けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ロシアにて

2008-09-30 06:58:35 | football
CL第2節、マドリーは試合が火曜日です。日本時間だと水曜日1時15分(火曜日25時15分)からLIVE放送してもらえます。お相手は、ゼニト・サンクトペテルブルク。

召集選手
GK:イケル、コディナ、デュデク
DF:ペペ、セルヒオラモス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ドレンテ、デラレ、ハビガルシア、ファンデルファールト
FW:ラウル、サビオラ、ロッベン、ファン・ニステルローイ、イグアイン

カンナバーロが復帰、グティ、ガゴ、スナイデルは負傷欠場、メツェルダーとサルガドは監督判断による召集外。最終的にベンチに入る選手からはGKが1名外れるはず。なぜかロッベンがデランテーロ扱いになっています。



ロシアといえばやはり気になるのが天気、気温。BBCによると、天気は曇りと晴れと少々の雨で、最低気温4度、最高気温10度。ほかにもいくつかお天気サイトを見ましたが、最低気温は4度~7度、最高気温は10度~11度くらいです。アンダルシアで試合をした次は・・・と考えると確かに寒いですが、でも雪でもなければ氷点下になってもいないし、早いうちの対戦でよかったですよ。4時間半かけて現地に到着したマドリーの選手たちも、とりあえずスーツで大丈夫そうでした。



到着した数時間後には、スタジアムでの公式練習。この時点で気温は5度。キャップとか手袋とか、冬装備も用意されていたようですが、手袋してるのはドレンテくらいか。でもジャージの襟元をきっちり上げてる選手も多いですね。寒い寒い。



公式会見に臨んだのは、シュスターと選手代表がセルヒオ・ラモス。CL前インタビューなら、英語でも日本語でもどこかに出ると思いますが、マドリーオフィシャルに載ったラモスの分だけ。

Q:あなたのプロフェッショナルキャリアでは、ロシアのチームと何回か対戦したことがあると思います。どの試合が一番大変だったでしょうか?
R:ここではどのチームとの対戦も大変だ。セビージャ時代、ここ(ロシア)に来る機会が何度かあった。ピッチの状態も難しいことがあり、僕たちはいつもどおりとは行かない。でも少しずつ慣れている。チャンピオンズではこの国のチームと対戦することがあるから。僕たちはカーサでプレイするのと同じようにプレイするようにチャレンジしていくだろう。

Q:あなたは代表でもロシアと対戦しました。どの選手が一番注意を引きましたか?
R:ロシアには、アルシャフィンのような重要な選手たちがいる。スピードがあり、均衡を崩し、危険な場面を作り出せる選手たちだ。も僕たちは僕たち自身のことだけを考えなければならない。いつでも彼らに対し最大限の敬意を払うが、勝利し、勝ち点3を手にし、マドリーに戻るという意思をもつだけだ。



いい表情してますね。

今回の公式会見にセルヒオ・ラモスが呼ばれたのは、おそらくゼニトのアルシャフィン(左ウィング)に応対して止めなければならないのがセルヒオ・ラモスだから、だろうと思われます。インタビューでも、アルシャフィンの名前を引き出すような質問がされたのも、そのせいかも。
ゼニトのキープレイヤーを止めた上で、どこまで攻撃に貢献できるか。セルヒオ・ラモスに注目。

またまた

2008-09-29 05:03:39 | football
放送前なので、フェルナンド・アロンソさんの下にはご注意ください。



昨日のMARCAに頭を抱えている画像が出てたので(予選でトラブル、今日は15位スタート)、まさか1位になるとは思いませんでした。今シーズンは苦労してる分、本当に良かった。





またマタビジャビジャ
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Valencia C.F. 4-2 Deporitvo de la Coruna

バレンシアの得点:マタ(34)、ビジャ(49、81)、ホアキン(68)
デポルの得点:モレッティ(11=P.P.)、ラフィタ(84)

デポルをメスタージャに迎えたバレンシア。先発はGKレナン、DF右からミゲル、アルビオル、アレクシス、モレッティ、ピボーテにアルベルダとエドゥ、右にホアキン左にマタ、トップがビジャとモリエンテス。

もしかしたら本当にバレンシア、強いのかもしれない。とりあえず今日のところは。
今日はホアキンが良い方のホアキンで、ミゲルも調子がよく、右サイドが非常に楽しい動きを見せていました。だからといって左がダメなのではなく、こちらもマタが良かった。というか、マタがすごかった。
モレッティのプロピアプエルタで早い時間からビハインドを背負ってしまうわけですが、チームはナーバスにもならず、よくパスを回してペースを掴んでいく。前半34分過ぎ、ホアキンの右からのクロスは、ニアのビジャ、真ん中のモリエンテスを超えて、ファーに入ってきたマタへ。マタが頭で合わせて同点ゴール。その後は、ビジャが絶好のチャンスを掴みながらも外してしまうシーンもあったりで、前半はこのまま終了。
でも1回や2回チャンスを外したからといって、ビジャも調子が悪いわけではない。というかやっぱり良い。後半始まって4分、マタからのスルーパスを受けて抜け出したビジャ、きっちり決めてバレンシアは勝ち越しに成功しました。68分にはマタのパスを受け、エリア内正面に入ってきたホアキンが3点目。4点目は、エドゥに代わって入ったマヌエルフェルナンデスからマタへ、マタからビジャへ、で、ゴール。その後はホアキンが繰り返し訪れるチャンスを見事に外し続けたり、2点目を取られたりしましたが、4-2で勝利。首位堅持は続く。

最後に2失点目を喫したのは、やや集中を欠いたとも言えます。この試合ではレフェリーがバレンシアに辛かった。ペレス・ラサ、背後から倒されたと思えるシーンでもファウルを取らず、ロポのハンドを流し、メスタージャをいらだたせていました。2失点目のシーンでは、副審がオフサイドフラッグを上げ、アレクシスが足を止めた・・・のですが、主審はこのオフサイドを取らずにプレイ続行。守るべきペナルティエリア内に人が足りなくなり、(デポルには珍しい男前の)ラフィタに得点を許してしまいました。もっともこれはアレクシスも問題で、集中を欠いたといえばそのとおり。副審の旗を主審が取らないのは珍しくないし、オフサイドポジションにいたデポルの選手は、実際にボールを受けたラフィタではなかった。重要な試合でこんなことはしないでほしいと切に願います。終始レフェリーにはイライラさせられていたせいか、このシーンで猛抗議したアルベルダ、それからモレッティもアマリージャを食らってしまいました。


この試合全体を通して、ゴールに至る過程、連携が良く、エリア内のシュートだけでなく、アルベルダやマヌエルフェルナンデスのミドルレンジからもシュートが飛んでくる、攻撃面で面白い、バラエティに富んだチームになっていました。個の力としては現在絶好調のマタとビジャ。シルバの離脱を不安に感じさせないのがチームにとっては嬉しいところかもしれません。

先発しビセンテと交代するまで70分ほどプレイしたモリエンテス、少々行方不明気味。チームがボールをつないで攻撃し、フィニッシュになる瞬間にボールに触れる絶好の場所にいないことがある・・・のは、おとりになっているからと思うべきかもしれませんが、やはり物足りないなー。マタのクロスにぴったりヘッドで合わせたのを、アランスビアに止められてしまったのは惜しかった。

そして現在のピチチは、ここまで6ゴールのビジャさんです。


1a Div. Jornada 5

2008-09-28 07:21:53 | football
今日もまた、バレンシアの召集選手から。マドリーの試合、またしても某有料放送局が著しく柔軟性を欠くがために、23時間に渡って放送をお待ちになる覚悟を決められた方は、ホアキン&マタから下はご注意を。

GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、エルゲラ、アレクシス、アルビオル、モレッティ、デルオルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、マヌエルフェルナンデス、パブロエルナンデス、ホアキン、マタ、ビセンテ、アングロ
FW:ビジャ、ジギッチ、モリエンテス






違う試合
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Real Betis Balompie 1-2 Real Madrid

ベティスの得点:セルヒオガルシア(54)
マドリーの得点:イバン・ガブリエル・エインセ(18)、ルトヘルス・ヨハネス・マルティニウス・ファン・ニステルローイ(90+1)


先発は、DFラインが右からセルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、マルセロ、ピボーテにディアラとデラレ、右にロッベン左にVDV、トップにラウルとルート。

大勝した後はダレ試合をしてしまうことが往々にしてあるわけですが、マドリーは良い感触を残している感じ。疲労がたまってきている選手もいるとは思いますが、それぞれの動きも連携も良い。ディフェンスは1対1でベティスの選手に負けることなく、攻撃では中盤の前線への絡みがよく目立つ。特にデラレとVDVが好調を維持、ボールを供給するのも良いし、自分でミドルレンジから可能性の感じられるシュートを打つのも良い。
ただ、先制点はそういった連携の上で入ったのではなく、セットプレーからでした。VDVのFKからゴール真正面でフリーになっていたエインセのカベッサ。VDVのボールの軌道もきれいだったし、セットプレイからとはいえ、推している時間帯にきっちり先制できたのは良かった。先制後もマドリーが試合を優勢に進め、デラレやVDVがシュートを打ったりするものの、ベティスGKのカストが当たっていて、パラドンを連発。逆にイケルも、前半終了間際には、エリア内から打たれた強めのシュートを見事に抑えたりしてました。そんな良い雰囲気のままに前半が終了。

だったのに。

後半は雰囲気が変わってしまいました。53分、マルセロがエリア内でダミアを倒してしまう。マルセロに優しいことを言ってやるなら、身体を寄せたらダミアが倒れたといえなくもないのですが、得点機阻止で一発ロハ(前半にも黄色1枚もらっていたのですが)。ベティスにはペナルティキックが与えられました。蹴ったのはセルヒオ・ガルシアで、イケルは1回は見事に止めたのですが、はじいたところを再度詰められて失点。イケル、惜しかった。

ひとり少なくなり、左ラテラルを空けておくわけにはいかないので、ラウルに代わってミゲル・トーレス出場。試合自体は、チーム全体が落ち着かなくなったというか、ベティスの試合になってしまいました。ベティスもセルヒオ・ガルシアが退場になって10人のイーブンになったし、途中から出場したハビガルシアやドレンテは悪くなく、特にドレンテのドリブルはチームを元気付けていたと思う。ですが、決定機は減り、時間が過ぎていく。フエラだしエンパテでも仕方ないのか、とつい思ってしまいました。

なのですが。

ルートおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!


控えの選手も交代してベンチに下がった選手も、一緒になって大喜びしているのが良かったです。幸せだ。




では選手のコメントをいくつか。

ペペ
僕たちは試合をよくコントロールし、最後の時間帯でゴールを決めた。こうやって多くのことを示すことができた。皆が良いものを示し、僕たちが共によく戦っていることを示すことができた。これは重要なことだ。試合は向上している。少しずつ僕たちはリズムを上げている。今日が5節目だ。僕たちは落ち着いてゼニトとの試合について考えていくことになるだろう。僕たちは共に一体となって、昨シーズンと同じ路線を続けている。僕たちは素晴らしいチームを構成している。僕はいつでもプレイし、レアル・マドリーを助けたい。

マルセロ
レアル・マドリーはいつものとおり事態を打開する。僕たちは、より大きな力を持つことを示した。退場にさせられた後、僕はトンネルから試合を見ようとしていた。僕たちは素晴らしい試合をした。唯一の失敗が僕の退場だ。ファン・ニステルローイは凄いやつだ。もう7ゴールあげている。サンクト・ペテルスブルクと対戦する僕たちに、彼は自信を与えてくれた。

デラレ
前半、僕たちはすぐにチャンスを作り、彼らを上回った。後半、僕たちは後退し、マルセロの退場と共に彼らが僕たちを上回った。僕たちは苦しい状態を知ること、90分まで試合を続ける覇気を示した。もし後半だけを見れば、僕たちはこの結果に我慢することを考えていただろう。でも僕たちは覇気があり、フィジカルでも耐え切った。僕自身のことを言えば、相手GKが2回も僕のシュートをストップした。でもチームはゴールを決めた。別の試合では2人のMFがゴールを決めたり、今日は2人のFWが決める(今日は片方はエインセなので、比喩的な表現かも)。どの試合も非常に重要だ。(勝ち点を?)加え続けていかなければならない。特にフエラでは。

セルヒオラモス
勝って物凄く嬉しいし、毎年ベティスファンからのブーイングが小さくなっていくのも嬉しい。後半は僕たちは苦しんだ。でも彼らも10人になって、僕たちは再び力を増し、勝利につながるゴールを実現した。マルセロが退場したのは大きく言われることだろう。でも重要なことは、僕たちが諦めなかったこと、最後まで勝利を強く望んでいたことだ。
僕たちのFWはたくさんのゴールをあげてくれる。そしてルートは多くの勝ち点をもたらしてくれる。彼は保証のようなものだ。この勝利はチームに力を与えてくれる。どの大会でもレアル・マドリーが安定しているということが重要だ。ラウルはチームを代表する存在で、僕たち皆が見習う模範のようなものだ。チャンピオンズでは簡単な試合などない。でも僕たちはロシアに勝つつもりでいる。

ルート・ファン・ニステルローイ様
僕たちのメンタリティが僕は好きだ。前半は良い試合をしたことも、後半は苦しんだことも理解している。ベティスが僕たちを上回ってきたときに、僕たち全員が少しずつ自分たち以上の力を示した。
難しい試合だったが、最後の時間帯にゴールをできたのはとてもよかった。ペナルティの前は、僕たちは非常に明快に相手を上回っていたし、様々な状況を前に勝利することを知っていると見せ付けることができた。僕自身のゴールにはとても満足している。ぼくが唯一望むのは、これを続けていってチームを助けていくことだ。

次から次へと

2008-09-27 02:27:17 | football
首位堅持
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Malaga C.F. 0-2 Valencia C.F.

