ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

レイディオォォォの時間。

2011-03-08 08:03:29 | Weblog
ライオンの詩の第二回。youtubeのsingxxxxxチャンネルにて絶賛放送中。

感想はシング宛にEメールorこの記事のコメント欄へ書き込みorトィターへの投稿で。あっ、twitterのことね。

ではでは、チェキラ!あっ、check it outね。チェキラ!!!

ライオンチャンネルへガオ

あぁ、携帯で聴く人でパケ放題に入ってない人は注意した方がいいらしいよ。ひゃくまんえんくらい取られるらしいよ。ドコモとかに。ドコモとかに。あぁ、恐い恐い。
パケ放題に入ってない人は、自宅のパソコンか、ソフマップの店頭のパソコンで大音量で聴きましょう。

2011.3.5西川口ハーツ・レビュー~ソウルシャインとの絆物語?

2011-03-08 03:56:50 | Weblog
我が人生のベストライブ。ながーいこと音楽をやっていて、色んなバンドでたーくさんライブをやって来て、そんな中で、ベストライブだなんて想ったことは一度たりとも無い。でも、想った。想っちゃった。ベストライブ。
歌が上手に歌えたとか、歌詞を間違えなかったとか、ベースを間違えなかったとか、MCを噛まなかったとか・・・そういうんじゃなくてさ・・・。伝えたいものが伝えられた。伝えたいものを伝えきった・・・そんな感じかな。

鬼頭にーさんのバンド、ソウルシャイン・・・にーさんも言っていたが、韓国の社員ではない。Soul Shine。とにかく凄まじかった。凄いではなく、凄まじい。これほどのバンドを・・・今まで観た事がないってくらいに凄まじかった。
当たり前のことだが、リハーサルから圧巻。ホンモノは違う。隙がない。隙なんてある訳が無い。ホンモノなんだから。ちょっとは隙があった方が可愛いってもんじゃないですか、にーさん?と言いたくなるくらい隙がない。上手いと隙がないは違う。上手いのは当たり前。その上で隙がない。

いざ、トラッシュのリハーサル。マコは手が震えたってさ。さすがのマコも手が震えるって言えば・・・ソウルシャインがどのくらい凄まじかったが分かるでしょう?

リハを終えて、いつものまったりな待ち時間。にーさんからのお誘い。「飲み行こう!」。いやいや、ライブ前に飲まないでしょ?もともと飲まないけど。「そうだね、ライブ前だしね。じゃぁ、飯行こう!どっか飯食える所ある?」。
にーさん&ソウルシャインにとっては初めての西川口。飯が食える場所ぐらい案内しないと罰が当たる。「飯なら行きますよ」と、総勢11人でハーツを出る。「11人だと、なかなか入れる店無いっすよねぇ・・・ファミレスとかっすかね?」「うん、そうだね」なんて話をしている矢先。ハーツから100メートルほど。目に入った一軒目のお店。午後四時の飲み屋。完全に呑み屋。飲み屋でしかない店。にーさんは一ミリほどの躊躇いもみせずに暖簾をくぐっていった。「開いてるってよぉ」。・・・西川口案内・・・必要ないじゃん。
強面だけど優しいにいさん。「飯ものが無いと、シング君たちが困るからさ、先に聞いておかないとね。聞いてあげるね」。もう、聞いてくれちゃってるもの。。。初めての西川口案内とか・・・関係ないもの。

テーブル二つに11人。ソウルシャインテーブルに次々と運ばれて来る酒、酒、酒。ビール、ウーロン杯、次から次へと空いていく。景気づけに一杯とかではない。完全に飲んでいる。うける。
そして、ソウルシャインのメンバーの方々、全員、いい人なのである。トラッシュの面々をさりげなく気遣いながら、色々な話をしてくれる。・・・結局三時間近く?飲み会。楽しかった。そしてライブハウスに戻り、本番へ。

ソウルシャインはトラッシュの二つ前。一個間を空けてくれるところが、ハーツ側のブッキングの妙。さすがだ。
ソウルシャインの演奏が凄まじいのは言うまでもないが、リハと本番はやっぱり違う。隙のない最高の演奏に「リアルな本気」と言うスパイスが加わっている。リハと本番の演奏の違いは感じない。でも、確実に違う。髪の毛一本分くらい違う。その髪の毛一本分の違いが・・・凄過ぎて言葉には出来ない。もう、完全に、ソウルシャインの宣伝マンになってるな・・・オレ。

トラッシュの楽屋入り。演奏終了後の汗だくソウルシャインと挨拶。ベースの慶舟さんが言ってくれた。「客席で観てるからね」。いよいよトラッシュのステージだ。

僕はこう想う。僕は上手くもなんともない。唄だってフラットしてばっかりで全然上手じゃないし、ベースなんて・・・メンバー不在で弾き始めてそのまま四年・・・シンギングベーシストのつもりは未だに無い。つまりヘタッピ以前の問題である。「客席で観てるからね」と優しい声をかけてくれた超絶ベースの慶舟さんにみせられるものなんて・・・ねぇ。困るよぉ。

