読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

北風ビュービュー

2012-12-10 20:20:03 | ウェブ日記
朝晩の冷え込みも厳しくなってきた今日この頃。
ここ最近は晩秋と冬が攻防しているような感じですが、日ごとに冬の色合いが強くなってきています。
昨日、日曜日は北風がビュービュー吹く寒い1日でした。

そんな中、昨日は祖母の四十九日法要だったのですが、どうやら寒さにやられたようで今日はちょっと風邪気味です。
朝から喉に痛みがあるんですよね
まあ熱はないので大事には至らないと思いますが、風邪を引きやすい時期だけに気を付けていきたいと思います。
そろそろインフルエンザも流行り始める時期ですしね。

天気予報を見ていると、どうやらこの冬は厳しい寒さになるとのこと。
当初の暖冬予想から一転、厳冬予想になりました。
寒さが身に染みる日が多くなりそうですし、外を歩く際は寒さ対策をしっかりしたいと思います。

それと、「神宮外苑いちょう祭り」が昨日で終わり、名実ともに秋から冬になった気がしたので、テンプレートを冬バージョンに変更しました
クリスマスキャンドルのテンプレートです
ついに12月も中旬に入り、街中はクリスマスムードまっただ中。
ブログのテンプレートもクリスマスムードで行きたいと思います

初めてのトップ100入り

2012-12-09 22:52:57 | ウェブ日記
12月8日のアクセス数 閲覧数:4,583PV 訪問者数:2,553IP
順位: 100位 / 1,797,151ブログ中

というわけで、昨日は読書日和を始めて以来最高の訪問者数となる2553IPを記録。
なんと初のトップ100入りを果たしました
こちらのgooブログアクセスランキングのページの一番下を見ると、100位のところに「読書日和」があるのが分かります。
並み居る強豪に混じってのトップ100入り、とても光栄に思います

実はこの1日前、その時点での過去最高の訪問者数を記録していました。

12月7日のアクセス数 閲覧数:3,407PV 訪問者数:1,959IP
順位: 144位 / 1,796,762ブログ中

これだけでもかなり驚きの数字だったのですが、その次の日にさらに上回ることになるとは思いませんでした。
この12月7日→12月8日のアクセス数の大幅な増加の舞台裏に何があったかというと。。。
アクセス解析を見てみたら、その理由が分かりました。

12月7日のページごとの閲覧数
1位 ASEANの旗   閲覧数 1,503 PV

12月8日のページごとの閲覧数
1位 ASEANの旗   閲覧数 2,348 PV

こんな感じで、「ASEANの旗」という記事にアクセスが集中していました。
ASEANとは「東南アジア諸国連合」のこと。
気になるのはなぜこの2日間このページにアクセスが集中したかということですが、これはたぶん12月8日が太平洋戦争の開戦日だったからではないかと思います。
12月7日の時点では「もしかしたらそうかな」という感じでしたが、12月8日にさらにアクセスが増加したのを見て確信しました。

以前書いた「時代のうねり」の記事に代表されるように、最近よくこの言葉を使っていますが、これもまた「時代のうねり」の一つなのだと思います。
私が思っていた以上にASEANの旗のデザインの意味への関心は高まっているようです。

そしてこの旗に込められた意味を知ることは、衆議院選挙で自民党の安倍晋三総裁が掲げている「日本を取り戻す」、また以前言っていた「戦後レジーム(誇りを失った状態)からの脱却」に通じるものがあると思います。
大きな時代のうねりの中で12月7日、8日と「ASEANの旗」に注目が集まり、少しでも参考になったのなら何よりです。

何はともあれ、2007年に読書日和を始めてから初のトップ100入り、感慨深いものがありました。
ただ私が重視するのはやはり小説のレビューと街のフォトギャラリーの、読書日和の中核を担うこの二つです。
今回のはあくまで突発的な出来事。
これからも原点を忘れることなく、マイペースに頑張っていこうと思います

グランプリファイナルで浅田真央選手が優勝!!

