午前中
本日2部練で、もう午後の部(16時30分スタート)が始まったか終わったかくらいですが、とりあえず午前のトレーニングの様子をざっと。だいぶ強く雨の降る中でのトレーニングだったそうです。
飛行機遅れで昨日のトレーニングに間に合わなかったガライと、休暇前のチャリティマッチやフレンドリーマッチ出場のため余分の休みをもらっていた選手の中から、グラネロのみが復帰。他の選手達(イケル、セルヒオ・ラモス、アルベロア、ガゴ、イグアイン)は午後のトレーニングから復帰する、と言われているのですが、この辺の差がどこから来てるのかは不明。グラネロが「もうトレーニング出たいです」とか言ったのかもしれません。
この日午前のトレーニングでとても珍しかったのが、ペジェグリーニの冒頭訓話の後、負傷者組(グティ、ファン・ニステルローイ、カカ、アルビオル)がピッチに残ってトレーニングをしていたこと。ランニングや、調子をつかむための特別なエクササイズを実施。しかもボールに触ったりもしたようです。
珍しいですね。マドリー公式で、トレーニングの様子のビデオが見られますが、走っているグティやルートなんて、どれだけ久しぶりに見たことか……。
ただ、1時間ほどピッチ上ですごした後は、再び室内での調整に戻ったとのこと。カカは、室内調整の後でフィジコと共に再びピッチに出てきて、ボールを使ったトレーニング、シュート練習などをしていたようです。「痛みはない、良い状態だ」と発言したそうで、復帰が近づいている感じがします。
引き続きまして、午後の部
午後のトレーニングから、予定通り、イケル、セルヒオ・ラモス、アルベロア、イグアイン、ガゴが復帰。これにグラネロが加わって、フィジカルの回復を目指したメニューを……と記事を見ていて、やっと気づきました。午後の部は、遅れて合流した選手達のためのセッションだったんですね。参加しているのは、この6人だけなのでした。どうりで、ペジェグリーニが普通に私服で来てるわけだ。
イケルはGKコーチと共にトレーニング、残り5人は、フィジコのホセ・カベージョの指揮下で、一連のランニング、ペースを上げたランニング、等のメニューを実施。明日(10時30分)からは、全体のトレーニングに合流できるはずです。
白の「9番」たちの見解
今日のASはちょっとしたベンゼマ特集。2010年のベンゼマの
チャレンジ目標 とか勝手に作られてますが(1:リヨン戦でスタメンになること、2:ペジェグリーニの信頼を得ること、3:「10個目」を勝ち取ること、4:フランス代表でレギュラーになること)、日本語にしたくなったのは、マドリーの歴代「9番(=フォワードの中心的存在)」の皆さんの、
ベンゼマ評 であります。
------------
サンティジャーナ先輩:
ベンゼマは並外れた選手だ。非常に若く、見通しの明るい大きな未来がある。もっと同化していく必要があるが、生まれた国に居るのではないのだから、これは普通のことだ。強力なフォワードで、オープンスペースをよく作り、両脚のどちらでもシュートを打つ。リヨンでプレイすることは、それをマドリーでやるのと同じものではない。毎日曜日、優れたプレイをする必要がある。成功するには、落ち着くことが必要だ。
シュケル先輩:
彼は良い選手だ。あらゆる最高の物を持っているが、しかし時間が必要だ。彼は、マドリーの未来なのだ。多くのゴールを決め、チームメイトたちに良いものをもたらすだろう。マドリーにあって、彼に世界中のあらゆる幸運がありますように。世界でも最も大きなクラブの1つであるマドリーで、プレイすることは簡単なことではない。世界中のどの子供たちも知っているクラブだ。多くのゴールを決めるチャンスがあるなら、それを生かせ。ベンゼマは若いが、人生における特別なチャンスを得ている。すべては彼が決めるゴールの統計数にかかっている。それは決して裏切らない。
モリエンテス先輩:
本当のことを言うと、彼のプレイをそれほど多くは見ていない。でもフランスのチームメイトたちから、とても良い情報を得ている。皆は僕に、彼は非常に素晴らしいと教えてくれる。クラックだ。僕が彼のプレイを見た少しの情報から言うと、非常に優れた力強いフォワードだということがわかる。優れた素質を持っているし、成功することだろう。元マドリーのフォワードという立場からは、どのフットボール選手にも、慣れる時間が必要だと言うことができる。ベンゼマは若く、この先にまだ多くの時間がある。マドリーというクラブの素晴らしい価値を示す存在の1人になるだろう。彼は多くのゴールを決め、さらに年月を経るに従って成長していくだろう。
サモラーノ先輩:
結局、レアル・マドリーにやって来るということは入り口であり、空虚感は非常に大きい。マドリーが世界に唯一の存在であることを理解しなければならないのだ。ここでのプレッシャーは、他のどこでも経験できないようなものになるだろう。非常に若いのに、突然そういった状況(選手として?)で生きることになる。しかし私は、彼にはこのクラブで成功するための十分なクオリティがある、と確信している。フランスで、彼は十分なクオリティを持つこと示していた。我々もそれを忍耐強く待とう。彼はまもなく、重要な男になる。
ファン・ニステルローイ先輩:
彼は、素晴らしいフォワードになるだけのすべてを備えている。ボールタッチ、両脚のテクニック、スピードが素晴らしい。ボールを受けると、躊躇なくゴールキーパーを見る。左でも右でも、強い力がある。この特性は、ディフェンダーたちの仕事を非常に難しくするだろう。彼の獲得は、かかった金額(3500万ユーロ)に見合ったものだ。しかし、カカやクリスチアーノがやって来たことが、それを覆い隠してしまっている。僕が強調したいのは、彼は素晴らしい存在になるだろうということだ。レアル・マドリーで素晴らしい試合を見せているし、6ゴールも決めているのだ。
------------
グティ
来年1月28日22時放送予定の、と言っても見られないとは思いますが、カナル・プルスで放送されるInforme Robinsonという番組。グティの日常に密着し、その生い立ち、キャラクター、問題や不安などを我々は知るだろう……と、Canal +。
予告ビデオ が見られます。
息子をトレーニング(試合)に送っていって、応援している父親としてのグティ。息子はやっぱり「14番」。子供の頃の写真を見せてくれるグティのお母さん。自身が通った学校を訪れているらしいシーンでは、小学生時代の成績表というか素行評価表みたいのが出てきます。「友達に対して」という箇所では「Agresivo:攻撃的」「Aceptado:受け入れる(受容的)」「Lider (cabecilla):リーダー」にチェックがついてまして、その後に出てくるのは、相手選手にキレて赤紙を頂戴する数々のシーン。自宅でクラシコを熱く観戦(これはなあ…)。音楽好きは子供の頃かららしい、ロッカーコスの写真。タトゥ解説……と、予告編だけ見ても結構楽しいです。グティって、やっぱり変わらない人だ。
一応Youtubeに上がっていたものも。Canal+のサイト上のビデオに比べると、いくつかシーンが欠けています。