月曜日のライブ。月曜日にライブをやると、「月曜日なのに来てくれてありがとう」と来てくれた人に言い、「月曜日になっちゃってごめんね」と来れなかった人に言う。なんか・・・変なの。
実際、残業があって来れなくなっちゃった人もいて申し訳ない。当日の地震の影響で電車が止まって間に合わなかった人もいたりして・・・なんだかね・・・最近は平常って言葉とはほど遠い現実があるよね。ちょうどリハーサル中に千葉震源の大きな揺れが来て、リハーサルは一時中断。ライブハウスのミラーボールがグワングワン揺れていたよ。照明器具が落ちて来なくて良かった。
ソロライブなので電車でライブハウスに向かった。雷ゴロゴロ鳴っていたんだけど、傘を持たずに出かけ、駅に着く頃に本降り。武蔵野線の電車待ちの時には、ホーム全部が濡れるほどに吹き込んで来る暴風雨。雷ゴロゴロ。なんだかね・・・。ライブハウスに着く頃には止むだろうとタカをくくっていた雨、西川口駅に着いても止んでいない。ダウンベストを頭から被って歩く。冷たいなぁと思って上を見ると、ダウンベストの両袖を通すところからざんざんに入って来る雨。・・・うん、ダウンベストは雨避けにはならない。電車に乗ったのは、イリオモテに行った時以来。電車もいいやね。
セットリスト、困っていた。全部新曲でやろうかと本気で思っていたんだけど・・・書けなかった。曲は書けたけど歌詞が書けない。こういう時期だから、なのかは分からない。考え過ぎてしまうよね。新曲が出来ないのだから、持ち歌で演奏するしかない。それが決まらない。モチベーションとかそういう類いの悩みではなくて、テーマの問題だ。難しいことをこねたいわけじゃないが、メッセージ性が欠如してるってのも嫌だ。どの曲もピンと来ない。Missing Youは歌う。これは新曲の部類に入る。チャリティはまだ続いている。メリーゴーランドは数ヶ月前に書いた。これは田町クォーターノートのライブで一緒になった葵ちゃんに書いた曲。いつの日か、みみきち&葵がCDにしてくれることだろう。だから、僕はもう歌わない。なかなか評判が良かったようで安心した。
ブロローグはCDの音源はいいが、実際歌うと・・・難しい曲だ。だからあまり歌わない。だからバラード調にしてみた。これはなかなかいいと思う。久しぶりにハーモニカを吹いた。しかもDのハーモニカなんて相当な期間吹いてない。ちゃんと音が鳴って良かった。調子に乗ってたくさん吹いた。ハーモニカ・・・いいやね。特にDのハーモニカは高音が響いていい感じだ。
キルヒホッフは、ソロならではの曲だから入れてみた。一週間ぐらい、気が向くとギターを弾いていたから、まぁまぁ上手く弾けた。・・・うん、まぁまぁね。この曲に出て来る数字が好きだ。一番に出て来る数字は・・・七の倍数なんだよ。知ってた?二番の9はジョンとブライアンとシングのラッキーナンバー。
クィーンはやっぱり外せない。外せないがどこで歌う?それが問題だ。今回は最後の方へ持って来る気がしなかったんだ。なんでか?それはわからないけど。なんとなく。でも、いつだって歌いたい唄だ。三曲目。なんだ?三曲目って。でも今回は三曲目。いいの。この辺りでテーマが見えて来る。今回のテーマは「支離滅裂な現実」。うん、そんな感じ。今の自分の支離滅裂さを表現していくのだ。だって、僕は唄歌いなのだから。
「今この時、ソロライブ、そのラストの曲がメッセージでもクィーンでもMissing Youでもなくパレード・・・。さすがだなって思った」と言ってくれた人がいる。そう、さすがなの。最後の曲を決めるのに一日半もかかった。正直に言うと、ライブハウスでセットリストを書き込むまで決まってなかった。まさかの「パレード」カズー付き。カズーを吹きたかったから?そうじゃない。