2012-12-08 22:51:58 | スポーツ
先ほどロシアのソチで行われたフィギュアスケートグランプリファイナルの女子シングルフリー。
ここで浅田真央選手が今シーズン一番の演技を披露、196.80の高得点で見事優勝し金メダルを獲得しました
本当におめでとうございます
鈴木明子選手も3位に入り、日本人選手が二人とも表彰台に上がりました

浅田真央選手のグランプリファイナル優勝は2008年以来4年ぶり3回目。
まず昨日のショートプログラム「アイ・ガット・リズム」で完璧な演技を見せ首位発進した浅田選手。
しかし今シーズンはフリーの「白鳥の湖」でミスが目立っていたため、ちょっと心配でもありました。

そして迎えた今日のフリー。
そんな心配を吹き飛ばすような見事な演技を見せてくれました
ジャンプのほうは1度3回転が2回転になった他はほぼノーミスで、ステップはスピードも躍動感も抜群で圧倒的に素晴らしかったです。
ジャンプは「頑張れ、頑張れ」と祈りながら見ていましたが、ステップは完全に見入ってしまいました。
この大舞台で今シーズン最高の「白鳥の湖」を見せてくれました
本当に素晴らしい演技でした。

今回のグランプリファイナルはロシアのソチで開催ということで、再来年のソチオリンピックを前に一度スケートリンクの感触を確かめておけるメリットもありました。
ここで優勝出来たことはソチオリンピックに向けて良い手応えになったのではないかと思います。
次は年末の全日本フィギュアスケート選手権に向けて頑張っていってほしいと思います

報道ステーションの凄まじい偏向報道

2012-12-07 22:42:03 | ウェブ日記
昨日のテレビ朝日「報道ステーション」はかなり酷かったです。
衆議院選挙の報道で、まず「自民党単独過半数の勢い」と報じた後、「これを見て各党の批判の矛先は自民党に集中」と報じ、各党が自民党を批判する映像を次々と報道。
そしてその後、古館キャスターと解説の三浦氏(朝日新聞の論説委員)のやり取りが酷かったです。

「衝撃が走った、まだ投票先を決めていない人が半分くらいいる、まだ分からない」

と必死のネガキャンをしていました。
この言い方からして、余程他の党に誘導したいようですね
まるで「自民党以外ならどこでも良いからとにかく自民以外に投票しろ」と言わんばかりの報道ぶりで、どう見ても公平な報道には見えなかったです。
放送法には「政治的に公平であること」という決まりがあるのですが、「報道ステーション」にはそのことをもう少し真摯に受け止めてほしいです。
そしてこういった偏った報道姿勢のことを「偏向報道」と言います。
私は報道番組には事実をそのまま伝えてほしいし、そこにテレビ局の願望を入れたり、またテレビ局の意図する方向に国民を誘導するような行為はやめてほしいと思います。

まあ以前「時代のうねり」という記事に書いたとおり、朝日新聞の場合は主筆の若宮啓文氏が「安倍晋三氏を叩くのは我が社の社是だ」と豪語して憚らないほど、異常な報道姿勢になっています。
なのでテレビ朝日の「報道ステーション」もそんな感じの報道になってしまうのでしょうね

以下はつい先日、安倍晋三氏への捏造偏向報道に対して東京新聞のネット記事に載った謝罪文です。

「いまは衆院選を控えて、国民がそれぞれの政党や政治家が何を訴えているのか、目を凝らし耳を澄ませて見極めようとしている時期です。
野党総裁の発言を誤って報じては国民の目を曇らせてしまう。
政策の是非や賛否は別にして、こうした事態はあってはならないと思います。
メディアの一員として深刻に受け止めます」

朝日新聞やテレビ朝日「報道ステーション」にもこの言葉を真剣に受け止めてほしいと思います。

ネットにおける公職選挙法

2012-12-07 20:21:26 | ウェブ日記
12月4日、衆議院選挙が公示され、いよいよ選挙戦が始まりました。
投票日である12月16日に向けて、激しい選挙戦が幕を開けています。
そこで今日は「ネットにおける公職選挙法」について簡単に説明してみます。

