ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

今日はライブだよ。

2011-03-05 06:05:38 | Weblog
2011.3/05(sat)

TRASH BOX JAM / THE BOULES / warms / BOOTS STRAP / LimiTe♪♪
Soulshine(鬼頭径五:V&G/宮城司:G/本多慶舟:B/伊藤孝喜:D)

Open 18:00/Start 18:30 Adv \1800/Door \2100

今日はライブだからね。
トラッシュの出番は21時過ぎ。鬼頭にーさんのバンドソウルシャインの出番は20時。
みんな来てね。

Who is... えむけい エムケイ MK

2011-03-05 05:36:14 | Weblog
アメフトの話。シアトルに本拠を置くシーホークス。本拠地クエストフィールドは、歓声の大きさで有名。背番号12は欠番。その番号はスタジアムに訪れたファンに与えられている。試合が始まる前には、背番号12のフラッグの掲揚式まである。試合が始まると、猛烈な歓声で、相手チームのプレイの邪魔をする。歓声で自チームのコールが聞こえず、相手チームは反則を犯すのである。シーホークス・・・強いとは言えないチームではあるのだが、どんな強豪チームもクエストフィールドで試合をするのを嫌がるという。背番号12の存在・・・ファンは12番目の選手なのだ。

トラッシュボックスジャムは三人組だ。四人になったり五人になったりした時もあるが、今は三人。シング、マコ、シッシーの三人。四番目のメンバーの称号は、いつも応援してくれるファンに・・・とはいかないのである。それは、四人目のメンバーがいるからである。ぎょいにぃ?・・・のんのんのん。それは言わずと知れた、MKなのだ。

大体からにして、MKって誰?と言うよりも、MKって何?みたいな雰囲気が出てるのがおかしい。そう、おかしい。いつも、関係ないのにステージで暴れてる人。マイクを掴むと、マイクの音が割れようが構わずに大声で客席に煽りを入れる人。トラッシュのメンバーが乗った車を運転してくる人。スーパーバイザーMK。
大体からにして、スーパーバイザーっていう名称が怪しいのだろう。まったくもって何をする人が分からない。スーパーバイザーってなんだ?・・・オレもよくわからない。
大体からにして、ライブの時、リハーサルをするトラッシュの面々。腕組みをしながら観ているMK。リハが終わって声をかける。
「どうだった?」
 「うん、良かったよ。・・・ただ、ギターがちょっと大きいな。ボーカルが聞こえないよ」
「ん?」
 「ん?」
「なんでリハやってる時に言ってくれないの?」
 「ん?」
「ん?」
 「まぁまぁまぁ」
的な会話を繰り返すこと数百回。スーパーバイザーってなんなんだ?

では、なぜMKがスーパーバイザーなのか?これには訳がある。

アニーズガーデンが始まる時もトラッシュボックスジャムが始まる時も、MKはそこにいたのである。MKがいなければ、アニーズガーデンもトラッシュもこの世界に存在しなかった。これはれっきとした事実。本当過ぎるほどに本当の話。

~アニーズガーデンの話~
放浪の旅から帰って来るとMKが遊びに来た。オレがいない間に、昔のバンド仲間と飲んだと言う。そこにミホがいたと教えてくれる。久しぶりに会いたいなと話をすると、場をセッティングしてくれた。酔っぱらったミホの両脇にシングとMKは正座をさせられ、ミホが最近作って録音したという曲を、延々と聴かせられたという逸話は何度か話した。そこで一緒に何かをやろうという話になったのがアニーの始まり。最初にレコーディングをした「虹」。この時もMKが立ち会ってくれた。この時にMKがくれたアドバイス。このアドバイスが無ければ、「虹」がラヂオのグランプリを穫ることはなかったと言うのも有名な話。
つまり、MKの存在によって、アニーズガーデンは誕生し、MKの助言によって、アニーズガーデンは賞を穫りレコード会社との契約の話になり、バンドをやることになり、現在のトラッシュのメンバーである「マコ」がドラムとして加入することになったのである。

~トラッシュボックスジャムの話~
ある日、MKが遊びに来た。「職場で面白い奴がいてさぁ。シングにも会わせたいんだよ」と話してくれる。MKと僕は同じ仕事をしていたのだが、僕は音楽活動に専念するために、長期の休暇を取っていたのだ。数ヶ月の休暇を終えて、職場に復帰する。休憩室の隅っこで煙草を吸っていると、両脇に十人程の取り巻きを従えて大ボラを吹く男が一人。ホラを吹いては、ガッハッハと笑い、取り巻きたちは「へぇ、そうなんですかぁ」「まじっすかぁ」と何度もうなずく。そのうち、取り巻きが全員いなくなって、大ボラ吹きの男と僕の二人きりになった。
「・・・シュウさん・・・です・・・よね?」
「シング君か?・・・MKから話は聞いてるよ」
これが後々世間をちょっとだけ騒がせる、異色のストリートユニット「sing and shu present, Trash Box Jam」の始まりとなる出会い。出会いから数日後には、「てめぇ、嘘ばっかりついてんじゃねぇ!」「嘘じゃねぇよ!!!」と言い合うぐらい、二人は仲良くなっていたのである。
そう、ここでもMKの存在。MKがいなければ、MKから聞いていなければ、シュウと出会うこともなかった。つまり、トラッシュとして路上に出る事もなかったという訳だ。


つまりこういうことだよ。
みんなが大好きなトラッシュ。みんなが大好きだったアニー。この両方とも、MKが生みの親ってことになるじゃないか。わかったかね?
つまりこういうことだよ。
もしもMKがいなかったら、トラッシュやアニーの音楽、そのメンバーたち、そしてトラッシュを介して出逢った全ての人たちとの出会いも無かったということだよね?


今日はライブ。西川口ハーツ。スーパーバイザーMKも来る。

つまり、こういうことなんじゃないかな?

MKに会ったら、みんなこう言うべきなんじゃないかな?

「MK、存在してくれて、本当にありがとう」と、心からの感謝を込めて。決して笑いながら言わないように。真顔で言うように。

今日はMK記念日。MKの存在に感謝する日。


そんなわけで、四人目のメンバー、MKの話、でした。