バレンシアの得点:ビジャマラビジャ(70, 91)



PCの前に座ったまま睡魔に負けた木曜深夜兼金曜の朝でした…おぼろげに断片は覚えているんですが。「やられる~」と思った瞬間にゴール正面に居てボールを弾き返したアルビオルとか、マタがよく目立っていたこととか、マラガのGKもよく画面に出ていたこととか、後半開始前に妙にモリエンテスが映し出されていたこととか、終了間際の2点目とか。逆に、エドゥとホアキンがいつ現れたかわからなかったり、サルバが退場したのも知らなかったり。

ハイライトと各紙の記事からいけば、とにかくマタとビジャ。試合全体、チーム全体としては、必ずしも良かっただけではないようですが、きついスケジュールの中で、しかもフエラで勝ち点をしっかり3つ積み上げる、そのために才能を持った選手たちが、その才能を如何なく示した。個のタレントに頼りすぎるのは怖いことかもしれませんが、長いシーズンの中ではそういう試合もあるものだ、と思います。
ということで、未だ首位を堅持しているバレンシアなのでした。

次節は日曜日17時、カーサにてデポル戦。某W様が、当然のことながら録画で、ON AIR!してやってくださるそうですよ。


休む間もなし
金曜日、マドリーでは通常通りの全体練習が行われ、その後、ベティス戦の召集選手が発表されました。ベティス戦は、土曜日20時にマヌエルルイスデロペラにて。フエラなのです。

Porteros:Casillas y Dudek
Defensas:Ramos, Metzelder, Pepe, Marcelo, Heinze y Torres
Centrocampistas :Van der Vaart, Diarra, De la Red, Javi García, Robben y Drenthe
Delanteros:Raúl, Van Nistelrooy, Saviola e Higuaín

カンナバーロ、サルガドが休養、ヒホン戦を休んだセルヒオ・ラモスやメツェルダーがリスト入り。ディフェンスは(昨シーズンのことを考えると意外ですが)ローテーション可能ですが、中盤から前は贅沢が言えないですね。使わないまでも、あるだけの戦力は召集リストに含めておかないと、なんだかとっても不安な感じがしてしまう。

ここしばらくの連戦の中で、一番きついところに差し掛かっています。日曜のラシン戦から中2日で水曜日の夜遅い時間帯にスポルティングヒホン戦を戦い、そこから中2日でセビージャへ移動してベティス戦。次いで、やはり中2日で、来週火曜日にCLの第2戦、ゼニト・サンクトペテルスブルク戦があります。これもまたフエラ。アンダルシアで試合をした後、マドリーに戻り、1日置いたらもうロシアに出発です。来週末のエスパニョール戦をこなしたら、インターナショナルウィークでひと息、といったところでしょうか。ひと息といっても、少なからぬ数の選手たちがそれぞれのお国に戻っていくことになるのですが。


スナイデル
木曜日、ピッチの上でのトレーニングは、スポルティングヒホン戦に先発しなかった選手たち(非召集、途中出場、ベンチ待機組など)が中心でしたが、ここにスナイデルが復帰しました。既に2週間ほど前からピッチの上でランニングを始め、徐々にペースを上げて、最近では軽くボールを蹴ったりしていましたが、木曜から本格的に全体練習に合流。
負傷した当初は全治3ヶ月程度と言われていたのが、マドリー公式によればここまでで53日。かなり早い回復です。
ただ、実戦への出場がいつ頃かというと、ちょっと微妙なところもあるかなと思います。なんとなく、インターナショナルウィークによる中断期間が明けた後、ということになるのではと勝手に思っています。大事を取って、プレイする勘を取り戻してほしいという希望もありますし、オランダ代表には申し訳ないですが、怪我あがりのスナイデルを代表に供出したくないなー、という思いもあるので。
でもマドリーの台所事情自体が苦しいから、状況によってはもしかしたらもう少し早い復帰もありうる…? ともあれ、貴重な戦力の復帰は、もうすぐです。


年に一度

年に1度のプレゼント。マドリーの選手たちは、スポンサー様のアウディ様から恒例の車を頂戴したようです。で、マドリー公式を見ていたら、なぜかその前にゴルフ大会が開催されていました。トーレスとコディナ、ハビガルシアとイグアイン、ペペとマルセロ、ラモスとディアラ、デュデクとメツェルダ、デラレとグティのペアで、ミニゴルフ大会。グティ、脚の筋肉ととゴルフは別物なのか…。優勝したのはラモス&ディアラのペアでした。
見学側では、イケルがディアラに野次を飛ばし声援を送ったり、ラウルがペペとマルセロにアドバイスをしたり、とこちらも楽しそうです。一方で、ロッベン、スナイデル、ドレンテ、VDV、ニステルロイのオランダ人たちは、スイング講習会を受けていました。

というのがオフィシャルの記事に書いてあったのですが、目で見ていただくのが一番。マドリー公式の個々のビデオへのリンクの仕方は未だにわからないので流れるに任せるしかないのですが、早いうちであればビデオのページから「Dos Lideres Unidos」へ。
ゴルフのスコアの書き方を教えているらしいグティとか、賑やかなラモス&ディアラとか、ダービッツだと思ったらドレンテだったとか、スイング講習会を見てると笑えてくるとか、ま、いろいろ楽しいです。選手たちの表情が良いのも、勝ち試合の後だからだなー。

あと、マルセロの動作が何か違う。明らかに違う。

1a Div. Jornada 4

2008-09-25 07:06:50 | football
マドリーの試合・・・は、放送がまだです。普通にライブ放送すれば済んだ話なのに、なぜバルサvsベティスの試合を録画で放送する。相変わらずやることが嫌がらせに近い某有料放送局です。

ということで、先にバレンシアの召集選手。マドリーvsスポルティングヒホンの試合結果を情報遮断したい方は、下まで読み進まないようにお気をつけください。

バレンシアはマラガへ

ミッドウィークに組まれているリーガ第4節ですが、水曜日と木曜日に分けられています、バレンシアは木曜日。
「奇跡の足首」とまで見出しがつけられたビジャの存在と共に、タイトなスケジュールをこなしていくチームにとって心強いのが、マルチェナとビセンテの復帰。既に全体トレーニングに加わり、特に問題もないとのことです。といっても今節のマラガ戦には、大事を取ってかまだ召集されず。

GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、アレクシス、アルビオル、エルゲラ、モレッティ、デルオルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、アングロ、マヌエルフェルナンデス、パブロ、マタ、ホアキン
FW:ビジャ、モリエンテス、ジギッチ


マドリーはスポルティング・ヒホンと
既に報道されているようにグティの負傷は全治15日との診断。思ったより軽く済んだというのが正直な感想で、しかもグティなら予想より早く戻ってきそうな気すらするのですが、それでもしばらくはグティ抜き。ガゴ抜き。スナイデル抜き。元気な選手でやっていくしかありません。水曜日に組まれたスポルティング・ヒホン戦に向けて、シュスターは当日まで召集選手を明らかにしませんでした。

で、試合。すごい。

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Madrid C.F. 7-1 Sporting Gijon

マドリーの得点:ラファエル・ファン・デル・ファールト(18、33、47)、ピピータ・イグアイン(36)、ロッベン(51)、ラウル(58、64)
スポルティングの得点:キケ・マテオ(53)



GKはイケル、DFは右からミゲル・トーレス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ、ピボーテにデラレとディアラ、右がどちらかといえばロッベン、左がVDV、トップにラウルとイグアイン。セルヒオラモスは召集もない完全休養で、そういえばほぼ出っ放しだったルートはベンチスタート。