まず公職選挙法自体が非常に古い法律で、ブログ、ミクシィ、ツイッター、フェイスブック等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が発達した現在のネット時代にはそぐわないという問題があります。
これは議員さん達も問題意識を持っていて、いずれ法改正されるだろうと言われています。
とはいえ、ひとまず現行法に従わないといけないのは事実。
で、ネットでは具体的に何が出来て、何が出来ないのかというと。。。

○○党に投票して下さい、○○さんに投票して下さいという、「特定の政党や候補者へ投票を依頼する行為」は駄目なようです。
ただそこに気を付けていれば、それ以外は今までどおり普通に言論していれば問題ないようです。
例えば「今日の報道番組ではやけに○○党を批判気味に伝えていた、おかしくないか?」や「今日は街中で○○党の△△さんが街頭演説をしていて、~なことを訴えていました」のようなことなら問題ないということです。
単に報道番組への感想や街中で街頭演説に遭遇したという事実を述べるだけですしね。

まあ橋下徹大阪市長・日本維新の会代表代行などは公示日を過ぎた後もツイッターでバシバシ意見を述べるなど派手に暴れているようですし(今日も何やらツイートしていました)、一般人はそれほど神経質になって身構えなくても大丈夫ということです。
被災地の復興、民主党によって壊滅してしまった日本外交の建て直し、北朝鮮の拉致問題、TPP(環太平洋経済連携協定)、原発問題、消費税、人権委員会設置法案(人権救済法案)外国人参政権、先日のトンネル事故でクローズアップされたインフラ整備の公共事業の必要性等、気になることは沢山あると思うので、遠慮せずにどんどん意見を述べていきましょう。
ただし特定の政党や候補者への投票依頼はNGなので、そこだけはくれぐれも気を付けていきましょう。

八戸せんべい汁

2012-12-05 20:21:11 | グルメ

写真は「神宮外苑いちょう祭り」の銀杏並木を、写真一番奥の青山通り側から露店の並ぶメイン会場のほうまで歩いてきて、振り返って撮ったものです。
※「神宮外苑いちょう祭り」の紅葉(黄葉)のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。
そして露店の並ぶメイン会場がどうなっているかというと。。。


文字どおり多くの露店が立ち並び、大勢の人が行き交い、まるでお花見のようになっていました(笑)


B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で名を馳せた食べ物の露店もあって興味深かったです。


その中で特に目を惹いたのがこちら、「八戸せんべい汁」のお店です。
青森県八戸市発祥の郷土料理で、これは以前から食べてみたかったんですよね。
何年か前から注目されていて、今年のB-1グランプリでは見事グランプリの座に輝きました


そしてこちらが八戸せんべい汁。
食べてみると、まず汁は醤油ベースのあっさりとした味でした。
何だか実家の煮込みうどんが思い出されるような素朴な味わいでした^^
具は白菜、ニンジン、シメジ、シイタケ、ネギなどが入っていたと思います。
そして「せんべい」。
このせんべいは「南部せんべい」というらしく、「せんべい汁」専用に開発されたせんべいとのこと。
汁に浸されたせんべいは何とも不思議な食感でした。
せんべいと汁という意外な組み合わせ、悪くはないなと思います。
また機会があれば食べてみたいと思います

安倍さんに託します

2012-12-03 21:16:00 | 政治
明日12月4日は衆議院選挙の公示日。
公職選挙法の関係で明日以降はネットでの特定の政党や政治家に対する応援等に配慮が必要になるため、今のうちに思いの丈を綴っておきます。

今回の衆議院の解散総選挙、私は安倍晋三総裁率いる新生自民党に日本の未来を託します。
どう見ても胡散臭さ丸出しの「日本未来の党」や、石原慎太郎氏や橋下徹氏等の考え方がバラバラで全くまとまりがない「日本維新の会」に、日本の未来を託すことなど出来ません(民主党は既に論外)。
2009年の政権交代から3年3ヶ月に渡って続いた民主党の内政、外交両面に渡る酷すぎる政治を見て、私は自分の持つ一票の大切さを強く感じています。

