けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

切り替えまして

2006-06-29 09:02:49 | football
バレンシアのオフィシャルサイトで06/07ユニフォームが発表になっていました。ナ○キ仕事なので、バ○サとかア○レチコのように、たとえば1stユニが白とオレンジのツートンなどになってたらどうしようと思ったのですが、杞憂ですみました。かっこいいではないですか。でもツートンにはどうしてもしたかったみたいですね、GKユニとオレンジユニは。

10数年来の蜜柑ユニ愛好者としては(ってうちの蜜柑色はもっと明るくてポップなんですが)、ちょっと嬉しい気分です。

と、急激に話題を転換してみました。

お家へ

2006-06-28 05:59:16 | football
帰宅です。お疲れ様でした。
画像はMARCAのトップから。左側の記事は、

夢は終わった。スペインはフランスの前に敗れた。ビジャのペナルティでスペインが先制するも、フランスは3つのゴールで我々を圧倒した。これで我々は準々決勝に至ることはできず帰国することになる…いつものように。


2006 FIFA World Cup Tournament Match 56、ハノーファー、AWDアレナ
Espana 1-3 France

スペインの得点:ダビ・ビジャ(28=PK)
フランスの得点:リベリ(41)、ヴィエラ(83)、ジダン(92)

長文を書く元気がないので、箇条書きで。
○今までのグダグダのフランスはどこへいったんですか?
○なんでジダン、そんなに元気なんですか?
○最初から真面目にやって1位で抜けててくれれば良かったのに
○ボールを支配しパスを繋ぎまくるもシュートに至れないいつものスペインこんにちは
○交代が効果的だったとはいえない。前線は少し活性化したけど、F・トーレス消えるし。ラウルはもう少し引っ張るか、ルイスガルシア先発でラウルを後半投入するとか…言うだけ空しいなあ…
○2失点目につながったプジョルのファールはファールではない(アンリがお上手なだけ)
○NHKのくせにフランス贔屓の実況&解説に辟易する
○王太子&レティシアちゃんが観戦すると負けない法則終了
○ともあれお疲れ様でした。ゆっくり休んで新しいシーズンに備えてください
○あとはアルヘンとポルトガルを楽しみに…どっちも次は厳しいんですが

ラウル、悲しい誕生日になっちゃったなあ…

 

 

 

 

誕生日の決戦

2006-06-27 00:32:21 | football

ラウル:これがジダンのラストゲームになるように願う

ラウル・ゴンザレスは、誰もが「このスペイン代表がワールドカップのタイトルを獲得したいという願いを持てることを証明したい」と強く願っている、とコメントした。そしてフランスと対戦するに当たって「スペインにとって良いこと」は、マドリーでのチームメイトのジダンにとって「これが最後の試合になる」ように望んでいると述べた。

このワールドカップでのベスト8を賭けた戦いに臨むにあたって「もう試合は始まっている」「世界チャンピオンのうちの1つ」と対戦するが、EURO2000(ベルギー・オランダ大会)の準々決勝でフランスと対戦した際に、自身がペナルティを失敗して敗退したことのリベンジであるということは否定した。

厳しい試合になるだろうけれど、結果はスペインにとって良いものになるよう願っている。例えペナルティを失敗するようなことがあったとしても、スペインが勝つよ。
でも今現在、僕たちはフランスを上回ることを考えている。フランス代表には十分に注意しなければならない非常に危険な選手たちがいるということはわかっているけれど、でもこのスペイン代表はボールを支配し、相手に大きなダメージを与えることができる。フランスは今はレベルの高いところを見せていないけれど、ビッグゲームを作ることができる素晴らしいレベルの選手たちがいる。


試合の日、火曜日にラウルは29歳になる。

誕生日にワールドカップがあるのは初めてだよ。24歳/25歳の時には敗退していた。そうではなくて今ここにいられることが幸せだ。そして準決勝に進出したい。でも個人的なことは別の話だ。チームの成功とこの試合に集中すること、それを求めている。