○開始から10分ほどは少しばたつく。
○左ラテラル、守備の安定を求めるならエインセ、攻撃性を求めるならマルセロ。マルセロが元気だ。
○右ラテラル、ミゲル・トーレスは今シーズン初出場かな。試合勘もあるだろうし、右と左では左の方が合っていそうだし、セルヒオラモスと比べると…という話をするとかわいそうか。守備に関しては堅実、ただし攻撃に参加すると流れが途切れるというか、なかなか上質なパスとはいかないのが残念。
○デラレが効いている。守っても攻めても良い。ガゴとグティを概括したらデラレになるんでは、とふと思った。
○先制点。冗談みたいにきれいなゴールでした。ディアラからデラレへ、ほぼワンタッチでデラレからラウルの頭へ、ラウルがボールを落とし、ダイレクトでVDVが蹴りこむ。
○2点目。エリア内左深くまで入ったデラレが折り返し、VDVがヒールでゴール!誰かに当たっていた気もしますが、VDVの2点目。
○イグアインが少し疲れているように見える。これまで途中出場が多く、連戦に慣れてないせいだろうか。
○などと思っていると3点目。右サイドから切れ込んできたロッベンがエリア内へパス、ピピータ・イグアインが決める。
○MARCAのテキスト中継を見たら「マドリーがスポルティングを虐待している」と書いてあった。
○デスカンソ
○開始1分と少々で4点目が決まる。ラウルが頭でそらし(見直しました)折り返して、VDVへ。VDV、なんとハットトリック。
○VDVのパスを受けたロッベンがドリブルで持ち込みゴール。5点目。
○左サイドを深くまで攻められ、マイナスに出たパスからスピードのあるシュートでイケルのニアを抜かれ失点。ゼロでおさまらないのは、まあマドリーってのはそういうものなんだろう。
○ハビ・ガルシアがディアラに代わり出場。リーガデビューかな。
○6点目、待ちに待ったラウルのゴール。ロッベンの強いシュートをGKが見事にはじく・・・ものの、つめていったラウルが左脚で蹴りこむ。
○イグアインに代わりサビオラが出場。
○サビオラ、やたらにキレが良い。もっと使ってやってほしい。
○7点目、ラウルのゴール!これが見たかった、まさにこれがラウルというバセリーナ(ループシュート)。
○ロッベンに代わりドレンテが出場。シュスターは、ルートを完全休養させてラウルを使い倒すことに決めたらしい。
○やっぱりサビオラが元気だ。
○ドレンテが右サイドにいる・・・
○プレシーズンはCBで見るものをドキドキさせていたハビ・ガルシアでしたが、やはりピボーテにいる方が落ち着いている(本職は守備的中盤らしい)。点差もあるかもしれないけど。
○ここまでの点差を見ると圧倒しているように見えるかもしれませんが、実はけっこう攻め込まれてます。
○最後はゆるゆるになって終了。


とはいえ、放送が楽しみです。丸投げですが、ゴール動画はこちらなどご参照ください。


短報

2008-09-22 07:20:48 | football
首位、首位、首位
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 3
Valencia C.F. 1-0 C.A. Osasuna

バレンシアの得点:マタ(83)

勝ちました。なんと首位です。首位ですよ。まだ3節ですが。でも首位ですよ。

「オサスナ戦への出場は疑わしい」だったはずのビジャは、普通に招集メンバーに入り、普通にスタメンで出てきました。怪我に強いのは資質のひとつだといってもいいですね。
ドブレピボーテがエドゥとマヌエル・フェルナンデス、右にホアキン左にマタ、トップにビジャとモリエンテス。目だっていいなー、と思ったのは、マヌエル・フェルナンデス。ミドルレンジくらいのパスの質が良いし、出す場所も良くなっていると思う。それからもちろん、ゴールを決めたマタ。非常に活動的で動きのキレも良く、攻撃の中では最も効いていたと思います。ゴールが決まりそうで決まらないままどんどん時間が過ぎていき、このまま引き分けか・・・と思ったところでの目が覚めるような見事なゴール。チームに勢いを持たせる意味でも、大きな1点でした。
結局ゴールが決まったのは後半の後半だったわけですが、前半の試合運びは良く、試合を優勢に進めることができていた。ゴールもそのうち決まるだろう、という感じがありました。スタメン2トップで見るのがすごく久しぶりのような気がする、ビジャとモリエンテス、どちらも良かったとは言えないけど、やっぱりこの2トップはいいなあと思う。
気になる点としては、ホアキンが少し肥えているようなのと、ビジャの足首は本当に大丈夫だったのかと、その辺り。

オサスナ。チーム全体としてトップのポルティージョになかなかボールが渡らず苦労する中で、1.5列目、2列目に当たる中盤の選手が飛び出すことでチャンスが作られていたと思います。右SBのアスピリクエタはマタに手を焼いた結果の退場。元6番、プラシルの背番号は、今シーズンからチェコ代表と同じ20番に。


マドリー、グティ
バレンシアの試合をネットで見たところで力尽き、マドリーの試合はテレビをつけていたものの、見ていた時間よりも夢の中の時間のほうが長かったです。試合を見た感想は、今夜じっくりビデオを見直してからにしようと思います。で、最重要点だけ。

前半終了間際、負傷でピッチを退くことになったグティの状態について、現時点での公式発表。

ホセ・マリア・グティエレス、”グティ”は、右脚の下腿三頭筋を負傷した。グティは月曜日に、完全な検査を受けることになるだろう。
(チーム全体は月曜日11時よりトレーニング)

負傷したときに右の太もも裏あたりを抑えていたように見えていたのですが、下腿三頭筋はふくらはぎです。どちらにしろ筋肉の損傷で、離脱期間がどれくらいになるのかまだわかりません。軽ければ1週間程度、重ければガゴと同じくらいの可能性もあり得る…。グティもわりと怪我には強い方だと思うので、できるだけ軽症の診断結果が出るように願っています。


翌日も

2008-09-20 02:27:21 | football
ビジャ
相手選手に当たられたときは、確かにひどく痛んだ感じはしていたものの、痛みというより相手に対して怒り狂っていたビジャ。そのまま立ち上がったし最後までピッチにいたので、試合が終わった直後は「たいしたことないと思います」なんて暢気にいていたのですが、

バレンシア公式
ダビド・ビジャは左足首の捻挫、今週末のオサスナ戦への出場は疑わしい。

重傷ではありませんでしたが、オサスナ戦はおそらく無理だろうとのこと。現地紙の報道の中には、その次のマラガ戦も怪しいとしているところもあり・・・。ビジャにもしばらくお休みを、と前向きに考えてみます。オサスナ戦は、またツインタワーだろうか・・・。


映像
バレンシア公式のゴール動画に不満で、ようやく探したのがもう少し長い、ハイライトというには微妙な短さのこちら。ロシアチューブ、なんですね。


コメント
スーペルより。

自身のゴールで勝利を演出したモリエンテスは、この試合は「現実的になることが重要だった。0-1という結果を出して、僕たちは現実的であることができた」ということを強調した。モリエンテスは「僕たちが輝いてはいなかった」ことを認めたものの、「有効性は良かった」ことも強調した。自身のゴールについては、「とても良かった。動きは美しかったし、確かに、もしこの試合で僕に何かが残るとしたら、それはこのゴールだ。


おまけで、上のコメントに続くアングロのコメントも。

一方でアングロもモリエンテスに同調していた。「難しい試合をものにした」。マリティモについては「僕たちには十分な情報がなかった。彼らがロングボール主体であることがわかっていた。いくつかの正確な動きを除くと、僕たちはそれに対処しコントロールしていた」。最後にアングロは、まだ完遂しなければならない課題があるとしている。「何も決まっていない。まだ何もわからない。僕たちは決定付けなければならない。」


シルバ
退院してバレンシアに戻ってきたそうです。

会心

2008-09-19 07:32:59 | football
08/09 UEFA Cup
C.S. Maritimo 0-1 Valencia C.F.