今は失望の時だ。多分そうだ。続けざまに色んなことに失望している時だ。震災もそうだ。原発の事故もそうだ。それにまつわる様々なことがそうだ。日々、失望が更新される。和田アキ子がチャリティ募金のイベントをやったという夕方のニュース。その後夜の番組で芸能人数十人で豪華な料理を前にして、大笑いしながら大トロの握りを口に入れて「美味しい!」と叫んでいた。別にいいんだよ、大トロを食べても。でも、気が滅入るんだよ。うん、ただ気が滅入るんだ。避難所にはまだまだ物資が足りないんだって。朝はお粥。昼はなくて、夜はおにぎり一個。そういう避難所はまだまだたくさんあるんだって。被災地でもテレビは見れる。大トロは好きだけど、和田アキ子が食べた大トロは好きじゃない。でも、これもまた現実だ。原発のレベルセブンと同じくらい衝撃的な現実だ。
最後は手拍子をもらえるような唄を歌いたかった。苦しいけど、楽しい唄を歌いたかった。だからパレードだったのかもしれない。一緒に頑張ろうぜって歌いたかった。だって、それしか言えないんだもん、今は。それは被災地にあてたメッセージではなくて、ここに生きる人へのメッセージ。そう、僕らはいくら失望しても・・・絶望はしていない。僕が見て来た被災地の風景は確かに絶望的だったけれど、僕らが絶望してはいけない。そう、僕らは絶望する立場にない。僕らに出来ること、まだたくさんあるのだから。
パレードは楽しかった。キラキラとしたものが見えた気がした。そうそう、そんな感じだ。大サービスで、カズーもたくさん吹いた。うん、大サービスだ。後ろが控えていなければ、あのまま三十分くらい歌い続けたことだろう。
ライブハウスの人が言っていた。「最後の唄、いいじゃん。あれ、いいよ」。そうだろう、そうだろう。でも十年も前に作った唄だ。最近は、もう歌っていない。唄ってそういうものだ。でも・・・嬉しいね。
久しぶりに歌ったから、リハの時から調子はイマイチ。本番は普通。あんまり上手じゃなかったかもな。でもいいんだ。また歌えて・・・良かった。
そんなわけで、色んな人にありがとう。以上、超スーパー徒然ライブレビュー、終わり。
実際、残業があって来れなくなっちゃった人もいて申し訳ない。当日の地震の影響で電車が止まって間に合わなかった人もいたりして・・・なんだかね・・・最近は平常って言葉とはほど遠い現実があるよね。ちょうどリハーサル中に千葉震源の大きな揺れが来て、リハーサルは一時中断。ライブハウスのミラーボールがグワングワン揺れていたよ。照明器具が落ちて来なくて良かった。
ソロライブなので電車でライブハウスに向かった。雷ゴロゴロ鳴っていたんだけど、傘を持たずに出かけ、駅に着く頃に本降り。武蔵野線の電車待ちの時には、ホーム全部が濡れるほどに吹き込んで来る暴風雨。雷ゴロゴロ。なんだかね・・・。ライブハウスに着く頃には止むだろうとタカをくくっていた雨、西川口駅に着いても止んでいない。ダウンベストを頭から被って歩く。冷たいなぁと思って上を見ると、ダウンベストの両袖を通すところからざんざんに入って来る雨。・・・うん、ダウンベストは雨避けにはならない。電車に乗ったのは、イリオモテに行った時以来。電車もいいやね。
セットリスト、困っていた。全部新曲でやろうかと本気で思っていたんだけど・・・書けなかった。曲は書けたけど歌詞が書けない。こういう時期だから、なのかは分からない。考え過ぎてしまうよね。新曲が出来ないのだから、持ち歌で演奏するしかない。それが決まらない。モチベーションとかそういう類いの悩みではなくて、テーマの問題だ。難しいことをこねたいわけじゃないが、メッセージ性が欠如してるってのも嫌だ。どの曲もピンと来ない。Missing Youは歌う。これは新曲の部類に入る。チャリティはまだ続いている。メリーゴーランドは数ヶ月前に書いた。これは田町クォーターノートのライブで一緒になった葵ちゃんに書いた曲。いつの日か、みみきち&葵がCDにしてくれることだろう。だから、僕はもう歌わない。なかなか評判が良かったようで安心した。