安倍さんが総裁になって、自民党は大きく変わりました。
「長老」と言われていた方々も多くが引退を表明し、一つの時代の節目を迎えています。
そんな中、私が驚いたのは、自民党が衆院選の政権公約に「人権委員会設置法案への断固反対」を明記したこと。
これは今までの自民党なら明記は出来なかったのではないかと思います。
安倍さんの力添えあってのことでしょうし、本当によく明記してくれました。

「人権委員会設置法案(人権救済法案)」は今まで説明してきたように、民主党が執拗に成立を狙う希代の悪法です。
恐るべきことに民主党はこの法案の「早期成立」をマニフェストに明記してきました。
もはや正体を隠す気もないようで、完全に本性を現しましたね
今回の衆議院選挙での議席大幅減が確実なので、この法案の早期成立をマニフェストに明記することで支持母体の民団(在日本大韓民国民団)、朝鮮総連(在日本朝鮮人総聯合会)、日教組(日本教職員組合)ら各種反日左翼団体の支持をより強固にしておこうというのが狙いではないかと思います。
こんな危険な法案の「早期成立」をマニフェストに明記する時点で、民主党という政党は根本的に信用出来ないのだと改めて思いました。

私が安倍晋三氏に期待するのはやはり「外交」です。
民主党によって壊滅してしまった日本外交を建て直せるのはこの人しかいません。
強い外交力は自動的に経済の繁栄にもつながります。
仮に日本がTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に入ることになったとしても、安倍さんであれば他の誰よりも日本の「国益」を守るために動いてくれることでしょう。
自民党総裁選の時、台湾出身の評論家の金美齢さんが言っていた「日本人の目は節穴か?本物を探せば安倍晋三しかいないだろう」という言葉が思い出されます。
ほんと、あの総裁選で安倍さんが勝ったことには大きな意味がありました。
※自民党総裁選の大激戦については「ツイッター戦争回顧録」をご参照下さい。

安倍さんは先日の日本記者クラブ主催の党首討論で、「いわゆる従軍慰安婦問題」について聞かれた時、朝日新聞の記者がいる目の前で「慰安婦問題の件は朝日新聞による誤報」ときっぱりと言ってくれました。
これは画期的なことで、安倍さんの本気度の高さが垣間見える一幕でした。
内閣総理大臣になれば間違いなく「河野談話」の撤回に向けて動き出すことでしょう。
いつまでも韓国に言いたい放題好き放題させておく弱腰謝罪外交で良いはずがありません。
この総選挙で安倍さんが勝てば時代が動くと思います。

そして同党首討論において靖国神社の参拝についても毅然としたことを言ってくれました。
「国のために命をかけた英霊に対して、尊崇の念を表している、これはどの国も、どの国のリーダーも、厳粛におこなっていること。そのことについて、外国の人達からクレームをつけられる謂れは無い」
と言ってくれました。
日本の首相が靖国神社に参拝しようとすると中国と韓国がやたらと反発しますが、本来文句を言われる筋合いなどないのです。
安倍さんがおっしゃるように、自国のために命をかけて戦ってくれた英霊に対して敬意を表すのは世界中どこの国でも当たり前の話。
敬意を表さないほうがおかしな話というものです。
ところがこれに因縁をつけてくるのが中国と韓国であり、それは「内政干渉」そのものです。
ちなみに靖国神社の参拝に文句を言ってくるのは世界中を見回しても中国と韓国の2ヶ国「だけ」です。
このような悪質な反日国家の反発に屈することなく、安倍さんにはぜひ堂々と靖国神社に参拝してほしいと思います。

それと安倍さんの金融緩和の発言について、連日テレビや新聞が狂ったように「偏向報道」を展開してバッシングしていましたが、東京新聞がついに「誤報」であったことを認めました。
※東京新聞の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
この中で特に印象的だったのが以下の言葉。

