今日でレコーディングは終了。
色々と思うことはあるにしても、とりあえずは、課せられたノルマを果たしたので、オッケーということにしましょうかね。
毎日の日課は、朝からレコーディング。昼にコンビニのお弁当。夜までレコーディング。夜ご飯は友人といろいろなところへ食事に出かける。
今日のランチはお弁当ではなくて、インド人のカレー屋さんだった。
で、レコーディング終了。さて、晩飯は・・・。
友人は打ち合わせで、もう少し時間がかかりそうだ。打ち合わせの終わりを待って、それからご飯を食べていると・・・宿へ戻るのが真夜中になってしまいそうだ。
そこで、「帰るから飯代ちょーだい」と右手を出す。「3人分ね」と目で合図を送ることも忘れない。
友人は優しいので、黙って財布を出し、札を抜き始める。そして言う。
「3000円じゃ足りないか?」
「足りるわけねーだろ?」とね。
すると友人は、財布の小銭入れに指を入れガサゴソと・・・。
「こらっ、小銭を探すんじゃないよ。大きい札を寄越しやがれ」とね。
友人は優しいからね、渋々と諭吉さんの顔の札をくれるのである。
「お釣りと領収書お願いね」とね。
打ち合わせ中だから、成せる技でもあったりする。
で、一緒に出かけるのは、今日のレコーディングを共にしたアリスと、おれが来ているからとわざわざ顔を見せに来てくれた角ちゃん。
「よし、軍資金はたんまりだ!いざ、福島名物を食べにいくぜよ!」
「餃子ですかね?」と角ちゃん。
いや、餃子は、もう何回も食べたから、他のものがいい。
「餃子しかないですよ、福島名物」
えっ、そうなの?やっぱり?他にないんだ・・・やっぱり。
じゃあ、餃子に行きますか。
宿のすぐそば、飯坂温泉、円盤餃子の照井。
最初の頃は感動したんだけどね。もう慣れた。だって、だって、もはや、普通の餃子なんだもん。
もちろん、美味しいけどね。
珍しい組み合わせの三人組で、福島デイズの最後の夜は更けていったのである。