余計な責任感は感じる必要はなく、このワールドカップを「楽しみたい」としている。これはラウルにとって、誕生日を自分の国で、自分のソファで過ごすのではない初めての試合になる。

もう言ったことだけれど、準備はしている。プレイする準備はできているよ。どの試合でも監督はベストの布陣を求めている。もし明日最初からプレイできるのなら幸せだよ。でも重要なことは、レフェリーが終了のホイッスルを吹いたときに僕たちがベスト8に進んでいるということだ。

ラウルは、このワールドカップが終わったあとに代表に別れを告げるということは否定している。

もっと重要な大会に参加し、プレイできたら良いと思うよ。でも未来を眺める必要はない。今現実に、火曜日にドイツにいるというチャンスがあるんだ。この瞬間のために最大の力を注ぐ必要がある。
過去のワールドカップでプレイしたことのある選手たちがいて、強いプレッシャーをかけてくる若い選手たちがいる。こういう選手たちが一緒になっていることで、今回のワールドカップがスペインの大会になるという夢をかなえてくれると願っているよ。

勝ち、負け

2006-06-26 20:33:42 | football
だんだん見るのが追いつかなくなってきました。なんとかがんばって起きて、国歌を聞いて、さあキックオフ!…で、気がついたら後半途中…。ハイライトを見ては「ちゃんと見れば良かった」と反省しております。とりあえず録画はしてあるので、この2試合は後でまたちゃんと見るつもりで、雑感。

2006 FIFA World Cup Tournament Match 50、ライプツィッヒ、ツェントラル・シュタディオン
Argentina 2 - 1 (EX) Mexico

アルヘンの得点:エルナン・クレスポ(10)、マキシ・ロドリゲス(98)
メヒコの得点:ラファエル・マルケス(6)

キックオフから勢いよく攻めに出たメヒコが、セットプレーからキャプテン・マルケスのヘッドで先制…も、4分後にはアルヘンが追いつく。あとは…マキシのゴールは見ましたよ。やー、すごかった! まさに「ゴラッソ!!」 さすが05/06シーズンのアトレチコを支えた男。
ここでメヒコが敗退するのはとってももったいないですが、どちらかが残り、どちらかが去らなければいけないので…残念ですが。勝ち上がったアルヘン、次の対戦相手は開催国ドイチラントです。すごいことになりそうです。


2006 FIFA World Cup Tournament Match 52、ニュルンベルク、フランケン・シュタディオン
Portugal 1-0 Netherland

ポルトガルの得点:マニシェ(23)

ポルトガルとオランダってよく対戦しますよね。EURO2004でも対戦したし、そのEUROの予選も、もしかしたら2002W杯欧州予選のグループも一緒だったような気が…で、たいていポルトガルが強いと。
リーグとしてはオランダもポルトガルも中堅だと思うのですが、眠い目で思ったのは、代表としてはポルトガルのほうが足元が上手~ということでした。その違いが結果に出る、ということではないと思いますが。でもマニシェのゴールに至るまでのプロセスはきれいだったなあ…。

しかしなんと言ってもこの試合は、レフェリー。実は4年前、生で「ロペス・ニエトファンタジー」を見たのですが、この試合であの日の記録にさっくり並んでしまったイヴァノフ主審でした。黄色が16枚、赤が4枚。さようなら、もうこの大会で会うことはないはず。

本当に殺伐とした雰囲気でしたね。まだ全部通して見ていないので、どっちがどっちより良かったの悪かったのとは言いませんが、オランダ、レフェリーボールを返さないのは頂けない。「勝負に徹している」以前のフットボールの最低限のマナーだろうと思うのです。ま、それが主義なのだと言われればそれまでですが、印象はむちゃくちゃ悪くなります。個人的に。
でも試合終了間際、退場になったためベンチに座れないデコ&ジオ@バルサが並んで試合を見ているのは、ちょっとほっとする風景でした。