「いまは衆院選を控えて、国民がそれぞれの政党や政治家が何を訴えているのか、目を凝らし耳を澄ませて見極めようとしている時期です。
野党総裁の発言を誤って報じては国民の目を曇らせてしまう。
政策の是非や賛否は別にして、こうした事態はあってはならないと思います。
メディアの一員として深刻に受け止めます」

ほんと、日頃「公平な報道」を謳うマスコミとして、深刻に受け止めてほしい問題です。
そしてほかの新聞やテレビも、この件が誤報であったことを認めるべきだと思います。
勝手に安倍さんの発言を曲解して「偏向報道」を展開し、大々的にバッシングするなどあってはならないことです。
同時に私達国民もテレビや新聞の報道を妄信するのではなく、ネットからも情報を収集し、報道が偏向していないかどうか、自分の目で見極めていくようにしましょう。

そして忘れてはならないのが、北朝鮮による拉致問題。
私が常々不思議に思うのが、日本未来の党の嘉田由紀子代表や社民党の福島みずほ党首のように、脱原発問題で「命、命」と言っている人達がこの問題にはてんで無関心なこと。
今もなお北朝鮮には拉致されたままの日本人が何人もいるというのに、なぜ「命、命」と言っておきながらこちらには無関心なのかなと思います。
この拉致問題でも、最も真剣に取り組んでくれるのはやはり安倍晋三氏だと思います。
安倍さんは以前からこの問題に真剣に向き合ってきた人でした。
どんな時でも必ず胸に付けているブルーリボンのバッジがその証です。
いつぞやの民主党の菅直人前首相のように重要な場でだけしれっと付けてすぐに外すのではなく、どんな時でも必ず付けているということ、この意識の差は非常に大きいです。

「命をかけて領土・領海・国民の命を守る」、「日本を取り戻す」と強い決意を示されている安倍晋三氏に、私は日本の未来を託したいと思います。

12月に入り。。。

2012-12-02 19:52:51 | ウェブ日記
昨日から12月に入りました。
気付けば今年ももう師走です。

12月に入ると、何だか一気にせわしない雰囲気になりますね。
今年も残り1カ月を切ったか…という感じで、1年の終わりに思いを馳せるようになります。
それと12月に入ってまだ2日目ですが、途端に「秋」から「冬」を意識するようになります。
「神宮外苑いちょう祭り2012」のように東京都心ではまだまだ紅葉が楽しめますが、意識的には着実に秋から冬に向かっています。
今日は東京でも真冬の寒さでしたし、私も外出するのに厚手のコートで行きました。

そして12月といえばやはりクリスマスですね
既に街中はクリスマスムードで溢れています。
各地でイルミネーションも始まっていますしね
これからクリスマスに向けてどんどんクリスマスムードが盛り上がっていくことと思います

一方で今年は原宿表参道のケヤキ並木のクリスマスイルミネーションがないとのことで、ちょっと寂しいなと思います。
※表参道イルミネーションのフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。
それでも情報を調べてみると、今年はウォルト・ディズニー生誕110周年を記念して、ディズニーのちょっとしたイルミネーションが展開されるようなので、一度見に行ってみるのも悪くはなさそうです^^
機会があれば見てみようと思います

「PRIDE―プライド」石田衣良

2012-12-01 16:31:35 | 小説
今回ご紹介するのは「PRIDE―プライド」(著:石田衣良)です。

-----内容-----
自分をレイプしたワンボックスカーの4人組を探してほしい――
ちぎれた十字架のネックレスをさげた美女はマコトにそう依頼した。
広域指名手配犯B13号を追うさなか、若者ホームレス自立支援組織の戦慄の実態が明らかになる表題作ほか3篇、最高の燃焼度で疾走するIWGPシリーズ第1期完結10巻目!

