ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

パンツが見えたからラッキーだとは限らない。

2015-01-28 02:29:49 | Weblog
北海道なんて半年近く雪に閉ざされるわけだから、冬の途中で薪がなくなったりしたら死活問題なわけだね。ほんとに、そうみたいだよ。特に北海道でも田舎に住んでる人たちなんかはね。

北海道喜茂別にあるライダーハウス。

そこには、ちょっと風変わりな人が集まる。もちろん、僕も風変わりな人の一人ではあると自認すれど、そこに集まる人たちと比べたら・・・どこも何も風変わりなんかじゃありませんってなくらいでね。

リビングダイニングみたいな大きな部屋があって、夜はみんながその部屋に集まる。

どうもなんか気になる。どうも何かが気になる。

ちょっと離れたテーブルの席に座っているサラサラストレートのロン毛のおにーさんの、パンツが見えている気がする。

まぁ、気のせいだろうなぁ。ロン毛のおにーさんのパンツが見えるはずがないもんなぁ。うんうん、気のせいだ。と自分に言い聞かせる。

でもぉ、やっぱり、それはもう、パンツなんじゃないでしょうか?ってくらいに確実にパンツが視界に入ってくる。
たぶん、なんか事情があるのだろう。一着しかないズボンが濡れちゃったとかね。そういうことだってある。

おもむろに、ロン毛のおにーさんが椅子から立ち上がった。

ガーン!と来た。

ロン毛のおにーさんが着ていたのは、ワンピースだったのよ。膝上40センチくらいの。というよりも、股下5センチくらいの。ははは。そりゃあ、パンツが見えるっつーの。

そのおにーさんは女装家らしいんだけどさ、色々と複雑な事情を抱えていて、地元には居たくない、的な感じでね。
女装家はいいの。ゲイでもバイでもいいの。そういうの、あるじゃんね。でも、パンツを見せながら生きるってのはどうなのかなぁ?ってね。

そのワンピースがお気に入りみたいでさ、五日間で四日間のヘビーローテーションで、その超絶ワンピースを着ていたよ。
まぁ、最後の方は、パンツにも慣れたけどね。

他にも、片目を失った怒りを世間にぶつけまくりながら生きているおじさんとかね、色んな人がいたなぁ。みんな、数ヶ月の長期滞在っていうね。居心地がいいんだね。

で、その人たちが毎日何をしているか?なんだけどね。

毎日薪を切っているんですね。

近くの解体業者がダンプの荷台からガガガーっと降ろしていった廃材の山。
それをコツコツと少しずつ少しずつ切っては積み切っては積み。一冬を越せる分の薪を、ただひたすら切っては積み切っては積み。

僕には、一冬、ほぼすべての燃料を薪で賄った場合に必要な薪の量なんて想像もつかないのだけど、僕が見ただけでも相当な量が積んであったよ。そして、相当な量の薪の数倍の量の廃材の山が、まだそこにはあるという・・・。

オーナー曰く、「万が一薪がなくなった時のことを考えるとな・・・」だそうです。

つづく。

奴隷という名の中村さん。

2015-01-28 02:13:48 | Weblog
薪の話をもうひとつ。

今年は冬が来る前に薪拾いに行けなかったから、我が家の薪が心許ない。と、思っていたのだよ。

薪ってのは、冬が来る前に、切ったり割ったりして乾かしておかないといけない、らしいよ。まぁ、生木は燃えが悪いからね。

鳩山に住んでる中村さんは、解体業者から引き取った廃材に刺さった釘を、毎日毎日抜いていた。
ある朝のこと。
廃材に刺さった釘をバールで抜きながら、中村さんがブツブツと何かつぶやいている。何を言ってるのかなぁ?と近づいてみると、「おれは奴隷じゃないんだ、おれは奴隷じゃないんだ・・・」といっていて、それを聞いてしまった僕の背筋が一瞬寒くなった。
ほどなくして、家の中からパートナーの庄司さんが中村さんを呼ぶ声がする。廃材とバールを置いて中村さんが家の中へと入っていく。しばらくすると、中村さんの怒鳴り声が聞こえた。

「おれだって、人間なんだ!!!このバカヤロー!!!」

温厚にしか見えない中村さんが突然イノキに変貌してしまう。冬には備えて薪を用意するってのは、こんなにも大変な作業なんですよ。

つづく。

横田が薪拾いに来ないから。

2015-01-28 01:49:21 | Weblog
ふと思う。・・・いくらなんでも運動不足なんじゃないか?
リハビリ室のベッドに横たわって、ホットパックという名の、患部を温める熱ーいヤツを右肩に押し当てられながら、強く思うこと數十回。

別に今更、超デブデブに太ってしまってもなんら気にすることもないのだが、太った上に体力が落ちてしまうと、その反動はすべて未来の自分に返ってくるではないか。それは、ダメだと思うんだね。

だって、いつか北岳に登りたいんだもん。

そんなわけで、先週から柴刈り、始めました。
今までは、自作の背負子を持って裏山へ登ってね、背負い切れるギリギリの量を背負子に積んで、地べたに寝転んで腕を通して、必死の思いで担ぎ降りてくるなんてことをしていたのだけど。
今は數十キロの背負子を担げるカラダではないのでね、手ブラで山を登って行くのです。

裏山の中腹くらいに、1メーター50センチくらいの丁度良い感じの木があるのです。
そこまで登って行って、両腕に一本ずつ。小脇に抱えて山を降ります。そう、一度に二本。
今はそれを一日二往復。合計四本。

丸ノコで四頭分に切って、薪ボックスに積んでおきます。来年の冬には乾いているかな?って感じです。

実益を兼ねた体力作り。なるべく欠かさず出来るようにね。頑張ります。