ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

時間よ、止まれ。

2016-10-01 09:58:11 | Weblog


草原の丘に置いてある、お父さん自作の椅子である。

浜辺で流木を集めてきて、乾燥させて、作る。可愛さのセンスがハンパない。

この椅子をちょっと拝借。腰を下ろす。

草原。山並み。木々。空。太陽。風。雲。

ここには、全部がある。

涙が零れてしまいそうだ。

ここには、全部がある。

お父さんとお母さんを待っているのに、一時間待ちなのに、「時間よ、止まれ」と願ってしまう。

目を閉じて・・・

涙が・・・ポロリ

時間よ・・・止まれ


草原の丘。

2016-10-01 09:55:28 | Weblog


草原の丘。お父さんのネーミングである。

草原の中央に、ちょこんと丘がある。

この丘は、お父さんが本を読むための場所である。

かつて、こんな素敵な場所を見たことはない。

こんな洒落た場所を見たことはない。

ダイナミック過ぎるだろ?

僕は、勝手に、草原の丘へ向かう。


一時間待ち。

2016-10-01 09:48:11 | Weblog


ここが、最後の場所である。

なぜ最後なのかというた、不便すぎて来ようがない。

広尾町豊似。

夢の館。

ここのお父さんとお母さんが、僕が会いたい人。
会えるものなら、絶対に会いたい。

夢の館。ネーミングはともかく、僕が北海道で一番好きな場所が、ここだ。

営業中!の看板に歓喜したものの、入り口に鎖がかかっている。

営業開始は10時半になっている。
今は9時半。一時間待ち。

待つ。

何もない、ここで待つ。

ほんとに何もない、ここで待つ。

もしかしたら、襟裳よりも何もないかもしれない。
いや、襟裳はほんとに何もないから、襟裳よりは何かあるのかもしれないが。何もない。

帯広の豚丼のとんたに、人々は2時間も並ぶという。
都会では、ポップコーンやらクレープやらパンケーキやらドーナツに何時間も待つという。

ならば、僕がここで一時間待てないわけはない。

とりたえず、勝手に中へ入り込み、僕のお気に入りの場所へ。

そこで、僕は待つ。


誰も行かないところ。

2016-10-01 09:43:42 | Weblog


中川一郎記念館。
初代農林水産大臣。
中川昭一のお父さん。
今は昭一の妻が地盤を継いで、夜の町でチューをしたりしている。
十勝はかつて中川王国と呼ばれた。

ちょこっと寄ってみただけだよ。

中川一郎があと10年長く生きていたら、北海道は変わっていた。

と、管理のおじちゃんが言っていたよ。


グッドモーニングナウマン。

2016-10-01 08:23:52 | Weblog


旅人らしく、最後はひとりぼっちのキャンプを選んだ。旅人らしく。

旅人らしく、ゆうべは寒かった。震えていると、旅人感が増す。

あまりに寒く、驚いた。

着られるものを全部着た。

でも、ちょっと不思議だった。

こんなに寒いのはおかしい。

どうも、体が冷え切っていたようだ。

ご飯を食べて、お風呂に入ったら、全然寒くなかった。普通の夜だった。

薄着で寝た。

グッドイブニングを書かずに寝た。

もしかしたらね、限界だったのかもしれない。

書きたいことは山ほどもあったのに。

今日が最後。

走るのは最後。

苫小牧の島田家を目指します。寄り道をしながら。

まぁまぁの距離です。

まぁまぁの距離は、寄り道によって、すごい距離に変わることでしょう。

一瞬一瞬。輝きを受け止めながら。忘れることのないように。走る。

何気ない景色が、僕の宝物だ。

何気ない景色が、僕の絶景だ。