ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

Missing You

2011-03-21 06:09:32 | Weblog

あなたの笑顔消えて この世界は闇になる
突然雷鳴が世界を分けてしまったみたい
止まれ・・・時の流れ 止まれ・・・あの日のまま
あぁなぜこのままで世界は息を出来るのだろう

壊れた夜と壊れた空を嘆きの唄で染めてみた
さよならだって・・・まだ言えてないよ
あなたのもとへ届くように声の限りに歌った

夢なら醒めて欲しいと神様に祈ったけれど
今日もまた同じ景色が目の前にただ広がってるだけで
夢でもいいよあなたにもう一度会わせて欲しいよ
言えなかった言葉を伝えさせてよ伝えさせてよ・・・ねぇ


あなたは元気ですか?あなたは笑ってますか?
何千回も呼びました 世界の果てをも抜けるくらい

壊れた朝に壊れた声であなたのために唄になる
儚い願い・・・それもろともに
この空を超え届くように声の限りに歌った

暮れる街の向こうにオレンジ色の月の色
思い出すのはあなたの笑い声とあたりまえの時
夢一色の幻を あなたと描いた続きを
言えなかった言葉を伝えさせてよ伝えさせてよ・・・ねぇ

あなたのもとへ届くように声の限りに歌った
夢なら醒めて欲しいと神様に祈ったけれど
今日もまた同じ景色が目の前にただ広がってるだけで

暮れる街の向こうにオレンジ色の月の色
元気でねとか・・・元気だよとか・・・まだ伝えたいことがあるのに
もう一度だけでいいから もう一度だけでもいいから
ほんの少しでもいいから・・・伝えさせてよ伝えさせてよ・・・ねぇ

song written by sing

音楽のチカラ~新曲の話。チャリチャリの音が聞こえる。

2011-03-21 05:27:51 | Weblog
今日はライブだ。西川口ハーツだ。トラッシュライブだ。アンプラグドだ。つまりストリートスタイル。トラッシュの独壇場だ。
なんとなく、歌うのは久しぶりだ。ほんのちょっと久しぶりだ。たぶん、大して久しぶりではないが、気分はだいぶ久しぶりだ。
今日のライブはチャリティではない。震災の影響、停電の影響、交通機関の影響などなどで、意気消沈しているライブハウスハーツを元気にする集い、という趣旨に賛同しての参加だ。タイトルは「音楽のチカラ」。音楽のチカラを僕は信じている。音楽にはチカラがある。

三日前に唄を作った。少し泣きながら、唄を作った。歌ったら泣いてしまいそうで、この唄は人前では歌えないかもしれないなと想いながら作った唄がある。正直に言うと、少しではなく、大泣きしながら作った唄だ。ボロボロと涙を流しながら作った唄だ。
誰かを励ますために作った唄ではない。ただただ、誰かの悲しみを歌った唄だ。僕の悲しみを歌った唄だ。この悲しみを忘れないように作った唄だ。そして、少し優しい唄だ。たぶん、少し優しい唄だ。僕がこの悲しみを忘れないように作った唄だ。それは、僕にとってはとても大切なことなんだ。

僕に出来ること・・・

一昨日の夜にライブが決まり、昨日レコーディングをした。誰かに聴かせるために作った唄ではないのだが、レコーディングをした。

ここからが大事。
普段なら、チャリチャリチャリティ~シングを救えなどと言ってしまうところ。今回は違う。僕に出来ること第一弾。チャリチャリチャリティ~ドラちゃん募金に寄付するぞ!大作戦。一曲入り1000円の高価なCD。売り上げはドラちゃん募金に全額寄付します。
明日のライブを皮切りに、チャリチャリチャリティスタート。趣旨に賛同してくれる人はぜひ。遠方からの希望にも沿いますよ。1000円送ってくれたら、CD送ります。送料はシングが負担します。v。

小さい事からね。



心に花を。心に音楽を。

大切な人

2011-03-21 05:21:15 | Weblog
大切な人が突然いなくなってしまったら・・・
大切な人を突然失ってしまった人が数えきれないくらいいる。

息子の行方を日夜捜し回っているという母親に、記者が尋ねた。「息子さんの名前を教えてください」。母親は首を振って答えなかった。記者がもう一度尋ねる。母親は首を横に振りながら言った。「名前を言ったら、もう逢えない気がするから言わない」。記者は消息を掴む手がかりになると思い、質問を変える。ではお母さんの名前を教えてください。母親は両手で顔を覆いながら首を振りながら言った。「言わない。言ったら、もう逢えない気がするから」。記者はもう、何も聞けない。そして母親はまた、泣きながら瓦礫の町を歩き始めた。


家族三人で津波から逃げていた。その手には妻と子供の手があったはずなのに、想像を遥かに超える津波の力は、無情にも彼の手から妻と子をさらってしまった。一瞬の出来事だった。彼は一人生き残ってしまったことを悔いるように、その右手を見つめながら涙を拭った。しっかりと握っていたのに・・・。一瞬の出来事だった。ほんの一瞬の出来事が、家族の未来を変えてしまった。

父親の行方がわからない中学三年生の男の子。避難所で配膳の手伝いをしている。自分の父親の行方がわからないのに、しっかりと良く働く。記者が聞く。今お父さんに何を伝えたいですか?「十五年間育ててくれてありがとうと言いたいです」。独りぼっちになってしまうかもしれないのに・・・。「お父さんもどこかで、しっかり頑張ってると思います。そういう人だったから」。何もかも失ってしまったのかもしれないのに・・・強い子だ。


近い知り合いの奥さんの両親の行方が分からない。震災直後、夫婦で宮城に帰った。家は跡形も無かったらしい。奇跡的に自衛隊に救出された愛犬と出逢う。でも、両親の行方は不明のまま。美しかった街の風景は地獄に変わっていたという。行けるだけの避難所、遺体安置所を回ったが見つけられず、一度帰京。ガソリンの入手に苦労し、散々な目に遭いながらの帰路だったらしい。そして今週末、愛犬を連れて再び宮城へと向かった。せめて遺体だけでも・・・メールにはそんな文字が打ってあった。


僕にも悲しいことはある。山ほどもある。でも僕は今、人の悲しみの中を生きてるのかもしれない。
僕に出来ることはなんだろう?と考える。僕が誰かの悲しみを背負っても、それで誰かの悲しみが消えるわけじゃない。・・・僕は誰の悲しみも背負えはしない。
僕に出来ることはなんだろう?と考える。きっと山ほどもある。僕にも出来ることが、山ほどもある。