話はちょっと逸れる。
去年、新宿ネイキッドロフトというライブハウスで、シングソロライブなんてものを何度かやらせてもらった。単身乗り込んで原点に戻るなんて言っちゃってさ。乗り込んだはいいけど・・・そこは魔物がうようよと棲む海。原点に戻るどころか、原点よりも前に戻っちゃうような感じで・・・。若さという何にも負けない武器を持っていたあの頃の方が全然ましだってくらいにショックを受けた。オレはなんだ?何をしてきたんだ?ってね。鬼頭にーさんともそこで出逢った。鬼頭さんを初め、出逢う人全員上手かった、凄かった。オレはなんだ?こんなに長い間、何をしてきたんだ?ってね。
そんな「オレってなんだ?」な毎日の中で、見つけたものがある。それは・・・ハートだ。拙いギターをジャカジャカとかき鳴らし、歌う。自分のメロディと自分の言葉を唄にして伝える。オレは何をしてきた?・・・うん、ずっとそうしてきた。上手くもなんともないのに、ここまでやって来たのは、やって来れたのは、伝えたいものがあったからなんだ。
色んなものを武器にして戦う人がいる。時々、他人の武器を羨ましく想う。自分は何も持ってないと、センチメンタルになる。
原点に還った僕は、あの頃のままの僕ではなかった。だいぶ経験を積んで、ほんの少しだけ賢くなった僕がいた。自分が持つ武器に気づくだけの賢さを持った僕が。魔物がうようよと棲む海で学んだこと。・・・そう、僕の武器はハートだ。

話は楽屋に戻る。
そうだな。と僕は想う。ソウルシャインのメンバーとスタッフの青木さんは、みんな客席で観てくれているだろう。今日の出演者のみんなも客席にいることだろう。そして、トラッシュの演奏を楽しみに来てくれたみんなが待っていてくれるのだろう。
「これは真剣勝負だ。気合いを入れてやらねばならない。最高のハートを観てもらおうじゃないか」。僕は、自分の胸を叩いてみせた。
自分の武器をしっかりと握ったら、恐れるものはない。自分以上でもなく、自分以下でもない、等身大の自分がいるだけ。それでいい。それじゃなきゃダメなんだ。

鬼頭にーさんは、初めて会った時から尊敬する人物だった。長い間、どんな荒波をもかいくぐって来た人だ。そのとてつもない存在感は、僕の憧れでもある。
今回はにーさんにみせる初めてのバンドライブ。セットリストは僕が組んだ。にーさんに聴いてもらいたいと想う曲を選んだ。ちょっと反対されても押し切った。独りよがりのセットリストではない。自己紹介をするようなセットリストだ。うちのギターはこんなギターを弾きますよ。うちのドラムはこんなドラムを叩くんです。うちのお客さんはこんな風に目を輝かせたり、飛び跳ねたりしながら音楽を楽しむんですよ。そして、僕が伝えたい言葉は・・・こんな感じです。

予定調和のアンコールを含み全7曲。ハートを伝えきって客席にお辞儀をする僕がいた。伝えきった。楽しかった。最高だった。お辞儀をしながら、「今日は届いたよね?」と心の中で聞いていた。

自分たちの演奏を終えて、ソウルシャインの面々とはさらに仲良くなった。気がする。みんな「良かったよ」と言ってくれた。慶舟さんとは遊ぶ約束もした(笑)。

トラッシュのメンバー、ファン、スタッフには絆がある。ソウルシャインにも絆がある。そして、トラッシュとソウルシャインの間にも絆が出来た。音楽が生んだ絆。これは勲章みたいなものだ。勲章みたいな絆だ。

長々と書いた。絆物語。楽しい夜だった。ライブから二日経った。もう想い残すことはない・・・などと想いかけたが(笑)、まだまだやることはたくさんある。まずは目の前に立ちはだかった壁を乗りこえなければ。。。乗りこえられるのか?・・・乗りこえられなければ、壁ごとぶち壊してやるぜ!・・・的な気合いで頑張るつもり。

P.S.
さっき連絡が入りまして、6/19(日)西川口ハーツにて、再びトラッシュ&ソウルシャインの競演が決まったそうです。またまた楽しみだね。ソウルシャインは変わらず隙のない演奏をしてくれるんだろうけれど・・・トラッシュは10メートルくらい空いた隙を、9メートル50センチの隙に狭められるように、ガンバリマス。・・・まだ象が通れるけど・・・。少しずつ、一歩ずつ。


2011.3.5(sat.)西川口ハーツ
set list

1.3グラムの奇跡
2.ハローグッバイ
3.太陽の季節
4.愛よりも愛な恋の詩
5.ジュークボックススター
6.スマイル
7.メッセージ2010~史上最長版

来てくれた人、どうもありがとう。これからも応援よろしくね。

写真は慶舟さんとのツーショット。かっこいいし、可愛いし、ちょっとおかしいし、意味わかんないし、ベース超上手いし、ちょっと近寄りがたい雰囲気出してる癖に超いい人だし、彼女の両親来てて緊張してるし・・・ハチャメチャで素敵な人です。