バレンシアのゴル:フェルナンド・モリエンテス・サンチェス(12)


会心の笑顔。


チームをだいぶ入れ替えてきたバレンシア。DFは右からミゲル、エルゲラ、アレクシス、デルオルノ。ピボーテにアルベルダとエドゥ、右にパブロ、左にアングロ。トップはモリエンテスとジギッチのツインタワー。

マデイラ島はものすごい土砂降り。ピッチも荒れていたし、フエラで怪我なく勝てたのは良かったと思います。ビジャがシュートを打った後に相手に当たられて足首を痛がったり、ミゲルがクロスを思いっきりパブロにぶち当てたり、と選手が痛む場面もありましたが、おそらくそれほど問題ではないと思います。
試合内容の方は・・・画質が悪くてあまりよく見えなかったので・・・。何度もチャンスをつぶしていたし、相手にもかなり攻め込まれて危ない場面もあったわけですが、ま、勝つのが何よりです。しかしあの、雪でもないのにすさまじいカラーリングのボールはなんだったんだろう。


モリエンテスはUEFA杯初ゴール、になるのかな。ヨーロッパの大会に強いのは相変わらずです、ということにしておこう。
ゴールは美しかった。右サイドのパブロからパスをもらって、右よりのエリア外からドリブルでボールを持ち込み、DF1人を交わし、さらに数人が詰めてくる間を抜いてのゴール。いい笑顔になるわけです。


追加
スーペルでは、ビジャは左足首の強い打撲で、金曜日に検査を受けるとのこと。

映像が見つかりません・・・

断片

2008-09-19 00:08:49 | football
エクスキューズ
以前は「学会です」となると、数日に渡ってネットや欧州サッカー情報から遮断されていたのですが、さすがに何年もたちますと、出先でもそれなりのネット環境を確保する知恵がついてきました。
とはいえ、スカパーの放送を持ち出すのはまだできません。今頃はマドリーの試合放送が終わったくらいだろうか・・・。


初戦
08/09 UEFA Champios League Group H
Real Madrid C.F. 2-0 BATE Borizov

マドリーの得点:セルヒオ・ラモス(10)、ルート(56)

スカパーはライブをやってくれない、ということで、今朝方見られるところで試合をチェックしました。試合内容についてあれこれ言えるほどしっかり見られなかったのですが、セルヒオラモスのゴールに至るグティのパスとか、ルートのゴールの前の、ラウルがシュートを打つために抜け出たところとか、ドレンテのエラシコとか、心躍るシーンもありました。
もちろん、その後の各紙の記事や選手のインタビューで言われているように、満足できるものではなかったかもしれない。ゆるゆるな時間帯もあったし、HTの時点でお客さんはブーイングだし。後半終了間際に、普通なら許されるであろう緩い時間稼ぎのパスにもベルナベウはブーイング。初戦なんだし、許してやってと思わずにいられませんでした。甘いか。

あと、ボールを持ちすぎて攻撃全体のリズムを崩しがちなロッベンよりも、VDVの方が馴染み具合が早いと思った。



ガゴ
前半30分過ぎくらいでガゴ負傷。左の腿裏に手をやっているので、ハムストリングだ・・・とすぐ想像がついてしまう。ディアラと交代して下がるまで自分の足で歩いていたから、そんなに重くないはず・・・と願っていたのですが、



マドリー公式
レアル・マドリーのMFフェルナンド・ガゴは、BATEボリゾフ戦の前半35分にピッチを退いた。木曜日に行われた検査の結果、ガゴは左大腿二頭筋の二度の損傷と診断された。全治4週間と見込まれている。

重傷でした。全治1ヶ月。
昨シーズン終了後の代表戦も、暑い中でのオリンピックも、シーズンが始まった後のW杯南米予選も、どれもしっかり勤め上げ、結局十分な休養は取れないままだった。中盤の守備の要でありボールの配給役であり、マドリーにとってはかなり痛い損失ですが、ガゴには必要な休養だと思うしかない。


本日公式写真撮影。眠かったのか。ガゴ。



バレンシアの初戦
本日、ポルトガルのマリティモとUEFA杯を戦うバレンシア。ポルトガル人2名(ミゲルとマヌエル・フェルナンデス)の気合が入っているようです。ピッチの様子がかなり荒れ模様だったので、そこが少し気がかり。試合は、ポルトガルとスペインの人々に配慮したと思われる、現地22時。

手術終了

2008-09-17 06:46:41 | football
アトレチコおめでとう~。バルサも勝ったし、マドリーはみっともないことはできません…。


バレンシア公式から、シルバの手術が行われたことについて。

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ダビド・ヒメネス・シルバは、9月16日バルセロナにて、クガット医師による診察を受けた。まず最初に左足首への内視鏡検査を受け、次いで同箇所内部に対して外科手術が行われた。シルバはクリニックに2日間入院の予定。回復はおよそ3ヶ月と期待される。
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もうひとつ
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バルセロナでダビド・ヒメネス・シルバの手術が行われた後、バレンシアCFのメディカルチームのチーフ、ヒネル医師はシルバの回復期間が3ヶ月であることを確認した。

「3ヶ月内に、シルバはトレーニングするためのあらゆる準備ができるようになる。可能であればプレイする。深刻なものではないが慢性化する負傷である。このままであったら、しだいに酷くなり、シルバは試合から遠ざかっていくことになったもので、この問題を決定的に解決する方法を我々は求めた。この先3週間は動かさずに安定させ、その後リハビリを開始するだろう。病院を出るまでには2日かかると計算している。」
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手術は無事終わったようですね。当初言われていたとおりおよそ3ヶ月の離脱となります。確かに騙し騙しやるよりは良かったんだろう、と思います。リハビリ、がんばれ。


バレンシアからは、UEFA杯の初戦、マリティモ戦への召集選手が発表されています。

GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、エルゲラ、アルビオル、アレクシス、モレッティ、デルオルノ
MF:エドゥ、アルベルダ、フェルナンデス、マタ、パブロ、ホアキン
FW:アングロ、ジギッチ、モリエンテス、ビジャ

今日(17日)の午前にマニセス空港から出発、同日夜に現地で公式練習。冒頭の15分を除いて非公開の予定。公式会見にはエメリ監督とマヌエル・フェルナンデスが出席予定。出身のポルトガルですからね…って、そういえばマヌエル・フェルナンデスってあんまりバレンシアの公式会見に出てこない気がします。シャイなんだろうか…きっとそうなんだろう。

歴史の1人

2008-09-17 01:52:43 | football
ここ10日間ほどは、見たい時に試合が見られるとは限らないちょっと辛い時期です。この間のリーガ2試合もまだ全部見てはいないし、マヌケなタイミングでレビューしても仕方がないので、とりあえず次に進みます。

といっても、この間の試合に関わる話。マドリーのリーグ戦、通産5000ゴール目を決めたグティに関する記事です。大元はDEFENSACENTRAL.COMという、これまであまり見たことがありませんでしたが、これも情報サイトだろうと思います。


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31歳、グティの名前は既にレアル・マドリーの歴史につながっている。彼はエル・ブランコのためにリーガ通産5000ゴール目を上げた。これは自身にとって、レアル・マドリーのカンテラからトップチームに昇格して14年の間に決めた、42ゴールメに当たる。レアル・マドリーの第2カピタンは、ヌマンシア戦でファン・ニステルローイからボールを受け、左脚でシュートを放った。ボールはボリスに当たった後にファン・パブロのゴールを破り、その時点で試合は同点となった。

グティの特徴は、得点者というよりもむしろ優れたパサーであり、現在のエル・ブランコで彼より上に立つものはない。ゲームの流れを作ること、チームメイトたちのために、相手守備選手の脚の間を抜くようなパスを創造するスペシャリスト。実際に選手たちが動く数秒前にその動きを読み、計算し、目標の選手が現れるまで誰もいないスペースにボールを配給する。