ポルトガルは勝ちあがったとしても、次はデコとコスティーニャ抜きでイングランドと。今日の試合で相当消耗したとは思いますが、これまた楽しみです。この大会が最後になるだろうフィーゴ、どこまでもがんばれ。

トーナメント

2006-06-24 20:14:14 | football
フランスかぁ~…フランス…フランスねぇ…2位通過しないでよ…。

比較的平和に勝ち上がり、第3戦はいろいろな意味で「らしい」試合を披露したスペインですが、ここからは非常に厳しい勝負が待ち構えているということになります。

まずはフランス。ジダンのフィナーレを飾るために、当該国はもちろん世界中のマスコミが注目しそうですし、ジダンもサスペンションのおかげで休養十分ですし。幸谷さんも、当たるとしたらフランスが一番嫌な相手だといってたなあ。
ま、あれだ。CLファイナルだと思って、プジョルにはアンリを徹底的に抑えてもらうと。マドリーの選手たちは特別な気持ちでしょうね。ラウルとサルガドは控えかもしれませんが、イケルとセルヒオラモスはがんばってください。

で、もしうっかり勝ち上がると、ブラジルとガーナのどちらかですか。どっちもイヤだ…ま、先のことはいいにしよう。


おまけ
正真正銘うち(清水のこと)からたった1人W杯に出場していたジェジン、よくがんばってました。スイス戦でも空中戦で活躍してました。ゴールは決められなかったけど…。しばらく休んだらまた元気にエスパに復帰してください。


さて、決勝トーナメントスタート。とりあえずアルヘン-メヒコが楽しみだ。

朝から大声

2006-06-23 09:43:14 | football
普段日本の記事はほとんど引用しないのですが、サンスポの記事から。

日本代表次期監督、デシャン氏が第1候補…交渉“大詰め”


ええええええええええええええええええええええええええ!

と、本気で声に出てしまいました。あのDDが…日本に、来るか? うーん……。
この間はエメ・ジャケの名前が上がっていて、ちょっとお年なのが気になってはいたんですが、確かにDDならまだ若いし…。でもなあ、頑固な人ですよ。協会サマやらどこぞのキャプテンサマの言うことをハイハイ素直に聞くような人ではない。トルシエの時みたいに協会と対立して嫌がらせされて…ってそうしたらさっくり辞めていきそうだなあ…。

ま、守備の組織からチーム作りができて、縁故主義で代表メンバーを選ぶのではなく、静岡付近から西も日本だとわかっていて、大舞台での監督経験もある、そんな人が監督になるんだったら、この先の日本代表には興味がもてるようになりそうです。個人的にはフランス人よりドイツ人の方が、日本サッカーの歴史的にも、系統的にも合いそうな気がするのですが。

モナコ時代、モリエンテスは「デシャンに呼ばれたら世界のどこにでも行く」と発言してましたけど、日本代表じゃさすがに無理ですね~。

チェコ、散る

2006-06-23 01:13:40 | football
2006 FIFA World Cup Group E Match 41、ハンブルク
Czech Republic 0-2 Italy

※チェコはグループリーグ敗退

美しい「ウルチカ」が見られたのは初戦だけでした。

負傷明けのバロシュが1トップ。でも前線でボールを受けても、たった1人で相手DF4人に囲まれる。フォローは遅れ、2列目からの飛び出しもなければ、サイドをえぐる動きもほとんどなし。パスの出しどころがなく、迷いながら横パスを繰り返し、縦に入れると簡単に奪われて逆襲。

やっぱりコレルの負傷が大きかったということになるのか。残念ですが、上にいく力が足りなかったってことなんだなあ…。選手層、プランAが崩れたときに有効なプランB、Cがあるか、トップコンディションをどこに合わせてどれだけ保てるか、安定性がある選手がどれだけいるか、組み合わせの運…いろいろな部分が少しずつ足りなかったように思います。長くチェコ代表を見ていたわけでもなく、印象だけで勝手なこと書いてますが。

