとしていた。これは、会長の求めにより取り下げられ、夜8時に始まるチームのコンセントレーションに間に合うよう帰ってくることを条件に、カシージャスのオビエド行きが許可された。
----------------------
記事にもあるとおり、週末が1日2日というところが、2011年いきなりの不幸ということになりますね。まだスケジュールは出ていないと思うのですが、1日が試合日に当たったチームはどうするんだろう。家族で…は諦めて、チームで年越しのブドウになるんだろうか。