ゆうべのこと。
今お世話になっている家は、ある家族が再来週に引っ越して来る新居。家は古いが、リフォームも終わり、中は綺麗だ。平屋の大きな家の一室を間借りしている。
その家に家主一家は、もう長い間、風が吹けば倒れてしまいそうな家に住んでいる。だから、新居に越して来ることをとても楽しみにしているそうだ。
ゆうべのこと。
ロボ一号機に第二弾の燻製を入れて、相方と話し込んでいた。ロボ一号機は玄関の前。
ふと、玄関の方を向くと、ユラユラと灯りが見える。
相方と話していた。
ロボ一号機が燃えちゃったりしてさ、この家が燃えちゃったりしてさ、新居に住む前に新居がなくなっちゃったりしてさ・・・もちろん冗談である。
ゆうべのこと。
ユラユラと見える灯り。ロボ一号機が燃える灯り。
二人で玄関に走る。ドアを開けると、胸の辺りまで炎が上がっている。
冗談が冗談ではなくなる瞬間・・・である。
相方は裸足で飛び出して、鎮火に向かう。
しばらくして、火は無事に消し止めた。
ゆうべのこと。
鎮火した後は、ボヤの証拠隠滅の作業である。恩を仇で返すわけにはいかない。何事もなかったように処理しなければ、みんなが不幸になってしまう。
家の中の煙の臭いを取るのに手間取りはしたが、一時間ほどで、隠滅の作業は終了した。
いや、まぢ、焦った。
そして、その後寝るまでの間、二号機製作のビジョンを語り合った。
そして今日、帰って来たら、まう出ていってください!と貼り紙をしていないか心配だったが、何もなく、今現在、ダンボール燻製機ロボ二号で燻製を製作中というわけだϵ( 'Θ' )϶