ここ半年ほど、長男が薦めてくれた池田晶子の本を読むようになり、その考え方に影響を及ぼした人々との繋がりを知ろうと思うようになりました。
日本を代表する哲学者の一人、木田元は小林秀雄の影響を受け、池田晶子にも影響を与えた一人とも言われるそうです。
この本は自伝というよりは読書遍歴ですが、「それは、いったいどういうことなのか?それは、なぜそうなのか?」といった自分だけの秘密の問いかけが、学びの第一歩であることを伝えてくれるような気がします。
そして、自分だけの問いかけだったはずの言葉が、思いもよらぬ巡り合わせを介して、自分以外の誰かも同じように問いかけていたことを知るとき、誰しもその言葉の力や働きに驚きや共感を隠さずにはいられないのかもしれません。
「読み手の方にも本との出会いの運命というものがあるのかもしれない。私はやはり小林秀雄を中心に、その中心の人たちに教えられて読み始めるしかなかったのであろう」(p.237)
初稿 2022/05/23
写真「鈴木信太郎 記念館」, 1928.
撮影 2022/04/03(東京・東池袋)
余話 小林秀雄ら後進を育てた東大仏文科教授の旧宅・書斎を撮影
日本を代表する哲学者の一人、木田元は小林秀雄の影響を受け、池田晶子にも影響を与えた一人とも言われるそうです。
この本は自伝というよりは読書遍歴ですが、「それは、いったいどういうことなのか?それは、なぜそうなのか?」といった自分だけの秘密の問いかけが、学びの第一歩であることを伝えてくれるような気がします。
そして、自分だけの問いかけだったはずの言葉が、思いもよらぬ巡り合わせを介して、自分以外の誰かも同じように問いかけていたことを知るとき、誰しもその言葉の力や働きに驚きや共感を隠さずにはいられないのかもしれません。
「読み手の方にも本との出会いの運命というものがあるのかもしれない。私はやはり小林秀雄を中心に、その中心の人たちに教えられて読み始めるしかなかったのであろう」(p.237)
初稿 2022/05/23
写真「鈴木信太郎 記念館」, 1928.
撮影 2022/04/03(東京・東池袋)
余話 小林秀雄ら後進を育てた東大仏文科教授の旧宅・書斎を撮影
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