ブロローグはCDの音源はいいが、実際歌うと・・・難しい曲だ。だからあまり歌わない。だからバラード調にしてみた。これはなかなかいいと思う。久しぶりにハーモニカを吹いた。しかもDのハーモニカなんて相当な期間吹いてない。ちゃんと音が鳴って良かった。調子に乗ってたくさん吹いた。ハーモニカ・・・いいやね。特にDのハーモニカは高音が響いていい感じだ。
キルヒホッフは、ソロならではの曲だから入れてみた。一週間ぐらい、気が向くとギターを弾いていたから、まぁまぁ上手く弾けた。・・・うん、まぁまぁね。この曲に出て来る数字が好きだ。一番に出て来る数字は・・・七の倍数なんだよ。知ってた?二番の9はジョンとブライアンとシングのラッキーナンバー。
クィーンはやっぱり外せない。外せないがどこで歌う?それが問題だ。今回は最後の方へ持って来る気がしなかったんだ。なんでか?それはわからないけど。なんとなく。でも、いつだって歌いたい唄だ。三曲目。なんだ?三曲目って。でも今回は三曲目。いいの。この辺りでテーマが見えて来る。今回のテーマは「支離滅裂な現実」。うん、そんな感じ。今の自分の支離滅裂さを表現していくのだ。だって、僕は唄歌いなのだから。
「今この時、ソロライブ、そのラストの曲がメッセージでもクィーンでもMissing Youでもなくパレード・・・。さすがだなって思った」と言ってくれた人がいる。そう、さすがなの。最後の曲を決めるのに一日半もかかった。正直に言うと、ライブハウスでセットリストを書き込むまで決まってなかった。まさかの「パレード」カズー付き。カズーを吹きたかったから?そうじゃない。
今は失望の時だ。多分そうだ。続けざまに色んなことに失望している時だ。震災もそうだ。原発の事故もそうだ。それにまつわる様々なことがそうだ。日々、失望が更新される。和田アキ子がチャリティ募金のイベントをやったという夕方のニュース。その後夜の番組で芸能人数十人で豪華な料理を前にして、大笑いしながら大トロの握りを口に入れて「美味しい!」と叫んでいた。別にいいんだよ、大トロを食べても。でも、気が滅入るんだよ。うん、ただ気が滅入るんだ。避難所にはまだまだ物資が足りないんだって。朝はお粥。昼はなくて、夜はおにぎり一個。そういう避難所はまだまだたくさんあるんだって。被災地でもテレビは見れる。大トロは好きだけど、和田アキ子が食べた大トロは好きじゃない。でも、これもまた現実だ。原発のレベルセブンと同じくらい衝撃的な現実だ。
最後は手拍子をもらえるような唄を歌いたかった。苦しいけど、楽しい唄を歌いたかった。だからパレードだったのかもしれない。一緒に頑張ろうぜって歌いたかった。だって、それしか言えないんだもん、今は。それは被災地にあてたメッセージではなくて、ここに生きる人へのメッセージ。そう、僕らはいくら失望しても・・・絶望はしていない。僕が見て来た被災地の風景は確かに絶望的だったけれど、僕らが絶望してはいけない。そう、僕らは絶望する立場にない。僕らに出来ること、まだたくさんあるのだから。
パレードは楽しかった。キラキラとしたものが見えた気がした。そうそう、そんな感じだ。大サービスで、カズーもたくさん吹いた。うん、大サービスだ。後ろが控えていなければ、あのまま三十分くらい歌い続けたことだろう。
ライブハウスの人が言っていた。「最後の唄、いいじゃん。あれ、いいよ」。そうだろう、そうだろう。でも十年も前に作った唄だ。最近は、もう歌っていない。唄ってそういうものだ。でも・・・嬉しいね。
久しぶりに歌ったから、リハの時から調子はイマイチ。本番は普通。あんまり上手じゃなかったかもな。でもいいんだ。また歌えて・・・良かった。
そんなわけで、色んな人にありがとう。以上、超スーパー徒然ライブレビュー、終わり。