モナコファンとしては、特にプラシルにお疲れ様と。パスセンスのあるところやボール扱いに長けているなど良いプレイも見せたけれど、普段気になっていた弱点もけっこう出てしまった印象。2失点目のミスパスは確かプラシルが絡んでいたし、味方ゴール前でお尻アシストしそうだったし、少し積極性に欠けるというか、バックパス多めで、フィジカルで負けてしまう点も。性格的にも「行くぞ」とムキになるタイプではないのが少し歯がゆい。この先もっとモナコでがんばって働いて、ちゃんと世界に通用する選手になってほしいと思います。まだまだ足りないところだらけ。でも本当に良い経験をしたと思う。まだ若いのだから、この先がある。

コレルさんはとにかく怪我を治してください。

…ユニフォームが届く前に負けてしまった…

そのころロナウドは

2006-06-22 00:10:08 | football
その体型はいかがなものかとか、体調管理がなってないだとか、いないほうがどうたらとか、これまで批判を浴びているセレソン・ブラジレイラのロナウドですが、木曜日(金曜明け方)に行われるグループリーグ第3戦での先発チャンスをとても楽しみにしているようであります。

ロナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ
この試合に向けて、僕は今とっても元気づいているところなんだ。フィジカル面もとても良いし、それに日本戦ではもっとうまくプレイできるだろうと思ってるよ。
ハードなトレーニングをやってきているし、僕のアイドル、アルトゥール・アントゥネス・コインブラ・“ジーコ”が監督をしている日本戦ではもっと良い結果を示せるだろうと確信しているよ。



コーンが割れる。


ラウルも得点したことですし、ロナウドにも輝きを見せてほしいと思います。が、この試合、ちょっと面白くなるかもと期待しています。ヨシカツが10年前のあの日のような神がかりセーブを連発、なんてなったら……あの時のメンバー、お互いに何人かいますしね。

この2試合、日本人選手の中でも特にヨシカツの活躍が目立つこと、特にクロアチア戦でのPKストップが欧州マスコミの注目を浴びたようです(試合後しばらくの間、レキップやASではヨシカツがPKストップする画像がトップを飾っていました)。19日付けのMARCAには「ミラグロ・デ・ミアミ(ミラクル・オブ・マイアミ)」なんて書いてあります。ま、中身は

(前略)ニュルンベルクではクロアチアののダリオ・スルナのPKをストップした日本のGKヨシカツ・カワグチの仕事を、共同通信は「hiroic:勇敢だった」と評しているが、「サムライ・ブルー」がグループを抜けてベスト16に入ることは難しいとしている。(後略)

こんなですけどね。どうなることか…。
 



最後に、こちら。スウェーデンとの試合で負傷したオーウェンは、右膝前十字靭帯の損傷。最悪の結果となってしまいました…。

1日も早く、またピッチに戻ってこれるように…。

予定ですが

2006-06-21 00:22:49 | football
さすがのスペインもW杯で大騒ぎだったり、ASに名前が出たと思ったら「スポーツダイレクターに就任して以来1ヶ月、カルボーニはモリエンテスの移籍を決めただけ」なんて記事だったり、消息不明だったモリエンテス。ですが、本日のMARCAより7月3日にメスタージャでお披露目の予定、とのことです。結局リバプールとの年度契約が終わった後ということのようですね。悠長な話ですが…ま、良いか。
日本語版、追加)

しかしカルボーニ、今はイタリアに渡って、バレンシア所属のイタリア人選手の移籍交渉に当たるようですが…すごく忙しそうに動き回っているんですよね。サッカー界にずっと携わってきたとはいえ、交渉事の世界は初めてでしょうに。ともあれ新米SDは一生懸命がんばっているようです。


これだけでは何なので、今日のチェコの練習風景など。

といっても、練習はクローズでした。スミチェルがいる!