グティはトップチームで14年間を過ごし、42ゴールをあげている(Goles)。平均でシーズン3ゴールになる。それなのに、2000-01シーズンには、グティはシーズンで14のゴールをあげた。これは、当時の監督のビセンテ・デル・ボスケの決定で彼のポジションを前にすることになったからだ。このシーズン、チームにはゴレアドールたちが欠けている状況。フィーゴ、サビオ、マクマナマン、ムニティス、ソラーリといった選手に囲まれていたが、ラウルとモリエンテスという2人のFWたちは行き詰っていた。ビセンテ・デル・ボスケは、グティなら打開できると思ったのだ。

グティはその名前を、パヒーニョ、ヘント、ファニート、サモラーノといったマドリディスタのファイルに並べることになった。しかし、レアル・マドリーの数字の歴史に節目の番号を刻んでいるが、グティは既にレアル・マドリーの選手として重要な数字を積み重ねている。たとえば、トップチームに昇格して以来、リーガにおいて出場可能な試合496試合のうち、345試合に出場(Jug.)している。時間にすると、出場可能時間44,460分のうち20,279分に出場しているMin.)。

しかしグティは、誰も彼の才能を疑わないのに、これまでずっと監督たちをそのスポーツ成熟性の面で何得させられずにきた。このため、345試合に出場していながら、先発は207試合。つまり138試合では交代出場(Sup.)していることになる。さらに、90分間フル出場(PC)したのは121試合にとどまる。

最後に、彼のキャラクターは強烈だ。感情の激しい選手で、ピッチの中では非常にしばしば激昂し、レフェリーは不公平だと考える。そして、創造性のあるプレイヤーでありながら、多くのイエローカードを目にすることになる。これまでを総合すると75枚で、今シーズン76枚目を計上(TA)。平均するとシーズン5枚となり、これは1試合のサスペンションに相当する。レッドカードについては、これまでに5枚。これまでの長い経歴から言えばそう多いというわけではない。そういうシーンが目に残っているのだが。



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と、グティの数字暦が整理してある、ちょっとおもしろい記事でした。タルヘタロハ、キャリアを通じて5枚なら確かに多すぎるわけでもないな…と思ったのですが、この集計はおそらくリーガ・エスパニョーラのみ。CLを込みにしたら、もう少し暴れっぷりが際立つかもしれません…どうだったかな。

記念のゴールの栄誉はグティが手にしたわけですが、グティ、良かったなあと思います。記事の中にも少し名前が出ていましたが、歴代の節目ゴールを決めた選手は、ヘント(2000ゴール)とかファニート(3000ゴール)とか、名前くらいは聞いたことがあるマドリーのレジェンド。もう少し近くに来ると、サモラーノが4000ゴール、ラウルが4500ゴール。
そして5000ゴール目がグティ。才能のわりに出場時間がとか、クリエイティブプレイヤーなのにキレやすくてとかちょこちょこありますが、「レアル・マドリーの歴史に名を連ねる」のにふさわしい選手の1人の元に、節目ゴールの栄誉がいったんだなと思います。


CLだ
ということでCLです。マドリーの召集選手。

GK:イケル、デュデク
DF:トーレス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ、セルヒオ・ラモス
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ロッベン、ドレンテ、ハビガルシア、VDV
FW:ラウル、ルート、イグアイン、サビオラ

恥骨炎を患っているセルヒオ・ラモスですが、召集リスト入り。今日のトレーニングではまだ多くの選手が半そでの中で、ラモスが長袖のジャージを着て前ファスナも上までしっかりしめてるのを見ると、病み上がり感があるのが妙に不安です。病み上がりって言っても、風邪ひいてたわけじゃないんですけどね。正直なところ、本当に大丈夫なのかどうか疑わしい気もしてまして…やっぱり不安です。
ペペとデラレはサスペンション。いつの何を引きずってサスペンションなのかわかりませんが、サスペンションだそうです。カンナバーロが出てくるかな。
監督判断で、メツェルダーとサルガド、コディナは欠場。ペペがいないのにメツェが外されているのは、休養なのかこの間の試合が……。

マドリーの試合は明日です。今夜はアトレチコを見ようと思ってます。あと2時間だ…寝ようと思ったのに。

5000ゴール

2008-09-15 02:22:42 | football
グティ選手、おめでとうございます。



ホセ・マリア・グティエレス・エルナンデス
レアル・マドリーの歴史におけるリーガ5000ゴール目を記録できて、本当に満足している。偶発的な決まり方をしたところはあるにしてもね。ヌマンシアは僕たちを非常に厳しい状態に追い込み、このため難しい試合になった。何よりも重要なのは、ファンの前で、僕たちのカーサで勝利を挙げたということだ。
ヌマンシアが引いてくるだろうというのはわかっていた。彼らは、手にしたチャンスを確実に物にしている。今現在、彼らは同等のライバルだ。スペインのリーガには同等の力を持つチームが多く存在する。それは今夜僕たちがベルナベウで目にしたとおりにだ。
レアル・マドリーは非常に厳しいひと月を過ごしていくことになるが、これは同時に、このチームのレベルと、何を成し遂げられるかを測る物差しになるだろう。僕たちはカーサで僕たちのファンを欺くようなことはできない。なぜなら、僕たちはリーガの王者なのだから。
5000ゴールは家族に捧げる。以前言ったように、重要なことはチームの勝利ではあるけれど、ゴールを決めることは、いつでも特別なものだ。

穴埋め探し

2008-09-13 23:09:02 | football
リーガ・エスパニョーラの第2節、マドリーの試合もバレンシアの試合も日曜の夜であります。しかし個人的所用につき、今節のLIVE観戦は難しそうな状況。ミッドウィークのCL、UEFA杯も、出張がありまして……。

とりあえず、召集選手。

ヌマンシアをベルナベウにお迎えする、マドリー

GK:イケル、デュデク
DF:ペペ、マルセロ、メツェルダー、エインセ、サルガド
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ロッベン、ドレンテ、デラレ、VDV
FW:ラウル、ルート、イグアイン、サビオラ

スーペルコパでのロハが効いて第1節がサスペンションだったファンデルファールトは、今回の試合でデビュー濃厚。
セルヒオ・ラモスは、恥骨炎により欠場。大丈夫ですか。
カンナバーロ、ミゲルトーレス、コディナ、ハビガルシアは監督判断により欠場。
この中断期間の動向から考えて、欠場の可能性もあったラウルですが、リスト入りを果たしました。前節の攻撃の心もとなさを考えると、中盤から前の選手は削れないのかもしれません。

マドリーvsヌマンシアは9月14日19時より。


ウナイ・エメリの帰還、アルメリア遠征のバレンシア

GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、エルゲラ、アルビオル、アレクシス、モレッティ
MF:エドゥ、アルベルダ、マヌエル・フェルナンデス、マタ、パブロ、ホアキン、マドゥロ
FW:アングロ、ビジャ、モリエンテス、ジギッチ

目を引くのはなんといってもGK。ヒルデブラントは、第1節に続き「フエラ(召集外)」になりました。3日くらい前に自分のサイトでカニサレスに大反撃(そもそもはカニサレスがヒルデブラントをこき下ろしたらしい)した姿勢が協調性などの点から問題視されたのか、それとも本当にウナイ・エメリはヒルデブラントを3番手と考えるようになったのか……。当分の間火種になりそうな感じです。
その一方で、夏のマーケット締め切りの頃には戦力外とされていたマドゥロとジギッチがリスト入り。粘ってみるものですね。
負傷で、バラハ、マルチェナ、ビセンテ、シルバが召集外です。

それから、モリエンテスは無事に召集リスト入り。ビジャ1トップ(+トップ下にマタ)の形が維持されるのか、マタは左に置いて2トップにするのか、2トップになるとしたらビジャの相棒は……?