-----感想-----
この作品は「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの第10作目となります。
そして同時にIWGPシリーズ第1期の完結巻でもあります。
池袋の街(ストリート)を舞台に、実家の果物屋で働くマコトが、この街で起きる様々なトラブルを解決していく物語ともしばらくお別れとなります。
今作は以下の四編で構成されています。

・データBOXの蜘蛛
・鬼子母神(きしもじん)ランダウン
・北口アイドル・アンダーグラウンド
・PRIDE―プライド

さすがに第1期の完結巻だけあってどの作品も疾走巻溢れるスピーディーな作品でした。
そしてやはり、紹介すべきは表題作の「PRIDE―プライド」だろうと思います。
池袋ウエストゲートパークシリーズの原点である「池袋西口公園」、池袋のギャング団「Gボーイズ」、そのGボーイズの王様「キング・タカシ」、天才ハッカー「ゼロワン」、さらには池袋署の吉岡刑事、こういったお馴染みの要素が次々と登場し、第1期の最終回らしく非常にスピーディーかつ緊迫した展開になっていました。

「PRIDE―プライド」の物語は、マコトのもとに「自分をレイプしたワンボックスカーの4人組を探してほしい」と女性が依頼をしに来るところから始まります。
女性の名前は「畑中鈴(はたなかりん)」。
問題の4人組は広域指名手配犯B13号と呼ばれ、警察でも長い間その足取りが掴めていないほどの巧妙な組織です。
東京近郊で同じ手口の犯行が既に30件以上報告されています。
しかしリンからの情報によると、最近の2ヶ月では四件の事件があって、その全てが池袋周辺で起きているとのこと。
今までは広域に渡って犯行に及んでいたものが、ここ最近は池袋周辺に集中している。。。
これはもしかすると、長きに渡って捕まえられなかった広域指名手配犯B13号を捕まえるチャンスかも知れないと、リンとマコトは考えます。
池袋ウエストゲートパークシリーズには「ミステリー」の要素もあるのですが、今回はそれが特に強く感じられる展開でした。

そしてマコトがB13の情報を得ようとして池袋署の吉岡刑事に電話をかけてみると、池袋署のほうでも既に最近の犯行が池袋周辺で起きていることを把握していて、捜査に乗り出していることが明らかになります。
さらに吉岡刑事から衝撃の情報が。
昨夜、要町(かなめちょう)の地下鉄駅付近で、21歳の女子大生がワゴン車に乗った男4人組に拉致され、レイプ被害に遭ったというのです。
この手口は十中八九、B13によるもの。
これで池袋周辺で5件連続での事件です。
しかもB13は二週間に一度のペースで犯行に及んでいるため、誰かがB13を止めないと月に二人のペースで被害者が増えていくことになります。
さらに被害に遭った女性がGボーイズのキング・タカシのチームのメンバーでもあったことから、タカシはかつてないほどに大激怒。
広域指名手配犯B13号を捕まえるべく、マコト、リン、Gボーイズ、キング・タカシ、池袋署と、様々な人達が動き出します。

最終回だけあって、しばらく登場していなかった池袋の天才ハッカー、「ゼロワン」が登場したのも印象的でした。
マコトはB13を追い詰めるために、この天才ハッカーにあることをお願いしたのでした。
しかし、上手く事が運ぶかと思われたその時、リンのもとにB13の魔の手が迫り…
本当に今回はミステリーの要素全開な話だったなと思います。
驚愕の展開とともに怒濤のクライマックスに向かっていきますが、こちらは池袋で長年トラブルシューターをやってきた真島誠に、Gボーイズの頂点に立つキング・タカシこと安藤崇。
百戦錬磨の強者達が怒り心頭、B13との決戦に向かっていきます。
第1期の最後を飾るに相応しい、怒濤の最終回だったと思います。

そして、当分の間のお別れに際しての、マコトからの言葉。
「最後にひと言。あんたがどれほどきついところで生きているのかはわからない。
だが、おれは全力でいう。
負けるな、明日は必ずやってくる。
つぎのステージで、また会おう」

またいつかマコト達に会える日を、私も楽しみに待ちたいと思います。


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