バロシュも昨日辺りから練習にほぼ完全復帰の模様。

GL突破

2006-06-20 07:13:02 | football

2006 FIFA World Cup Group H Match 31 ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオン、シュトゥットガルト
スペイン 3-1 チュニジア

スペインの得点:ラウル・ゴンザレス・ブランコ(71)、フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス(76, 90=PK)
チュニジアの得点:ミナリ・ジャワハル(8)

やっぱりここぞという時のラウルは最高。味方のシュートの跳ね返りに詰めているというのがいかにもラウルらしく、膠着状態を打破したという意味でも重要なゴールになりました。ゴール後ベンチでサルガドやカニサレスと喜び合っていたのが印象的です……やー、嬉しい~。


相手はアフリカ勢、戦前は余裕勝利の予想、前半早々の失点…と、ここまでは数日前のチェコと一緒でした。高い位置からプレスしてくるチュニジアに、パスミスからカウンターを食らって失点。試合自体を支配していたものの得点できずに後半へ。
後半頭からアラゴネス爺さんは2人いっきに交代させて来ました。軽率なプレイが目だったルイス・ガルシア、効果的なパスがあまり出せずにいたセナに代わって、ラウルとセスク。
スペインは後半頭から10分間ほど試合を圧倒し、さらにビジャに代えてホアキンを入れて交代枠を使い切って畳み掛けていこうとしました。でも…時間を追うにつれて、まったりとこう着状態に。パスはつなげるのに決定的なフィニッシュに至らないいつかみた風景に、会場のスペイン人たちも沈黙…。
しかし後半25分過ぎ、ホアキンが右サイドでためてからマイナスのクロスを入れ、それをセスクがシュートし、GKがはじいたところを飛び込んでいったラウルが押し込んで同点! 突然フィエスタを始めるスペイン人サポーター。5分後には、セスクのスルーパスにトーレスが飛び出して右足アウトサイドで美しいゴールをゲットしました。解説の山本氏絶叫。ゴール後のトーレスのあのポーズは、セルヒオラモスもよくやりますね。というかスペイン人がよくやるのかな。最後はPKも決めて3-1にし、逆転勝利で決勝トーナメント進出となりました。


結果として、というのもありますが、ラウルとセスクの交代は効果がありました。セスク、良いですね。シュートも何本か打っていたし、ゴールになったものの他にもトーレスに決定的なパスを出していました(トーレス決めて…)。個人的MVPは、半分しか出てませんがラウルに差し上げたい。嫌な流れが続く中、あきらめずに自分の仕事をしたこと。調子が悪いと叩かれてはいますが、試合に出してもらえれば手を抜かずに、あの場面で詰める。ラウルらしさが良い方向に出てきたなあと思うのです。

今日は、BS1の試合とスカパーのデータスタジオを交互に見ていました。幸谷さんの話が聞きたかったので。やっぱりおもしろかったです。特にラウルが得点した後に披露してくれた、幸谷さんが見てきたデビューしたころから今までのラウルの話なんて特に。アトレチコな幸谷さんですが、やはりラウルは注目していたのでしょう。昔はトラップが10mも前に飛んでた、ヘディングもできなかった、左足は良いけど右はぜんぜんダメだった、それが年を重ねるごとに良くなってきてるしこれからも良くなっていくだろう、と。

2戦目で決勝トーナメント進出を決めることができました。今日の試合は雨の中とはいえ気温が高くなく、それほど消耗もひどくなかったと思います。とはいえ第3戦は控えのメンバーを使って、何人かの選手に休息をとらせたりすると思います。中盤にアルベルダやイニエスタ、レジェス辺りが出てくるかも。それもまた楽しみです。

うーん、順調すぎて怖い~。

Czech 0-2 Ghana

2006-06-18 03:37:12 | football
2006 FIFA World Cup Group E Match 26 ラインエネルギエ・シュタディオン、ケルン
Czech Republic 0-2 Ghana