アルメリアvsバレンシアは9月14日21時より。


スポンサー、その後
昨日のTvviのスポーツニュースでは、バレンシアのスタッフがトレーニング施設のベンチや壁に貼ってあるValencia Experienceのロゴ入りシートをめりめり剥がしている様子が報道されていました。las provinciasにある記事では、次のスポンサー候補の名前がいくつか挙げられています。最有力はベルギーのオンラインカジノのUnibet(ユニベット、スペイン語読みだとウニベット?)。来週辺りには、Unibetがメインスポンサーを引き受けるかどうかを決めるだろうということです。仮にメインスポンサーでなくても、パートナー契約の可能性もあるとのこと。

最近増えてきているとはいえ、オンラインカジノがスポンサーになるのは、たまに問題になることもあるのがちょっと気がかりです。
888.comがセビージャのスポンサーになったときは、カヌーテがロゴ入りのユニフォームを着たがらないということがありました(イスラムの教えでギャンブルが許されないためらしい)。それからフランスでは、法律上の問題も絡んでカジノ会社がスポンサーになることはできなかったと思います。たとえばCLやUEFA杯でフランスのチームと対戦する場合には、オンラインカジノ系のスポンサーロゴははずさないといけなくなります。2シーズンくらい前だったか、モナコの胸スポンサーにBwin.comがついたことがありましたが、7節目にしてBwin.comの広告、ロゴ掲載禁止の通達がリーグ会長から出されました。しばらくの間は胸スポンサーが続き、最終的にプリンセス・ステファニーが設立した基金、Fight AIDS Monacoのハートマーク入りロゴが入ったりしてりました
ま、でもお金くれればいいんですよね。どちら様であっても、スポンサー様は神様です。おもいっきり現実的になってますが、そうじゃないと選手も囲い込めないし、クラブも維持できないし。

他の候補もいくつか絞り込まれているようです。フランスの携帯電話のOrange、オーストリアのRed Bull、それから日本のMazda様。カラーリングがマッチするのでOrangeとのスポンサー契約はわりと注目を集めているようですが、やはりここはMazda様を推しておきたいと思います。サンフレッチェ広島あたりと業務提携なんて、ついでに。


既視感
2008年9月12日のトレーニング。代表帰りのイケルを、頬を引っ張って出迎えるスナイデル。


2004/2005シーズン。トレーニング中にベッカムに頬を引っ張られるイケル。


この人の頬はそんなにつまみやすいのか。

木曜夜

2008-09-12 06:43:15 | football
代表の試合レビューはそっくり飛ばして。

マドリー
各国代表選手が戻りました。戻りつつあります。
マドリーでは、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、カシージャス、メツェルダー、ペペ、VDV、ロッベン、ハビ・ガルシアが各国代表、カテゴリ代表から戻ってきました。トレーニングの開始時間はやや遅らせてあったので代表選手たちは大部分が間に合ったのですが、さすがにガゴとエインセはトレーニングの開始時間に間に合わず金曜日から合流予定。オランダ組も、マケドニア→アムス→マドリーと乗り継ぎが大変だったようです。代表選手の大部分はジム内で調整、メツェルダーとハビ・ガルシアはピッチに出たとのこと。
それ以外の選手たちは通常通りのトレーニングを実施。脛骨を痛めて別メが続いていたグティは、全体練習に合流し問題なく練習をコンプリート。
スナイデルはピッチに姿を現して3日目、回復プログラムを実施中。

ラウルの名前が見当たらない。


バレンシア
バレンシアは、バレンシア・メスタージャ(下部組織)と練習試合。バレンシアの選手は、ヒルデブラント;ミゲル、エルゲラ、アレクシス、デル・オルノ;アルベルダ、エドゥ、ウーゴ・ビアナ、パブロ・エルナンデス、ホアキン;モリエンテス。

お、復帰した。


負傷が伝えられていた左足首にはがっちりテーピング


代表選手は、ブラジルから戻ってくるレナンを除いて集合し、フィジカル面中心のトレーニングを実施。ミゲルのみが練習試合に出場しました(しかもゴールまで決めた)。

アングロ、ビセンテ、バラハはピッチ脇で全体とは別メで調整。

練習試合の先発に名前がありませんが、負傷者の中にもいないので、モレッティは元気だと思います。各国代表より1日早く戻ってこられたマタも、練習試合には出たようです。ゴール決めてますからね。絶好調だなあ。


次のトレーニングは、マドリーもバレンシアも金曜午前の予定。少なくともバレンシアは非公開です。

ネガティブ方向

2008-09-10 21:11:26 | football
怪我のニュースだけではありませんが、どちらかというと良くないなニュースが目に付いてしまうような気がします。個人的な観点では、今日の記事は下へ行けば行くほどネガティブ気分が増していく感じ。

ラウル
ラウルの状態について書いてあった、9日付けのMARCAの記事。
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おそらくレアル・マドリーは、次節、サンチアゴ・ベルナベウでのヌマンシア戦に、ラウルを起用できないだろう。エル・ブランコのカピタンは、8日間に渡ってバルデベバスのピッチ上に現れることができず、ジムで筋肉を活性化させる特別プランを実施している。目標はチャンピオンズリーグのボリゾフ戦での完全な復帰で、このためシュスターはリスクを犯さず、日曜日は彼に休養を与えるだろう。
夏のマーケットが閉まり、レアル・マドリーにはFWの補強ができないことがはっきりして以来、ラウルとファン・ニステルローイが負傷する可能性は、ベルント・シュスターを震えさせている。昨シーズン、「7番」はチーム内得点王でリーガで18ゴールを挙げ、「ファン・ゴル」は16点に上っているのだ。しかしどちらも既に30歳を過ぎ、シュスターはシーズンを通じて彼らを使い過ぎないようにすることになる。

チーム内でこの両者に代わる役割を持つ選手が、イグアインとサビオラになる。イグアインは昨シーズン、100分に1ゴールのペースで得点していたが(794分で8ゴール)、先発で出るときは、シュスターは彼をサイドに置いている。相棒になるサビオラは、シュスターの下では悪いめぐり合わせにあり、昨シーズンはリーガでわずか394分間、8試合のみの出場にとどまっている。その中で3ゴールをあげている。
ここ何年間か、常に議論の対象となっていたにもかかわらず、2007-08シーズンのラウルは、自身のゴレアドールとしての性質を取り戻し、いつものようなゴール数を記録した。リーガでは18ゴール、チャンピオンズでは5ゴールである。しかしながら、このプレシーズンとここまでにこなした公式戦では、ラウルがあげた得点はオーストリアでの親善試合と、スポルティングを招いて行われたトロフェオ・ベルナベウでの2得点のみである。このため彼の状態について再び疑問の余地が持ち上がった。これは主に、イグアインの状態が良かったせいでもある。

しかしラウルはレアル・マドリーにとって非常に重要な選手のままであり続けている。ラウルを失うのは、チームにとって良いものではない。一例が、2005-06シーズン、膝に重傷を負ったために「7番」が離脱せざるを得なかったときのことだ。負傷したのが第12節で、レアル・マドリーはバルセロナに1ポイント差につけていた。3ヵ月後、ラウルが再びピッチに現れたとき、バルサは7ポイントに差を引き離し、これがシーズン終了時に決定的なものとなった。
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「起用しないだろう」はマルカの予想でしかないのでどうなるかわかりませんが、すぐにCLがあることを考えると、確かにリスクは犯したくない。ただ、今日のトレーニングでは、ラウルがようやくバルデベバスのピッチに姿を現し、スナイデルと共にランニングをしたそうです。日曜日の試合までにはコンディションを上げてこられそう。ちなみにスナイデルは、今日からボールに触り始めました。実戦まではまだ遠いかもしれませんが、着実に回復のステップを踏んでいます。




グティだから

昨日のマドリーのプレカン当番がグティでした。一問一答は公式にありますが、要約してあるEl Paisを参照して。小見出しは勝手につけました。
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誇り
「マドリーには行かないと言った多くの選手がいるが、それでも彼らはここに来たいはずだ。僕のチームメイトも僕も同じように、ここにいることを非常に誇らしく思う。厳しい負傷などがなければ、僕たちは3つの大会で勝利を得られると信じている。それ以上に確信しているのは、ここに所属していない選手の多くが、彼らもまたこのようなクラブに所属したいと望んでいるだろうということだ。」
「クラブは重要な選手たちを確保しようと動いていた。それが良い形で実現したのが、ファン・デル・ファールトのケースだ。それ以外の交渉は実現しなかった。そういう状態であっても、僕たちには、近づいてくる問題に対面できるすばらしい選手たちがいる。いつも思っているとおり、どの選手もまだ向上することができるけれど。」

チーム内の競争
「実際のところ、僕たちは2つのポジションを3人で争っている。しかし、全員を守り休ませるために、さらに多くの能力が補充されるだろう。各ポジションを良くしていくために、さらに多くの名前が出てくる。ミステルは選ぶ場所が増えるだろう。」

ロビーニョ
「ロビーニョは、人間としても選手としても、僕のあらゆる敬意を享受する。でも、彼はもはやベルナベウには存在せず、このチームの選手ではない。もう関係ないことだ。彼は、レアル・マドリーのような、9回の欧州の優勝杯と31回のリーガ制覇を手にしたようなクラブにいることを望んでいない。それが彼にとって正しいことだ。」

5000ゴールを挙げるという特別な夢について(次の1点が、リーガにおけるレアル・マドリー史上5000ゴール目。誰がゴールするか注目されている)
「日曜日は、チームが勝つこと以外に関心がない。」

スペイン代表
「監督が誰かということを考えると、自分にも可能性があると思う。もちろん(代表に戻るという)大きな夢と希望を抱いている。でも現時点では難しいことだと思う。EUROで優勝した後で、勝利を収めたのと同じチームを信頼するのは普通のことだからだ。」

第2節、ヌマンシア戦の展望
「ヌマンシアの選手たちは、非常に高い士気でやってくるだろう。ベルナベウであれば、彼らが勝つことは彼らにとって非常に大きく、負けても痛みは小さいだろう。僕たちにとって注意しなければならない試合になる。モチベーションを高く維持しなければならない。どんなミスであっても、僕たちの勝利を難しくするだろうから。」

ボーナス(マドリーの選手たちの勝利ボーナスが報道された)
「どんな仕事であっても、うまく成し遂げれば人はそれに応じた報酬を受け取るものだ。それ以上に、僕たちは勝利したい。特に、ここ何年もうまくいっていないヨーロッパで。」

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例によって一人称が僕でよかったのかどうか悩むところですが、こんな感じで。
このプレスカンファレンスの内容は、マドリー公式に掲載された後にいろいろなニュースサイトに載ったのですが、たいていの場合「皆マドリーに来たがってるんだよ。口ではノーって言ってるけどね」の辺りがクローズアップされて報道されています。MARCAのコメンタリオは、いわゆるアンチグティ、アンチマドリディスタの方々で荒れまくっている感じ。同じことをラウルが言えばまた違うニュアンスになったのでしょうが……。レアル・マドリーへの揺るぎない誇り、マドリディスモを示しただけなのに、どうも言いすぎ感が出てしまうのは、悲しいかな、スペイン中のどのスタジアムに行ってもそれなりのブーイングを頂けるようなグティだからなのか。
僕のすべての敬意を払っている、というロビーニョに対する発言も、嫌味というか批判というか。いろんな意味で、口をきくと損をする印象のグティでした。




詐欺だ
サッカーではない、それ以外の部分でのゴタゴタがあまりにも多いバレンシアですが、再び深刻な問題が持ち上がってきました。バレンシアの公式告知には、Valencia Experienceとのスポンサー契約を解除する手続きに入る、といった内容が出ていました。「Valencia Experience」、今シーズンのユニフォームの胸スポンサーになっている、あれです。このスポンサー、なんとスポンサー料をクラブに払っていないんだそうです。

6月の終わりごろにバレンシアの新シーズンユニフォームのお披露目がありました。その時の記事で、「新胸スポンサーの「Valencia Experience」って何?と思ったのですが、何だか良くわかりませんでした。イベント会社? 裏に何だか大物がいる会社だとか、微妙な噂もあったりで……」と書きました。これが本当に怪しかった。

El Paisの記事をざっと読んだだけなのですが、このスポンサーとの契約は、前会長のソレールが結んだもの。前スポンサーのTOYOTAの、倍近いスポンサー料(600万ユーロ)を支払うという契約だったそうなのですが、クラブ内のスポンサー契約など経済部門を担当する人物は、この契約が結ばれたのを見ていないらしいのです。つまり、ソレールとWollsteinというクラブを牛耳っていた人物(既にいなくなった)が、勝手に結んでしまった契約。しかもValencia Experienceという会社は、バレンシアのスポーツやイベントなどのサービスを行う、という触れ込みだったらしいのですが、どうも実体がないらしい。
次の火曜日まで(9日のこと?)に200万ユーロの支払いがなければ契約を打ち切るということで、スポンサー契約継続の如何に関わらず、バレンシアは既に新しいスポンサー探しに入ったそうです。
さらに問題になるのが、既に売り出してしまったユニフォーム。スポンサー契約が打ち切りとなれば、当然そんな怪しい企業の名前は即座に外したいところです。ところが、すべて作り直すとなると新たに300万ユーロが必要となり、しかもNIKEとの契約上、4ヶ月間は現行のユニフォームでなければいけないし、ファンが「こんなロゴのもの売りやがって!」と文句つけてきたら対応しないといけないし……。ロゴの上に、ビニテでも貼ってしまうっていうのはどうだろう。

経済とか法律関係の用語が多くて、「らしい」ばかりの内容ですが、またも溜息をつきたくなる展開です。借金の額は、現時点で4億3千900万ユーロ。この記事が、エル・パイスの経済のところに出ていることから推しても、バレンシアというクラブの経営状況が問題視されてるんだ、と改めて思わされます。今回の件で、バレンシアはさらにどれだけの損失を出すのか……。
まさに、ソレールの亡霊。いなくなった後まで害悪を撒き散らしていくとは。


さらに悪い
こんな気がめいるような経営上の問題の上に、まだ悪いことがあるのか。あるのです。MARCAから。

「トレーニンググラウンドに姿を現さなかったのは、フェルナンド・モリエンテス。月曜、火曜日には左足首を非常に痛そうにしているように見えていた。」

バレンシア公式の、今日のトレーニングに関する記事は3つ。
1.デル・オルノが全体練習に合流しました。
2.各国代表選手がいない中で、トレーニングが行われました。
3.マルチェナ、バラハ、ビセンテ、クロ・トーレスは、ピッチでリハビリトレーニングを行いました。

名前すら出てこない、本格的に行方不明になったモリエンテスでした。たぶん室内トレーニングだったんだと思いますけど。今回は筋肉じゃなさそうだから大丈夫だろうと思っていたのに…っていうか、まだ今シーズン何もしてないのに、怪我しないでください本当に…。