ガーナの得点:ギャン(2)、ムンタリ(82)

う……。負けてしまいました、チェコ。やるべきことがまったくできずに、なすすべなく敗戦。この後に行われるイタリア-USAの試合結果にもよりますが、サスペンションに負傷のコンボで最終節はとっても厳しい状況になってきました。コレルさん、バロシュ、戻ってこれるかな…。

この試合、90分間ほぼ全体にわたってチェコはガーナに圧倒されていました。チェコは、USA戦とほとんど先発が変わっていなかったことや気温、そして後半半ばで1人少なくなったことなどが原因なのか、動きがひどく悪い。チェフがいなかったら何点入っていたことか…。
しかしあれだけ攻められているチェフというのも、チェルシーではなかなか見られませんね。普段のマドリーのイケルの如く、攻め立てられる中でスーパーセーブの連続でした。2失点に責任はない。

前節のイタリア-ガーナはほとんど見ていなかったのでガーナをちゃんと見たのはこれが初めてですが…すごいなあ。相手がボールを持ったときの寄せの速さ、それが徹底されていること、それを完遂できるフィジカルとテクニックを備えていること。チェコの中盤に余裕のあるパス出しをさせなかった。
アフリカの選手というとパワーと勢いで押していくイメージが少し前まではありましたが、当然ながらちゃんと組織に基づいたフットボールをするようになっているわけです。そうするとパワーと組織力を兼ね備えたチームが出来上がる、と…怖。
コートジボワールも、昨夜はオランダを圧倒し(ちょっとオランダも情けなかった)、その前の試合でもアルゼンチンを攻め立てました。結果としてコートジボワールはどちらも負けてしまったわけですが、何ていうかもう少しだけ繊細さみたいなものがあれば、コートジボワールの結果はちょっと変わっていたかもしれません。
次のW杯開催は南アフリカ。実力的にも、アフリカはW杯開催になんら問題がないということを示したような試合でした。

しかしエリソンド、やりすぎ。どの試合だったかアルヘンリーグの放送のときに、金田&土居コンビに「W杯でもまた目立とうとするんじゃないのー」なんて感じでネタにされてましたけど……目立ってましたね。


アルゼンチンつながりでオマケ。
ダレッサンドロ、サラゴサに移籍決定。早速お披露目も済ませました。背番号は、ブラジルに帰ったサビオがつけていた10番。サラゴサにはミリート兄弟やポンシオもいるし、第2のビジャレアルのようになったりするかも…? 監督はビクトル・フェルナンデス、面白いチームになりそうです。

合宿は楽しいもの

2006-06-17 02:05:08 | football
初戦の難敵ウクライナに快勝を納め、スペイン代表は2日近くのお休みをもらうことができました。街に出たり、訪れてくれた家族と会ったり、ちょっとした和みのひと時。こんな時だからかどうかわかりませんが、el mundoのスポーツコーナーより、スペイン代表のリラックス方法をご紹介。

-------------------------------------------------
カイゼラウはスペイン代表本部というだけではなく、トレーニング、休息、そしてもちろんお楽しみの一連スケジュールが行われる隠れ家でもあります。テレビゲーム、インターネット、カードゲーム、そしてフラメンコ少々がルイス・アラゴネスの選手たちのお好みであります。

カイゼラウ・センターは、小さな田舎町カーメンにありまして、一見よそよそしい雰囲気です。スペースはだだっ広くて、飾りは最小限で、セキュリティはたっぷり。環境はこんなですが、別の点ではリラックスできるのです。

スペイン代表選手の最も一般的な日課では、典型的な朝食に始まり、センターの共通ゾーンをお散歩して、食事までは個人のリラックス時間で、がっちり食事したあとはシエスタで、トレーニングに行って、シャワーを浴びて、そして再びリラックス時間がたっぷり。

「一緒にすごしている時間は、他の人が思うほどそう長くは感じないよ。ルイス・アラゴネスは他のコンセントレーションに応じて日課を変えてきたし、それは耐えられるものだしね。飽きたりはしてないよ」とイケル・カシージャス

全般的に一番好まれているのはご存知プレステ。特にサッカーゲームです。ちなみにプレステキングはホセ・アントニオ・レジェス。最近はPSPがこれに加わりまして、レジェスホアキン、その他の選手たちがよく遊んでおります。みんなで集まって対戦するのは特にドライブシミュレータなんてのが。

それ以外に最も好まれるものといえばDVDでの映画鑑賞です。スペインサッカー協会RFEFはドイツに200本ほどの映画を持ち込んだわけですが、選手たちに言わせると「だって協会のおじさんたちちょっと古いんだもん」。ということで選手たちは、スペインのテレビシリーズなど各々好きなDVDを荷物として持ち込んでいます。たとえばセスク・ファブレガスは「Los Serrano」シリーズ(参考資料はこちら)を持ち込んでいます。

カードゲームもスペインでは一般的に好まれる遊びでして、カーメンでの合宿もその例に漏れません。最も好まれているのが「La Pocha」というゲームで、1日中行われております。これはホセ・マヌエル・レイナが統括しておりまして、W杯の間中続けられるでしょう。

コンピュータとインターネットも選手たちに好まれる趣味のひとつで、キャプテンのラウルなど数人の選手を除いた大部分がPCを持ち込んでいます。自分の趣味に応じたサイトを見るのと同時に、友人たちとコミュニケーションをとるのにメッセンジャーを使っています。フェルナンド・トーレスは1日に数時間はメッセンジャーにはまっているのだそうです。

カイゼラウ・センターには純粋なレジャー目的の部屋があります。ビリヤードテーブル1つ、ピンボール2つ、フットボールゲーム4つ。ホアキンレジェスがこちらに才能を発揮しております。

レジャールームで遊ぶ記者さんたち。

iPodもプレステと同じくらいカイゼラウでは人気の電化製品で、実際すべての選手が所持しています。大部分の選手が流行の音楽を好みますが、アンダルシアの選手、セルヒオ・ラモスホアキンはフラメンコミュージックを流行させようと試みているようです。「少しずつねー」とは笑顔のセルヒオ・ラモス

読書は確かにスペイン代表では多数派というわけではありません。もちろん例外はありまして、ご存知シャビ・アロンソはミステリー小説マニアで特にジョン・ル・カレを好んで読んでいます。そしてラウルもよく本を携えていますが、それでもカイゼラウでは少数派です。

スポーツセンターもあらゆる種類の娯楽を提供してくれています。特に日焼けサロン付温水プールや部屋ごとにビデオをつけてくれたり、アイリッシュバーがあったり。望みうる最高の環境ですね!

-------------------------------------------------

ホアキンとレジェス、遊びすぎです…。


ハモンをもらってご満悦のチャビ。

Argentina 6-0 SCG

2006-06-17 00:48:29 | football
2006 FIFA World Cup Group C Match 21 アレナ・アウフシャルケ、ゲルゼンキルヒェン
Argentina 6-0 Serbia and Montenegro

アルヘンの得点:マキシ・ロドリゲス(6, 41)、エステバン・カンビアッソ(31)、エルナン・クレスポ(78)、カルロス・テベス(84)、リオネル・メッシ(88)

アルヘン強い…。
初戦の対コートジボワール戦ではアルヘンの守備もかなりやられていたように見えましたが、今日は危ないところはほとんどありませんでした。
そして攻撃。ゴール前に相手選手の数が足りていようが、少々狭かろうが、ぐちゃぐちゃとパスを繋ぎ通してゴールに至るアルヘンらしさを堪能しました。初戦は調子があまり良くなさそうだったマキシが2ゴール。前半早々に負傷してしまったルーチョに代わって入ったカンビアッソもゴール。W杯デビューを果たしたテベスもメッシもゴール。そりゃマラドーナも大喜びしますね。ちなみにMOMはロマン。


2002は悲劇的な結末を迎えたアルヘンですが、今回はこの調子でならかなり上が見込める…かな。中堅、若い選手、教え子を中心にしたペケルマンボーイズ。ハーフタイムの時や試合終了時に、必ずみんなで集まってから引き上げてくるとか、そういう部活っぽいささいな約束事も、チームのまとまりを高めるのに役立っているのかもしれません。

まだ安心できる状況ではありませんが、この先が楽しみ。

報道

2006-06-15 17:38:44 | football
昨夜のスペイン戦、試合開始15分ほど前からラジオCadena Serを聞いてみました。スペイン語がわかるわけではないのですが、おじさんたちが興奮気味におしゃべり中。試合開始が迫る中、スコア予想が始まります。司会らしきおじさんが、出演者に片端から予想を聞いていました。呼ばれる名前の中には「カマーチョ!」「デル・ボスケ!」なんて馴染みの名前もちらほら。皆さんの予想は「ドス-セロ:2-0」「ドス-ウノ:2-1」「トレス-セロ:3-0」「セロ-セロ:0-0」。中には「ウノ-ドス:1-2」という悲観的な方もいましたが、さすがに4-0の予想はいなかったような。
試合開始後もテレビ観戦と平行してこのラジオを聞いていました。ラジオは40秒ほどテレビ映像から遅れています。ですからゴールが決まった数十秒後に、「オオ!ゴルゴルゴルゴルゴル!ゴル~~~~~~!!!!ゴル・デ・エスパーニャ!マルコ・ビジャ!エスパーニャ~ドス!ウクラニア~セロォ!(以下しばらく続く)」ってな感じの大騒ぎも楽しめました。

さすがにこれだけの勝ち方をすると普段はこうるさいスペイン各紙もフィエスタです。

マドリー系スポーツ紙のMARCAやASはもちろん、
 

カタルニア系スポーツ紙のEl mundo deportivoやSportも。
 


バレンシア方面スポーツ紙のSuper Deporteはビジャ、バスクの一般紙Diario Vascoはアロンソの画像を大きく載せています(バスク一般紙のGARAは、一面の端に小さくドイツ代表の写真を載せてただけですが…)。
 


さらに全国紙elmundoでは世界各国新聞サイトの反応を載せています。本当に大騒ぎ。これが今だけではなく、この先も続いていきますように…。

Espana 4-0 Ukraine

2006-06-15 00:05:33 | football
2006 FIFA World Cup H Match 15 ツェントラルスタディオン、ライプツィッヒ
Espana 4-0 Ukraine

スペインの得点:シャビ・アロンソ(13)、ダビ・ビジャ(17、48=PK)、フェルナンド・トーレス(81)
※スペインにはロハもアマリージャもなしでした。


「えへへへ」と変な笑いがこみ上げてきます…。やればできるんだなあ。スペイン、素晴らしい試合でした。
MVPはビジャかトーレスかわかりませんが、個人的にはぜひプジョルに贈呈したいと思います。シェヴァを押さえ、守備を統率し、しっかり自分の仕事をこなした挙句にあの攻め上がりで4点目を演出。すばらしいです。

しかしなんであんなに何回もプリンシペ・デ・アストゥリアスとレティシアちゃんが映されてたんでしょうか。「レアル」のくせにアトレチコファンの王太子、トーレスが最後に決めてご満悦なのではないでしょうか。

いろいろ言いたいことが出てくるので、後から追加していくと思います。とりあえず、終了間際に飛び出していったイケルは何をしたかったんだろう…。


後刻追加
おなじみ蹴球計画さんで、この試合の分析(+トーレス観察)が出ています。数日前の日本戦の分析もそうですが、試合中に「ん?」と思ったことが「なるほど~」と解説されていて、面白いです。